JPH03294565A - 糸蒸し装置 - Google Patents

糸蒸し装置

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Publication number
JPH03294565A
JPH03294565A JP9023790A JP9023790A JPH03294565A JP H03294565 A JPH03294565 A JP H03294565A JP 9023790 A JP9023790 A JP 9023790A JP 9023790 A JP9023790 A JP 9023790A JP H03294565 A JPH03294565 A JP H03294565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
main body
vacuum
steam
vacuum container
Prior art date
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Pending
Application number
JP9023790A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kawakami
修 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikku Industry Co Ltd
Original Assignee
Nikku Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikku Industry Co Ltd filed Critical Nikku Industry Co Ltd
Priority to JP9023790A priority Critical patent/JPH03294565A/ja
Publication of JPH03294565A publication Critical patent/JPH03294565A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紡糸した糸の調湿及び紡糸により発生した糸
目体に残っている残留応力を除去し、紡糸されたそのま
まの状態に糸をセットする糸蒸し装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
紡糸された糸は、一般に撚りが与えられてでき上がるの
が普通であり、そのため一般の物理現象と同しく単繊維
が元に戻ろうとする内部応力が発生し、そのために水蒸
気によるセットが必要であり、従来から種々のセット装
置が採用されてきた。
その中には、真空排気可能な密閉容器本体内に水を貯め
、それを加熱することによって糸のtA?W及びセット
を行っているものもあるが、その場合、容器本体内に貯
溜した水面上に水滴飛散防止用の手段が設けられていな
いため、容器本体内を排気し、容器本体内に溜っている
水の水温に適応する飽和圧力近くまで減圧してくると、
水の中に溶解している空気骨が気泡となって飛び出し、
それと共に水滴も一緒に飛び出して水滴のままで糸に付
着して、加湿むらと同時に染色むらをおこす原因となる
という問題があった。
〔発明の解決しようとする課題] 本発明は、前期従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、理論値に近い飽和蒸気によって水滴の付着
を防ぎながら、糸の調湿と応力除去のセットをする糸蒸
し装置を提供することを解決課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するための手段として、本発明の糸蒸
し装置は、内部に調湿及びセットされる糸を出し入れ自
在とし、かつ内部に貯溜された水を加熱して飽和蒸気を
発生でき、しかも真空排気可能な真空容器の本体内に貯
溜された水面上に、多数の防滴板を適宜に配置させるこ
とにより構成され、その容器本体内の水を加熱した場合
に飛び散る水滴を上方に飛散させないようにして、飛散
水滴のみは完全に除去することを特徴としたものであり
、またその真空容器本体の外側の周囲に冷却ジャケット
を配設することにより、セットしようとする温度よりそ
の真空容器本体の湿度を低く保持するようにしたもので
ある。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の詳細な説明すが、第1図は
本発明の一実施例における糸蒸し装置の側断面図であり
、第2図は第1図の防滴板の詳細拡大の側断面図である
まず、第1図において、lは真空容器本体、2はその真
空容器本体の1の外周にかぶせた冷却用ジャケット、3
は真空容器本体1の中に取付けられ、かつ調湿及びセッ
トされる糸などのワークの入った篭台車工0の出し入れ
用のレール、4は水滴飛散防止用に配設された多数の防
滴板、5は真空弁、5゛は真空配管、6は水蒸気を吸気
してもかまわない型式の真空ポンプ、7は真空容器本体
lの底部に貯溜された水を加熱するための蒸気弁、8は
真空容器本体lの底部の水を間接的に加熱するための加
熱管、8“は底部水を直接加熱するための蒸気吹き込み
管、9はドレンを排出するためのスチームトラップ、1
0はワークである糸の入った篭台車、11は冷却用ジャ
ケット2の電磁弁、12はドレンを排出するための電磁
弁、13は冷却用ジャケット2の空気抜きである。
次に、上記の構成からなる糸蒸し装置の作用について説
明すると、まず糸をセットするために真空容器本体1内
に水が貯溜され、レール3上に、調湿及びセットする糸
の入った篭台車10が乗せられ、扉1°が閉められると
準備は完了する。
そこで、真空弁5を開き、真空ポンプ6を運転すると、
真空容器本体l内は徐々に減圧されていく。
いま、真空容器本体l内に、例えば20°C1飽和圧力
17.5Torrの水が貯溜され、75°Cの温度でセ
ットするものと仮定すると、この場合には75°Cとい
う温度は通常のセットでは比較的低温に属するため、巻
かれた系内の空気を充分に排気する必要があるので、真
空容器本体1内を15Torr以下、充分吸湿する場合
には10Torr以下まで排気する必要がある。
そうすると、15Torrであれ、10Torrであれ
、上記の仮定の場合には、17.5Torrを下回った
時点で真空容器本体1内に貯溜されている水は沸騰し、
その時に大小とりまぜた水滴が上方に向って気泡と共に
突沸する。
この場合、水面上に何もなければ、その水滴は篭台車1
0まで到達し、遂には糸を水滴により濡らしてしまうこ
とになる。
そこで、第2図に示すような多数の防滴板4を適宜に配
設することにより、飛散水滴の上昇を防ぐことができる
これら防滴板4は、第2図に示すように相隣り合う個々
の防滴板4が適当なかさなりaだけかさなるように設け
られており、従って、下側から飛散してきた水滴は、い
かなる方向に飛散しても防滴板4を素通りして上方に飛
び出すことはなく、発生した飽和蒸気のみが防滴板4の
間を通過できるようになっている。
一方、真空排気後に、加熱管8あるいは蒸気吹込み管8
゛によって加熱された貯溜水は、上記の場合15Tor
rまで排気されたとすると、約17.5℃を越えると蒸
発に転じ、その時の貯溜水の持つ温度に対比する圧力ま
で蒸発を続け、289Torrまで蒸発を続け、75℃
になって温度計14が感知して加熱を停止することにな
り、この間飽和蒸気のみ第2図の矢印Sにそって出てゆ
くことになる。
次に、この75℃、289Torrの状態で真空を破壊
して糸を取り出すと、糸の表面に飽和蒸気が小さな水滴
状でとどまっているため、再度真空にして表面付着ミス
トを除去する必要がある。
この時は、289Torrを下回る圧力まで排気してく
ると、再び貯溜水は激しく突沸を起し、15Torr、
 17.5°Cになるまで突沸沸騰は続く。
従って、前記の防滴板4の配設は必要欠くべからずもの
として有効に機能する。
次に、例えばセット温度が75°Cの場合で、真空容器
本体1に冷却用ジャケット2がないものと想定すると、
この場合は数回のセットで真空容器本体1の缶壁温度は
、たとえば扉1′を開けたとしても、外部保温のため約
50℃を下回らない程度の温度のまま経過するのが普通
である。
このような場合には、次回のセットで発生した飽和蒸気
の温度が50℃を越えるまでは、真空容器本体1の内壁
に接する部分は加熱蒸気気味となり、充分な飽和蒸気が
充満し得ない。
従って、第1図に示すように冷却用ジャケット2を設け
、真空容器本体1の内壁を冷却することにより、遂に真
空容器本体1の内壁で飽和蒸気が凝縮する状態となり、
より湿り度の高い飽和蒸気が得られ、糸のセットに寄与
することになる。
〔発明の効果〕
以上に説明した本発明の糸蒸し装置によれば、糸の調湿
及びセットを行なう真空容器の本体内に貯溜した水を加
熱した場合に上方へ飛び散る水滴を、防滴板により完全
に除去できるので、水滴が糸に付着して加湿むらや染色
むらを起すことが防止でき、良好な糸蒸し作業が行なわ
れるという効果がある。
また、この真空容器の本体外周には、冷却用ジャケット
を配設しているので、その容器本体自体の温度を糸蒸し
温度より充分低くすることができ、より湿り度の高い飽
和蒸気が得られ、糸の良好なセットが行なわれるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における糸蒸し装置の側断面
図、第2図は第1図の防滴板の詳細拡大の側断面図であ
る。 1・・・真空容器本体、2・・・冷却用ジャケット、4
・・・防滴板、5′・・・真空配管、6・・・真空ポン
プ、訃・・加熱管、10・・・篭台車。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部に調湿及びセットされる糸を出し入れ自在で、
    かつ内部に貯溜された水を加熱して飽和蒸気を発生でき
    、しかも真空排気可能な真空容器の本体内に貯溜された
    水面上に、多数の防滴板を配設してなる糸蒸し装置。 2、真空容器の本体の外周に冷却用ジャケットが配設さ
    れている請求項1記載の糸蒸し装置。
JP9023790A 1990-04-06 1990-04-06 糸蒸し装置 Pending JPH03294565A (ja)

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JP9023790A JPH03294565A (ja) 1990-04-06 1990-04-06 糸蒸し装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008141692A1 (de) * 2007-05-24 2008-11-27 Xorella Ag Verfahren und vorrichtung zur wärmebehandlung von textilgut mit sattdampf
CN103526371A (zh) * 2013-08-27 2014-01-22 宁波宜科科技实业股份有限公司 一种麻纤维的潮态纺纱方法及喷潮装置
CN108457026A (zh) * 2018-03-09 2018-08-28 韦贞勇 一种纺织工艺蒸制机

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CN103526371A (zh) * 2013-08-27 2014-01-22 宁波宜科科技实业股份有限公司 一种麻纤维的潮态纺纱方法及喷潮装置
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