JPH03294290A - ステロイド誘導体 - Google Patents

ステロイド誘導体

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JPH03294290A
JPH03294290A JP2094062A JP9406290A JPH03294290A JP H03294290 A JPH03294290 A JP H03294290A JP 2094062 A JP2094062 A JP 2094062A JP 9406290 A JP9406290 A JP 9406290A JP H03294290 A JPH03294290 A JP H03294290A
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JP
Japan
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formula
tables
formulas
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hydrogen
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JP2094062A
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English (en)
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Toshio Honda
本多 利雄
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HORIUCHIITAROU SHOTEN KK
Original Assignee
HORIUCHIITAROU SHOTEN KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 する際に有用な中間体として使用される新規なステロイ
ド誘導体に係る。
ブラシノライド(1)は下記式で表されるステロイド化
合物であり、従来から植物生長ホルモンとして公知のオ
ーキシン、ジベレリン、サイトカイニン類等とは異なる
生物活性を有することが明らかになり、 農業への新たな応用が期待されている。
しかしながら、ブラシノライドは、たとえばセイヨウア
ブラナの花粉40kgかられずかに4■が抽出されるよ
うに自然界からは極めて微量しか得られないため、化学
合成による供給が待たれているが現状である。
このような化学合成に関して、これまで多数の合成法が
開発されてきたが、上述の式からも理解されるように、
ブラシノライドは側鎖に4個の連続した不斉炭素を有し
ており、天然型の立体配置を有する化合物を立体選択的
に合成することは難しく、成功例は数少ない。
たとえば、化学合成法の1例として、プレグナン−20
−カルバアルデヒドに対してグリニヤール試薬を介して
所望の炭素鎖を導入する方法(「ジャーナル・オブ・ケ
ミカル・ソサエティー(J、 ChewSoc、)Jパ
ーキンI 、1983.383)がある。かかる方法で
は、立体異性体の混合物として生成物が得られるため、
その分割が煩雑であり、しかも立体選択性に乏しい。
発明者らは、ステロイド骨格を有するγ−ラクトン誘導
体がブラシノライド合成、特にブラシノライド側鎖部の
立体選択的合成に有用な中間体となることを見出だし、
既に報告している(T、Kame−taniら「ジャー
ナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティーJ 
1986.108.7055)。
これによれば、従来の合成法に比べて格段に収率よくブ
ラシノライドを立体選択的に合成することができるが、
中間体での立体異性体の分離等に若干の課題が残ってい
る。
発明者らは、ブラシノライドの合成法をさらに鋭意研究
した結果、後述の一般式(1)で表される化合物が立体
選択的なブラシノライド合成の有用な中間体となること
を見出だし、本発明に至った。
従って、 本発明の目的は、 一般式(1) で表される新規なステロイド誘導体を提供することにあ
る。
一般式(1)において、R′は水素又はアセチル、ベン
ゾイルなどの一般に用いられるエステル系ヒドロキシル
保護基、又はベンジル、メトキシメチル、エトキシエチ
ル、テトラハイドロピラニル、トリメチルシリル、t−
ブチルジメチルシリル基などの通常用いられるヒドロキ
シル保護基を表しZは水素を表す。ただしR1と2が共
に水素である場合を除く。さらに、Stは一般式(n)
を表わす。ただし、R1、H*はそれぞれアセチル、ベ
ンゾイルなどの一般に用いられるエステル系ヒドロキシ
ル保護基、又はベンジル、メトキシメチル、エトキシエ
チル、テトラハイドロピラニル、トリメチルシリル、t
−ブチルジメチルシリル基などの通常用いられるヒドロ
キシル保護基を表わすか、又はR8とR1が一緒になっ
てエチリデン、イソプロピリデン、ベンジリデン等の一
般に用いられるジオールの保護基を表す。xlは−OC
H*CH*0−−0(CH*) *OSCH*CHtS
−などの一般に使用されるカルボニル保護基を表す。
さらに、本発明の目的は、当該ステロイド誘導体を調製
する際に生成される一般式(II)で表される新規な前
駆体化合物を提供することにある。
一般式(m )?、: tri l、% テ、x8、x
l、Yl、Y!、R4、Rs及びR′は以下に示す組合
せから任意に選択される。
x8、xlは一方が水素のとき、他方はヒドロキシル基
を表すか、又はx3と18が一緒になって酸素を表す。
YlがOR(Rはアセチル、ベンゾイルなどの一般に用
いられるエステル系ヒドロキシル保護基、又はベンジル
、メトキシメチル、エトキシエチル、テトラハイドロピ
ラニル、トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル
基などの通常用いられるヒドロキシル保護基を表す)の
とき、Y!は水素であるか、又はY!とY8が一緒にな
って酸素を表す。
R4が水素であるとき、Hsは水素であり、R@はメチ
ル基である。R4が1mと一緒になってπ結合を表すと
き、R@は水素である。
発明者らの知見によれば、本発明に係るステロイド誘導
体は、スチグマステリンから調製された公知(K、Mo
riら[テトラヘドロン(Tetrahedron)J
19g4.40.1767)のアルデヒド体(2)を原
料として、下記の反応スキームに従って合成される。
メ」L乙ま!二ム (2] (3) R’−Gl、 R24 57、cA (4) (Illントi■(1−靴コ (5) 本発明によるステロイド誘導体は、下記の反応ス十−ム
(ff)に従ってカスタステロンに変換される。カスタ
ステロンからブラシノライドへの変換法はすでに公知(
K、Moriら[テトラヘドロン(Tetrahedr
on)J 1984.40.1767)であり、容易に
実施される。
叉良ノコ=二位Iユ このように、本発明によるステロイド誘導体は、ブラシ
ノライドを立体選択的に合成するに当たり有利に使用さ
れる中間体化合物である。
次に、実施例を例示することにより、本発明をさらに詳
述する。
参考例1 43”3’のA 2−ブロモ−4−メチルフラン1.3g(8,075ミ
リモル)を無水テトラヒドロフラン(THF)3.9m
Qに溶解させ、アルゴン(Ar)気流下、−78℃にて
n−BuLi39−をゆっくりと液加し、室温にて10
分間攪拌した。ついで、同温にて文献既知(LMori
らrTetrahedronJ 19g4.40.17
67)のアルデヒド体(2)1.0g(2,242ミリ
モル)を無水THF 1.0−に溶かした溶液を加え、
室温になるまで攪拌した。反応混合液にNH4CQ水溶
液を加え、Ac0Et抽出を行った。溶媒層をNaCQ
溶液で洗浄後、Na、SO,乾燥した。
溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルを用いる液
体クロマトグラフィーに付し、ヘキサン−AcOEt(
7:1  v/v)流分により、まず(2O3,22S
、23E。
25Z) −23,26−エポキシ−6−ニチレンジオ
キシー22−ヒドロキシ−2α、3α−インプロピリデ
ンジオキシ−5α−コレスタ−23,25−ジオン(3
’)242[(0,458ミリモル)を無色飴状物とし
て得た。
’H−NMR(CDCQs)(270MH2)δ:0.
71(3H,s、18−Hm) 、0.82(3H,s
、 19−Hs)、1.01(3H,d、J=6.7H
z、21−1g) 、1.32(3H,s、アセトニド
−CD5)、1.45(3H,s、アセトニド−CH,
)2.01(3H,dj=1.2Hz、25−CHi)
 、3.73−3.95(41゜m、OCHmCHtO
)、4.07−4.13(IH,m、2−H)、4.2
6−4.72(IH,a+、3−H)、4.72(IH
,s、22−H)、6.08(IHs、24−H)、7
.11(lH,t、J=1.2Hz、26−H)MS 
(m/ z) CmtHaaOsについて理論値: 5
28.3450(M”) 実測値・528.3450(「) ライフ、(20S、22R,23E、25Z) −23
,26−エホ−!−シー6−エチレンジオキシ−22−
ヒドロキシ−2α。
3α−インプロピリデンジオキシ−5α−コレスタ−2
3,25−ジエン(3)686■(1,299ミリモル
)を無色飴状物として得た。
’HNMR(CDCQs)(270MH2)δ:0.7
1(3H,s、1g−Ha)、0.84(3H,s、1
9−Hz)、0.88(3H,d、J=6.7Hz、2
l−Hs)、1.32(3H,s、アセトHz、26−
H) 5 (DI/Z) CmJaaOaについて:理論値・52
8.3451(M”) 実測値: 52g、3457(M+) 実施例1 参考例1で得られたフリルアルコール体(3)4.01
;l (7,5フロミリモル)をTHF 80mC’及
び水20−に溶解させ、水冷下、NBS 1.6g(8
,988ミリモル)をゆっくり加え、同温にて30分間
攪拌した。反応混合液にII水溶液、ついでHaird
os水溶液、NaHCO,水溶液を加えた後、Ac0E
t抽出を行った。溶媒層をNaω水溶液で洗浄後、Na
、SO,乾燥した。溶媒を留去して得られた残留物をシ
リカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘ
キサン−AcOEt(5°lv/v)流分によりラクト
ール体(4)3.89(6,930ミリモル)を無色飴
状物として得た。
COO。
IRν(cm−”):  3260(OH)、  16
60(CO)ax ”H−NMR(CDCQ s)(270MHz)δ:0
.72(3H,s、18−Im)、0.83(3H,d
、J=6.1Hz、21−Hm) 、0.84(3H,
s、19−Hs)、1.33(3H,s、アセトニド−
CH5) 、 1.47(3H,s、アセトニド−C)
1.)。
2.02(3H,d、J−1,2Hz、25−CIis
)、3.73−3.96(4H(IH,dj=1.8H
z、22−H) 、5.46(IH,d、J=4264
) 、5.5L(IH,d、J=1.2Hz、24−H
)Hz 菖S (■/z) CrsHa*Otについて: 理論値: 実測値: 544.3398(Ma 544.3397(M”) 実施例2 実施例1で得られたラクトール体(4H,Og(1,8
38ミリモル)を無水C)IH印、 10mQに溶解さ
せ、Ar気流下、Ac0Na 150.7mg(1,8
38ミリモル)、ついでPCC1,69(7,353ミ
リモル)を加え、1時間攪拌した。反応混合液に無水エ
ーテルを加え、10分間攪拌した後、無機物を濾過し、
溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−AcOEt
(5:1 v/v)流分によりラクトン体(5)883
.7■(1,631ミリモル)を白色飴状物として得た
”HNMR(CDCQs)(270MHz)δ:0.7
1(3H,s、18−Hs)、0.83(3H,s、1
9−Hi)、Q、89(3H,dj=6.7Hz、2l
−Ha) 、 1.33(3H,s、アセトニド−CH
5) 、1.49(3H,s、アセトニド−CHI)。
2.20(3H,d、J=1.8Hz、25−(、Im
)、3.74−3.97(4H。
厘、OCH,CH,O)、4.08−4.13(IH,
m、2−H)、4.27(11,brd、J=4.9H
z、3−H) 、4.95(LH,d、J=1.8Hz
22−H) 、6.65(IH,d、 J=1.8Hz
、24−H)S (■/z) C*sHa*Otについて: 理論値: 542.3233(M”) 実測値: 542.3232(M”) 実施例3 26 22−−クトン のA 実施例2で得られたラクトン体(5)883.7mg(
1,631ミリモル)をMeOH9−及びCH*CQ*
 1−に溶解させ、水冷下、塩化セリウム(Iff )
668.21TIg(1、793ミリモル)、ついでN
aBH462,Ong(1,631ミリモル)を加え、
10分間攪拌した。反応混合液にNH,CL’水溶液を
加え、Ac0Et抽出を行った。溶媒層をNaCQ水溶
液で洗浄後、Na*SO4乾燥した。溶媒を留去して得
られた残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラ
フィーに付し、ヘキサン−AcOEt(5:1 v/v
)流分により結晶を得た。氷晶をヘキサン−AcOEt
により再結晶を行うことにより、a+p278〜280
℃のアルコール体(6)861.2■(1,51113
ミリモル)を白色無定形結晶として得た。
’H−NMR(CD0g)(270MHz)δ・0.7
2(3H,s、18−Hs)、0.83(3H,s、1
9−0s)、1.25(38,d、J’6.7Hz、2
l−Hs)、1.32(3H,s、アセトニド−CH*
)、1.48C3H,s、アセトニド−CHj)。
1.95(3H,d、J=1.2)1z、25−CH*
)4.72−3.95(4)1m、0cHsc)IHO
) 、4.08−4.13(28,■、2−H及び23
−H)4.26(LH,brd、J=4.3Hz、3−
H)、4.29(IN、d、J=1.8Hz 22−H
)、6.67(1)!、dd、J=1.2Hz、及び6
1Hz、24−H) 5 (rn/z) c*J4toyについて。
理論値。
実測値。
544.3399(M+) 544.3404(M+) 元素分析 理論値: C,70,56: H,8,88実測値 C
,70,86,H,9,17実施例4 実施例3で得られたアルコール体(6)20■((1、
032ミリモル)をピリジン1−に溶解させ、Ac、O
O,5−を加えて一晩攪拌した後、NaHCOm水溶液
を加え、Ac0Et抽出を行った。溶媒層をNaCQ水
溶液で洗浄後、Na、SO,乾燥した。溶媒を留去して
得られた残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付し、ヘキサン−AcOEt(4:1 v/
v)流分によりアセテート(7)17mg(0,030
ミリモル)を無色飴状物として得た。
’H−NMR(CDCQ s) (270MHz)δ。
0.69(3H,5J8−Hs)、0.83(3H,5
J9−Ha)、1.18(3H,d、J=6.7Hz、
2l−Ha) 、 1.33(3H,s、アセトニド−
CHm)、1.48(3H,s、アセトニド−CHl)
1.97(3H1dJ=1.2Hz、25−CHs)、
2.09(3H,5COCL) 、3.74−3.97
(4H,II、OCH*CHコ0)、4.08−4.1
3(IH,m、2−H) 、4.27(LH,brdj
=4.3Hz、3−H)4.48(IH,dd、J−1
,2Hz、及び3.1Hz、22−H) 。
5.19(IH,ddj=3.1Hz及び6.1Hz、
23−H) 、6.62CIH,ddJ=1.2Hz及
び6.1Hz、24−H)実施例5 2425−二  −2622−−ン   A  8り」
L成 実施例3で得られたアルコール体(6)102■(0,
188ミリモル)をCHlCQt 1−に溶解させ、水
冷下、エチルビニルエーテル0.18i#(1,875
ミリモル)を加え、ついでPPTSを触媒量加えて2時
間攪拌した後、CH*CQ*Haを行った。溶媒層をN
aHCOs水溶液及びNaCQ水溶液で洗浄後、Na、
S04乾燥した。溶媒を留去して得られた残留物をシリ
カゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキ
サン=AcOEt(3:1 v/v)流分によりエトキ
シエチル体(8)106■(0,172ミリモル)を無
色飴状物として得た。
’HNMR(CDCQs)(2701Hz)δ:0.7
0(3H,s、18−Hs)、0.83(3H,s、1
9−Hs)、1.19(1,5H,t、J=6.71t
z、0CHtCH) 、1.20(1,5H,t、J”
6.7Hz、0CHsCjjl) 、 1.20(1,
5H,dJz6.7Hz、2l−Hs)、1.21(1
,5H,d、J=6.7H2,21−H@)、1.31
(3)!、s、アセトニドーCH5)、1.31(1,
5H,d、J:5.5H2,0CHCLIO) 、1.
32(1,5H,dJ=5.5Hz。
0CHCji、0)、1.48(3H,s、アセトニド
−C)In)1.95(3H,dj:1.2Hz、25
−CHm)3.44−3.61(28゜m、0C4CH
s) 、3.72−3.95(4H,+a、OCH*C
HsO) 。
4.02−4.18(2H4,2−H及び23−H)4
.26(IH,brd。
J=4.3Hz、3−)1)、4.37(0,5H,d
、J=3.7Hz、22−H)4.40(0,5H,d
、J=3.7Hz、22−H) 、4.81(lH,q
、J=5.5Hz、0CLICHIO) 、6.61(
0,5H,dd、J=1.8Hz及び5.5Hz、24
−H) 、6.66(0,5H,dd、J=1.8Hz
及び5.5Hz、24−H) S (■/2) CmsHssOsについて・ 理論値・ 実測値 616.3975(M”) 616.3976(Ma 実施例6 Cur 167mg (0,877ミリモル)を無水エ
ーテル3−に溶解させAr気流下、−10℃にてMeL
i 1.lsO(1,5M溶液)をゆっくり滴下し同温
にて1時間攪拌後、実施例5で得られたエトキシエチル
体(8)200■(0,325ミリモル)の無水エーテ
ル溶液を加えた。
1時間攪拌した後、NH4CQ水溶液を加えてエーテル
抽出を行った。溶媒層をNaω水溶液で洗浄後、Nax
SOa乾燥した。溶媒を留去して得られた残留物をシリ
カゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキ
サン−AcOEt(3:1 v/v)流分により1.4
付加体(9)173.6■(0,275ミリモル)を無
色飴状物として得た。
’HNMR(CDCQ s)(270MHz)δ0.7
0(3H1s、1g−Ha)、0.83(3H,s、1
9−Ha)、1.15−1.27(12H,m、21−
H,,24−CHm、25−CHs。
アセトニド〜CHs) 、 1.48(3H,s、アセ
トニドCHs) 、3.44−3.57(2)1.II
、0CLICHI) 、3.47(0,5Hs、23−
H)、3.70(0,5H,s、23−H) 、3.7
2−3.95(4Hw 0CHaCH,O)、4.05
−4.15(IH,m、2−H)、4.15(0,5H
,s、22−H) 、4.21(0,5H,s、22−
H) 、4.26(LH,d、J=4.3Hz、3−H
)、4.72(0,5H,q、J=5.5HzQC!I
CHIO) 、4.76(0,5H,q、J=5.5H
z、0CHC)lsO)S (+++/ z) Cm−Ha。0.について 理論値: 632.42g2(Ma 実測値: 632.4295(M+) 実施例7 キン−5α−エルゴスタノー2622−ラクトンHI■
I公立金差 実施例6で得られた1、4−付加体(9)30mg (
0、047ミリモル)をアセトン3−に溶解させ、水冷
下、p−TsOH9rng (0,047ミリモル)を
加えた。同温ニテ1時間攪拌した後、NaHCO,水溶
液を加え、多量のAc0Etで抽出を行った。溶媒を留
去して得られた残留物をCH意CQ 2−に溶解させ、
氷冷却下、EtsN0007−及びAc*OO,008
−を加え、同温にて30分間攪拌した後、NaHCO,
水溶液を加えてAc0Et抽出を行った。溶媒層をNa
ω水溶液で洗浄した後、Na2SO4乾燥した。溶媒を
留去して得られた残留物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し、ヘキサン−AcOEt(3:
1 v/v)流分によりアセテート(1009■(0,
032ミリモル)を無色飴状物として得た。
’HNMR(CDQ!l)(270MH2)δ:0.6
7(6H,s、18−Ha)、0.83(3)1.s、
19−Hs) 、1.11(3H,d、J=6.7Hz
、CHs)、1.20(3H,d、J=6.7Hz。
CH,)、1.24(3H,d、J=6.7Hz、CH
s)、 1.33(3)1.sアセトニド−CH5)、
 1.48(3H,s、アセトニド−CH5)、2.0
7(3)1.s、C0CHi)、3.7−4.0(4H
,m0CR,CHsO) 、4.0−4.2(IH,m
、2−H) 、4.27(2H。
brs 3−H及び22−H) 、4.81(LH,t
、J=1.8Hz、23−H) S (m/z) CssHs40gについて: 理論値 実測値; 602.3817(M”) 602.3817(M+) 実施例8 合成 実施例6で得られた1、4−付加体(9)1.2g (
1,apqミリモル)を無水エーテル12−に溶解させ
、Ar気流下、LIAQH4144■(3,798ミリ
モル)をゆっくりと加えた。3時間攪拌後、無水エーテ
ルを加え、20%NaOH水溶液0.3−をゆっくりと
滴加した。30分間攪拌後、無機物を濾過し、溶媒層を
NazSo4乾燥した。溶媒を留去して得られた残留物
をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
、ヘキサン−AcOEt(3 v/v)流分によりジオール 体(11)12g(1,840ミ リモル)を無色飴状物として 得た。
’HN)JR(CDCQi)(270MHz)δ・0.
67(3H,s、1g−Ha)、0.83(3H,s、
19−Ha)、0.86(1,5H,d、J:6.7H
z、CHa)、0.88(1,5H,d、J:6.7H
z、CHs)、0.89(1,5H,d、J=6.7H
z、CHs)、0.91(1,5H,d、J=6.7H
z、CHm)、0.97(3Hd、J=6.7Hz。
CHs)、1.24(1,5H,t、J=7.3Hz、
0cHtcLl)、1.26(1,5H,t、Jニア、
3Hz、OCH*CLl)、1.33(3H,s、アセ
トニド−CH5)、1.34(1,5H,d、J=5.
5Hz。
0CHCLIO) 、1.36(1,5H,d、J=5
.5Hz、0CHCji、O)。
1.48(3H,s、アセトニド−CHa)、3.40
−4.00(IOH,m、22−H,23−H,26−
Hz 、0CHiCHi及びOCH*CHtO)、4.
03−4.20(IH,m、2−H)、4.27(1)
1brd、J=3.7Hz、3−H)、4.58(0,
5H,qj=5.5HzOC!iCH*0) 、4.8
8(0,5H,q、J:5.5Hz、OCiiCHsO
)(m/z) C□H,axsについて 理論値: 621.4365(M”  CHm)実″”
+11値・621.4365(M”−CHI)実施例9 20822R 3R 4S 5S 23− 1−エトキシ エトキシ−6−エチレンジオキシ−22−ヒト実施例8
で得られたジオール体(11)60■(0,094ミリ
モル)を無水CH,CQ、 0.6−に溶解させ、Et
3N10.5mg(0,104ミリモル)を加え、水冷
下、MaCQll、9■(0,104ミリモル)をゆっ
くり滴加し、同温にて10分間攪拌した。NaHCO,
水溶液を加えてCHzCf:!i油抽出行った。溶媒層
をNaa!水溶液で洗浄後、Ha 2So、乾燥した。
溶媒を留去し、粗製のメシル体を得た。本島は不安定な
ため、一部をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付し、ヘキサン−AcOEt(4:1 v/ v
)流分によりメシル体(12)を得た。
’H−NMR(CDCQ s)(270MHz) 6 
:0.66(3B、s、 18−Hs) 、0.83(
38,s、 19−Hs) 、0.94(3H,d、J
=6.7Hz、CI(s)、1.01(6H,d、J=
6.7HzCHI及びCI(i)、1.26(3H,t
、J=6.7Hz、0CHzCH,)1.30(3H,
d、J=4.9Hz、0CHCLIO)、1.33(3
Hsアセトニド−CHm)、 1.48(3H,s、ア
セトニド−CHm)、3.01(3H,s、5O2cH
s)、3.70−4.03(8)1.m。
22−H,23−H,0CJCHJ及びocHscHi
O) 、 4 、05−4.25(3H,m、2−H及
び26−Ha)、4.27(LH,brs、3−H)、
5.05(0,5H,q、J=4.9Hz、OCHC)
fmO)、5.13(0,5H,q、J=4.9Hz、
OC旦CHsO)実施例10 実施例9で得られたメシル体(12)を無水エーテル1
2−に溶解させ、Ar気流下、LIAQH46,2mg
(0,162ミリモル)をゆっくり加えた。3時間攪拌
した後、無水エーテルを加え、20%NaOH水溶液0
.03−をゆっくりと滴加した。30分間攪拌した後、
無機物を濾過し、溶媒層をNatSOaa燥した。溶媒
を留去して得られた残留物をシリカゲルを用いるカラム
クロマトグラフィーに付し、ヘキサン−AcOEt (
4: 1 v/ v)流分によりアルコール体(13)
46■(0,074ミリモル)を無色飴状物として得た
’H−NMR(CDCQs)(270MHz)δ0.6
6(3H,s、18−Ha) 、0.83(3H,s、
 19−Hs) 、0.87(3H,d、J=6.7H
z、CH,)、0.90<3H,dJ=6.7Hz。
CHi)、0.95(3H,dj=6.7)1z、cH
s)、1.01(3HdJ”6.7Hz、CHi)、1
.26(3H,d、J=6.7Hz、0CHiC!1i
)1.31(3H,d、J’4.9Hz、OCHC%O
) 、 1.33(3H,s。
アセトニド−CH5)、1.48(3H,s、アセトニ
ド〜CHs)、3.70−4.03(8H,m、22−
H,23−H,0CLICHs及び0CHICH茸0)
、4.05−4.17(IH,m、2−H) 4.27
(IH,brd、J=4.3Hz、3−H) 、5.0
3(0,5H,qJ=4.9Hz、QC旦CHIO) 
、5.12(0,5H,q、J=+4.9)1z。
OC旦CH,0) (m/z) CIJ@40?について: 理論値: 560.44311!(M”−0Cf(IC
LO)実測値: 560.4432(M”−0CHIC
H!0)参考例2 実施例IOで得られたアルコール体(13)124■(
0,200ミ!J (−ル)をTJ(F2dに溶解サセ
、10%塩酸水溶液1−を加えた後、3時間還流した。
Na仔・水溶液を加え、C肛り抽出を行った。溶媒層を
Na印氷水溶液洗浄後、Na、SO,乾燥した。溶媒を
留去して得られた残留物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し、AcOEt流分により結晶を
得た。本品をCH印、 −MeOHにより再結晶を行う
ことにより、mp259〜260℃の無色針状晶として
カスタステロン(14)86.8mg(0,18”lミ
リモル)を得た。
本品の各種機器データは文献(T、Kametaniら
[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J
Org、 CheIll、)J 1988.53.19
82)に記載された値と完全に一致したことにより、そ
の構造及び立体化学を決定した。
本発明によるスデロイド誘導体は、上述の如く、ブラシ
ノライドの立体選択的合成において有効な中間体化合物
として使用され、ステロイドの骨格側鎖に存在する4個
の連続する不斉炭素に関する立体配置を効果的に制御し
てブラシノライドを収率よく合成できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は水素又はヒドロキシル保護基であり;
    Zは水素又はヒドロキシル基、メタンスルホニルオキシ
    基、又はp−トルエンスルホニルオキシ基であり(ただ
    しR^1及びZが共に水素である場合を除く);Stは
    一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでR^2、R^3はそれぞれヒドロキシル保護基
    であるか、又は一緒になってジオール保護基を示し、X
    ^1はカルボニル保護基である)で表されるステロイド
    残基である]で表される、ステロイド誘導体。 2 請求項1記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 3 請求項1記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 4 請求項1記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 5 一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^2、X^3は一方が水素である場合、他方
    はヒドロキシル基であるか、又はX^2及びX^3は一
    緒になって酸素を示し;Y^1がOR(Rはヒドロキシ
    ル保護基である)である場合、Y^2は水素であるか、
    又はY^1及びY^2は一緒になって酸素を示し;R^
    4が水素である場合、R^5は水素であり、R^6はメ
    チル基であり、又はR^4及びR^5が一緒になってπ
    結合である場合、R^6は水素であり;Stは前記と同
    意義である]で表される、ステロイド誘導体。 6 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、■は立体化学が不明か、もしくは立体異性体の
    混合を示し、Stは前記と同意義である。) 7 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Stは前記と同意義である。) 8 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Stは前記と同意義である。) 9 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化合
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Stは前記と同意義である。) 10 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化
    合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、■及びStは前記と同意義である。) 11 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化
    合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、■及びStは前記と同意義である。) 12 請求項5記載の化合物のうち下記式で表される化
    合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Stは前記と同意義である。)
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