JPH0329340Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329340Y2 JPH0329340Y2 JP1983024873U JP2487383U JPH0329340Y2 JP H0329340 Y2 JPH0329340 Y2 JP H0329340Y2 JP 1983024873 U JP1983024873 U JP 1983024873U JP 2487383 U JP2487383 U JP 2487383U JP H0329340 Y2 JPH0329340 Y2 JP H0329340Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- wrist
- edge
- yarn
- knitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009940 knitting Methods 0.000 claims description 28
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 claims description 4
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、主として編成手袋の手首部端縁の解
れ止めに使用する伸縮性編糸に関するものであ
る。
れ止めに使用する伸縮性編糸に関するものであ
る。
従来の編機により編成される編成手袋は、その
ままでは編成端である手首部端縁の最終コースの
編目が容易に解れてしまうため、オーバーロツク
ミシンにより手首部端縁の最終コースの編目をオ
ーバーロツク縫いして解れ止めしていた。しか
し、この方法では面倒なオーバーロツク縫いの工
程が増し、この結果、編成手袋の製造原価の増大
を余儀なくしていた。
ままでは編成端である手首部端縁の最終コースの
編目が容易に解れてしまうため、オーバーロツク
ミシンにより手首部端縁の最終コースの編目をオ
ーバーロツク縫いして解れ止めしていた。しか
し、この方法では面倒なオーバーロツク縫いの工
程が増し、この結果、編成手袋の製造原価の増大
を余儀なくしていた。
又、特公昭57−17992号公報に、熱収縮性糸を
利用して編成端縁の編目解れを防止する方法が開
示されており、かかる方法を編成手袋の編成端で
ある手首部端縁に実施した場合、手首部端縁の編
目解れを防止することはできるが、編成手袋の手
首部端縁は、単に編目の解れを防止する処理を施
すのみでは足らず、幅方向に適度に伸縮して装着
時に手首部の端縁部が手首に密着するような処理
を併せて施すことが必要である。上記の編目解れ
を防止する方法は後者の処理がなされていないの
で、手首部の端縁部に伸縮性がなく、装着した際
に手首部の縁縁部が手首に密着せず、装着感が極
めて悪いと共に、手首部の端縁部が外方にラツパ
状に開いてしまうという致命的な欠点を有してい
る。
利用して編成端縁の編目解れを防止する方法が開
示されており、かかる方法を編成手袋の編成端で
ある手首部端縁に実施した場合、手首部端縁の編
目解れを防止することはできるが、編成手袋の手
首部端縁は、単に編目の解れを防止する処理を施
すのみでは足らず、幅方向に適度に伸縮して装着
時に手首部の端縁部が手首に密着するような処理
を併せて施すことが必要である。上記の編目解れ
を防止する方法は後者の処理がなされていないの
で、手首部の端縁部に伸縮性がなく、装着した際
に手首部の縁縁部が手首に密着せず、装着感が極
めて悪いと共に、手首部の端縁部が外方にラツパ
状に開いてしまうという致命的な欠点を有してい
る。
本考案は、上記事情に鑑み、主として編成手袋
の手首部端縁の編目の解れ止めを行うと同時に、
手首部の端縁部に適度の幅方向の伸縮性を付与し
て装着感を有好にせしめることを目的としてなさ
れたものであり、以下、編成手袋の手首部の端縁
部を本考案に係る伸縮性編糸で編性した例を挙げ
て、本考案を更に詳細に説明する。
の手首部端縁の編目の解れ止めを行うと同時に、
手首部の端縁部に適度の幅方向の伸縮性を付与し
て装着感を有好にせしめることを目的としてなさ
れたものであり、以下、編成手袋の手首部の端縁
部を本考案に係る伸縮性編糸で編性した例を挙げ
て、本考案を更に詳細に説明する。
第１図に、本考案に係る伸縮性編糸Ａを僅かに
伸ばした状態が示されている。この伸縮性編糸Ａ
は、ゴム糸、スパンテツクス糸等の弾性糸を芯糸
１とし、この芯糸１に、アクリル繊維糸、ポリエ
ステル繊維糸、スフ糸、綿糸等の熱融着性および
熱硬化性を有していない下糸２を隙間なく撚合わ
せ、この下糸２に、熱融着性を有するナイロン繊
維糸、ポリエチレン繊維糸、塩化ビニール繊維糸
等の細めの熱融着糸３を該下糸２と反対方向に撚
合わた構成のものである。伸縮性編糸Ａは、弾性
糸を芯糸としているので、大きな伸縮性を有して
おり、芯糸１に熱融着性および熱硬化性を有して
いない下糸２を隙間なく撚合わせるのは、伸縮性
編糸Ａを融着させる際に、該編糸Ａを構成する芯
糸１同志、或るいは芯糸１と熱融着糸３とが融着
するのを防止すると共に、編成後に芯糸１を保護
するためである。実際に使用した熱融着糸３は、
東レ株式会社製のエルダー糸（登録商標）であつ
た。
伸ばした状態が示されている。この伸縮性編糸Ａ
は、ゴム糸、スパンテツクス糸等の弾性糸を芯糸
１とし、この芯糸１に、アクリル繊維糸、ポリエ
ステル繊維糸、スフ糸、綿糸等の熱融着性および
熱硬化性を有していない下糸２を隙間なく撚合わ
せ、この下糸２に、熱融着性を有するナイロン繊
維糸、ポリエチレン繊維糸、塩化ビニール繊維糸
等の細めの熱融着糸３を該下糸２と反対方向に撚
合わた構成のものである。伸縮性編糸Ａは、弾性
糸を芯糸としているので、大きな伸縮性を有して
おり、芯糸１に熱融着性および熱硬化性を有して
いない下糸２を隙間なく撚合わせるのは、伸縮性
編糸Ａを融着させる際に、該編糸Ａを構成する芯
糸１同志、或るいは芯糸１と熱融着糸３とが融着
するのを防止すると共に、編成後に芯糸１を保護
するためである。実際に使用した熱融着糸３は、
東レ株式会社製のエルダー糸（登録商標）であつ
た。
そして、第２図および第３図に示されるよう
に、指部１１、掌部１２および手首部１３の端縁
部の数コースC1，C2，C3を除いた他の部分を通
常の編糸Ｂで編成し、手首部１３の端縁の最終コ
ースC1を含む連続した複数のコースC1，C2，C3
を上記伸縮性編糸Ａで編成すると、伸縮性編糸Ａ
で遍成された手首部１３の端縁部の数コースC1，
C2，C3は、伸縮性編糸Ａ自体の収縮力により、
通常の編糸Ｂで編成された最終コースC4のニー
ドルループ４に引き寄せられてほぼ密着状態とな
つている。尚、第２図において、Ｄは手首部１３
に幅方向の伸縮性を付与するための環状に編み込
まれたゴム糸を示す。
に、指部１１、掌部１２および手首部１３の端縁
部の数コースC1，C2，C3を除いた他の部分を通
常の編糸Ｂで編成し、手首部１３の端縁の最終コ
ースC1を含む連続した複数のコースC1，C2，C3
を上記伸縮性編糸Ａで編成すると、伸縮性編糸Ａ
で遍成された手首部１３の端縁部の数コースC1，
C2，C3は、伸縮性編糸Ａ自体の収縮力により、
通常の編糸Ｂで編成された最終コースC4のニー
ドルループ４に引き寄せられてほぼ密着状態とな
つている。尚、第２図において、Ｄは手首部１３
に幅方向の伸縮性を付与するための環状に編み込
まれたゴム糸を示す。
編成終了後に、手首部１３の端縁部のみを、熱
融着糸３の融着温度で所定時間加熱すると〔前記
エルダー糸（登録商標）の場合は、融着温度は
115〜120℃であつた。〕、伸縮性編糸Ａを構成する
芯糸１には、熱融着性および熱硬化性を有してい
ない下糸２が隙間なく撚合わされているので、芯
糸１および下糸２は他の糸条と融着することな
く、熱融着糸３同志のみが互いに融着して、伸縮
性編糸Ａで構成された前コースのニードルループ
５と後コースのシンカーループ６とが互いに止着
されて、手首部１３の端縁の編目の解れ止めが行
なわれる。又、加熱処理した後にも、芯糸１およ
び下糸２は、他の糸条と融着していないので、芯
糸１は下糸２の内周に沿つて自在に摺動し得る。
融着糸３の融着温度で所定時間加熱すると〔前記
エルダー糸（登録商標）の場合は、融着温度は
115〜120℃であつた。〕、伸縮性編糸Ａを構成する
芯糸１には、熱融着性および熱硬化性を有してい
ない下糸２が隙間なく撚合わされているので、芯
糸１および下糸２は他の糸条と融着することな
く、熱融着糸３同志のみが互いに融着して、伸縮
性編糸Ａで構成された前コースのニードルループ
５と後コースのシンカーループ６とが互いに止着
されて、手首部１３の端縁の編目の解れ止めが行
なわれる。又、加熱処理した後にも、芯糸１およ
び下糸２は、他の糸条と融着していないので、芯
糸１は下糸２の内周に沿つて自在に摺動し得る。
このため、芯糸１の伸縮力により、手首部１３
の端縁部に幅方向の伸縮性が付与されると共に、
加熱処理後も手首部１３の端縁部の柔軟性が悪く
なることはない。
の端縁部に幅方向の伸縮性が付与されると共に、
加熱処理後も手首部１３の端縁部の柔軟性が悪く
なることはない。
又、上記の各工程を経て編成された手袋を装着
すると、手首部１３の端縁部が手首に柔軟な感じ
で快く密着するため、装着感が極めて良好である
と共に、多数回使用した後にも手首部１３の端縁
部が外方にラツパ状に開くことはない。
すると、手首部１３の端縁部が手首に柔軟な感じ
で快く密着するため、装着感が極めて良好である
と共に、多数回使用した後にも手首部１３の端縁
部が外方にラツパ状に開くことはない。
このように、本考案に係る伸縮性編糸により、
編成手袋の手首部の端縁の最終コースを含む連続
した複数のコースを編成した後に、加熱処理する
ことにより、手首部端縁の編目の解れ止めを行う
ことができると同時に、手首部の端縁部に適度の
幅方向の伸縮性を付与することができ、装着時に
手首部の端縁部が手首に柔軟な感じで密着し、装
着感が極めて良好であると共に、多数回使用した
後にも手首部の端縁部が外方にラツパ状に開くこ
とはなく、更に面倒なオーバーロツク縫い工程を
不要にすることができ、ひいては編成手袋の製造
原価を低下せしめることができる。
編成手袋の手首部の端縁の最終コースを含む連続
した複数のコースを編成した後に、加熱処理する
ことにより、手首部端縁の編目の解れ止めを行う
ことができると同時に、手首部の端縁部に適度の
幅方向の伸縮性を付与することができ、装着時に
手首部の端縁部が手首に柔軟な感じで密着し、装
着感が極めて良好であると共に、多数回使用した
後にも手首部の端縁部が外方にラツパ状に開くこ
とはなく、更に面倒なオーバーロツク縫い工程を
不要にすることができ、ひいては編成手袋の製造
原価を低下せしめることができる。
尚、編成手袋以外の他の編成物、例えば軍足、
便座カバー等の編成端縁部を本考案に係る伸縮性
編糸で変成することにより、編成端縁の解れ止め
を行うことができると同時に、端縁部に幅方向の
伸縮性を付与できることは勿論である。
便座カバー等の編成端縁部を本考案に係る伸縮性
編糸で変成することにより、編成端縁の解れ止め
を行うことができると同時に、端縁部に幅方向の
伸縮性を付与できることは勿論である。
第１図は、本考案に係る伸縮性編糸Ａを僅かに
伸ばした状態の図、第２図は、伸縮性編糸Ａを伸
ばした状態の手首部１３の端縁部の編成図、第３
図は、本考案に係る伸縮性編糸Ａにより手首部１
３の端縁の編目の解れ止めを行つた編成手袋の斜
視図である。 本考案の主要部分の符号の説明は以下の通りで
ある。Ａ……伸縮性編糸、Ｂ……通常の編糸、Ｃ
……編地のコース、Ｄ……ゴム糸、１……芯糸、
２……下糸、３……熱融着糸、４……編糸Ｂによ
るニードルループ、５……伸縮性編糸Ａによるニ
ードルループ、６……伸縮性編糸Ａによるシンカ
ーループ、１３……手首部。
伸ばした状態の図、第２図は、伸縮性編糸Ａを伸
ばした状態の手首部１３の端縁部の編成図、第３
図は、本考案に係る伸縮性編糸Ａにより手首部１
３の端縁の編目の解れ止めを行つた編成手袋の斜
視図である。 本考案の主要部分の符号の説明は以下の通りで
ある。Ａ……伸縮性編糸、Ｂ……通常の編糸、Ｃ
……編地のコース、Ｄ……ゴム糸、１……芯糸、
２……下糸、３……熱融着糸、４……編糸Ｂによ
るニードルループ、５……伸縮性編糸Ａによるニ
ードルループ、６……伸縮性編糸Ａによるシンカ
ーループ、１３……手首部。
Claims (1)
- 弾性糸から成る芯糸に、熱融着性および熱硬化
性を有していない太めの下糸を隙間なく撚合わせ
ると共に、この下糸に細めの熱融着糸を該下糸と
反対方向に撚合わせて成る伸縮性編糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2487383U JPS59129886U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 伸縮性編糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2487383U JPS59129886U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 伸縮性編糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59129886U JPS59129886U (ja) | 1984-08-31 |
| JPH0329340Y2 true JPH0329340Y2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=30155889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2487383U Granted JPS59129886U (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | 伸縮性編糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59129886U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0914046D0 (en) * | 2009-08-12 | 2009-09-16 | Sturman Richard | Bonding arrangement |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59150143A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-28 | 愛知県作業手袋工業組合 | 編成手袋に於ける編成端縁の解れ止め方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5130246U (ja) * | 1974-08-23 | 1976-03-04 |
-
1983
- 1983-02-22 JP JP2487383U patent/JPS59129886U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59150143A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-28 | 愛知県作業手袋工業組合 | 編成手袋に於ける編成端縁の解れ止め方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59129886U (ja) | 1984-08-31 |
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