JPH03290457A - 難燃性振動吸収材料組成物 - Google Patents

難燃性振動吸収材料組成物

Info

Publication number
JPH03290457A
JPH03290457A JP9215990A JP9215990A JPH03290457A JP H03290457 A JPH03290457 A JP H03290457A JP 9215990 A JP9215990 A JP 9215990A JP 9215990 A JP9215990 A JP 9215990A JP H03290457 A JPH03290457 A JP H03290457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
vibration
vinyl ester
retardant
material composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9215990A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kinoshita
木之下 正史
Akira Urabe
朗 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP9215990A priority Critical patent/JPH03290457A/ja
Publication of JPH03290457A publication Critical patent/JPH03290457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はポリマー系振動吸収材料組成物に関し、更には
高い振動エネルギー吸収能力を持っ難燃性の振動吸収材
料組成物に関する。
[従来の技術] 従来、各種の機械装置、電気装置、構造物等から発生す
る騒音や振動を抑制し、又は防止するために、粘弾性を
有する樹脂又は樹脂組成物が振動吸収材料として用いら
れてきた。
塩化ビニル共重合体−可塑剤系や酢ビ共重合体−可塑剤
系などの樹脂組成物[Kunstst。
ffe  55 634 (1965)]、エチレン・
酢酸ビニル共重合体組成物[特開昭57−34949号
、同61−10447号、同62−18022号]など
が振動吸収性樹脂組成物として知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかるに近年ますます各種機械装置、電気装置等がコン
パクト化されるにつれて軽量化、薄肉化の要求が高まり
、振動吸収材料も高性能化による薄肉化及び装置からの
発熱による雰囲気温度の広範囲化に対応した適応可能温
度範囲の拡大化、更には火災に際して燃えにくい材料が
求められている。しかしながら、従来品では振動吸収性
を有しているものの十分な難燃性を有しない、あるいは
火災にさいして有毒ガスを出す可能性のあるハロゲン系
の難燃剤を配合しないと十分な難燃性を有しない等の問
題点があり、時代の要求に答える充分な各種性能を有す
る難燃性振動吸収材料組成物は未だ見出されていない。
[課題を解決するための手段] 、本発明者らは、このような状況に鑑み、高い振動吸収
性を有し、難燃性にも優れた振動吸収材料組成物を得る
べく、鋭意研究を重ねた結果、特定のビニルエステル含
量の共重合体を用いることにより、本発明を完成するに
到った。
即ち、本発明は、ビニルエステル含量が60〜9511
1%であるビニルエステル・エチレン共重合体100重
量部に難燃性無機質充填剤を200重量部以上配合して
なる難燃性振動吸収材料組成物、好ましく難燃性無機質
充填剤のうち少なくとも10重量%以上がアスペクト比
10以上の鱗片状無機質充填剤、好ましくはビニルエス
テル・エチレン共重合体のムーニー粘度が、10以上で
ある、好ましくはビニルエステル・エチレン共重合体の
ビニルエステル含量が、75〜85重量%である難燃性
振動吸収材料組成物を提供するものである。
[構成] 本発明におけるビニルエステル・エチレン共重合体のビ
ニルエステル含量は、60〜95重量%、好ましくは7
5〜85重量%であることが必須である。ビニルエステ
ル含量が60重量%未満であると、パイブロンで測定さ
れるポリマー粘弾性に基づく転移点(tanδ)のピー
ク温度が0℃以下になり、実用温度である0°Cから5
0℃でポリマーの転移状態に基づく振動エネルギーの熱
への転換が起こりにくくなるため振動吸収性が低下する
、又 特にビニルエステル含量が40重量%以下である
とエチレンに基づく結晶性が現れてゴム状態の特質であ
るフィラー充填性が低下し、又共重合体の分子量によっ
ても異なるが同じフィラー量でも接炎時にドリップ性(
溶融滴下)があるため難燃性が低下する。ポリマーのフ
ィラー充填性が低いと難燃性が低下するだけでなく該組
成物から作った制振シートの加工作業性が悪くなる。
即ち、シートが硬く脆くなるため、凹凸が有ったり、曲
面の有る鋼板へ貼合せ作業が困難である。
ビニルエステル含量が95重量%を越えるとtanδの
ピーク温度が50℃以上となり振動吸収性が低下するば
かりでなく、ゴム的性質が少なくなりフィラー充填性も
低下する。
本発明のビニルエステル・エチレン共重合体を得るには
、ビニルエステルとエチレンとの共重合によるが、重合
法は塊状重合、溶液重合、乳化重合及び懸濁重合のいず
れの方法でも可能である。
好ましくは、高分子量のポリマーができ、フィラー充填
量を多く、接炎時のドリップ性を少なくできる乳化重合
法である。高分子量のビニルエステル・エチレン共重合
体としては、ムーニー粘度(JIS  K6300)が
10以上のポリマーが好ましい、より好ましくは10か
ら60である。
ビニルエステルとしては、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、ラ
ウリル酸ビニル、安息香酸ビニル等が挙げられるが、酢
酸ビニルが好ましく用いられる。
又 本発明の効果を損なわない範囲で他のビニルモノマ
ーヲ併用してもよい。これらのビニルモノマーとしては
アクリル酸、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、等のアクリル酸又は
メタアクリル酸及びそのエステル、蟻酸ビニル、酢酸ビ
ニル等のビニルエステル、スチレン、ビニルトルエン等
の芳香族ビニル、アクリロニトリル等のシアン化ビニル
、等が挙げられる。
難燃性無機質充填剤としては、マイカ、タルク、炭酸カ
ルシウム、フェライト、カーボンブラック、水酸化アル
ミ、シリカ等を振動吸収性維持向上、強度保持、難燃性
向上、経済性向上のため各種配合される。好ましくは、
アスペクト比10以上の鱗片状の無機質充填剤、例えば
、マイカ、タルク、グラファイト等を無機質充填剤の1
0重量%以上配合する。
該無機質充填剤の配合量は、無機質充填剤の種類、及び
要求される難燃性の度合によって異なるが200重量部
以上、好ましくは、300重量部から400重量部であ
る。更に、該組成物の振動吸収性の維持向上のためには
、該無機充填剤はアスペクト比が高いものが好ましい、
アスペクト比はフレークの平均直径/平均厚みで定義さ
れるが10以上が好ましい。10より小さいと振動吸収
性が劣るものとなる。
本発明は、効果を損なわない範囲で他のポリマーを配合
してもよい。他のポリマーの例としてはポリエチレン、
ポリプロピレン、EVAS SBR。
ABS、PVC,塩素化ポリエチレン、ポリウレタン、
等のゴム、プラスチックが挙げられる。
更に、本発明における振動吸収材料組成物には通常用い
られている顔料、安定剤、滑剤、可塑剤、難燃剤、導電
剤、架橋剤、等を、加えることが出来る。
本発明の振動吸収材料組成物を得るためには、例エバ、
ロール、ニーダ−・バンバリー混練り、スクリュー式押
出機混練りなど通常の混練方法で達成できるし、又 溶
液法で得ることもできる。
所望の形状に加工するには、押出機法、カレンダー加工
法など 通常の加工方法で達成できる。本発明の振動吸
収材料組成物は、単独で金属などの上にはりつけて使用
するのに好都合である。又金属/振動吸収材料/金属な
どの積層物の形で用いることもできる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これ
らによって本発明が制限されるものではない。尚、文中
「部」及び「%」は、重量基準であるものとする。
(振動吸収性の評価方法) 東洋ボールドウィン株式会社製レオノ\イブロンDDV
−2により、測定した粘弾特性値を用いた。
測定は周波数110Hzで一20℃から100°Cの範
囲で行った。又、実用的な振動吸収性を示す鋼板との複
合損失係数は該測定値を用いて次式によりO′Cから4
0°Cの範囲で求めた。
η 0 K” (1+D”)+(R1/H12)” ((1+K
) ”+K”D”)D=tanδ :樹脂組成物の損失
率 に=E2H2/EIHI  :伸長剛性比R1=H1/
12  :振動層の回転半径R2=H2/12  :振
動吸収吸収層の回転半径H12= (H1+H2) /
2 12層の中立面までの距離 El:振動層の弾性率(実施例2.1410”dyne
/cm”)E2:振動吸収層の弾性率 Hl:振動層の厚さ〈実施例 0.08cm)H2:振
動吸収層の厚さ(実施例 0.15cm)実施例1 ムーニー%[53、酢酸ビニル含量75%の酢酸ビニル
・エチレン共重合体100部を用い、マイカ(スジライ
ト325S クラレ製)300部、ステアリン酸く花王
製)1部と共に130℃で、10分間ミキシングロール
で混練したのち、シート状に成型した。づづいて150
℃で5分間熱プレスして厚み200μmおよび2mmの
シートとし、それぞれ振動吸収性およびシート折り曲げ
性、難燃性を評価した。振動吸収性は損失係数が0゜0
5より大きい温度範囲が10℃以上を合格とした。シー
ト折り曲げ性は2mmシートを180゜折り曲げた際に
割れ目の有無を評価し、無を合格とした。難燃性は2m
mシートを用いてJISK7201に準処して酸素指数
を測定し、30以上を合格とした。結果を表1に示した
比較例1 実施例1において、該ビニルエステル・エチレン共重合
体のかわりに酢酸ビニル含量40%のエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体を用いた以外は同様にして比較例1の結果
を得、表−2に示した。
比較例2 実施例1において、マイカ(スジライト325Sクラレ
製)aOO部の代わりに同マイカ100部を用いた以外
は同様にして比較例2の結果を得表−2に示した。
実施例2 実施例1において、該ビニルエステル・エチレン共重合
体の代わりにムーニー粘度15、酢酸ビニル含量83%
の酢酸ビニル・エチレン共重合体を用いた以外は同様に
して実施例2の結果を得、表−1に示した。
実施例3 実施例1において、マイカ(スジライト325Sクラレ
製)300部の代わりにマイカ(スジライト150S)
100部、タルク(竹原化学理)250部を用いた以外
は同様にして実施例3の結果を得、表−1に示した。
実施例4 実施例1において、マイカ(スジライト325Sクラレ
製)300部の代わりにマイカ(スジライト150S)
100部、水酸化アルミニウム(昭和電工製)250部
を用いた以外は同様にして実施例4の結果を得、表−1
に示した。
比較例3 実施例1において、該ビニルエステル・エチレン共重合
体のかわりに酢酸ビニル含量100%の酢酸ビニル重合
体を用いた以外は同様にして比較例3の結果を得、表−
2に示した。
表−1 表−2 実施例 ポリマー恒数 酢酸ビニル量 ムーニー粘度 フィラ一種類 量 振動吸収性 温度範囲 (η>、05) ηの最大値 ビーり温度°C 折り曲げ加工性 割れ目の有無 難燃性 酸素指数 5 3 マイカ 00 4 3 5 マイカ 00 1 5 3 マイfJ/タルク 100/250 2 5 3 マイカ/アルミ 100/250 2 比較例 ポリマー恒数 酢酸ビニル量 ムーニー粘度 フィラ一種類 量 振動吸収性 温度範囲 (η>、05) ηの最大値 ビーり温度0C 折り曲げ加工性 割れ目の有無 難燃性 酸素指数 0 マ イカ × 4 00 [発明の効果] 本発明によれば高い振動吸収性と難燃性とを有する即ち
、従来技術と較べて高い損失係数と高い酸素指数を持ち
合わせた振動吸収性吸収材料組成物が提供できる。さら
に本発明の組成物は、無機質充填剤の種類及び量を選択
することにより、難燃性のみならず不燃性に出来る。こ
のことによって電気装置、機械装置等の法的に難燃性、
不燃性が義務づけられている用途の防音、防振用等に特
に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ビニルエステル含量が60〜95重量%であるビニ
    ルエステル・エチレン共重合体100重量部に難燃性無
    機質充填剤を200重量部以上配合することから成る難
    燃性振動吸収材料組成物。 2、難燃性無機質充填剤のうち少なくとも10重量%以
    上がアスペクト比10以上の鱗片状無機質充填剤である
    請求項1記載の難燃性振動吸収材料組成物。 3、ビニルエステル・エチレン共重合体のムーニー粘度
    が、10以上である請求項1記載の難燃性振動吸収材料
    組成物。 4、ビニルエステル・エチレン共重合体のビニルエステ
    ル含量が、75〜85重量%である請求項1記載の難燃
    性振動吸収材料組成物。
JP9215990A 1990-04-09 1990-04-09 難燃性振動吸収材料組成物 Pending JPH03290457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9215990A JPH03290457A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 難燃性振動吸収材料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9215990A JPH03290457A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 難燃性振動吸収材料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03290457A true JPH03290457A (ja) 1991-12-20

Family

ID=14046648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9215990A Pending JPH03290457A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 難燃性振動吸収材料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03290457A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186666A (ja) * 2005-12-15 2007-07-26 Sekisui Chem Co Ltd 制振材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186666A (ja) * 2005-12-15 2007-07-26 Sekisui Chem Co Ltd 制振材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112250983B (zh) 一种宽温域高阻尼弹性体材料及制备方法和应用
JP5130195B2 (ja) 高減衰ゴム組成物
JP4584741B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JPWO2007026735A1 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP3675216B2 (ja) 高減衰材料組成物
JP2518012B2 (ja) 積層体
WO2006025581A1 (ja) 電線ジャケット用材料及び電線ジャケット
JP3740776B2 (ja) 制振材用組成物
JPH03290457A (ja) 難燃性振動吸収材料組成物
JP5130198B2 (ja) 高減衰ゴム組成物
JP2005248155A (ja) 難燃防振ゴム組成物
JP3177654B2 (ja) 振動エネルギー吸収材
JP2002105411A (ja) 粘着テープ
JP4526515B2 (ja) ブチルゴム組成物
JPH03223313A (ja) 振動吸収性樹脂組成物
JP2002053718A (ja) ブチルゴム組成物
JP2596971B2 (ja) ゴム組成物
JP3206057B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体組成物
JP3316921B2 (ja) 振動エネルギー吸収材
JPH048711A (ja) 振動吸収性樹脂組成物、それを用いた塗料及び制振材
JPH0678494B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2596969B2 (ja) ゴム組成物
JP3536404B2 (ja) ポリ塩化ビニル系樹脂組成物
JP3610613B2 (ja) 振動衝撃エネルギー吸収材用組成物及びそれから得られる振動衝撃エネルギー吸収フォーム
WO2021100805A1 (ja) ペレット、ウェザーストリップ及びウェザーストリップの製造方法