JPH03290141A - 動物の威嚇装置 - Google Patents

動物の威嚇装置

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JPH03290141A
JPH03290141A JP9295390A JP9295390A JPH03290141A JP H03290141 A JPH03290141 A JP H03290141A JP 9295390 A JP9295390 A JP 9295390A JP 9295390 A JP9295390 A JP 9295390A JP H03290141 A JPH03290141 A JP H03290141A
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bird
animal
animals
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JP9295390A
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English (en)
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Kenji Sadamoto
定本 建二
Yukio Katsuragi
葛城 幸男
Minoru Okada
實 岡田
Shigeru Ando
滋 安藤
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EIRAKU KAIHATSU KK
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
EIRAKU KAIHATSU KK
Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、所定の感知範囲内に侵入した動物を空気の
噴射により放逐するようにした動物の威嚇装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来から鳥や小獣等の有害動物等が、所定区域や建物内
に侵入することを防止する対策が種々採用されている。
例えば、水稲田では、案山子や爆音発生器等によってス
ズメ等の有害鳥の威嚇を行っている。
また、近年問題となっている動物による害としては、高
圧送電線にカラス等の鳥が接触して停電を引き起こす「
鳥害」がある。この鳥害には、鳥が直接高圧線に接触し
て短絡事故を発生する場合の他に、近年、森林の減少と
ともに営巣場所を失ったカラスが、郊外に立設されてい
る高圧線用の鉄塔上に営巣することが多くなったため、
営巣中のカラスや巣立ちをした幼鳥が高圧線に接触した
り、また、カラスは営巣材として針金等の導電体も使用
するため、この営巣材が落下して高圧線間を短絡させる
場合が増加している。
このような鳥害による高圧線の短絡事故が発生した場合
には、変電所等で自動的に送電を僅かな時間停止する。
しかし、この僅かな時間の停電であっても、コンピュー
タ等の電子機器に与える影響が大きく、しかも天災によ
る停電とは異なり停電の発生を予測できないため、予報
することもできない。このため、鳥害による停電の発生
を防止するための対策が熱望されている。
従来の鳥害防止のための対策としては、送電線鉄塔の腕
全部や塔体内やビームに櫛状に金属棒を取付けたり、大
きな目玉の模様を施した風船を取付ける等の方法が採ら
れている。また、鳥の飛来を検知してスピーカから鳥の
忌避前と大きな威嚇音を発生する音響発生装置を鉄塔に
取付ける方法も採用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記のように、案山子や風船のような威
嚇物や音響発生装置による威嚇方法の場合には、鳥や獣
にとって最初は驚いて近づかないものの、このような聴
覚刺激や視覚刺激は直接的に体に害が加えられないため
、すぐに馴れてしまい、短期間で威嚇効果が消失してし
まうことが多かった。
また、聴覚刺激や視覚刺激を強大なものにすれば、馴れ
が生じるまでの期間を延長することはできるが、このよ
うな強大な刺激の場合には、人間や家畜に対しても騒音
や眩惑等の実害が生じるため好ましくない。このため、
人畜に影響しない程度の音響や視覚の刺激に抑えて、音
響刺激の周波数や音量を刻々と変化させたり、光刺激の
色や光量を無作為的に変化させることにより、動物が馴
れ難くする方法もあるが、これも馴れるまでの期間が僅
かに延長できるに止まり、問題を完全に解決するには至
っていない。
この他、動物による害としては、駅構内や建造・物にお
けるハトの害があるし、また、家庭では猫等の小獣の侵
入による害等があるが、これらに対しては、適当な措置
が講じられていないのが現状である。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明は、空気を所定の1
又は2以上の噴射口から噴出する空気噴射装置と、動物
が所定の感知範囲内に侵入したことを検出するl又は2
以上の動物検出手段と、該動物検出手段により動物の侵
入が検出された場合に、前記空気噴射装置を起動して空
気を噴射させる制御装置とを具備してなることを特徴と
するものである。
(作用) 本発明は、威嚇音や威嚇物等の聴覚刺激や視覚刺激のよ
うな非接触刺激ではなく、空気を動物に向けて噴射する
ことにより、動物の体に接触刺激を加えるものである。
これにより、動物は威嚇を体感し、危険を感じて近づか
なくなる。このような接触刺激は、動物に対して条件反
射を形成することになり、決して馴れるものではなく、
長期間の威嚇効果が得られる。
また、本発明は空気の噴射による威嚇を行うもものであ
るため、聴覚刺激や視覚刺激によるもののような騒音や
眩惑等により人畜に悪影響を与えることが無く、安全性
も高いものである。
(実施例) 以下、本発明に係る動物の威嚇装置の実施例について図
面を用いて詳細に説明する。
第1゛図は、本発明の第1実施例の構成を示すブロック
図である。同図に示すように本実施例装置IOは、一定
の感知範囲内に動物が侵入したことを検出するセンサl
と、空気を圧縮するコンプレッサ2と、このコンプレッ
サ2により圧縮された空気を貯蔵する空気タンク3と、
この空気タンク3から圧縮空気を噴射するノズル(これ
は単に噴射用の孔でも良い。以下の各実施例においても
同じ)5と、このノズルと空気タンク3の間に介在され
た電磁弁4と、電気回路で構成された制御装置6と、電
源としての太陽電池7と、太陽電池7で発生した電力を
貯蔵する蓄電池8及び電流の逆流防止用のダイオード9
とから構成されている。
前記センサ1は、動物の存在が検知できるセンサであれ
ば良く、例えば、マイクロ波ドツプラセンサや赤外線セ
ンサ、超音波センサ等が使用に適している。本実施例で
は、−例として、マイクロ波ドツプラセンサを使用して
いる。このマイクロ波ドツプラセンサは、各種警戒装置
の扉入口の人センサ、野球のスピードガン等に広く用い
られているものである。このドツプラセンサは、マイク
ロ波の送信部と受信部を一体化したドップラモジュール
として市販されているものが使用できる。
このドツプラセンサは、送信部から発生するマイクロ波
ビームの広がりの中に移動する物体が存在すると、仲間
周波数が発生するため、これを測定して物体を感知する
。ドツプラセンサの感知範囲は、ドツプラセンサのアン
テナ形状や出力等により決定される。
コンプレッサ2は、電動モータ式の小型コンプレッサで
あり、ピストン式のものでもロータリー式のものでも良
い。ロータリー式のものであれば作動音がピストン式の
ものに比して小さいため騒音源となることが少ない。コ
ンプレッサ2の出力は大きいほどノズル5から噴射され
る空気の到達距離が長くなるが、出力が大きいと騒音源
となることも考えられるので適当な出力とする。例えば
8kg/rrl’の空気圧を発生するコンプレッサを使
用した場合には、カラスの威嚇には充分な能力である。
制御装置6は、センサlの出力信号に基づいて動物の接
近を判断し、動物が接近した場合には、電磁弁4を一定
時間開弁する制御を行う。また、この制御装置6は、空
気タンク3内の圧力減少を圧力センサ(図示略)で検出
してコンプレッサ2を作動して常に一定圧以上の空気が
空気タンク3内に貯蔵されているようにコンプレッサ2
の駆動制御を行う。
これらの各構成部分のうち、コンプレッサ2と空気タン
ク3及び制御回路6は、一つのケース内に一体に組み込
まれ、ケースの外面に太陽電池7とセンサ1及びノズル
5が取付けられていることによって、本実施例装置10
は一つのユニットを形成している。
このように構成された本実施例に係る動物威嚇装置lO
の適用場所は種々考えられるが、その−例として、高圧
送電線用の鉄塔に取付けてカラス等の鳥害の防止のため
に使用することができる。
以下に、当該鳥害防止用に本実施例装置を適用した例に
ついて説明する。
第2図に示すように、高圧送電線用の鉄塔20は、一般
にその高さが40m程度あり、その上部= 7 には、水平に張り出した腕金11〜16が複数段形成さ
れている。そして、一般にカラスは、飛来し易い最上段
の腕金11に営巣することが多く、春先には営巣場所を
探すために雌雄一対で飛来することが多い。このため、
本実施例装置10は、第3図に示すように、最上段の腕
金11の中央に設置するのが望ましい。同図に示す装置
10は、ノズル5を左右に2本突出させた形状のものを
示しである。このようにノズル5の数を多くすることに
より、動物を威嚇できる範囲を広くすることができる。
このように鉄塔20に設置した場合における本実施例装
置10の動作を以下に説明する。
本装置10は、太陽電池7により太陽光から電力を得て
蓄電池8に蓄えておき、この蓄電池8に蓄えられた電力
を全ての動作のための電源として使用する。制御装置6
は常時作動しており、センサlから常時若しくは断続的
にマイクロ波の送受信を行う。そして制御装置6は、セ
ンサ1の出力信号に基づいてセンサ1の感知範囲内に鳥
等の物 8− 体が侵入したか否かを判別する。制御装置6は、前述し
たように、センサ1の感知範囲内に物体が侵入したとき
に発生する中間周波数がセンサ1によって受信されたか
否かによって物体の侵入を判別する。センサ1により物
体が検知されない間は電磁弁4は制御装置6による制御
により閉弁している。コンプレッサ2は、前述したよう
に、制御装置6によって、空気タンク3の内圧が一定圧
以下になった場合に作動して空気タンク3内に圧縮空気
を蓄積する。
第3図に示すように、最上段11に鳥21が止まると、
これをセンサ1が感知し、これに応答して制御装置6は
電磁弁4を一定時間だけ開弁し、一定時間経過後に閉弁
する。電磁弁4の開弁により、空気タンク3内に蓄えら
れていた圧縮空気がノズル5から勢い良く噴射する。噴
射して空気は鳥21に当たって鳥21を威嚇する。この
ため、驚いた鳥21は直ちに逃避し、同じ場所に再度飛
来することは殆ど無い。ノズル5から空気を噴射スル際
には、「シュー」という空気の噴射音が浄生ずるのみで
、爆発音や大きな音は発生しない。
このため、鉄塔20の近隣人家等に騒音等の実害を及ぼ
すことが無い。
また、鳥21においては、突然予告もなく強烈な空気流
が体に当たったことに対し、防衛本能が働き、直ちに反
応する。従来の音響刺激や視覚刺激を与えるものは、そ
の刺激の発生源(スピーカや風船等)が鳥の体に何も不
快な接触刺激を与えないことを鳥が学習してしまうと、
音響刺激や視覚刺激に馴れが生じて威嚇効果が無くなっ
てしまうことがあった。これに対し本装置IOは、鳥2
1に不快な接触刺激を与えるものであるため、この不快
感(若しくは恐怖感)が鳥21に馴れを生じさせること
が無い。
この効果については、本願発明者らが実際に実験により
確認している。この実験は、広い飼育室内にカラスを入
れ、この飼育室内に設けた止まり木に本装置lOを取付
けて行った。このような実験の結果、本装置10を設置
する以前は1日に100回以上も止まり木に止まってい
たカラスが、本装置10の設置後は、最大でも1日1回
だけしか止まることが無い状態となった。しかも、本装
置IOの設置以後この状態が継続した。
第4図は、圧縮空気の噴出口を改良した例を示す図であ
る。本実施例は、電磁弁4の吐出管24を上方に向け、
この吐出管24に回転可能な支柱管23を接続し、この
支柱管23上に水平に円筒管22の中心部を固定すると
ともに、この円筒管22の両端部側面に互いに逆方向に
向くノズル5を水平方向に突設したものである。従って
、電磁弁4が開弁じてノズル5から圧縮空気が噴射され
ると、この噴射する空気圧の反作用により円筒管22が
支柱管23を軸として水平に回転する。これにより、圧
縮空気を噴射する範囲を3600に拡大することができ
、動物の侵入位置に拘わらずノズル5から噴射した空気
流を動物に命中させることができる。
第5図は、第1図の装置IOのノズル5の数を増加して
、それぞれのノズル5a〜5c毎に電磁弁4a〜4cと
センサ1a〜ICを設けたもので11 ある。同図には、センサとノズルと電磁弁を3組有する
例を示しであるが、この組数は4組以上であっても良い
。そして、本実施例装置30は電源に交流100vの家
庭用電力を使用し、その他、第1図の装置10と同一の
コンプレッサ2と空気タンク3及び制御装置6を備えて
いる。
前記電磁弁4a〜4Cとノズル5a〜5Cは、センサ1
a−1cのそれぞれの感知範囲内に一組ずつ設けられ、
制御装置6は、動物の侵入が検出されたセンサと組にな
っているノズルの電磁弁のみを開弁する。このような構
成により、本装置30は、空気の噴射により動物を威嚇
できる有効範囲を自由に拡大することができる。また、
本装置30は、動物の侵入が検出された感知範囲にのみ
空気を噴射するため、空気タンク3内の空気が無駄に噴
射されることが無い。
本実施例装置30は、例えば、変電所のような広い敷地
内からカラス等の鳥を放逐する場合に効果的である。変
電所には第6図に示すように、アーチ状に組まれた屋外
鉄構31が存在する。この2 屋外鉄構31の横方に架設された梁32にカラス等が営
巣することが多い。
本装置30のコンプレッサ2と空気タンク3及び制御装
置6を梁32の端部に取付け、センサ1a〜1cと電磁
弁4a〜4c及びノズル5a〜5Cを第7図に示すよう
に、梁32内に所定間隔毎に一組ずつ配置する(第7図
には、ノズル5a〜5cをそれぞれ左右に一対ずつ有す
る構造のものを示す)。電源の交流100Vには、変電
所の所内電力がそのまま使用できる。
例えば、第7図に示すように、センサlaとlbの間に
鳥21が飛来したとすると、この鳥21をそれぞれのセ
ンサla、lbが検出するため、制御装置6は、2つの
電磁弁4aと4bを一定時間だけ開弁する。このため、
ノズル5aと5bから圧縮空気が噴射され、鳥21には
左右から強烈な空気流が当てられる。従って、鳥21は
驚いて逃避し、二度と当該屋外鉄構31には飛来しなく
なる。
以上の説明では、2つの実施例装置10と30を送電用
の鉄塔20や屋外鉄構31に適用した例を示したが、本
発明はこれに限定されるものでは無く、その他、動物の
害を防止する必要がある場所に広く適用することができ
る。以下に、その適用場所と適用の態様の例を種々示す
第8図は、商店街の看板33に本発明を適用した例であ
り、看板33に鳥21が飛来して看板33に汚物を付着
させるような害を防止することを目的とするものである
。同図に示すように、看板33の側面34に空気タンク
3を固定し、この空気タンク3から看板33の上面まで
パイプ35を延設する。パイプ35の上端には、ノズル
5が取付けられており、パイプ35の中間部には電磁弁
4が介在されている。ノズル5の下には、制御装置6が
設けられており、この制御装置6の前面にはセンサ1が
取付けられている。センサ1は、看板33の上部を感知
範囲としている。図示しないコンプレッサ2は、店舗内
若しくは看板33の下部において、看板33の照明に使
用する電源を共有している。
そして、看板33上に鳥21が飛来すると、センサ1が
鳥21を検出し、制御装置6はこれに応答して電磁弁4
を一定時間だけ開弁じてノズル5から圧縮空気を噴射さ
せる。噴射した空気流は鳥21に勢い良く当たり、鳥2
1を威嚇する。
第9図は、ビルディング等の建物36の屋上37に飛来
する鳥21を放逐するために、本発明装置を適用した例
を示す図である。屋上37の一隅に空気タンク3と電磁
弁4とを一体に設置し、空気タンク3上にセンサ1を一
体化した制御装置6を固定しである。
電磁弁4の吐出口には、屋上37の縁に沿って水平に架
設されたパイプ38の一端が接続されている。このパイ
プ38の外周面には、一つ置きに異なる角度で径方向に
突出するノズル5が設けられている。そして、電磁弁4
が開弁すると、全ノズル5からパイプ38が架設されて
いる範囲において、四方に圧縮空気を噴射する。
図示しないコンプレッサ2は、建物36の室内若しくは
外部に設置されて、家庭用電力により駆15 動される。このコンプレッサ2と空気タンク3との間は
、建物36の壁面に沿って架設されたパイプ39で接続
されている。
そして、屋上37上に鳥21が飛来すると、センサ1が
鳥21を検出し、制御装置6はこれに応答して電磁弁4
を一定時間だけ開弁じてノズル5から圧縮空気を噴射さ
せる。噴射した空気流は鳥21に勢い良く当たり、鳥2
1を威嚇し追い払うため、屋上37及び地上の人や物が
鳥の糞等で汚れること等の鳥害を防止できる。
なお、本実施例においては、電磁弁4が一つであるため
、電磁弁4が開弁すると全ノズル5から空気が噴射する
ものであるが、第5図に示した実施例装置30を適用す
ることにより、鳥21が飛来した場所のノズル5のみか
ら空気を噴射するようにすることもできる。
第1O図は、マンション等のベランダの手すり40に飛
来する鳥21を放逐するために、本発明装置を適用した
例を示す図である。ベランダの一隅に空気タンク3と電
磁弁4とを一体に設置し、6 空気タンク3上にセンサ1を一体化した制御装置6を固
定しである。
電磁弁4の吐出口には、手すり40上へ向けたノズル5
が取付けられている。図示しないコンプレッサ2は、マ
ンション等の室内若しくはベランダに設置されて、家庭
用電力により駆動される。
このコンプレッサ2と空気タンク3との間は、図示しな
いパイプで接続されている。
そして、手すり40上に鳥21が飛来すると、センサ1
が鳥21を検出し、制御装置6はこれに応答して電磁弁
4を一定時間だけ開弁じてノズル5から圧縮空気を噴射
させる。噴射した空気流は鳥21に勢い良く当たり、鳥
21を威嚇し追い払うため、手すり40に干した布団や
洗濯物等が鳥の糞で汚れたり、早朝から鳥のさえずりが
響くこと等の鳥害を防止できる。
第11図は、住居等の玄関41上のヒサシ42上に飛来
する鳥21を放逐するために、本発明装置を適用した例
を示す図である。ヒサシ42の一隅に電磁弁4とノズル
5を一体に設置し、ヒサシ42の上面を感知領域とする
ように建物の壁43にセンサ1を一体化した制御装置6
を固定しである。ノズル5はヒサシ42上面に向けであ
る。
電磁弁4は、壁43に沿って引き廻された電気線45に
より制御装置6に接続されている。電磁弁4は、室内に
設置された図示しない空気タンク3にパイプ46で連結
されており、空気タンク3には、家庭電力で駆動される
コンプレッサ(図示時)2により圧縮空気が蓄積される
そして、ヒサシ42上に鳥21が飛来すると、センサl
が鳥21を検出し、制御装置6はこれに応答して電磁弁
4を一定時間だけ開弁してノズル5から圧縮空気を噴射
させる。噴射した空気流は鳥21に勢い良く当たり、鳥
2Iを威嚇し追い払うため、ヒサシ42や玄関先が鳥の
糞で汚れる等の鳥害を防止できる。
なお、以上の適用例では、鳥害防止のために本発明を適
用した例を示したが、この他の動物の侵入を防止するた
めにも適用できる。例えば、第11図に示すように、玄
関先の踊り場47の隅に空気タンク3と電磁弁4とノズ
ル5と制御装置6及びセンサlを一体化したユニット4
9を支柱48によって立設し、センサ1及びノズル5を
踊り場47上面方向に向けておく。
この場合は、同図に示すように、人家に侵入しようとす
る猫50等の小動物を空気流の噴射によって威嚇するこ
とができる。小動物に対するその効果は、鳥の場合と同
様に馴れが生じることが無く、長期間の威嚇効果を発揮
できる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は、動物検出手段に
より動物の侵入が検出された場合に、威嚇音や威嚇物等
の聴覚刺激や視覚刺激のような非接触刺激ではなく、空
気を動物に向けて噴射することにより、動物の体に接触
刺激を加える構成としたことによって、動物は威嚇を体
感し、危険を感じて近づかなくなる。このような接触刺
激は、動物に対して条件反射を形成することになり、決
して馴れるものではなく、長期間の威嚇効果が得られる
 9 − また、本発明は空気の噴射による威嚇を行うもものであ
るため、聴覚刺激や視覚刺激によるもののような騒音や
眩惑等により人畜に悪影響を与えることが無く、安全性
も高いものである。
さらに、本発明の適用範囲は広く、送電用鉄塔にカラス
等の鳥が営巣することの防止や、駅や社寺等の建物にハ
トが飛来することを防止したり、猫や犬等の小動物が人
家に侵入することを防止する等、多くの用途に使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動物の威嚇装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図、第2図は同装置の適用例である
鉄塔の側面図、第3図は同鉄塔の最上段の読会に同装置
を設置した状態を示す側面図、第4図は空気噴射部分の
構造の他の例を示す斜視図、第5図は本発明の他の実施
例の概略構成を示すブロック図、第6図は同装置の適用
例である変電所の概略を示す側面図、第7図は同変電所
の屋外鉄構の梁に同装置を設置した状態を示す側面図、
第8図は看板に本発明の実施例装置を取付−20− けた例を示す斜視図、第9図は建物の屋上に本発明の実
施例装置を設置した例を示す斜視図、第1θ図は建物の
ベランダの手すりに本発明の実施例装置を設置した例を
示す斜視図、第11図は住居の玄関のヒサシ上及び踊り
場に本発明の実施例装置を設置した例を示す斜視図であ
る。 1、la、lb、lc−センサ 2・・・コンプレッサ 3・・・空気タンク 4.4a、4b、4cm電磁弁 5.5a、5b、5cmノズル 6・・・制御装置 7・・・太陽電池 8・・・蓄電池 10.30・・・動物の威嚇装置 11・・・最上段の読会 20・・・鉄塔 21・・・鳥 31・・・屋外鉄構 32・・・梁 3・・・看板 6・・・建物 7・・・屋上 8・・・パイプ 0・・・手すり 2・・・ヒサシ 7・・・踊り場 1・・・猫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 空気を所定の1又は2以上の噴射口から噴出する空気噴
    射装置と、 動物が所定の感知範囲内に侵入したことを検出する1又
    は2以上の動物検出手段と、 該動物検出手段により動物の侵入が検出された場合に、
    前記空気噴射装置を起動して空気を噴射させる制御装置
    とを具備してなることを特徴とする動物の威嚇装置。
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