JPH0328998Y2 - - Google Patents

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JPH0328998Y2
JPH0328998Y2 JP1986139730U JP13973086U JPH0328998Y2 JP H0328998 Y2 JPH0328998 Y2 JP H0328998Y2 JP 1986139730 U JP1986139730 U JP 1986139730U JP 13973086 U JP13973086 U JP 13973086U JP H0328998 Y2 JPH0328998 Y2 JP H0328998Y2
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molding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金型装置に関し、一層詳細には、ダイ
カストマシン等に用いられる金型装置であつて、
前記金型装置を構成する可動成形型をキヤビテイ
を画成する成形ブロツクと、前記成形ブロツクを
支承する支持ブロツクと、成形ブロツク並びに支
持ブロツクを位置決めするための位置決めブロツ
クとにより一体的に構成し、前記位置決めブロツ
クに冷却用通路を設けることによつて成形ブロツ
クの熱膨張に起因する前記可動成形型の位置ずれ
を防止すると共に当該可動成形型が円滑に作動出
来るように構成して製品の精度を安定させ、且つ
成形効率の向上を促進することを可能とした金型
装置に関する。
従来から、ダイカストマシン等によつて製品の
鋳造を行う場合、固定成形型と可動成形型によつ
て画成されるキヤビテイ内に溶湯を注入し、当該
溶湯を前記キヤビテイ内において凝固させる金型
装置が知られている。前記金型装置においてキヤ
ビテイ内に充填された溶湯はその熱を前記キヤビ
テイを画成する固定成形型と可動成形型およびそ
の周辺に配設された部材に伝達することによつて
冷却固化されることになる。
然しながら、前記固定成形型および可動成形型
は鋳造する製品の外形形状に対応して比較的複雑
な形状を呈しており、従つて、前記固定成形型お
よび可動成形型の各部位によつて冷却効率が夫々
異なることは謂うまでもない。このため、前記製
品が冷却時に変形して寸法精度が低下する等の不
都合を惹起している。そこで、前記夫々の型に冷
却用孔部を設け、前記冷却用孔部に冷却用の媒
体、例えば、冷却水を流入することによつて冷却
効率を略均一にするように構成されるものが採用
されるに至つている。
ところで、前記夫々の型の中、可動成形型には
当該可動成形型を正確な位置に停止させ固定型と
の間で所望のキヤビテイを得るために位置決め部
材が設けられる場合がある。従つて、このような
構成のものでは、成形途上において溶湯から発せ
られる熱が、可動成形型から前記位置決め部材に
伝達され、当該位置決め部材を熱膨張させるに至
る。このため、前記位置決め部材の位置決め機能
が不安定となり、しかも可動成形型をこの熱膨張
によつて変位させることになるために製品の寸法
精度が不安定となる欠点がある。また、前記位置
決め部材が可動成形型と共にガイド部材に沿つて
摺動するよう構成されるものにあつては、その摺
動の際に当該位置決め部材が前記熱膨張に起因し
てガイド部材に当接することになり、前記可動成
形型の円滑な変位動作が妨げられ、この結果、鋳
造作業の作業効率を低下させるという欠点が生じ
ている。
本考案は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、ダイカストマシン等に用いられ
る金型装置において、少なくとも当該金型装置の
一部を構成する可動成形型を、キヤビテイの一部
を形成する一面部を有する成形ブロツクと、当該
可動成形型の位置決めを行う位置決めブロツクと
により形成して前記位置決めブロツクを介して前
記成形ブロツクに設けられる溶湯冷却用孔部に冷
却媒体を供給するよう構成して、前記位置決めブ
ロツクの熱膨張を可及的に防止し、これによつ
て、当該可動成形型の位置決めを確実に行うと共
に当該可動成形型の円滑な移動動作を確保して、
成形製品の精度を安定させ且つ成形作業の効率を
一層向上させることを可能とする金型装置を提供
することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本考案は固定成
形型と、駆動源の駆動作用下に変位する可動成形
型とによつてキヤビテイを画成し、当該キヤビテ
イ内に充填された溶湯を冷却凝固させて成形を行
う金型装置であつて、 前記可動成形型は、前記キヤビテイの一部を成
形する面部を有する可動成形ブロツクと、当該可
動成形ブロツクの位置決めを行う位置決めブロツ
クとから一体的に構成されてなり、 前記位置決めブロツクには、該可動成形ブロツ
クを冷却するための通路に夫々連通する冷却媒体
の流入側通路と流出側通路とを設け、前記冷却媒
体流入側通路は、前記流出側通路より、可動成形
ブロツクに近接させて配設することを特徴とす
る。
次に、本考案に係る金型装置について好適な実
施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図並びに第2図において、参照符号10は
本考案に係る金型装置を示し、当該金型装置10
は固定型12と、当該固定型12上に、図におい
て、水平方向に摺動自在に係合する第1の可動成
形型14と垂直方向に変位自在な第2の可動成形
型16とを含む。この場合、前記固定型12は第
1の成形用ブロツク18および第2の成形用ブロ
ツク20とを含み、当該第1成形用ブロツク18
と第2成形用ブロツク20と第1可動成形型14
および第2可動成形型16によつて第1のキヤビ
テイ22と第2のキヤビテイ24並びに湯道26
とが夫々互いに連通状態で画成される。
そこで、前記第1可動成形型14は、実質的に
キヤビテイ22,24を画成する成形ブロツク2
8と当該成形ブロツク28の、図において、右側
に配設される冷却板30およびこの可動成形型1
4を支承するための支持ブロツク32と前記支持
ブロツク32の下面に係合する位置決めブロツク
34とを含む。前記位置決めブロツク34には冷
却用の媒体、例えば、冷却水を流入する流入ポー
ト36並びに前記冷却水を排出する流出ポート3
8が画成される。前記流入ポート36には冷却媒
体用通路40の一端側が連通し、当該通路40の
他端側は上方に屈曲して支持ブロツク32に画成
される通路42と連通している。前記通路42は
その途上で屈曲して冷却板30方向に指向し、そ
の端部は前記冷却板30に形成される冷却液を通
流させる通路44と接続する。前記通路44は、
第1図において、上下方向に延在する通路46と
連通しており、当該通路46からは通路48a乃
至48eが成形ブロツク28方向に指向して分岐
している。前記通路48a乃至48eは夫々前記
成形ブロツク28に形成される冷却用孔部50a
乃至50eと接続する。
一方、前記流出ポート38には通路52の一端
側が連通し、当該通路52の他端側は上方に屈曲
して前記支持ブロツク32に形成される通路54
と接続している。当該通路54はその途上で冷却
板30方向に指向して屈曲し、前記冷却板30に
形成される通路56に連通する。当該通路56は
前記通路46と略平行に冷却板30内に配設され
る通路58に接続されており、当該通路58から
は前記成形ブロツク28方向に指向して延在する
通路60a乃至60eと当該通路60a乃至60
eと反対方向に指向して延在する通路60fとが
分岐する。この場合、通路60a乃至60eは前
記成形ブロツク28に形成される冷却用孔部62
a乃至62eと夫々連通している。
一方、前記通路60fは前記冷却板30内で、
第2図において、上下方向に配設される通路64
によつて前記通路46と連通状態にある。
さらに、前記位置決めブロツク34の両側面部
は前記固定型12に取着されるガイド部材66
a,66bに夫々摺接する。これと共に、前記支
持ブロツク32からは連結部材68が突出形成さ
れ、当該連結部材68は第1可動成形型14の駆
動部70と連結する。すなわち、前記駆動部70
は固定型12に取着される断面略コ字状のシリン
ダ取付板72を含み、当該シリンダ取付板72に
はシリンダ74が支持される。当該シリンダ74
の内部にはピストン76が摺動自在に嵌合されて
おり、前記ピストン76の一端面から突出するピ
ストンロツド78は前記シリンダ取付板72に穿
設される孔部を通過して支持ブロツク32方向へ
指向して延在する。前記ピストンロツド78の先
端部は前記支持ブロツク32から突出形成される
連結部材68と当接して前記連結部材68とピス
トンロツド78とが、カツプリング部材80によ
つて連結されている。従つて、前記可動成形型1
4は駆動部70の駆動作用下に前記ガイド部材6
6a,66bに沿つて矢印A方向あるいは矢印B
方向に変位可能に構成されている。
なお、本実施例においては、考案の説明の便宜
上一つの可動成形型14について説明したが、本
考案に係る金型装置10を構成する他の可動成形
型についても前記可動成形型14と同様に構成す
ることは謂うまでもない。
本考案に係る金型装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次に、その作用並びに
効果について説明する。
先ず、第1図において、第2可動成形型16を
上昇させると共に、第1可動成形型14を矢印A
方向に変位させて型開きを行う。すなわち、シリ
ンダ74の図示しない注入口から圧力流体を当該
シリンダ74に嵌合するピストン76のピストン
ロツド78が配設される一端側に導入する。これ
によつて前記ピストン76が矢印A方向に変位す
ると共に、ピストンロツド78を介して第1可動
成形型14がガイド部材66a,66bに沿つて
矢印A方向に変位するに至る。次いで、固定型1
2を構成する第2の成形用ブロツク20の上方に
インサート金具82と砂中子84を配設する。次
いで、シリンダ74に嵌合するピストン76の他
端側に圧力流体を注入してピストン76を摺動移
動させ、これによつて第1可動成形型14を矢印
B方向に変位させる。この場合、前記第1可動成
形型14を構成する位置決めブロツク34の両側
部がガイド部材66a,66bに案内されて矢印
B方向に変位すると共に、当該位置決めブロツク
34の一端面が前記固定型12の第1成形用ブロ
ツク18に当接することによつて当該第1可動成
形型14が所定位置に停止位置決めされる。次い
で、第2可動成形型16を下降させる。従つて、
第1図に示すように、第1キヤビテイ22内にイ
ンサート金具82および砂中子84が配設される
ことになる。
次に、図示しない給湯源から、湯道26を介し
て第1キヤビテイ22および第2キヤビテイ24
に溶湯を充填する。次いで、前記位置決めブロツ
ク34に画成される流入ポート36から通路4
0,42,46および48a乃至48eを介して
成形ブロツク28に形成される冷却用孔部50a
乃至50eに冷却水を供給する。前記冷却水は、
さらに、通路46から通路64,60f,58お
よび60a乃至60eを介して冷却用孔部62a
乃至62eにも注入されることになる。この場
合、前記冷却用孔部50a乃至50eと62a乃
至62eに注入された冷却液は所定時間経過後、
通路56,54および52を介して流出ポート3
8から排出される。
以上のように冷却液を順次、冷却用孔部50a
乃至50eおよび62a乃至62eに供給するこ
とによつて前記キヤビテイ22,24内に充填さ
れた溶湯は略均一に冷却され凝固する。この時、
前記溶湯の熱は成形ブロツク28から支持ブロツ
ク32を介して位置決めブロツク34に伝達され
ると共に、湯道26内に残留する溶湯の熱は第1
成形用ブロツク18を介して、前記位置決めブロ
ツク34に伝達される。
然しながら、前記位置決めブロツク34には通
路40および52内を介して冷却液が供給されて
いるために位置決めブロツク34自体が当該冷却
水によつて冷却されることになる。従つて、位置
決めブロツク34は熱膨張による変位を惹起する
ことなく、第1可動成形型14、すなわち、成形
ブロツク28を正確な位置に位置決め保持する。
次いで、第2可動成形型16を上昇させると共
に、第1可動成形型14を前記と同様にして矢印
A方向へ変位させて再び型開きを行い、鋳造製品
を取り出す。この場合、前記第1可動成形型14
の位置決めブロツク34は前述したように熱によ
る膨張等を生じていないため、円滑にガイド部材
66a,66bに沿つて矢印A方向に移動するこ
とが可能である。さらに、次段の鋳造作業を行う
際にも、前記位置決めブロツクが熱膨張していな
いため、正確な位置に第1可動成形型14を停止
することが出来、常時安定した精度の製品を鋳造
することが可能である。
以上のように本考案によれば、金型装置を構成
する可動成形型を、少なくともキヤビテイの一部
を形成する一面部を有する成形ブロツクと、当該
可動成形型の位置決めを行う位置決めブロツクと
により構成し、前記位置決めブロツクに冷却液の
流入ポートと流出ポートとを設け、前記冷却液を
当該位置決めブロツクと成形ブロツクとに流通さ
せるよう構成している。このため、キヤビテイ内
に充填される溶湯の熱が位置決めブロツクに伝達
されても、冷却液の冷却作用下に前記位置決めブ
ロツクが膨張するという事態を可及的に回避出来
る。しかも、前記位置決めブロツクがガイド部材
に沿つて円滑に摺動移動すると共に、当該位置決
めブロツクを含む可動成形型を正確な位置に停止
することが可能となる。この結果、成形工程の作
業効率を向上させ、しかも、前記成形工程によつ
て鋳造される製品の寸法精度を安定させるという
利点が得られる。さらに、前記位置決めブロツク
の摺動が円滑に行われることにより金型装置自体
の耐用性が向上するという効果が得られる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る金型装置を示す一部省略
縦断面図、第2図は本考案に係る金型装置を示す
一部省略断面平面図である。 10……金型装置、12……固定型、14,1
6……可動成形型、28……成形ブロツク、30
……冷却板、32……支持ブロツク、34……位
置決めブロツク、70……駆動部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定成形型と、駆動源の駆動作用下に変位す
    る可動成形型とによつてキヤビテイを画成し、
    当該キヤビテイ内に充填された溶湯を冷却凝固
    させて成形を行う金型装置であつて、 前記可動成形型は、前記キヤビテイの一部を
    成形する面部を有する可動成形ブロツクと、当
    該可動成形ブロツクの位置決めを行う位置決め
    ブロツクとから一体的に構成されてなり、 前記位置決めブロツクには、該可動成形ブロ
    ツクを冷却するための通路に夫々連通する冷却
    媒体の流入側通路と流出側通路とを設け、前記
    冷却媒体流入側通路は、前記流出側通路より、
    可動成形ブロツクに近接させて配設することを
    特徴とする金型装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、可動成形型は前記可動成形ブロツクに
    当接してこれを支承する支持部材を含むことを
    特徴とする金型装置。
JP1986139730U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0328998Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986139730U JPH0328998Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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JP1986139730U JPH0328998Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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Publication Number Publication Date
JPS6347059U JPS6347059U (ja) 1988-03-30
JPH0328998Y2 true JPH0328998Y2 (ja) 1991-06-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141953U (ja) * 1984-02-24 1985-09-20 宇部興産株式会社 射出成形用金型

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JPS6347059U (ja) 1988-03-30

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