JPH03289425A - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JPH03289425A
JPH03289425A JP8396790A JP8396790A JPH03289425A JP H03289425 A JPH03289425 A JP H03289425A JP 8396790 A JP8396790 A JP 8396790A JP 8396790 A JP8396790 A JP 8396790A JP H03289425 A JPH03289425 A JP H03289425A
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Hiromitsu Uchiyama
博光 内山
Atsushi Yuzawa
淳 湯澤
Masaaki Takada
高田 雅明
Takuya Adachi
卓也 足立
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、例えばゲーベルトップ型と称される牛乳ある
いはジュース類の飲物を収容する紙製容器用等のカート
ンを殺菌する殺菌装置に関する。
[従来の技術] 第12図はゲーベルトップ型の紙製飲料容器1を示す。
この容器1を製造する場合は、第13図に示すように両
端が開口した一定長の筒状カートン4を殺菌した後、加
熱、仮折り、シール工程を経て第14図に示すように底
部2を平底状に成形する。この後、所要の飲料を充填し
、第12図に示すように上部3を切り妻状に形成し、容
器1を完成させる。
二の容器の殺菌工程は、一般に、開いた状態のカートン
4の内外の表面に殺菌剤として過酸化水素溶液を噴霧し
、あるいは、殺菌液中に浸漬し、この後熱風乾燥するこ
とにより行なわれている。
さらに、カートンの底部を平底状に成形した後、チェー
ンを用いて搬送する間に殺菌剤を噴霧し、熱風乾燥する
ことも行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、殺菌液の噴霧による殺菌は、殺菌剤の噴霧が不
均一となり、あるいは、その噴霧量が不十分となる恐れ
があり、この場合には殺菌不良を生じる。一方、殺菌剤
中にカートン全体を浸漬すると、殺菌不良の虞れは解消
されるが、その後の熱風乾燥による殺菌剤の除去が困難
で、容器内面に殺菌剤が残留する虞れがある。また、カ
ートンをチェーンで搬送する間に殺菌剤を噴霧する場合
には、この工程に必要な距離が極めて長くなり、殺菌工
程をなる殺菌装置の全体が極めて大きなものとなる。
さらに、これらの殺菌装置は、殺菌したカートンの底部
を成形し、飲料を充填し、上部を密閉する充填包装装置
と共に用いられ、飲料容器の充填包装設備を形成するの
が一般的である。したがって、カートンを完全に殺菌し
かつこの殺菌剤を除去する殺菌装置と、殺菌したカート
ンに飲料を充填しかつ容器に成形する充填包装装置とを
含む充填包装設備の全体の小型化が極めて強く望まれて
いる。
本発明は上述に鑑みてなされたもので、カートンを完全
に殺菌し、このカートンから、殺菌剤を効率よく除去で
きると共に、殺菌装置及び充填包装装置を含む充填包装
設備の全体の小型化を可能とする殺菌装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明による殺菌装置は、両側に開口端を有する中空状
の飲料容器カートンを殺菌槽中に順次浸漬しかつ殺菌槽
から引上げる殺菌槽の循環装置と、この殺菌されたカー
トンを洗浄槽中に順次循環させかつ洗浄槽から引上げる
洗浄槽の循環装置と、これらの各循環装置に隣接して配
置された無菌空気噴出装置とを備え、この無菌空気噴出
装置は、各循環装置を間欠的に回転する駆動軸に装着さ
れた回転支持部材と、この回転支持部材の周部に等間隔
に装着された複数のノズル部材と、これらの各ノズル部
材の先端部に開口されたノズル口とを有し、このノズル
口から噴出する無菌空気でそれぞれ殺菌槽及び洗浄槽か
ら引上げられたカートンの内面の殺菌剤及び洗浄剤を吹
飛ばすことを特徴とする。
〔作用] 本発明の殺菌装置は、循環装置によりカートンを殺菌槽
に順次浸漬しかつこれらから引上げることにより、カー
トンを殺菌する。完全に殺菌されたカートンは循環装置
により洗浄槽に順次浸漬されかつこれから引上げられ、
カートンの表面に付着した殺菌剤が洗い落とされる。更
に、各循環装置のそれぞれに隣接して配置した無菌空気
噴出装置は、ノズル部材の先端部のノズル口から、殺菌
槽及び洗浄槽から引上げられたそれぞれのカートンの内
面に無菌空気を吹付ける。これにより、殺菌剤及び洗浄
液の次工程への搬出を防止する。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
[実施例] 第1図は本発明の実施例による殺菌装置10示す。この
殺菌装置10はアセブチイック充填包装装置と共に、例
えば第12図に示すゲーベルトップ型容器1を充填包装
するものである。
この殺菌装置10は全体が無菌チャンバ10a内に配置
されており、図の右方の供給部11において、扁平に折
畳まれた状態から第13図に示すように両側を開口した
状態に展開されたカートン4が順次供給される。この供
給部11から供給されたカートン4は殺菌部12で殺菌
され、洗浄部14で殺菌剤を洗い落とされた後、乾燥部
16で乾燥される。
殺菌部12には、例えば80℃程度に加熱された35重
量96の過酸化水素水を殺菌剤として収容した殺菌槽2
0が下方に設けられており、この殺菌槽20中を、無端
状の循環装置18によりカートン4が横方向に保持され
て循環される。
この循環装置18はカートン4を横方向に保持する多数
のりテーナ19と、これらのリテーナ19を等間隔で保
持する2本の無端状チェーン21と、これらのチェーン
21が巻き掛けられるスプロケット23とを備える。こ
のスプロケット23は、殺菌部12と洗浄部14と乾燥
部16の上方にわたって延設される駆動軸15に取付け
られており、この駆動軸15により間欠的に回転される
第2図は循環装置18のリテーナ19を図式的に示す。
図示のように、リテーナ19はカートン4の縁部を案内
する4本の案内レール17と、この案内レール17をチ
ェーン21に固定するブラケット17aとで形成されて
いる。これらの案内レール17は断面り状に形成され、
駆動軸15の方向に沿ってカートン4を案内する。また
、カートン4を受は取る側の端部は、各案内レール17
が外方に湾曲して形成され、このリテーナ19にカート
ン4が滑らかに挿入される。
そして、第1図に示すように、駆動軸15に装着された
スプロケット23によりこの循環装置18が間欠的に回
転されると、カートン4は順次殺菌槽20に浸漬され、
この殺菌槽から引き上げられる。カートン4の両端が開
口しかつ水平に殺菌槽20中に浸漬されるため、殺菌剤
がカートン4の内面まで完全に行き渡り、気泡等の付着
による殺菌むらも生じない。
殺菌を終えたカートン4は洗浄部14に送られる。
この洗浄部14には洗浄液を収容した洗浄槽22と、上
記殺菌部12と同様な循環装置18とが配置されている
。この洗浄槽22には無菌フィルタによって完全に無菌
化された無菌水が洗浄剤として一定量収容され、この無
菌水は殺菌剤の除去をより完全にするために、60℃以
上80℃程度に保持するのが好ましい。
この洗浄部14には殺菌部12における場合と同様にリ
テーナ19によりカートン4を保持する循環装置18が
、駆動軸15及びスプロケット23により間欠的に回転
されると、この洗浄槽22にカートン4が順次浸漬され
、これから引上げられ、表面に付着した殺菌剤が洗浄液
で洗い落される。
カートン4を乾燥する乾燥部16には、乾燥槽24と、
上記殺菌部12と同様な循環装置18とが配置されてい
る。この乾燥槽24には循環装置18の走行路に沿って
多数の熱風ノズル26が固設されており、カートン4が
循環装置18で間欠的に回転される間に、熱風供給管2
8から送られる熱風をカートン4に向けて噴出し、乾燥
する。
乾燥部16の後に更にこれと同様な乾燥部を設けてより
完全な乾燥を行うようにしてもよい。この場合には、乾
燥部16の乾燥槽24に配置された熱風ノズル26とは
逆方向に熱風ノズルを配置するのが好ましい。
なお、カートン4を供給部11から順に、殺菌部12と
洗浄部14と乾燥部16とを経て排出部17に送る送り
機構は、例えばカートン4の一端を係する爪部材を引込
み可能にチェーンあるいは往復動ロッドに設けた通常構
造のものでよく、その詳細な説明は省略する。
更に、第1図に示すように、殺菌部12と洗浄部14と
には上部にそれぞれ循環装置18に隣接して無菌空気噴
出装置30が配置しである。この無菌空気噴出装置30
は無菌空気供給装置32とノズル装置34とを備える。
第2図から第5図はこの無菌空気噴出装置30のノズル
装置34を示し、第6図は無菌空気供給装置32を示す
第2図に示すように、このノズル装置34は中央部を駆
動軸15に固定された円盤状の回転支持部材36を備え
、この回転支持部材36の周部には、隣接する循環装置
18のリテーナ19の間隔と等しい間隔に装着された4
本の棒状のノズル部材39が装着されている。このノズ
ル部材39は、周部に連続したノズル口38aを開口さ
せた矩形の先端部38と、基端部から突出する突片39
aとを有し、回転支持部材36に対して軸線方向に移動
するように装着されている。
ノズル部材38のノズル口38aは先端側に傾斜した状
態で無菌空気を噴出する構造に形成し、カートン4内に
先端部38を挿入する際にこの移動方向前方に傾斜した
状態でカートン4の内側表面に無菌空気を噴出する。更
に、この先端側に傾斜して噴出するノズル口38aに隣
接して、これとは逆方向に傾斜して無菌空気を噴出する
ノズル口を設けるのが好ましい。この場合には、カート
ン4からノズル部材38を抜出す際にもその移動方向に
傾斜した状態でカートン4の内側表面に無菌空気を噴出
することができる。いずれの場合にも、ノズル口38a
はノズル部材39内に延設した空気通路を介して無菌空
気供給装置32に接続され、後述するノズル部材39の
挿入位置及び抜出し位置で無菌空気を供給される。
そして、駆動軸15が停止したときにこのノズル部材3
9の先端部38を循環装置18のリテーナ19内に挿入
するするために、ノズル部材39を軸線方向に沿って水
平に移動する移動機構が配置される。
本実施例の移動機構は、ラック40とこのラック40に
噛合うピニオン42とで形成され、このラック40はノ
ズル部材39の突片39aに係合する係止片40aを有
する。ピニオン42が回転すると、ラック40はガイド
部41によりノズル部材39の軸線方向に沿って水平に
案内される。
更に、ノズル部材39の先端部38をリテーナ19から
抜き出すために、これと同様な移動機構(図示せず)が
回転支持部材36の径方向反対側に配置されている。
次ぎに、第2図から第5図を参照してノズル装置34の
作動を説明する。なお、第3図は第2図のノズル装置3
4及び循環装置18を上側から見た状態、第4図はその
正面側から見た状態、第5図は側面側から見た状態であ
る。
循環装置18及び回転支持部材36は共に駆動軸15に
より間欠的に回転され、更にリテーナ19とノズル部材
39は互いに等しい間隔で配置されているため、駆動軸
15が停止すると、殺菌槽20あるいは洗浄槽22に浸
漬されてこれから引上げられたカートン4を保持するり
テーナ19は、ノズル部材39の先端部38と軸線方向
に整合した状態で対向配置される。このときのノズル部
材39は移動機構のラック40と併置された挿入位置を
占め、突片39aの基端部側がラック40の係止片40
aに近接して配置される。この挿入位置におけるノズル
部材39とラック4oとの関係が第2図に示してあり、
第3図では下方のノズル部材39とラック40との関係
がこれに対応する。また、第5図では図の右方のラック
4゜がこれに対応するが、ここではノズル部材39は図
示してない。
ピニオン42が第3図の下側に示す矢印の方向に回転さ
れると、これに噛み合うラック4oが第3図の左方に向
けて移動し、ノズル部材39も係止片40a及び突片3
9aを介してラック4oと同じ方向に移動する。ノズル
部材39の先端部38は、リテーナ19に保持されたカ
ートン4の内面に対し、移動方向前方に傾斜した状態で
ノズル口38aから無菌空気を噴出させつつカートン4
内に挿入され、このカートン4の内側表面から殺菌剤あ
るいは洗浄剤の水滴を吹き飛ばす。
駆動軸15か矢印方向に90″回転すると、先にカート
ン4内に挿入されたノズル部材39はこのリテーナ19
のカートン4内に配置された状態のままで頂部位置に達
する。この状態で駆動軸15が停止すると、次ぎに挿入
位置まで移動されたノズル部材39が第2図に示すよう
にラック40に併置され、このノズル部材39は上記と
同様にこのラック40及びピニオン42で移動され、リ
テーナ]9に保持されたカートン4内に挿入される。
更に駆動軸15が90″回転した後に停止すると、上記
のように頂部位置に配置されていたノズル部材39はリ
テーナ19内のカートン4と共に、ノズル部材39の挿
入時とは径方向に対向した抜出し位置に達し、ここで移
動機構のラック4oと併置される。この状態は第3図の
上方に示すノズル部材39とラック4oとの関係に対応
し、第5図では図の左方のノズル部材39とラック40
とがこれに対応する。
そして、第3図の上方のビニオン42が矢印の方向に向
けて反時計方向に回転すると、ラック40は第3図の右
方に移動され、係止片40a及び突片39aを介してノ
ズル部材39がカートン4から抜出される。このノズル
部材39の抜出しに際し、先端部38のノズル口38a
から無菌空気を噴出させると、より完全に水滴を除去す
ることができる。この場合、ノズル部材39の先端側に
傾斜した状態で無菌空気を噴出するノズル口38aに加
え、後端側に傾斜した状態で無菌空気を噴出するノズル
口を設けることにより、ノズル部材39の抜出し時にも
ノズル部材39の移動方向先方に向けて水滴を追いつつ
効率よく水滴を除去することができる。
カートン4から抜出されたノズル部材39は順次回転さ
れて下部位置を経た後、第2図に示すように再度挿入位
置に配置され、上記の作用を繰返す。
なお、上記実施例は4本のノズル部材39を有するが、
これ以上のノズル部材39を設けてもよい。
第6図に示すように、無菌空気供給装置32は支持部材
31を介して殺菌装置10の機枠に取付けられた円筒状
の固定部材32aと、この固定部材32aの外周部に装
着された回転部材32bとを有し、この固定部材32g
を介して駆動軸15を回転可能に挿通され、回転部材3
2bは駆動軸15と共に回転する。この固定部材32a
は無菌空気圧源に接続された一対の供給孔44と、各供
給孔44に連通ずる空気溜まり45と、各空気溜まり4
5に連通ずる分配孔46とを有する。また、回転部材3
2bはそれぞれノズル部材39の空気通路を介してノズ
ル口38aに接続される。本実施例では4つの連絡孔4
8を有し、これらの連絡孔48は可撓性管部材を介して
ノズル部材39の空気通路に連通される。
この無菌空気供給装置!32は、回転部材32bが駆動
軸15と共に回転し、挿入位置及び抜出し位置に配置さ
れたノズル部材39のノズル口38aに無菌空気を供給
し、頂部位置及び下部位置に配置されたノズル部材39
のノズル口38aには無菌空気を供給しない。
なお、上記無菌空気噴出装置30はカートン4の内面か
ら殺菌剤あるいは洗浄剤の水滴等を除去するものである
が、更に、殺菌部12と洗浄部14との間、及び、洗浄
部14と乾燥部16との間に、カートン4の外面からこ
れらの水滴を除去する通常の殺菌剤除去装置を設けても
よい。
したがって、この無菌空気噴出装置30を備えた殺菌装
置10によれば、供給部11で供給されたカートン4は
殺菌部12において循環装置18のリテーナ19で横方
向に保持されつつ殺菌槽20内の殺菌剤中に順次浸漬さ
れ、これから引上げられる。カートン4の両端が開口し
かつ水平方向に配置された状態で殺菌槽20中に浸漬さ
れるため、殺菌剤がカートン4の内面まで完全に行きわ
たり、気泡等の付着による殺菌むらも生じない。
殺菌槽20から引上げられたカートン4は、循環装置1
8て更に上方に移動され、無菌空気噴出装置30のノズ
ル部材39の挿入位置に達したときに、このカートン4
内に挿入されるノズル部材39の先端部38のノズル口
38aから噴出される無菌空気により殺菌剤の水滴が吹
き飛ばされる。
殺菌剤を吹き瑣ばされたカートン4はノズル部材39が
引き抜かれた後、洗浄部14に送られる。
洗浄部14では、循環装置18のリテーナ19で水平に
保持された状態でカートン4が洗浄槽22中に浸漬され
、これから引上げられる。カートン4の表面に付着した
殺菌剤は洗浄液で洗われ、洗浄槽22から引上げられる
際にこの洗浄液と共に流れおちる。そして、洗浄槽22
から引上げられたカートン4は更に上方に移動され、ノ
ズル部材39の挿入位置に達したときに、同様にノズル
部材39のノズル口38aから噴出される無菌空気で洗
浄液を吹飛ばされ、抜出し位置でこのノズル部材39が
引抜かれた後、乾燥部16に送られる。
この乾燥部16では、カートン4は循環装置18のリテ
ーナ19で保持されつつ乾燥槽24中を間欠的に回転さ
れる。そして、この乾燥槽24中を循環される間に、供
給管28及び熱風ノズル26を介して噴出される熱風に
より、カートン4が完全に乾燥される。そして、乾燥を
終えたカートン4は排出部17次の充填包装工程に搬出
される。
第7図から第11図は他の実施例による無菌空気噴出装
置50を示す。
この無菌空気噴出袋W150は、回転支持部材53を駆
動軸15に固定し、駆動軸15が回転可能に挿通される
無菌空気供給装置51をこの回転支持部材53に対して
気密かつ回転可能に当接させである。この回転支持部材
53には、上記ノズル部材39と同様に矩形の先端部の
周部に図示しないノズル口を形成した4本のノズル部材
52が等間隔で固定されている。これらの各ノズル部材
52にはノズル口に無菌空気を連通ずる空気通路が形成
してあり、この空気通路は回転支持部材53の反対側の
面に開口する。一方、無菌空気供給装置51の回転支持
部材53に当接する面には、上記実施例におけるノズル
部材39の挿入位置と抜出し位置とそれぞれ対応した位
置に2つの無菌空気供給口が開口し、回転部材53に固
定されたノズル部材52が挿入位置及び抜出し位置に回
転して停止した時に、ノズル部材52のノズル口に無菌
空気を供給する。
更に、これらの各ノズル部材52の周部にはカートン4
を保持する断面り状の4本の案内レール54が固定しで
ある。
そして、前記実施例における挿入位置と抜出し位置に対
応する位置には、循環装置18のリテーナ19から無菌
空気噴出装置50の案内レール54にカートン4を挿入
し、これから抜出す通常の横送りチェーン56を2組配
置しである。この横送りチェーン56はカートン4の端
部を係止可能な爪部材58を有し、この爪部材58は適
宜の案内部材により直線的に移動する部分ではチェーン
56から突出し、所定位置までカートン4を移動した後
、チェーン56から内方に引込められる。
第7図は循環装置18のリテーナ19から無菌空気噴出
袋fIt50にカートン4を移動する挿入用の横送りチ
ェーン56を示し、第8図はこの無菌空気噴出装置!5
0と循環装置18を上側から見た図であり、第8図の下
部と上部にそれぞれ挿入用及び抜出し用の横送りチェー
ン56を示しである。
また、第10図には抜出し用の横送りチェーン56が図
示され、第11図には挿入用の横送りチェーンが図示さ
れている。
この無菌空気噴出装置50によると、殺菌槽20あるい
は洗浄槽22から引上げられたカートン4が循環装置1
8で更に上昇され、無菌空気噴出装置50のノズル部材
52に整合した挿入位置に達する。この挿入位置で、カ
ートン4は横送りチェーン56によりリテーナ19から
案内レール54に沿って移動され、ノズル部材52上に
挿入される。カートン4はこの間にノズル部材52の先
端部のノズル口から噴出される無菌空気で殺菌剤あるい
は洗浄剤の水滴を吹飛ばされる。この後、カートン4は
この案内レール54に保持されたまま、頂部位置を経て
抜出し位置に達すると、横送りチェーン56によりこれ
から抜出され、循環装置18のリテーナ19に戻される
したがって、いずれの実施例の無菌空気噴出装置30.
50を用いた場合でも、殺菌装置10はカートン4を完
全に殺菌しかつこの殺菌剤を完全に除去・乾燥でき、し
かも、殺菌装置10の全体構造を小型にし、安価な装置
とすることができる。
[効果コ 以上明らかなように、本発明によればカートンを完全に
殺菌し、この殺菌剤剤を効率よく除去することができる
と共に、殺菌装置及び充填包装装置を含む充填包装設偏
全体を小型化し、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による殺菌装置の全体の配置を
示す説明図、第2図は第1図の無菌空気噴出装置の概略
的な斜視図、第3図はその平面図、第4図は第3図のI
V−IV線に沿う正面図、第5図は第4図のv−v線に
沿う側面図、第6図は無菌空気供給装置の断面図、第7
図は他の実施例による無菌空気噴出装置の概略的な斜視
図、第8図はその平面図、第9図は第8図のDC−1X
線に沿う正面図、第10図は第9図のX−X線に沿う図
、第11図は第9図のXl−Xl線に沿う図、第12図
乃至第14図は第1図の殺菌装置で殺菌する飲料容器を
示し、第12図は完成状態の斜視図、第13図はそのカ
ートンの斜視図、第14図はその下部の斜視図である。 1・・・飲料容器、2・・・底部、3・・・上部、4・
・・カートン、12・・・殺菌部、14・・・洗浄部、
16・・・乾燥部、18・・・循環装置、19・・・リ
テーナ、20・・・殺菌槽、22・・・洗浄槽、24・
・・乾燥槽、30.50・・・無菌空気噴出装置、32
.51・・・無菌空気供給装置、34・・・ノズル装置
、36.53・・・回転支持部材、38.52・・・ノ
ズル部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両側に開口端を有する中空状の飲料容器カートン
    を殺菌槽中に順次浸漬しかつ殺菌槽から引上げる殺菌槽
    の循環装置と、この殺菌されたカートンを洗浄槽中に順
    次循環させかつ洗浄槽から引上げる洗浄槽の循環装置と
    、これらの各循環装置に隣接して配置された無菌空気噴
    出装置とを備え、この無菌空気噴出装置は、各循環装置
    を間欠的に回転する駆動軸に装着された回転支持部材と
    、この回転支持部材の周部に等間隔に装着された複数の
    ノズル部材と、これらの各ノズル部材の先端部に開口さ
    れたノズル口とを有し、このノズル口から噴出する無菌
    空気でそれぞれ殺菌槽及び洗浄槽から引上げられたカー
    トンの内面の殺菌剤及び洗浄剤を吹飛ばすことを特徴と
    する殺菌装置。
  2. (2)前記ノズル部材は、回転支持部材に対し、駆動軸
    の軸線方向に沿って移動可能に装着され、ノズル部材の
    先端部を各循環装置のカートン内に挿入可能であること
    を特徴とする請求項1記載の殺菌装置。
  3. (3)前記ノズル部材は回転支持部材に固定され、各循
    環装置のカートンをその停止中に順次ノズル部材に装着
    し、抜出す着脱装置を備えることを特徴とする請求項1
    記載の殺菌装置。
JP2083967A 1990-03-30 1990-03-30 殺菌装置 Expired - Lifetime JPH0815904B2 (ja)

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