JPH066012Y2 - マンドレル装置 - Google Patents

マンドレル装置

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JPH066012Y2
JPH066012Y2 JP795388U JP795388U JPH066012Y2 JP H066012 Y2 JPH066012 Y2 JP H066012Y2 JP 795388 U JP795388 U JP 795388U JP 795388 U JP795388 U JP 795388U JP H066012 Y2 JPH066012 Y2 JP H066012Y2
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air
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JP795388U
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尚己 熊身
淳 湯澤
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一般にゲーベルトップ型と称される牛乳ある
いはジュース類を収容する紙製容器用の筒状ブランク殺
菌装置に用いるマンドレル装置に関する。
[従来の技術] 第2図はゲーベルトップ型の紙製容器1を示す。この容
器1は両端が開口した一定長の筒状ブランクを殺菌した
後、加熱、仮折り、シール工程を経て底部2を平底状に
成形する。この後、所要の飲料を充填し、上部3を切り
妻状に形成し、容器1を完成させる。
上記殺菌工程は、一般に、殺菌液をブランクの内周面及
び外周面に噴霧することにより行なわれている。更に、
レンガ状の容器の場合には、包装材を長い帯状に形成
し、この帯状包装材を、殺菌液を収容した容器中に浸漬
して殺菌することが行なわれている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、殺菌液の噴霧による殺菌は、殺菌液の噴霧が不
均一となり、あるいは、その噴霧量が不十分となる恐れ
があり、この場合には殺菌不良を生じる。一方、ブラン
クを殺菌液に浸漬する場合には、殺菌不良の恐れは解消
されるが、しかし、ゲーベルトップ型の容器の場合に
は、ブランクは個々に独立した筒状に成形する必要があ
り、したがって殺菌液に浸漬した後に、この殺菌液を除
去することは容易でない。
このため、マンドレルの先端にノズルを取付け、このノ
ズルから噴出される圧縮空気で殺菌剤を除去する方法が
開発された。
第4図に示すように、従来のマンドレル10は、空気供
給管兼用の支持ロッド10bに装着されるベース部材1
2と、キャップ部材14とを有し、これら両部材は僅か
な間隔を介在されて、ボルトで互いに固着される。ベー
ス部材13とキャップ部材14との対向する内面にはそ
れぞれ先端方向に傾斜したテーパ面が形成されており、
これらのテーパ面によりノズル12aが形成される。こ
のノズル12aから空気が噴出して、ブランク4の内面
から殺菌剤が除去される。
しかし、生産速度が上昇し、マンドレルとブランクとの
相対速度が上昇すると、殺菌剤の除去効率が低下する。
すなわち、噴出空気で追われる殺菌剤の移動速度より、
マンドレルとブランクとの相対速度の方が大きくなり、
一度の吹付けでは殺菌剤を効率よく除去できない。
本考案は上述に鑑みてなされたもので、殺菌液中に浸漬
した筒状のブランクから、殺菌液を効率よく除去できる
マンドレル装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案によるマンドレル装置は、殺菌剤槽を通過した飲
料容器用の中空角柱状ブランク内に挿入され、空気を噴
出する殺菌剤除去ノズルを先端部に有するマンドレル装
置であって、圧縮空気を供給する空気供給孔及び先端外
周部に形成された先細状の傾斜面を有するベース部材
と、このベース部材の先端側に所定の間隙を介して固定
され、前記傾斜面と反対方向の傾斜面を後端外周部に有
するキャップ部材と、このキャップ部材とベース部材間
の間隙内に配置され、前記ベース部材に当接する位置と
前記キャップ部材に当接する位置との間を移動可能なノ
ズル切換板とを具備し、このノズル切換板は前記ベース
部材及びキャップ部材の傾斜面にそれぞれ対応する空気
案内面と両側外周部に有し、前記ベース部材に当接した
ときに前記キャップ部材との間にノズルを形成し、前記
キャップ部材に当接したときにベース部材との間にノズ
ルを形成することを特徴とする。
[作用] 本考案のマンドレル装置によると、ベース部材とキャッ
プ部材との間に移動可能に形成されたノズル切換板は、
ブランク挿入時にはベース部材に当接され、ブランク排
出時にはキャップ部材に当接される。このノズル切換板
とベース部材あるいはキャップ部材との間に、互いに逆
方向に空気を噴出するノズルが形成される。これによ
り、ブランクの挿入時及び排出時に殺菌剤を除去する。
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
[実施例] 第3図は本考案の実施例によるマンドレル装置を用いる
殺菌装置5を示す。この殺菌装置は上記第2図に示すゲ
ーベルトップ型容器1を充填包装するアセプティック充
填包装機に用いられるものである。
殺菌装置5は無菌チャンバ6を有し、こん無菌チャンバ
には、図の右方の入口部5aから適宜の給紙機構を介し
て両端を開口した中空角柱状のブランク4が供給され殺
菌を終えたブランク4は出口部5bから次の工程に送出
される。更に、殺菌装置5は例えば過酸化水素水を収容
する殺菌剤槽7と、第1循環装置9とを有し、この第1
循環装置は間欠的に回転してブランク4を順次殺菌剤槽
7に浸漬させる。殺菌剤槽7から引上げられたブランク
4は、マンドレル機構10の周部に放射状に配設された
各マンドレル装置10aに装着され、このマンドレル機
構の回転中に、各マンドレルから噴出される空気流によ
り殺菌剤を除去される。この後、ブランク4は第1循環
装置9と同様な第2循環装置11により、熱風を吹付け
る殺菌剤除去槽8中を循環される。これらの循環装置
は、同様な構造を有し、殺菌剤槽7及び殺菌剤除去槽8
の上方に配置された一対のスプロケットと、下方の各槽
中に配置された一対のアイドラとを有する(いずれも図
示しない)。これらのスプロケットとアイドラにはそれ
ぞれ長さの等しい一対の搬送チェーンが巻装され、各チ
ェーンの下端は殺菌剤槽7中に配置された延長してい
る。そして、これらの一対のチェーンにブランクを保持
するブランクホルダが取付けられている。
第1図は上記各マンドレル装置10aを示す。
このノズル装置10aは、空気供給管15を挿通する空
気供給孔18を中央部に形成したベース部材16を備え
る。このベース部材16は支持ロッド17,17を介
し、装置の機枠等に固定された支持板17aに一体的に
結合されている。この支持板17aの中央部にはベース
部材16の空気供給孔18に整合する通孔が形成されて
おり、この通孔と空気供給孔18とを介して空気供給管
15が挿通される。このベース部材の空気供給孔18に
はシールリングが設けられており、空気の漏洩を防止す
る。また、ベース部材16の先端外周部には、先細の傾
斜面21が形成されており、この傾斜面にシールリング
が設けられている。なお、本実施例ではベース部材16
及び支持板17aを機枠等に固定したものであるが、こ
れとは逆に空気供給管15を固定し、ベース部材16側
を移動可能としてもよい。
キャップ部材22は、ベース部材16の先端面に対しス
ペーサ19,19を介してボルト20,20により固着
される。このキャップ部材22の先端側はブランクへの
挿入を容易とするために先細状に形成され、後端側すな
わちベース部材に対向する側には、ベース部材の傾斜面
21とは反対方向に傾斜した傾斜面23が形成されてお
り、この傾斜面23にもシールリングが配設されてい
る。
上記ベース部材16とキャップ部材22との間には、ノ
ズル切換板25が配置されている。このノズル切換板2
5は上記スペーサ19が緩く挿通される通孔26,26
を有し、中央部には空気供給管15が螺合される通孔が
形成されている。このノズル切換板25はキャップ部材
22との間に空気チャンバ27aを形成し、ベース部材
16との間に空気チャンバ27bを形成する。これらの
空気チャンバ27a,27bには、空気供給管15の先
端開口15aと、複数の横孔15bとからそれぞれ圧縮
空気が送られる。
更に、ノズル切換板25の両側には、ベース部材及びキ
ャップ部材の傾斜面21,23と共にノズル30b,3
0aを形成する傾斜面25b,25aが形成されてい
る。傾斜面25bはノズル切換板25がベース部材16
側に移動されたときにこの傾斜面21に当接してノズル
30bを閉じ、キャップ部材22側に移動されたときに
傾斜面25aがこの傾斜面23に当接してノズル30a
を閉じる。
なお、ノズル30a,30bの間隔はスペーサ19の長
さあるいは各傾斜面の傾斜角度を変化させることにより
適宜に設定できる。この間隔は0.2mm乃至1.0mmが好まし
い。また、ノズル30a,30bの噴出角度は両者とも
同じでもよく、あるいは、異なる角度としてもよく、マ
ンドレル装置の軸線に直交する平面に対し15乃至20゜の
範囲が好ましい。
このマンドレル装置10aの先端からブランクを挿入す
る場合は、空気供給管15を図の右方に移動し、ベース
部材の傾斜面21にノズル切換板の傾斜面25bを当接
させ、ノズル30bを閉じる。空気供給管15からの空
気は空気チャンバ27bを介して、ノズル30aからブ
ランク内面に均等に吹き付けられる。
ブランクを完全に挿入し、マンドレル装置10aから抜
き出す場合は、空気供給管15を図の左方に移動し、ノ
ズル30aを閉じ、ノズル30部を開放する。これによ
り、再度ブランクの内面に空気を吹付け、殺菌剤を完全
に除去される。この空気の吹き付けはブランクの進行方
向に対し、逆方向から吹付けるため、殺菌剤は効率よく
除去される。
なお、いずれの方向に空気を噴出する場合も、通孔26
がスペーサ19よりも大径に形成されているため、空気
チャンバ27a,27bの圧力が等しくなり、ノズル切
換板25の移動が防止される。これにより、逆方向の空
気噴出が防止される。
[考案の効果] 本考案によると、殺菌剤槽を通過した中空角柱状のブラ
ンク内面に、マンドレル挿入時及び排出時に圧力空気を
噴出することができ、殺菌剤が効率よく除去され、生産
速度を上昇することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるマンドレル装置の説明
図、第2図はブランクから形成される容器の斜視図、第
3図は第1図のマンドレル装置を用いる殺菌装置の説明
図、第4図は従来のマンドレル装置の説明図である。 4……ブランク、5……殺菌装置、7……殺菌剤槽、1
0a……マンドレル装置、15……空気供給管、16…
…ベース部材、18……空気供給孔、21,23,25
a,25b……傾斜面、22……キャップ部材、30
a,30b……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺菌剤槽を通過した飲料容器用の中空角柱
    状ブランク内に挿入され、空気を噴出する殺菌剤除去ノ
    ズルを先端部に有するマンドレル装置であって、圧縮空
    気を供給する空気供給孔及び先端外周部に形成された先
    細状の傾斜面を有するベース部材と、このベース部材の
    先端側に所定の間隙を介して固定され、前記傾斜面と反
    対方向の傾斜面を後端外周部に有するキャップ部材と、
    このキャップ部材とベース部材間の間隙内に配置され、
    前記ベース部材に当接する位置と前記キャップ部材に当
    接する位置との間を移動可能なノズル切換板とを具備
    し、このノズル切換板は前記ベース部材及びキャップ部
    材の傾斜面にそれぞれ対応する空気案内面を両側外周部
    に有し、前記ベース部材に当接したときに前記キャップ
    部材との間にノズルを形成し、前記キャップ部材に当接
    したときにベース部材との間にノズルを形成することを
    特徴とするマンドレル装置。
JP795388U 1988-01-25 1988-01-25 マンドレル装置 Expired - Lifetime JPH066012Y2 (ja)

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JPH01114513U JPH01114513U (ja) 1989-08-01
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