JPH03288652A - インクカートリッジ及びインク供給装置 - Google Patents

インクカートリッジ及びインク供給装置

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JPH03288652A
JPH03288652A JP8966490A JP8966490A JPH03288652A JP H03288652 A JPH03288652 A JP H03288652A JP 8966490 A JP8966490 A JP 8966490A JP 8966490 A JP8966490 A JP 8966490A JP H03288652 A JPH03288652 A JP H03288652A
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JP
Japan
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ink
chamber
ink supply
porous member
cartridge
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JP8966490A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Koda
幸田 博和
▲つる▼井 康史
Yasushi Tsurui
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクジェット記録ヘッド用のインクカート
リッジ及びインク供給装置に関する。
[従来の技術] ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等の電子機
器の出力装置としてプリンタが多く用いられており、こ
の種のプリンタには、インクジェット式の記録ヘッドを
設けたものがある。
第11図は従来のインクジェット記録ヘッド部分の断面
図である。
同図において、10はインクカートリッジ、IIはイン
ク供給装置、12はインクジェット記録ヘッドをそれぞ
れ示している。
インク供給装置11は、キャリッジ13の内部に設けら
れたインク室14と、このインク室14に連通した受給
口15と、インク室14とインクジェット記録ヘッド1
2とを連通させるゲート16とを備えている。
インクジェット記録ヘッド12は、インク導入路17と
、圧力室18と、この圧力室18に圧力を与える圧電素
子19と、ノズル20とを有している。このヘッド12
はキャリッジ13と一体的に構成されている。
第12図は第11図に用いられる従来のインクカドリッ
ジ10の断面図を示す。
同図において、インクカートリッジ1oの上面及び下面
には、密閉用のシーリングシート21及び22がそれぞ
れ設けられている。インクカートリッジ10の内部には
、インク23が貯蔵されている。なお、説明のため図は
上下方向に拡大されて示されている。
インクカートリッジ10を使用するときは、突起部22
を有するカッタ23をインクカートリッジ1oの上面か
ら押圧しシーリングシート21を破りながらインク供給
装置の受給口14に挿入して押し当てる。
受給口14にはブレークピン24が設けられているので
、シーリングシート22も開口せしめられる。これによ
りインクカートリッジ10内のインク23は、インク供
給装置11のインク室14に流入し貯蔵される。
インク室14に貯蔵されたインクは、ゲー)16を介し
てインクジェット記録ヘッド12に供給される(第11
図)。なお、インク供給後はインクカートリッジ10は
取り外され、受給口15は空気導入口として開口したま
ま用いられる。
第11図において、インクジェット記録ヘッド12は、
レール25に沿って(紙面と垂直な方向に)移動しなが
ら用紙等に印字する。なお、ボタン27を押すとゲート
ゴム26によりゲート16が閉鎖される。
これはインクジエツト記録ヘッド12内部の空気を抜く
際に、インク室14内のインクがインクジェット記録ヘ
ッド12側へ吸引されるのを防止するためのものである
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来のインクカートリッジによると、インク供
給装置にこのインクカートリッジを手で挿入しシーリン
グシート21及び22をブレークピン24やカッタ23
で突き破った時、インクカートリッジ10の上下の開口
からインクが飛散して手や周辺を汚染する恐れがある。
また、−旦シーリングシート21及び22が開口される
とインクカートリッジ10内のインク23が全て流出し
てしまい、インクの注入を途中で停止することができな
い。そのため、過剰補給によりインクが溢れて周辺を汚
染することがある。
さらにまた、キャリッジ12の移動開始および停止の際
に、インク室13内のインクが揺動して波打ち、空気導
入口としての開口15からインクが飛散して周囲を汚染
したり、圧力室18へのインク供給量が急激に変化する
ことにより、印字品位が劣化することがある。
従って本発明の目的は、このようなインクによる周辺の
汚染がなく、簡単かつ迅速にインクの補給、インクカー
トリッジの交換が行えるインクカートリッジ及びインク
供給装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述の目的は本願の第1の発明によれば、インクを貯蔵
するためのインク室と、一端がインク室に連通しており
、他の一端が開口可能なインク供給通路とを備えたイン
クカートリッジであって、多孔質部材がインク供給通路
及びインク室内に設けられていることで達成される。
また上述の目的は本願の第2の発明によれば、インクを
貯蔵するためのインク室と、一端がインク室に連通して
おり、他の一端が開口可能なインク供給通路とを備えた
インクカートリッジであって、インク供給通路の一端が
使用時に開口可能な密閉部材で密閉されていることで達
成される。
さらに上述の目的は本願の第3の発明によれば、インク
を貯蔵するためのインク室と、一端がインり室に連通し
ており、他の一端が開口可能なインク供給通路とを備え
ており、インク供給通路の開口可能なインク供給通路か
らインク室内まで多孔質部材が設けられており、インク
室内にインク供給通路の開口可能なインク供給通路に連
通ずる空気導入路を設けたことで達成される。
さらにまた上述の目的は本願の第4の発明によれば、イ
ンクジェット記録ヘッドのノズルに連通ずるインク受給
通路を備えているインク供給装置であって、インク受給
通路の一端はインクカートリッジのインク供給通路と連
通すべく開口しており、インク供給通路には繊維東部材
が充填されていることで達成される。
[作用コ インクカートリッジに内蔵されている多孔質部材にイン
クが含浸されている。このインクカートリッジをインク
供給装置に装着すると、インクカートリッジのインク供
給通路の一端に設けられた密閉部材が開口される。密閉
部材が開口されるとインク供給通路の開口まで設けられ
た多孔質部材と、インク供給装置の繊維束部材とが連結
する。
これによりインクカートリッジ内のインクがインクジェ
ット記録ヘッドに供給される。
インクカートリッジを途中で取り外すと、インクは多孔
質部材に含浸された状態にあるのでインクの流出が阻止
される。
[実施例] 以下本発明によるインクカートリッジ及びインク供給装
置を実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例として、使用する前のインク
カートリッジ30の断面図である。
同図に示すようにインクカートリッジ30は、断面がコ
の字状の樹脂製のハウジング31を備えており、このハ
ウジング31の内部にインクを貯蔵するためのインク室
32と、インク室32のインクを外部に導くためのイン
ク供給通路33とが形成されている。
インク供給通路33は、その一端がインク室32の上部
でこのインク室32と連通しており、その他端は下向き
に開口されている。インク室32及びインク供給通路3
3の内部には、インクを含浸せしめた多孔質部材34が
充填されている。多孔質部材34の開口部付近の端面は
インク供給通路33の開口面より内側に形成されている
多孔質部材34は、毛細管経路が複雑に入り組んでいる
部材であり、例えばポリエステル又は他の材質のスポン
ジもしくはフェルトのように液体を含浸しやすい部材で
形成されている。
インク室32とインク供給通路33の内壁には複数の突
起、即ちリブ35が設けられている。これら複数のリブ
35によってハウジング31と多孔質部材34との間に
外部からインク室32への空気導入路が形成されている
。この空気導入路はインク供給通路33の開口部に連通
している。
第2図はこれらリブ35の構造を説明するためのハウジ
ング31の断面図である。同図に示すように長尺状のリ
ブ35がハウジング31の内壁に複数設けられており、
これらによって空気導入路が形成される。リブ35の形
状は図では長尺状であるが、これに限らず空気導入路が
形成されれば他の形状であってもよい。リブ35は、ハ
ウジング35を射出成型で形成するときに同時に形成し
てもよく、射出成型した後に取り付けてもよい。
但し、リブ35は、多孔質部材34自体に空気導入路が
設けられる場合は無くてもよい。
第1図に示すように、インク供給通路33の開口部は、
使用前は密閉部材の一例としてのシーリングシート36
で密閉されるが、シーリングシート36と多孔質部材3
4とは離隔されている。このシーリングシート36は、
例えばアルミ箔で形成されている。このインクカートリ
ッジ30は使用時には容易に破断せしめられる。
シーリングシート36としてアルミ箔が用いられている
が、これに限らず装着の際に容易に開口することが可能
であれば他の金属、樹脂を用いてもよい。
ハウジング31は、樹脂を射出成型して、ハウジング3
1を部分形成し、その中に多孔質部材34を挿入して接
合してもよい。
また、ハウジング31は樹脂で形成されているが、0 これに限らず金属であってもよい。金属で形成する場合
、プレスにより部分加工したものを接合して形成しても
よい。
さらにまた、空気導入路を多孔質部材34自体の内部に
設けたとき、ハウジング31は、多孔質部材34をイン
クカートリッジ30の形状に形成し、その表面を樹脂コ
ーティングすることにより形成してもよい。
多孔質部材34に含浸させるインクは、染料と有機溶剤
と約30%の水とを混合したもので、活性度が通常用い
られるインクより大きい。このため多孔質部材34を故
意に押圧しない限り、インクは表面張力により多孔質部
材34内に留まり、自然にスポンジ表面から滴下するこ
とはない。
インクカートリッジ30内にインクを注入するには、例
えば真空ポンプ等の装置によりカートリッジ30内の圧
力を減圧して注入すればよい。
第3図は、インクジェット記録ヘッドと一体的に構成さ
れたインク供給装置の断面図である。
同図に示すようにインク供給装置37は、例えば1 2つの平行なレール38上にインクカートリッジを載置
するためのキャリッジ39と、キャリッジ39の前部(
図の左側)に設けられたインク受給通路40とを備えて
いる。インク受給通路40の内部には繊維束部材41が
充填されている。このインク受給通路40の前部にはイ
ンクジェット記録ヘッド43の基部が取り付けられてい
る。
インク受給通路40は、インク受給通路40の底部でイ
ンク導入路42に連通しており、このインク導入路42
はインクジェット記録ヘッド43の圧力室44に連通し
ている。圧力室44はノズル45に連通しており、圧力
室44の内壁の一部は圧電素子46で形成されている。
キャリッジ39は、プリンタの作動に応じて図示しない
駆動装置により紙面に垂直なレール38上を移動する。
キャリッジ39の後部(図の右側)はインク供給装置の
バランスを取るため肉厚に形成されているが、これにか
ぎらず錘を取り付るようにしてもよい。
同図はインク導入路42の先端部47をインク受給2 通路40の底部から2〜3mm突出させた場合であって
、この場合繊維東部材41がインク導入路42の先端部
47に当たって変形し、絞り効果を増すので毛細管現象
が起こりやすくなっている。なお、同図は説明のためイ
ンク導入路42の先端部47付近の繊維東部材41が円
状に省略されているが、実際はインク導入路42の先端
部46と繊維束部材41とは接触している。
第4図(A)は第3図のインク供給装置のインク受給通
路40に収納される繊維束部材41の平面図を示し、第
4図(B)はその側面図を示す。
なお、本明細書において繊維東部材とは、複数の繊維部
材が束ねられた部材である。繊維部材とは、プラスチッ
クファイバ、グラスファイバ、金属線等の線状の部材で
ある。これら複数の線状の部材が束ねられることにより
線状の部材間に毛細管経路が形成される。
同図(A)に示すように、繊維束部材41は、例えば複
数のポリエチレンのプラスチックファイバ48(直径2
0〜30μm)を芯として束ねたものの外側3 に複数のポリプロピレンのプラスチックファイバ49(
直径20〜30μm)が被せられている。繊維東部材4
1は、全体として例えば円柱状に形成されている。繊維
束部材41の直径はインク受給通路の内径に等しく、そ
の高さはインク受給通路に挿入した際にインク受給通路
の開口面より低くなるように形成されている。
同図(B)に示すように、これらのプラスチックファイ
バ489及び49の円柱状の集合体の上部41aの表側
は加熱することにより融着されている。この集合体の内
側は融着されず毛細管経路が形成されている。繊維東部
材41の形成には融着に限らず、樹脂コーティングを施
しても、樹脂、金属を巻着してもよい。
この繊維東部材4Iをインク供給装置37のインク受給
通路40に挿入すると、インク受給通路4θの内部のテ
ーパ部分により絞り込まれる(第5図)。
このため複数の繊維東部材41の上部は円筒状であり、
密度がほぼ均一であるのに対し、下部の密度は上部より
高くなっているので毛細管現象が効4 果的に起こる。
なお、インク受給通路40の内部に用いられる繊維束部
材41の代わりにスポンジ等の多孔質部材を用いてもよ
いが、インク経路が複雑に入り組んでいるのでインクの
供給の効率が悪い。そのためインク受給通路40の内部
には繊維東部材41を用いた方が好ましい。
従ってインクカートリッジ30の内部に多孔質部材、イ
ンク受給通路40には繊維東部材を組み合わせるのが好
ましい。
第5図は、第1図における使用する前のインクカートリ
ッジ30を第3図に示したインク供給装置37に装着し
た状態を表す図である。なお、同図においては、使用す
る前のインクカートリッジ30が一点鎖線で示されてい
る。
インクカートリッジ30はそのシーリングシート36が
破られ開口された状態でインク供給装置37に装着され
ている。シーリングシート36が開口されると、インク
供給通路33内の多孔質部材34とインク受給通路40
内の繊維束部材41とが接触する。こ5 れにより毛細管現象によってインク室32の多孔質部材
34に含まれているインクがインク供給通路33内の多
孔質部材34、インク供給通路40内の繊維東部材41
.及びインク導入路42を介してインクジェット記録ヘ
ッド43の圧力室43に供給され、ノズル45から噴射
され用紙等に印字される。
インクカートリッジ30がインク供給装置37に装着さ
れるときインク受給通路40の受給面はインク受給通路
40の内側の奥にあり、しかも装着の際の衝撃は多孔質
部材34に吸収される。多孔質部材34に含浸されたイ
ンクは毛細管現象により速やかに繊維束部材41に吸収
されるのでインク供給通路33からインクが溢れること
がない。そのためインク供給通路33の周辺を汚染する
ことがない。
インクジェット記録ヘッド43は、印字動作中シル38
上を紙面に垂直な方向に移動する。これによりインク室
32も振動するが、多孔質部材34が緩衝材の役割を果
たし、インク室32のインクの揺らぎを抑圧する。その
ためインクジェット記録ヘッド43に供給されるインク
の量が安定化され、イン6 りがインク供給通路33を通って外部に流出することが
ない。これにより印字の品位も安定化される。
インク供給通路33の多孔質部材34の下部の端面はイ
ンク供給通路33の開口部の開口面よりも内側に形成さ
れている。インク供給通路33の開口面はインク供給装
置37のインク受給通路40の開口よりわずかに大きく
なっており、その間に間隙が形成されている。この間隙
及び空気導入路を介してインクカートリッジ30のイン
ク室32内に空気が流入するようになっている。
第6図は本発明のインクカートリッジの他の構成例の断
面図を示す。
同図に示すようにインクカートリッジは、断面がL字状
の樹脂製のハウジング50を備えており、このハウジン
グ50の内部にインクを貯蔵するためのインク室50と
このインク室50のインクを外部に供給するためのイン
ク供給通路51とが形成されている。インク供給通路5
1はその一端がインク室51に同じ高さで連通しており
、他端はインク室51の底面より下の位置で下向きに開
口されている。イ7 ンク室51及びインク供給通路51の内部には、多孔質
部材53が充填されている。多孔質部材53の開口部付
近の端面ばインク供給通路52の開口面より内側に形成
されている。インク室51とインク供給通路52の内壁
には複数のリブ54が設けられている。
これら複数のリブ54によってハウジング50と多孔質
部材53との間に空気導入路が形成されている。
この空気導入路はインク供給通路52の開口部に連通し
ている。
インク供給通路52は、前述のように使用時に容易に開
口することが可能なシーリングシート55で密閉されて
いる。
第7図及び第8図は、第6図に示したインクカートリッ
ジに用いられる多孔質部材53の他の構成例をそれぞれ
示す。但し、これらの多孔質部材はインクカートリッジ
にリブが設けられていない場合に用いられるが、インク
カートリッジにリブが設けられていてもよい。
第7図の例では、断面がL字状の多孔質部材53aの各
面に空気導入路として複数の溝56が形成さ8 れている。これらの溝55は、多孔質部材53aの後部
(図の右側)から前部の下面にかけて長さ方向に形成さ
れており、多孔質部材53aをハウジングに内蔵した場
合に開口部に連通ずるように形成されている。溝56は
図では各面に1つずつ形成されているが、これに限らず
各面に2つ以上あってもよく、また複数の溝56がそれ
ぞれ互いに交差してもよい。
第8図の例では、断面がL字状の多孔質部材53bに、
空気導入路として2つの穴57a及び57bが形成され
ている。一方の57aは、多孔質部材53bの後部側面
(図の右側)から前部の下面までL字状に貫通している
。他方の穴57bは、多孔質部材53bの中を図のよう
に右側面から左側面まで貫通している。これら2つの穴
57a及び57bは多孔質部材53bの内部でそれぞれ
互いに連通している。
多孔質部材53bの前部の下面の穴57aは、インク供
給装置のインク受給通路に設けられた繊維東部材41に
接触したときに外部に通じるように形成されている。穴
57a及び57bの数は図では2つで9 あるが、これに限らず空気導入路の機能を果たすのなら
1つでも3つ以上であってもよい。
このような断面がL字状のインクカートリッジは、イン
ク供給通路52の開口部かインク室51の底面より下方
に位置しているため、多孔質部材53内のインクをイン
ク供給装置に供給する際に毛細管現象だけでなく重力も
利用することになるのでインクの供給されやすい。
なお、第1図の実施例の如く断面がコの字状のインクカ
ートリッジ31内の多孔質部材34に空気導入路を形成
してもよい。
第9図及び第10図は、第3図に示したインク受給通路
40付近の他の構成例の断面図を示す。
第9図の例では、インク受給通路40の内部は上部が円
筒状であり、下部58は繊維束部材を絞り込むためテー
パ状に形成されている。インク受給通路40の底面は球
面に形成されており、インク導入路42に連通している
。インク導入路42の先端部は突出していない。
第10図の例では、インク受給通路40の下部59が0 内側に湾曲している。このため第8図の場合と比較して
繊維東部材がより強く絞り込まれる。同図においてもイ
ンク導入路42の先端部は突出していないが、これに限
らずインク導入路42の先端部は突出していてもよい。
なお、空気導入路はインク供給通路に連通しており、イ
ンク供給通路の開口部は空気導入口を兼ねているので別
個に空気導入口を設ける必要がない。そのため製造工数
を減少することができる。
また、インク供給装置のインク受給通路は内部に繊維東
部材を設けており、毛細管現象によりインクジェット記
録ヘッドにインクを供給する。そのため、インクカート
リッジを取り外す場合にインク供給通路からインクがこ
ぼれたり、飛散したすせず、必要以上に供給して溢れる
ことがない。
さらにまた、従来のようにインク室の上部に空気導入口
がなく、インク室がほとんど密閉されているので使用中
のインクの蒸発を防止することができる。
また、インクカートリッジのシーリングシート1 が開口された場合に倒れてもインク室内のインクは多孔
質部材に留まるので外部に流出されにくい。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本願の第1の発明によれば
、インクを貯蔵するためのインク室と、インク室に連通
しており、一端が開口可能なインク供給通路とを備えた
インクカートリッジであって、多孔質部材がインク供給
通路及びインク、室に設けられていることで、多孔質部
材が緩衝材の役割を果たし、インク室のインクの揺らぎ
を抑圧する。そのためインクジェット記録ヘッドに供給
されるインクの量が安定化され、印字の品位も安定化さ
れる。
本願の第2の発明によれば、インクを貯蔵するためのイ
ンク室と、一端がインク室に連通しており、他の一端が
開口可能なインク供給通路とを備えたインクカートリッ
ジであって、インク供給通路の一端が使用時に開口可能
な密閉部材で密閉されていることで密閉部材を直接手で
開口することがないのでインクで手を汚染することがな
い。
2 本願の第3の発明によれば、インクを貯蔵するためのイ
ンク室と、インク室に連通しており、端が開口可能なイ
ンク供給通路とを備えており、インク供給通路の開口可
能なインク供給通路からインク室まで多孔質部材が設け
られており、インク室内にインク供給通路の開口可能な
インク供給通路に連通ずる空気導入路を設けたことで、
インクカートリッジに別個に空気導入口を設ける必要が
なく、製造工数を減少することができる本願の第4の発
明によれば、インクジェット記録ヘッドのノズルに連通
ずるインク受給通路を備えているインク供給装置であっ
て、インク受給通路の一端は、インクカートリッジのイ
ンク供給通路と連通すべく開口しており、インク供給通
路には、繊維東部材が充填されていることで、インクカ
ートリッジを取り外す場合にインク供給通路からインク
がこぼれたり、飛散したすせず、必要以上に供給して溢
れることがない。
さらにスポンジと繊維とが密着するので空気が混入しな
い。
3 従ってこれらことから、インクにより手、周辺を汚染す
ることなく、簡単かつ迅速にインクの補給作業が行うこ
とができるだけでなく、印字中のインクによる汚染を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における、インクカドリッジ
の断面図、第2図は第1図に示したハウジングの断面図
、第3図は、インキ供給装置の断面図、第4図(A)は
繊維部材の平面図、第4図(B)は繊維部材の側面図、
第5図は第1図に示したインクカートリッジをインク供
給装置に装着したときの状態を説明するための説明図、
第6図はインクカートリッジの他の構成例の断面図、第
7図及び第8図は第6図に示したインクカートリッジに
用いられる多孔質部材の他の構成例、第9図及び第10
図はインク受給通路付近の他の構成例の断面図、第11
図は供給装置及びインクカートリッジの従来例の断面図
、第12図はインクカートリッジの従来例の断面図であ
る。 30・・・・・・インクカートリッジ、31・・・・・
・ハウジング、4 32・・・・・・インク室、33・・・・・・インク供
給通路、34・・・・・・多孔質部材、35・・・・・
・リブ、36・・・・・・シーリングシト、37・・・
・・・インク供給装置、38・・・・・・レール、39
・・・・・・キャリッジ、40・・・・・・インク受給
通路、41・・・・・・繊維束部材、42・・・・・・
インク導入路、43・・・・・・インクジェット記録ヘ
ッド、44・・・・・・圧力室、45・・・・・・ノズ
ル、46・・・・・・圧電素子。 黒肺艮入 (504)シャープ株式会社第2図 5 −420− ノ ぐ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクを貯蔵するためのインク室と、一端が該イ
    ンク室に連通しており、他の一端が開口可能なインク供
    給通路とを備えたインクカートリッジであって、多孔質
    部材が該インク供給通路及び前記インク室内に設けられ
    ていることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. (2)インクを貯蔵するためのインク室と、一端が該イ
    ンク室に連通しており、他の一端が開口可能なインク供
    給通路とを備えたインクカートリッジであって、該イン
    ク供給通路の前記一端が使用時に開口可能な密閉部材で
    密閉されていることを特徴とするインクカートリッジ。
  3. (3)インクを貯蔵するためのインク室と、一端が該イ
    ンク室に連通しており、他の一端が開口可能なインク供
    給通路とを備えており、該インク供給通路の前記開口可
    能なインク供給通路から前記インク室内まで多孔質部材
    が設けられており、前記インク室内に前記インク供給通
    路の前記開口可能なインク供給通路に連通する空気導入
    路を設けたことを特徴とするインクカートリッジ。
  4. (4)インクジェット記録ヘッドのノズルに連通するイ
    ンク受給通路を備えているインク供給装置であって、前
    記インク受給通路の一端はインクカートリッジのインク
    供給通路と連通すべく開口しており、該インク供給通路
    には繊維束部材が充填されていることを特徴とするイン
    ク供給装置。
JP8966490A 1990-04-04 1990-04-04 インクカートリッジ及びインク供給装置 Pending JPH03288652A (ja)

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