JP3687706B2 - プリンタおよびインクタンク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出させて記録を行なう記録ヘッドと、記録ヘッドに供給するためのインクを保有するインクタンクを有し、インクタンクが着脱自在に構成されたプリンタ、及び、そのインクタンクに関するものであり、特に、インクタンクが装着されるジョイント部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インクジェットプリンタは、高画質の印字画像が得られるとともに、低騒音であることから、広く利用されるようになってきている。特に、小型のプリンタが製造可能であることから、個人向けに開発されたものも多い。このような個人向けの小型プリンタにおいては、使用者本人がインクタンクやプリントヘッドと一体のインクジェットカートリッジを交換し、インクの補充を行なうように構成されている。特に、インクタンクのみの場合には、安価に交換可能であり、ランニングコストを低減させることができる。
【0003】
このようなインクタンクが交換可能に構成されたプリンタにおいては、従来、インクタンクの交換時に、インクタンクを装着するジョイント部の近傍にインクがしみだし、使用者の手を汚したり、機械本体にインクがたれるなどの問題があった。
【0004】
このような問題を解決するための一つの方法として、例えば、特開平3−92356号公報に開示されているように、インクタンク下部のインク取り出し口をゴム栓で構成し、このゴム栓に金属性のインク供給針を貫通させて記録ヘッドへのインク流路と接続するように構成したものがある。この構成においては、インク供給針はインクに対する耐食性を備え、ゴム栓の貫通が可能なように、パイプの先端を極めて鋭利に形成している。インクタンクを取り外しても、ゴム栓の弾性力によりインクタンクのインク供給口は閉じ、インクは漏れない。しかし、不用意な取扱いを行なうと鋭利なパイプの先端に触れ、怪我をするという問題を抱えていた。さらに、インク供給針そのものは内径が細いため、インク供給針の内部に突き破られたゴム栓の破片が混入した場合、インクの供給を妨げるという問題も抱えていた。
【0005】
このような問題を解決するために、例えば、特開昭50−74341号公報に開示されているように、インク供給口の先端にあらかじめ透孔を有するゴムなどの蓋板を設け、この透孔を割れ目を有するゴムなどの薄膜により封止して、比較的鋭利ではない導液管の挿入を可能とした構成のものも提案されている。しかし、この構成の場合は、やはり透孔および割れ目からインクが微小に漏れるという問題があった。
【0006】
別の方法として、例えば、特開平2−214665号公報や特開平6−966号公報などに開示されているように、インクタンクの接続部を封止部材で封止しておき、一方、プリンタ側の接続部を周囲に孔あけ用の突起を配した剛体の多孔質材で形成し、インクタンクの装着によって孔あけ用の突起でインクタンクの封止部材を破り、多孔質材をインクタンク内の多孔質体に押圧して接続している。このような構成では、多孔質材を配したインク供給管の先端部は比較的広く、詰まることはない。また、孔あけ用突起もそれほど鋭利である必要はないので、けがの心配もない。さらに、インクタンクはその初期状態において、封止部材で封止されているので、インクが漏れることはない。しかし、このような構成では、剛体の多孔質材の部分には、常にインクが潤沢に供給されているので、インクタンクの離脱時には供給されたインクがぼた落ちするという問題があった。
【0007】
近年、カラーのプリンタが多く開発されている。カラープリンタにおいては、複数の色を印字可能な一体型の記録ヘッドが用いられるようになってきている。このような一体型の記録ヘッドの場合には、上述のインクの漏れやぼた落ちは、インクの混色につながりやすいという問題も抱えている。
【0008】
このようなインクの漏れやぼた落ちをなくすため、例えば、特開平8−132633号公報に記載されているように、インクタンクの結合部にインクタンクの装着時と取り外し時で体積の異なる多孔質体を設けた構成を提案している。この構成によれば、インクタンクを取り外す際に多孔質体が膨張してインクを吸収するので、ぼた落ちなどが発生しない。しかし、多孔質体が膨張する際に、インクとともに空気を吸い込み、再度インクタンクを装着すると多孔質体が吸い込んだ空気がインクの流路に残り、印字不良を引き起こすという問題がある。
【0009】
また、圧接はインクの供給が不安定になりがちである。例えば、米国特許第4771295号明細書の請求項11のdに記載されているように、伸びたパイプが毛管部材に圧接し、毛管部材の密度を高めてインクを供給するものがある。この構成において、圧接量が少ないと毛管部材の密度が小さくなり、インクの供給時に空気も同時に引き込んでしまう。逆に圧接量が大きいと毛管部材の密度が高くなりすぎ、インクの供給に影響を及ぼす。このように毛管部材と圧接する構成では、特性が圧接量に左右されやいため、製品のばらつきも発生しやすく、印字不良も多いという問題がある。
【0010】
上述のような問題を解決し、インクタンクの着脱時に発生するインク漏れ等を防止するとともに、インクタンクの装着によるインクの流路への空気の侵入を防止し、印字不良などの不具合を軽減したものとして、特願平8−101517号や、特願平8−120075号などがある。これらの技術は、インクタンクの記録ヘッドとの結合部に結合部毛管部材を設け、インクタンク1の装着時に、この結合部毛管部材と記録ヘッドのインク導入部に設けられているフィルタとが当接して流路を形成する。結合部のインク流路は、結合部毛管部材によって満たされるため、空気の侵入を低減することができ、印字不良を少なくすることができる。また、インクタンクが記録ヘッドより離脱されるときには、結合部毛管部材が体積変化しないため、空気を吸い込むことはなく、再度の装着の際にインク流路への気泡の混入を防いで印字不良を低減し、画質を向上させることができる。
【0011】
これらの構成において、結合部毛管部材の材質は、製造上容易な繊維状のフェルトが望ましい。フェルトとしてはポリエステル、アクリル、ポリプロピレン等で製造される。フェルトが良い点としては、インクとの接触性が望ましいことや密度を変えることが可能なこと等が挙げられる。インクタンクと記録ヘッドの結合部分に繊維束を用いた構成は、例えば特開平7−148936号公報などに記載されている。
【0012】
しかしながら、結合部毛管部材として繊維状の部材を用いると、繊維が毛羽立ってしまう。構造上、この結合部毛管部材は記録ヘッド側に取り付けられたフィルタに接触しているが、インクの供給の際に記録ヘッド側のフィルタに結合部毛管部材の繊維がかかり、それが積み重なるとフィルタの圧力損失が増大し、結果的に印字不能となってしまうという問題がある。結合部毛管部材を例えばウレタンスポンジのような多孔質体に変更すれば毛羽立ちはなくなるが、高密度の多孔質体は物質的に非常に硬くなる。そのため、記録ヘッド側のフィルタに当接させる際にフィルタが変形し、密接な結合が得られなくなって吸引動作時にインクの流路内に気泡を引き込んでしまうという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、インクタンクの結合部毛管部材と記録ヘッド側のフィルタの接触による圧力損失を抑制し、印字不良などの不具合を軽減したプリンタおよびインクタンクを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インクを吐出させて記録を行なう記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給するための前記インクを保有するインクタンクを有し、該インクタンクが着脱自在に構成されたプリンタにおいて、前記記録ヘッドは、前記インクタンクと結合するインク導入部を有しており、該インク導入部の前記インクタンクと対向する面にはフィルタが設けられており、前記インクタンクは、大気連通孔および前記記録ヘッドとの結合部が設けられたインク室と、該インク室の内部に収容されたインク室毛管部材と、前記結合部に設けられ前記インク室毛管部材と液体連通するように配置され複数の微小孔が形成されたメニスカス形成部材と、該メニスカス形成部材の前記記録ヘッド側に設けられた繊維状部材と、該繊維状部材の前記記録ヘッド側に当接して設けられたシート状の多孔質体を有し、前記多孔質体の密度は前記繊維状部材の密度と同等以上であり、かつ、前記繊維状部材の密度は前記インク室毛管部材の密度よりも高い密度であり、前記インクタンクの装着時に前記インク導入部の前記フィルタが前記多孔質体と当接することを特徴とするものである。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプリンタにおいて、前記繊維状部材が、繊維状の三次元毛管部材であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項に記載の発明は、インクを吐出させて記録を行なうプリンタに着脱可能に装着されるインクタンクにおいて、大気連通孔および記録ヘッドとの結合部が設けられたインク室と、該インク室の内部に収容されたインク室毛管部材と、前記結合部に設けられ前記インク室毛管部材と液体連通するように配置され複数の微小孔が形成されたメニスカス形成部材と、該メニスカス形成部材の前記記録ヘッド側に設けられた繊維状部材と、該繊維状部材の前記記録ヘッド側に当接して設けられたシート状の多孔質体を有し、前記多孔質体の密度は前記繊維状部材の密度と同等以上であり、かつ、前記繊維状部材の密度は前記インク室毛管部材の密度よりも高い密度であり、前記多孔質体は、前記インクタンクの装着時に前記記録ヘッドのインク導入部に設けられたフィルタと当接するように設けられていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のインクタンクにおいて、前記繊維状部材が、繊維状の三次元毛管部材であることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態における要部断面図、図2は同じく要部斜視図である。図中、1はインクタンク、2はジョイント部、3はプリントヘッド、4はインク導入部、11は主インク室、12はインク室毛管部材、13は大気連通口、14は第1のメニスカス形成部材、15はインク誘導部材、16は中間室、17は第2のメニスカス形成部材、18は第1の結合部毛管部材、19は第2の結合部毛管部材、20はジョイント外周部、21はインク誘導部材押さえ、31は接合部材、32はフィルタ、33はインク流路である。図1および図2では、インクタンク1を装着する前の状態を示している。また、図1,図2では、プリントヘッド3がプリンタに装着されており、プリントヘッド3にインクタンク1を装着する構成を示し、インクタンク1と、プリントヘッド3のインク流路の部分のみを図示している。なお、図2は、インクタンク1の側壁の1面と、インク室毛管部材12を取り除いて示している。インクタンク1は、プリントヘッド3とジョイント部2において接続される。インクタンク1のジョイント部2がプリントヘッド3のインク導入部4に当接することによってインクの流路が接続され、インクタンク1からインクを供給される。
【0023】
インクタンク1の内部には、主インク室11と、その下部に中間室16が設けられている。主インク室11の内部には、インク室毛管部材12が配置されている。このインク室毛管部材12は、毛細管力によりインクを保持し、負圧を保っている。主インク室11の上部には、インク室毛管部材12と大気連通可能な大気連通口13が設けられている。主インク室11の下部には、連通孔が設けられており、中間室16と連通している。インク室毛管部材12は、その上部で大気と連通し、大気圧に解放されているので、インク供給時には、インク室毛管部材12内のインクは大気圧により押され、また、インク室毛管部材12の下方から負圧により中間室16側へ引き出される。また、主インク室11の底面は、連通孔を最低部とするような斜面で形成されている。
【0024】
主インク室11の底面に設けられた連通孔には、多数の微細孔を有する第1のメニスカス形成部材14が配置されている。第1のメニスカス形成部材14には、インク室毛管部材12の底部が圧接されて配置される。インク室毛管部材12内にインクが含浸されているときは、インクは第1のメニスカス形成部材14を通過して中間室16に移動する。インク室毛管部材12にインクがなくなった場合、インク室毛管部材12に接した第1のメニスカス形成部材14の微細孔に張っているインクのメニスカスを押し、表面張力に打ち勝ってこれを通過し、気泡となって中間室16へ移動する。これにより、プリントヘッド3へのインクの供給圧を一定以下に保っている。この第1のメニスカス形成部材14は、例えば連通孔の部分に微細孔を多数形成して代用してもよい。
【0025】
第1のメニスカス形成部材14の下部には、インク誘導部材15が設けられている。インク誘導部材15は、連通孔の周囲の壁面から突出するインク誘導部材押さえ21によって支持されている。あるいは、第1のメニスカス形成部材14の一部をインク誘導部材15としてもよい。インク誘導部材15は、中間室16の底面まで延在している。第1のメニスカス形成部材14の下面に気泡が溜り、空気の層ができてしまったり、あるいは、中間室16内のインクの液面が低下したとき、インク誘導部材15が中間室16内のインクを吸い上げて第1のメニスカス形成部材14にインクを供給する。これにより、第1のメニスカス形成部材14を常に濡れた状態に保ち、負圧を保つ。また、インクを使いきるまで、インクの供給圧を最良の状態を維持することができる。
【0026】
中間室16は、連通孔よりも上方に延在する部分を有している。図1では、中間室16の周辺部の方が連通孔の部分よりも高くなるように、中間室16の上壁を斜めにしている。中間室16は、第1のメニスカス形成部材14および第2のメニスカス形成部材17を通過して侵入してきた気泡を周辺部の連通孔よりも高い部分に集積し、ジョイント部2からプリントヘッド3への気泡の混入を防止し、また、結合部に残留する空気を除去している。
【0027】
中間室16の底部には、プリントヘッド3との接続を行なうためのジョイント部2が設けられている。ジョイント部2には、多数の微細孔が設けられた第2のメニスカス形成部材17および第1の結合部毛管部材18、第2の結合部毛管部材19がこの順で設けられている。インクタンク1が取り外されて放置された状態においては、この第2のメニスカス形成部材17に設けられた微細孔に形成されるインクの表面張力によって、中間室16内のインクがジョイント部2から漏れ出すことはない。また、インクタンク1が装着されている状態では、インクタンク1にかかる振動および衝撃、加速度による圧力変動、および、プリントヘッド3のノズル側からの気泡混入を防止する。第2のメニスカス形成部材17としては、例えば、ステンレス材のメッシュフィルタの濾過粒度40ミクロン品等を使用することができる。
【0028】
ジョイント部2に設けられた第1の結合部毛管部材18は、インクタンク1の装着時には、第2のメニスカス形成部材17とプリントヘッド3のフィルタ32の間を埋める。そのため、結合部における空気の残留量を大幅に減少させることができ、気泡による印字不良を減少させることができる。また、インクタンク1の取り外し時には、この第1の結合部毛管部材18がインクを吸収するので、インクが垂れることはない。また、仮に第1の結合部毛管部材18の保持許容量を超えた場合でも、インクタンク1内の負圧によって、許容量を超えたインクはインクタンク1内へ吸い込まれ、第1の結合部毛管部材18は所定のインクを保持してバランスを保つ。このとき、従来のような第1の結合部毛管部材18の体積変化はほとんどないので、第1の結合部毛管部材18内に空気が侵入することもほとんどない。
【0029】
第1の結合部毛管部材18としては、インクの吸収力に優れた材料が用いられ、具体的には、例えば、製造上容易な繊維状のフェルト等を用いることができる。フェルトの材質としては、ポリエステルやアクリル、ポリプロピレンなどが用いられる。フェルトの利点としては、インクに対するぬれ性がよいことや、密度を自在に変えることが可能であること等が挙げられる。
【0030】
第1の結合部毛管部材18の密度は、主インク室11に装填されているインク室毛管部材12の密度よりも高くする。これによって、インクタンク1が取り外されたときのインクの垂れを防止することができる。第1の結合部毛管部材18の密度は、インク室毛管部材12の密度の2倍程度以上であれば、インクの供給や、メンテナンス時の吸引動作等において支障はなかった。また、この第1の結合部毛管部材18の厚みは、圧力損失を考えてなるべく薄い方が望ましい。プリントヘッド3のフィルタ32との当接を考慮して決定すればよい。一例としては、2〜5mm程度とすることができる。
【0031】
第2の結合部毛管部材19は、第1の結合部毛管部材18のプリントヘッド3のフィルタ32と当接する側に設けられる。この第2の結合部毛管部材19は、例えば多孔質体で薄いシート状に形成される。多孔質体であれば毛羽立ちなどはなく、繊維がフィルタ32にかかることによる不具合は発生せず、フィルタ32との良好な接合が実現できる。第1の結合部毛管部材18は、上述のように繊維状のフェルト等を用いるので、直接フィルタ32と接合させると毛羽立った繊維がフィルタ32にかかり、それが積み重なるとフィルタ32の圧力損失が増大して印字不良を引き起こす。この第2の結合部毛管部材19は、第1の結合部毛管部材18の毛羽立った繊維がフィルタ32にかかるのを防止する。
【0032】
第2の結合部毛管部材19の密度は、第1の結合部毛管部材18と同等がよい。これは、インクを供給する上での第2の結合部毛管部材19の密度が第1の結合部毛管部材18よりも低いと、インクが第1の結合部毛管部材18に吸われてしまう。そのため、第2の結合部毛管部材19にインクが十分満たされずに空気が入り込み、インクタンク装着後にプリンタでインクを吸引すると、記録ヘッドの内部へ気泡を巻き込んでしまう。これを防止するために、第2の結合部毛管部材19の密度が、第1の結合部毛管部材18の密度と同等以上となるように構成される。このとき、第2の結合部毛管部材19は薄いシート状に形成されているので、高密度の多孔質体であっても柔軟性を有し、フィルタ32との接合時にフィルタ32を変形させることはない。また、第2の結合部毛管部材19のシート面によって第1の結合部毛管部材18の端面のうねりを緩和する働きもある。
【0033】
このように第2の結合部毛管部材19によって、第1の結合部毛管部材18のうねりを緩和し、毛羽立った繊維によるフィルタ32の圧力損失の増大を抑制でき、かつ、充填時の気泡混入も防止できる。なお、第1の結合部毛管部材18は、第2のメニスカス形成部材17側の面でも毛羽立ちが発生するが、第2のメニスカス形成部材17の濾過流度は大きいので、フィルタ32ほどの毛羽立ちの影響はない。しかし、多少の影響は受けるので、第1の結合部毛管部材18の第2のメニスカス形成部材17側にも第2の結合部毛管部材19と同種の部材を配置してもよい。
【0034】
ジョイント部2のジョイント外周部20は、プリントヘッド3に設けられている接合部材31が当接しやすいように、平坦な面が形成されている。
【0035】
一方、プリントヘッド3は、インク導入部4においてインクタンク1のジョイント部2と接続される。インク導入部4の周囲には、接合部材31が配置されている。この接合部材31は、インクタンク1が装着されたとき、インクタンク1のジョイント外周部20の面に当接変形し、接合部を密閉する。これにより、接合部からのインクの漏れなどを防ぐことができる。接合部材31の材料としては、例えば、シリコンゴムやブチルゴムなどを用いることができる。この接合部材31を設けずに構成することも可能である。
【0036】
インク導入部4の先端には、フィルタ32が配置されている。このフィルタ32は、インクタンク1が取り外された状態でインク導入部4に付着するゴミ等をインク流路33内に混入させないために設けられている。また、フィルタ32の微小孔に形成されるインクのメニスカスによってインクを保持し、ノズルからのインクの流出を防いでいる。フィルタ32の材料としては、例えば、濾過粒度が5から60ミクロンのステンレス材のメッシュフィルタ等を使用することができる。その他の材料としては、例えば、セラミック製のフィルタなどを利用することができる。具体的には、例えば、ステンレス材のメッシュフィルタの濾過粒度20ミクロン品を使用することができる。
【0037】
図3は、インクタンク1の分解図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付してある。41はトップカバー、42はタンクケース、43はボトムカバー、44はラベルである。インクタンク1は、トップカバー41、タンクケース42、ボトムカバー43により構成されている。タンクケース42は、図1における主インク室11の側面と底面、および、中間室16の上面と側面を構成する。タンクケース42の底面には、主インク室と中間室との連通孔が形成されており、その連通孔に第1のメニスカス形成部材14が配設される。さらに、タンクケース42内にはインク室毛管部材12が挿入される。タンクケース42の上に、大気連通口を有するトップカバー41が設けられ、主インク室が形成される。第1のメニスカス形成部材14の下には、インク誘導部材15が設けられ、さらにボトムカバー43が設けられる。これにより中間室が形成される。ボトムカバー43にはジョイント部2が形成されており、ジョイント部2に第2のメニスカス形成部材17と第1の結合部毛管部材18、第2の結合部毛管部材19が配置される。なお、タンクケース42の側面に案内事項等を記載したラベル44を貼着してもよい。
【0038】
図4は、インク導入部4の分解拡大図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付してある。51はジョイントブロック、52はマニホールドである。インク導入部4には、上述したように、接合部材31およびフィルタ32が設けられている。ジョイントブロック51にフィルタ32、および、接合部材31が装着され、ジョイントブロックアッセンブリが作製される。また、マニホールド52は、インクを吐出するためのノズルを備えたヘッドチップと結合され、ヘッドチップにインクを供給するためのインク流路が形成されている。また、ヘッドチップには、インクを吐出するための気泡を発生する発熱体が各ノズルに対応して設けられている。ジョイントブロックアッセンブリは、マニホールド52に装着され、プリントヘッド3の主要部を構成する。このほか、プリントヘッド3には、マニホールド52に組み込まれたヘッドチップに電力および制御信号を供給するための配線、および、記録する画像にあわせて発熱体を駆動するための駆動回路等が設けられた基板も組み込まれる。
【0039】
図5は、本発明のプリンタおよびインクタンクの第1の実施の形態におけるインクタンク取り外し時のジョイント部付近の拡大断面図、図6は、同じくインクタンク装着時のジョイント部付近の拡大断面図である。図中の符号は図1と同様である。インクタンク1の装着時には、図6に示すように、ジョイント部2に設けた第2の結合部毛管部材19がインク導入部4に設けられているフィルタ32に当接し、この結合部を介してインクをインクタンク1からプリントヘッド3へ供給する。このとき、第2の結合部毛管部材19をフィルタ32に圧接させる必要はなく、両者を当接させればよい。実際には、当接によって第2の結合部毛管部材19、および場合によっては第1の結合部毛管部材18も多少変形するが、その変形量は0.3〜0.5mm程度と非常に少ない。また、インクの供給性能はこの変形量に大きく左右されず、安定している。さらに、第1の結合部毛管部材18の毛羽立った繊維がフィルタ32にかからないので、フィルタ32の圧力損失の増大を抑制することができる。
【0040】
また、インク導入部4の周囲に配置されている接合部材31は、ジョイント外周部20の平面に圧接され、その先端部分が弾性変形している。これにより、気密性を保持して、インクの流路を外気と遮断している。インクタンク1内のインクは、第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19を通過し、プリントヘッド3へ供給される。このとき、第1の結合部毛管部材18は、第2のメニスカス形成部材17とフィルタ32の間のほとんどの空間を満たし、インクの流路の一部となっている。
【0041】
上述のように、ジョイント部2の部分はインクの流路となっているため、この部分にインクが存在している。通常、図5に示すようにインクタンク1を取り外す時には、ジョイント部2に存在しているインクがジョイント部2の周辺に流出しようとする。しかし、ジョイント部2に配置した第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19がジョイント部2に存在するインクを保持し、ジョイント部2に残留していたインクは、ジョイント部2から漏れ出すことはない。プリントヘッド3側では、インクを吐出するノズルのインクの表面張力と、フィルタ32の微細孔に形成されるインクのメニスカスによる表面張力がバランスし、ノズルなどからインクが漏出することはない。
【0042】
また、図6に示すようにインクタンク1が装着されるときには、第2の結合部毛管部材19とフィルタ32が当接し、結合部の流路が第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19によって確保されるため、結合部に残留する空気の量を低減することができ、気泡による印字不良を減少させて印字品質を向上させることができる。仮に結合部に気泡が残留しても、メンテナンス時に吸引動作を行なえば、十分除去可能である。
【0043】
上述の構成において、特に図5に示した構成では、インクタンク1を取り外した状態の時に第2の結合部毛管部材19が外気に触れており、この部分からインクが蒸散する。これを防ぐため、例えば、インクタンク1の出荷時にはジョイント部2にシールを貼着したり、キャップなどによってジョイント部2を覆うように構成することができる。
【0044】
図7は、本発明のプリンタの第2の実施の形態におけるジョイント部付近の拡大断面図である。図中の符号は図1と同様である。この実施の形態では、第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19をプリントヘッド3側に設けている。このような構成においても、インクタンクの装着時は、上述の図6に示したように、第1の結合部毛管部材18は、第2のメニスカス形成部材17に当接させることができる。これにより、インクタンク1側の第2のメニスカス形成部材17とプリントヘッド3側のフィルタ32との間が第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19によって満たされるので、この結合部に残留する空気を低減して印字不良を減少させ、印字品質を向上させることができる。
【0045】
また、インクタンク1が取り外された場合には、インクタンク1内のインク室毛管部材12の負圧と、第2のメニスカス形成部材17の微細孔に形成されるインクのメニスカスによる表面張力がバランスし、ジョイント部2からインクが漏れ出すことはない。結合部に存在していたインクは、第1の結合部毛管部材18の毛管力によって保持されるため、インク導入部4からインクが流出することはない。
【0046】
この第2の実施の形態では、インクタンク1の装着時に第1の結合部毛管部材18の面にインクタンク1の第2のメニスカス形成部材17が当接し、またインクタンク1の取り外し時に第2のメニスカス形成部材17が離れる。この着脱の繰り返しによって第1の結合部毛管部材18の面の毛羽立ちがひどくなることが考えられる。この毛羽立った繊維が第2のメニスカス形成部材17にかかって圧力損失が増大する可能性がある。これを回避するため、第1の結合部毛管部材18の第2のメニスカス形成部材17側の面にも、第2の結合部毛管部材19と同質の薄い毛管部材を配置し、第1の結合部毛管部材18の毛羽立ちを抑えるように構成することもできる。
【0047】
図8は、本発明のプリンタおよびインクタンクの第3の実施の形態における要部断面図である。図中、図1と同様の部分に同じ符号を付して説明を省略する。この実施の形態では、中間室16を設けない1室構成のインクタンクを示している。すなわち、インクタンク1は、唯一のインク室である主インク室11が内部に設けられ、主インク室11内にインク室毛管部材12が収納されている。インク室毛管部材12は、第2のメニスカス形成部材17に圧接されている。ジョイント部2には、この第2のメニスカス形成部材17と、第1の結合部毛管部材18、第2の結合部毛管部材19が配置されている。
【0048】
このような構成においても、インクタンク1の装着時にはインクタンク1側の第2の結合部毛管部材19と、プリントヘッド3側のフィルタ32が当接し、インクの流路を形成することができる。このとき、第2のメニスカス形成部材17とフィルタ32の間のほとんどの空間は第1の結合部毛管部材18によって埋められているので、この部分に残留する空気を少なくすることができ、印字不良を低減することができる。また、インクタンク1が取り外された場合も、第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19が結合部のインクを吸収するので、インクが漏れ出すことはない。
【0049】
さらに、第2の結合部毛管部材19によって第1の結合部毛管部材18の毛羽立ちを抑え、フィルタ32に毛羽立った繊維が絡むことがほとんどなくなるので、フィルタの圧力損失の増大を抑制し、印字不良を減少させることができる。
【0050】
図9は、本発明のプリンタの第4の実施の形態における要部構成図である。図中、図1ないし図4と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。53はプリント基板、54はヘッドチップである。この実施の形態では、複数色のインクを用いるカラープリンタに本発明を適用した場合の一例を示している。ここでは、3色のインクを用いることとし、1つのインクタンク1からそれぞれの色のインクを供給するように、インクタンク1内を3分割している。使用する色としては、例えば、シアン、マゼンタ、イエローを用いることができる。もちろんこの色に限らない。また、ブラックを含めた4色を使用したり、2色あるいは5色以上の色を用いることもでき、その場合には、色の数だけインクタンク1内を分割する。あるいは、使用する色数以下の個数のインクタンクを並置した構成にしてもよい。
【0051】
インクタンク1は、内部が3分割され、それぞれ別の色のインクが収容されている。分割されたそれぞれの構造は、上述の第1ないし第3の実施の形態として示した構造のいずれかと同様であり、3つのインクタンクを一体化した構造と同様に機能する。ジョイント部2もそれぞれの色のインクごとに設けられている。この例では、3つのジョイント部2がジグザグに配列されている。第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19は、ここでは上述の第1、第3の実施の形態と同様、それぞれのジョイント部2に設けられている。もちろん、第2の実施の形態に示した構成を適用することも可能である。
【0052】
プリントヘッド3は分解して示している。ジョイントブロック51には、それぞれの色のインクタンクと接続されるように、3つのインク導入部4を有している。各インク導入部4には、図4に示した構成と同様に、フィルタ32および接合部材31が設けられている。3つのジョイント部2のジョイント外周部20は、それぞれ対応するインク導入部4の接合部材31を押圧し、変形させてそれぞれの結合部を密閉する。また、各ジョイント部2の第2の結合部毛管部材19が各インク導入部4のフィルタ32と当接し、それぞれの色のインクの流路が構成される。
【0053】
マニホールド52には、各色ごとのインク流路が形成されている。また、マニホールド52とヘッドチップ54が液的に接続され、インク流路が形成されており、各インク導入部4から導入されたインクをヘッドチップ54に供給する。
【0054】
プリント基板53は、ヘッドチップ54に電力および制御信号、記録すべき画像の信号などを供給するための配線等が設けられている。記録する画像にあわせて発熱体を駆動するための駆動回路等が設けられることもある。プリント基板53とヘッドチップ54は、例えば、ワイヤボンディングなどにより電気的に接続されている。
【0055】
図10は、本発明の第4の実施の形態におけるヘッドチップの一例を示す正面図である。ヘッドチップ54には、各色のインクを噴射するために、各色ごとにそれぞれ複数本のノズルが配列されている。この例では、各色のノズル群が一列に配列されている。このヘッドチップ54が、図中、上下方向に移動しながらインクの噴射制御を行なうことによって、各色の帯状領域の記録を行なうことができる。ヘッドチップ54には、各ノズルを駆動するための駆動回路が搭載されることがある。なお、各色のノズル群の間に間隙を設けて図示しているが、実際にはこの部分および両端部にも記録を行なわないダミーノズルが配置されることがある。
【0056】
この第4の実施の形態によれば、各色ごとに設けられているインク導入部4において、インクタンク1を取り外した際に、インク導入部4付近に存在するインクは、それぞれの第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19で保持されるので、インク漏れやインクのぼた落ちなどが発生しない。そのため、隣接するインク導入部に異なる色のインクが侵入し、混色を起こす事態を回避することができる。また、インクタンクの取り外し時に、それぞれの第1の結合部毛管部材18および第2の結合部毛管部材19が空気を取り込むこともないので、再度のインクタンク1の装着時に、インク流路内への気泡の侵入を減少させる。さらに、インクタンク1の装着により、結合部のインク流路のほとんどの空間は第1の結合部毛管部材18によって満たされるので、インク流路内への気泡の侵入はさらに減少させることができる。また、第2の結合部毛管部材19によって第1の結合部毛管部材18の毛羽立ちを抑えているので、フィルタ32に毛羽立った繊維がかかることはなく、フィルタ32の圧力損失の増大を抑制して印字不良等を低減できる。
【0057】
図11は、本発明のプリンタの一例を示す外観図である。図中、61はプリンタ、62は下部ケース、63は上部ケース、64はトレー挿入口、65はディップスイッチ、66はメインスイッチ、67は用紙受け、68はパネルコンソール、69は手差し挿入口、70は手差しトレー、71はインクタンク挿入蓋、72はインクタンク、73は用紙送りローラ、74は用紙トレー、75はインタフェースケーブル、76はメモリカードである。図11では、上述の第1ないし第4の実施の形態が適用されるプリンタの全体を示している。
【0058】
プリンタ61の筺体は、概ね下部ケース62と上部ケース63により構成されている。この中に図示しない電気回路や駆動系部品などが収納されている。下部ケース62にはトレー挿入口64が設けられ、ここから記録するための用紙が収納された用紙トレー74が挿入され、プリンタ61に用紙が装填される。
【0059】
また、下部ケース62にはディップスイッチ65およびメインスイッチ66が取り付けられている。ディップスイッチ65は、プリンタ61の動作の一部を設定するものであり、設定変更の頻度の少ない機能設定が割り付けられている。このディップスイッチ65は、使用しないときにはカバーで覆うように構成されている。メインスイッチ66は、プリンタ61の電源を切入するためのスイッチである。下部ケース62には、さらに、図示しないインタフェースコネクタや、メモリカード76の挿入口等が設けられている。インタフェースコネクタには、インタフェースケーブル75が接続され、外部のコンピュータなどとのデータ交換が行なわれる。メモリカード76は、プリンタ61の動作時に拡張メモリとして用いられたり、ある場合にはフォントが格納され、記録時に用いられる。
【0060】
上部ケース63には、用紙受け67が形成されており、記録済みの用紙が排出される。また、パネルコンソール68が設けられており、記録モードの設定や、給紙、排紙等の指示など、ユーザが頻繁に使用する入力手段や、プリンタ側からのメッセージの表示手段などが配置されている。さらに、手差し挿入口69、手差しトレー70が設けられており、ここからユーザが手差しにより給紙することができる。
【0061】
また、上部ケース63にはインクタンク挿入蓋71が設けられている。この蓋を開けることにより、内部のインクタンク72の着脱を行なうことができる。インクタンク72は、上述の各実施の形態で示したような構成のものを用いることができる。ここでは、第1ないし第3の実施の形態のいずれかで示した単色のインクタンクと、第4の実施の形態で示した3色一体型のインクタンクの2つのインクタンク72が装着される。インクタンク72は、図示しない記録ヘッドに装着される。また、プリントヘッドは図示しないキャリッジに取り付けられている。
【0062】
インクタンク72の装着時には、インクタンク72の結合部毛管部材とインク導入部のフィルタが当接することにより、インクの流路を形成するとともに、ジョイント部およびインク導入部付近の空気は結合部毛管部材によって排除し、気泡による印字不良を防止している。また、結合部毛管部材として繊維状の三次元毛管部材と多孔質部材を組み合わせて用い、多孔質部材をインク導入部のフィルタに当接させることにより、三次元毛管部材の毛羽立った繊維によるフィルタの圧力損失の増大を抑制している。インクタンク72の取り外し時には、上述のように結合部毛管部材によって結合部付近のインクが保持されるので、インクがにじみ出したり、ぼた落ちすることはない。そのため、プリンタ本体を汚したり、他の色のインク導入部にぼた落ちして混色を起こすことはない。
【0063】
用紙トレー74に収納された用紙は、内部の図示しない搬送系により1枚ずつ取り出されて搬送され、あるいは手差し挿入口69から用紙が差し込まれ、用紙送りローラ73の円周に沿って送られる。インクタンク72が装着された図示しない記録ヘッドが用紙の搬送方向とは直角方向に移動し、帯状領域ごとに記録を行なう。そして、用紙送りローラ73によって次の帯状領域の記録位置まで用紙の長さ方向に用紙を送る。この動作を繰り返し行なうことにより、用紙上に記録を行なう。そして、上部ケース63の用紙受け67へ排紙される。
【0064】
上述の各実施の形態では、インクタンク1をプリントヘッド3に装着する構成を示したが、例えば、プリントヘッド3もプリンタのキャリッジに対して着脱自在に構成してもよい。なお、上述の例においてはインクタンク1とプリントヘッド3の結合のみによって全インク流路を形成しているが、例えば、インク流路のみの部材を間に用いるなど、2つ以上の結合部を有する場合についても、それぞれの結合部において本発明の構成を適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、インクタンクと記録ヘッドの結合部に、繊維状部材と該繊維状部材の記録ヘッド側にシート状の多孔質体を設けたので、製造の容易な繊維状部材の毛羽立ちを抑えることができる。これによって、繊維状部材の端面のうねりを緩和し、毛羽立った繊維が記録ヘッド側のフィルタにかかり、フィルタの圧力損失が増大するのを防ぎ、印字不良などを防止することができる。
【0066】
また、インクタンクの装着時にインク導入部のフィルタが多孔質体と当接することによって、インクタンクの装着時に結合部に残留する空気を少なくすることができる。これにより、結合部に残留する空気によって生じる印字不良の発生を減少させ、印字品質を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態における要部断面図である。
【図2】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態における要部斜視図である。
【図3】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態におけるインクタンク1の分解図である。
【図4】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態におけるインク導入部4の分解拡大図である。
【図5】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態におけるインクタンク取り外し時のジョイント部付近の拡大断面図である。
【図6】 本発明のプリンタ及びインクタンクの第1の実施の形態におけるインクタンク装着時のジョイント部付近の拡大断面図である。
【図7】 本発明のプリンタの第2の実施の形態におけるジョイント部付近の拡大断面図である。
【図8】 本発明のプリンタおよびインクタンクの第3の実施の形態における要部断面図である。
【図9】 本発明のプリンタの第4の実施の形態における要部構成図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態におけるヘッドチップの一例を示す正面図である。
【図11】 本発明のプリンタの一例を示す外観図である。
【符号の説明】
1…インクタンク、2…ジョイント部、3…プリントヘッド、4…インク導入部、11…主インク室、12…インク室毛管部材、13…大気連通口、14…第1のメニスカス形成部材、15…インク誘導部材、16…中間室、17…第2のメニスカス形成部材、18…第1の結合部毛管部材、19…第2の結合部毛管部材、20…ジョイント外周部、21…インク誘導部材押さえ、31…接合部材、32…フィルタ、33…インク流路、41…トップカバー、42…タンクケース、43…ボトムカバー、44…ラベル、51…ジョイントブロック、52…マニホールド、53…プリント基板、54…ヘッドチップ、61…プリンタ、62…下部ケース、63…上部ケース、64…トレー挿入口、65…ディップスイッチ、66…メインスイッチ、67…用紙受け、68…パネルコンソール、69…手差し挿入口、70…手差しトレー、71…インクタンク挿入蓋、72…インクタンク、73…用紙送りローラ、74…用紙トレー、75…インタフェースケーブル、76…メモリカード。

Claims (4)

  1. インクを吐出させて記録を行なう記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給するための前記インクを保有するインクタンクを有し、該インクタンクが着脱自在に構成されたプリンタにおいて、前記記録ヘッドは、前記インクタンクと結合するインク導入部を有しており、該インク導入部の前記インクタンクと対向する面にはフィルタが設けられており、前記インクタンクは、大気連通孔および前記記録ヘッドとの結合部が設けられたインク室と、該インク室の内部に収容されたインク室毛管部材と、前記結合部に設けられ前記インク室毛管部材と液体連通するように配置され複数の微小孔が形成されたメニスカス形成部材と、該メニスカス形成部材の前記記録ヘッド側に設けられた繊維状部材と、該繊維状部材の前記記録ヘッド側に当接して設けられたシート状の多孔質体を有し、前記多孔質体の密度は前記繊維状部材の密度と同等以上であり、かつ、前記繊維状部材の密度は前記インク室毛管部材の密度よりも高い密度であり、前記インクタンクの装着時に前記インク導入部の前記フィルタが前記多孔質体と当接することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記繊維状部材が、繊維状の三次元毛管部材であることを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
  3. インクを吐出させて記録を行なうプリンタに着脱可能に装着されるインクタンクにおいて、大気連通孔および記録ヘッドとの結合部が設けられたインク室と、該インク室の内部に収容されたインク室毛管部材と、前記結合部に設けられ前記インク室毛管部材と液体連通するように配置され複数の微小孔が形成されたメニスカス形成部材と、該メニスカス形成部材の前記記録ヘッド側に設けられた繊維状部材と、該繊維状部材の前記記録ヘッド側に当接して設けられたシート状の多孔質体を有し、前記多孔質体の密度は前記繊維状部材の密度と同等以上であり、かつ、前記繊維状部材の密度は前記インク室毛管部材の密度よりも高い密度であり、前記多孔質体は、前記インクタンクの装着時に前記記録ヘッドのインク導入部に設けられたフィルタと当接するように設けられていることを特徴とするインクタンク。
  4. 前記繊維状部材が、繊維状の三次元毛管部材であることを特徴とする請求項に記載のインクタンク
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