JP4552526B2 - 液体収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は液体収容容器に関し、例えば、インクジェット式記録装置のキャリッジに装着されて、内部に収容したインクを印字ヘッドに供給するインクカートリッジ等に好適な液体収容容器に関するものである。
液体噴射装置の一例としてのインクジェット式記録装置は、インクを収容したインクカートリッジが装着されることにより、当該インクカートリッジからインクの供給を受けて、被記録物にインクを吐出して記録を行う。
インクジェット式記録装置にインクを供給するインクカートリッジとしては、上インク収容部と下インク収容部に分かれ、これらが連絡流路(連通部)により連通したインクカートリッジが開発されている。
この種のインクカートリッジにおいては、上インク収容部と連通する液体供給口に、インクジェット式記録装置でインクが消費された場合のインクジェット式記録装置側とインクカートリッジ側の圧力差に基づいて上インク収容部のインクをインクジェット式記録装置に供給する液体供給手段が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記インクカートリッジにおいては、下インク収容部において沈降した濃いインクが連絡流路を通って上インク収容部に最初に供給され、濃いインクが使用された後に薄いインクが供給され、インクジェット式記録装置に供給されるインクの濃さにばらつきがあるという課題があった。
また、上記特許文献1のインクカートリッジにおいて、連絡流路を囲うL字の仕切り壁の垂直部と水平部に流路を配する構成が記載されているが、上記構成においては、水平部の流路の直下に連絡流路が配されているため、水平部近傍のインクが連絡流路に合流するものの、下インク収容部内において濃いインクと薄いインクが攪拌される上下方向の流れが発生しないという課題があった。
そこで、各インク収容部内に、該インク収容部内を移動することで収容部内の液体を撹拌する撹拌移動体を投入しておいて、撹拌移動体による撹拌力で、インク収容部内の上下に分かれている濃いインクと薄いインクとを再混合させて、供給するインクの濃さを均一化する構成のインクカートリッジが提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2003−80730号公報 特開2003−266730号公報 特開平9−309212号公報
ところが、インク収容部内に撹拌移動体を投入する従来のインクカートリッジは、インク収容部を区画形成する周壁が、合成樹脂製のカートリッジ本体及び蓋体に一体形成された剛性の高い隔壁又はリブによって提供されており、例えば、印字ヘッドの往復動動作に伴って撹拌移動体がインク収容部内を移動した時に、撹拌移動体がインク収容部を区画形成している隔壁等に衝突することで、騒音となる衝撃音が発生したり、或いは、衝突による振動がインク供給動作の精度に影響を及ぼす可能性があった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、液体収容部内の撹拌移動体による騒音や衝突による振動を抑えながら、濃度が均一化された液体を高精度に供給することのできる液体収容容器を提供することである。
本発明の上記目的は、液体噴射ヘッドと伴に往復動するキャリッジに搭載されて、液体収容部内の液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容容器であって、前記液体収容部は、前記液体噴射ヘッドの往復動方向に対向する少なくとも一方の面を開放された容器本体の液体収容凹部と、該液体収容凹部の開放面を封止するフィルムとで形成されており、前記液体収容部内には、撹拌移動体が移動可能な状態で収容されていることを特徴とする液体収容容器により達成される。
尚、本発明の液体噴射ヘッドとは、インクジェット式記録装置の液体噴射ヘッド(印字ヘッド)、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置の色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、さらにはバイオチップを製造するバイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッド及び精密ピペットしての試料噴射ヘッドなどを含む。
上記構成によれば、液体噴射ヘッドと伴に往復動するキャリッジの移動に伴って、液体収容部内に収容されている撹拌移動体が液体収容部内を移動してフィルムに衝突するが、フィルムはカートリッジ本体の壁と比較して薄肉で弾性変形し易いため、該フィルムの弾性変形によって前記撹拌移動体の衝突エネルギーが吸収される。
その結果、撹拌移動体の衝突時に発生する衝突音や振動が大幅に低減されて、騒音や動作精度への影響が解消できる。
尚、好ましくは前記フィルムが、容器本体表面に溶着されることにより、前記液体収容凹部の開放面が封止されている。
上記構成によれば、フィルムの溶着により容器本体の液体収容凹部の封止が行われるので、製造が容易となる。
又、好ましくは前記フィルムの外側を覆って前記容器本体に固定される蓋体と、前記蓋体とフィルムとの間に介在することにより、前記液体収容部内の前記撹拌移動体が前記フィルムに衝突した時の衝撃を吸収する緩衝材と、を備える。
上記構成によれば、蓋体とフィルムとの間に介在する緩衝材が、フィルムに撹拌移動体が衝突した際の衝突音の吸音及び衝撃の吸収を行うため、撹拌移動体の衝突によって発生する音や振動を更に効果的に低減することができ、静音性や動作精度が更に向上した液体収容容器を提供することが可能になる。
また、液体収容部を区画形成しているフィルムの外側が蓋体で覆われる構造のため、取り扱い時にフィルムが外部の機器と干渉して破損することがなく、取り扱い性にも優れる。
又、好ましくは前記撹拌移動体が、転動自在な形状とされる。
この場合、撹拌移動体は転動によって自由にその位置が変えられるので、液体中における撹拌移動体の移動が促進されて、良好な撹拌動作がなされる。
更に、前記液体収容部内の液体が顔料インクである場合にも、沈降し易い顔料インクを撹拌することにより、液体噴射ヘッドに供給される液体の濃さのばらつきを抑えることができる。
本発明の液体収容容器によれば、液体収容部内の撹拌移動体が騒音となる大きな衝突音を発生することがなく、また、撹拌移動体の衝突によって動作精度に影響を及ぼすような振動が発生することもなく、撹拌移動体による撹拌力で濃度が均一化された液体を高精度に供給することができる。
以下、本発明に係る液体収容容器の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の液体収容容器の一実施形態に係るインクカートリッジ500の斜め上方からの正面斜視図である。このインクカートリッジ500は、インクジェット式記録装置の印字ヘッド(液体噴射ヘッド)と伴に往復動するキャリッジに着脱可能に搭載される液体収容容器である。
図2及び図3は図1に示したインクカートリッジ500を斜め下方からみた背面斜視図であり、図2はインクカートリッジ500のカートリッジ本体120の表面にフィルム110が貼り付けられる前の状態を示し、図3はインクカートリッジ500のカートリッジ本体120にフィルム110が貼り付けられた状態を示す。さらに、図4及び図5は、インクカートリッジ500を構成する部材を分解して示す分解斜視図である。
図1、図3及び図11に示した矢印Xは、インクジェット式記録装置の印字ヘッドの往復動方向を示している。
図6は、図1に示したインクカートリッジ500の背面図であり、図1のインクカートリッジ500においてフィルム110が貼り付けられる前の状態を示す。図7は、図1に示したインクカートリッジ500の正面図であり、インクカートリッジ500の液体収容凹部122にフィルム130が貼り付けられる前の状態を示す。図8は、図1に示したインクカートリッジ500の正面図であり、インクカートリッジ500の液体収容凹部122にフィルム130が貼り付けられた後の状態を示す。
図4に示すように、本実施形態のインクカートリッジ500は、印字ヘッドの往復動方向Xに対向する一方の面である正面を開放した液体収容凹部122を有する有底の略筐体形状のカートリッジ本体120と、この液体収容凹部122における開放面のほぼ全面を覆うフィルム130と、このフィルム130の外側を覆う蓋体140と、を備える。
カートリッジ本体120は、例えばポリプロピレン(PP)等の合成樹脂による一体成形品であり、カートリッジ本体120の液体収容凹部122は、後述するように隔壁又はリブによって複数の液体収容凹部270a,292a,294aに区画されている。
これらの各液体収容凹部270a,292a,294aの開放面は、フィルム130によって液密に封止されており、インク(液体)を収容する複数のインク収容部を形成している。
フィルム130は、カートリッジ本体120よりも融点の低い透明又は半透明の樹脂製フィルムであり、液体収容凹部270a,292a,294aを区画している隔壁又はリブに溶着される。
なお、フィルム130の溶着処理の前に、液体収容凹部270a,294a内には、収容したインクを撹拌するための撹拌移動体711が投入される。
そして、蓋体140が、フィルム130の外側を覆うようにカートリッジ本体120に固定される。
更に、カートリッジ本体120は、インクを収容するインク収容部111(図7参照)と、インク収容部111からインク供給部160までのインク流路部と、インク収容部111を大気に連通させるインク側通路、大気弁収容部、及び大気側通路からなる大気連通部とを備えている。
インクカートリッジ500はさらに、インク供給制御手段150と、インク供給部160と、記憶手段170と、係合レバー180と、を有する。
インク供給部160は、カートリッジ本体120の下面に配され、インクカートリッジ500が装着されるキャリッジに形成されたインク供給針が挿入されて、インク収容部111に収容されたインクをインクジェット式記録装置の印字ヘッドへ供給する。
記憶手段170は、取付部190にかしめられ、この取付部190は、カートリッジ本体120の側面の下方にかしめられて取り付けられる。
また、記憶手段170は、インクカートリッジ500の種類の情報、インクカートリッジ500が保持するインクの色の情報、および、インクの現存量等の情報を記憶し、表面に露出した複数の端子171により装置本体との間でこれらの情報を受け渡す。
係合レバー180は、カートリッジ本体120における取付部190と対向する側面の上部に成形され、インクジェット式記録装置のキャリッジと係合する。
取付部190の側面は、キャリッジに形成された図示しないリブにより規制されて、上記端子171とキャリッジ側の弾性接点とが確実に当接するように構成されている。
インク供給制御手段150は、インクの消費に伴って発生するインク収容部111とインク供給部160との圧力差により、インク収容部111のインクをインク供給部160へ供給する差圧弁から構成されている。インク供給制御手段150は、弾性変形可能であって、カートリッジ本体120の凹部495に挿入される弁部材の一例である膜弁900と、凹部495を覆う弁蓋151と、膜弁900および弁蓋151の間に配される付勢部材の一例としてのコイルバネ907とを有する。
本実施形態の液体収容部であるインク収容部111は、図7に示したように水平方向に延びる隔壁272により、上部と下部とに大きく分割され、この隔壁272の下部には連通孔242により大気と連通可能なインク収容部としての大気側収容部270が、また上部には大気から遮断された2つの第1インク収容部292及び第2インク収容部294からなるインク収容部としての供給側収容部290が形成されている。
供給側収容部290は、隔壁272の近傍(下部領域)に連絡流路(連通部)276を有する鉛直な隔壁271により、第1及び第2インク収容部292,294の2つに分割され、また第2インク収容部294に周りを囲まれるように配された流路部296が形成されている。
流路部296は下部の連絡流路278を介して、第2インク収容部294と接続されるとともに、通路298及び通孔918を介してインク供給制御手段150に接続されている。
隔壁271は、隔壁272との間に下連絡流路276および上面との間に上連絡流路277を有する。上連絡流路277の流路抵抗は、下連絡流路276の流路抵抗よりも小さい。
また、第2インク収容部294には、短尺で鉛直な隔壁288が設けられ、隔壁288と隔壁272との間が流路279となっている。
また、インク供給制御手段150の下流側は、インク供給制御手段150と連通する通孔910、通孔910と連通する流路321、流路321の一端に形成されて表面側に向けて貫通された通孔323、及び通孔323と一端が連通した連通部304を介して、インク供給部160と連通するよう構成されている。
大気側収容部270と第1インク収容部292とは垂直方向に延びる連絡流路295及び大気側収容部270の底面を貫通する連通部162(図2)を介して連通されている。従って、インク供給部160からインクが消費されると、それに対応して大気側収容部270のインクが第1インク収容部292に吸い上げられ、ここから第2インク収容部294、流路部296等を介してインク供給制御手段150に流れ込むように構成されている。
インク収容部111の大気側収容部270からインク供給制御手段150へは、連絡流路274、連通部162、連通孔163、連絡流路295、連絡流路276,278、流路部296、通路298、及び通孔918をこの順に通ってインクが流れ込む。
大気弁連通部624を境として大気と連通する側である大気側通路は、図6に示す開口212、蛇行した通路214、フィルタ収容部216、連通孔218及び連通部222、連通部222の側面に形成された通孔652b、及び押圧部材収容室652により構成されている。
詳細には、図6に示すように、カートリッジ本体120の表側に形成された迷路状に蛇行した1本の通路214の一端は開口212として大気に開放され、他端は撥インク性と通気性の機能を備えたフィルタ215(図4、図5)が収容されたフィルタ収容部216に接続されている。
フィルタ収容部216は、カートリッジ本体120の表側から裏側に貫通する連通孔218と連通する。連通孔218は、カートリッジ本体120の裏側において連通部222、及び連通部222の側面に形成された通孔652bを介して押圧部材収容室652と接続している。通路214の途中には、凹部からなるチャンバ930が設けられている。
一方、図7に示すように、大気弁連通部624を境としたインク側通路は、大気弁室669、連通孔238、連通溝240、及び連通孔242で形成されてインク収容部111の大気側収容部270と連通する。
カートリッジ本体120の裏側から表側に貫通する連通孔238は、連通孔238と連通する連通溝240、連通溝240と連通すると共にカートリッジ本体120の表側から裏側に貫通する連通孔242を介して大気側収容部270と連通する。
これら大気側収容部270、供給側収容部290、大気弁室669、及び大気側通路、インク側通路は、それぞれを区画する隔壁にフィルム130、110を熱溶着などの方法で溶着することにより大気と隔離された領域となる。
インク供給部160は、キャリッジに設けられたインク供給針が挿入される挿入口26を有するエラストマ等から形成されたシール部材12と、シール部材12の挿入口26を塞ぐ供給弁13と、供給弁13をシール部材12に向けて付勢するコイルスプリング等からなる付勢部材14とを有する。なお、シール部材12の挿入口26には、工場出荷時において、フィルム604が貼り付けられている。
インクカートリッジ500がインクジェット式記録装置のキャリッジに装着されると、キャリッジに設けられた凸部がフィルム480及び大気弁押圧部材654を介して大気弁650を上方に押し上げるとともに、キャリッジのインク供給針がインク供給部160の供給弁13を上方に押し上げる。
この結果、大気弁連通部624は、大気弁室669から連通孔242までの大気流路を大気と連通する。また、インク供給部160における供給弁13より上流は、インク供給針と連通する。
連通孔242が大気と連通している状態において、インクジェット式記録装置が記録を始めると、インク供給部160からインク供給針を通して印字ヘッドへインクが供給される。インク供給部160からインクが供給されると、インク収容部111において図7に示す矢印a、通孔918の順に流れたインクが、インク供給制御手段150を経由して、図7に示す矢印b,c,d,eの順に流れて、インク供給部160に流れ込み、インク供給部160に挿入されたインク供給針にインクが供給される。
このインクの流れにあわせてインク収容部111においては、大気側収容部270のインクが供給側収容部290に供給される。大気側収容部270のインクの消費に伴って空気が、図7における矢印f,gの経路を順に通って、連通孔242から大気側収容部270へ流入する。インク供給部160から印字ヘッドへインクが供給されて大気側収容部270の液面が下がるが、大気側収容部270と供給側収容部290とを接続する流路は、大気側収容部270の最も下部に連通口があるので、大気側収容部270の全てのインクが供給側収容部290へ移動するまで、供給側収容部290には空気が流入しない。
大気側収容部270のインクがすべて消費された後に、供給側収容部290の第1インク収容部292および第2インク収容部294のインクがこの順に消費される。この間、供給側収容部290と大気側収容部270とを連通する連通部162に形成されるインクのメニスカスによる表面張力により、供給側収容部290のインクが大気側収容部270に逆流することが防止される。
第1インク収容部292のインクが消費され始めると、第1インク収容部292に空気が流入する。これにより、第1インク収容部292の液面が下がるが、第1インク収容部292と第2インク収容部294とは、下部のみが連絡流路276により連通しているので、まず、第1インク収容部292のインクが消費される。第1インク収容部292のインクが消費されて、液面が連絡流路276に到達すると、第2インク収容部294のインクが消費されるのにあわせて、空気は第2インク収容部294にも流入する。第2のインク収容部のインクが消費される間、連絡流路276にインクのメニスカスによる表面張力が生じるため、第2インク収容部294のインクが第1インク収容部292に逆流することが防止される。
上述のように大気側収容部270、第1インク収容部292および第2インク収容部294のインクはこの順に消費されるが、インクの液面がいずれの収容部にあっても、インクは、インク収容部111を上下に略二分する隔壁272の近傍に配された連通部278から通路300を経由して通孔918を通ってインク供給部160へ供給される。
図9は、図7の部分拡大斜視図である。大気側収容部270において、連通孔163が配された連絡流路274の上を区画している供給側隔壁272aは、大気側収容部270における他の隔壁272よりも装備位置が低くなっている。また、大気側収容部270は、連絡流路274の近傍において大気側収容部270の底面から鉛直上方に延伸する第1鉛直隔壁部510、及びこの第1鉛直隔壁部510に平行な第2鉛直隔壁部530を有する。
第1鉛直隔壁部510は、下端において第1鉛直隔壁部510を貫通して大気側収容部270の底面との間で液体が流れる下連絡流路512を有する。下連絡流路512は、第1鉛直隔壁部510を切り欠いた切り欠きである。第1鉛直隔壁部510は、さらに下連絡流路512よりも上方にあって第1鉛直隔壁部510を貫通し、下連絡流路512よりも小さい流路抵抗でインクが流れる上連絡流路514を有する。
図9に示す実施形態において、上連絡流路514は下連絡流路512よりも大きく切り欠かれた切り欠きである。これにより、上連絡流路514の流路抵抗は下連絡流路512の流路抵抗よりも小さくなっている。
さらに、上連絡流路514は、下連絡流路512との間に下壁部513を挟んで供給側隔壁272aよりも上方に配されている。
第1鉛直隔壁部510は、さらに、上連絡流路514との間に上壁部515を挟んで、下連絡流路512よりも小さい流路抵抗でインクが流れる第2上連絡流路516を有する。図9に示す実施形態において、第2上連絡流路516は、隔壁272と第1鉛直隔壁部510の上端との間に生じる間隙である。
なお、第2鉛直隔壁部530は第1鉛直隔壁部510と同一の構成を有するため、説明を省略する。
さらに、第1鉛直隔壁部510および第2鉛直隔壁部530は、図2に示す通路214の裏面に配されている。よって、通路214に図3に示すフィルム110を貼り付ける場合に、通路214が設けられたカートリッジ本体120の側面が凹んでフィルム110が貼りにくくなる「逃げ」を防ぐことができる。
また、図7に示すように供給側収容部290の第1インク収容部292は、上下方向について傾斜している傾斜壁部550を有する。傾斜壁部550は、上下方向に延伸している連絡流路295の上方に配される。
本実施の形態の場合、図7に示すように、一番上流の液体収容部である大気側収容部270と、インク供給制御手段150の直前の液体収容部である第2インク収容部294のそれぞれに、撹拌移動体711が配置されている。
本実施の形態の撹拌移動体711は、転動自在な球形の金属製ボールであり、キャリッジによるインクカートリッジ500の移動動作時に受ける慣性によって収容部内を転動して、それぞれの収容部内に貯留しているインクの撹拌を行う。
大気側収容部270内には、第1鉛直隔壁部510と第2鉛直隔壁部530との間の区間、及び第2鉛直隔壁部530を挟んで第1鉛直隔壁部510とは逆側の区間に、それぞれ撹拌移動体711が配置されている。また、第2インク収容部294の場合は、流路279を有した隔壁288と連絡流路278との間の区間に撹拌移動体711が装備されている。
各収容部に装備した撹拌移動体711は、連絡流路を有した隔壁側に転動した場合に、その隔壁の底部側に開口している連絡流路(例えば、連絡流路278,279、下連絡流路512,532)に接近する。その場合に、それらの連絡流路に最接近した時でも、その連絡流路の周囲の隔壁と撹拌移動体711との間に、それらの連絡流路の断面積(開口面積)よりも大きな断面積の流路が確保されるように、連絡流路の開口に対して、前記撹拌移動体711の外径を所定以上の大きさに設定している。
図9に示す第2鉛直壁部530に形成された下連絡流路532に、撹拌移動体711が最接近する場合を例にとって、第2鉛直壁部530と撹拌移動体711との間に確保される流路について具体的に説明する。
図10に示すように、下連絡流路532に接近した撹拌移動体711は、第2鉛直壁部530の表面530aと、底壁の表面120aに当接した状態で止まる。
この時、第2鉛直壁部530の表面530aと底壁の表面120aと撹拌移動体711とで挟む領域が、下連絡流路532の断面積(開口面積)よりも大きな断面積の流路713を形成して下連絡流路532へのインクの流入を妨げないように、撹拌移動体711の外径を設定している。
本実施形態では、上述したように、カートリッジ本体120に形成した液体収容凹部270a,292a,294aの開放部がフィルム130で塞がれることで、インク収容部270,292,294が区画形成され、そのフィルム130の外側を覆うように樹脂製の蓋体140が取り付けられるが、図11に示すように、蓋体140の内面には、蓋体140とフィルム130との間に介在して各収容部内の撹拌移動体711がフィルム130に衝突した時の衝撃を吸収する緩衝材としてのクッション材750が貼付されている。
本実施形態の場合、撹拌移動体711が投入される大気側収容部270及び第2インク収容部294の位置に対応する2カ所に、クッション材750が装備されている。このクッション材750は、適度の弾性を有した多孔質材により形成されている。
上述したインクカートリッジ500の構成において、大気側収容部270および供給側収容部290にインクとして顔料インクが収容されている場合のインクの供給動作について説明する。図2及び図7に示すように、大気側収容部270のインクをなるべく使い切るべく、連通部162は、大気側収容部270の底面を貫通して配され、連通部162を通過したインクを供給側収容部290に供給する。
通常、顔料インクの色材である顔料は、溶媒中に分散した分散粒子であるため長期間放置した場合にはこの分散粒子が沈降し、特に連通部162が配された連絡流路274付近には顔料の濃度が高くなった濃いインクが溜まりやすい。
しかし、本実施形態のインクカートリッジ500においては、大気側収容部270及び第2インク収容部294に装備した撹拌移動体711が、これらの収容部内に貯留しているインクの撹拌を行って、インク中の色材の沈降自体を抑止することができるので、連絡流路274付近に顔料の濃度が高いインクが溜まる現象を防止できる。更に、本実施形態のインクカートリッジ500においては、一つの隔壁(第1鉛直隔壁部510及び第2鉛直隔壁部530)に上下に分けて分散配置された連絡流路がインク供給時に撹拌を促進させる上下方向の流動を起こすことができ、双方の撹拌作用の相乗効果で活発な撹拌が行われ、インク供給部160に供給するインクに濃度のばらつきが生じにくい。つまり、連絡流路274付近の濃いインクがそのまま連通部162から流れ出た後に、その上方にあった濃度の薄いインクが流れ出るといったことが防止でき、外部へ供給されるインクの濃さが不均一になることが防止できる。また、前記撹拌移動体711の外径を、連絡流路の開口に対して所定以上の大きさに規制しているので、大気側収容部270及び第2インク収容部294に装備した撹拌移動体711は、連絡流路を塞ぐことがなく、インクの供給不良を招くことがない。従って、濃度のばらつきがない高品位なインク供給を維持できる。
以下に、このような本実施形態の作用・効果について詳述する。
先ず、本実施の形態のインクカートリッジ500によれば、大気側収容部270や第2インク収容部294内に装備されている撹拌移動体711が、それぞれのインク収容部270,294内を移動した場合に、前記撹拌移動体711が隔壁530,510,288等に貫通形成された連絡流路532,512,279,278に最接近した時でも、これらの連絡流路の周囲の隔壁と撹拌移動体711との間には、連絡流路の断面積よりも大きな断面積の流路713(図10参照)が確保される。
従って、撹拌移動体711が、これらの連絡流路532,512,278を塞いでインクの流通を妨げることがなく、インク収容部270,294内の上下に分散する濃度差を持ったインクを撹拌移動体711によって再混合して均一濃度の液体を連絡流路から安定供給することができ、インクジェット式記録装置におけるインクカートリッジとして使用された場合であれば、印字するインク濃度に濃淡のばらつきが生じない高品位な安定した印字が可能になる。
そして、本実施形態のインクカートリッジ500によれば、例えば、印字ヘッドの往復動に伴って、インク収容部270,294内に装備されている撹拌移動体711がインク収容部270,294内を移動してフィルム130に衝突するが、フィルム130はカートリッジ本体120の隔壁と比較して薄肉で弾性変形し易いため、該フィルム130の弾性変形によって前記撹拌移動体711の衝突エネルギーが吸収される。
その結果、撹拌移動体711の衝突時に発生する衝突音や振動が大幅に低減されて、騒音や動作精度への影響が解消できる。
従って、本実施形態のインクカートリッジ500によれば、インク収容部270,294内の撹拌移動体711は、騒音となる大きな衝突音を発生することがなく、また、撹拌移動体711の衝突によって印字ヘッドの動作精度に影響を及ぼすような振動が発生することもなく、撹拌移動体711による撹拌力で濃度が均一化されたインクを高精度に供給することができる。
更に、本実施形態のインクカートリッジ500では、蓋体140とフィルム130との間に介在するクッション材750が、フィルム130に撹拌移動体711が衝突した際の衝突音の吸音、衝撃の吸収を行うため、撹拌移動体711の衝突によって発生する音や振動を更に効果的に低減することができ、静音性や動作精度が更に向上する。
また、インク収容部270,294を区画形成しているフィルム130の外側が蓋体140で覆われる構造のため、取り扱い時にフィルム130が外部の機器と干渉して、フィルム130が破損する可能性がなく、取り扱い性にも優れる。
又、本実施形態のインクカートリッジ500では、下連絡流路512、上連絡流路514、および第2上連絡流路516を有する第1鉛直隔壁部510を設けたので、連通孔163からインクが流れ出ることによりさらにインクが連通孔163へ引っ張られる場合に、上連絡流路514、第2上連絡流路516を通って流れる薄いインクの流量が多くなる。
そこで、薄いインクの流れ(図中の矢印i,j)が濃いインクの流れ(図中の矢印h)よりも大きくなり、濃いインクのみならず、薄いインクも連通孔163へ流れ込むことができる。
また、流れの大きさの差により、連絡流路274と第1鉛直隔壁部510とで区切られる空間において、上下のインクの流れができ、濃いインクと薄いインク、特に上連絡流路514付近よりもさらに上方の薄いインクも巻き込んで攪拌することができる。
特に、上連絡流路514が連通孔163と対向する供給側隔壁272aよりも上方に配されているので、低い272aで仕切られた上方の供給側収容部290へインクを容易に供給することができると共に、連絡流路274付近に溜まりやすい濃いインクよりも上方にある薄いインクを連絡流路274へ向けて流すことができる。また、第2上連絡流路516が大気側収容部270の隔壁272との間に配されているので、大気側収容部270のインク量が多くて濃度の差が大きくなった場合でも、上方の薄い液体を連通孔163へ向けて流し、下方の濃いインクと確実に混ぜて供給側収容部290に供給することができる。
また、下連絡流路512は、第1鉛直隔壁部510の下端に設けられているので、第1鉛直隔壁部510によりインクがせき止められることなく、大気側収容部270のインクをほぼ使い切ることができる。さらに、第1鉛直隔壁部510と平行に、下連絡流路532、534、および第2上連絡流路536を有する第2鉛直隔壁部530を設けたので、連絡流路274付近において、濃いインクと薄いインクを確実に混ぜることができる。
また、連通部162を介して大気側収容部270からのインクが流れ込む連絡流路295の上方には、傾斜壁部550が設けられているので、大気側収容部270から供給側収容部290へのインクの流れをこの傾斜壁部550で受けて、流れの向きを変えることにより、第1インク収容部292に収容されているインクを攪拌し、第1インク収容部292における濃い液体と薄い液体を混ぜることができる。
また、連絡流路276を有する鉛直な隔壁271および連通部279を有する鉛直な隔壁288のような下連絡流路に小さい壁が複数あることにより、より下方の濃いインクと確実に混ぜて供給側収容部290に供給することができる。
従って、実施形態のインクカートリッジ500によれば、大気側収容部270における連通部162付近において、浮上している薄いインクの流量を大きくすることにより、沈降している濃い液体と浮上している薄い液体とが混ぜられて連通部162から供給側収容部290へ供給される。よって、外部へ供給されるインクの濃さのばらつきを抑えることができる。
なお、図7乃至図9に示した実施形態のインクカートリッジ500において、一対の第1鉛直隔壁部510および第2鉛直隔壁部530における上連絡流路514と上連絡流路534は、互いに同じ上下位置に配されている。しかしながら、上下位置の配置はこれに限られず、上連絡流路514と上連絡流路534とは、互いに異なった上下位置に設けられていてもよい。
同様に、第2上連絡流路516と第2上連絡流路536も、互いに異なった上下位置に設けられてもよい。これにより、一対の第1鉛直隔壁部510および第2鉛直隔壁部530で挟まれた領域において薄いインクの上下方向の流れを作り、濃いインクと薄いインクを確実に攪拌することができる。
更に、本実施形態のインクカートリッジ500においては、一対の第1鉛直隔壁部510および第2鉛直隔壁部530は鉛直に設けられているが、これに限られず、一対の壁部の両方または一方が鉛直方向に対して傾いてもよい。
なお、本発明の液体収容容器における液体収容部、カートリッジ本体、液体収容凹部、フィルム及び撹拌移動体等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、液体収容部に収容する撹拌移動体の外形は、上記実施形態に示した球形に限らない。例えば、円柱形又は円筒形等の転動自在な形状でも良い。
又、上記実施形態のインクカートリッジ500においては、印字ヘッドの往復動方向Xに対向する一方の面である正面を開放した液体収容凹部122を有する有底の略筐体形状のカートリッジ本体120と、この液体収容凹部122の開放面を覆うフィルム130とで、液体収容部であるインク収容部111を形成したが、印字ヘッドの往復動方向Xに対向する両面を開放した液体収容凹部と、この液体収容凹部の両開放面を覆う一対のフィルムとで、液体収容部を形成することもできる。
更に、上記実施形態においては、液体収容容器としてインクジェット式記録装置のインクカートリッジ500を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カラーフィルタ製造装置の色剤、有機ELディスプレイやFED等の電極を形成する電極材(導電ペースト)、又はバイオチップ製造装置の生体有機物等の液体を、各液体噴射ヘッドに供給する為の各種液体収容容器に適用できることは云うまでもない。
また、上述の実施例においては、液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジに着脱可能なインクカートリッジを例にとって説明したが、メインタンクを記録装置本体に固定し、このメインタンクとキャリッジ上に搭載したサブタンクとがチューブにより接続され、更にサブタンクのインクをヘッドに供給可能に構成された装置において、サブタンクを本願発明の構成とすることも可能であり、同様効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの斜め上方からの正面斜視図である。 図1に示したインクカートリッジ本体の表面にフィルムが貼り付けられる前の状態の背面斜視図である。 図2に示したインクカートリッジ本体にフィルムが貼り付けられた後の状態の背面斜視図である。 図1に示したインクカートリッジの正面側の分解斜視図である。 図1に示したインクカートリッジの背面側の分解斜視図である。 図1に示したインクカートリッジのフィルムが貼り付けられる前の背面図である。 図1に示したインクカートリッジのフィルムが貼り付けられる前の正面図である。 図1に示したインクカートリッジのフィルムが貼り付けられた後の正面図である。 図7の要部拡大斜視図である。 図9の要部拡大断面図である。 図1に示したインクカートリッジの液体収容部を構成しているカートリッジ本体及びフィルムと、蓋体と、液体収容部内の撹拌移動体との位置関係を示す概略断面図である。
符号の説明
110…フィルム、111…インク収容部(液体収容部)、120…カートリッジ本体、122…液体収容凹部、130…フィルム、132…フィルム、140…蓋体、270…大気側収容部(液体収容部)、270a…液体収容凹部、290…供給側収容部(液体収容部)、292…第1インク収容部(液体収容部)、292a…液体収容凹部、294…第2インク収容部(液体収容部)、294a…液体収容凹部、500…インクカートリッジ(液体収容容器)、711…撹拌移動体、750…クッション材(緩衝材)

Claims (5)

  1. 液体噴射ヘッドと伴に往復動するキャリッジに搭載されて、液体収容部内の液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容容器であって、
    前記液体収容部は、前記液体噴射ヘッドの往復動方向に対向する少なくとも一方の面を開放された容器本体の液体収容凹部と、該液体収容凹部の開放面を封止するフィルムとで形成されており、
    前記液体収容部内には、撹拌移動体が移動可能な状態で収容されていることを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記フィルムが、容器本体表面に溶着されることにより、前記液体収容凹部の開放面が封止されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 前記フィルムの外側を覆って前記容器本体に固定される蓋体と、前記蓋体とフィルムとの間に介在することにより、前記液体収容部内の前記撹拌移動体が前記フィルムに衝突した時の衝撃を吸収する緩衝材と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体収容容器。
  4. 前記撹拌移動体が、転動自在な形状とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の液体収容容器。
  5. 前記液体収容部内の液体が、顔料インクであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の液体収容容器。
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