JP4924273B2 - 液体収容体 - Google Patents

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Description

本発明は、液体消費装置に液体を供給するための液体収容体に関する。
インクを収容したインクカートリッジが装着され、当該インクカートリッジから供給されたインクを消費して、印刷媒体上に印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクカートリッジに収容されるインクとして、比重の異なる複数種類の成分が混合されたもの、例えば、顔料系インクが用いられることがある。このようなインクは、時間の経過に応じて比重の高い成分が沈降し、インクの均一性が低下するおそれがある。
ここで、インクカートリッジのインク収容室に、球体などの撹拌体を配置して、インクの均一性を向上する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006―1240号公報 特開2006―1082号公報 特開2006―1175号公報 特開2003―266730号公報
しかしながら、従来、撹拌体を配置する位置がインクカートリッジのインク供給口から遠く、撹拌体の配置位置を過ぎた後にインクの沈降現象が起こるおそれが高い等の問題があり、インクの均一性のさらなる向上が求められていた。かかる課題は、インクジェットプリンタ用のインクカートリッジに限らず、例えば、金属を含む液体材料を噴射して半導体上に電極層を形成する噴射装置に液体材料を供給する液体収容体など、液体消費装置に液体を供給するための液体収容体に共通する課題であった。
本発明は、液体収容体において、収容されている液体の均一性を向上することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
第1の形態の液体収容体は、液体消費装置に液体を供給するための液体収容体であって、前記液体を収容する液体収容部と、前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給部と、前記液体収容部から前記液体供給部に至る液体流動部と、前記液体流動部に設けられ、前記設けられた位置における前記液体の有無を検出するためのセンサと、前記液体流動部において、前記センサより前記液体供給部側に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体と、を備え、前記液体流動部は、前記センサより前記液体供給部側に設けられたバッファ室を備え、前記撹拌体は、前記バッファ室に配置され、前記バッファ室内の前記液体を撹拌し、前記液体収容体は、前記液体消費装置に備えられ水平方向に往復移動する装着部に、前記液体供給部よりも前記液体収容部が重力方向の上方に位置する姿勢で装着されて用いられ、前記バッファ室は、前記姿勢において、前記装着部の移動方向に沿って前記液体が流動する移動方向流動部を備え、前記撹拌体は、前記バッファ室の前記移動方向流動部に配置されている。
このような形態であれば、撹拌体がセンサより液体供給部側に配置されているので、センサでインク切れが検出された後に、収容体に残っている液体についても均一性を向上することができる。この結果、液体収容体のインクを使い切るまで、液体の均一性を維持することができる。また、装着部の水平方向への往復移動により、撹拌体を移動させ、液体を撹拌できると共に、装着部が往復移動をしていない時であっても、液体の流動によって撹拌体を移動させて、液体を撹拌することができる。
[適用例1]液体消費装置に液体を供給するための液体収容体であって、前記液体を収容する液体収容部と、前記液体消費装置に液体を供給するための液体供給部と、前記液体収容部から前記液体供給部に至る液体流動部と、前記液体流動部に設けられ、前記設けられた位置における前記液体の有無を検出するためのセンサと、前記液体流動部において、前記センサより前記液体供給部側に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体と、を備える、液体収容体。
適用例1に係る液体収容体によれば、撹拌体がセンサより液体供給部側に配置されているので、センサでインク切れが検出された後に、収容体に残っている液体についても均一性を向上することができる。この結果、液体収容体のインクを使い切るまで、液体の均一性を維持することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記液体流動部は、前記センサより前記液体供給部側に設けられたバッファ室を備え、前記撹拌体は、前記バッファ室に配置され、前記バッファ室内の前記液体を撹拌しても良い。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の比重は、前記液体の比重と同じあるいは前記液体の比重より大きくても良い。こうすれば、撹拌体の全体を用いて、効率良く液体を撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記液体流動部は、前記液体を減圧する差圧弁が収容された差圧弁収容室を備え、前記差圧弁収容室は、前記バッファ室より前記液体供給部側に前記バッファ室と直接に連通するように設けられていても良い。こうすれば、バッファ室から液体供給部までの空間を少なくし、撹拌後のインクが滞留して沈降状態になる可能性を低減することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記液体収容体は、前記液体消費装置に備えられた所定の移動方向に往復移動する装着部に装着されて用いられ、前記バッファ室は、前記移動方向に沿って前記液体が流動する移動方向流動部を備え、前記撹拌体は、前記バッファ室の前記移動方向流動部に配置されていても良い。こうすれば、装着部の往復移動により、撹拌体を移動させ、液体を撹拌できると共に、装着部が往復移動をしていない時であっても、液体の流動によって撹拌体を移動させて、液体を撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の前記移動方向の投影面積の、前記移動方向流動部の前記移動方向の投影面積に対する比は、15%以上であっても良い。こうすれば、移動方向への撹拌体の移動だけで、液体を十分に撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の前記移動方向の投影面積の、前記移動方向流動部の前記移動方向の投影面積に対する比は、30%以下であっても良い。こうすれば、撹拌体によって、収容体内における液体の流動が妨げられることを抑制することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記移動方向流動部は、前記液体を前記移動方向流動部に流入させるための孔であって、前記撹拌体の外径より小さく、前記移動方向と垂直な内壁に設けられた流入孔を備えても良い。こうすれば、液体の流入方向に対して対向するように移動体が移動するときに、液体を効果的に撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の重力方向の巾は、前記移動方向流動部の重力方向の巾の略半分あるいは半分より大きくても良い。また、前記移動方向流動部の前記移動方向の巾は、前記移動方向に垂直かつ重力方向に垂直な方向の巾より大きくても良い。こうすれば、移動方向への撹拌体の移動だけで、液体を十分に撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の体積の前記移動方向流動部の容積に対する比は、5パーセント以上であっても良い。こうすれば、撹拌体により移動方向流動部内のインク全体を十分に撹拌することができる。
適用例1に係る液体収容体において、前記撹拌体の体積の前記移動方向流動部の容積に対する比は、15パーセント以下であっても良い。こうすれば、移動方向流動部の内部において、撹拌体により液体の流動が妨げられることを抑制できる。
次に、本発明の実施態様について図面を参照して実施例に基づいて説明する。
A.実施例:
図1は、本発明の液体収容体の実施例としてのインクカートリッジの第1の外観斜視図である。図2は、実施例としてのインクカートリッジの第2の外観斜視図である。図2は、図1とは反対方向からみた図を示している。図3は、実施例としてのインクカートリッジの第1の分解斜視図である。図4は、実施例としてのインクカートリッジの第2の分解斜視図である。図4は、図3とは反対方向からみた図を示している。図5は、インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図である。なお、図1〜図5には、方向を特定するため、XYZ軸が図示されている。
インクカートリッジ1は、内部に液体のインクを収容する。図5に示すように、インクカートリッジ1は、インクジェットプリンタのキャリッジ200に装着され、当該インクジェットプリンタにインクを供給する。
図1および図2に示すようにインクカートリッジ1は、略直方体形状を有し、Z軸正方向側の面1aと、Z軸負方向側の面1bと、X軸正方向側の面1cと、X軸負方向側の面1dと、Y軸正方向側の面1eと、Y軸負方向側の面1fとを有している。以下では、説明の便宜上、面1aを上面、面1bを底面、面1cを右側面、面1dを左側面、面1eを正面、面1fを背面とも呼ぶ。また、これらの面1a〜1fのある側を、それぞれ上面側、底面側、右側面側、左側面側、正面側、背面側とも呼ぶ。
底面1bには、インクジェットプリンタにインクを供給するための供給孔を有する液体供給部50が設けられている。底面1bには、さらに、インクカートリッジ1の内部に大気を導入するための大気解放孔100が開口している(図4)。
大気解放孔100は、インクジェットプリンタのキャリッジ200に形成された突起230(図5)が所定の隙間を有するように余裕を持って嵌るような深さと径を有している。ユーザは、大気解放孔100を気密に封止する封止フィルム90を剥がしてから、インクカートリッジ1をキャリッジ200に装着する。突起230は、封止フィルム90の剥がし忘れを防止するために設けられている。
図1および図2に示すように、左側面1dには、係合レバー11が設けられている。係合レバー11には、突起11aが形成されている。突起11aが、キャリッジ200への装着時にキャリッジ200に形成された凹部210と係合することによりキャリッジ200に対してインクカートリッジ1が固定される(図5)。以上から解るように、キャリッジ200はインクカートリッジ1が装着される装着部である。インクジェットプリンタの印刷時には、キャリッジ200は、印刷ヘッド(図示省略)と一体になって、印刷媒体の紙巾方向(主走査方向)に往復移動する。主走査方向は、図5において矢印AR1で示すとおりである。すなわち、インクカートリッジ1は、インクジェットプリンタが印刷を行っているとき、各図におけるY軸方向に沿って往復移動させられる。
左側面1dの係合レバー11の下方には、回路基板34が設けられている(図2)。回路基板34上には、複数の電極端子34aが形成されており、これらの電極端子34aは、キャリッジ200に設けられた電極端子(図示省略)を介して、インクジェットプリンタと電気的に接続される。
インクカートリッジ1の上面1aと背面1fには、外表面フィルム60が貼り付けられている。
さらに、図3、図4を参照しながら、インクカートリッジ1の内部構成、部品構成について説明していく。インクカートリッジ1は、カートリッジ本体10と、カートリッジ本体10の正面側を覆う蓋部材20とを有している。
カートリッジ本体10の正面側には、様々な形状を有するリブ10aが形成されている(図3)。カートリッジ本体10と蓋部材20との間には、カートリッジ本体10の正面側を覆うフィルム80が設けられている。フィルム80は、カートリッジ本体10のリブ10aの正面側の端面に隙間が生じないように緻密に貼り付けられている。これらのリブ10aとフィルム80により、複数の小部屋、例えば、後述するインク収容室、バッファ室がインクカートリッジ1の内部に区画形成される。バッファ室には、バッファ室の内部のインクを撹拌するための撹拌球1000が配置されている。これらの各部屋および撹拌球1000については、さらに詳細を後述する。
カートリッジ本体10の背面側には、差圧弁収容室40aと気液分離室70aとが形成されている(図4)。差圧弁収容室40aは、バルブ部材41とバネ42とバネ座43とからなる差圧弁40を収容する。気液分離室70aの底面を囲む内壁には土手70bが形成され、気液分離膜71が、当該土手70bに貼着されており、全体で気液分離フィルタ70を構成している。
カートリッジ本体10の背面側には、さらに、複数の溝10bが形成されている(図4)。これらの溝10bは、カートリッジ本体10の背面側の略全体を覆うように外表面フィルム60が貼り付けられたときに、カートリッジ本体10と外表面フィルム60との間に後述する各種の流路、例えば、インクや大気が流動するための流路を形成する。
次に、上述した回路基板34周辺の構造を説明する。カートリッジ本体10の右側面の下面側には、センサ収容室30aが形成されている(図4)。センサ収容室30aには、液体残量センサ31と、固定バネ32とが収容されている。固定バネ32は、液体残量センサ31をセンサ収容室30aの下面側の内壁に押し当てて固定する。センサ収容室30aの右側面側の開口は、カバー部材33によって覆われ、カバー部材33の外表面33aに、上述した回路基板34が固定される。センサ収容室30a、液体残量センサ31、固定バネ32、カバー部材33、回路基板34と、後述するセンサ流路形成室30bとを全体で、センサ部30とも呼ぶ。
詳細の図示は省略するが、液体残量センサ31は、後述するインク流動部の一部を形成するキャビティと、キャビティの壁面の一部を形成する振動板と、振動板上に配置された圧電素子とを備えている。圧電素子の端子は、電気的に回路基板34の電極端子の一部に接続されており、インクジェットプリンタにインクカートリッジ1が装着されたとき、圧電素子の端子は、回路基板34の電極端子を介してインクジェットプリンタと電気的に接続される。インクジェットプリンタは、圧電素子に電気エネルギを与えることにより、圧電素子を介して振動板を振動させることができる。その後、振動板の残留振動の特性(周波数等)を、圧電素子を介して検出することにより、インクジェットプリンタはキャビティにおけるインクの有無を検出することができる。具体的には、カートリッジ本体10に収容されていたインクが消尽されることにより、インクが満たされた状態から大気が満たされた状態に、キャビティの内部の状態が変化すると、振動板の残留振動の特性が変化する。かかる振動特性の変化を、液体残量センサ31を介して検出することにより、インクジェットプリンタは、キャビティにおけるインクの有無を検出することができる。
また、回路基板34には、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの書換可能な不揮発性メモリが設けられており、インクジェットプリンタのインク消費量などが記録される。
カートリッジ本体10の底面側には、上述した液体供給部50と大気解放孔100と共に、減圧孔110と、センサ流路形成室30bと、迷路流路形成室95aが設けられている(図4)。減圧孔110は、インクカートリッジ1の製造工程においてインクを注入する際に、空気を吸い出してインクカートリッジ1内部を減圧するために用いられる。センサ流路形成室30bおよび迷路流路形成室95aは、後述するインク流動部の一部を形成する。
液体供給部50、大気解放孔100、減圧孔110、迷路流路形成室95a、センサ流路形成室30bは、インクカートリッジ1が製造された直後には、それぞれ封止フィルム54、90、98、95、35によって開口部が封止されている。このうち、封止フィルム90は、上述したようにインクカートリッジ1がインクジェットプリンタのキャリッジ200に装着される前にユーザによって剥離される。これにより、大気解放孔100は外部と連通し、インクカートリッジ1の内部に大気が導入される。また、封止フィルム54は、インクカートリッジ1がインクジェットプリンタのキャリッジ200に装着された際に、キャリッジ200に備えられたインク供給針240によって破られるように構成されている。
液体供給部50の内部には、下面側から順に、シール部材51と、バネ座52と、閉塞バネ53とが収容されている。シール部材51は、液体供給部50にインク供給針240が挿入されているときに、液体供給部50の内壁とインク供給針240の外壁との間に隙間が生じないようにシールする。バネ座52は、インクカートリッジ1がキャリッジ200に装着されていないときに、シール部材51の内壁に当接して液体供給部50を閉塞する。閉塞バネ53は、バネ座52をシール部材51の内壁に当接させる方向に付勢する。インク供給針240が液体供給部50に挿入されると、インク供給針240の上端がバネ座52を押し上げ、バネ座52とシール部材51との間に隙間が生じ、当該隙間からインク供給針240にインクが供給される。
次に、さらに詳しくインクカートリッジ1の内部構造について説明する前に、理解の容易のため、大気解放孔100から液体供給部50に至る経路を、図6を参照して概念的に説明する。図6は、大気解放孔から液体供給部に至る経路を概念的に示す図である。
大気解放孔100から液体供給部50に至るまでの経路は、インクを収容するためのインク収容部と、インク収容部の上流側の大気導入部と、インク収容部の下流側のインク流動部とに大きく分けられる。
インク収容部は、上流から順に、第1のインク収容室370と、収容室接続路380と、第2のインク収容室390とから構成される。収容室接続路380の上流側は第1のインク収容室370と連通し、収容室接続路380の下流側は第2のインク収容室390と連通している。
大気導入部は、上流側から順に、蛇行路310と、上述した気液分離膜71を収納する気液分離室70aと、気液分離室70aとインク収容部とを連結する連結部320〜360とから構成される。蛇行路310は、上流端が大気解放孔100と連通し、下流端が気液分離室70aと連通している。蛇行路310は、大気解放孔100から第1のインク収容部までの距離を長くするために細長く蛇行して形成されている。これにより、インク収容部内のインク中の水分の蒸発を抑制することができる。気液分離膜71は、気体の透過を許容すると共に、液体の透過を許容しない素材で構成されている。気液分離膜71を、気液分離室70aの上流側と下流側との間に配置することにより、インク収容部から逆流してきたインクが、気液分離室70aより上流に進入することを抑制することができる。連結部320〜360の具体的構成は、後述する。
インク流動部は、上流側から順に、迷路流路400と、第1流動路410と、上述したセンサ部30と、第2流動路420と、バッファ室430と、上述した差圧弁40を収容する差圧弁収容室40aと、第3流動路450とから構成されている。迷路流路400は、上述した迷路流路形成室95aによって形成される空間を含み、3次元の迷路状の形状に形成されている。迷路流路400によって、インク内に混入した気泡を補足して迷路流路400より下流のインクに気泡が混入することを抑制することができる。第1流動路410は、上流端に連通し、下流端がセンサ部30のセンサ流路形成室30bに連通している。第2流動路420は、上流端がセンサ部30のセンサ流路形成室30bに連通し、下流端がバッファ室430に連通している。バッファ室430の内部には、上述した撹拌球1000が配置されている。バッファ室430は、途中に流動路を挟むことなく、直接に差圧弁収容室40aに連通している。これによりバッファ室430から液体供給部50までの空間を少なくし、撹拌後のインクが滞留して沈降状態になる可能性を低減することができる。差圧弁収容室40aにおいて、差圧弁40により、差圧弁収容室40aより下流側のインクの圧力は、上流側のインクの圧力より低く調整され、下流側のインクが負圧となるようにされる。第3流動路450は、上流端が差圧弁収容室40aに連通し、下流端が液体供給部50に連通している。
インクは、インクカートリッジ1の製造時には、図6において破線ML1で液面を概念的に示すように、第1のインク収容室370まで充填されている。インクカートリッジ1の内部のインクがインクジェットプリンタによって消費されていくと、液面は下流側に移動し、その代わりに大気解放孔100を介して上流から大気がインクカートリッジ1の内部に流入する。そして、インクの消費が進むと、図6において破線ML2で液面を概念的に示すように、液面がセンサ部30にまで到達する。そうすると、センサ部30に大気が導入され、液体残量センサ31により、インク切れが検出される。インク切れが検出されると、インクカートリッジ1は、センサ部30より下流側(バッファ室430等)に存在するインクが完全に消費されるより前の段階で、印刷を停止し、ユーザにインク切れを通知する。完全にインクが切れて、さらに印刷を行うと印刷ヘッドに空気が混入し、不具合が発生するおそれがあるためである。
以上の説明を踏まえて、大気解放孔100から液体供給部50に至るまでの経路の各構成要素のインクカートリッジ1内における具体的構成を、図7〜9を参照して説明する。図7は、カートリッジ本体10を正面側から見た図である。図8は、カートリッジ本体10を背面側から見た図である。図9(a)は、図7を簡略化した模式図である。図9(b)は、図8を簡略化した模式図である。
インク収容部のうち、第1のインク収容室370および第2のインク収容室390は、カートリッジ本体10の正面側に形成されている。第1のインク収容室370および第2のインク収容室390は、図7および図9(a)において、それぞれ、シングルハッチングおよびクロスハッチングで示されている。収容室接続路380は、カートリッジ本体10の背面側に、図8および図9(b)に示す位置に形成されている。連通孔371は収容室接続路380の上流端と第1のインク収容室370とを連通させる孔であり、連通孔391は収容室接続路380の下流端と第2のインク収容室390とを連通させる孔である。
大気導入部のうち、蛇行路310および気液分離室70aは、カートリッジ本体10の背面側に図8および図9(b)に示す位置にそれぞれ形成されている。連通孔102は、蛇行路310の上流端と大気解放孔100とを連通する孔である。蛇行路310の下流端は、気液分離室70aの側壁を貫通して気液分離室70aに連通している。
図6に示す大気導入部の連結部320〜360は、詳述すると、カートリッジ本体10の正面側に配置された第1の空間320、第3の空間340、第4の空間350(図7および図9(a)参照)と、カートリッジ本体10の背面側に配置された第2の空間330、第5の空間360(図8および図9(b)参照)とから構成され、各空間は上流から符合の順に直列に一本の流路を形成している。連通孔322は、気液分離室70aと第1の空間320とを連通する孔である。連通孔321、341は、第1の空間320と第2の空間330との間、第2の空間330と第3の空間340との間を、それぞれ連通する孔である。第3の空間340と第4の空間350との間は、第3の空間340と第4の空間350を隔てるリブに形成された切欠342により連通している。連通孔351、372は、第4の空間350と第5の空間360との間、第5の空間360と第1のインク収容室370との間を、それぞれ連通する孔である。
インク流動部のうち、迷路流路400、第1流動路410は、カートリッジ本体10の正面側に、図7および図9(a)に示す位置に形成されている。連通孔311は、第2のインク収容室390と迷路流路400とを隔てるリブに設けられ、第2のインク収容室390と迷路流路400とを連通している。センサ部30は、図4を参照して説明したように、カートリッジ本体10の右側面の下面側に配置されている(図7〜図9)。第2流動路420と、上述した気液分離室70aは、カートリッジ本体10の背面側に図8および図9(b)に示す位置にそれぞれ形成されている。バッファ室430および第3流動路450は、カートリッジ本体10の正面側に、図7および図9(a)に示す位置に形成されている。連通孔312は、センサ部30の迷路流路形成室95a(図4)と第2流動路420の上流端とを連通する孔であり、連通孔431は、第2流動路420の下流端とバッファ室430とを連通する孔である。連通孔432は、バッファ室430と差圧弁収容室40aとを直接に連通する孔である。連通孔451および連通孔452は、差圧弁収容室40aと第3流動路450との間と、第3流動路450と液体供給部50内部のインク供給孔との間とを、それぞれ連通する孔である。
なお、ここで図7および図9(a)に示す空間501は、インクが充填されない未充填室である。未充填室501は、大気解放孔100から液体供給部50に至る経路上にはなく、独立している。未充填室501の背面側には、大気と連通する大気連通孔502が設けられている。未充填室501は、インクカートリッジ1を減圧パックにより包装した時に、負圧を蓄圧した脱気室となる。これにより、インクカートリッジ1は包装された状態で、カートリッジ本体10内部の気圧が規定値以下に保たれ、溶存空気の少ないインクを供給することができる。
・バッファ室430の構成:
次に、図10〜図13を参照して、バッファ室430とその内部に配置された撹拌球1000について、さらに説明する。図10は、バッファ室430の周辺の第1の拡大斜視図である。図11は、バッファ室430の周辺の第2の拡大斜視図である。図10と図11は、同じバッファ室430の周辺を異なる角度から見た図を示している。図12は、バッファ室430を正面側から見た図である。図13は、バッファ室430を上面側から見た図である。図13は、図10における破線AAを含みZ軸に垂直な平面でバッファ室430を切断し、その切断面を上面側から見た図を示している。
バッファ室430は、仕切リブ435によって、上流部430aと下流部430bとに分けられている。上流部430aに、撹拌球1000が配置されている。上流部430aの背面側の壁面、すなわち、Y軸方向と垂直な内壁には、上述した連通孔431が設けられている(図11、図12)。また、上流部430aの仕切リブ435の下面側には、切り欠き433が設けられている。また、仕切リブ435の上面側には、隙間436が設けられている。
センサ部30から第2流動路420を通って流動してきたインクは、連通孔431からバッファ室430に流入し、切り欠き433または隙間436から下流部430bに流れていく。すなわち、連通孔431は、上流部430aに液体を流入させる流入孔であり、切り欠き433および隙間436は、上流部430aから液体を流出させる流出孔である。流入孔としての431は、上流部430aの背面側かつ左側面側に位置し、流出孔としての切り欠き433および隙間436は、上流部430aの正面側かつ左側面側に位置しているため、図11において白抜きの矢印で示すように、上流部430aの内部には、Y軸方向に沿ってインクが流動する。Y軸方向は、上述したようにインクカートリッジ1がキャリッジ200と共に往復移動する方向である。これにより、上流部430a内の撹拌球1000は、キャリッジ200の往復移動による加速度だけでなく、上流部430a内のインクの流れによっても、Y軸方向に移動させられる。この結果、上流部430a内のインクはより効果的に撹拌され、インクの均一性が向上する。以上の説明から解るように、本実施例における上流部430aは、請求項における移動方向流動部に対応する。
上流部430aのY軸方向の巾d1(図10)は、例えば、10mm(ミリメートル)程度である。一方、下流部430bのY軸方向の巾d2(図10)は、下流部430bの背面側に差圧弁収容室40aが形成されているために、上流部430aのY軸方向の巾d1より短く、5mm程度である。撹拌球1000の直径は、約5mmであり、製造誤差を考慮すると、4.5mm〜5.7mmの範囲内である。上流部430aのY軸方向の巾d1は撹拌球1000の直径と概ね2倍程度あり、撹拌球1000のY軸方向への移動距離は十分確保されている。一方、上流部430aのX軸方向の巾は、正面側の巾W1が約9mm、背面側の巾W2が約7mmである。このように、上流部430aのY軸方向の巾d1は、上流部430aの上流部430aのX軸方向の巾より大きいことが好ましい。この理由について説明すると、撹拌球1000には、Y軸方向に移動させようとする力(キャリッジ200の往復移動やインク流れによる力)が働くが、X軸方向にはあまり力が働かない。このため、X軸方向の巾をY軸方向の巾より狭くすることにより、撹拌球1000のY軸方向の移動だけで、上流部430aの内部のインクが十分に撹拌できるようにしている。なお、実施例におけるX軸方向は、請求項における移動方向に垂直かつ重力方向に垂直な方向に対応する。
また、上流部430aのZ軸方向の巾h1(重力方向の巾)は、約10mmである。このように、撹拌球1000のZ軸方向の巾(本実施例では撹拌球1000は球形であるので撹拌球1000の直径r1)は、上流部430aのZ軸方向の巾の略半分あるいは半分より大きいことが好ましい。この理由は、上記同様、撹拌球1000は、Y軸方向の移動は期待できるが、Z軸方向の移動はあまり期待できない。このため、撹拌球1000のZ軸方向の巾を、上流部430aのZ軸方向の巾の略半分あるいは半分より大きく設定することにより、撹拌球1000のY軸方向の移動だけで、上流部430aの内部のインクが十分に撹拌できるようにしている。
上流部430aのY軸方向の投影面積S1(図12のハッチングされた領域の面積)は、約91mm(平方ミリメートル)である。一方、撹拌球1000のY軸方向の投影面積S2は、約17mm〜25mmである。したがって、撹拌球1000のY軸方向の投影面積S2の、上流部430aのY軸方向の投影面積S1に対する比率は、概ね18%〜27%である。この比率は、15%以上30%以下であることが好ましい。15%より小さいと、撹拌球1000が小さく、Y軸方向の移動だけで、上流部430aの内部のインクを十分に撹拌できないおそれがある。また、30%より大きいと、撹拌球1000が大きく、上流部430a内部のインクの円滑な流動を妨げるおそれがある。
なお、下流部430bのY軸方向の投影面積は、約102mmである。したがって、バッファ室430全体のY軸方向の投影面積は、約193mmである。撹拌球1000のY軸方向の投影面積S2の、バッファ室430のY軸方向の投影面積に対する比率は、概ね9%〜13%である。
撹拌球1000の体積の上流部430aの容積に対する比は、約5%〜15%程度である。この比率があまりに小さいと、上流部430aの内部のインク全体を撹拌するのに十分でなく、あまりに大きいと、上流部430a内部のインクの円滑な流動を妨げるおそれがある。
また、図13に示すように、インクの流入孔としての連通孔431は、Y軸方向に対して垂直な内壁に設けられている。そして、撹拌球1000の期待される移動方向はY軸方向である。このため、図13に示すように、撹拌球1000がY軸負方向に移動しているとき、撹拌球1000は連通孔431から上流部430aに流入してくるインクの流れ(図13:破線矢印)に正面からぶつかる。この結果、連通孔431から上流部430aに流入してくるインクは、上流部430aの全体に拡散され、効果的な撹拌が実現される。
また、切り欠き433のZ軸方向の巾h2およびY軸方向の巾w3、隙間436のZ軸方向の巾h3、連通孔431の直径r2は、いずれも撹拌球1000の直径r1より十分に小さく、これらに撹拌球1000が引っ掛かったり、詰まったりして、撹拌球1000の移動が妨げられることはない。
撹拌球1000の比重は、インクの比重と同じ、あるいは、インクの比重より大きくされている。撹拌球1000は、例えば、樹脂などの有機材料、金属その他の無機材料、あるいはこれらの複合材料で形成される。図14は、撹拌球1000の比重について説明する説明図である。比重の異なる複数の成分を混合したインク(例えば、顔料インク)は、図14に示すように、長時間放置しておくと、高比重層(例えば、分散粒子層)と低比重層(例えば、溶媒層)に分離する。ここで、撹拌球1000の比重がインクの比重より小さいと、撹拌球1000は、インクの中に浮いてしまう(図14(a))。そうすると、例えば、バッファ室430の全体にインクが充填されていない場合、撹拌球1000の上部はインクの液面から上に出てしまい、撹拌球1000全体を有効に用いてインクを撹拌することができない。また、撹拌球1000は低比重層の内部に存在し、低比重層を撹拌することになり、あまり効率良くインクを撹拌することができない。
一方、撹拌球1000の比重がインクの比重と同じであると、撹拌球1000は高比重層と低比重層との境界に位置し、撹拌球1000の全体を用いて、効率良くインクを撹拌することができる。また、低比重層と高比重層の両方を撹拌して、インクの均一性を向上することができる。
撹拌球1000の比重がインクの比重より大きいと、撹拌球1000は高比重層の中に沈む。そうすると、撹拌球1000の全体を用いて効率良くインクを撹拌することができる。また、高比重層を中心に撹拌する方が、低比重層を中心に撹拌するより、全体が均一になりやすい。
以上説明した本実施例によれば、撹拌球1000がセンサ部30より下流側、すなわち、液体供給部50側に配置されているので、センサ部30でインク切れが検出された後に、インクカートリッジ1内部に残っているインクについても均一性を向上することができる。この結果、インクカートリッジ1のインクを使い切るまで、インクの均一性を維持することができる。
さらに、撹拌球1000が収容されたバッファ室430は、連通孔432により、差圧弁40が収容された差圧弁収容室40aに直接に連通している。この結果、これによりバッファ室430から液体供給部50までの空間を少なくし、撹拌後のインクが滞留して沈降状態になる可能性を低減することができる。
さらに、撹拌球1000は、キャリッジ200の往復移動により、当該往復移動の移動方向(本実施例ではY軸方向)に沿って移動することによって、バッファ室430の上流部430aにおいてインクを撹拌するが、上流部430aは、キャリッジ200の往復移動に沿ってインクが流動するように流路が構成されている。この結果、キャリッジ200が往復移動をしていない時であっても、インクの流動によって撹拌球1000を移動させて、インクを撹拌することができる。例えば、インクジェットプリンタは、印刷前にキャリッジ200を停止した状態で、インクを消費するクリーニング処理を行うことがある。本実施例では、このようなクリーニング処理時にもインクの流動によって、撹拌球1000の移動が促され、インクを撹拌してインクの均一性を向上することができる。クリーニング処理は、印刷ヘッドの各ノズルからインクを吐出してノズルの目詰まりを解消するフラッシングや、フラッシングのみではノズルの目詰まりが解消しない場合に行なう吸引クリーニングを実行する処理を含む。
さらに、本実施例では、撹拌球1000の大きさおよび比重、バッファ室430の上流部430aの形状および大きさを、上述したように好適化している。この結果、上流部430aにおける撹拌球1000によるインクの撹拌能力を向上し、インクの均一性を向上することができる。
B.変形例:
上記の実施例では、撹拌体として球形の撹拌球1000を用いているが、撹拌球1000の形状は、さまざまは変形が可能である。例えば、楕円形の撹拌体を用いて、撹拌体の移動に不規則性を持たせても良い。また、撹拌球1000の表面に凹凸や小さなフィンを設けて、撹拌動作をより積極的に行っても良い。
上記実施例では、顔料などのインクを撹拌するために本発明を適用しているが、様々な液体を収容する収容体に本発明を適用できる。例えば、溶媒に電極材料の微粒子を混合した液体材料を半導体に噴射して、半導体上に電極を形成する装置に対して、当該液体材料を供給する液体収容体などに適用されても良い。
上記実施例では、バッファ室430、上流部430aを始めとするインクカートリッジ1の形状、大きさ、撹拌球1000の形状、大きさを具体的に特定しているが、これらは一例であり、当業者に自明な範囲で変形、改良され得る。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
実施例におけるインクカートリッジの第1の外観斜視図である。 実施例におけるインクカートリッジの第2の外観斜視図である。 実施例としてのインクカートリッジの第1の分解斜視図である。 実施例としてのインクカートリッジの第2の分解斜視図である。 インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図である。 大気解放孔から液体供給部に至る経路を概念的に示す図である。 カートリッジ本体を正面側から見た図である。 カートリッジ本体を背面側から見た図である。 図7および図8を簡略化した模式図である。 バッファ室の周辺の第1の拡大斜視図である。 バッファ室の周辺の第2の拡大斜視図である。 バッファ室を正面側から見た図である。 バッファ室を上面側から見た図である。 撹拌球の比重について説明する説明図である。
符号の説明
1...インクカートリッジ
10...カートリッジ本体
10a...リブ
10b...溝
11...係合レバー
20...蓋部材
30...センサ部
30a...センサ収容室
30b...センサ流路形成室
31...液体残量センサ
32...固定バネ
33...カバー部材
33a...外表面
34...回路基板
34a...電極端子
40...差圧弁
40a...差圧弁収容室
41...バルブ部材
42...バネ
43...バネ座
50...液体供給部
51...シール部材
52...バネ座
53...閉塞バネ
54...封止フィルム
60...外表面フィルム
70...気液分離フィルタ
70a...気液分離室
70b...土手
71...気液分離膜
80...フィルム
90...封止フィルム
95a...迷路流路形成室
100...大気解放孔
102...連通孔
110...減圧孔
200...キャリッジ
210...凹部
230...突起
240...インク供給針
310...蛇行路
311、312、321、322、351、371、391、431、432、451、452...連通孔
320〜360...連結部
370、390...インク収容室
380...収容室接続路
400...迷路流路
410、420、450...流動路
430...バッファ室
430a...上流部
430b...下流部
435...仕切リブ
501...未充填室
502...大気連通孔
1000...撹拌球

Claims (4)

  1. 液体消費装置に液体を供給するための液体収容体であって、
    前記液体を収容する液体収容部と、
    前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給部と、
    前記液体収容部から前記液体供給部に至る液体流動部と、
    前記液体流動部に設けられ、前記設けられた位置における前記液体の有無を検出するためのセンサと、
    前記液体流動部において、前記センサより前記液体供給部側に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体と、
    を備え
    前記液体流動部は、前記センサより前記液体供給部側に設けられたバッファ室を備え、
    前記撹拌体は、前記バッファ室に配置され、前記バッファ室内の前記液体を撹拌し、
    前記液体収容体は、前記液体消費装置に備えられ水平方向に往復移動する装着部に、前記液体供給部よりも前記液体収容部が重力方向の上方に位置する姿勢で装着されて用いられ、
    前記バッファ室は、前記姿勢において、前記装着部の移動方向に沿って前記液体が流動する移動方向流動部を備え、
    前記撹拌体は、前記バッファ室の前記移動方向流動部に配置されている、液体収容体。
  2. 請求項に記載の液体収容体において、
    前記液体流動部は、前記液体を減圧する差圧弁が収容された差圧弁収容室を備え、
    前記差圧弁収容室は、前記バッファ室より前記液体供給部側に前記バッファ室と直接に連通するように設けられている、液体収容体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体収容体において、
    前記撹拌体の重力方向の巾は、前記姿勢において、前記移動方向流動部の重力方向の巾の半分あるいは半分より大きい、液体収容体。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体収容体において、
    前記移動方向流動部の前記移動方向の巾は、前記姿勢において、前記移動方向に垂直かつ重力方向に垂直な方向の巾より大きい、液体収容体。
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