JP4706212B2 - 液体収容体 - Google Patents
液体収容体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4706212B2 JP4706212B2 JP2004257762A JP2004257762A JP4706212B2 JP 4706212 B2 JP4706212 B2 JP 4706212B2 JP 2004257762 A JP2004257762 A JP 2004257762A JP 2004257762 A JP2004257762 A JP 2004257762A JP 4706212 B2 JP4706212 B2 JP 4706212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- liquid
- moving body
- storage chamber
- stirring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Packages (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
特許文献1に記載されたインクジェット式記録装置は、ノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、該記録ヘッドを非印刷物に対して相対的に移動させるキャリッジと、前記記録ヘッドにインクを供給するインクカートリッジとを備え、前記インクカートリッジにインクよりも比重が大きな材料により形成された移動体が収容されていて、前記移動体が前記インクカートリッジ内のインクに沈澱が生じるよりも短い周期で移動されるものである。
前記液体収容室には、前記液体に沈降し、前記液体収容体の移動に伴う慣性力によって前記液体収容室内を転動して、前記液体収容室内に収容されている前記液体を撹拌する攪拌移動体と、前記液体に浮く少なくとも一つの浮遊体とが収容され、
前記浮遊体は、前記液体の液面が低下した場合に、前記液体収容室内において前記攪拌移動体と同レベルに位置して前記攪拌移動体の移動を制限することを特徴としている。
図1に、本実施の形態のインクカートリッジの斜視図を示す。図1に示すインクカートリッジ1は、複数色(複数種)のインクを色毎に収容した複数のインク収容室(液体収容室)2,4,6,8を有している。これらのインク収容室2,4,6,8は、全体の筐体が一体成形されているか、または互いに連結されて一体となっている。インク収容室2は、他のインク収容室より大きく、ブラックインクを収容している。また、インク収容室4,6,8は、それぞれシアン、マゼンタ、イエローのインクを収容している。
このインクカートリッジ1は、キャリッジに搭載された状態でインク収容室2,4,6,8の並列方向(図中X方向)に往復移動され、各インク収容室内のインクを被印刷物に対して吐出する。
図2は、図1に示したインクカートリッジ1のうち、インク収容室4のみを示した斜視
図である。
図3及び図4は図2のインク収容室4を斜め下方からみた背面斜視図で、図3はインク収容室4の収容室本体120の表面にフィルム110が貼り付けられる前の状態を示し、図4はインク収容室4の収容室本体120にフィルム110が貼り付けられた状態を示す。さらに、図5及び図6は、インク収容室4を構成する部材を分解して示す分解斜視図である。
図7は、図2のインク収容室4の背面図であり、図2のインク収容室4においてフィルム110が貼り付けられる前の状態を示す。図8は、図1のインク収容室4の正面図であり、インク収容室4の開口部122にフィルム130が貼り付けられる前の状態を示す。図9は、図2のインク収容室4の正面図であり、インク収容室4の開口部122にフィルム130が貼り付けられた後の状態を示す。
これらの各凹部270a,292a,294aの開放面は、フィルム130によって気密に塞がれて、インクを収容するインク収容部270,292,294を形成する。
なお、フィルム130の融着処理の前に、凹部270a,294aには、収容したインクを撹拌するための撹拌移動体711が投入される。
インク供給部160は、収容室本体120の下面に配され、インク収容室4が装着されるキャリッジに形成されたインク供給針が挿入されて、インク収容部111に収容されたインクをインクジェット式記録装置の記録ヘッドへ供給する。
部190は、収容室本体120の側面の下方に加締められて取り付けられる。
また、記憶手段170は、インク収容室4の種類の情報、インク収容室4が保持するインクの色の情報、及び、インクの現存量等の情報を記憶し、表面に露出した複数の端子171により装置本体との間でこれらの情報を受け渡す。係合レバー180は、収容室本体120における取付部190と対向する側面の上部に形成され、インクジェット式記録装置のキャリッジと係合する。取り付け部190の側面は、キャリッジに形成された図示しないリブにより規制されて、上記端子171とキャリッジ側の弾性接点とが確実に当接するように構成されている。
流路部296は下部の連絡流路278を介して、第2インク収容部294と接続されるとともに、通路298及び通孔918を介してインク供給制御手段150に接続されている。
また、インク供給制御手段150の下流側は、インク供給制御手段150と連通する通孔910、通孔910と連通する流路321、流路321の一端に形成され、表面側に向けて形成された通孔323、及び、通孔323と一端が連通した連通部304を介して、インク供給部160と連通するよう構成されている。
フィルタ収容部216は、収容室本体120の表側から裏側に貫通する連通孔218と連通する。連通孔218は、収容室本体120の裏側において連通部222、及び連通部222の側面に形成された通孔652bを介して押圧部材収容室652と接続している。通路214の途中には、凹部からなるチャンバ930が設けられている。
この結果、大気弁連通部624は、大気弁室669から連通孔242までの大気流路を大気と連通する。また、インク供給部160における供給弁13より上流は、インク供給針と連通する。
ンクが供給側収容部290に供給される。大気側収容部270のインクの消費に伴って、空気が図8における矢印f、gの経路を順に通って、連通孔242から大気側収容部270へ流入する。インク供給部160から記録ヘッドへインクが供給されて大気側収容部270の液面が下がるが、大気側収容部270と供給側収容部290とを接続する流路は、大気側収容部270の最も下部に連通口があるので、大気側収容部270の全てのインクが供給側収容部290へ移動するまで、供給側収容部290には空気が流入しない。
さらに、上連絡流路514は、下連絡流路512との間に下壁部513を挟んで供給側隔壁272aよりも上方に配されている。第1鉛直隔壁部510は、さらに、上連絡流路514との間に上壁部515を挟んで、下連絡流路512よりも小さい流路抵抗でインクが流れる第2上連絡流路516を有する。図10に示す実施形態において、第2上連絡流路516は、隔壁272と第1鉛直隔壁部510の上端との間に生じる間隙である。
なお、第2鉛直隔壁部530は第1鉛直隔壁部510と同一の構成を有するため、説明
を省略する。
撹拌移動体711は、球形の金属製ボールで、キャリッジによるインク収容室4の移動動作時に受ける慣性によって収容部内を転動して、それぞれの収容部内に貯留しているインクを撹拌する。また、浮遊体712は、インクよりも比重が小さいまたは内部に空洞を有する中空体であり、インクに対して浮遊する。撹拌移動体711、浮遊体712の外形は、球形に限らず、例えば、円柱形、又は円筒形等としても良い。また、撹拌移動体711、浮遊体712を構成する材質も金属に限られず、ナイロン、ポリアセタール(POM)、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン等のプラスチックや、ガラス、セラミックス(例えば、Al2O3、ZrO2)、ゴム等を用いることができる。
インク供給時に撹拌を促進させる上下方向の流動を起こすことができ、双方の撹拌作用の相乗で、活発な撹拌が行われ、インク供給部160に供給するインクに濃度のばらつきが生じにくい。つまり、連絡流路274付近の濃いインクがそのまま連通部162から流れ出た後に、その上方にあった濃度の薄いインクが流れ出るといったことが防止でき、外部へ供給されるインクの濃さが不均一になることが防止できる。
また、前記撹拌移動体711の外径を、連絡流路の開口に対して所定以上の大きさに規制しているので、大気側収容部270及び第2インク収容部294に装備した撹拌移動体711は、連絡流路を塞ぐことがなく、インクの供給不良を招くことがない。従って、濃度のばらつきがない高品位なインク供給を維持できる。
本実施の形態のインク収容室4によれば、大気側収容部270や第2インク収容部294内に装備されている撹拌移動体711がそれぞれのインク収容部内を移動した場合に、前記撹拌移動体711が隔壁530,510,288等に貫通形成された連絡流路532,512,279,278に最接近した時でも、これらの連絡流路の周囲の隔壁と撹拌移動体711との間には、連絡流路の断面積よりも大きな断面積の流路が確保される。
従って、撹拌移動体711が、これらの連絡流路532,512,278を塞いでこれらの連絡流路532,512,278におけるインクの流通を妨げることがなく、インク収容部270,294内の上下に分散する濃度差を持った液体を撹拌移動体711によって再混合して均一濃度の液体を連絡流路から安定供給することができ、インクジェット式記録装置におけるインクカートリッジとして使用された場合であれば、記録するインク濃度に濃淡のばらつきが生じない高品位な安定した記録が可能になる。
インク収容室4にインクが充分に充填されている場合には、攪拌移動体に対するインクの抵抗が大きいため大気側インク収容部270、供給側インク収容部294内での攪拌移動体の移動速度は小さい。そのため、インク収容部内壁に対する撹拌移動体711の衝突速度が小さく、攪拌移動体711がインク収容部内壁に衝突したときの衝突音も小さくなるため、ユーザーの耳にはこの衝突音がほとんど聞こえない。しかし、大気側収容部270のインクが供給側収容部290に供給されることによって大気側収容部の液面が低下すると、攪拌移動体に対するインクの抵抗が小さくなるため、攪拌移動体の移動速度が速くなりインク収容部内壁との衝突音も大きくなる。しかしながら、本実施形態では、図12、図13に示すように、インクの液面が低下すると、大気側収容部270に配置された浮遊体712がインクに沈んでいる攪拌移動体711と同レベルに位置するようになり、攪拌移動体711の移動が制限される。これにより、攪拌移動体711の移動可能スペースが減少するため、攪拌移動体711がインク収容部内壁に衝突しにくくなり、また衝突する場合であってもインク収容部内壁に対する攪拌移動体711の衝突速度が低下し、インク収容部内壁との衝突音が浮遊体712がない場合よりも小さくなる。このように、本実施形態では、浮遊体712を用いて、攪拌移動体711による不快な衝突音を発生させにくくしている。
本実施の形態では、下連絡流路512、上連絡流路514、及び、第2上連絡流路516を有する第1鉛直隔壁部510を設けたので、連通孔163からインクが流れ出ることによりさらにインクが連通孔163へ引っ張られる場合に、上連絡流路514、第2上連絡流路516を通って流れる薄いインクの流量が多くなる。よって、薄いインクの流れ(図中の矢印i、j)が濃いインクの流れ(図中の矢印h)よりも大きくなり、濃いインクのみならず、薄いインクも連通孔163へ流れ込むことができる。
また、流れの大きさの差により、連絡流路274と第1鉛直隔壁部510とで区切られる空間において、上下のインクの流れができ、濃いインクと薄いインク、特に上連絡流路514付近よりもさらに上方の薄いインクも巻き込んで攪拌することができる。
また、連絡流路276を有する鉛直な隔壁271及び連通部279を有する鉛直な隔壁288のような下連絡流路が小さい壁が複数あることにより、より下方の濃いインクと確実に混ぜて供給側収容部290に供給することができる。
Claims (4)
- 液体を収容する液体収容室を備えた液体収容体であって、
前記液体収容室には、前記液体に沈降し、前記液体収容体の移動に伴う慣性力によって前記液体収容室内を転動して、前記液体収容室内に収容されている前記液体を撹拌する攪拌移動体と、前記液体に浮く少なくとも一つの浮遊体とが収容され、
前記浮遊体は、前記液体の液面が低下した場合に、前記液体収容室内において前記攪拌移動体と同レベルに位置して前記攪拌移動体の移動を制限することを特徴とする液体収容体。 - 前記浮遊体は、前記液体よりも比重が小さい物質からなることを特徴とする請求項1に記載の液体収容体。
- 前記浮遊体は、内部に空洞を有する中空体であることを特徴とする請求項1に記載の液体収容体。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体収容体であって、複数の前記液体収容室を有する液体収容体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257762A JP4706212B2 (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 液体収容体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257762A JP4706212B2 (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 液体収容体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006069129A JP2006069129A (ja) | 2006-03-16 |
JP4706212B2 true JP4706212B2 (ja) | 2011-06-22 |
Family
ID=36150234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004257762A Expired - Fee Related JP4706212B2 (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 液体収容体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4706212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8136932B2 (en) | 2007-07-10 | 2012-03-20 | Seiko Epson Corporation | Liquid storage container and liquid filling method and liquid refilling method using the same |
JP5195544B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2013-05-08 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01111656A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 標準液等の容器 |
JPH11138837A (ja) * | 1997-11-12 | 1999-05-25 | Nec Corp | インク残量検出装置 |
JP2004216761A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Seiko Epson Corp | インクタンクおよびインクジェットプリンタ |
-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004257762A patent/JP4706212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01111656A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 標準液等の容器 |
JPH11138837A (ja) * | 1997-11-12 | 1999-05-25 | Nec Corp | インク残量検出装置 |
JP2004216761A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Seiko Epson Corp | インクタンクおよびインクジェットプリンタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006069129A (ja) | 2006-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8070272B2 (en) | Liquid container adapted to be mounted on a carriage to reciprocate together with a liquid ejecting head | |
JP4468192B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US6742878B2 (en) | Ink cartridge and ink jet record apparatus using the ink cartridge | |
JP4725182B2 (ja) | 液体供給システムの製造方法及び液体供給システム | |
JP5428238B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP4552526B2 (ja) | 液体収容容器 | |
JP5195544B2 (ja) | 液体収容容器 | |
JP4586363B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
EP3381695B1 (en) | Liquid supply unit and liquid ejection device | |
JP4706212B2 (ja) | 液体収容体 | |
JP2003011393A (ja) | インクカートリッジ | |
JP2006001240A (ja) | 液体収容体 | |
JP2007223159A (ja) | インク収納容器及び該インク収納容器を用いたインク供給システム | |
JP4522092B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP4617735B2 (ja) | 液体収容体 | |
JP4604567B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2006239900A (ja) | 液体流路集合体及び液体噴射装置 | |
JP6070235B2 (ja) | カートリッジ | |
JP2006001177A (ja) | 液体収容体 | |
JP6790530B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP4561884B2 (ja) | 液体カートリッジ | |
JP2006001176A (ja) | 液体収容体 | |
JP2019084694A (ja) | カートリッジ | |
JPH10202899A (ja) | インクカートリッジ | |
JP4010125B2 (ja) | インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100809 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110228 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |