JPH03286487A - 記録再生装置とクーロンダンパおよび防振方法 - Google Patents

記録再生装置とクーロンダンパおよび防振方法

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JPH03286487A
JPH03286487A JP8793090A JP8793090A JPH03286487A JP H03286487 A JPH03286487 A JP H03286487A JP 8793090 A JP8793090 A JP 8793090A JP 8793090 A JP8793090 A JP 8793090A JP H03286487 A JPH03286487 A JP H03286487A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録再生装置、特に耐振性に優れた記録再生装
置に関するものである。また本発明は前記記録再生装置
に用いるダンパおよびダンパの取り付は方法に関するも
のである。
従来の技術 近年、記録再生装置の普及が著しく、車等非常に振動の
激しい環境下で使用される応用が増大している。
以下図面を参照しながら、上述した記録再生装置の一例
について説明する。
第3図は従来の記録再生装置の防振構造の概略説明図で
ある。第3図において、lは記録再生装置の筐体、2は
被防振部であり、被防振部2は筺体1とバネ3,4,5
.6で防振され粘性ダンパ31でバネの共振を押さえて
いる。第4図は第3図に用いた粘性ダンパの一例を示す
、第4図において、41は中空の弾性体(ゴム)でその
中空部にシリコンオイル45が入っている。弾性体41
の凹部に変位部42が挿入され変位部42と取り付は部
44の間が支持部43で結合されている。弾性体41の
上部と取り付は部44の下部を各々被防振部2および筐
体Iに取り付ける。この粘性ダンパは3軸方向に共振を
押さえる効果をもっており非常に便利であり広く用いら
れている。このように構成した記録再生装置の防振特性
を第5図に示す。筐体1の変位をXo、被防振部2の変
位をX、とすると、防振性能X、/X、は曲線51のよ
うになる。即ち周波数f0で共振(大きさQ)を持ち、
f6−Qf。
の間振動は周波数の2乗に比例して減衰する。しかし、
Q f o以上の周波数では振動は周波数の1乗にし比
例して減衰する。周波数f。で防振性能は劣化するので
、実用時はこの大きさQをできるだけ小さくする。する
と事実上f。以上の周波数で振動は周波数の1乗でしか
減衰しない。防振性能を曲*52のようにできれば非常
に防振性能を向上することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の粘性ダンパでは、第5図の曲線5
1の防振性能しか原理的に得られない。
本発明は上記課題に鑑み、防振特性に共振がなくしかも
減衰が周波数の2乗に比例する記録再生装置および防振
方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の記録再生装置は、2
枚の平板と前記2枚の平板の周囲部を弾性体で結合した
ダイヤフラム型クーロンダンパを複数個用い、少な(と
も2つ以上のダイヤフラム型クーロンダンパの平板部を
非平行となるよう取り付けたものである。
また、本発明の記録再生装置は、被防振部を筐体部から
非線形バネで防振したものである。
また、本発明の記録再生装置は、被防振部と筐体を結合
した複数個の非線形バネと、前記非線形バネに並列に挿
入したクーロンダンパとを備えたものである。
また、本発明のクーロンダンパは、少なくとも一方に空
気穴を設けかつ互いに非平行な平板と、前記2枚の平板
の周囲部を結合する弾性体を備えたものである。
また、本発明の記録再生装置は、被防振部と筺体を結合
した複数個の非線形バネと、少なくとも2つ以上の相対
する平面が非平行となるよう取り付けたダイヤフラム型
クーロンダンパとを備えたものである。
さらに、本発明の防振方法は、2つの平面部と前記2つ
の平面部の周囲部を弾性体で結合したダイヤフラム型ク
ーロンダンパを複数個用い、少なくとも2つ以上のダイ
ヤフラム型クーロンダンパの平面部を非平行となるよう
取り付けたものである。
また、本発明の防振方法は、被防振部を振動部から非線
形バネで防振したことを特徴とするものである。
また、本発明の防振方法は、被防振部を振動部から複数
個の非線形バネと、前記非線形ハネに並列に挿入したク
ーロンダンパとで防振したことを特徴とするものである
また、本発明の防振方法は、被防振部を振動部から複数
個の非線形バネと、少なくとも2つ以上の相対する平面
が非平行となるようダイヤフラム型クーロンダンパを取
り付けたものである。
上述の記録再生装置は、コンパクトディスクプレーヤー
に代表される光デイスク記録再生装置やその他の磁気記
録再生装置のようにメカニカルな記録再生機構をも持つ
のである。被防振部とは、上記記録再生装置の中でも特
に防振をする必要のある個所であり、記録再生のメカニ
ズムが集合した部分である。この部分は、筐体部から振
動絶縁(防振)するのが−船釣である。非線形バネは、
線材の径やピッチ、コイル径を変化させたもので一般に
変形が小さいときは柔らかく、変形が大きいと硬くなる
性質を持つ。テーパコイルバネや円錐バネが代表的であ
る。
作用 本発明は上記した構成によって、クーロンダンパを使用
することにより1軸以上の方向に対し、防振特性が周波
数の2乗に比例し減衰する防振特性を可能にする。さら
に、非線形バネを使用することにより振幅の小さい時、
減衰性能が大きい非線形減衰特性を可能にする。
実施例 以下本発明の一実施例の記録再生装置について、図面を
参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略図である。
第1図において、1は記録再生装置の筐体、2は被防振
部であり、被防振部2は筺体1とバネ3゜4.5.6で
防振され、クーロンダンパ7.8でハネの共振を押さえ
ている。第2図は第1図に用いたクーロンダンパ7.8
の一例を示す。第2図(a)に示すクーロンダンパ20
は、第2図(b)のような構成になっている。即ち、平
行平板21.22の間は弾性体23により結合され、平
行平板21.22の少なくとも一方に空気穴24が設け
られている。このクーロンダンパ20は、上下方向に変
形を受けると、空気穴24より空気が出入りする。この
時、空気と空気穴24の周囲との間で摩擦が発生する。
摩擦による損失がクーロンダンパの原理である。ここで
、第5図に示す粘性ダンパとクーロンダンパの典型的な
特性を比較する。第5図において51は粘性ダンパの特
性、52はクーロンダンパの特性である。
クーロンダンパは共振周波数f0における共振がなくま
た減衰が大きいことが分かる。
しかし、第2図のクーロンダンパは横方向に変形すると
、はとんど体積変化がなく、弾性体23による粘性ダン
パ効果しか発生しない。従って、クーロンダンパを複数
個使う場合、同一方向に取り付けると、−軸方向にしか
効果を発揮しない。従って、第1図では、クーロンダン
パ7.8の平面部が非平行になるよう取りつけである。
このようにすることにより、−軸性のクーロンダンパを
用いて多軸方向に効果を持つようにでき、使用するクー
ロンダンパの個数を少なくし、低コストおよび省スペー
スを図ることができる。
また、第2図のクーロンダンパを傾けて取りつける代わ
りに、最初からそのようなり一ロンダンパを用いてもよ
い。即ち、第2図の平板21.22を非平行にする。こ
の取り付けは、第1図と同様に平面部である平板が互い
に非平行になるようにする。このようにすると、筺体1
の方の取りつけ面を傾ける必要がなく加工しやすい。
以上のように、従来の粘性ダンパに変えクーロンダンパ
を用い、かつその取りつけ方向を互いに異ならしめるこ
とにより、防振性能が優れかつ低コスト、省スペースの
記録再生装置を提供できる。
第6図に、本発明の他の一実施例である記録再生装置を
示す。第6図は、第3図のバネ3,4゜5.6を非線形
ハネ63.64.65.66に置き替えたものである。
非線形ハネにはバネ線材の太さをところにより変えたも
のやいわゆる円錐バネを用いる。非線形バネの代表的な
特性を第7図に示す。
即ち、変位が小さいときバネ定数は小さく(柔らかく)
、変位が大きくなるとバネ定数が大きくなる(硬くなる
)。従って、防振特性は第8図に示すように、振動振幅
が小さいときはカットオフ周波数が低く(曲線81)、
振動振幅が大きくなるとバネが硬くなりカットオフ周波
数が上がり(曲線82)防振特性が悪くなる。一般に、
振動振幅が大きいとき、加速度は大きくなく機器の耐振
性能に余裕があるが、振動振幅が小さくても、例えば、
車が道路の継ぎ目の上を走る時、加速度は大きく機器が
異常動作をする。一方、機器において筺体1と被防振部
2の間の隙間は小さいほうがよい。
このことから振動振幅が大きいときバネが硬い方が望ま
しい。
以上のように、従来の線形ハネに変え非線形ハネを用い
ることにより、防振性能が優れかつ省スペースの記録再
生装置を提供できる。
第9図は本発明の他の一実施例を示す概略図でアリ、第
1図のクーロンダンパと第6図の非線形バネを併用した
例である。第9図の実施例においてはクーロンダンパの
振動減衰特性と非線形バネの非線形減衰特性が相乗的に
、非常に優れた防振性能、省スペース効果を示す。
発明の効果 以上のように本発明は、クーロンダンパや非線形バネで
被防振部を外部から振動絶縁(防振)することにより、
防振特性に優れかつ省スペースの記録再生装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る記録再生装置の概略図
、第2図は第1図に用いたクーロンダンパの一例を示す
概略図、第3図は従来の記録再生装置の概略図、第4図
は第3図に用いられる粘性ダンパーの一例を示す概略図
、第5図は、第4図で用いた粘性ダンパを使用した時の
防振性能およびクーロンダンパを用いた時の防振性能を
示す特性図、第6図は本発明の他の一実施例の記録再生
装置の概略図、第7図は非線形ハネの非線形特性を説明
する特性図、第8図は非線形ハネを用いた時の防振特性
図、第9図は本発明の他の一実施例の記録再生装置の概
略図である。 ■・・・・・・筐体、2・・・・・・被防振部2.3,
4.5゜6・・・・・・バネ、7.8・・・・・・クー
ロンダンパ、63.64゜65、66・・・・・・非線
形バネ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の平板と前記2枚の平板の周囲部を弾性体で
    結合したダイヤフラム型クーロンダンパを複数個用い、
    少なくとも2つ以上のダイヤフラム型クーロンダンパの
    平板部を非平行となるよう取り付けたことを特徴とする
    記録再生装置。
  2. (2)被防振部を筐体部から非線形バネで防振したこと
    を特徴とする記録再生装置。
  3. (3)非防振部と筐体を結合した複数個の非線形バネと
    、前記非線形バネに並列に挿入したクーロンダンパとを
    具備することを特徴とする記録再生装置。
  4. (4)被防振部と筐体を結合した複数個の非線形バネと
    、少なくとも2つ以上の相対する平面が非平行となるよ
    う取り付けたダイヤフラム型クーロンダンパとを具備す
    ることを特徴とする記録再生装置。
  5. (5)少なくとも一方に空気穴を設けかつ互いに非平行
    な2枚の平板と、前記2枚の平板の周囲部を結合する弾
    性体を具備することを特徴とするダイヤフラム型クーロ
    ンダンパ。
  6. (6)2つの平面部と前記2つの平面部の周囲部を弾性
    体で結合したダイヤフラム型クーロンダンパを複数個用
    い、少なくとも2つ以上のダイヤフラム型クーロンダン
    パの平面部を非平行となるよう取り付けることを特徴と
    する防振方法。
  7. (7)被防振部を振動部から非線形バネで防振したこと
    を特徴とする防振方法。
  8. (8)被防振部を振動部から複数個の非線形バネと、前
    記非線形バネに並列に挿入したクーロンダンパとで防振
    したことを特徴とする防振方法。
  9. (9)被防振部を振動部から複数個の非線形バネと、少
    なくとも2つ以上の相対する平面が非平行となるように
    取り付けたダイヤフラム型クーロンダンパとを具備する
    ことを特徴とする防振方法。
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