JPH0328602B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、がたつきなく相互に連接されるソケ
ツトとプラグを備え、連接状態で相互に固定する
ために一方の部材につめを具備するばね舌片が設
けてあり、このばね舌片が他方の部材の保持面に
係止され、かつ前記一方の部材の端面側に開放し
た切欠部から成る回転止を備え、該切欠部が前記
他方の部材の半径方向の突起に大きな周方向有隙
なしに嵌着されて成る、器具を柄に一時的に固定
するための差込継手に関する。

〔従来の技術と欠点〕

上記の種類の差込継手は、スイス特許出願公報
第305389号明細書により公知である。この差込継
手は、ほうきとその柄とを相互に連結するための
ものであるが、使用可能な一体の完成体を作り出
すためには、多数の部品を面倒な組立操作をもつ
て接合しなければならない。その結果、多数の部
品を製造するのに要する費用が大きくなり、普及
を妨げている。また、公知の構造の取扱性は余り
十分なものでない。即ち、プラグをソケツトに挿
入した上で、更にスライドスリーブを操作するこ
とが必要である。そしてその場合、差込継手は機
械的に見て余り安定していない状態である。その
ため、挿着した器具、例えばほうきを普通に使用
する場合に、継手の意図しない離脱が生じる恐れ
があるという、付加的な欠点が生じる。また前述
の差込継手の重量は、含まれる部品の密な構造の
ためかなり大きく、軽量の器具、例えばモツプの
使用にとつてやはり障害になる。

〔発明の目的〕

本発明の目的とするところは、簡単に製造で
き、かつ簡単に操作でき、安定性と信頼性が大で
あり、特に重量が軽いという長所を有し、このた
め任意の器具に万能的に使用できる差込継手を示
すことである。

〔目的達成のための手段〕

本発明によれば上記の目的は、器具を柄に一時
的に固定するための差込継手であつて、円筒形の
本体を有し一端において柄又は器具の一方に取着
されるプラグと、前記プラグの前記一端からほぼ
半径方向に張り出し、環状表面を有すると共に外
周部分が前記プラグと同軸の円筒形であつて前記
プラグの軸線に実質的に直交するフランジと、前
記フランジの環状表面の半径方向の幅だけ前記プ
ラグの本体から半径方向に間隔を置いて、前記フ
ランジのプラグ側の側部から前記プラグの軸線と
平行に且つ実質的に前記プラグの本体の長さに沿
つて突出しているばね舌片と、前記フランジから
前記ばね舌片に沿う方向に間隔を置いて前記プラ
グの本体に面する前記ばね舌片の内側に設けら
れ、前記プラグの軸線を横切る方向に伸長してい
るつめと、前記プラグの本体及び前記ばね舌片に
設けられ、前記プラグの軸線方向に延びて前記フ
ランジとは反対側の端部において開放している長
さの異なる切欠部であつて切欠部の少なくとも一
つが前記つめよりも前記フランジに近い方から延
びていることと、円筒形の本体を有し一端の基部
において柄又は器具の他方に取着され他端が前記
フランジの前記環状表面に対面するソケツトと、
前記ソケツトの本体の前記他端よりも前記基部に
より近い外側上に設けられ前記ソケツトの軸線を
横切る方向に伸長している保持リブであつて、前
記プラグと前記ソケツトが連接される場合に前記
ばね舌片の前記つめと協働して係止される寸法を
有して配置されている保持リブと、前記ソケツト
の前記一端から前記ソケツトの軸線方向に伸長し
且つ半径方向に突出している長さの異なるリブで
あつて、リブの少なくとも一つが前記一端から前
記保持リブよりも前記ソケツトの他端側へと延び
ており、前記リブは前記切欠部と共同する寸法を
有して配置されていることからなることを特徴と
する、器具を柄に一時的に固定するための差込継
手によつて達成される。

本発明に基づく差込継手は一体に作られた２個
の部分からなるに過ぎず、その内一方は柄に、他
方は器具に固設されている。よつて、器具と柄は
一時的に連結される。２個の部品の製造は極めて
簡単であり、公知の射出成形法を使用して、熱可
塑性材料で行うことができる。従つて製造費は僅
少である。

２個の部品は柄の方向に連接される嵌合片を備
え、該嵌合片は回転片とカムロツキングを具備す
る。２つの嵌合片を連接すると、回転止がカムロ
ツキングに先立つて係合し、両部品を回転不能の
状態で連接することが常に保証される。その場
合、回転止を作動させるについて明瞭な労力の消
費を必要としないことが、特筆すべき利点であ
る。

カムロツキングは、プラグの下部に固設された
少なくとも１個のばね舌片を含包する。ばね舌片
は両部分の連接状態においても、分離状態におい
ても、プラグとの相互関係を変えることがない。
それ故、ばね舌片は両部品を連接し又は引き離す
時だけ、短時間の変化を生じる。従つて製造に熱
可塑性材料を使用しても、当初の弾性が長時間維
持される。連接状態において、ばね舌片の下部と
ソケツトの突起部とは、同じ平面上に位置する。
このことは静力学的に甚だ好都合であり、長時間
の後でもがたつきの増大の心配がない。

ばね舌片はつめを具備する。つめは継手軸方向
に十分に大きな力を働かせることによつて、ソケ
ツトの保持面の背後に弾性的に係止することがで
きる。こうして両部材の連接は極めて簡単であ
り、補助部材の操作を必要としない。両方の部品
を取り外すことも、同様に簡単である。保持面及
び／又は保持面と係合するつめの面が開口方向に
鋭角をなして配列されているため、引き離すには
柄に十分に大きな張力を加えさえすればよく、そ
れによつて連結はたやすく解除される。それでも
両部品の連接状態において、普通の床清掃用具の
負荷条件に全く十分な、がたつきが全然ない連接
が得られる。

ソケツト又はプラグを柄又は器具のいずれに配
属するかは、それ自体任意である。しかしソケツ
トを器具に配属した構造が、静力学的理由から選
ばれる。

連接状態でばね舌片は、ソケツトの内側とプラ
グとの間隔に概ね相当する、概ね不変の僅かな間
隔を置いて、ソケツトと壁体の外側に張り出す。
通常の製造公差と使用とに起因する変形、例えば
水漏れによる材料の膨潤を考慮しても簡単な連接
がなお保証されるように、上記の間隔を定める。
接続する器具の角度のずれが生じた場合に、こう
して一方ではばね舌片により、他方ではプラグに
よりソケツトは機械的に補強され、継手の負荷能
力が大幅に高められる。特にばね舌片とプラグが
軸方向に概ね等しい外延を有する場合は、上記の
利点がはつきりと現れる。

ばね舌片、プラグ及びソケツトの少なくとも互
いに向き合う側が、差込継手に回転対称に配属さ
れた面によつて画定されるならば、特に良好な耐
摩耗性が得られる。この面は円柱形に形成するこ
とが好ましく、この場合は特に製造が簡単であ
る。

両方の部品を連接した状態でプラグの端面側の
切欠部に係合するソケツトのリブとソケツトの基
部は、器具に臨む側が一体に結合されることが好
ましい。こうしてリブがあることによつて、機械
的にソケツトが一層補強される。

ソケツトの壁体の外側及び／又は内側にリブを
配設することができる。

前者の場合はソケツトの特に良好な機械的な補
強の利点が生じ、後者の場合には外側が平滑であ
つて連接構造が隠設される利点が生じる。

器具を通常使用する時に汚れが付着する恐れ
は、こうして大幅に減少する。ソケツトが外側と
内側にリブを具備する構造も考えられる。この構
造は上記２つの構造の利点を或る程度兼備する。

ソケツトが周囲に均一に分布する複数個のリブ
を具備し、プラグ又はばね舌片が周囲に均一に分
布する同数の切欠部を具備してもよい。この場合
は優れた回転止と共に、種々の方向から現れる座
屈荷重に対するソケツトの機械的安定化という利
点が生まれる。差込継手の重量の割に特に良好な
安定性が得られる。

ソケツトが外側に複数個の均一に分布するリブ
を具備する場合は、リブがなるべく隣接するばね
舌片の切欠部と対応する位置に配設され、ばね舌
片と概ね等しい半径方向の外延を持たなければな
らない。このような構造の場合、２つの部品の連
接状態において、リブはばね舌片の切欠部を補完
して平滑な表面を完成する。こうして、望ましく
ない汚れの付着の恐れが著しく減少する。

本発明に基づく差込継手のカムロツキングの内
部でつめと相互作用を行う保持面は、保持リブを
有するソケツト表面からなることが好ましい。そ
の場合、保持リブはソケツトの方向を横切つて伸
長する。この構造は、カムロツキングにより係止
する場合に、ばね舌片の極めて短時間の変化しか
必要でないという利点がある。

また横方向に伸長する保持リブによつて、ソケ
ツトの壁体は補助的な補強を行なえるという利点
が生じる。

保持面及び／又は部材の連接状態において保持
面と係止するつめの面は、ソケツトの開口に対し
て鋭角で配属される。この面は柄の方向との間に
最大75°、好ましくは35°ないし60°の角を狭む。適
当な構造では、ばね舌片の端面は内側へと適当に
斜め切りされている。それによつて、両部品の連
接の際にばね舌片がリブを越えてたやすく滑脱す
ることができる。

従つて上記の実施態様に基づき、ソケツトの周
囲に均一に分布する複数個の保持リブを設けるこ
とも可能である。この保持リブは回転止の役割を
するソケツトの外側リブの間隙に配設することが
好ましく、ソケツトの機械的耐力の一層の改善を
得るためにソケツトと一体に形成することができ
る。プラグの中空構造により安定性をあまり損な
わずに、重量の一層の減少が実現される。

〔発明の効果〕

本発明に基づく差込継手は、簡単に製造するこ
とができると共に、特に取り扱いやすいことと安
定性が長所である。ソケツトがプラグ本体とばね
舌片の間の環状空間に受容されるため、単なる入
れ子式の嵌合を行う場合よりも確実でがたつきの
少ない、機械的に安定な連接が可能である。また
別個のばね体などではなく、差込継手を構成して
いる材料自体の弾性変形を利用して、例えばプラ
スチツク材料などから一体に射出成形されるプラ
グのばね舌片の弾性変形を利用して嵌合係止を行
つており、しかもこの場合にばね舌片の弾性変形
のために必要な切欠部は同時に回転止めとしてリ
ブと係合するため構成上も無駄がない。しかも摩
耗に対して極めて耐性があり、重量が少ない。こ
のことは、柄を任意の器具に固着する場合に万能
的に使用することを可能にする。

〔実施例〕

本発明の主題を次に添付の図面に基づき詳述す
る。

第１図に示す部品１，２は、数ケ所に切欠部又
はリブを有する円筒形である。両部品は互いに独
立に、射出成形法により製造される。部品はいず
れも当該分野で使用される材料、好ましくはポリ
塩化ビニル又はポリプロピレンからなる。

部品１はソケツト５を有し、下側に基部３を具
備する。基部３は同時に、接続する器具の構成部
分、例えばモツプの一部をなす。

ソケツト５は中空の円柱形に形成され、その外
側に縦方向に伸長するリブ６を具備する。リブ６
は回転止の役割を果たすものであり、同時にソケ
ツト５と一体をなしてして、基部３にまで達する
ように形成されている。もう一つのリブが、ソケ
ツト５の背面に同様に設けられている（第２図参
照）。

ソケツト５の外側にはまた、部品１の伸長方向
を横切つて延伸する保持リブ７が備えられてい
る。保持リブ７は、後で詳しく説明するカムロツ
キングの構成部分をなす。保持リブ７もソケツト
５と一体に形成されている。

部品２はほうきの柄４に固設されたプラグ１１
を有する。プラグ１１はその端面側に、柄の方向
に開放した切欠部１３を具備する。切欠部１３
は、後で改めて触れる回転止の構成部分をなす。

プラグ１１の外側は、柄４とプラグ１１の接合
個所から半径方向に張り出すフランジを介してて
設けられ、周囲に均一に分布するばね舌片１２に
よつて取り囲まれる。ばね舌片１２は切欠部１５
によつて周方向に互いに分離されており、かくし
てばね舌片の突出部は半径方向にばねを利かせる
ことができる。

第２図は回転止の役割をするリブ６，８，９、
保持リブ７及び基部３のソケツト５の相互関係を
示す。すべてのリブが概ね均一に分布しているこ
とがはつきり判るであろう。これによつて、すべ
ての方向にソケツトの均一な補強が得られる。基
部３は更に、底部中央開口１８を具備する。この
開口は接続される器具の、図示しない二次的な固
定部材を受容するために用いられる。

第３図はプラグ１１とばね舌片１２の構造及び
相互関係を示す。プラグ１１は中央に空欠部を具
備し、個々のばね舌片の間の切欠部１５に対応す
る位置およびそれらの位置の中間の位置におい
て、プラグの端面に周囲に均一に分布する別の切
欠部１３，１４が設けられていることが判る。プ
ラグ１１をソケツト５に挿入した後、上記の切欠
部１３，１４及び切欠部１５が第１の部品のリブ
６，８，９を周方向に僅かな間隔を置いて取り囲
むから、プラグ１１とソケツト５の相対的な回転
は不可能になる。連接状態の正面図を第５図に示
してある。

ばね舌片１２が中空円柱状のプラグ１１と概ね
平行の外延を有することを示すために、第４図に
第２の部品を部分断面図を示す。ばね舌片１２
は、柄４の伸長方向を横断する方向に伸びる凹陥
部を内側に具備し、つめ１６を形成する。またプ
ラグ１１をソケツト５に軸方向に押し込む時に保
持リブ７に打ち勝つことができるように、ばね舌
片１２は端面側に進入斜面１７を具備する。

プラグ１１がソケツト５に押し込まれると、つ
め１６が保持リブ７の背後に弾接されるから、軸
方向の固定に加えて、接続された器具の望ましく
ない離脱に対する十分な防止が得られる。柄と接
続される器具との間に回転不能な相互関係を保証
するために、プラグ１１の端面側の切欠部１３と
１４は異なる深さを有する。このような構造は、
柄４の上端にある図示しない吊り輪が、接続され
る器具に対して常に同じ相互関係にあるようにす
るために、好適であることが判明した。それによ
つて取り扱い上及び保管上の利点が生じる。

第６図は連接された２個の部品１，２の横断面
図を示す。リブ６がばね舌片１２の切欠部１５に
係合し、ばね舌片１１の外延と等しい外延を有す
る。かくして、組立を完了した単位体の外形輪郭
は平滑であり、このことは衛生的観点から見て極
めて有利である。

また、ソケツト５の内側はプラグ１１により、
外側はばね舌片１２により一貫して支承されるこ
とが判る。それによつてソケツト５は機械的に著
しく補強され、またリブ６，９が一体をなしてソ
ケツト５の基部にまで達するように形成すること
によつて、補強が一層強められる。

組立を完了した単位体の縦断面図を第７図に示
す。この場合もソケツト５の外側と内側が、一方
ではばね舌片１２によつて、他方ではプラグ１１
により狭い間隔を置いて取り囲まれることが判
る。両者は概ね等しい半径方向の外延を有するか
ら、それらが働かせる支持力は相互に補完され
る。プラグ１１は中空に形成されているので、接
続される器具の図示しない定着補助具のための場
所を提供できる。定着補助具は、底部開口１８を
貫いて突入する。

第４図と第７図を比較すれば明らかになるよう
に、ばね舌片１２は両部品を連接した状態でも、
取り外した状態でも変形しない。従つて、常温で
塑性変形する傾向がある熱可塑性材料を使用して
も、両部品１，２の間のがたつきのない連結が長
期的に保証される。

保持リブ７は柄４の伸長方向を横断して伸び、
軸方向の両側は、柄４の方向に対して垂直に伸び
る面によつて画定されている。保持リブ７の外側
にはつめ１６が張り出していて、柄の外延と55°
の角を狭んでいる。部品１と２を引き離す場合
は、柄４に引張力を働かせると、ばね舌片１２の
前端がソケツト１１の外側から遠のき、つめ１６
が保持リブ７を超えて滑脱するに至る。以後の引
き離し運動は、力を費やさずに行うことができ
る。

２個の部品１及び２を連接する時は、上記の過
程を逆に行えばよい。この場合はまず進入斜面１
７が保持リブ７の上側境界面に接し、更に圧縮力
を働かせると、ばね舌片１２の前端がプラグ１１
の外側から一時的に遠のく。つめ１６が保持リブ
７の背後に弾接することによつて、過程が終了す
る。

更に、リブ８，９がプラグの切欠部１３，１４
にどのようにして結合するかを第７図に示す。両
部品を連接した後、切欠部とリブの間には周方向
に僅かな遊隙しかないことがはつきり判る。それ
によつて継手は回転不能であり、がたつきは全く
生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は連接の直前の本発明差込継手の２個の
部品の正面図、第２図はソケツトを有する部品の
平面図、第３図はプラグを有する部品の底面図、
第４図はプラグを有する部品の一部破断した正面
図、第５図は連接状態の両部品の正面図、第６図
は連接した２個の部品の横断面図、第７図は連接
した２個の部品の縦断面図を示す。 ５……ソケツト、６……リブ、７……保持リ
ブ、８……リブ、９……リブ、１１……プラグ、
１２……ばね舌片、１３……切欠部、１４……切
欠部、１５……切欠部、１７……プラグの底部、
１８……開口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 器具を柄に一時的に固定するための差込継手
   であつて、 円筒形の本体を有し、一端において柄又は器具
   の一方に取着されるプラグ１１と、 前記プラグの前記一端からほぼ半径方向に張り
   出し、環状表面を有すると共に外周部分が前記プ
   ラグと同軸の円筒形であつて前記プラグの軸線に
   実質的に直交するフランジと、 前記フランジの環状表面の半径方向の幅だけ前
   記プラグの本体から半径方向に間隔を置いて、前
   記フランジのプラグ側の側部から前記プラグの軸
   線と平行に且つ実質的に前記プラグの本体の長さ
   に沿つて突出しているばね舌片１２と、 前記フランジから前記ばね舌片に沿う方向に間
   隔を置いて、前記プラグの本体に面する前記ばね
   舌片の内側に設けられ、前記プラグの軸線を横切
   る方向に伸長しているつめ１６と、 前記プラグの本体及び前記ばね舌片に設けら
   れ、前記プラグの軸線方向に延びて前記フランジ
   とは反対側の端部において開放している長さの異
   なる切欠部１３，１４，１５であつて、切欠部の
   少なくとも一つ１５は前記つめよりも前記フラン
   ジに近い方から延びていることと、 円筒形の本体を有し、一端の基部３において柄
   又は器具の他方に取着され他端が前記フランジの
   前記環状表面に対面するソケツト５と、 前記ソケツトの本体の前記他端よりも前記基部
   により近い外側上に設けられ、前記ソケツトの軸
   線を横切る方向に伸長している保持リブ７であつ
   て、前記プラグと前記ソケツトが連接される場合
   に前記ばね舌片の前記つめと協働して係止される
   寸法を有して配置されている保持リブと、 前記ソケツトの前記一端から前記ソケツトの軸
   線方向に伸長し且つ半径方向に突出している長さ
   の異なるリブ６，８，９であつて、リブの少なく
   とも一つ６は前記一端から前記保持リブよりも前
   記ソケツトの他端側へと延びており、前記リブは
   前記切欠部と協働する寸法を有して配置されてい
   ることからなることを特徴とする、器具を柄に一
   時的に固定するための差込継手。 ２ ばね舌片１２とプラグ１１が概ね等しい軸方
   向外延を有することを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項に記載の差込継手。 ３ ばね舌片１２、プラグ１１及びソケツト５の
   少なくとも互いに向き合う側が、差込継手に回転
   対称に設けられた面によつて画定されることを特
   徴とする、特許請求の範囲第１項又は第２項に記
   載の差込継手。 ４ 上記の面が円筒形に形成されていることを特
   徴とする、特許請求の範囲第３項に記載の差込継
   手。 ５ リブ６，８，９、ソケツト５及び基部３が一
   体に形成されていることを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載の差
   込継手。 ６ リブ６，８，９がソケツトの壁体の外側及
   び／又は内側に配設されていることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれ
   かに記載の差込継手。 ７ ソケツト５が周囲に均一に分布する複数個の
   リブ６，８，９を具備し、かつプラグ１１及び／
   又はばね舌片１２が周囲に均一に分布して、リブ
   に対応して形成された同数の切欠部１３，１４，
   １５を具備することを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の差込継
   手。 ８ ソケツト５が外側に均一に分布したリブ６を
   具備し、該リブが隣接するばね舌片１２の切欠部
   に配設され、かつリブとばね舌片が概ね等しい差
   込継手の軸線横断方向の外延を有することを特徴
   とする、特許請求の範囲第７項に記載の差込継
   手。 ９ 保持面が保持リブ７を有するソケツト５表面
   からなり、かつ保持リブはソケツト５の伸長方向
   と交差して伸びることを特徴とする、特許請求の
   範囲第８項に記載の差込継手。 １０ ソケツトの周囲に均一に分布する複数個の
   保持リブ７が設けてあり、かつ保持リブとリブ
   ６，８，９はソケツトと一体に形成されているこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第９項に記載の
   差込継手。 １１ プラグ１１が端面側に開閉した切欠部を取
   り囲むことを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   ないし第１０項のいずれかに記載の差込継手。