JPH0743583Y2 - 配管の擬似結合防止構造 - Google Patents

配管の擬似結合防止構造

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JPH0743583Y2
JPH0743583Y2 JP1991003136U JP313691U JPH0743583Y2 JP H0743583 Y2 JPH0743583 Y2 JP H0743583Y2 JP 1991003136 U JP1991003136 U JP 1991003136U JP 313691 U JP313691 U JP 313691U JP H0743583 Y2 JPH0743583 Y2 JP H0743583Y2
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光男 海塩
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Sanoh Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のフュエ
ルパイプ,エアチューブ等の連結にあたり、その擬似結
合を防止するための構造に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車のフュエルパイプ,エア
チューブ等は、多数の装備品の間を通って配管されてい
るため、その連結を容易にすべく、雄・雌両部材を互い
にワンタッチにて連結できるように構成されている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記雄
・雌両部材の連結を、外部から目視によって確認するこ
とは困難であり、その連結が不完全な場合には、後日液
漏れ等の原因となり、不測の事故を起す憂いがある。 【0004】また、雄・雌両部材の連結部には、隙間が
存在し、該隙間から埃, 塵等が侵入する憂いもあった。 【0005】本考案は、上述した課題に鑑みなされたも
のであって、その目的は、雄・雌両部材を連結するにあ
たり、その連結が完全に行われたか否かを外部から容易
に確認でき、しかも、連結部における防塵効果も有する
配管の擬似結合防止構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本考案は、上述の課題を
解決するため、フランジ状突条を有する雄部材を雌部材
に所定の距離嵌入し、該雌部材に備えた係止爪に上記フ
ランジ状突条を係止することによって両部材を互に結合
させる配管の疑似結合防止構造において、上記雄部材に
上記雌部材の開口側外周部を覆う筒状部材を配置し、該
筒状部材及び上記雌部材の一方に係合突起、他方に係合
孔を各々設け、上記筒状部材には上記係止爪とは周方向
に異なる位置にあって配管の疑似結合時に上記係合突起
と係合孔とが相互に係合する前に先端が上記フランジ状
突条に当接する突起部を設け、該突起部の先端で上記フ
ランジ状突条を押して上記雄部材を上記雌部材に上記所
定の距離嵌入した時点で、前記筒状部材が上記雌部材の
開口側外周部を覆う状態で該雌部材に係止されるように
上記突起部の突出長さを設定したことを特徴とするもの
である。 【0007】 【作用】本考案によれば、雄部材に配置された筒状部材
が、雄・雌両部材の完全結合時にのみ雌部材に係止され
るように構成したため、該筒状部材が係止されたか否か
により、管体の完全結合を確認することができる。 【0008】また、筒状部材は、雌部材の開口側外周部
を覆う状態で該雌部材に係止されるため、連結部におけ
る隙間を防ぐ作用を筒状部材が果し、埃,塵等の侵入を
阻止することができる。 【0009】 【実施例】以下、本考案の実施例を、添付図面に従って
詳細に説明する。 【0010】ここで、図1は本考案にかかる擬似結合防
止構造を有する配管の連結部を示した斜視図、図2はそ
の半断面図である。図中1は外周にフランジ状突条2を
有する管状の雄部材、3は内周に前記フランジ状突条2
を係止する左右(図2においては上下)一対の係止爪4
を備えた雌部材である。 【0011】上記雄・雌両部材1,3は、雄部材1を雌
部材3に所定の距離嵌入することにより、上記雌部材3
の係止爪4が上記雄部材1のフランジ状突条2を係止
し、両部材1,3が結合されるように構成されている。
なお、図中5は、結合した両部材1,3のシール性を確
保するためのOリング、6はスペーサ、7は前記Oリン
グ5及びスペーサ6を雌部材3内の所定の位置に保持す
るためのストッパーである。 【0012】8は上記雄部材1に装着された筒状部材で
あり、該筒状部材8には、一方の端部に底壁9が存在
し、該底壁9を貫通して外方に突出する円筒部10と、該
円筒部10に連なり筒状部材8内に突出する上下一対の突
起部11が存在する。また、筒状部材8の他方の端部に
は、スリット12を左右に有する係合孔13がその上下(図
2においては前後)部に穿設され、該係合孔13と係合す
る係合突起14が、前記雌部材3の開口側外周部15に設け
られている。 【0013】上記筒状部材8は、その内径が前記した雌
部材3の開口16の外径とほぼ同一に設計され、その長さ
は前記雌部材3の開口側外周部15を覆うに十分な長さに
設計されている。また、筒状部材8より外方に突出する
上記円筒部10の内径は、前記雄部材1の外径とほぼ同一
であり、その長さは雌部材3の開口16より該円筒部10を
挿入した場合、該円筒部先端が雌部材3内部に存在する
上記一対の係止爪4に当接し、該係止爪4を左右に押し
広げるに十分な長さに設計されている。上記筒状部材8
及び雌部材3各々設けられた係合孔13及び係合突起14
は、上記雄部材1が上記雌部材3に所定の距離嵌入した
時点で、該筒状部材8が上記雌部材3の開口側外周部15
を覆う状態で各々係合するように配置されている。そし
、上記筒状部材8内に突出する上下一対の突起部11
は、雌部材3に存在する上記係止爪4とは周方向に異な
る位置にあって、前記係合孔13及び係合突起14が係合し
た状態において、その先端が該係止爪4を避けて雄部材
1のフランジ状突起2に当接する。また、該上下一対の
突起部11は、図9に示すように、配管の疑似結合時に、
係合孔13に係合突起14を係合させる前に、先端が上記フ
ランジ状突条2に当接し、該先端で上記フランジ状突条
2を押して上記雄部材1を上記雌部材3に上記所定の距
離嵌入した時点で、筒状部材8が雌部材3の開口側外周
部を覆う状態にて係合孔13に係合突起14が係合するよう
に、突出長さを設定してある。 【0014】上記構造の筒状部材8は、図3に示したよ
うに、2分割された状態の各々の部材を連結する薄肉の
ヒンジ部17を介して、雄部材1を該筒状部材8の円筒部
10が挟持する状態で組合せ、両部材の端部に存在する係
合孔18及び係合突起19を係合させることにより、雄部材
1に装着された状態で組立てる。 【0015】つぎに、上述の如く構成された本考案にか
かる連結部の連結動作について、図4〜図10に従って説
明する。 【0016】まず、雄部材1を雌部材3の開口16から挿
入し、雄部材1に設けられたフランジ状突起2を、雌部
材3内に存在する係止爪4に係止させる(図4〜図6参
照)。 【0017】つぎに、雄部材1に装着された筒状部材8
を、雄部材1の外壁に沿ってスライドさせ、前記連結状
態にある雌部材3の開口側外周部15に存在する係合突起
14に、該筒状部材8の係合孔13が係合するまで押し込む
(図7、図8参照) 。 【0018】この際、雄部材1と雌部材3の連結が不完
全な場合には、筒状部材8内に突出した上記突起部11
が、所定の距離嵌入していない雄部材1のフランジ状突
条2に当接し、筒状部材8の侵入は阻止され、該筒状部
材8の雌部材3への係合がなされない(図9参照)。そ
のため、筒状部材8が雌部材3に係止されているか否か
により、雄・雌両部材1, 3の完全結合を目視によって
確認できる。 【0019】また、雄・雌両部材1, 3の連結が不完全
な場合であっても、雄部材1に装着された筒状部材8を
更に強く押し込めば、雄部材1に存在するフランジ状突
条2を筒状部材8の突起部11が雌部材3内に押し込み、
雄部材1と雌部材3の連結と、筒状部材8と雌部材3と
の係合が同時になされる(図9、図10参照)。 【0020】つきに、上述した動作により連結された雄
・雌両部材1, 3の引き離し動作について、図11〜図13
に従って説明する。 【0021】まず、雌部材3に係止された状態で存在す
る上記筒状部材8を、係合手段13,14を外すことによ
り、雌部材3から該筒状部材8を取り出し、さらに該筒
状部材8を係合手段18, 19を外すことにより、2分割し
た状態にばらし、雌部材3から該筒状部材8を取り除
く。 【0022】つぎに、筒状部材8から外方に突出する円
筒部10を、連結状態にある雌部材3の開口16に向けて該
筒状部材8を再び雄部材1に装着する(図11参照)。 【0023】その後、装着された筒状部材8の円筒部10
を、雌部材3の開口16から挿入し、該円筒部10の先端に
よって雌部材3内に存在する係止爪4を押し広げ、雄部
材1のフランジ状突条2の係止を解除する(図12参
照)。 【0024】係止が解除された雄部材1は、筒状部材8
と共に雌部材3から引き抜くことができ、その引き離し
動作が完了する(図13参照) 。 【0025】以上、本考案の一実施例につき説明した
が、本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、
本考案の技術的思想に基づいて、各種の変更及び変形が
可能である。 【0026】例えば、上記実施例においては、雌部材3
の開口側外周部15を覆う筒状部材8に、外方に突出した
円筒部10を設けたものを使用したが、該円筒部10は必ら
ずしも必要ではなく、雌部材3の開口側外周部15を覆
い、雄部材1にスライド可能に装着し得るものであれ
ば、その形状及び構造は問われない。但し、実施例の如
く円筒部10を設けたものとすれば、連結状態にある雄・
雌両部材1, 3を該円筒部10によって上述した如く引き
離すことができる。 【0027】また、上記実施例においては、雄部材1が
雌部材3に所定の距離嵌入した時点で、筒状部材8が雌
部材3に係止される構造として、該筒状部材8の内方に
突出した突起部11を設けた構造につき説明したが、これ
に限らず、例えば、図14に示した如く、雄部材1に第2
のフランジ状突条20を設け、該第2のフランジ状突条20
によって、不完全結合時の筒状部材8の雌部材3への係
止を阻止する構造としてもよい(図15, 図16参照) 。 【0028】さらに、上記実施例において示した雄部材
1と、雌部材3との結合部の構造2, 4は、単に一例を
示したにすぎず、結合すべき雄部材1を一定の距離雌部
材3に嵌入することにより、ワンタッチにて両部材1,
3を結合できる構造であれば、既知の種々の構造が利用
できる。 【0029】本考案は、雄部材に雌部材の開口側外周部
を覆う筒状部材を配置し、該筒状部材及び雌部材の一方
に係合突起、他方に係合孔を各々設け、筒状部材には係
止爪とは周方向に異なる位置にあって配管の疑似結合時
に上記係合突起と係合孔とが相互に係合する前に先端が
フランジ状突条に当接する突起部を設けたことにより
雄・雌両部材を連結するにあたり、その連結が完全に行
われたか否かを外部から目視によって確認することがで
き、突起部の先端でフランジ状突条を押して雄部材を雌
部材に所定の距離嵌入した時点で、筒状部材が雌部材の
開口側外周部を覆う状態で該雌部材に係止されるように
前記突起部の突出長さを設定したことにより、配管が疑
似結合状態の時に、筒状部材を押し込め、突起部の先端
でフランジ状突条を押して雄部材を雌部材に所定の距離
嵌入し、完全な結合状態にすることができ、しかも、連
結部における防塵を確実に行うことができるという効果
を奏する
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案にかかる構造の全体を示した斜視図であ
る。 【図2】本考案にかかる構造の全体を示した半断面図で
ある。 【図3】本考案において使用する筒状部材の構造を示し
た斜視図である。 【図4】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図5】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図6】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図7】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図8】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図9】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図10】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の連結動作
を示した図である。 【図11】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の引き離し
動作を示した図である。 【図12】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の引き離し
動作を示した図である。 【図13】本考案にかかる構造の雄・雌両部材の引き離し
動作を示した図である。 【図14】本考案にかかる他の構造の全体を示した半断面
図である。 【図15】本考案にかかる他の構造の雄・雌両部材の連結
動作を示した図である。 【図16】本考案にかかる他の構造の雄・雌両部材の連結
動作を示した図である。 【符号の説明】 1 雄部材 2 フランジ状突条 3 雌部材 4 係止爪 8 筒状部材 9 底壁 10 円筒部 11 突起部 13 係合孔 14 係合突起 15 開口側外周部 16 開口 20 第2のフランジ状突条

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】フランジ状突条を有する 雄部材を雌部材に所定の距離嵌
    し、該雌部材に備えた係止爪に上記フランジ状突条
    係止することによって両部材を互に結合させる配管の疑
    似結合防止構造において、上記雄部材に上記雌部材の開
    口側外周部を覆う筒状部材を配置し、該筒状部材及び上
    記雌部材の一方に係合突起、他方に係合孔を各々設け、
    上記筒状部材には上記係止爪とは周方向に異なる位置に
    あって配管の疑似結合時に上記係合突起と係合孔とが相
    互に係合する前に先端が上記フランジ状突条に当接する
    突起部を設け、該突起部の先端で上記フランジ状突条を
    押して上記雄部材上記雌部材に上記所定の距離嵌入し
    た時点で、前記筒状部材が上記雌部材の開口側外周部を
    覆う状態で該雌部材に係止されるように上記突起部の突
    出長さを設定したことを特徴とする配管の疑似結合防止
    構造。
JP1991003136U 1991-01-09 1991-01-09 配管の擬似結合防止構造 Expired - Lifetime JPH0743583Y2 (ja)

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US07/817,156 US5219188A (en) 1991-01-09 1992-01-06 Construction for preventing incomplete connection of pipes

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