JPH09147986A - 半嵌合検知コネクタ - Google Patents

半嵌合検知コネクタ

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JPH09147986A
JPH09147986A JP32391795A JP32391795A JPH09147986A JP H09147986 A JPH09147986 A JP H09147986A JP 32391795 A JP32391795 A JP 32391795A JP 32391795 A JP32391795 A JP 32391795A JP H09147986 A JPH09147986 A JP H09147986A
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movable plate
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cylinder
connector housing
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Masahiko Aoyama
雅彦 青山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子収容部の外側にフード部を装着しつつ内
部にスプリングを装着するため、組立が煩雑であった。 【解決手段】 雌側コネクタ20において、カバー40
を内筒と外筒とからなる二重の筒状として外壁41と内
壁42との間にコイルスプリング50を挿入するととも
に筒状の可動プレート60を挿入しておき、さらにフー
ド部32を有するハウジング30を内壁42の内側に装
着しつつ同可動プレート60の抜け止めを図るようにし
たため、順番に押し込んでいくだけできわめて簡単に組
み付けすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のコネクタハ
ウジングが嵌合操作途中において半嵌合状態で保持され
てしまわないようにする半嵌合検知コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半嵌合検知コネクタとし
て、図9に示す実開平5−81967号公報に示すもの
が知られている。図において、雄側コネクタ1は矩形箱
形に形成され、前端には筒状のフード部2を有してい
る。同フード部2の両側壁中程には開口端から平行な二
本の切り欠き形成して間に可撓片3,3を形成してあ
り、同可撓片3,3の先端内周面には楔形の突起3a,
3aを形成してある。
【0003】一方、雌側コネクタ4は、上記フード部2
内に挿入可能であるとともに、外周面には上記可撓片
3,3の先端の突起3a,3aを受け入れ可能な凹部5
a,5aを形成した端子収容部5を有し、かつ、当該端
子収容部5の外周を覆うように筒状のカバー6を装着し
ている。このカバー6は筒状に形成されて端子収容部5
の軸方向に沿って相対的に前後動可能であるとともに、
端子収容部5との間には上記雄側コネクタ1のフード部
2の厚みだけのクリアランスを備えており、スプリング
7を内部に装着して同端子収容部5の嵌合面側に付勢さ
れている。
【0004】かかる構成において、雄側コネクタ1のフ
ード部2内に雌側コネクタ4の端子収容部5を挿入して
いくと、楔形の突起3aが同端子収容部5の外周に乗り
上がって可撓片3が外側に突出し、カバー6と端子収容
部5との間のクリアランス内から外れる。このため、端
子収容部5をフード部2内に押し込んでいくと同カバー
6の前端面に突き当たり、スプリング7に抗して押し下
げることになる。従って、途中で手を離すと同カバー6
が可撓片3に突き当たって押し出すように作用する。一
方、端子収容部5をフード部2内における正規嵌合位置
まで押し込むと、突起3aが凹部5a内に入り込み、撓
んで突出していた可撓片3は周囲のフード部2と面一と
なる。すると、カバー6は同可撓片3と突き当たらなく
なり、カバー6は同可撓片3の外側を通過して前方位置
へと通過してしまう。この結果、手を離してもカバー6
が可撓片3に突き当たって雄側コネクタ1を押し出すこ
とはなくなる。一方、カバー6が可撓片3の外側に位置
して外方への撓みを規制するため、突起3aは凹部5a
から外れなくなり、ロックすることにもなる。ロックを
解除するためにはカバー6を後方側に押し下げ、可撓片
3が露出された状態で雄側コネクタ1を引き出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半嵌合
検知コネクタにおいては、端子収容部5の外側にフード
部2を装着しつつ内部にスプリング7を装着するため、
組立が煩雑であるという課題があった。また雄側コネク
タ1の側に可動部材である可撓片3を形成し、雌側コネ
クタ4の側には可動部材であるカバー6を形成している
が、必ずしも両方のコネクタに可動部材を形成できない
場合があるため、そのようなものにおいては適用できな
いという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、組立を容易にすることが可能な半嵌合検知コネ
クタの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、それぞれ端子金具を保持
する第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジング
とからなるとともに、上記第二コネクタハウジングの有
する筒状部内に上記第一コネクタハウジングの筒内進入
部を挿入させて合体せしめつつロックするコネクタにお
いて、上記第一コネクタハウジングは、上記筒内進入部
の側面外面に向けて突出する突き当て部を有し、上記第
二コネクタハウジングは、内筒外部に外筒を形成した二
重の筒状に形成されたカバーと、このカバーにおける内
筒と外筒との間に装着可能なコイルスプリングと、同内
筒と外筒との間に対してコイルスプリングの後で装着さ
れる筒状の可動プレートと、同内筒の内側に装着可能で
あるとともに装着時に上記可動プレートに対して開口側
から当接して前方への抜けを規制し、かつ、上記筒内進
入部を挿入可能なフード部を備えつつ同フード部の側壁
には上記突き当て部が外方に突出するための切り欠きを
形成したハウジングとを備えた構成としてある。
【0008】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の半嵌合検知コネクタにおいて、上記ハウジング
の側壁には、内外方向へ撓み動作可能に支持されつつ内
周面側には上記第一の突き当て部が入り込んで係合可能
な第一凹部を有する第一可撓片と、上記第二の突き当て
部が外方に突出するための切り欠きとを形成し、上記可
動プレートの側壁には、上記切り欠きに対して外面から
対面して先端面にて上記突き当て部に当接可能であると
ともにその奥側には同突き当て部に干渉しない凹部を有
する可撓片を形成し、上記ハウジングの側壁には、上記
可動プレートの上記可撓片に接して形成されて同可動プ
レートが奥側位置へ移動したときに同可撓片を外方に押
し広げる傾斜面を形成し、当該可動プレートの進退可能
な動作範囲において奥側位置で同可撓片が同突き当て部
を乗り越えるようにした構成としてある。
【0009】さらに、請求項3にかかる発明は、上記請
求項1または請求項2に記載の半嵌合検知コネクタにお
いて、上記第一コネクタハウジングは、上記筒内進入部
の側面外面に向けて突出するロック用突起を有し、上記
第二コネクタハウジングにおけるハウジングの側壁に
は、内外方向へ撓み動作可能に支持されつつ内周面側に
は同ロック用突起が入り込んで係合可能なロック用凹部
を有するロック片を形成し、同筒内進入部が上記フード
部内に挿入されるときに同ロック用突起が同ロック片を
外方に撓めてくぐり込み、上記ロック用凹部内に入り込
んで係合する構成としてある。
【0010】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、第二コネクタハウジングには内筒の外部に外
筒を形成した二重の筒状に形成されたカバーを備えてお
り、まず、このカバーにおける内筒と外筒との間にコイ
ルスプリングを装着し、次に、筒状の可動プレートを装
着する。この後、同カバーにおける内筒の内側に上記筒
内進入部を挿入可能なフード部を備えたハウジングを装
着すれば、同可動プレートに対して開口側から当接して
前方への抜けを規制し、当該第二コネクタハウジングが
完成する。次に、第一コネクタハウジングの筒内進入部
を上記ハウジング内に挿入していくと、当該筒内進入部
から側面外面に向けて突出する突き当て部はフード部の
側壁に形成した切り欠きを介して外方に突出するため、
上記可動プレートの縁部に当接して押し込むことにな
り、コイルスプリングによって反力を受ける。従って、
反嵌合状態で嵌合作業を停止してしまうと第一コネクタ
ハウジングは押し出される。そして、所定位置まで挿入
して嵌合接続すると、合体してロックする。
【0011】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、可動プレートの側壁であって内側
の切り欠きに対して外面から対面する可撓片を形成して
あり、突き当て部が切り欠きを介して進入してくるとそ
の先端面にて同突き当て部に当接して後方に押し戻され
るが、一方、ハウジングの側壁には同可撓片に接するよ
うにして傾斜面を形成してあり、同可動プレートが奥側
位置へ移動して第一コネクタハウジングと第二コネクタ
ハウジングとが合体すると、同可撓片を外方に押し広げ
る。すると、可撓片の先端面は突き当て部から外れ、可
動プレートはコイルスプリングにて前方へ押し出されて
同突き当て部を乗り越える。可撓片の奥側には同突き当
て部に干渉しない凹部を形成してあるので、可動プレー
トが前方に押し出されたときに同突き当て部は当該凹部
内に入り込む。
【0012】さらに、上記のように構成した請求項3に
かかる発明においては、第一コネクタハウジングにおけ
る筒内進入部に側面外面に向けて突出するロック用突起
を形成してあり、同筒内進入部が上記第二コネクタハウ
ジングにおけるハウジングのフード部内に入り込むと、
同ハウジングの側壁に形成したロック片を外方に撓めて
くぐり込み、当該ロック片における内周面側に形成され
たロック用凹部内に同ロック用突起が入り込んで係合す
る。係合後、可動プレートが前方に押し出されたときに
同ロック片の外側に被さるようにすれば、同ロック片の
撓み動作を規制し、ロックを解除できないように作用す
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内筒と外
筒とからなる二重の筒状のカバーに対して開口側からコ
イルスプリングと可動プレートとハウジングとを順番に
装着していくだけで容易に組付を完了することが可能な
半嵌合検知コネクタを提供することができる。また、請
求項2にかかる発明によれば、嵌合を完了するとコイル
スプリングを開放するので、徐々に反力が弱まっていっ
てしまうということを防止できる。
【0014】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
第一コネクタハウジングにはロック用突起を形成しつつ
第二コネクタハウジングの側には側壁にロック片を形成
するだけで容易にロック構造を形成することができる。
特に、一方には可動部材を備えないようにすることが可
能となり、一方を簡素化したい場合に好適である。ま
た、ロック片の外側から可動プレートが通過するように
すればロック状態を容易に解除できないようにすること
もできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる半嵌合検知コネクタの組立状態を斜視図により示し
ており、図2は雌側コネクタを分解斜視図により示して
おり、図3は嵌合操作の途中状態を示している。なお、
図においては、一貫して端子金具を省略しており、ハウ
ジングの組付部分だけを表している。同図において、第
一コネクタハウジングとしての雄側コネクタ10は両端
に丸みを持たせた箱形に形成されており、ハウジングの
軸方向に貫通して内部に雄側端子金具を収容可能な複数
の端子金具収容室を形成されるとともにその嵌合面の周
縁から前方に筒状に突き出るフード部を備えている。一
方、第二コネクタハウジングとしての雌側コネクタ20
は、同様にハウジングの軸方向に貫通する複数の端子金
具収容室を形成されて内部に雌側端子金具を収容可能な
端子収容部31と、この端子収容部31における中程か
ら外方に突き出た後で前方に筒状に延設されたフード部
32とからなるハウジング30を有している。雌側コネ
クタ20のフード部32は雄側コネクタ10のフード部
を挿入可能な丸みを持たせた筒状となっており、後述す
るようにして同フード部32内に雄側コネクタ10を挿
入して合体するようになっている。なお、雄側コネクタ
10におけるフード部と雌側コネクタ20におけるフー
ド部32との間には図示しないリング状の防水シールを
介在せしめて水密面を形成してある。
【0016】本実施形態においては、雄側コネクタ10
が全体的に筒内進入部を構成するとともに、雌側コネク
タ20が端子収容部11の前端側に同筒内進入部を挿入
可能なフード部32を備えているが、一方が筒状で、他
方が筒内に進入可能な形状となっていればよく、他の部
分の形状については特に限定されるものではない。例え
ば、端子金具収容室の配列によって薄箱形に形成された
り、こじり防止のリブを内外面に形成してあったりして
も良い。また、いずれの側に雌側端子金具や雄側端子金
具を装着してもよい。さらに、各コネクタ10,20は
単体のコネクタハウジングである必要はなく、例えば、
電気機器を収容するケーシングと一体的に形成されるよ
うなものであっても良い。
【0017】雌側コネクタ20は、このハウジング30
とともに、内筒の外部に外筒を形成した二重の筒状に形
成されたカバー40と、このカバー40における内筒と
外筒との間に装着可能なコイルスプリング50と、同内
筒と外筒との間に対してコイルスプリング50の後で装
着される筒状の可動プレート60とを備えている。同カ
バー40は全体的に角部に丸みを持たせた筒状となって
おり、外壁41の内側には間を隔てて内壁42を形成し
てあり、両者の間に外側溝部43を形成している。コイ
ルスプリング50はこの外側溝部43内で上記内壁42
の周囲で螺旋を描くようにして挿入可能であり、奥側端
部を外側溝部43の底面に当接し、手前側端部は可動プ
レート60に当接させて保持される。可動プレート60
は上記外壁41の内周面に沿って挿入可能な概ね筒状に
形成されているが、奥側の端部は内側に屈曲させてあ
り、その内径は上記内壁42を挿通可能な程度に絞り込
んである。このため、断面は概略L字型となり軸方向に
垂直な壁面にて上記コイルスプリング50に当接してい
る。
【0018】そして、上記ハウジング30は、端子収容
部31が上記内壁42内に挿入可能な外形となっている
が、フード部32は可動プレート60の内周面に隣接す
るまで拡径されている。従って、可動プレート60の後
で当該ハウジング30を挿入していくと、端子収容部3
1は可動プレート60の奥側の開口端を貫通して内壁4
2内に押し込まれ、内壁42に形成した係止孔42aに
対して同端子収容部31の外周面に形成した係止突起3
1aが係止し、固定される。このとき、フード部32と
端子収容部31との間の段部が可動プレート60におけ
る後端の絞り込んだ垂直な壁面に当接し、同可動プレー
ト60が前方に抜け出ないようにする。これにより、ハ
ウジング30を覆うようにしてカバー40が固定され、
その間で筒状の可動プレート60が前後に進退可能に支
持されつつハウジング30の開口側に付勢されて保持さ
れていることになる。
【0019】このように、カバー40の開口側からコイ
ルスプリング50と可動プレート60とハウジング30
とを順番に装着していくだけで容易に構成することがで
きる。本実施形態においては、全体的に角部に丸みを持
たせた筒形に形成してあるが、角筒形としたり、円筒形
にするなど適宜変更可能である。また、必ずしも全周を
取り囲むものでなく、部分的に重なり合うような構成と
することもできる。
【0020】ここでハウジング30のフード部32には
開口端から奥側に向けて一対の切り欠き32a,32a
を形成してあり、このフード部32に挿入される上記雄
側コネクタ10における同切り欠き32a,32aに対
面する外側面には同切り欠き32a,32aを介して外
方に突き出る爪12,12を形成してある。従って、雄
側コネクタ10をフード部32内に挿入していくと、同
爪12,12は切り欠き32a,32aを介してフード
部32よりも外方に突出し、当該フード部32の外周側
に保持されている可動プレート60の開口端に突き当た
る。上述したように可動プレート60はコイルスプリン
グ50にて開口側に付勢されているため、雄側コネクタ
10は押し出されるように反力を受ける。従って、半嵌
合状態で手を離せば雄側コネクタ10は押し戻され、半
嵌合状態であることが検知できる。
【0021】一方、雄側コネクタ10の上面には断面山
形のロック用突起13を形成してあり、ハウジング30
におけるフード部32を形成する側壁には同ロック用突
起13に対面する部分の両側に開口側から二本の平行な
スリットを形成し、間にロック片32bを形成してあ
る。ロック片32bには奥側に上下に連通するロック用
凹部としての係合孔32b1を形成してあり、フード部
32内に雄側コネクタ10を挿入してきたとき、上述し
たロック用突起13がロック片32bの先端に当接する
と同ロック片32bは上方に向けて撓めてくぐり抜け、
同係合孔32b1に入り込んで係合する。
【0022】本実施形態においては、雄側コネクタ10
がハウジング30に対してロックする構造として一方の
雄側コネクタ10には断面山形のロック用突起13を形
成するとともに他方のハウジング30にはフード部32
の側壁に係合孔32b1を有するロック片32bを形成
しているが、互いに係合可能となっておればよく、どの
ような係合構造であってもかまわない。ただし、フード
部32の側壁を撓めてくぐり抜けるようにしておくと、
後述するようにフード部32の外側に可動プレート60
を位置させたときに側壁は外方に撓み動作不能となるの
で、ロックを解除できなくさせることができる。
【0023】かかる効果を発揮するため、可動プレート
60の側壁における上記爪12,12が当接する部分に
は上記ロック片32bと同様に開口側から平行な二本の
スリットを形成して間に可撓片61,61を形成してあ
る。同可撓片61,61にもロック片32bと同様に奥
側に向けて延びるスリット状の窓61a,61aを形成
してあり、上記爪12,12が可撓片61,61の先端
部分をくぐり抜けて同窓61a,61a内に入り込むこ
とができるようになっている。本実施形態においては、
爪12が入り込めるように窓61aを形成しているが、
少なくとも爪12が干渉しないような凹部を形成してあ
ればよい。
【0024】ところで、爪12,12は可撓片61,6
1に対面する面が外側に突出しながら凹側の円弧面とな
っており、単に可撓片61,61に突き当たっただけで
は同可撓片61,61は外方に撓まず、外れないように
なっている。しかるに、可動プレート60の内側に位置
するフード部32の外側面には上記窓61a,61a内
に入り込む突起32c,32cを形成してあり、この突
起32c,32cにおける開口側の面は奥側に向かって
突き出る傾斜面となっている。なお、本実施形態におい
ては、突起32cは可撓片61の内側に形成してある
が、当該可撓片61に接するような位置であれば適宜変
更することも可能である。
【0025】かかる構成において、図4に示すように、
雄側コネクタ10と雌側コネクタ20とを対面させ、図
5に示すように、雄側コネクタ10を雌側コネクタ20
のフード部32内に挿入していくと、上記爪12,12
はフード部32の切り欠き32a,32aを介して外方
に突出し、可動プレート60における可撓片61,61
の先端に突き当たる。そのまま可動プレート60が押し
下げていくと、図6に示すように、相対的に突起32
c,32cは窓61a,61a内で開口側に移動し、先
端まで移動すると可撓片61,61の先端に突き当た
る。突き当たった状態からさらに押し込むと、図7に示
すように、可撓片61,61は同傾斜面に乗り上がって
外方に撓むため、爪12,12よりも外方に移動して同
爪12,12から外れることになり、図8に示すよう
に、可動プレート60は前方へ押し出される。
【0026】本実施形態においては、図7に示すよう
に、この直前に上述したロック用突起13とロック片3
2bとが係合するタイミングとしてあるため、同ロック
用突起13が同ロック片32bをくぐり抜けて奥側の係
合孔32b1に入り込んでおり、平坦になったハウジン
グ30のフード部32の外周で再び可動プレート60が
前方に押し戻され、同フード部32の外側を覆う。する
と、上述したようにロック片32bが外方に撓むことが
できなくなり、ロック用突起13は当該ロック片32b
をくぐり抜けて手前側に出てくることができず、ロック
状態となる。
【0027】一方、ロックを解除するためには、操作者
が可動プレート60を押し下げ、ロック片32bを露出
させた状態で雄側コネクタ10を引き出す。本実施形態
においては、上述したように可撓片61と爪12と突起
32cとによって当初は爪12が外れることなく可動プ
レート60を押し下げ、奥側の所定位置で同突起32c
の傾斜面によって可撓片61を外方に撓めることによ
り、爪12から外れるようにしているが、同様のタイミ
ングをとるようなものであれば、かかる構成に限ること
なく適宜変更可能である。また、必ずしも、このように
可動プレート60が雄側コネクタ10から外れる必要も
ない。なお、本実施形態においては、雄側コネクタ10
の側には固定部材である爪12と、ロック用突起13と
を備えており、可動部材を備えていない。従って、電気
機器を収容するケーシングと一体的に形成されたような
場合にはこのケーシングの側を極めてシンプルに構成す
ることができる。
【0028】このように、雌側コネクタ20において、
カバー40を内筒と外筒とからなる二重の筒状として外
壁41と内壁42との間にコイルスプリング50を挿入
するとともに筒状の可動プレート60を挿入しておき、
さらにフード部32を有するハウジング30を内壁42
の内側に装着しつつ同可動プレート60の抜け止めを図
るようにしたため、順番に押し込んでいくだけできわめ
て簡単に組み付けすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる半嵌合検知コネク
タの組立状態の斜視図である。
【図2】同半嵌合検知コネクタにおける雌側コネクタの
分解斜視図である。
【図3】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中の状態の
斜視図である。
【図4】同半嵌合検知コネクタの嵌合開始前の断面図で
ある。
【図5】同半嵌合検知コネクタの嵌合開始時の断面図で
ある。
【図6】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中の断面図
である。
【図7】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中で可撓片
が外方に開き出すタイミングの断面図である。
【図8】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作完了状態の断
面図である。
【図9】従来の半嵌合検知コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
10…雄側コネクタ 12…爪 13…ロック用突起 20…雌側コネクタ 30…ハウジング 31…端子収容部 32…フード部 32b…ロック片 32b1…係合孔 32c…突起 40…カバー 43…外側溝部 50…コイルスプリング 60…可動プレート 61…可撓片 61a…窓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端子金具を保持する第一コネク
    タハウジングと第二コネクタハウジングとからなるとと
    もに、上記第二コネクタハウジングの有する筒状部内に
    上記第一コネクタハウジングの筒内進入部を挿入させて
    合体せしめつつロックするコネクタにおいて、 上記第一コネクタハウジングは、上記筒内進入部の側面
    外面に向けて突出する突き当て部を有し、 上記第二コネクタハウジングは、内筒外部に外筒を形成
    した二重の筒状に形成されたカバーと、このカバーにお
    ける内筒と外筒との間に装着可能なコイルスプリング
    と、同内筒と外筒との間に対してコイルスプリングの後
    で装着される筒状の可動プレートと、同内筒の内側に装
    着可能であるとともに装着時に上記可動プレートに対し
    て開口側から当接して前方への抜けを規制し、かつ、上
    記筒内進入部を挿入可能なフード部を備えつつ同フード
    部の側壁には上記突き当て部が外方に突出するための切
    り欠きを形成したハウジングとを備えたことを特徴とす
    る半嵌合検知コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の半嵌合検知コネク
    タにおいて、上記可動プレートの側壁には、上記切り欠
    きに対して外面から対面して先端面にて上記突き当て部
    に当接可能であるとともにその奥側には同突き当て部に
    干渉しない凹部を有する可撓片を形成し、上記ハウジン
    グの側壁には、上記可動プレートの上記可撓片に接して
    形成されて同可動プレートが奥側位置へ移動したときに
    同可撓片を外方に押し広げる傾斜面を形成し、当該可動
    プレートの進退可能な動作範囲において奥側位置で同可
    撓片が同突き当て部を乗り越えるようにしたことを特徴
    とする半嵌合検知コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の半
    嵌合検知コネクタにおいて、上記第一コネクタハウジン
    グは、上記筒内進入部の側面外面に向けて突出するロッ
    ク用突起を有し、上記第二コネクタハウジングにおける
    ハウジングの側壁には、内外方向へ撓み動作可能に支持
    されつつ内周面側には同ロック用突起が入り込んで係合
    可能なロック用凹部を有するロック片を形成し、同筒内
    進入部が上記フード部内に挿入されるときに同ロック用
    突起が同ロック片を外方に撓めてくぐり込み、上記ロッ
    ク用凹部内に入り込んで係合することを特徴とする半嵌
    合検知コネクタ。
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