JPH03285282A - 電子部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電子部品、特に多端子の集積回路等の端子形
状の改良に関するものである。

［従来の技術］ 第４図（ａ）、（ｂ）は従来の多端子を有する電子部品
としての集積回路（以下ＩＣとよぶ）を示す側面図であ
り、同図において、１はＩＣ本体、２はＩＣ本体１より
突出する入出力端子であり、その先端形状は同一のテー
パ形状に形成されている。

近年、ＩＣの集積技術の進歩により大規模化。

高性能化が飛躍的に進み、ＩＣの入出力端子は増加の一
途をたどって、今では２４端子にとどまらず６８端子以
上にも達している。

また、マイクロプロセッサ技術も進歩して、多くのマイ
クロプロセッサＩＣが市販され、これを用いた種々の電
子装置が作られている。

以上のように電子装置を作る際、マイクロプロセッサ等
のような大規模ＩＣはプリント基板に直接はんだ付けせ
ずに、プリント基板にはんだ付けされたソケットに挿着
して用いる場合が多い。

上記ソケットには、金属ばねで作られた接触子が設けら
れており、ＩＣの端子２とばね力で機械的、電気的に接
続される。なお、機械的保持のため金属ばねの巾間隔は
ＩＣの端子２のｒｌｌより小さく設定されている。この
ため、ＩＣの端子２をソケットの接触子に挿入する際に
は所定の挿入力が必要となる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のＩＣ等の電子部品は以上のように構成されており
、端子２の先端形状が全て同一のテーパ形状に形成しで
あるので、端子２をソケットの接触子に挿入する際、Ｉ
Ｃ本体１に均等に力を加えて各端子を同時に挿着しなけ
ればならないが、この場合、端子数が多いと非常に大き
な挿入力が必要となり、場合によってはＩＣのパッケー
ジを破損したり、端子２を曲げてしまう等の問題点があ
った・ この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、端子数が多くても挿着時に電子部品のパッ
ケージを破損したり、端子を曲げてしまうことなく、容
易に端子を接触子に挿着できる電子部品を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の電子部品は、各端子の先端のテーパ形状を複数
種類に設定したものである。

［作用コ 各端子の先端形状は何種類かのテーパ形状に設定されて
いるので、テーパ形状の異なる端子毎にタイミングをず
らして接触子に挿着する。

［発明の実施例］ 以下、この発明を第１図ないし第３図に基づいて説明す
る。

各図において、１はＩＣ本体、２ａ、２ｂ。

２Ｃはそれぞれの先端のテーパ形状が異なるように形成
された入出力端子である。中央側の端子番号６，７及び
これらと対向する端子番号１９．１８の端子２ａ、この
端子２ａの両側に位置する端子番号５．４，３と８．９
，１０及びこれらと対向する端子番号２０．２１，２１
と１７，１Ｂ、１５の端子２ｂ、この端子２ｂに隣接す
る両端側の端子番号２，１と１１．１２及びこれらと対
向する２３．２４と１４．１３の端子２ｃのテーパの長
さをそれぞれＬａ、Ｌｂ、Ｌｃとすると、以下のような
関係になっている。

Ｌａ　＜　Ｌｂ　＜　Ｌｃ また、３はプリント基板で、このプリント基板３には接
触子５を備えたソケット４が取付けられている。接触子
５は上部に筒体５ａを有し、下部にプリント基板３のス
ルホール３ａへ挿入される挿入体５ｂを有し、さらに筒
体５ａの内面に、筒体５ａの中心方向に付勢して端子の
外周を圧接する金属ばね等より成る挾持体５Ｃを有して
いる。

次に第３図を用いて接触子５に端子を挿入する際の、端
子先端のテーパ形状の違いによる挿入力低減の作用につ
いて説明する。

中央側の端子２ａはテーパＬ８が小さくほとんどが直線
部Ｓａなので接触子５に挿入するときの挿入抵抗は大き
い。

端子２ｂのテーパＬｂは端子２ａのテーパＬａより大き
いので直線部ｓｂに達するまで挿入抵抗は小さい。

端子２ｃのテーパＬｃは端子２ｂのテーパＬｂより更に
大きく直線部Ｓｃに達するまでの挿入抵抗はほとんどな
い。

よって、端子を接触子５に挿着する際には、挿入抵抗の
大きい中央側の端子２ａを挿着してしまえば、他の端子
２ｂ、２ｃは容易に挿着できる。

つまり、端子によって挿入抵抗の関与の度合いが大きい
ものと小さいものとがあることによって、各端子の挿着
のタイミングをすらすことができ、結果的°に挿入力は
端子２ａを挿着するときに若干必要なだけで、従来のよ
うに全端子２に挿入力をかける必要がないから挿入力を
低減できることになり、端子数が多くても挿着時にＩＣ
のパッケージを破損したり、端子を曲げてしまうことな
く、容易に端子を接触子に挿着できる。

尚、上記実施例では、ＩＣの中央側の端子のテーパ形状
を小さく１両端側に行くほどテーパ形状を大きく設定し
た例を示したが、配置はどのようであってもかまわず、
また、端子のテーパ形状の種類を２種類以とに設定して
あれば上記実施例と同様の効果が得られる。

［発明の効果コ 以上説明したように１本発明によれば、各端子の先端の
テーパ形状を複数種類に設定したので、端子数が多くて
も挿着時に電子部品のパッケージを破損したり、端子を
曲げてしまうことなく、容易に端子を接触子に挿着でき
る電子部品が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の電子部品の一実施例を示
し、第１図は斜視図、第２図は側面図。 第３図は端子挿着時の状態を示す部分断面図、第４図は
従来の電子部品の一例を示す側面図である。 １−Ｉ　Ｃ本体、２　ａ　、　２　ｂ　、　２　ｃ一端
子、３・・・プリント基板、４・・・ソケット、５・・
・接触子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プリント基板に設けられた接触子に挿抜される複数の端
   子を有する電子部品において、各端子の先端のテーパ形
   状を複数種類に設定して成ることを特徴とする電子部品
   。