JPH03284923A - 着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方法 - Google Patents

着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方法

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JPH03284923A
JPH03284923A JP2086073A JP8607390A JPH03284923A JP H03284923 A JPH03284923 A JP H03284923A JP 2086073 A JP2086073 A JP 2086073A JP 8607390 A JP8607390 A JP 8607390A JP H03284923 A JPH03284923 A JP H03284923A
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resin
slit
colored
sheet
cooling
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JP2086073A
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Inventor
Hitoshi Hasegawa
均 長谷川
Kazuhiro Okamoto
岡本 一廣
Sadao Oka
岡 節生
Akira Hikono
彦野 晃
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に、着色帯域の幅及び着色の度合いがなめ
らかに変化した階調部の幅等を変更することが可能な着
色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方
法に関する。
(従来の技術) 着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シート、特に
着色帯域を有する可望化ポリビニルブチラールシートは
、自動車や航空機の積層安全ガラスの中間膜としてを用
である。
この種の着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シー
トの製造方法としては、例えば特公昭61−175号公
報に記載されている如く、押出機に付設されたフラ・ン
ト押出金型の一側端からマニホールド入口部、樹脂の分
配方向に沿って無着色の溶融樹脂を供給し、このマニホ
ールド入口部に、樹脂の押出方向及び樹脂の分配方向と
直角な方向から着色した溶融樹脂を供給して着色帯域を
層状に形成し、これを押出金型のスリットからフィルム
状もしくはシート状に押出す方法が知られている。
かかる従来の着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・
シートの押出方法において、着色帯域及び階調部の幅を
変更する場合は、押出金型の変更が必要であり、同一の
押出金型によって着色帯域及び階調部の幅を変更するこ
とは困難であった。
また、押出されるフィルム・シートの全体の幅を変更す
る場合には、一般に、外部デ・ツクル(deckle)
と呼ばれる5装置が使用される。
この種の外部デックル装置としては、フラ・ント押出金
型のスリット端部のスリ・ント面に、当て板を取付ける
か、或いはフラット押出金型のスリット端部のスリット
内に金属板を挿入し、それによりスリットの端部を塞ぎ
、押出されるフィルム・シートの幅を変更するようにし
た装置が知られている(例えば、米国特許第36941
32号明細書及び特公昭52−33658号公報参照)
ところが、上記の当て板や金属板のようなスリット塞ぎ
板からなる従来の外部デックル装置を使用してフィルム
・シートの幅を変更した場合、このスリット塞ぎ板の裏
側の金型ランド及びスリットから流れてくる溶融樹脂が
、押出されるフィルム・シートの端部に集まる傾向があ
る。
そのため、押出されるフィルム・シート端部の厚さが、
外部デックル装置を使用しない場合に較べて著しく増大
し、この部分をスリットして除去して製品を得る際の製
品効率が著しく悪くなる等の問題がある。
このような問題を解決するために、上記米国特許第36
94132号明細書には、スリット塞ぎ板に対応するフ
ラット押出金型のランド内に、細長い金属棒(内部デッ
クルと呼ばれる)をスリットと平行に挿入し、それによ
り押出されるフィルム・シート端部の厚みの増大を防止
する技術が開示されている。
しかし、押出金型のランド内に細長い金属棒を挿入する
と、この金属棒が障害物となり溶融樹脂の流れに悪影響
を及ぼし、押出されるフィルム・シートに樹脂の焦げや
筋などが発生することがあり、品質が低下するという問
題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記の問題を解決するものであり、その主た
る目的は、着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シ
ートを押出す場合に、同一の押出金型によって着色帯域
及び階調°部の幅を変更し得る押出方法を提供すること
にある。
また、本発明の従たる目的は、スリット塞ぎ板からなる
外部デックルを使用して押出されるフィルム・シートの
幅を変更する場合に、フィルム・シート端部の厚みの増
大を防止し、且つフィルム・シートに樹脂の焦げや筋な
どがか発生せず、品質の良好な着色帯域を有する熱可塑
性樹脂フィルム・シートを得るための押出方法を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は二つの発明からなる。
本発明における請求項1記載の着色帯域を有する熱可塑
性樹脂フィルム・シートの押出方法は、フラット押出金
型の一側端からマニホールド入口部へ、樹脂の分配方向
に沿って無着色の溶融樹脂を供給し、このマニホールド
入口部に、樹脂の押出方向及び樹脂の分配方向と直角な
方向から着色した溶融樹脂を供給することにより、層状
に形成された着色帯域を有する熱可塑性樹脂フィルム・
シートを押出す方法において、マニホールド入口部に至
る着色した溶融樹脂の通路周辺の金型内に加熱・冷却管
を配設し、この加熱・冷却管に加熱又は冷却流体を供給
することにより通路内の着色した溶融樹脂を加熱又は冷
却することを特徴とする特 請求項2記載の押出方法は、請求項1記載の押出方法に
おいて、フラット押出金型の端部にスリット塞ぎ板を取
付けることにより、押出されるフィルム・シートの幅を
変更するようにし、さらにスリット塞ぎ板に対応する押
出金型のランド部周辺の金型内に冷却管を配設し、この
冷却管に冷却流体を供給することによりランド部の溶融
樹脂を冷却することを特徴とする。
以上の構成により、本発明の目的が達成される。
以下、図面を参照しながら本発明方法を説明する。
第1図は本発明方法に用いるフラット押出金型の一例を
示す横断面図、第2図は第1図の■−■線における一部
切欠断面図である。これらの図において、10はフラッ
ト押出金型を示し、11は金型本体、12はマニホール
ド、13はランド、14は拡大ランド、15はスリット
、16は側板、17は無着色樹脂の断面円状の通路であ
る。この円状通路17は、側板に設けられマニホールド
入口部にマニホールド12の樹脂分配方向に沿って真直
ぐに開口している。また、20は金型部材を示し、21
は着色樹脂のスリット状通路である。このスリット状通
路2工は、マニホールド入口部にマニホールド12に沿
って、即ち第1図の図面に対して垂直に一定の長さに開
口している。
また、着色樹脂の通路21のマニホールド12における
開口部211は、第2図に示す如(、細長い輪郭形状に
して、一端部はシート押出方向(第2図の矢印の方向)
とは逆方向に湾曲されている。
無着色の溶融樹脂は、金型本体11の一側端の円状通路
17からマニホールド12の入口部へ、樹脂の分配方向
に沿って真直ぐに供給され、そこからマニホールド12
の全体に広がり、次いでランド13から拡大ランド14
を経て、スリット15からフィルム状又はシート状に押
出される。この際、着色した溶融樹脂がマニホールド1
2の入口部に、樹脂の押出方向及びマニホールドにおけ
る樹脂の分配方向と直角な方向からスリット状に供給さ
れる。
このように供給された着色樹脂は、無着色樹脂の流れに
押されて広がり、ランド13を流れる無着色樹脂層に層
状に合着し、それによりマニホールド入口部に近いほう
が濃色で、マニホールド入口部に遠いほうが淡色にぼか
された着色帯域が形成される。そして、この状態でスリ
ン)15からフィルム状又はシート状に押出される。
しかして、上記金型部材20には、第1図に示すように
、着色樹脂のスリット状通路21に沿って並行に、即ち
図面に対して垂直に一定の間隔をおいて、六本の加熱・
冷却管30が配設されている。図面ではその一本が示さ
れている。かかる加熱・冷却管30は上記の配置に限ら
ず、−本或いは二本以上をスリット状通路21に対して
上下対称的に或いは上下非対称的に配設することができ
る。
これらの加熱・冷却管30は、外管31と内管32との
二重管から構成され、金型部材20にプラグ状にねじ込
まれて取付けられている。なお、金型部材内の加熱・冷
却管30の長さや位置を変えることにより、スリット状
通路21の周辺の冷却範囲を調節することができる。
そして、加熱・冷却管30の内管32に一定温度に調節
された水、オイル等の加熱又は冷却流体が通され、金型
内の内管32の先端から外管31を通り、外部へと矢印
方向に循環するようになされている。この加熱又は冷却
流体によりスリット状通路21の周辺が冷却され、それ
によりスリット状通路21を通る着色した溶融樹脂が加
熱又は冷却される。
さらに、押出金型10のスリット端部には、当て板から
なるスリット塞ぎ板40が取付けられている。このスリ
ット塞ぎ板40によりスリット15の長さが調節され、
それにより押出される着色帯域を有するフィルム・シー
トの幅が変更サレる。スリット塞ぎ板40は、スリット
I5の面に止めねじ41により堅く取付けられ、塞がれ
た部分のスリット15から樹脂が漏れないようになされ
ている。スリット15の長さを調節する場合は、長さの
異なるスリット塞ぎ板と取り替える。
スリット15の長さを調節する他の方法としては、例え
ば前記の米国特許第3694132号明細書に説明され
ているように、当て板からなるスリット塞ぎ板をスライ
ド可能に取付けることができる。また、その他の方法と
して、例えば前記の特公昭52−33658号公報に説
明されているように、金属板からなるスリット塞ぎ板を
用い、これをスリット端部のスリット内に挿入してスリ
ットの端部を塞ぎ、このスリット塞ぎ板をスライド可能
に取付けることができる。
スリット塞ぎ板をスリット端部のスリット内に挿入して
スリットの端部を塞ぐ場合は、スリット塞ぎ板をランド
部まで深く挿入しないようにする。スリット塞ぎ板をラ
ンド部まで深く挿入すると、溶融樹脂の流れに悪影響が
でる。なお、上記のスリット塞ぎ板40は、通常、スリ
ット15の両端部に対称的に取付けられるが、スリット
15の一端部のみに取付けてもよい。
しかして、上記スリット塞板ぎ40に対応する押出金型
10のランド13及び拡大ランド14の周辺の金型内に
、二本の冷却管50が左右対称的に配設されている。冷
却管50は上記の配置に限らず、−本或いは二本以上を
左右対称的に或いは左右非対称的に配設することができ
る。
これらの冷却管50は、第2図に示すように外管51と
内管52との二重管から構成されている。
そして、押出金型10の一端の側板16に出し入れ可能
に取付られ、そこからランド13及び拡大ランド14の
周辺の金型内にスリット15と平行に通されている。
そして、冷却管35の内管52に一定温度に調節された
水、オイル等の冷却流体が通され、金型内の内管52の
先端から外管31を通り、外部へと矢印方向に循環する
ようになされている。この冷却流体により押出金型lO
のランド13の周辺が冷却され、それによりランド13
及び拡大ランド14を通る溶融樹脂が冷却される。
金型内の冷却管50の長さは、この冷却管50を出し入
れすることにより調節され、それによりランド13及び
拡大ランド14の周辺の冷却範囲を調節するようになさ
れている。また、場合によっては、前記の着色した溶融
樹脂の加熱・冷却管30の位置をスリット状通路21の
やや下方のランド21の周辺に選定して、加熱・冷却管
3oと冷却管50とを兼用させることも可能である。
なお、冷却管50を内管52のみで構成し、この内管5
2の外部への開口部を封止し、これを金型内に固定し、
金型内の内管52の途中に一本の冷却流体の送入管と複
数本の冷却流体の送出管とを接続する。そして、送入管
から冷却流体を送入し、複数本の送出管をそれぞれバル
ブで開閉することにより冷却流体の送出を調節し、それ
によりランド13及び拡大ランド部4の周辺の冷却範囲
を調節することもできる。
本発明において、金型内の冷却管5oの長さは、これと
対応するスリット塞ぎ板4oの長さ(塞がれるスリット
15の長さ)と同じにするよりも、少し長く金型内の奥
へ配設するほうが、フィルム・シート端部の厚み増大の
防止効果が大きくなる。また、冷却管50に循環させる
冷却流体の温度は低いほうが、フィルム・シート端部の
厚み増大の防止効果が大きくなる。
(作用) 本発明のように、層状に形成された着色帯域を有する熱
可塑性樹脂フィルム・シートを押し出す方法において、
マニホールドに至る着色した溶融樹脂の通路周辺を加熱
又は冷却すると、この通路を流れる着色した溶融樹脂が
加熱又は冷却される。
この場合、着色した溶融樹脂が加熱されると、粘度が低
(なり着色帯域の幅が広がり、逆に、着色した溶融樹脂
が冷却されると、粘度が高くなり着色帯域の幅が狭まる
。また、これに対応して階調部(色のばかし幅)や階調
の程度が変わる。
さらに、請求項2に記載された発明のように、金型のス
リット端部にスリット塞ぎ板を取付けることにより、押
出される熱可塑性樹脂フィルム・シートの幅を変更する
際に、スリット塞ぎ板に対応する押出金型のランド部周
辺を冷却すると、スリット塞ぎ板の裏側のランド、部の
溶融樹脂が冷却されて粘度が増大する。そして、スリッ
ト塞ぎ板に到達するまでに圧力損失が増大する。
そのため、この部分の樹脂は圧力の低い金型スリットの
中央方向へと流れ易(なり、スリット塞ぎ板の裏側の流
量が少なくなり、それにより押出される着色帯域を有す
るフィルム・シート端部の厚みの増大が防止される。な
お、本発明方法は、押出可能な全ての熱可塑性樹脂に適
用され得る。
(実施例) 以下に、本発明の実施例及び比較例を示す。
1差貝1 本実施例では、第1図及び第2図に示したフラット押出
金型を用いて、着色帯域を有する可塑化ポリビニルブチ
ラールシートを押出した。
スリット全長1075鵬、スリット間隙4mmのフラッ
ト押出金型のスリット片端部のみを、当て板からなるス
リット塞ぎ板で100■だけ塞いで、スリット全長を9
75閣とした。そして、スリット塞ぎ板に対応する押出
金型のランド部周辺の金型内に、図のように二本の二重
管からなる冷却管(シート端部の厚み増大防止用)を、
最大300 mまで金型内に出し入れできるように取付
けた。
一方、上記フラット押出金型において、マニホールド入
口部に至る着色した溶融樹脂のスリット状通路の長さは
200 aa、間隙は4閣である。
そして、この通路周辺の金型内に、図のように六本の二
重管からなる加熱・冷却管(着色帯域及び階調部の輻及
び色のぼかし変更用)を、スリット状通路に沿って一等
間隔で並行に取付けた。
これらの冷却管(シート端部の厚み増大防止用)及び加
熱・冷却管(着色帯域及び階調部の幅及び色のぼかし変
更用)は、いずれも内管径が8mm、外管径が18mで
ある。
この実施例では金型内の冷却管(シート端部の厚み増大
防止用)の長さを300閣に調節した。
そして、この冷却管の中を100°Cに調節した冷却用
オイルが二本の冷却管全体で16i/分の割合で循環す
るようにした。また、金型内の加熱・冷却管(着色帯域
及び階調部の幅及び色のぼかし変更用)の長さを100
 wnに設定した。そして、この加熱・冷却管の中を1
90℃に調節した加熱用オイルが六本の加熱・冷却管全
体で10f/分の割合で循環するようした。
このように構成した押出金型を押出機に付設し、溶融混
練した無着色の可塑化ポリビニルブチラールを180℃
の温度で押出金型の一側端からマニホールド入口部へ供
給した。同時に着色した溶融樹脂のスリット状通路から
、青色に着色した可塑化ポリビニルブチラールを180
°Cの温度でマニホールド入口部へ供給した。そして無
着色樹脂層の一端部分に着色樹脂層を積層合着させ、ラ
ンドを経てスリットからシート状に押出しこれを冷却ロ
ールに通し冷却した。
得られたシートの幅は750 m、着色帯域の幅は12
0mm(階′調部分30IIIIllを含む)、厚み分
布については、第3図に示すように、スリット塞ぎ板で
塞いだ側(図面に対して右側)のシート端部に著しい厚
みの増大はなく、スリット塞ぎ板で塞がず冷却管も配設
しなかった側(図面に対して左側)のシート端部と同程
度の厚、みとなり、良好であった。
l施1− この実施例では、スリット塞ぎ板でスリットを全く塞が
ず、また金型内に冷却管(シート端部の厚み増大防止用
)を配設しなかった。それ以外は実施例1同様に行った
得られたシートの幅は850ヒ、着色帯域の幅は180
mm(階調部分50mmを含む)であり、厚み分布につ
いては実施例1と同程度で良好であった。
爽施医l この実施例では、スリット塞ぎ板でスリットを全く塞が
ず、また金型内に冷却管(シート端部の厚み増大防止用
)を配設しなかった。そして、金型内の加熱又は冷却管
(着色帯域及び階調部の幅及び色のぼかし変更用)の中
を100″Cに調節した冷却用オイルが循環するように
した。
それ以外は実施例1同様に行った。
得られたシートの幅は830 m、着色帯域の幅は15
5mm(階調部分40閣を含む)であり、厚み分布につ
いては実施例1と同程度で良好であった。
(発明の効果) 上述の通り、層状に形成された着色帯域を有する熱可塑
性樹脂フィルム・シートを押出す方法において、マニホ
ールドに至る着色した溶融樹脂の通路周辺を加熱又は冷
却して、この通路を流れる着色した溶融樹脂を加熱又は
冷却することにより、押出される熱可塑性樹脂フィルム
・シートの着色帯域及び階調部の幅及び色のばかしの程
度を変更することができる。
また、押出金型のスリット端部にスリットぎ塞板を取付
けることにより、押出される熱可塑性樹脂フィルム・シ
ートの幅を変更する場合、上記スリット塞ぎ板に対応す
る押出金型のランド部周辺を冷却して、このランド部を
流れる溶融樹脂を冷却することにより、押出されるフィ
ルム・シート端部の著しい厚みの増大を防止することが
できる。
また、本発明方法は、従来技術のような内部デックル装
置を使用しないので、溶融樹脂の流れに悪影響を及ぼす
ことがなく、押出されるフィルム・シートに樹脂の焦げ
や筋などのない品質良好な熱可塑性樹脂フィルム・シー
トを得ることができる。
したがって、本発明方法によれば、同一の押出金型によ
って着色帯域及び階調部の輻及び色のばかしの程度を容
易に変更することができ、さらにフィルム・シートの全
体の幅を容易に変更することができ、しかも製品効率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いるフラット押出金型の一例を
示す横断面図、第2図は第1図の■−■線における一部
切欠断面図である。 第3図は本発明の実施例1により得られた着色帯域を有
する可塑化ポリビニルブチラールシートの幅方向の厚み
分布を示すグラフである。 10・・・フラット押出金型、11・・・金型本体、1
2・・・マニホールド、13・・・ランド、14・・・
拡大ランド、15・・・スリット、20・・・金型部材
、21・・・スリット状通路、30・・・加熱・冷却管
、40・・・スリット塞ぎ板、50・・・冷却管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フラット押出金型の一側端からマニホールド入口部
    へ、樹脂の分配方向に沿って無着色の溶融樹脂を供給し
    、このマニホールド入口部に、樹脂の押出方向及び樹脂
    の分配方向と直角な方向から着色した溶融樹脂を供給す
    ることにより、層状に形成された着色帯域を有する熱可
    塑性樹脂フィルム・シートを押出す方法において、マニ
    ホールド入口部に至る着色した溶融樹脂の通路周辺の金
    型内に加熱・冷却管を配設し、この加熱・冷却管に加熱
    又は冷却流体を供給することにより通路内の着色した溶
    融樹脂を加熱又は冷却することを特徴とする着色帯域を
    有する熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方法。 2、上記フラット押出金型の端部にスリット塞ぎ板を取
    付けることにより、押出されるフィルム・シートの幅を
    変更するようにし、さらにスリット塞ぎ板に対応する押
    出金型のランド部周辺の金型内に冷却管を配設し、この
    冷却管に冷却流体を供給することによりランド部の溶融
    樹脂を冷却することを特徴とする請求項1記載の着色帯
    域を有する熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方法。
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