JP3071234B2 - 熱可塑性樹脂シートの製造方法及びその装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの製造方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種の熱可塑性樹脂を
押し出し成形して、一方の樹脂層内に他方の樹脂層が埋
入された熱可塑性樹脂シートを製造する方法と、その方
法に好適に用いられる熱可塑性樹脂シートの製造装置に
関し、特に埋入された樹脂層の幅寸法を製造中において
も自在に変えることができる熱可塑性樹脂シートの製造
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、飛行機等に使用されている風防
用ガラスや、建築物の窓等に使用されている積層ガラス
は、2枚の相対向するガラス板間に可塑化されたポリビ
ニルブチラール樹脂からなる中間膜が挟まれて構成され
ている。
【0003】このような積層ガラスに用いられる中間膜
を製造するには、一般に、シリンダー内で混練されなが
ら加熱溶融されたポリビニルブチラール樹脂を押出成形
用金型に送給し、押出成形用金型から押し出して薄膜状
の中間膜を得る方法が知られている。こうして得られた
中間膜は無色透明であり、光線を大部分透過させるの
で、光線の透過を制限するために、中間膜の幅方向の一
部に帯状の着色部を設けることが試みられている。例え
ば、自動車の風防ガラスに使用される熱可塑性樹脂シー
トでは、シートの上部領域に濃度勾配を有する着色帯を
設けることにより、風防ガラスを通して運転者を照らす
太陽光線を減少させることができる。
【0004】このような三層構造を有するシートを製造
する方法として、従来以下の技術が提案されている。
【0005】USP3,400,190には、中間層樹脂を供
給する金型内部位置を、押出方向に前後させることによ
り、主流樹脂から受ける影響を調整することによって中
間層の幅を変化させる構成が開示されている。
【0006】特公昭61−175号公報には、カラー
層の開口部を金型マニホールドの押出方向に湾曲させる
ことによりカラー層の幅を拡大させた構成が開示されて
いる。
【0007】USP3,513,060には、マニホールド内
に配設された中間層を押し出し形成する導管をマニホー
ルドの幅方向に摺動可能とする構成が開示されている。
【0008】特公昭54-26590号公報、特開昭57-14018
号公報、特開昭61-270133号公報には、マニホールド内
に内部ディケル及び分配管を設け、それの可動により金
型出口の流量及び厚みを調整し、シートの構成、および
シートの幅を変更する方法が提案されている。
【0009】ところで、製品の種類等に応じて着色帯の
幅を自在に変更することが要望されるが、上記各公報に
開示された方法では、着色帯の幅を変更することはでき
ない。着色帯の幅を変更するにあたっては、スリット部
の寸法の異なる導管と差しかえることが考えられるが、
この場合には生産を一旦停止して、装置の切り替え、ノ
ズル、注入ブロックといった金型挿入部品を入れ換える
必要があるので、切り替え時の材料ロスが増え、また生
産性が低下するといった欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
消するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、比較的簡単な構成で、連続生産中においても着色
帯の幅を自在に変更することができる熱可塑性樹脂シー
トの製造方法とその方法に使用する装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の熱可塑性樹脂シ
ートの製造装置は、第1の熱可塑性樹脂にて形成された
第1樹脂層と、この第1樹脂層内に埋入されており第2
の熱可塑性樹脂にて形成された所定幅の第2樹脂層と、
を有する熱可塑性樹脂シートの製造装置であって、該装
置は押出成形用金型と、導管とを備え、該押出成形用金
型は、第1の熱可塑性樹脂が供給されるマニホールド
と、該第1の熱可塑性樹脂がマニホールドから外側へ押
し出されて該第1樹脂層が形成されるスリット状ダイオ
リフィスと、を有し、該導管は該マニホールド内に配設
されてその両端部が金型に回転可能に支持され、該導管
には上記第2の熱可塑性樹脂が供給される第2樹脂供給
路が形成されていると共に、該第2樹脂供給路がマニホ
ールド内に開口するスリット部が形成されており、その
ことにより上記目的が達成される。
【0012】本発明の熱可塑性樹脂シートの製造方法
は、上記熱可塑性樹脂シートの製造装置を用い、上記導
管を所定量だけ回転させることにより、製造途中におい
て第2樹脂層の幅寸法を変更することを特徴とし、その
ことにより上記目的が達成される。
【0013】図1および図2に本発明の熱可塑性樹脂シ
ートの製造装置の一例が示されている。
【0014】該装置は、押出成形用金型1と導管2とを
有する。該金型1は、導管2が内部に配設されるマニホ
ールド3と、マニホールド3の幅方向にそれぞれ設けら
れた側板15、16と、ダイアダプタ11と、マニホールド
3内に溶融した透明樹脂aを供給する樹脂供給路4と、
押出シート出口としてのスリットー状ダイオリフィス6
と、マニホールド3からダイオリフィス6に透明樹脂a
が送られる樹脂通路としてのランド部7と、を有してい
る。
【0015】マニホールド3は断面がほぼ円形に形成さ
れ、金型1のほぼ全幅に亘って設けられている。マニホ
ールド3の一端部には樹脂流入口41が設けられ、樹脂押
出装置(図示しない)から樹脂供給路4及び樹脂流入口
41を通って透明樹脂aがマニホールド3内へ供給される
ように構成されている。
【0016】上記マニホールド3内に配置される導管2
は、一端が閉塞された長尺な筒状部材から構成されてい
る。該導管2はマニホールド3内にその全幅に亘って配
置され、導管2の両端部は前記側板16とダイアダプタ
11にそれぞれ回転可能に支持されている。この導管2
内には樹脂供給路5が設けられ、そのダイアダプタ11
側には着色樹脂bの流入口21が設けられている。図2に
示すように、樹脂供給路5はマニホールド3内において
開口し、この開口部分にスリット部8が形成されてい
る。該スリット部8の形状は、例えば、図4に示す形状
とされている。この例では、スリット部8は横方向に長
い第1開口部8aと、第1開口部8aの先端に連続して設
けられた先端すぼまりの第2開口部8bとから形成され
ている。樹脂流入口21には着色樹脂bの押出装置(図示
せず)が接続されていて、押出装置から押し出された着
色樹脂bは樹脂流入口21から樹脂供給路5及びスリット
部8を通ってマニホールド3内へ流入する。
【0017】該スリット部8のマニホールド内における
位置は、図3(a)または(b)に示すように、導管2
をその軸芯回りに回転させることによって変えることが
できる。例えば、図3(a)は、スリット部8がランド
部7を向くように導管2を配置したものであり、この場
合にはスリット部8の先端とランド部7との間の距離H
が最短であり、かつスリット部8のランド部7の長手方
向に対する角度は0°である。また、図3(b)はスリ
ット部8のランド部7に対する角度αが所定角度となる
ように導管2を回転させて配置したものであり、この場
合にはスリット部8の先端とランド部7との間の距離
H’は図3(a)に示した距離Hに比べて長くなる。な
お、導管2とダイアダプタ11との間には導管2を回転
させた際にマニホールド3内の樹脂が漏れないようシー
ルリング23が設けられている。
【0018】次に、上記した本発明の装置を用いて熱可
塑性樹脂シートを製造する方法を説明する。
【0019】樹脂流入口41からマニホールド3内に送ら
れた透明樹脂aはマニホールド3内を樹脂流入口41側
から順次満たされ、ランド部7を経てスリット状ダイオ
リフィス6から外側へ押し出される。一方、導管2の樹
脂供給路5内に供給された着色樹脂bは、導管2のスリ
ット部8からマニホールド3内へ送られる。そして、こ
の着色樹脂bにて形成された所定幅の着色帯Bが透明樹
脂aにて形成された透明樹脂層A中に埋入され、図5に
示すようにスリット部8側において三層構造となった熱
可塑性樹脂シート9が成形される。ここで、導管2をそ
の軸芯回りに回転させて、マニホールド3内におけるス
リット部8の位置を変更することにより、以下の理由で
着色帯Bの形態(幅及び厚み等)を変更することができ
る。
【0020】すなわち、透明樹脂aがマニホールド3内
へ供給され、そしてスリット状ダイオリフィス6から外
側へ押し出されている状態においては、透明樹脂aの流
れのベクトル(樹脂の流れ方向及び流速)はマニホール
ド3内の位置によって異なっている。透明樹脂aの流れ
のベクトルの方向は、マニホールド3の幅方向とシート
押し出し方向との合成である。通常、マニホールド3の
奥側では、樹脂流れのベクトルのマニホールド3の幅方
向の成分は比較的大きく、シート押し出し方向の成分は
小さい。マニホールド3のランド部7側では、樹脂流れ
のベクトルのマニホールド3の幅方向の成分は小さく、
シート押し出し方向の成分は大きい。ランド部7におい
ては、マニホールド3の幅方向の樹脂流れはほとんどな
く、シート押し出し方向の樹脂流れのみが存在する。
【0021】一方、スリット部8から送り出された着色
樹脂bはその送り出し方向(ほぼシートの押し出し方
向)へ流出される。上記したように透明樹脂aの流れの
ベクトルはマニホールド3の幅方向の流れ成分を有して
いるので、スリット部8の位置によって着色樹脂bの透
明樹脂aから受ける影響が異なることになる。
【0022】例えば、図3(a)に示すように導管2を
セットすれば、そのスリット部8の位置はランド部7に
近いために、透明樹脂aの幅方向の流れの影響を受け難
くなり、図3(b)に示すように導管2をセットすれ
ば、そのスリット部8の位置がマニホールド3の奥側に
位置するために透明樹脂aの幅方向の流れの影響を大き
く受けることになる。
【0023】図6は、マニホールド3内における透明樹
脂aの流れのベクトルavと着色樹脂bの流れのベクト
ルbvとの関係を説明したものであり、透明樹脂aから
の影響を極めて大きく受ける位置(図6において、C)
に導管2をセットすれば、透明樹脂aの流れ幅方向のベ
クトルav成分が大きいために、透明樹脂a内に埋入さ
れた着色帯Bの幅はスリット部8の幅寸法よりもかなり
長くなり、他方、透明樹脂aからの影響を大きくはあま
り受けない位置(図6において、D)に導管2をセット
すれば、透明樹脂aの流れ幅方向のベクトルav成分が
小さいために、透明樹脂a内に埋入された着色帯Bの幅
は上記Cの位置の場合よりも短くなる。なお、導管2の
回転操作は、シートの製造途中であっても支障なく行う
ことができるものである。
【0024】本発明において使用される熱可塑性樹脂a
またはbには、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、塩化ビニル樹
脂、ナイロン樹脂、ポリビニルアセタール、アクリル樹
脂、アセタール樹脂、ポリエステル樹脂等があげられ
る。これらの熱可塑性樹脂には可塑剤、充填剤等が添加
されてもよい。
【0025】なお、上記では、スリット部8を透明樹脂
aの供給路側に配置して、着色樹脂の幅寸法を拡大させ
ることについて説明したが、本発明はこれに限定される
ことなく、例えば、スリット部8を透明樹脂aの供給路
側とは反対側に配置して(LダイやTダイ)、導管2を
回転させることにより着色帯の幅を縮小させる方法にも
適用できる。また、スリット部8の形状は用途や目的に
応じて種々変更することができる。さらに、本発明の熱
可塑性樹脂シートの製造装置は、埋入される第2樹脂層
として上述した着色樹脂、つまり、同一組成の樹脂に顔
料、染料等の着色剤を配合したもの、に限定されること
はなく、例えば、透明な第1樹脂層とは光屈折率が異な
る樹脂であってもよい。
【0026】
【作用】導管をその軸芯回りに回転させることにより、
導管のスリット部のマニホールド内における位置が変わ
るため、スリット部を通して押し出される第2の熱可塑
性樹脂にて形成される着色帯の寸法や形状の異なる熱可
塑性樹脂シートを製造することができる。導管の回転操
作は、樹脂の押し出し中に行えるので、製造を停止する
こともなく、従って、生産性が低下することがない。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例及び比較例を挙げて説
明する。
【0028】図1〜図3に示した装置を用い、以下の条
件で熱可塑性樹脂シートを押し出し成形した。
【0029】〈押出成形用金型〉使用した押出成形用金
型の各部材の寸法は以下の通りとした。
【0030】ダイオリフィス6の幅:800mm マニホールド3の径:R30mm 導管2の径:R16mm ランド部7の長さ:50mm ランド部7のクリアランス:1.2mm スリット部8とランド部7との距離:5mm 第1スリット部8の形状:図4に示す形状とした。
【0031】図4において、スリット部8の開口縁の下
側はほぼ直線とし、開口縁の下側と開口縁の上側の各点
間の距離は、次の通りであった。
【0032】 位置 a b c d e h(mm) 2.50 2.50 2.48 2.15 1.04 〈押出条件〉 樹脂量比率…透明樹脂:着色樹脂=49kg/H:任意 樹脂温度…透明樹脂:170℃、着色樹脂:180℃ 使用樹脂の種類…透明樹脂:ポリビニルブチラール樹脂 着色樹脂:ポリビニルブチラール樹脂(染料にて着色)。
【0033】実施例1 図3(a)に示すように、スリット部8が金型のランド
部7を向くよう(スリット部8の向きとランド部7の向
きとのなす角度が0°)導管2をセットし、また着色樹
脂の押出量を5kg/Hとして、熱可塑性樹脂シートを
押し出し成形した。
【0034】得られた熱可塑性樹脂シートの着色帯の幅
寸法と着色帯部分のカラー比率を測定しそれらの関係を
表1と図7に示す(表1および図7おいて、○で示
す)。
【0035】カラー比率は、次の式によって求めた。
【0036】カラー比率=b/(2a+b) 但し、図5に示すように、aは透明樹脂にて形成された
透明樹脂層の厚み寸法、bは着色帯の厚み寸法を示す。
【0037】実施例2 図3(b)に示すように、スリット部8の向きとランド
部7の向きとのなす角度αが45°となるよう導管2を
セットし、また着色樹脂の押出量を8kg/Hとしたこ
と以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂シートを
押し出し成形した。
【0038】得られた熱可塑性樹脂シートの着色帯の幅
寸法と着色帯部分のカラー比率を測定しそれらの関係を
表1と図7に示す(表1および図7おいて、◎で示
す)。
【0039】実施例3 図3(b)に示すように、スリット部8の向きとランド
部7の向きとのなす角度αが50°となるよう導管2を
セットし、また着色樹脂の押出量を11kg/Hとした
こと以外は実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂シート
を押し出し成形した。
【0040】得られた熱可塑性樹脂シートの着色帯の幅
寸法と着色帯部分のカラー比率を測定しそれらの関係を
表1と図7に示す(表1と図7おいて、●で示す)。
【0041】
【表1】
【0042】図7の結果から、導管のセット位置を変え
ることにより、着色帯の幅寸法が変化したことがわか
る。また、スリット部8の向きの角度を大きく変えた場
合でも、形成された着色帯の断面形状は大きく変わって
いない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、連続生産中において
も、着色帯の形状の異なる熱可塑性樹脂シートを製造す
ることができる。従って、品種の異なった熱可塑性樹脂
シートを製造するにあたって、従来のように一旦生産を
停止し、装置の切り替え、ノズル、注入ブロックといっ
た金型挿入部品を入れ換える必要がなく、切り替え時の
材料ロスを減少し、簡単な操作によって品種替えを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性樹脂シートの製造装置の水平
断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の導管のセット位置を説明するための断
面図である。
【図4】本発明の導管のスリット部の寸法を説明するた
めの説明図である。
【図5】熱可塑性樹脂シートの要部の断面図である。
【図6】着色帯の幅が変化する原理を説明するための模
式図である。
【図7】導管のセット位置と熱可塑性樹脂シートの着色
帯のカラー比率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 押出成形用金型 2 導管 3 マニホールド 5 樹脂供給路 6 スリット状ダイオリフィス 7 ランド部 8 スリット部 9 熱可塑性樹脂シート 10 導管 11 ダイアダプタ 15 側板 16 側板 a 透明樹脂 b 着色樹脂 A 透明樹脂層 B 着色帯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の熱可塑性樹脂にて形成された第1樹
    脂層と、この第1樹脂層内に埋入されており第2の熱可
    塑性樹脂にて形成された所定幅の第2樹脂層と、を有す
    る熱可塑性樹脂シートの製造装置であって、該装置は押
    出成形用金型と、導管とを備え、該押出成形用金型は、
    第1の熱可塑性樹脂が供給されるマニホールドと、該第
    1の熱可塑性樹脂がマニホールドから外側へ押し出され
    て該第1樹脂層が形成されるスリット状ダイオリフィス
    と、を有し、該導管は該マニホールド内に配設されてそ
    の両端部が金型に回転可能に支持され、該導管には上記
    第2の熱可塑性樹脂が供給される第2樹脂供給路が形成
    されていると共に、該第2樹脂供給路がマニホールド内
    に開口するスリット部が形成されている熱可塑性樹脂シ
    ートの製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱可塑性樹脂シートの製造
    装置を用い、前記導管を所定量だけ回転させることによ
    り、製造途中において前記第2樹脂層の幅寸法を変更す
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂シートの製造方法。
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