JPH0328425Y2 - - Google Patents

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JPH0328425Y2
JPH0328425Y2 JP1981129030U JP12903081U JPH0328425Y2 JP H0328425 Y2 JPH0328425 Y2 JP H0328425Y2 JP 1981129030 U JP1981129030 U JP 1981129030U JP 12903081 U JP12903081 U JP 12903081U JP H0328425 Y2 JPH0328425 Y2 JP H0328425Y2
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JP
Japan
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mirror
arms
photographing
connecting portion
frame
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JP1981129030U
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JPS5834124U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一眼レフカメラのシヤツタ膜焼損防止
構造、詳細には、非撮影状態における光の照射結
像が原因として起きるシヤツタ膜の燃焼破損を防
止するための構造に関する。
例えば、最近はシヤツタ膜をプラスチツク製と
してシヤツタの軽量化あるいは高速化を図ること
が一般に行なわれて効果を発揮しているが、その
反面ではシヤツタ膜の燃焼破損によるシヤツタの
故障が多くなつている。
そしてこの原因は、非撮影状態において太陽の
様な強烈な光源からの光がアパーチヤを覆つてい
るシヤツタ膜の表面に照射結像するためであり、
プラスチツク材料を用いた場合にはその部分が瞬
間的に焼損してしまう。こうなる所以は、ミラー
およびその駆動メカニズムの収納スペースが撮影
光の光軸方向に圧縮された場合、ミラーの全体長
さを所定値以下の長さとすることを余儀なくされ
るからであつた。
そこで先ず、この種ミラーの収納スペースを光
軸方向に圧縮した一眼レフカメラの構成を第1図
に基づいて説明する。
図において、1はカメラボデイーで、レンズ2
を含んでいる。3はミラー昇降枠で、左右一対の
腕部3a,3bと連結部3cとによりコの字状に
形成され、軸4に軸支されていて、図示しないバ
ネにより左旋習性が付与されているが後述のミラ
ー枠6がストツパー10に当接していることによ
つて図の状態に抑止される。尚、該腕部3bは図
中省略されている。
6はミラー7を一体的に保持しているミラー枠
で、腕部6a,6bが形成され、ピン8によつて
該ミラー昇降枠3の腕部3a,3bに枢着されて
いて、一端が該ミラー昇降枠3の腕部3a,3b
に装架されているバネ9によつて右旋習性が付与
されているが該腕部3a,3bの基部側面3a′,
3b′に当接して抑止されている。尚、該腕部6b
は図中省略されている。
そして、図の状態において、ミラー枠6は光軸
0−0に対して45゜傾斜しており、ミラー7は撮
影光を反射してフアインダへと導く。
また、撮影が開始されると、ミラー枠6はミラ
ー昇降枠3の右旋に連動して右旋し、図中二点鎖
線で示すようなアツプ状態となり、撮影光は反射
されずに直進する。尚、このアツプ動作時におい
てミラー7はダンパー12に衝突して衝撃が吸収
される。
斯る構成においては、上述のミラーアツプ動作
の際に、ミラー7の先端がダンパー12に当接す
るまではミラー昇降枠3とミラー7とは一体回動
し、ミラー7の先端がダンパー12に当接した時
点以後はミラー昇降枠3の回動に伴ないミラー7
はその軸支点(ピン8)を中心にして揺動し、図
中の水平状態に移行するようになつている。この
ように、ミラー7をミラー昇降枠7に対して揺動
自在とすることは、例えば実公昭45−10069号公
報で見られるように公知であるが、当該構成を採
用することによつて、該先願でも述べられている
ように、ミラー7を単に回動させて水平状態に移
行させるものに比して、光軸方向のスペースフア
クターを相当量向上させることができる。
しかしながら、近隣のカメラのより一層の小型
化によつて、ミラー7の全体長さが、ミラー7の
移動軌跡空間上の要請(レンズ2に触れず、且つ
ミラー収納スペースを更に光軸方向に圧縮したい
という要請)から、一定長以下の長さしか確保で
きない場合、ミラー7の下部とカメラボデイー1
の底面1aとの間に大きな隙間が形成されるの
で、撮影光の一部はこの隙間を通つて矢印で示す
様にシヤツタ膜11に達する。
従つて、カメラボデイー全体を傾けると太陽光
線がこの隙間を通つてシヤツタ膜11の面に照射
結像し、シヤツタ膜11が燃焼破損してしまう。
本考案は以上の従来例の欠点に鑑みてなされた
もので、シヤツタ膜が太陽光線によつて燃焼破損
しないようにした一眼レフカメラのシヤツタ膜焼
損防止構造を提供することを目的とする。
本考案の目的は、ミラー昇降枠の先端の連結部
において撮影光の通過を遮断する構成によつて達
成される。
以下図示した一実施例に基づいて本考案を説明
するが、第1図の従来例と同一の構成は同一番号
を符して再度の説明は省略する。
図において、13はミラー昇降枠で、左右一対
の腕部13a,13bと連結部13cとによりコ
の字状に形成され、軸4に軸支されていて、図示
しないバネによつて左旋習性が付与されているが
ストツパ20に当接して抑止されている。
そして、本考案の特徴によれば、該ミラー昇降
枠13の連結部13cはカメラボデイー1の底面
1aに近接して形成されている。つまり、従来例
の第1図と比較すると腕部13a,13bが長く
なつている。
従つて、非撮影状態における撮影光はミラー7
によつて反射されるか、あるいは矢印で示すよう
に連結部13cによつて遮断されるので、シヤツ
タ膜11へは照射されなくなり、シヤツタ膜の燃
焼破損は防止できる。また、図示から明らかなよ
うに非撮影状態において、上述の連結部13cは
45゜よりも更に直角に近い方向に傾斜して位置付
けられているので、ミラーアツプ動作の際に、連
結部13cの先端がミラー7の回動軌跡よりもレ
ンズ2側へ突出しないようにすることができ、従
つて、第1図の構成と同等の光軸方向の寸法を維
持でき、カメラの小型を阻害することがない。
本考案の実施例の構成は上述の通りであるが、
本考案はこの実施例の構成に限定されないことは
勿論である。例えば、ストツパー20を従来通り
にミラー枠6に作用させても良いし、シヤツタ膜
の材質もプラスチツクに限定されない。更に、シ
ヤツタ膜とは所謂方式シヤツタ、分割式シヤツタ
等を総称するものであり、いずれにも限定されな
い。
本考案は以上の通りの構成であるので、撮影光
がミラー昇降枠で遮断されてシヤツタ膜の燃焼破
損が防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の側断面図、第2図は本考案の
実施例の側断面図である。 1…カメラボデイー、1a…底面、2…レン
ズ、3,13…ミラー昇降枠、3a,3b,13
a,13b…腕部、3c,13c…連結部、4…
軸、6…ミラー枠、7…ミラー、8…ピン、9…
バネ、10,20…ストツパー、11…シヤツタ
膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラボデイーと、 該ボデイーの上面近くに軸支されて往復旋回可
    能なミラー昇降枠と、 該ミラー昇降枠に連動して往復旋回可能なミラ
    ーと、 該ボデイーの後方に配置されているシヤツタ膜
    と、から成り、 非撮影状態において該ミラーが45゜傾斜位置に
    保持されていて撮影光をフアインダへ反射させる
    様な一眼レフカメラにおいて、 前記ミラー昇降枠はその基部を軸支された一対
    の腕部と、該一対の腕部の先端を一体に連結した
    連結部とを備え、前記腕部の中間部において前記
    ミラーを該腕部に対して所定量揺動自在であるよ
    うに軸支し、また、前記腕部の基部にミラーの一
    端が当接する方向の回動習性をバネによつてミラ
    ーに付与し、前記非撮影状態において前記ミラー
    昇降枠の連結部をミラーの下端よりも更に下方に
    位置するように延長すると共に、連結部を前記
    45゜傾斜位置にあるミラーよりも更に垂直方向に
    傾斜するように位置付け、前記非撮影状態の時に
    前記ミラー昇降枠の連結部によつて撮影光を遮断
    してシヤツタ膜への照射が行なわれないようにし
    たことを特徴とするシヤツタ膜焼損防止構造。
JP12903081U 1981-08-31 1981-08-31 一眼レフカメラのシヤツタ膜焼損防止構造 Granted JPS5834124U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12903081U JPS5834124U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 一眼レフカメラのシヤツタ膜焼損防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12903081U JPS5834124U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 一眼レフカメラのシヤツタ膜焼損防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5834124U JPS5834124U (ja) 1983-03-05
JPH0328425Y2 true JPH0328425Y2 (ja) 1991-06-19

Family

ID=29922708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12903081U Granted JPS5834124U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 一眼レフカメラのシヤツタ膜焼損防止構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613234B2 (ja) * 1975-11-10 1981-03-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613234U (ja) * 1979-07-10 1981-02-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613234B2 (ja) * 1975-11-10 1981-03-26

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Publication number Publication date
JPS5834124U (ja) 1983-03-05

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