JPH0328394Y2 - - Google Patents

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JPH0328394Y2
JPH0328394Y2 JP1985200541U JP20054185U JPH0328394Y2 JP H0328394 Y2 JPH0328394 Y2 JP H0328394Y2 JP 1985200541 U JP1985200541 U JP 1985200541U JP 20054185 U JP20054185 U JP 20054185U JP H0328394 Y2 JPH0328394 Y2 JP H0328394Y2
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JP
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minute hand
shaft
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hole
fitted
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JP1985200541U
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JPS61114383U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指針式時計で分針の嵌合形式に関わる
ものである。
〔従来の技術〕
従来の指針の固定構造としては、例えば特開昭
53−33177号公報の第1図に示すように、分針軸
や時計軸に各指針の嵌合穴を嵌め合わせて固定す
る構造が一般的であつた。またこれらの各良案と
して第2図に示すように板状の指針を固定部材の
ツバと軸の端面との間で挾持固定する構造も考え
られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、時計を構成する歯車等が樹脂化
されるにつれ分針の取付け部も樹脂化されてい
る。この取付け部がパイプ状であると分針の嵌合
締め力でこのパイプの嵌合径がクリープ現象によ
り縮少してしまい分針がゆるむという欠陥があつ
た。特に、置時計や掛時計のように分針が長かつ
たり比較的重かつたりすると、このクリープ現象
が顕著に現われる。すなわち、特開昭53−33177
号公報第2図のような構成では、もし指針軸をプ
ラスチツク部材で成形してあるとすると、針を挾
持固定するため固定部材を指針軸の中央穴に押し
込んでいるが、この嵌合圧によつて指針軸は拡が
る方向に力を受け、やはりクリープ現象によつて
固定部材がゆるみ、針の固定がゆるむという欠点
を有している。
本考案はこのような問題を解決するもので、そ
の目的は樹脂製の分針軸に嵌合された分針のゆる
みを防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の要旨は、嵌
合穴を有する分針と、該分針が側面に嵌合する分
針軸とをを有する指針式時計の指針固定構造にお
いて、前記分針軸は樹脂部材により形成されてい
るとともに前記分針が嵌合する部分には中空穴を
有しており、前記分針軸の分針と嵌合する外面に
対応する前記中空穴内面ヘツバ付のキヤツプ形状
を有する軸部材を嵌合させ、且つ該軸部材のツバ
を外周を前記分針の嵌合穴より大きく設定したこ
とを特徴としている。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案による二針時計の断面図であ
る。1は地板、2は受板で中板のない簡単な薄形
構造である。3は伝え車で図示していないステツ
プモーター等の回転を減速伝達する。4は減速
車、5は分伝車、6は分針歯車、7は分針軸を有
し樹脂部材よりなる分針カナ、8は日ノ裏車、9
は時針車である。分針歯車6と分針カナ7とは摺
動部10にて互に摺動する。11は文字板、12
は時針、13は嵌合穴を有する分針である。14
は分針カナ7と一体の上板であつて受板2によつ
て支持されている。15は減速車4のカナ、16
は同じく歯車である。減速車4は中心穴17があ
り、上柄14の中間径部18が貫通している。中
間径部18と中心穴17の間には適当なクリヤラ
ンス19があつて、中間径部18は減速車4を回
転自在に支軸している。上柄14の反対端部20
は分針カナ7に圧入されていて、分針カナ7と上
柄14は分の速さで一体になつて回転する。圧入
の代りに分針カナ7と上柄14は一体に成形加工
されたものであつても良い。21はキヤツプで、
ツバ部に22で示す軸が一体化されて軸部材を構
成している。25は分針軸としてのパイプ部であ
つて、分針カナ7や分針歯車6と一体化して分針
軸を構成している。この分針軸は樹脂部材で成形
されている。パイプ部25は外周が2段に形成さ
れ、大径部には時針車9が回転自在に遊合されて
おり、小径部にはその先端に分針13のハカマ部
が圧入にて嵌合されている。またパイプ部25の
内径は3段の穴で成形されている。このうち大径
穴と中径穴には前述したように上柄14の反対端
部20側が2段にわたつて圧入固定されている。
更に小径穴は分針13のハカマの嵌合する外周と
対応する位置に存在し、少なくとも分針13のハ
カマの嵌合丈よりも多少長めに形成されていて、
この小径穴に前述のキヤツプ21の軸22が静合
又は圧入にて係合している。
次に組立方法について説明する。
伝え車3や分伝車5あるいは日ノ裏車8の組立
方法は従来とほゞ変りはない。地板1に時計裏9
を組込み、次に上柄14を圧入した分針車のパイ
プ部25を時針車9の穴に遊合させ、最後に減速
車4を組込んで受板2により各輪列を軸支してム
ーブメントの組立は完了する。この後、時針12
を時針車9に圧入固定し、更にパイプ部25の先
端に分針13を圧入固定定した後にパイプ部25
の小径部にキヤツプ21の軸22を矢印23の方
向より挿入する。
これによつてキヤツプ21のツバ部はパイプ部
25の先端部を覆い、更に分針13の表面の一部
をも覆うこととなる。すなわち、キヤツプ21は
指針軸の端面を矢印23の方向から見た時に嵌合
部等見映えの悪いものを覆う役目をはたすが、当
事例の最大の特徴はキヤツプ21と一体の軸22
が分針カナ7の穴に入つていて分針13の嵌合締
め力で分針カナ7の嵌合径が縮少するのを制止す
るところにある。
尚、キヤツプ21の形は陣傘タイプであつても
良く、またキヤツプ21に一体の軸には貫通穴等
何等かの加工が施こされていても良い。
本考案はパイプ部25を有して一体に樹脂成形
された分針カナ7に分針13を結合する構成なの
で広く指針式時計に応用できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、樹脂でできたパ
イプ状の分針軸の外周に分針を押し込んだ後、分
針軸の内周に分針のハカマ丈と同等か又は少なく
とも多少長めのキヤツプの軸を押し込んであるの
で、クリープ現象などによる分針軸径の縮みを防
止でき、長期間にわたつて安定した分針の固定を
可能とするばかりでなく、キヤツプのツバ部が分
針軸の先端を覆いかくす構造となつているため外
観的見映えを大いに向上させることができ、更に
言えば飾りとしての効果も得ることができるとい
う大きな効果を上げることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による断面図である。 7……分針カナ、13……分針、21……キヤ
ツプ、22……軸、25……パイプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 嵌合穴を有する分針と、該分針が側面に嵌合す
    る分針軸とを有する指針式時計の指針固定構造に
    おいて、前記分針軸は樹脂部材により形成されて
    いるとともに前記分針が嵌合する部分には中空穴
    を有しており、前記分針軸の分針と嵌合する外面
    に対応する前記中空穴内面ヘツバ付のキヤツプ形
    状を有する軸部材を嵌合させ、且つ該軸部材のツ
    バの外周を前記分針の嵌合穴より大きく設定した
    ことを特徴とする指針式時計。
JP1985200541U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0328394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985200541U JPH0328394Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985200541U JPH0328394Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61114383U JPS61114383U (ja) 1986-07-19
JPH0328394Y2 true JPH0328394Y2 (ja) 1991-06-18

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ID=30761488

Family Applications (1)

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JP1985200541U Expired JPH0328394Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP (1) JPH0328394Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333177A (en) * 1976-09-08 1978-03-28 Citizen Watch Co Ltd Fixing constitution for watch hands

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333177A (en) * 1976-09-08 1978-03-28 Citizen Watch Co Ltd Fixing constitution for watch hands

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Publication number Publication date
JPS61114383U (ja) 1986-07-19

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