JPH03283563A - 薄膜集積回路 - Google Patents

薄膜集積回路

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JPH03283563A
JPH03283563A JP8359690A JP8359690A JPH03283563A JP H03283563 A JPH03283563 A JP H03283563A JP 8359690 A JP8359690 A JP 8359690A JP 8359690 A JP8359690 A JP 8359690A JP H03283563 A JPH03283563 A JP H03283563A
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JP
Japan
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film
thin film
tantalum
aluminum
aluminum film
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Pending
Application number
JP8359690A
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English (en)
Inventor
Mikio Baba
馬場 幹夫
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は微細化及び小型化に好適の薄膜集積回路に関し
、特にタンタルを主成分とするタンタル膜と薄膜導体層
との間の相互拡散を抑制した薄膜集積回路に関する。
[従来の技術] 従来、微細化又は小型化された薄膜集積回路において、
例えば、薄膜抵抗素子は第3図に示すように構成されて
いる。
下地としてのシリコン基板1の表面上にはシリコン熱酸
化膜(S i02 )2が生成されている。
このシリコン熱酸化膜2上にはタンタル(Ta)からな
る薄膜抵抗層3が形成されている。更に、この薄膜抵抗
層3上にシリコンを含有するアルミニウム膜4及び純ア
ルミニウム膜5を順次被着した後、フォトエツチングに
より純アルミニウム膜5及びアルミニウム膜4を選択的
に除去することにより、所定の抵抗パターン及び導体パ
ターンが形成されている。
このように構成される従来の薄膜集積回路の薄膜抵抗素
子においては、導体層はAl−8iからなるアルミニウ
ム膜4と純アルミニウムwX5との2層構造をなしてい
る。このアルミニウム膜5は前記導体層の最上部を構成
し、ボンディング強度を高めるために設けられている。
また、薄膜抵抗層3の経時的安定性を向上させるため、
及び導体層(アルミニウム膜4.5)と薄膜抵抗層3と
の密着強度を高めるため、前述のパターン形成後にシリ
コン基板1を空気中で約250乃至450℃に加熱して
熱処理している。この熱処理により、アルミニウム膜4
中のSiと薄膜抵抗層3中のTaとを相互に拡散させる
ことによって、薄膜抵抗層3及びアルミニウム膜4,5
を相互に密着させ、ボイド及びホイスカ等のエレクトロ
マイグレーシロンの発生を防止している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の薄膜集積回路においては
、アルミニウム膜4中のSiと薄膜抵抗層3中のTaと
の相互拡散は、アルミニウム膜4゜5からなる導体層の
スパッタリング形成時における基板温度に依存しやすい
ため、このときの基板温度が著しく高くなると、薄膜抵
抗層3へのSi拡散量が多くなる。そうすると、抵抗パ
ターン及び導体パターンを形成する際に、Taからなる
薄膜抵抗層3の表面からSiを除去することができない
という問題点がある。
一方、この問題を回避するために、アルミニウム膜4,
5のスパッタリング時における基板温度を低くすると、
アルミニウム膜5のボンディング強度のバラツキが大き
くなるという問題点がある。
また、配線としての導体層を長寿命化するためには、ア
ルミニウム膜4,5の成膜雰囲気の真空度を高くすると
共に、成膜時の基板温度を高くする必要がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
タンタルを主成分とするタンタル膜の上の薄膜導体層を
エツチングによりパターニングした後の品質を向上させ
ることができると共に、成膜時の基板温度を従来に比し
て高くでき、長寿命化を図ることができる薄膜集積回路
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る薄膜集積回路は、シリコン基板上に形成さ
れたシリコン熱酸化膜と、このシリコン熱酸化膜上に被
着されたタンタルを主成分するタンタル膜と、このタン
タル膜上に被着された第1のアルミニウム膜、この第1
のアルミニウム膜上に被着されたシリコンを含有する第
2のアルミニウム膜及びこの第2のアルミニウム膜上に
被着された第3のアルミニウム膜を含む3層構造の薄膜
導体層とを有することを特徴とする。
[作用コ 本発明においては、タンタルを主成分とするタンタル膜
上に第1のアルミニウム膜、シリコンを含有する第2の
アルミニウム膜及び第3のアルミニウム膜を順次被着し
て3層構造の薄膜導体層が形成されている。そして、こ
の薄膜導体層をパターンユングすることにより、この1
対の薄膜導体層間に前記タンタル膜を薄膜抵抗層として
抵抗素子が構成される。
而して、本発明においては、タンタル膜と第2のアルミ
ニウム膜との間に第1のアルミニウム膜を設けているの
で、前記第2のアルミニウム膜中のシリコン及び前記タ
ンタル膜中のタンタルが相互に拡散することを前記第1
のアルミニウム膜により抑制することができる。このた
め、第1乃至第3のアルミニウム膜をスパッタリング等
により被着する際の基板温度を従来より高温にしても、
前記タンタル膜中へのシリコン拡散量を抑制できるので
、前記薄膜導体層をエツチングによりパターニングした
後に前記タンタル膜の表面にシリコン残渣が残留するこ
とがなく、薄膜集積回路の品質を向上させることができ
る。従って、第1乃至第3のアルミニウム膜の成膜時の
基板温度を従来に比して高くすることできるので、前記
薄膜導体層のボンディング強度のバラツキを小さくする
ことができ、前記薄膜導体層を長寿命化することができ
る。
また、本発明においては、例えば、前記タンタル膜の一
部を陽極酸化処理することにより、前記タンタル膜と前
記第1のアルミニウム膜との間にタンタル酸化膜を形成
した場合は、前記タンタル膜及び薄膜導体層を電極とし
て、前記タンタル酸化膜を誘電体とする薄膜コンデンサ
素子を構成することができる。この場合にも、前記タン
タル膜の表面にシリコン残渣が残留することがないので
、絶縁抵抗特性(IR)等の劣化を防止することができ
、コンデンサ特性を向上させることができる。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図は本発明に係る薄膜集積回路を薄膜抵抗素子に適
用した実施例を示す断面図である。
第1図に示すように、シリコン基板1の表面上にはシリ
コン熱酸化膜2が生成されている。このシリコン熱酸化
膜2上には窒素ドープタンタル(Ta2N)からなる薄
膜抵抗層3が形成されている。更に、薄膜抵抗層3上に
は純アルミニウム膜5asシリコンを含有するアルミニ
ウム膜4及び純アルミニウム膜5bが順次被着されてい
て、フォトエツチングによりアルミニウム膜4.5a+
5bを選択的に除去して、所定の抵抗パターン及び導体
パターンが形成されている。なお、アルミニウム膜4 
+  5 a 、5 bが除去された部分の薄膜抵抗層
3が抵抗体部6となり、残留するアルミニウム膜4.5
 a+  5 bが引出端子部7となる。
次に、このように構成される薄膜抵抗素子の製造方法に
ついて説明する。
先ず、シリコン基板1上に膜厚が例えば約1μmのシリ
コン熱酸化膜2を生成する。次いで、マグネトロンスパ
ッタリング法によりシリコン熱酸化膜2上に窒素ドープ
タンタルを被着して薄膜抵抗層3を形成する。次に、マ
グネトロンスパッタリング法により、薄膜抵抗層3上に
膜厚が例えば約1000人の純アルミニウム膜5aを被
着し、この純アルミニウム膜5a上に膜厚が例えば約0
.8μmであって約1重量%のシリコンを含有するアル
ミニウム膜4を被着し、更にこのアルミニウム膜4上に
膜厚が例えば約1μmの純アルミニウム膜5bを被着す
る。なお、アルミニウム膜4+5a+5bのスパッタリ
ング時の基板温度は例えば約100乃至200℃である
次に、アルミニウム膜4.5a、5bからなる薄膜導体
層の幅が例えば40μm以上、薄膜抵抗層3の幅が例え
ば10μm以上になるようにして、フォトリングラフィ
技術により前記薄膜導体層及び薄膜抵抗層3を順次選択
的に除去する。その後、薄膜抵抗層3の経時的安定性を
向上させるため、及び前記薄膜導体層と薄膜抵抗層3と
の密着強度を高めるため、この薄膜抵抗素子を空気中で
例えば250乃至450℃にて熱処理する。
本実施例によれば、薄膜抵抗層3とシリコン含有アルミ
ニウム膜4との間に純アルミニウム膜5aを設けている
ので、アルミニウム膜4中のSi及び薄膜抵抗層3中の
Taが相互に拡散することをアルミニウムM5aにより
抑制することができる。このため、アルミニウム膜4.
5a、5bのスパッタリング時の基板温度を従来よりも
高温にしても、薄膜抵抗層3中のSi拡散量を抑制でき
るので、抵抗パターンの形成時に薄膜抵抗層3の表面に
St残渣が残留することがない。従って、従来のように
スパッタリング時の基板温度を約90℃以下という低温
にする場合と異なり、この基板温度をより一層高くする
ことできるので、薄膜導体層(アルミニウム膜4.5a
、5b)のボンディング強度のバラツキを小さくするこ
とができ、薄膜抵抗素子を長寿命化することができる。
第2図(a)は本発明に係る薄膜集積回路を薄膜コンデ
ンサ素子に適用した実施例を示す断面図、第2図(b)
はその平面図である。第2図(a)及び(b)において
第1図と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な
説明は省略する。
第2図(a)及び(b)に示すように、シリコン基板1
上にシリコン熱酸化膜2を生成した後に、マグネトロン
スパッタリング法によりシリコン熱酸化膜2上にα−タ
ンタル(α−Ta)を被着してタンタル膜3aを形成す
る。このα−タンタルは窒素ドープタンタルに比して窒
素ドープ量が少ないものである。
次に、タンタル膜3aを2つの領域に分割するようにし
て選択的にパターニングする。そして、0.01重量%
のクエン酸溶液中にシリコン基板1を浸漬してタンタル
膜3aに陽極化成処理を施し、タンタル膜3aの一方の
領域の表面上に誂電体となるタンタル陽極酸化膜(Ta
20.S)8を選択的に形成する。
次に、マグネトロンスパッタリング法により、このシリ
コン基板1の全面に純アルミニウム膜5a1シリコン含
有アルミニウム84及び純アルミニウムl15bを順次
被着して薄膜導体層を形成する。次いで、この薄膜導体
層(アルミニウム膜4゜5a、5b)を選択的に除去し
て、タンタル膜3a上の部分とタンタル陽極酸化膜8及
びタンタル膜3aの2層上の部分とを分離し、これらの
部分の薄膜導体層により夫々下部電極9及び上部電極1
0を形成する。なお、上部電極10はタンタル膜3aの
他方の領域上まで延出されるようになっている。その後
、この薄膜コンデンサ素子を所定の温度にて熱処理する
本実施例においても、アルミニウム膜4中のSi及びタ
ンタル膜3a上のTaの相互拡散をアルミニウム膜5a
により抑制することができるので、下部電極9及び上部
電極10をエツチングによりパターン形成する際にタン
タル膜3aの表面にSi残渣が残留することがない。従
って、このようなSi残渣による薄膜コンデンサ素子の
絶縁抵抗特性等の劣化を防止することができ、コンデン
サ特性を向上させることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、タンタルを主成分
するタンタル膜とシリコンを含有する第2のアルミニウ
ム膜との間に第1のアルミニウム膜を設けたから、前記
第2のアルミニウム膜中のシリコン及び前記タンタル膜
中のタンタルの相互拡散を前記第1のアルミニウム膜に
より抑制することができる。このため、前記タンタル膜
の表面にシリコン残渣が残留することがないので、薄膜
集積回路の品質を向上させることができる。また、第1
乃至第3のアルミニウム膜の成膜時の基板温度を従来に
比して高くすることできるので、前記第1乃至第3のア
ルミニウム膜からなる薄膜導体層のボンディング強度の
バラツキを小さくすることができ、前記薄膜導体層を長
寿命化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る薄膜抵抗素子を示す断面
図、第2図(a)は本発明の他の実施例に係る薄膜コン
デンサ素子を示す断面図、第2図(b)はその平面図、
第3図は従来の薄膜抵抗素子を示す断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン基板上に形成されたシリコン熱酸化膜と
    、このシリコン熱酸化膜上に被着されたタンタルを主成
    分するタンタル膜と、このタンタル膜上に被着された第
    1のアルミニウム膜、この第1のアルミニウム膜上に被
    着されたシリコンを含有する第2のアルミニウム膜及び
    この第2のアルミニウム膜上に被着された第3のアルミ
    ニウム膜を含む3層構造の薄膜導体層とを有することを
    特徴とする薄膜集積回路。
  2. (2)前記タンタル膜と前記第1のアルミニウム膜との
    間にタンタル酸化膜を介在させたことを特徴とする請求
    項1に記載の薄膜集積回路。
JP8359690A 1990-03-30 1990-03-30 薄膜集積回路 Pending JPH03283563A (ja)

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