JPH03281993A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ｍ業上の利用分野） 本発明は、密閉形圧縮機における電動機の口出し部の改
良に関する。

（従来の技術） 従来、実開昭８１−１３５５０号公報等で知られている
ように、電動機の巻線端部と電源ターミナルの端子との
間は、撚線等の柔軟性を有する日出線で結合することと
しており、該口出線の一端を電動機の巻線端部にハンダ
付けすると共に、他端に電源ターミナルの端子に圧入す
るコンタクト端子等をカシメ止めするようにしている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、以上の構成では、巻線端部と日出線との間をハ
ンダ付けしているため、該ノ１ンダ付は部分に熱収縮性
キャップ等を被せて絶縁を施したり、又、この絶縁部分
が邪魔にならないよう該絶縁部分をコイルエンドの巻線
隙間に埋め込んで紐等で縛ったりする等の保護対策が必
要で、多くの手作業を要して製造が煩雑となる問題があ
る。

又、電動機はケーシングの胴体側に固定される一方、電
源ターミナルは、前記胴体の開口端に嵌合される蓋体側
に固定されるため、これら電動機とターミナルとの間を
結ぶ日出線は、胴体と蓋体とを嵌合する前に予めその両
端部を巻線端部とターミナルの端子とに各々結合する必
要があり、このため、日出線の長さを組付は作業の余裕
を見込んで長めにしておく必要が生じ、組完時に、口出
線の途中部分が垂れ込んで電動機の回転子と接触する危
険性もある。

本発明の目的は、電動機と電源ターミナルとの間の接続
が簡易に行えると共に、その接続途中が電動機の回転子
と接触する危険性も無くせる密閉形圧縮機を提供するこ
とにある。

（課題を解決するための手段） そこで、本発明では、上記目的を達成するため、胴体（
１）と、その開口端に嵌合される蓋体（２）とをもつ密
閉ケーシング（３）を備え、前記胴体（１）に圧縮要素
を駆動する電動機（４）を内装すると共に、前記蓋体（
２）に電源ターミナル（５）を取付けた構造を前提とし
、この構造において、前記電動機（４）に、該電動機（
４）の巻線端部を結合する結合端子（６）の保持ケース
（７）を固定すると共に、前記電源ターミナル（５）の
端子（８）に、前記保持ケース（７）の頂部に位置する
挿入口（７２）を通して前記結合端子（６）に結合する
導体ロッド（９）を延設する一方、前記保持ケース（７
）の高さを、前記蓋体（２）を胴体（１）に嵌合すると
き、これらの間で嵌合が行われる前に、前記ロッド（９
）の端部が前記挿入口（７２）に挿入される高さとする
ことにした。

又、同じく、上記した前提構造において、前記電動機（
４）に、該電動機（４）の巻線端部と結合される結合端
子（６）の保持ケース（７）を固定すると共に、前記電
源ターミナル（５）の端子（８）に、前記保持ケース（
７）の頂部に位置する挿入口（７２）から挿入され、端
部に前記結合端子（６）を取付けた導体ロッド（９）を
延設する一方、前記保持ケース（７）の高さを、前記蓋
体（２）を胴体（１）に嵌合するとき、これらの間で嵌
合が行われる前に、前記ロッド（９）の端部に取付けた
前記結合端子（６）が前記挿入口（７２）に挿入される
高さとすることにした。

（作用） 蓋体（２）を胴体（１）に嵌合するとき、これらの間で
嵌合が行われる前に導体ロッド（θ）の端部又はこの端
部に取付けた結合端子（６）を挿入口（７２）を通して
保持ケース（７）内に挿入でき、また、蓋体（２）と胴
体（１）との嵌合が完了すれば、導体ロッド（９）を介
して電動機（４）の巻線端部と電源ターミナル（５）の
端子（８）との間が接続されることになる。又、これら
電動機（４）と電源ターミナル（５）との間を結ぶ途中
は、導体ロッド（９）であるため、該途中部位が電動機
（４）の回転子側に垂れ込むこともない。

（実施例） 第１図に示す密閉形圧縮機は、円筒形の胴体（１）と、
その上部開口端に嵌合されるドーム形の蓋体（２）とを
もつ密閉ケーシング（３）を備え、前記胴体（１）に、
固定子（４１）と回転子（４２）とから成り、下方部に
配設する圧縮要素（図示せず）を駆動する電動機（４）
を内装すると共に、前記蓋体（２）に電源ターミナル（
５）を取付けたものである。尚、（１０）は吐出管であ
る。

以上の構成において、前記電動機（４）における固定子
鉄心（４１ａ）の上部外周部に、固定子巻線（４ｌ　ｂ
）の各端部（４ａｌ　４　ｂ、４　ｃ）を結合する結合
端子（６）の保持ケース（７）を接着等により各々固定
する。前記結合端子（６）は、巻線に施されたエナメル
等の絶縁被覆を破って内部の心線材にくい込む刃体（６
１）を備えており、予め、各巻線端部を保持ケース（７
）に設けるスロワ）（７１）に挿入させた状態で、頂部
の挿入口（７２）から各結合端子（６）を押し込むこと
により、各巻線端部と結合端子（６）との間で接続を行
うようにしている。

又、前記電源ターミナル（５）の各々の端子（８）には
、前記保持ケース（７）の頂部の挿入口（７２）を通し
て前記結合端子（８）に設ける圧入片（６２）に結合す
る導体ロッド（９）を延設する。

さらに、前記保持ケース（７）の高さ（Ｈ）を、第２図
に示すように、前記蓋体（２）を胴体（１）に嵌合する
とき、これらの間で嵌合が行われる前に、前記ロッド（
９）の端部が前記挿入口（７２）に挿入される高さに設
定する。

以上の構成によれば、前記胴体（１）に蓋体（２）を嵌
合するとき、これらの間で嵌合が行われる前に、前記各
導体ロッド（９）の下端を前記挿入口（７２）に挿入で
き、又、前記蓋体（２）の胴体（１）への嵌合が完了す
れば、前記導体ロッド（９）と結合端子（６）との間で
結合が行われる。従って、簡易に、前記電動機（４）と
電源ターミナル（５）との間の接続が行える。又、これ
ら電動機（４）と電源ターミナル（５）との間を結ぶ途
中部は、前記導体ロッド（９）であるため、該途中部位
が電動機（４）の回転子（４２）に垂れ込んで接触が起
こる危険性も無くせるのである。尚、これら胴体（１）
と蓋体（２）との嵌合部外周には溶接を施すようにして
いる。

ところで、以上の実施例では、予め前記結合端子（６）
を保持ケース（７）内に納めて各巻線端部と結合端子（
６）との間で結合を行い、後に導体ロッド（９）を挿入
して、該ロッドと結合端子（６）とを結合するようにし
たが、その他第３図に示すように、上記同様の刃体（６
１）を備えた結合端子（６）を取付片（６３）を介して
予め導体ロッド（９）に溶接等により固定しておき、各
巻線端部（４ａ、４　ｂ＊　４　ｃ）と結合端子（６）
との間を導体ロッド（９）の挿入により後で結合するよ
うにしてもよい。この場合にも、保持ケース（７）の高
さ（Ｈ）を、蓋体（２）を胴体（１）に嵌合するとき、
これらの間で嵌合が行われる前に、前記ロッド（９）の
端部に取付けた結合端子（６）が前記挿入口（７２）に
挿入される高さとするのである。この場合にも、電動機
（４）と電源ターミナル（５）との間の接続が簡易に行
えると共に、途中部位の回転子（４２）との接触事故を
も無くせるのである。

（発明の効果） 本発明によれば、蓋体（２）と胴体（１）との嵌合時に
、電動機（４）の巻線端部と電源ターミナル（５）の端
子（８）との間の接続が簡易に行えると共に、これら電
動機（４）と電源ターミナル（５）とを結ぶ口出し部途
中が電動機の回転子に接触する事故を未然に無くせるの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明密閉形圧縮機の第１実施例の斜視図、第
２図はその断面図、第３図は第２実施例の断面図である
。 （１）・・・・胴体 （２）・・・・蓋体 （３）・・・・密閉ケーシング （４）・・・・電動機 （５）・・・・電源ターミナル （６）・・・・結合端子 （７）・・・・保持ケース （８）・・・・端子 （９）・・・・導体ロッド （７２）・・・・挿入口 第 １ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）胴体（１）と、その開口端に嵌合される蓋体（２
   ）とをもつ密閉ケーシング（３）を備え、前記胴体（１
   ）に圧縮要素を駆動する電動機（４）を内装すると共に
   、前記蓋体（２）に電源ターミナル（５）を取付けた密
   閉形圧縮機において、前記電動機（４）に、該電動機（
   ４）の巻線端部を結合する結合端子（６）の保持ケース
   （７）を固定すると共に、前記電源ターミナル（５）の
   端子（８）に、前記保持ケース（７）の頂部に位置する
   挿入口（７２）を通して前記結合端子（６）に結合する
   導体ロッド（９）を延設する一方、前記保持ケース（７
   ）の高さを、前記蓋体（２）を胴体（１）に嵌合すると
   き、これらの間で嵌合が行われる前に、前記ロッド（９
   ）の端部が前記挿入口（７２）に挿入される高さとして
   いることを特徴とする密閉形圧縮機。
2. （２）胴体（１）と、その開口部に嵌合される蓋体（２
   ）とをもつ密閉ケーシング（３）を備え、前記胴体（１
   ）に圧縮要素を駆動する電動機（４）を内装すると共に
   、前記蓋体（２）に電源ターミナル（５）を取付けた密
   閉形圧縮機において、前記電動機（４）に、該電動機（
   ４）の巻線端部と結合される結合端子（６）の保持ケー
   ス（７）を固定すると共に、前記電源ターミナル（５）
   の端子（８）に、前記保持ケース（７）の頂部に位置す
   る挿入口（７２）から挿入され、端部に前記結合端子（
   ６）を取付けた導体ロッド（９）を延設する一方、前記
   保持ケース（７）の高さを、前記蓋体（２）を胴体（１
   ）に嵌合するとき、これらの間で嵌合が行われる前に、
   前記ロッド（９）の端部に取付けた前記結合端子（６）
   が前記挿入口（７２）に挿入される高さとしていること
   を特徴とする密閉形圧縮機。