JPH04128058U - 電動圧縮機 - Google Patents

電動圧縮機

Info

Publication number
JPH04128058U
JPH04128058U JP4133491U JP4133491U JPH04128058U JP H04128058 U JPH04128058 U JP H04128058U JP 4133491 U JP4133491 U JP 4133491U JP 4133491 U JP4133491 U JP 4133491U JP H04128058 U JPH04128058 U JP H04128058U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
lead wire
relay member
faston
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4133491U
Other languages
English (en)
Inventor
正昭 山野井
Original Assignee
三洋電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三洋電機株式会社 filed Critical 三洋電機株式会社
Priority to JP4133491U priority Critical patent/JPH04128058U/ja
Publication of JPH04128058U publication Critical patent/JPH04128058U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動圧縮機において、電動要素からの引出し
線と容器の密封ターミナル間の改良された接続構造を提
供する。 【構成】 引出し線9と密封ターミナルへ結合されるフ
ァストン端子7との間に導電性の中継部材11を介在さ
せる。中継部材11の一端には引出し線のサイズに応じ
た径の凹部が設けられ、ここに引出し線9の芯線15が
挿入され圧接又は半田付けされる。中継部材11の他端
は、引出し線サイズに関わりなく所定の外径に統一さ
れ、これはファストン端子7に圧接又は半田付けされ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷蔵庫やエアコン等に使用される、電動要素と圧縮要素とを同一容器 に収容した電動圧縮機に関するものであり、特に容器の密封ターミナルと電動要 素との間をつなぐ引出し線の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電動圧縮機においては、一般に、電動要素へ供給すべき三相交流電力 の入力端子である密封ターミナルと、電動要素の固定子巻線との間は、3本の引 出し線によって接続される。
【0003】 このような電動要素と密封ターミナル間の接続構造として、従来採用されてい る典型は次のようなものである。即ち、引出し線の一端は、絶縁被服を除去して ファストン端子を接続し、これを密封ターミナルに結合する。また、引出し線の 他端は、同様に絶縁被覆を除去して、やはり絶縁被覆を除去した固定子巻線の場 合、半田付け、溶接或いは圧接等により接合する。そして、この接続部を絶縁材 で被った後、これを固定子巻線のコイルエンド上部に結束糸で固定する。或いは コイルエンド内部に埋め込む。
【0004】 この種の従来の接続構造の問題は、引出し線と固定子巻線との接続のために、 コイルエンド形状が大きくなること、および電動要素の製作時に引出し線との接 続や、絶縁処理及び同接続部のコイルエンドへの固定等に工数がかかること、並 びに同接続部の絶縁処理に不具合が有った場合には、電動要素に絶縁不良を起こ す可能性があること等である。
【0005】 ところで、この問題を解決するために、出願人は、固定子巻線の端に金属性の 円筒部材を電気的に接続した後、この円筒部材の他端をファストン端子に接続す る構造を提案した(実願平2−52796号)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の構造は、上記問題の解決に十分有効ではあるが、円 筒部材の単価が高く、また、ファストン端子の圧接部の寸法に限界があるため、 円筒部材の外径寸法にも限度があり、その結果、圧接する固定子巻線のサイズや 本数にも限界があるという問題がある。
【0007】 そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術が有する問題点を解消し、固定 子巻線からの引出し線と、これを密封ターミナルに結合するためのファストン端 子との間の接続のための改良された構造を提供し、これによりファストン端子と 引出し線間の接続作業の容易性及び接続構造の信頼性を高めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、電動要素と圧縮要素とを単一の容器内 に収容し、容器に固定された密封ターミナルに電動要素からの引出し線を電気的 に接続して成る電動圧縮機において、密封ターミナルに結合されるファストン端 子と、このファストン端子と引出し線との間に介在せられる導電性の中継部材と を有し、中継部材の一端は、引出し線の芯線が挿入されて電気的接続がなされる 凹部を有し、中継部材の他端はファストン端子に電気的に接続されることを特徴 とするものである。
【0009】
【作用】
電動機要素から導かれる引出し線は、その先端が絶縁被覆を除去されて中継部 材の一端の凹部に挿入され、そして例えば圧接や半田付けなどの適当な手段によ り中継部材に電気的に接続される。この中継部材の他端は、ファストン端子に電 気的に接続され、このファストン端子が密封ターミナルに結合される。
【0010】
【実施例】
図2は、本考案による電動圧縮機の一実施例における密封ターミナルと引出し 線との接続構造を示す。
【0011】 圧縮機の容器1の所定箇所に密封ターミナル3が嵌め込まれ、この密封ターミ ナル3を3本の端子棒5が貫通している。この3本の端子棒5は外部電源からの 三相交流電力の入力端子として機能する。各端子棒5の容器内端部には、ファス トン端子7を介して、電動要素固定子巻線(図示せず)から伸びる3本の引出し 線9の各々が結合されている。
【0012】 図1は、ファストン端子7と引出し線9間の接続構造を示す。
【0013】 引出し線9は概略円柱状の中継部材11を介してファストン端子7に結合され る。引出し線9は、例えば、予め絶縁チューブ13を被せて絶縁処理したエナメ ル線15であり、その先端部は絶縁被覆が除去されて芯線15が露出され、中継 部材11の一端に電気的に接続される。
【0014】 中継部材11は銅、黄銅、アルミニウム等の導電材料製で、その一端部には引 出し線9の芯線15の外径に応じた内径を持つ凹部が形成されている。この凹部 に引出し線9の芯線15を挿入して、圧接あるいは半田付けすることにより、両 者が電気的に接続される。この中継部材11と引出し線9との接続部は、中継部 材表面の絶縁、引出し線9の絶縁チューブずれによる芯線15のエナメル表面露 出の防止、中継部材11と引出し線9の臨界部分での引出し線折曲がり等による 断線の防止、等の目的で例えば収縮性の絶縁チューブ17により被覆される。
【0015】 中継部材11の他端は、ファストン端子7の接続部内径に合せた規定の外径を 有し、ファストン端子7の接続部に圧接又は半田付けにより接続される。
【0016】 図3及び図4は、芯線の太さ又は本数の異なる引出し線9,19に、それぞれ 適用される中継部材11,21の例を示す。
【0017】 ここで明らかなように、中継部材11,21の凹部の内・外径は、そこに挿入 される引出し線9,19の芯線15,23のサイズや本数に応じて異なる。また 、これら中継部材11,21のファストン端子7との接続端の外径は、ファスト ン端子7の規格に応じた同一径に統一される。これによれば、ファストン端子7 の圧接治具を一つに統一し、圧接寸法を一定にし、そして圧接強度を均一化して 、圧接部の信頼性を高めることができる。
【0018】 図5(a)〜(e)及び図6(a)〜(e)は、中継部材の形状のバリエーシ ョンを示す。
【0019】 図示のように、様々なバリエーションが考えられる。ここで、中継部材11の 凹部の形状、すなわち引出し線との接続端部側の形状は、引出し線のサイズに応 じた径に設定される。しかしながら、上述したように、ファストン端子との圧接 端部は統一された径である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、電動機要素から導出された引出し線を 密封ターミナルに結合されるファストン端子に電気的に接続するに当り、両者間 に中継部材を介在させ、中継部材の一端部に形成した凹部に引出し線の芯線を挿 入して接続し、かつ同部材の他端をファストン端子に接続するようにしているの で、ファストン端子と引出し線間の接続作業が容易でかつ信頼性の高い電気的接 続が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の構造における引出し線とファストン端子
間の接続構造の詳細を示す横断面図である。
【図2】本考案に係る電動圧縮機の一実施例における密
封ターミナルと引出し線間の接続構造の概略を示す部分
断面図である。
【図3】比較的太い又は2本の芯線を有する引出し線に
適用される中継部材の一例を用いた接続構造を示す断面
図である。
【図4】比較的細い又は1本の芯線を有する引出し線に
適用される中継部材の一例を用いた接続構造を示す断面
図である。
【図5】(a)〜(e)は本考案で使用できる中継部材
のバリエーションを示す断面図である。
【図6】(a)〜(e)は同じく本考案で使用できる中
継部材のバリエーションを示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 3 密封ターミナル 7 ファストン端子 9,19 引出し線 11,21 中継部材 13 絶縁チューブ 15,23 芯線 17 熱収縮性絶縁チューブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動要素と圧縮要素とを単一の容器内に
    収容し、前記容器に固定された密封ターミナルに前記電
    動要素からの引出し線を電気的に接続して成る電動圧縮
    機において、前記密封ターミナルに結合されるファスト
    ン端子と、このファストン端子と前記引出し線との間に
    介在する導電性の中継部材とを有し、前記中継部材の一
    端は、前記引出し線の芯線が挿入されて電気的接続がな
    される凹部を有し、前記中継部材の他端は、前記ファス
    トン端子に電気的に接続されることを特徴とする電動圧
    縮機。
JP4133491U 1991-05-08 1991-05-08 電動圧縮機 Pending JPH04128058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133491U JPH04128058U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 電動圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133491U JPH04128058U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 電動圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04128058U true JPH04128058U (ja) 1992-11-20

Family

ID=31922142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4133491U Pending JPH04128058U (ja) 1991-05-08 1991-05-08 電動圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04128058U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931773B2 (ja) * 1976-03-19 1984-08-04 アムペックス コ−ポレ−ション 偏向可能な変換器の振動を制動するためのダンピング装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931773B2 (ja) * 1976-03-19 1984-08-04 アムペックス コ−ポレ−ション 偏向可能な変換器の振動を制動するためのダンピング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9419491B2 (en) Motor connecting member and motor device
US20030020344A1 (en) Stator winding connection arrangement for electric motor
JPH04368445A (ja) モールドモータの接続構造
JPH04128058U (ja) 電動圧縮機
JP3550880B2 (ja) モータ及びモータの固定子コイル端末線接続方法
JP2001167947A (ja) 大電流用ノイズフィルタ
JPS61121737A (ja) モ−タの端子装置
KR102428329B1 (ko) 열 보호기
JPH0214298Y2 (ja)
JPH03281993A (ja) 密閉形圧縮機
JPS63209443A (ja) モ−タの巻線コイル並びにその端末処理方法
JPH025647Y2 (ja)
CN111953113B (zh) 一种电机及其定子
KR200159355Y1 (ko) 모터용 보빈의 단자 고정장치
KR200182202Y1 (ko) 코일 단부 결합장치
JPS62118084A (ja) ロ−タリ圧縮機のモ−タ
JPH051970Y2 (ja)
JPH051054Y2 (ja)
JPS6212343A (ja) 電動機の固定子巻線端末処理用端子台
JPS62277040A (ja) 電動機の固定子巻線端末処理用端子台
JPH0545096Y2 (ja)
JPS6014726A (ja) リ−ドリレ−
JPH07264803A (ja) 電気線取付部材及び電動機
JPS5842702B2 (ja) 電動機に於ける固定子巻線とカ−ボンブラシの電気的接続装置
JPH0226197Y2 (ja)