JPH03281861A - 鉄骨構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄骨構造に関し、特に、たとえば、建染物など
の壁下地の鉄骨構造などに適用して有効な技術に関する
。

〔従来の技術〕

たとえば、木造鉄骨造りの建築物などの壁下地において
は、鉄骨柱の側面に木材を釘止めした後に、この木材に
他の木材を釘止めして施工している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記したように、鉄骨柱の側面に対する
木材の釘止め、この木材に対する他の木材の釘止めなど
による施工法では、壁下地などの施工の容易化が妨げら
れる。

本発明の目的は、施工の容易化を図ることができる鉄骨
構造を提供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
。

〔課題を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、次のとおりである。

すなわち、本発明の鉄骨構造は、少なくとも一側面側に
雄嵌合部が形成されている鉄骨柱と、少なくとも一側面
側に前記雄嵌合部が嵌合される雌嵌合部が形成されてい
るパネルとを備えている構造としたものである。

この場合に、前記鉄骨柱の雄嵌合部が嵌合される雌嵌合
部と、前記パネルの雌嵌合部に嵌合される雄嵌合部とが
両側面側に形成され、前記鉄骨柱と前記パネルとの間に
介在されて該パネルを該鉄骨柱側に押圧する締具を備え
ている構造とすることができる。

また、両側面間に挿通孔が貫通・形成されている締具を
備えている構造とすることができる。

〔作用〕

前記した鉄骨構造の構造によれば、鉄骨柱の雄嵌合部に
パネルの雌嵌合部を嵌合させることにより、鉄骨柱に対
するパネルの結合が可能とされるので、たとえば壁下地
工事などの施工の容易化を図ることができる。

この場合に、前記鉄骨柱の雄嵌合部が嵌合される雌嵌合
部と、前記パネルの雌嵌合部に嵌合される雄嵌合部とが
両側面側に形成され、前記鉄骨柱と前記パネルとの間に
介在されて該パネルを該鉄骨柱側に押圧する締具を備え
ている構造とすると、鉄骨柱とパネルとの間に締具を介
在させてこの締具の雌嵌合部に鉄骨部材の雄嵌合部、締
具の雌嵌合部にパネルの雌嵌合部を嵌合させた後に、該
締具でパネルを鉄骨柱側に押圧することにより、締具を
使用した鉄骨柱とパネルとの結合が可能となる。

また、両側面間に挿通孔が貫通・形成されている締具を
備えている構造とすると、その挿通孔に配管や配線など
を挿通させることにより、配線や配管の施工の容易化を
図ることができる。

〔実施例１〕 第１図は本発明の一実施例である鉄骨構造を不平面断面
図、第２図はその正面図、第３図はその施工状態を説明
するための正面図である。

本実施例における鉄骨構造は、木造鉄骨造りの壁下地構
造に適用されている。

第１図に示すように、断面角筒状の鉄骨柱１の両側面に
は、長平方向に沿って延在する雄嵌合部ＩＡが一体的に
形成されている。

一方、パネル２の両側面には、長平方向に沿って延在す
る雌嵌合部２Ａが形成され、この雌嵌合部２Ａに鉄骨柱
１の雄嵌合部ＩＡが嵌合されるようになっている。

また、本実施例の鉄骨構造においては、前記した鉄骨柱
１とパネル２との間に介在される締具３を備えている。

締具３０両側面には、鉄骨柱１の雄嵌合部ＩＡが嵌合さ
れる雌嵌合部３Ａと、パネル２の雌嵌合部２Ａに嵌合さ
れる雄嵌合部３Ｂとが形成されている。

また、締具３０両側面間には挿通孔３Ｃが貫通・形成さ
れ、この挿通孔３Ｃに配管や配線を挿通させて保持させ
ることができるようになっている。

次に、本実施例の作用について説明する。

たとえば、本実施例の鉄骨構造において、壁面下地工事
などの施工をする場合には、第３図に示すように、構築
された一対の鉄骨柱１間にパネル２を介在させ、一方の
鉄骨柱１の雄嵌合部ＩＡに一方のパネル２の雌嵌合部２
Ａを嵌合させる。

次いで、他方の鉄骨柱１の雄嵌合部ＩＡと他方のパネル
２の雌嵌合部２Ａとの間に上下方向に所定の間隔をおい
て複数の締具３を第３図の右側に示すように傾斜させて
介在させ、その雄嵌合部ＩＡに締具３の雌嵌合部３Ａ、
その雌嵌合部２Ａに締具３の雄嵌合部３Ｂを嵌合させる
。

そして、締具３を金槌などで叩いて水平状態にすると、
パネル２が一方の鉄骨柱１側に押圧され、この押圧によ
り鉄骨柱１間にパネル２が結合される。

このように、本実施例によれば、従来のような鉄骨柱１
の側面に対する木材の釘止め、この木材に対する他の木
材の釘止めなどを要することなく、壁下地を構築するこ
とができ、この種の施工の容易化を図ることができる。

また、第３図に示すように、締具３の挿通孔３Ｃに配管
ないし配線４などを挿通させて保持させることができる
ので、配管や配線作業の容易化を図ることができる。

〔実施例２〕 第４図（ａ）、　（ｂ）、　（Ｃ）、（６）は、本発明
の鉄骨構造における鉄骨柱１の変形例を夫々示す断面図
である。

第４図（ａ）に示す鉄骨柱１は雄嵌合部ＩＡが１面にの
み形成され、第４図ら）に示す鉄骨柱１は雄嵌合部ＩＡ
が互いに隣接し合う２面に形成され、第４図（Ｃ）に示
す鉄骨柱１は雄嵌合部ＩＡが３面に形成され、第４図（
６）に示す鉄骨柱１は雄嵌合部ＩＡが４面に形成されて
いるものである。

本発明の鉄骨柱１は、そのような各態様の鉄骨柱１を含
む。

以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例１，２に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変更可能であることはいうまでもない。

たとえば、前記実施例においては、壁の下地構造として
適用されているが、本発明の鉄骨構造はそのような壁の
下地構造に限定されるものではなく、たとえば、建築物
などにおける間仕切り構造。

天井構造、床構造などに適用することができる。

〔発明の効果〕

本願によって開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで
ある。

（１）、鉄骨柱の雄嵌合部にパネルの雌嵌合部を嵌合さ
せることにより、鉄骨柱に対するパネルの結合が可能と
されるので、たとえば壁下地工事などの施工の容易化を
図ることができる。

（２）、前記した場合に、前記鉄骨柱の雄嵌合部が嵌合
される雌嵌合部と、前記パネルの雌嵌合部に嵌合される
雄嵌合部とが両側面側に形成され、前記鉄骨柱と前記パ
ネルとの間に介在されて該パネルを該鉄骨柱側に押圧す
る締具を備えている構造とすると、鉄骨柱とパネルとの
間に締具を介在させて、この締具の雌嵌合部に鉄骨部材
の雄嵌合部。

締具の雄嵌合部にパネルの雌嵌合部を嵌合させた後に、
該締具でパネルを鉄骨柱側に押圧することにより、締具
を使用した鉄骨柱とパネルとの結合が可能となる。

（３）、前記した場合に、両側面間に挿通孔が貫通・形
成されている締具を備えている構造とすると、その挿通
孔に配管や配線などを挿通させることにより、配線や配
管の施工の容易化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である鉄骨構造を水平面断面
図、第２図はその正面図、第３図はその施工状態を説明
するための正面図、第４図（ａ）、（ｂ）。 （Ｃ）、（ｄ）はその鉄骨構造の鉄骨柱の変形例を示す
断面図である。 １・・・鉄骨柱、 ＩＡ・・雄嵌合部、 ２°１′パネル、 ２Ａ・・雌嵌合部、 ３・・・締具、 ３Ａ・・雌嵌合部、 Ｃ ・雄嵌合部、 ・挿通孔、 ・配管ないし配線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも一側面側に雄嵌合部が形成されている鉄
   骨柱と、少なくとも一側面側に前記雄嵌合部が嵌合され
   る雌嵌合部が形成されているパネルとを備えていること
   を特徴とする鉄骨構造。 ２、前記鉄骨柱の雄嵌合部が嵌合される雌嵌合部と、前
   記パネルの雌嵌合部に嵌合される雄嵌合部とが両側面側
   に形成され、前記鉄骨柱と前記パネルとの間に介在され
   て該パネルを該鉄骨柱側に押圧する締具を備えているこ
   とを特徴とする請求項１記載の鉄骨構造。 ３、両側面間に挿通孔が貫通・形成されている締具を備
   えていることを特徴とする請求項２記載の鉄骨構造。