JPH0328177Y2 - - Google Patents

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JPH0328177Y2
JPH0328177Y2 JP11409488U JP11409488U JPH0328177Y2 JP H0328177 Y2 JPH0328177 Y2 JP H0328177Y2 JP 11409488 U JP11409488 U JP 11409488U JP 11409488 U JP11409488 U JP 11409488U JP H0328177 Y2 JPH0328177 Y2 JP H0328177Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、グリル等の取付部材を車体等の被
取付部材に取付けるために複数使用する合成樹脂
製のクリツプに関し、具体的には、中央のフラン
ジ部の左右両側に、取付部材と被取付部材との孔
に係止可能な係止脚部が形成され、一方の係止脚
部の係止片が他方の係止脚部側へ延びる舌片を有
し、その舌片を操作することにより、既述の一方
の係止脚部を所定の孔から取外すことができるク
リツプに関する。
<従来の技術> 従来、この種のクリツプでは、実開昭63−
119916号公報に記載されているものが知られてい
る。
このクリツプは、フランジ部の左右両側の面
に、それぞれ取付部材の組付孔周縁と被取付部材
の取付孔周縁とに係止される係止脚部を備えてい
る。
これらの各係止脚部は、フランジ部から突出
し、対応する孔と嵌合されるガイド部を元部側に
配置させた軸部と、軸部先端から半径方向外方へ
突出し、対応する孔周縁をばね弾性的に変形して
係止する係止片と、をそれぞれ具備している。
そして、2つの係止脚部の一方には、その係止
片先端から他方の係止脚部の軸部先端付近まで、
フランジ部及び両者の係止脚部の軸部に形成され
る凹部を挿通して延びる舌片が形成されている。
このクリツプでは、舌片を操作して、フランジ
部の他方側から、一方側に配置された係止脚部の
係止片を所定の孔から外すことができる。
<考案が解決しようとする課題> しかし、一般に、この種のクリツプは、グリル
等の取付部材を車体等の被取付部材に取付けるた
めに、複数使用されるものである。
そのため、全てのクリツプの舌片を操作して全
ての所定の係止片を撓ませることは困難であり、
被取付部材から取付部材を取外す作業に手間取る
こととなる。
この考案は、上述の問題を解決するもので、取
付部材を被取付部材から容易に取外すことができ
るクリツプを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> この考案に係るクリツプは、取付部材を被取付
部材に取付けるために複数使用され、 フランジ部の左右両側の面には、それぞれ前記
取付部材の組付孔周縁と前記被取付部材の取付孔
周縁とに係止される係止脚部が突設され、 各係止脚部は、前記フランジ部から突出し、対
応する前記孔と嵌合されるガイド部を元部側に配
置させた軸部と、該軸部先端から半径方向外方へ
突出し、対応する前記周縁をばね弾性的に変形し
て係止する係止孔と、をそれぞれ具備し、 2つの前記係止脚部の一方には、その係止片先
端から他方の前記係止脚部の軸部先端付近まで、
前記フランジ部及び両者の係止脚部の軸部に形成
される凹部を挿通して延びる舌片が形成されてい
る合成樹脂製のクリツプであつて、 前記凹部と前記舌片とには、前記舌片を有した
係止片を撓ませた状態で仮り止めする係合部がそ
れぞれ形成され、 該相互の係合部は、前記舌片を有した係止片が
仮り止め時に対応する前記孔との係止状態を不能
とする位置に、配置されていることを特徴とす
る。
<考案の作用・効果> この考案に係るクリツプでは、凹部と舌片とに
所定の係合部が形成されており、相互の係合部を
係合させれば、舌片を有した係止片を対応する孔
から外せる位置で、撓ませた状態で仮り止めする
ことができる。
そのため、複数個のクリツプが使用されていて
も、全てのクリツプの係合部を相互に係合させれ
ば、容易に取付部材を被取付部材から取外すこと
ができる。
<実施例> 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例のクリツプ13は、従来と同様に、
第1図に示すように、グリル11を車体12に取
付けるもので、ポリアセタール等の合成樹脂から
形成されている。
このクリツプ13は、第1〜5図に示すよう
に、中央で鉛直方向に形成されるフランジ部15
を備えている。このフランジ部15は、略正方形
板から一隅を切欠いた凹部15aを備えて形成さ
れている。ちなみに、この凹部15aは、後述の
舌片29を挿通させるものである。
フランジ部15の左側面側には、グリル11の
組付孔11a周縁に係止される係止脚部16が形
成されている。
係止脚部16は、フランジ部15から突出する
軸部17と、軸部17の先端から半径方向へ突出
して組付孔11a周縁をばね弾性的に変形して係
止する係止片18とを備えている。
軸部17は、フランジ部15の凹部15aと同
様な凹部17cを備えるとともに、元部側におけ
る背面側の上下面に凸部17bを備えて、元部側
の外周面を組付孔11aと嵌合するガイド部17
aとしている(第6図参照)。
係止片18は、軸部17の先端上面の背面側か
ら形成されるものと、先端下面の正面側から形成
されるものとの2つから構成されている。
フランジ部15の右側面図には、車体12の組
付孔12a周縁に係止される係止脚部26が形成
されている。
係止脚部26は、フランジ部15から突出する
軸部27と、軸部27の先端から半径方向へ突出
して取付孔12a周縁をばね弾性的に変形して係
止する係止片28とを備えている。
軸部27は、略四角錐台の形状からフランジ部
の凹部15aと同様な一隅(正面の上部側)を切
欠いた凹部27bを備えて形成されている。そし
て、元部側を取付孔12aと嵌合するガイド部2
7aとしている(第7図参照)。
係止片28は、軸部27の先端における凹部2
7bの内周縁から形成され、所定位置に取付孔1
2aの内周縁を係止する凹溝28aを備えてい
る。そして、この係止片28には、凹溝28a周
縁から、係止脚部16の軸部17先端付近まで、
フランジ部15や軸部17,27における凹部1
5a,17c,27bを経て延びる舌片29が形
成されている。
そして、軸部17の凹部17cの内周面には、
舌片29を仮り止めするための係合部として、仮
り止め突起120が、正面側に向けて突設されて
いる。この仮り止め突起120の配置位置は、舌
片29を係止した際、係止片28が対応する取付
孔12との係止状態を不能とする位置である。ま
た、仮り止め突起120の上面は、舌片29のガ
イドをすべくテーパ面とされている(第9,10
図参照)。
さらに、このクリツプ13には、フランジ部1
5の外周面における上面の背面側と下面の正面側
とに、ヒレ部19が形成されている。
このヒレ部19は、それぞれフランジ部15の
厚さ寸法より広がるように左右両側に突出し、左
右方向の幅寸法bをばね弾性的に変形して収縮さ
せる2つの弾性片19a,19bから構成されて
いる。
なお、グリル11の取付孔11aは、第6図に
示すよに、開口形状を略正方形とするとともに、
所定位置に舌片29を挿通させる凹部11bを備
えている。この凹部11bは、舌片29を挿通さ
せて係止片28をあまり変形させないようにする
ためと、クリツプ13を正しい向きで組付けるこ
とができるようにするために設けられている。ま
た、車体12の取付孔11aは、第7図に示すよ
うに、開口形状を略正方形としている。
そして、グリル11の取付孔11aと車体12
の取付孔12aとは、対応して複数形成されてい
る。
つぎに、このクリツプ13の使用態様について
説明する。
まず、それぞれ、凹部11b内に舌片29を挿
入させつつ組付孔11aに係止脚部16を挿入さ
せて、組付孔11a周縁を係止片18で係止さ
せ、グリル11の各組付孔11aの全てにクリツ
プ13を組付ける(第8図参照)。この時、軸部
17のガイド部17a・凸部17bが組付孔11
aと嵌合し、また、ヒレ部19の弾性片19aが
それぞれ組付孔11a周縁にばね弾性的に変形し
て圧接される。そのため、グリル11に対して、
クリツプ13は、組付方向及びその組付方向と直
交する方向においてずれることなく、すなわちガ
タつくことなく組付けられることとなる。
その後、各クリツプ13の係止脚部26を所定
の取付孔12aに挿入させ、取付孔12a周縁を
係止片28で係止させ、車体12の各取付孔12
aにクリツプ13を取付ける(第1図参照)。こ
の時、軸部27のガイド部27aと係止片28の
凹溝28aとが取付孔12aと嵌合し、また、ヒ
レ部19の弾性片19bがそれぞれ取付孔12a
周縁にばね弾性的に変形して圧接される。そのた
め、車体12に対しても同様に、クリツプ13
は、取付方向及びその取付方向と直交する方向に
おいてずれることなく、すなわちガタつくことな
く取付けられることとなる。
また、取付後には、クリツプ13のヒレ部19
は、組付孔11a周縁や取付孔12a周縁にばね
弾性的に変形して圧接され、すなわち弾性緩衝作
用を奏して圧接されることから、組付孔11aや
取付孔12aのそれぞれ周縁を破損させることが
ない。
そして、グリル11を車体12に取付けた後、
取外す作業を説明すると、第9図に示すように、
グリル11の上方に穿設されている各挿入孔11
cからドライバー等の治具20を挿入し、治具2
0で各クリツプ13の舌片29の端部を押下げ、
舌片29を仮り止め突起120の下面に係合させ
る(仮り止めする)。その際、各クリツプ13で
は、舌片29と一体となつている係止片28が下
方へ撓み、取付孔12a周縁からその凹溝28a
を離脱させ、取付孔12a周縁との係止状態が解
除されることとなる。
そのため、グリル11を車体12から引離せ
ば、クリツプ13を組付けた状態でグリル11を
車体12から容易に取外すことができ、既述の考
案の作用・効果の欄で述べたと同様な効果を奏す
る。
なお、仮り止め突起120へ仮り止めされてい
る舌片29へ、軸部17から離隔する方向の荷重
を与えれば、この舌片29は、仮止め突起120
から簡単にリリースされる。
また、この実施例では、舌片29を車体12側
の係止脚部26における係止片28から形成する
ものを示したが、例えば、係止片28を対応さ
せ、グリル11側の係止脚部16における上方の
係止片18から凹部17c,15a,27bを経
て係止脚部26側にのびるように舌片を形成し、
かつ、いずれかの凹部17c,15a,27bに
仮り止め突起120を形成し、さらに、車体12
側に治具20を挿入できる挿入孔を設けて対処し
てもよい。この場合には、クリツプを車体12側
に組付けた状態でグリル11を取外すこととな
る。
さらに、この実施例において、舌片29の先端
を下方へ屈曲させるように形成し、クリツプ13
におけるグリル11の組付孔11aへの組付挿入
性を向上させてもよい。
さらにまた、この実施例では、仮り止め突起1
20を凹部17cの内周面に設けたものを示した
が、仮り止め突起120を舌片29へ設け、所定
の凹部17c,15a等にその仮り止め突起12
0と係合するための凹部を設ける構成としても、
上記と同様な作用が得られる。
さらに、この実施例では、係止脚部16,26
における各係止片18,28の各軸部17,27
からの突出方向を上下方向で一致させるものを示
したが、組付孔11a等を対応させ、各係止片1
8,28の突出方向を直交させるようにしてもよ
い。例えば、第11,12図に示すようなクリツ
プ213にしてもよい。第11図はこのクリツプ
213の正面図、第12図は同平面図である。
このクリツプ213は、前の実施例のクリツプ
113の係止片18とヒレ部19の配置を90度ず
らすとともに、舌片29を変形したものである。
この実施例の係止片218は、軸部17の正面
と背面から延設されている(前の実施例では、係
止片18が軸部17の上面と下面から延設されて
いた)。各係止片218の形状は前の実施例のも
のと同じである。
この実施例のヒレ部219は2つの弾性片21
9a,219bから構成され、フランジ部15の
正面と背面から延設されている(前の実施例で
は、ヒレ部19がフランジ部15の上面と下面か
ら延設されていた)。各弾性片219a,219
bの先端にはリブ220が形成されている。
この実施例の舌片229は前の実施例のそれよ
り幾分短くされるとともに、自由端の軸部17側
縁に切欠き230が設けられている。仮り止め突
起120へ仮り止めされた舌片229をリリース
するときに、ドライバー等の治具を当該切欠き2
30へ差し込みこれをひねることで、軸部17か
ら離隔する方向の荷重を容易に舌片229へ与え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すクリツプの使
用態様断面図、第2図は同実施例の正面図、第3
図は同実施例の平面図、第4図は同実施例の左側
面図、第5図は同実施例の右側面図、第6図はグ
リルの組付孔を示す図であつて第8図の−端
面図、第7図は車体の取付孔を示す図であつて第
1図の−端面図、第8図はクリツプをグリル
に組付けた状態を示す断面図、第9図はグリルを
車体から取外した状態を示す断面図、第10図は
第2図の−端面図、第11図は他の実施例の
クリツプの正面図、第12図は同実施例の平面図
である。 11……(取付部材)グリル、11a……組付
孔、12……(被取付部材)車体、12a……取
付孔、13,213……クリツプ、15……フラ
ンジ部、15a……凹部、16,26……係止脚
部、17,27……軸部、17a,27a……ガ
イド部、17c,27……凹部、18,28,2
18……係止片、19,219……ヒレ部、2
9,229……舌片、120……(係合部)仮り
止め突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付部材を被取付部材に取付けるために複数使
    用され、 フランジ部の左右両側の面には、それぞれ前記
    取付部材の組付孔周縁と前記被取付部材の取付孔
    周縁とに係止される係止脚部が突設され、 各係止脚部は、前記フランジ部から突出し、対
    応する前記孔と嵌合されるガイド部を元部側に配
    置させた軸部と、該軸部先端から半径方向外方へ
    突出し、対応する前記孔周縁をばね弾性的に変形
    して係止する係止片と、をそれぞれ具備し、 2つの前記係止脚部の一方には、その係止片先
    端から他方の前記係止脚部の軸部先端付近まで、
    前記フランジ部及び両者の係止脚部の軸部に形成
    される凹部を挿通して延びる舌片が形成されてい
    る合成樹脂製のクリツプであつて、 前記凹部と前記舌片とには、前記舌片を有した
    係止片を撓ませた状態で仮り止めする係合部がそ
    れぞれ形成され、 該相互の係合部は、前記舌片を有した係止片が
    仮り止め時に対応する前記孔との係止状態を不能
    とする位置に、配置されていることを特徴とする
    クリツプ。
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JP11409488U JPH0328177Y2 (ja) 1988-01-29 1988-08-31

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