JPH03281618A - ポリアミド用プライマー組成物 - Google Patents

ポリアミド用プライマー組成物

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JPH03281618A
JPH03281618A JP8606890A JP8606890A JPH03281618A JP H03281618 A JPH03281618 A JP H03281618A JP 8606890 A JP8606890 A JP 8606890A JP 8606890 A JP8606890 A JP 8606890A JP H03281618 A JPH03281618 A JP H03281618A
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JP
Japan
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polyamide
brimer
composition
sior
sioh
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Application number
JP8606890A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shirato
斉 白土
Yoshiharu Kojima
児島 誉治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属表面にポリアミド被膜を形成させる際に
使用されるブライマー組成物に関する。
(従来の技術〕 各種金属製品の錆止め、潤滑性の向上などを目的として
、金属体表面を樹脂組成物で被覆する方法がとられてい
る。
ポリアミドもその一つであり、比較的、耐熱性及び耐水
性の良い被覆として知られている。
しかし、ポリアミド単独では金属との密着性が不十分で
あるので、一般にはブライマー層を介在させて金属表面
に塗装される。
このようなブライマー層としては、エポキシ樹脂とフェ
ノール樹脂との混合物(特開昭53−35740号)、
ジエン重合体と酸化マグ不ソウムから成る混合物(特公
昭53−5045号)などが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらのブライマー層を用いたポリアミド被膜
は、初期密着性には優れるものの、熱水に浸漬した場合
に金属との密着性が十分でなく、ブリスター(金属とポ
リアミド被膜との間に水が浸透して生じるふくれンが生
し、長時間の使用によりこのブリスターが成長していき
、ついに管路を閉塞してしまうという欠点があった。
本発明は、上記従来の欠点を解決するものであり、その
目的とするところは、耐熱性、耐水性、耐熱水性および
密着性憂こ優れたポリアミド被膜を得るためのブライマ
ー組成物を提供しようとするものである。
(!I!題を解決するための手段) 本発明は、フェノール樹脂オリゴマーと、分子内に−S
iORおよび/または−SiOHとビニル基および/ま
たはカルボキシル基の双方の官能基を有するシラン化合
物と、分子内憂こ−SiORおよび/または−S iO
Hとアミノ基の双方の官能基を有するシラン化合物とを
主成分とするポリアミド用ブライマー組成物で、このブ
ライマー組成物を介在させたポリアミド被膜は、金属と
のW!着性に優れ且つ耐熱性、耐水性および耐熱水性が
著しく良好である。ここで、Rはアルキル基を表す。
本発明に使用するフェノール樹脂オリゴマーには、ノボ
ラック型のフェノール樹脂オリゴマーとレゾール型のフ
ェノール樹脂オリゴマーとがある。これらフェノール樹
脂は、極めて極性の高い物質であるため、金属表面上の
酸化被膜との化学結合または分子間力によって強固に接
置する。また、加熱により3次元網目構造をとるために
、耐熱性、耐水性および耐熱水性に優れる。これにより
ポリアミド被膜を熱水に浸漬した際の熱水および水蒸気
の侵入によっても、金属表面がフェノール樹脂により完
全に保護されているので、鋼やブリスターなどの発生が
防止できる。上記フェノール樹脂オリゴマーは、加熱に
より3次元網目構造をとることを目的としており、必要
に応じて、硬化剤や触媒を加えることができる。
本発明における、分子内に−S iORおよび/または
−SiOHとビニル基および/またはカルボキシル基の
双方の官能基を有するシラン化合物は、分子内のビニル
基およびカルボキシル基がフェノール樹脂またはフェノ
ール樹脂オリゴマーと化学結合することが知られている
カカるシラン化合物としては、ビニルメトキシンラン、
メタクリロキシメチルトリメトキシンラン、3−メタク
リロキシプロピルトリメトキンシラン、3−メタクリロ
キンブロピルメチルジメトキンンラン、ビニルトリス(
2−メトキンエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキ
ンンラン、r−メタクリロキンプロビルメチルジメトキ
ンンラン、γ−ジアリルアミノブロビルトリメトキンン
ラン、T−メタクリロキシプロピルトリメトキンシラン
などが挙げられる。
本発明における、分子内に−S iORおよび/または
−SiOHとアミノ基の双方の官能基を有するシラン化
合物は、分子内の−SiORおよび一5illがもう一
方のシラン化合物中の−SiORもしくは−SiOHと
反応し、ンロキサン結合をとる。この反応は一般には、
水の存在下で行われる。また、分子中の7ミノ基は、被
覆層であるポリアミドと化学結合もしくは分子間力によ
り強固fこ密着する。かかるシラン化合物と、しては、
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
ジメトキシンラン、3−7ミノブロビルトリエトキンシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−7ミノプロビル
トリメトキンンラン、r−ウレイドブロビルトリエトキ
ンンラン、r−(2−ウレイドエチル)アミノブロビル
トリメトキンンランなどが挙げられる。
次に、本発明のポリアミド用ブライマー組成物における
各配合物の配合比について述べる。
まず、2種類のシラン化合物については、それぞれの−
5iOR+−5iOHの当量が等しいことが好ましい。
等しくないと同一化合物でのンロキサン結合が進み密着
力が低下する。
上記シラン化合物とフェノール樹脂の配合比は、重量比
で、0.1 : 99.9〜30 ニア0.より好まし
くは0.3 : 99.7〜20 : 80の範囲であ
る。フェノール樹脂が過剰になると金属とブライマーと
の密着性は上がるが、ブライマーとポリアミド被膜との
密着性が低下する。また、残留応力も増す。一方、シラ
ン化合物が過剰になると耐熱性、耐熱水性に問題が出て
くる。
本発明のポリアミド用ブライマー組成物には、必要に応
じて有機溶媒を含有させてもよい。かかる有機溶媒とし
ては、フェノール樹脂オリコマーを溶解することのでき
るものが用いられる。
具体的には、メチルアルコール、メチルエチルケトン、
アセトン、酢酸エステルなどが挙げられる。
本発明のブライマー組成物を適用できるポリアミドとし
ては、ナイロン6、ナイロン6.6、ナイロン7、ナイ
ロン9、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン12.
12、ナイロン69、ナイロン610およびそれらの混
合物、共重合体などである。これらのポリアミドの中で
もナイロン11.ナイロン12、ナイロン12.12が
好適に用いられる。また、これらのポリアミドに必要に
応じて充填剤、酸化防Ll:剤およびその他の添加剤を
添頂してもよい。
本発明におけるポリアミド用ブライマー組成物を用いて
、金属音こlリアミドを被覆するには、次のようになさ
れる。
まず、被覆する金属基材に必要に応じてサンドブラスト
、脱脂および化学処理などの前処理をする。その後fこ
、金属表面に本発明のポリアミド用ブライマー組成物を
塗布する。塗布面にはついで焼付けが施され下塗り層が
形成される。
焼付(ブ後、塗布面に水をスプレー等により吹き付ζブ
てノロキサン結合を促進させてもよい。焼付は温度は1
50℃から300℃が好ましい。
ブライマー層は、5〜100μm、好ましくは10〜3
0μmの範囲とする。5pm以下となると、下塗り膚が
均一に形成されずピンホールやクラメックが発生しやす
い。100μm以上になると、残留応力か増し狗離やク
ラックが発生しやすい。ブライマー層にはさらにポリア
ミドが被覆される。この被覆層は、ポリアミドを適当な
溶媒を用いて懸濁液とし、あるいは粉末状態のままブラ
イマー層上に塗装し、ポリアミドの融点以上に加熱して
焼付Cブを行うこと誓こより形成される。被覆層は、5
0〜2000μm1好ましくは250〜2000μmの
範囲とされる。50μm以下となると、被覆層が均一に
形成されず、ピンホールやクラックが発生しやすい。2
000#m以上になると、焼付けなどに時間がかかり、
発泡などが生じて緻密な被覆層が得られない。被覆層形
成後、この被覆金属体を熱水中に浸漬させるなどして、
ノロキサン結合を促進させてもよい。
(実施例) 以下1こ本発明の実施例について述べる。
実施例ル ゾール型フェノール樹脂オリコマ− 100!量部 (住友ベークライト社製スミライトレジンPR−502
32)メチルアルコール      300重量部ビニ
ルメトキシシラン    LOO鳳量部N−(2−アミ
ノエチル)−3−7εノブロビルトリメトキシンラン 
   1.50重量部土肥処方を配合し、均一に混合し
てブライマー組成物を調整した。
100 sw X 100 m X 3■の鉄板をグリ
ッドブラスト処理した後、圧縮空気を吹き付けて清浄化
した。この鉄板の片面沓こ、上記の下塗り組成物を刷毛
で塗布し、塗布面を250℃で30分間乾燥し、焼付は
処理を行った。得られた下塗り層は平均25μmであっ
た。このブライマー層上にナイロン11粉末(日本リル
サン社製FP840 )を静電圧60KVで3回に分け
て粉体塗装した。各ステップでは250℃にて5分間フ
ローアウトさせた。その後常温にて放冷し被覆層を形成
した。得られた被覆全綱体の被覆層は、平均500μm
であった。
実施例2 ブライマー組成物中のフェノール樹鮨オリゴマーをレゾ
ール型からノボラック型(住友ベークライト社製  ス
ミレジンPR−50072)100重量部に変え、触媒
としてヘキサメチレンテトラミン13重量部を添加した
こと以外は実施例1と全く同様にして被覆金属体を作っ
た。
比較例1 ブライマー組成物を塗布しなかったこと以外は、実施例
1と同様iこして被覆金属体を作った。
比較例2 ブライマー組成物中のンラン化合物を添加しなかったこ
と以外は、実施例1と回l!I:lこして被覆金属体を
作った。
上述の実施例及び比較例で得らむかニボリアミド被覆金
職体の常態密着性と1熱水密着性とをの 一ト1′試験により評価した結果は、第1表の通りでめ
った。
(1)  耐熱水密着性試験 被覆金属体を仕切りとし、被覆層側を95℃、金属側を
65℃の熱水中に100時間浸漬した後、樹脂波lI1
.鳩にブリスターが発生しでいるかどうかを観察し、ブ
リスターの占めろ面積率で評価する。
(2)  常態密着性試験 被覆金属体の樹脂被覆層に、ナイフを用いて1s1間隔
の基盤目状に金属表面にまで達する切込みを入れた後、
該St脂被被覆層状態を観察する。
(以下余白) 第 表 第1表から、4発明のボリアζF用プ′:ンインー組成
物を用いた被覆金属体は、ポリアミド被膜と金属がブラ
イマー層を介して非常に強固に密着しでおり、熱水およ
び水蒸気の侵入によるブリスターなどの塗膜欠陥が生じ
ないことがわかる。
(発明の効果) 本発明によるブライマー組成物を用いた被覆金属体は、
フェノール樹脂により金属とブライマー層が、ンラ:/
化合物によりブライマー層とポリアミド被覆層が、そし
て、プ〉イマー層中では、ンラン化合物同士のンロキ勺
ン結合およびビニル基および/またはカルボキシル基f
ζよりフェノール樹脂tンラン化合物がそれぞれ強固に
接着しでいることから、ポリアミド被覆層は強固な密着
力でもって金属を覆っていることになる。また、ブライ
マー組成物の金属上への塗布後の焼付けにより、ブライ
マー組成物中のフコノール樹j!−=tすゴマーが3次
元網目構造をとることにより、耐熱性、耐水性および耐
熱水性が増す。また、本発明によるボリアEド用ブライ
マー組成物を用いた被覆金属体を熱水中で使用する場合
は、ブライマー層中のンラン化合#I2@士によるンロ
碑勺ン結合がさらに促進され、被覆層と金属の強固な密
着性、耐熱性、耐熱水性が実現される。さらに、このン
ラン化合物は、ブライマー層と金属界面の残留反応力を
緩和、分散する機能を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、フェノール樹脂オリコマーと、分子内に−SiOR
    および/または−SiOHとビニル基および/またはカ
    ルボキシル基の双方の官能基を有するシラン化合物と、
    分子内に−SiORおよび/または−SiOHとアミノ
    基の双方の官能基を有するシラン化合物とを主成分とす
    るポリアミド用プライマー組成物。
JP8606890A 1990-03-30 1990-03-30 ポリアミド用プライマー組成物 Pending JPH03281618A (ja)

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