JPH0328147Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0328147Y2
JPH0328147Y2 JP1985103498U JP10349885U JPH0328147Y2 JP H0328147 Y2 JPH0328147 Y2 JP H0328147Y2 JP 1985103498 U JP1985103498 U JP 1985103498U JP 10349885 U JP10349885 U JP 10349885U JP H0328147 Y2 JPH0328147 Y2 JP H0328147Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
shoji
window
heat insulating
window frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985103498U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6211996U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985103498U priority Critical patent/JPH0328147Y2/ja
Publication of JPS6211996U publication Critical patent/JPS6211996U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0328147Y2 publication Critical patent/JPH0328147Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、サツシ窓の熱伝導を少なくすると
共に、結露水の排水を容易にした断熱サツシ窓に
関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
周知の如く建築物の開口部に取付ける金属製の
サツシ窓は、熱伝導の良いアルミニウム、又はア
ルミニウム合金の押出し形材を用いて構成されて
いるため、室内外に温度差が生じた際、窓を構成
する形材を伝つて熱が伝達される。その結果、夏
は室内に熱気が伝導し、冬は室内に冷気が伝導す
る不都合があつた。これを防ぐため冷暖房して
も、熱の一部は形材を伝つて逃げるため、熱伝導
によつて逃げる分だけ多く冷暖房しなければなら
ないし、冷暖房の効果も低くなる欠点があつた。
上記欠点を防ぐため出願人は実願昭58−50736号
において、サツシを構成する形材を室内側と室外
側に2分し、これを合成樹脂の断熱材で連結する
断熱サツシを工夫したが、更にその改良を重ね、
本案を工夫するに至つたものである。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、窓枠とこれに嵌合する障子
枠の断熱位置を食違いにし、断熱効果を一段と高
めると共に、結露水を円滑に排水し得るようにす
ることにある。
〔考案の概要〕
本案の断熱サツシ窓は、窓枠を枠内部材と枠外
部材、及び内外部材間に介在して両部材を一体に
結合する断熱材から成る枠複合材で構成し、窓枠
内に嵌合する障子の障子枠を、框内部材と框外部
材、及び内外部材間に介在してこれを一体に結合
する断熱材から成る框複合材で構成し、且つ枠複
合材と框複合材の断熱材介在位置を食違いに設
け、障子枠の断熱部外周にシール材を取付け、食
違いを利用して窓枠の内周側に障子枠のシール材
に当接するタイト材を嵌着し、タイト材で窓枠と
障子枠の間に生じる空間を室内外に仕切り、室外
側空間に位置する障子外部材の外周に結露水の排
水溝を設け、サツシ窓の室内側と室外側を熱伝導
不能にしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本案断熱サツシ窓の構造を実施例のドア
式サツシ窓において説明すると、は建築物の開
口部に取付ける窓枠で、窓枠を構成する上枠材
1Aと下枠材1B、及び縦枠材1Cは、軽金属よ
り押出し成形した枠内部材2と枠外部材3、及び
両部材2,3の間に介在して両者を一体に連結固
定する合成樹脂の断熱材4から成る枠複合材1に
形成され、内部材2の室外側と外部材3の室内側
に、入口が狭くて奥の広い袋状連結溝12,13
を相対設し、相対設する連結溝12,13に断熱
材4を跨がつて嵌着し、内外部材2,3を枠幅の
1/2より室内側で一体に連結するものである。枠
複合材1を構成する外部材3には、室外側より内
周向きに外側壁3aが突設されていると共に、外
側壁3aより室内側に内周向きに開口する嵌挿溝
23が設けられ、外側壁3aの先部に気密片P
を、嵌挿溝23にタイト材Tを嵌着し、窓枠の
内周側に障子嵌挿部10を形成する。内部材2と
外部材3の連結溝12,13に跨がつて嵌着する
断熱材4は、連結溝12,13の呑込深さより幅
広く形成され、両側に連結溝12,13へ挿入す
る楔部4a,4bを設け、内外部材2,3間に嵌
着した際、内外部材2,3を数mm離して一体に連
結するものである。この断熱材4は、内外部材
2,3と別に形成し、内外部材2,3の連結溝1
2,13間に後から嵌挿する以外に、内外部材
2,3の連結溝12,13を一定間隔で相対し、
その内外周に目張りをし、連結溝12,13間に
合成樹脂液を注入し、樹脂液の固化後に目張りを
取り除き、内外部材2,3間に断熱材4を介在す
ることもできるし、又内外部材2,3を切取片で
連続する一体形で押出し成形し、連結溝12,1
3間に樹脂液を注入して断熱材4を形成した後、
切取片を切削して内外部材2,3を否連続状態に
することもできる。は上記窓枠の嵌挿部10
に嵌合する障子で、障子を構成する障子枠5の
上框6Aと下框6B、及び竪框6Cは、枠複合材
1と同様に軽金属より押出し成形した框内部材7
と框外部材8、及び内外部材7,8間に介在して
両者を一体に連結する合成樹脂の断熱材4から成
る框複合材6にて形成され、内部材7の室外側と
外部材8の室内側に入口の狭い袋状連結溝17,
18を相対設し、相対する連結溝17,18に断
熱材4を跨がつて嵌着して、内外部材7,8を框
幅の1/2より室外側で一体に連結し、障子枠5の
内周側にガラス嵌合溝20や、ブラインド取付部
を有している。障子枠5の断熱位置と前記窓枠
の断熱位置は食違いに設けられている。框複合材
6を構成する内外部材7,8は中空部6aを有
し、外部材8の外周側に結露水の排水溝28を設
け、内外部材7,8を連結する断熱材4の外周に
防水用のシール材Sを嵌着している。1Dは二組
の窓枠,′を左右に連結する方立で、方立1
Dは枠複合材1と同位置において内部材2Dと外
部材3Dに2分され、内外部材2D,3Dに連結
溝2d,3dを相対設し、相対する連結溝2d,
3dに断熱材4を嵌着するものである。11は下
枠材1Bを構成する外部材3に穿設した排水孔
で、排水孔11は外部材3の外側壁3aと嵌合溝
23間に連続する横壁1bに食違いに穿設されて
いる。窓枠の外側壁3aに嵌着する気密片P
は、障子枠5の外周に設けた排水溝28に外接
し、窓枠の嵌挿溝23に嵌着するタイト材T
は、障子枠5のシール材Sに当接する。9は障子
枠5内に取付ける内枠で、内枠9を構成する上桟
9Aの上部に、障子上框6Aより室内側に突出し
た上向鉤片15に係止する下向鉤片19を設け、
室内に向けて開閉揺動可能となり、内枠9内に室
内側より開閉し得るブラインドやカーテンを取付
ける。
本案の断熱サツシ窓は上記構造であるから、断
熱材4を介して内外部材2,3が一体に連結固定
する枠複合材1と、断熱材4を介して内外部材
7,8が一体に連結固定する框複合材6は工場生
産される。枠複合材1にて構成する窓枠と、框
複合材6にて構成する障子枠5は、従来と同様の
手段で組立構成するものである。
上記の如く構成した窓枠に障子を取付ける
場合、予め窓枠の外側壁3aに気密片Pを嵌着
し、嵌挿溝23にタイト材Tを嵌着しておくと共
に、障子枠5の断熱材4介在位置の外周に防水用
のシール材Sを嵌着しておく。
窓枠と障子枠5は断熱材4を介在した複合材
1,6で構成されているので、室内外に温度差が
生じても、断熱材4によつて熱伝導は遮断され
る。しかも枠複合材1と框複合材6の断熱材4介
在位置は食違いに設けられているため、食違いを
利用して窓枠と障子枠5をタイト材Tで簡単に
気密にすることができる。又障子を閉鎖した
際、障子枠5の断熱部外周に設けたシール材Sに
窓枠のタイト材Tが当接し、タイト材Tで窓枠
と障子枠5の間に生じる空間も室内外に仕切ら
れるため、空間に生じる対流も室内外で別々に生
じる。
即ち窓枠と障子枠5は断熱材4によつて室内
外に仕切られていると共に、窓枠より障子枠5
に当接するタイト材Tによつて、窓枠と障子枠
5の間に生じる空間も室内外に仕切られているた
め、室内外に温度差が生じてもサツシ窓を介して
熱伝導することが少なくなる。例え結露が生ずる
としても、窓枠外部材3と障子外部材8の室内側
にしか生じないので、結露水は障子外部材8の外
周に設けた排水溝28、又は窓縦枠材1Cを伝つ
て窓下枠材1Bの上部に流れ落ち、下枠材1Bに
穿設した排水孔11を通つて外部に排水される。
尚、本案の断熱サツシ窓は上記構造に限定され
るものではなく、ドア式サツシ窓以外の竪軸回転
窓やはめ殺し窓等にも応用し得るものであるし、
枠複合材1の内外部材2,3に相対設する連結溝
12,13、及び框複合材6の内外部材7,8に
相対設する連結溝17,18を夫々内外周に二重
に設け、連結溝12,13間と連結溝17,18
間に断熱材4を二重に嵌挿すれば、枠複合材1と
框複合材6の結合が一段と強力になると共に、断
熱材4,4間に熱伝導の少ない空間が生じるし、
窓枠の嵌挿溝23に嵌着するタイト材Tを障子
枠5に設け、障子枠5より窓枠の断熱材4にタ
イト材Tを当接するようにしても、又障子枠5の
断熱部外周に着設するシール材Sを省略し、タイ
ト材Tを直接障子枠5の断熱材4に当接しても同
様の目的を達するし、窓枠を構成する枠複合材
1と、障子枠5を構成する框複合材6の形状構造
等は、本案の要旨に反しない限り適宜変更可能で
ある。
〔考案の効果〕
従つて本案の断熱サツシ窓は、窓枠と障子枠の
夫々を金属製の内外部材と、両部材間に介在して
これを一体に結合する断熱材から成る複合材で構
成するものであるから、室内外に温度差が生じて
も、窓枠と障子枠は断熱材の介在によつて熱伝導
不能となる。しかも窓枠を構成する枠複合材と、
障子枠を構成する框複合材の断熱材介在位置を食
違いに設けることによつて、窓枠より障子枠に当
接するタイト材の取付けが容易になるし、該タイ
ト材によつて窓枠と障子枠の間に生じる空間も室
内外に仕切られるため、対流による熱伝導も防止
し得る。又サツシ窓に結露が生じるとしても、断
熱材の介在位置より室外側の、外気に触れる外部
材の室内側にしか生じないので、障子外部材の外
周に設けた排水溝によつて結露水を滞りなく排水
し得る等、本案は寒冷地用のサツシ窓として実用
面に有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案断熱サツシ窓の要部縦断面図、第
2図は窓枠の要部縦断面図、第3図は枠複合材の
分解側面図、第4図は障子枠の要部縦断面図、第
5図は框複合材の分解側面図、第6図は本案断熱
サツシの要部横断面図、第7図は窓枠の要部横断
面図、第8図は障子枠の要部横断面図、第9図は
窓枠連設部の要部横断面図、第10図は類例框複
合材の分解側面図、第11図は類例枠複合材の分
解側面図である。 ,′……窓枠、1……枠複合材、1A,1
B,1C……枠材、1D……方立、……障子、
4……断熱材、5……障子枠、6……框複合材、
6A,6B,6C……框、2,7,2D……内部
材、3,8,3D……外部材、12,13,1
7,18,2d,3d……連結溝、9……子枠、
9A……上桟、11……排水孔、23……嵌挿
溝、15……上向鉤壁、19……下向鉤壁、28
……排水溝、P……気密片、S……シール材、T
……タイト材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓枠を金属製の内部材2と外部材3、及び内
    外部材間に介在して両部材を一体に結合する合成
    樹脂製の断熱材4より成る枠複合材1で構成する
    一方、窓枠の内部に嵌合する障子の障子枠5
    も、窓枠と同様に金属製の内部材7と外部材8、
    及び内外部材間に介在して両部材を一体に結合す
    る合成樹脂製の断熱材4より成る框複合材6で構
    成し、且つ両複合材の断熱材介在位置を室内外に
    食違わせ、障子枠の断熱材介在部の外周にシール
    材Sを取付け、窓枠に障子枠のシール材に外接す
    るタイト材Tを嵌着すると共に、障子枠を構成す
    る外部材の外周に結露水の排水溝28を設け、窓
    枠の室外側に障子枠外部材の排水溝に密接する気
    密片Pを嵌挿し、窓枠と障子枠の間に生じる空間
    を、密接するシール材とタイト材、及び排水溝と
    気密片で二重に仕切る断熱サツシ窓。
JP1985103498U 1985-07-05 1985-07-05 Expired JPH0328147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103498U JPH0328147Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103498U JPH0328147Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211996U JPS6211996U (ja) 1987-01-24
JPH0328147Y2 true JPH0328147Y2 (ja) 1991-06-18

Family

ID=30976109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985103498U Expired JPH0328147Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0328147Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6431327B2 (ja) * 2014-09-29 2018-11-28 三協立山株式会社 建具
JP2018031259A (ja) * 2017-12-04 2018-03-01 株式会社Lixil 複合建具
JP6431639B2 (ja) * 2018-08-06 2018-11-28 三協立山株式会社 建具
JP6424291B2 (ja) * 2018-08-06 2018-11-14 三協立山株式会社 建具
JP6424292B2 (ja) * 2018-08-06 2018-11-14 三協立山株式会社 建具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587985U (ja) * 1978-12-14 1980-06-17
JPS59157082U (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 立山アルミニウム工業株式会社 断熱サツシ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6211996U (ja) 1987-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101331743B1 (ko) 단열성이 우수한 복합창호
JPS6326493Y2 (ja)
US4581852A (en) Heat-insulated window casement and frame construction
JPH0328147Y2 (ja)
JPH0422690Y2 (ja)
JP2560103Y2 (ja) 合成樹脂製サッシ
JPS6240064Y2 (ja)
JPH0431934Y2 (ja)
JPS6240069Y2 (ja)
JPS6332295Y2 (ja)
JPS6344531Y2 (ja)
JP2939972B2 (ja) サッシ
JPH017814Y2 (ja)
JPS5856252Y2 (ja) カ−テンウオ−ルにおける雨仕舞機構
CN213269528U (zh) 仿古纱窗一体断桥式平开窗
JPS5814775Y2 (ja) 二重サツシ
JP2002201864A (ja) 外張断熱工法における窓枠の取付方法及び外額縁
JPS5814788Y2 (ja) 窓枠と飾縁の連続装置
JPH0420894Y2 (ja)
JPS6217589Y2 (ja)
JP3393125B2 (ja) サッシ窓
JPS5818541Y2 (ja) 断熱サツシ
JP3334791B2 (ja) サッシ窓
JPS5829730Y2 (ja) 断熱二重窓
JP2630705B2 (ja) 断熱障子