JPH03279986A - ローラ式現像装置 - Google Patents

ローラ式現像装置

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JPH03279986A
JPH03279986A JP7971990A JP7971990A JPH03279986A JP H03279986 A JPH03279986 A JP H03279986A JP 7971990 A JP7971990 A JP 7971990A JP 7971990 A JP7971990 A JP 7971990A JP H03279986 A JPH03279986 A JP H03279986A
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toner
roller
electrode
developer
developing roller
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JP7971990A
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Masaharu Nishikawa
正治 西川
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は静電記録装置に適用される現像装置に関し、特
に記録媒体面に形成された静電潜像に、トナー粒子を分
散させた現像液を作用させて可視化すべく、回転自在に
支持したローラの表面に現像液を担持させ、記録媒体に
対して微少ギャップを介して対向させる如く構成したロ
ーラ式現像装置に関する。
[従来の技術] この種のローラ式現像装置は、特開昭6028678号
公報(US P445483号)等に於て公知である。
第10図〜第14図は公知のローラ式現像装置の基本構
成及び現像時に生ずる種々の不具合現像を説明するため
の図である。
第10図に於て1は現像ローラ、2は記録媒体、3は現
像液を各々示している。現像ローラ1と記録媒体2とは
、0.1〜0.5ミリメートル程度の微少ギャップをも
って対向している。直径が10〜数10ミリメートルの
ローラの場合、数百〜数千rpmの回転速度にて現像ロ
ーラ1を回転させると、秒速十数ミリメートルの速度で
移動する記録媒体上の潜像を、良好に現像する事ができ
る。
記録媒体2の移動速度を高めるに従って、現像lの回転
速度を速める事によって、ある範囲では所定の現像が行
われる。しかし、更に記録媒体2の移動速度を速くする
と、現像ローラ1の回転速度を速めても所定の画像濃度
が得られなくなってしまう。
第11図はその理由を説明する為の図である。
同図に於て、4は現像ローラ1の表面を覆っているトナ
ー粒子の消耗した現像液層を示している。
ローラ式現像に於ては、前述の如く記録媒体2と現像ロ
ーラ1とが現像領域に於て0.1〜0.5ミリメートル
程度の狭いギャップで対向している。このため記録媒体
面の潜像電荷と現像ローラ1との表面との間に作り出さ
れる強い電界の作用で、トナーは電気泳動して潜像面に
効率良く剛着してしまう。したがって、ローラ1の表面
には、0.1〜0.5ミリメートル程度の厚さのトナー
粒子が消耗した状態の現像液層4が形成される。
記録媒体2の送り速度が速い場合には、現像ロラ1の表
面の液層4の中へ現像液容器内の濃度の高い現像液部分
からトナーが補給される。このため補給されたトナーに
よって現像が行なわれ、所望の濃度の画像が得られる。
これに対応して記録媒体2の送り速度が速くなった時に
ローラ1の回転も早めて供給するトナー量を増加させよ
うとしても、問題解決にはならない。すなわちローラ1
の表面へ現像液が粘性剛着して拘束状態となる為、トナ
ーが消耗した状態の液層4がローラ1と一体的に回転し
てしまい、周囲の現像液とほとんど混じり合わずに現像
が進行しなくなる事が実験的に確められた。
この様な状態になると十分な現像濃度が得られなくなる
事の他に、現像ローラ1を収容している容器内の構成如
何によってはローラ周辺に不均一な現像液流が生し、こ
れによって現像ムラが発生するおそれが出てくる。
第12図は現像装置の1例でありローラ1を収容してい
る容器5の中に、外部タンクから現像液を供給し循環さ
せながら、ローラ1で記録媒体2に現像を作用をさせる
構成のものであり、6は現像液の供給口、7は現像液の
排出口である。このような構成の装置の場合、供給口6
から供給される現像液流が容器5の中のローラ1に直接
衝突するように容器5が設けられていると、ローラ周面
に形成されているトナー濃度の低い拘束液層4が破れて
新しい液と入れ替ることがある。このような場合、ベタ
黒を現像するとこの部分だけトナーの十分なる供給が行
なわれて帯状の高濃度領域が形成されてしまう不具合が
発生する。
一方、ローラ式現像装置では、たとえば第13図に示す
ように、記録媒体2上に現像されるべき潜像が多く形成
されている領域Mと、はとんど現像されるべき潜像が無
い領域Nとが記録媒体2の中方向に分離して存在してい
る場合に、Mの領域を十分に現像すべくトナー濃度を高
めた現像液を適用すると、Nの領域に非画像部カブリが
発生する。このような状況にある時の現像ローラの表面
を見ると、M領域に対向する表面にはトナーが耐着して
いない。これに対し、N領域に対向する表面には多量の
トナーが耐着している。モしてローラの表面をおおう現
像液層も多量のトナーを含んだ状態となっていて、ロー
ラ表面のトナー濃度のの一様性が失われている。かくし
て非画像部に現像カブリが発生してしまう。
第14図はかかる不具合を除去すべく構成された現像装
置を示す図であって前記特開昭60=28678号公報
(USP4454833号)から引用した図である。1
が現像ローラ、2が記録媒体、8がドクターブレードで
ある。ドクターブレード8は現像ローラ1の表面に弾性
的に接触する如く設けられ、現像ローラ1に耐着するト
ナーを除去する作用があるものとして説明されているが
、同時に第11図に示したトナーの消耗した拘束現像液
層4を強制的に除去して周囲の濃度の高い液と入れ替え
る作用を生ずるものと考えられる。
[発明が解決しようとする課fl] 第14図に示す装置によれば、第10図〜第13図を用
いて説明した種々の不具合を減少させる効果が期待され
る。しかしドクターブレード8の摩耗が大きいという問
題がある。すなわちブレード材料としては弾性が必要な
為にウレタン、マイラー等のシートが用いられる。しか
るにこれらの材料は耐摩耗性に乏しく、数百〜数千rp
l高速回転する現像ローラ1による摩耗は無視し得ない
程大きい。なお上記の摩耗を極力おさえるべく、現像ロ
ーラ1の表面を鏡面加工したり、メツキを施したりして
いる為、加工に手間がかかる上、現像ローラ1が高価格
なものになってしまう。
また現像ローラ1が長尺な現像装置の場合には、ブレー
ド8を現像ローラ1の全長に亘って均一かつ安定に接触
させるように支持する事が容易ではない。さらに本出願
人の先願に係る特願平01−264248号公報に開示
されている如く、現像スリット開口部を除いて、他の部
分を気密状態に密閉した構成のローラ式現像装置におい
ては、ブレードの交換は不可能に近い。このため前記ブ
レードの摩耗の問題はきわめて重要な意味をもつことに
なる。更に前記ブレードの効果は現像ローラ1上のトナ
ーを除去する事と、現像ローラ1上のトナーを消耗した
拘束液層を除去する事に限定される。すなわち上記以外
の効果、例えばトナーの消耗によって現像液全体のトナ
ー濃度が低下した時においても十分な現像能力を維持し
たり、濃縮トナーの過剰補給等により規定以上のトナー
濃度になってしまった時に、現像カブリの発生を防止し
て適正な現像能力を維持する効果等は期待できない。
そこで本願の目的は、高速で走行する記録媒体の現像に
際しても十分な現像能力を有し、しかも耐久性にすぐれ
、製造容易なローラ式現像装置を提供する事にある。
また本発明の別の目的は、現像に適正なトナー濃度でな
い現像液を適用された場合であっても、現像ローラの表
面部の拘束液層部分のトナー濃度のみを適正なトナー濃
度に維持して適正な現像を行なうことのできるローラ式
現像装置を提供する事にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解消し目的を達成するために、基本
的な手段として、次のような手段を講じた。
記録媒体面に形成された静電潜像にトナー粒子を分散さ
せた現像液を作用させて可視化する為に、回転自在に支
持したローラの表面に現像液を担持させ、記録媒体に対
して微少ギャップをもって対向させる如く構成したロー
ラ式現像装置に於て、現像液中に於て前記現像ローラと
微少ギャップを介して対向配置された電極と、この電極
と前記現像ローラとの間にバイアス電圧を印加し上記ロ
ーラの表面に担持される現像液層中のトナー濃度を調整
する手段とを備えるようにした。
[作用コ 上記手段を講じた結果、次のような作用を生じる。すな
わち電極と現像ローラとの間に印加されるバイアス電圧
によって作り出される強い電界効果によって、現像液中
のトナーに強い泳動力が与えられて現像ローラの表面に
粘性耐着している拘束液層中に、トナーガ随時注入され
たり、排除されたする作用が得られる。
なお電極に印加される電圧が、トナーを反発する極性で
ある場合には、現像ローラの表面上の、現像によってト
ナーが消耗した薄い液膜の中に、速やかにトナーが強制
補給されたり、あるいは現像液のトナー濃度よりも高い
トナー濃度の拘束液膜が作り出され、現像能力を高める
ような作用が生じる。また電極に印加される電圧の極性
が、トナーを吸引する方向と反発する方向とに交互に周
期的に入れ替わる極性である場合には、現像ローラの表
面に於てトナー粒子が撹拌される作用が生じ、トナーを
消耗した液中へ、トナーが補給される。その結果、トナ
ーを消耗せずにトナー濃度が高くなっている液中からト
ナーが拡散除去されることになる。
また現像ローラの回転方向からみて、電極の上流側に、
現像ローラの表面からトナーが消耗した拘束現像液層及
びローラの表面に耐着したトナーを強制的に除去する手
段を併設した場合には、上述した作用が一層確実なもの
となる。
また電極にトナーを吸引する極性のバイアス電圧を印加
した場合には所定濃度よりもトナー濃度が高い現像液か
ら、過剰なトナーが除去され、現像ローラの表面に所定
濃度の拘束現像液膜を形成できることなる。
更に電極に印加されるバイアス電圧の電圧レベルを変更
制御可能とした場合には、現像液中のトナー混合比が、
トナーの消耗等によって変動した場合であっても現像に
最適なトナー濃度の拘束液膜を現像ローラの表面に作り
出せる作用が生じる。
しかもこの電圧変更制御手段が、トナーの光透過率や、
検知パターンを現像して得られた画像濃度等のトナー混
合比に関連して変化するパラメーター検知信号に基づい
て行なうものであれば、トナー混合比の変動を吸収して
自動的に良好な現像能力を維持するように作動する事に
なる。
[実施例〕 第1図は本発明の第1実施例を示す図である。
なお、従来例と同一部分には同一符号を付しである。す
なオ)ち同図に於て、1は現像ローラ、2は記録媒体、
3は容器内の現像液、4は上記ローラ1の表面のトナー
が消耗した拘束現像液層である。
10は電極、11はバイアス電源である。tは現像ギャ
ップ、Tは電極ギャップを各々示している。
現像ローラ1及び記録媒体2はそれぞれ矢印方向に動く
ものとする。
現像ローラ1に対し、静電記録紙、電子写真感光紙、静
電記録ドラム、電子写真感光ドラム等の電荷保持性を有
する記録媒体2が微少ギャップtを介して対向配置され
ている。現像ローラ1の直径は、20〜30ミリメート
ル、ギャップtは0.5〜0.1 ミリメートルである
ことが好ましい。
ローラ1数百〜数千「p■で回転させた時に、比較的良
好な現像結果が得られた。
現像液3は、容器(不図示)中に流し込まれて、第1図
示の如く記録媒体2の下方に所定の液面Sを有する場合
と、前記特願平01−264248に示した如く、ロー
ラを含む負圧気密容器中に保持され、記録媒体2の下面
まで満される場合とがある。しかし現像作用に於ては大
差がない。
現像ローラ1を矢印方向へ高速回転させると、現像液3
の粘性によって現像ローラ1の表面に薄い液膜3aが形
成されて移動する。そして現像ギャップtの部分でこの
液膜は記録媒体2に接触し、その表面張力によって図示
した様な安定した液留り3bが形成される。現像電極1
0と潜像電荷とによって作り出される電位勾配に従って
、トナーは現像液溶媒の粘性に打ち勝って電気泳動する
このため潜像面に吸着されて現像が進行するが、トナー
の移動の速さは電位勾配にほぼ比例する。
従って現像ギャップtに反比例して電位勾配は強まり、
現像速度は速まるが、ある限度を超えると現像ギャップ
tを通過する現像液量が少くなってしまい逆に現像性能
が低下してしまう。
ギャップtを通過した現像ローラ1上の液膜はトナーが
消費されてしまった拘束現像液層4となる。つまりこの
薄い液層4は、液体の粘性によってローラ1の表面に拘
束され、容易に容器内の周囲の現像液3とは混じり合わ
ない。そしてこの状態のまま電極10の部分に到達する
現像ローラ1と電極10とは電極ギャップTをもって対
向しており、この対向領域にはバイアス電源11によっ
てバイアス電界が形成されている。
電極ギャップTは通常は現像ギャップtの2倍程度の値
に設定する事が好ましい。すなわち本質的には現像ロー
ラ1の表面に拘束されているトナーが消耗した拘束現像
液層4の厚みの2倍以上のギャップ寸法である事が望ま
しい。現像ローラ1と電極10との間に印加されたバイ
アス電圧によって電極ギャップTの中には強い電位勾配
が形成される。
この電位勾配により、ギャップTの中のトナーは、現像
ローラ1の表面の拘束液層4の中に移動し、液層4の中
のトナー濃度を回復させる。
更に現像ローラ1が回転すると、ローラ1の表面に拘束
されたトナー濃度が回復した液層4は、その表面をトナ
ーの濃度の低くなった液で覆われた状態で再び現像ギャ
ップtに到達する。トナー濃度が回復された拘束液層は
現像1と寄与するが、表面を覆っていたトナー濃度の低
い液膜は、ローラ1の表面の最外液層部又は端部を流れ
る逆方向の流れとなって容器中に回収される。
かくして本実施例によれば、現像ローラ1の表面に拘束
されている液層4の自然な撹拌による入れ替わりに比べ
て、電界によるトナーの強制的な泳動による撹拌が行な
われるので、きわめて効率よく拘束液層4の中のトナー
濃度が回復され、高速現像を実現する事ができる。
更に電極lOに印加するバイアス電圧値を高めたり、電
極ギャップTを少し広げて電界を作用させると、拘束液
層4の中のトナー濃度を容器内の周囲現像液3のトナー
濃度より高める事ができる。
この効果は後述するようにトナーを消耗して濃度が全体
的に低くなってしまった現像液で正常な現像を行なった
り、トナーの沈殿等をされるべく低いトナー濃度で処方
された現像液で高い効率の現像を行なう場合等において
役立つものである。
逆に電極10に印加するバイアス電圧をトナーを吸引す
る方向の電圧として作用させる場合もある。その場合に
は拘束液層中のトナー濃度を下げる効果が発生する。こ
の場合は後述する様に、何等かの事情で容器内の現像液
3のトナー濃度が規定の値より高くなってしまった時に
、カブリの発生を防止し、適正な現像速度を得る為に役
立つものである。
第2図は本発明の第2実施例の構成を示す図である。本
実施例は、電極10と現像ローラ1との間に印加される
バイアス電圧の極性が、トナーを吸引する方向と反発す
る方向とに交互に周期的に切替わるように電源12を設
けた点に特徴がある。
第2実施例によれば、第14図に示した如く、記録媒体
上に−様に静電潜像がある訳でなく、静電潜像が存在す
る領域が局部的である場合におけるトナー濃度の分散化
効果がある。すなわち従来は拘束液層中で静電潜像に対
応した部分はトナーの消耗があってトナー濃度が低下し
ているのに対し、静電潜像が無い部分に対応したローラ
1の表面にはトナーの沈殿や拘束液層のトナーの高濃度
化が生ずる事が多かった。これに対し、本実施例ではト
ナーを消耗した液層中にはトナーが注入され、トナー濃
度の高い液層やローラ1の表面からはトナーが除去され
る。したがって両頭域が−様なトナー濃度になる様な分
散化効果が得られる。
すなわちトナーを吸引する極性のバイアス電圧が印加さ
れた時、トナーはローラ1側から電極10側に電気泳動
し、逆の場合は電極10側からローラ1側へ電気泳動し
、ギャップTの中で往復動しながら電極領域を移動して
行く。本電源12の周波数を低い周波数にすると、ロー
ラ1の表面に粗い周期でトナー濃度の高い領域と低い領
域とが出現する。上記周波数が高くなると、両者のピッ
チは短くなって−様なトナー濃度の拘束液層になってく
る。その場合に電極10の部分を通り過ぎた拘束液層中
のトナー濃度は、拘束液層に含まれたギャップTの中に
進入したトナーと、ギャップTの巾に外部から進入した
周囲の現像液3に含まれるトナーとを撹拌して得られた
平均的なトナー濃度となる。従ってこの実施例に於ては
第1図に示した第1実施例の場合よりも電極ギャップT
を広く設定しておく方が良い。
第3図は本発明の第3実施例の構成を示す図である。同
図に於てIOA、IOBは二分割された電極、11は直
流バイアス電源、12は交番バイアス電源を各々示して
いる。現像ローラ1に対向する電極はIOAとIOBと
分割されている。現像ローラ1の回転方向にみて上流側
の電極10Aには交番バイアス電源12が接続され、下
流側の電極10Bには直流又はパルス状の一定の極性の
バイアス電圧が印加される。電極10Aと電源12とは
第2図で説明した如く、現像ローラ1の表面に拘束され
ている液層内のトナー濃度を容器内の現像液3のトナー
濃度に近ずける様に電気的にトナーを撹拌する効果を与
える。また−足掻性のバイアスの電源11に接続した電
極10Bの作用は、ローラ1の表面に拘束された液層の
トナー濃度を高めたり、あるいは低めたりする様に、作
用する。従って本実施例では第1図と第2図で説明した
効果の両方が得られるものである。なお電極10Bにト
ナーを吸引する極性のバイアス電圧を印加する場合には
後述する如く若干の付加的な要素を設ける事が好ましい
第4図は第3図の一部を変形させた第4実施例の構成を
示す図である。第4図に示すように現像ローラ1に対向
する電極は単一の電極10のみである。しかるにバイア
ス電源は、直流電源11と交番型#、12とを直列接続
して組合わせたものとなっている。かくして電極10に
はトナーを吸引する方向と反発する方向との交番電圧が
印加されるが、一方の電圧値に対して他方の極性の電圧
値が大きくなる様に設定される。このため、第3図の例
と同じ作用効果を生じるものである。
第5図は第4図の一部をさらに変形させた第5実施例の
構成を示す図である。第5図に示すように単一の電極1
0に、パルス11の異った交番電圧を出力する電源13
が接続されている。パルス11の狭い極性のパルスは、
トナーの撹拌効果を生じ、パルスrf+の広い方の極性
のパルスは撹拌効果に加え拘束液層中のトナー濃度を高
めるか又は低める様に作用する。総合的には第4図の例
と同じ作用効果が得られる。
第6図は本発明の第6実施例の構成を示す図である。こ
の実施例は現像ローラ1の回転方向に見て、電極10の
上流側に、現像ローラ1の表面の拘束現像液層及びトナ
ーを除去する為のクリーニングローラ14を設けた点に
特徴を有している。
第6図に示すように、クリーニングローラ14は芯部材
14aの外周に弾性部材14bを一体的に形成したもの
である。弾性部材14bは現像ローラに圧接していて、
現像ローラ1の表面の拘束液層を強制的に排除するもの
となっている。。現像ローラ1はそのニップ部を脱出し
た時点で容器内の現像液3によりその表面を覆われる。
したがってトナーを消耗した液層が確実に交換回復する
作用効果が生ずる。なおりリーニングローラ14がニッ
プ部で変形する際に現像ローラ1の面との間でスベリが
発生する。このスベリによって、ローラ1の表面にっ付
着したトナーをかき取る作用効果が生しる。クリーニン
グローラ14の弾性部材14bとしてはゴム等の弾性体
あるいはスポンジ状の発砲部材等から成るものの適用が
可能である。
前者は絞り効果に勝れており、後者はニップ部の弯化量
を大きくとる事ができるため、空孔内にトナーを取込む
作用も生する。かくして後者はトナー除去効果の点で勝
っている。
クリーニングローラ14に代えて第14図に示されてい
るブレード8を適用する事も可能である。
しかし上記弾性部材14bを有するクリーニングローラ
14の方が、耐久性にすぐれ、現像ローラ1の回転負荷
が少なく、かつ均等な作用効果が得やすく、作りやすい
点で好ましいといえる。電極10とバイアス電源11と
は、現像ローラ1の表面の拘束液層のトナー濃度を所望
の値にコントロールするように作用させる為に設けたも
のである。
ところで前述した第1図、第3図、第4図、第5図、第
6図等の電極に対しては目的に応じてトナーを吸引する
極性の電圧を印加し得る事を説明した。しかし上記の場
合にトナーが電極表面に捕捉去れてしまうと、その電荷
によって電極効果が減殺され、ついには全く作用しなく
なる。また電極上にトナーが固着してしまうおそれがあ
る。
上記問題点を解決する為には、電極をローラ状にして回
転自在に指示すると共に、この電極ローラから付着トナ
ーを除去する為の手段を設ける事が好ましい。
第7図は上記に点を考慮に入れた第7実施例を示す図で
ある。同図に於て、15は電力ローラ、16はトナー吸
引極性のバイアス電源、17はクリーニングローラであ
り、前期クリーニングローラ14と同様に構成されてい
る。
現像中に現像ローラ1と電源ローラ15とは共に回転す
るが、電源ローラ15は現像ローラ1はどに拘束回転さ
せる必要はない。現像ローラ1と電極ローラ15とはギ
ャップTを介して対向し、現像ローラ1の表面に拘束さ
れた液層からトナの一部を取り除き、トナー濃度を下げ
るように作用する。現像ローラ1は回転して新しい表面
をギャップTの部分に移動させるから、その作用は安定
して持続する。一方、クリーニングローラ17は、トナ
ー濃度が高くなった電極ローラ15の表面からトナーを
除去するように作用する。電極ローラ15の表面からト
ナーを除去する手段としては、上記のクリーニングロー
ラ17に限定されるものではない。たとえば第14図に
示したブレード8や、第2図に示したような交番電界を
印加した電極であってもよい。更に現像ローラ1に対し
ては、電極ローラ15の上流側に第3図で示した電極1
0A1第6図で示した拘束液層除去手段14等を付加し
て構成すれば一層好適である。
上記した実施例の作用効果の中で説明したように、容器
内の現像液3のトナー濃度とは異なったトナー濃度の拘
束液層を、現像ローラ19の表面に作り得る事が明らか
である。この点に着目すると電極と現像ローラ1との間
に印加するバイアス電圧は、調整可能にしておくと極め
て好都合である。
第8図は上記の点を考慮した第8実施例を示す図である
。同図に於て18は電圧に対してトナーを反発する電極
の電圧を印加する例を示したいる。
現像液容器(不図示)内の現像液中のトナー濃度が所定
の値である時には、バイアス電圧を0■とする。トナー
の消耗にしたがって液濃度が低下すると、バイアス電圧
を徐々に高める様に制御回路19から信号が送出される
。操作は画像濃度やカブリ発生の状況を見ながらマニュ
アルで電圧調整する事も可能である。あるいは後述する
様にプリント枚数、現像液の光学的等価率、現像画濃度
等の現像液のトナー濃度に関連するパラメータを検知し
て自動制御する事も可能である。このように構成すれば
消耗によってトナー濃度が徐々に低下する現像液を用い
ても、正常で安定した現像を行なうことができる。
現像液中のトナー濃度は通常現像によってトナーが消耗
する為に低下する方向に変化するが、これを回復する為
に濃縮トナーを補給したり、あるいは使用頻度が少ない
場合に溶剤が気化する等の理由で規定濃度より高い濃度
になる場合もあり得る。
第9図はこの様な現像装置の増減方向の変化に対応し、
また前述の如く現像液の光学的透過率や現像画濃度等の
トナー濃度を直接又は間接的に示すパラメータを検知し
てバイアス電圧を自動調整する如く構成した第10実施
例を示すずである。
同図に於て1は現像ローラ、14は現像ローラ。
15は電極ローラ、17は弾性ローラ、18は可変バイ
アス電源、19は自動制御回路、20は直流バイアス電
源、21は光電センサを6示している。
現像ローラ1と電極ローラ15は回転自在に指示され、
弾性ローラ14,17は従動回転し、現像ローラは矢印
方向に回転し、電極ローラ15の上流側に弾性ローラが
配置されるが、電極ローラ15の回転方向は任意でよい
電源18は電圧調整可能な電源で、電極口−ラ15にト
ナー反発方向の電圧を与えるものである。
22は自動制御回路で、発光ダイオードとフォトトラン
ジスタを組合わせた光電センサ21からの現像液光学濃
度の測定値を入力して、可変バイアス電源18の電圧を
制御する。
現像液濃度が規定値より高い場合には電源20の電圧に
比べて電源18の電圧が小さくなって、電極ローラ15
にはトナーを吸引する極性の電圧が印加される。かくし
て現像ローラ表面に拘束された液層の濃度は規定値まで
引き下げられる。
容器中の現像液濃度が規定値になると、バイアス電源2
0と電源18との電圧値が同じになり、電極ローラ15
に印加される電圧はOvとなる。
したがって現像ローラ1の表面における拘束液層のトナ
ー濃度は溶液中の現像液濃度と一致する。
溶液中の現像液濃度が規定値よりも下がると、バイアス
電源18の電圧がバイアス電源20の電圧より大きくな
る。このため現像ローラ1にはトナを反発する電圧が加
わって、現像ローラ1の表面の拘束液層のトナー濃度は
規定値まで高められる。
なおりリーニングローラ14を省略して本発明を実施す
る事は可能であるが、その場合には電極ローラ15に印
加するバイアス電圧の適正値は上記説明よりいくぶんト
ナー反発電界が強まる方向にシフトさせたものとなる。
かくして現像によって失われたトナーを拘束液層中に強
制的に送り込む作用が強まる。
[発明の効果] 本発明によれば次のような効果を奏する。ロラ現像装置
に於ける現像効率を高める為の阻害要因が排除され、高
速現像が実現できる。また耐久性に勝れた装置が得られ
る。さらに現像液の濃度の変動に対して、現像性能を所
定レベルに維持することができる。また容器内現像濃度
とは異なったトナー濃度を現像ローラ表面に作り出して
所望の現象を行なう事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の実施例を示す図で、第1図は
第1実施例の構成を示す図、第2図は第2実施例の構成
を示す図、第3図は第3実施例の構成を示す図、第4図
は第4実施例の構成を示す図、第5図は第5実施例の構
成を示す図、第6図は第6実施例の構成を示す図、第7
図は第7実施例の構成を示す図、第8図は第8実施例の
構成を示す図、第9図は第9実施例の構成を示す図であ
る。第10図〜第14図は従来技術を説明するための図
である。 1・・・現像ローラ、 2・・・記録媒体、 3・・・
現像液、 4・・・拘束現像液層、 10.IOA、1
0B・・・電極、 12・・・交番電極、 13パルス
電源、14.17・・・クリーニングローラ、  15
・・・ローラ電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)記録媒体面に形成された静電潜像にトナー粒子を
    分散させた現像液を作用させて可視化する為に、回転自
    在に支持したローラの表面に現像液を担持させ、記録媒
    体に対して微少ギャップをもって対向させる如く構成し
    たローラ式現像装置に於て、 現像液中に於て前記現像ローラと微少ギャップを介して
    対向配置された電極と、この電極と前記現像ローラとの
    間にバイアス電圧を印加し上記ローラの表面に担持され
    る現像液層中のトナー濃度を調整する手段とを備えた事
    を特徴とするローラ式現像装置。 (2)請求項1に記載の現像装置において、電極に印加
    するバイアス電圧の極性が、トナーを反発する方向の極
    性である事を特徴とするローラ式現像装置。 (3)請求項1に記載の現像装置において、電極に印加
    するバイアス電圧の極性が、トナーを吸引する方向と反
    発する方向とに所定周期で切替わる事を特徴とするロー
    ラ式現像装置。 (4)請求項1に記載の現像装置において、現像ローラ
    の回転方向から見て、電極の上流側に、現像ローラの表
    面に担持されている現像液層及びトナーを除去する手段
    が設けられている事を特徴とするローラ式現像装置。 (5)請求項1に記載の現像装置において、現像ローラ
    と対向する電極が、回転可能に支持されたローラ電極で
    あって、このローラ電極に印加するバイアス電圧が、ト
    ナーを吸引する方向の極性であり、上記ローラ電極から
    トナーを除去する手段が設けられている事を特徴とする
    ローラ式現像装置。 (8)請求項1に記載の現像装置において、電極に印加
    するバイアス電圧の値を制御する制御手段が設けられて
    いる事を特徴とするローラ式現像装置。 (7)請求項6に記載の現像装置において、バイアス電
    圧変更制御手段が、トナー混合比に関連して変化するパ
    ラメータを検知した検知信号に従って自動的にバイアス
    電圧を制御するものである事を特徴とするローラ式現像
    装置。
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