JPH03279229A - 膜付けガラス - Google Patents

膜付けガラス

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JPH03279229A
JPH03279229A JP7939290A JP7939290A JPH03279229A JP H03279229 A JPH03279229 A JP H03279229A JP 7939290 A JP7939290 A JP 7939290A JP 7939290 A JP7939290 A JP 7939290A JP H03279229 A JPH03279229 A JP H03279229A
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JP
Japan
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glass
thermal expansion
film
coefficient
transition point
Prior art date
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Pending
Application number
JP7939290A
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English (en)
Inventor
Heiji Tabuchi
田渕 平次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば無色透明板ガラスに着色ガラスパター
ン膜を施したモザイクガラス状あるいはステンドグラス
状装飾ガラス、その他大学、図形表示用ガラス等多岐に
わたり利用できる膜付はガラスに関する。
〔従来技術とその問題点〕
異種ガラスを融着一体化する場合、相互の熱膨張係数を
路間等とすることにより、融着後冷却に際して収縮差が
生ずるのを抑制し、歪ひいては亀裂の発生を防止するこ
とはガラス産業界において常識とされるところである。
しかし、一方のガラスが他方のガラスに対し組成の著し
く異なる低融点ガラスで、これを他方のガラスに膜付け
するような場合においては、例えば300℃における熱
膨張係数が路間等であるにもかかわらず、低融点ガラス
の熱膨張率−温度曲線が他方のそれに比べ著しく弓状で
あるため、冷却時における相互の収縮過程の相違により
部分剥離等の弊害を招来し易い。
本発明は前記問題点に鑑み、鋭意・検討の末これを解消
するとともに、ガラス膜側を緻密に形成することにより
、全体の衝撃、曲げ強度等を増大できる膜付はガラスを
提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、基体ガラス表面に低融点ガラスのパターン膜
を融着した膜付はガラスにおいて、前記基体ガラスに対
し、低融点ガラスは、転移温度において100℃以上低
く、かつ300℃付近における熱膨張係数において基体
ガラスの値の75〜90χであること、好適には前記基
体ガラスが、転移点550℃以上、300℃付近におけ
る熱膨張係数85〜95X10−7/”Cであるソーダ
石灰系ガラスであること、さらに前記低融点ガラスが、
転移点450℃以下、300℃付近における熱膨張係数
65〜85 X 10−’/℃であって、Pb060w
t%以上、B2O31(ht%以上、かつ必須成分とし
てSiO□、A1□0.およびZnOをいずれも10w
t%以下含有せしめ、適宜着色成分を添加したことから
なる。
〔実施例〕
以下本発明を添付の図面に基づき詳述する。
第1ないし第3図は基体ガラス1に低融点よりなるガラ
ス膜2を融着、膜付けした一般例を示した側断面図で、
基体ガラス1は転移点Tgが560℃、熱膨張係数αが
95X10−’/”C(ただし於300℃、以下同じ)
のソーダ石灰系ガラスである。
ガラス膜2は転移点Tg’が450℃以下の高鉛系ガラ
スである。
しかるにガラス膜2の熱膨張係数α゛が前記基体ガラス
1より著しく大きい場合は、融着後の冷却過程で基少ガ
ラス1より大きく収縮すべきところが、基体ガラス1の
収縮量に規制され(第1図)。
逆に熱膨張係数α゛が基体ガラス1より著しく低い場合
は、冷却に際して基体ガラス1より小さく収縮すべきと
ころが、基体ガラス1の収縮量に規制されて、圧縮応力
−〇−が発生し、これが高すると圧縮歪により、見かけ
上の変色6が生じ(第2図)、さらにガラス膜2の抗圧
力を越えると、やはり剥離3や割れ5を生ずる(第3図
)。
ところでガラス膜を含めガラスは一般的に抗張力に比べ
抗圧力が大きく、組成による差があるが概して前者が数
百ないし500Kg/cmz程度であるのに対し、後者
は10.000Kg/cm”前後と著しく高い。従って
ガラス膜2は引張応力を受けることより圧縮応力を受け
るように熱膨張係数αを設定する方が前記欠陥が生じ難
く有利である。
さらに圧縮歪み状態にあることにより、緻密化、強化さ
れ衝撃、曲げ強度等の向上を計ることができる。
また、仮に基体ガラス1とガラスM2の熱膨張係数α、
α゛を300℃付近において路間等としても、前記した
ように冷却時の収縮過程に両ガラス間に差を生じ、部分
剥離等を生じ易い。
本発明は、前記知見に基き完成に達したもので、ガラス
膜2の熱膨張係数α′を基体ガラス1のそれの90%以
下、本実施例においては85×10−’/”C以下とす
ることにより、ガラス膜2に亀裂等を生ずる可能性を格
段と低減し、必然的にガラス全体の衝撃、曲げ強度等も
向上せしめるものである。
他方、ガラス膜2の熱膨張係数α”を基体ガラスのそれ
の85%以上、本実施例においては72X10−’/ 
’C以上とするもので、これにより、ガラス膜2の圧縮
歪が過大となることもなく、変色、割れや剥離を生ずる
ようなこともない。
さらに、ガラス膜2は基体ガラス1より低い弾性率とし
、伸縮性を付与すれば前記欠陥の発生を抑制するのによ
り有利となる。
なお、ガラス膜2は転移点Tg’を超えると軟化性が生
じ、さらに100℃程度高い温度では流動性を帯び基体
ガラス1に充分融着するようになる。しかし基体ガラス
1の転移点Tgがそれより低いと軟化を始めることにな
るので不具合が生ずる。従って再転移点Tg、 Tg’
 の差は100℃以上とするものである。
基体ガラス1は汎用され大量に生産販売されているソー
ダ石灰系ガラスが好ましく、その転移点Tg、熱膨張係
数αはシリカ分に対するソーダ分、石灰(マグネジシア
も含む)分の量比により相違するが、前者Tgにおいて
550℃以上、後者αにおいて85〜95 X 10−
’/”Cとするもので、殆どのソーダ石灰ガラスはこの
範暗に入る。
ガラス膜2は低融点で転移点Tg“を各種設定し易く、
熱膨張係数α” も基体ガラス1より低減でき、かつ弾
性率もソーダ石灰系が8.000Kg/ll1m2程度
であるのに対し、6.000kg/mm2前後、または
それ以下と低く、その背伸縮性に冨むPbOB2O3系
を主体とするものである。
すなわちPbOは低温で溶融ガラス化する成分として最
適であり、60wt%以上導入しないと低転移点のガラ
スが得られ難く、導入量の増大とともに転移点を低くし
、弾性率も降下する。ただし80wtχを大巾に超えて
用いても、ガラスの熱膨張係数を増大し、表面硬度を低
下させ、酸等に対する耐化学性を減するので85wt%
以下程度とする。
B20.は前記PbOとの共存で低融点ガラスを形成す
る不可欠の成分であり、またガラスの熱膨張係数を低下
させ、PbOに対し表面硬度を増大させるもので、10
wt%以上の導入でそれら作用が有効に発揮される。た
だし20111tχを大巾に超えて用シ′)るとガラス
の転移点の上昇、その他の弊害が生ずる。
前記Pb0−BzOz系は転移点を下げようとすると熱
膨張係数が増大し、熱膨張係数を減じようとすれば転移
点が上昇する傾向にあるが、ZnOは熱膨張係数を増大
させずに転移点を降下させ、かつ耐化学性を増大させる
うえできわめて有効に作用するので必須とするもので、
好ましくは2〜8wtχの範囲で導入する。ただし10
wtχを超えるとガラス粘度の増大、失透傾向の増大等
の弊害がある。
SiO□はガラスの化学的耐久性、耐候性を増大し、硬
度を増加し、熱膨張係数を低下させるうえで必須とする
ものであり、好ましくは2〜8ivtχの範囲で導入す
る。なお10wtχを超えて導入してもガラス転移点を
上昇し、また熔融温度を上昇するので避けなければなら
ない。
AlzOiはガラスの化学的耐久性、耐候性を増大し、
硬度を増加し、融着時の流動性をコントロールするうえ
で必須とするものであり、好ましくは1〜811tχの
範囲で導入する。なお10−Lχを超えるとガラス転移
点の上昇、溶融温度の上昇等の弊害が生ずるので好まし
くない。
その他CaO、MgO、BaOの少量の混入は、これを
妨げるものではなく、特にMgOの存在は熱膨張係数を
上げずに転移点を降下させるのに役立つ。Na2O、K
、0はガラスの熱膨張係数を著しく増大し、耐水、耐候
性等を悪化させるので好ましくなく、不純物としての微
量の混入に留めるべきである。
これら基礎成分に各種の着色成分、MnO□、CuO、
K2Cr2O7、CoO、NiO、UO2、Ag2O3
、Au等を所望の色調、濃度に応じて添加できる。
しかして、前記組成範囲で適宜調整することにより、基
体ガラス1に対し転移点Tg′ において100℃以上
低く、熱膨張係数α゛において75〜90χの範囲、詳
しくは前記ソーダ石灰ガラスに対し転移点Tg’ を4
50℃以下、熱膨張係数αを65〜85X10−’/”
Cの範囲とすることができ、それにより、好適にガラス
の膜付けを行うことができる。
実施例および比較例 第1表No、1〜7は着色成分のKzCrzOt 0.
6ivtχを外挿添加したガラス膜2の組成例であり、
うちNo、1〜5は好適組成例、No、6.7はの比較
組成例を示すものである。
第2表に示すように、ソーダ石灰ガラス板に、第1表に
示すNo、 1、No、2 、No、6、No、 7の
ガラス膜。用粉末ガラス夫々と、テルペン−セルロース
エーテル系分散、結合剤と混合したものを約500μ釦
厚で5cm口の長さ、幅に塗着し、電気炉において15
0℃、1時間で低温処理後、550℃、1.5時間で熱
処理、溶着させ、その後徐冷して得た膜付はガラスにつ
いて外観観察し、欠陥の有無を調査した。
結果は表示のように本発明の範囲において良好な結果を
示し、他方基体ガラスに対し熱膨張係数が過大、または
過少かつ転移点が高いガラス膜においてはいずれも欠陥
が生じており、本発明に比べ劣ることが明らかである。
第 表 第 表 〔発明の効果〕 本発明によれば、基体ガラスとガラス膜との密着性が良
好であって亀裂、割れ、剥離、変色等の欠陥が生ずるこ
とな(、またガラス膜は圧縮応力を受けて表面強化の状
態にあるので、衝撃、曲げ強度等も増大するという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は本発明を説明するための膜付はガラスの
側断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基体ガラス表面に低融点ガラスのパターン膜を融着
    した膜付けガラスにおいて、前記基体ガラスに対し、低
    融点ガラスは、転移温度において100℃以上低く、か
    つ300℃付近における熱膨張係数において基体ガラス
    の値の75〜90%であることを特徴とする膜付けガラ
    ス。 2)基体ガラスが、転移点550℃以上、300℃付近
    における熱膨張係数85〜95×10^−^7/℃であ
    るソーダ石灰系ガラスであることを特徴とする請求項1
    記載の膜付けガラス。 3)低融点ガラスが、転移点450℃以下、300℃付
    近における熱膨張係数65〜85×10^−^7/℃で
    あって、PbO60wt%以上、B_2O_310wt
    %以上、かつ必須成分としてSiO_2、Al_2O_
    3およびZnOをいずれも10wt%以下含有せしめ、
    適宜着色成分を添加したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の膜付けガラス。
JP7939290A 1990-03-28 1990-03-28 膜付けガラス Pending JPH03279229A (ja)

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