JPH03278876A - 乳化槽の洗浄方法 - Google Patents

乳化槽の洗浄方法

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JPH03278876A
JPH03278876A JP8191790A JP8191790A JPH03278876A JP H03278876 A JPH03278876 A JP H03278876A JP 8191790 A JP8191790 A JP 8191790A JP 8191790 A JP8191790 A JP 8191790A JP H03278876 A JPH03278876 A JP H03278876A
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JP
Japan
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tank
cleaning
stirring
oil
washing
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Pending
Application number
JP8191790A
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English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Kazuyoshi Ichikawa
市川 和義
Sanae Koyama
早苗 小山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油溶性物質を含有する油性溶液を水中油滴型乳
化液に乳化分散する撹拌型乳化槽の洗浄に関し、特に写
真用乳化液の製造の用に供する乳化槽の洗浄に関する。
〔発明の背景〕
水中油滴型乳化液(コロイド学的に謂う乳剤)は化粧品
、食品飲料、塗料または内外用医用品等の数多くの物品
の形態に見受けられ、また最終的形態としては認め難い
けれども、使用素材の使用形態として用いられる例が多
い。
写真用感光材料、特にカラー写真用感光材料においては
発色用カプラー、DIR化合物、蛍光増白剤、紫外線吸
収剤その他の重要な油溶性添加剤は殆ど水中油滴型の乳
化液として使用され、その分散粒径、分散安定性に関る
技術は感光材料の死命を制するほどの重要技術である。
これら油溶性物質の水中油型乳化液の調製は、一般に、
まず油溶性物質を高沸点および/または低沸点有機溶媒
に溶解させた油相溶液を、必要に応じて乳化助剤の加え
られたゼラチン等の水溶性バインダを含む水相溶液に添
加、乳化分散せしめて、概ね(1,1−1−0μmの平
均粒子径の水中油型乳化液として調製される。
一方ハロゲン化銀写真感光材料は、光化学反応の結果を
現像等の写真化学反応によって、少なくとも106倍に
増幅させることからも推察されるように、ある種の−そ
れもその多くは不明であるが一不純物に対して甚だ鋭敏
であり、乳化分散に用いた乳化槽は他の装置と同様充分
に洗浄し清浄とすることが必要である。この清浄に対し
て要求される清浄度は極めて厳しく、乳化槽の清浄は非
常に重要な作業工程となる。
従来の清浄方法を見ると、高圧温水をノズル等を回転さ
せながら吹きつける方法やブラシを回転させまたは上下
させ、擦する方法等の物理′的手段が採用されていた。
しかしながら、上記のいずれの方法も、乳化槽の清浄を
要する部分の形状が複雑であるため、高圧温水が当らな
い部分やブラシで擦すれない部分があり、洗い残し部分
が発生していた。かかる洗い残し部分をそのままにして
おくことは、厳しい清浄度が要求されるものでは許され
ないので、結局、人手によって、いちいち洗浄しなけれ
ばならなかった。従って乳化槽作動の自動化を困難にし
、生産性の低下を招いていた。
前記のように洗浄の完全性が問われると同時に、洗浄に
伴う排液の公害対策が重要課題であり、該排液のpH,
BOD或はCODは少なくとも排液処理装置に大きな負
荷を与えるものであってはならないし、且つ生産工程に
不利をもたらすものであってもならない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、生産性を損うことなく、水中油滴嬰乳
化液の製造に用いる乳化槽の洗浄の完全性を向上し、更
に排液を低公害性とする乳化槽の洗浄方法を提供するこ
とにある。
〔発明の構成および作用効果〕
前記本発明の目的は、水中油滴型乳化液の撹拌型乳化槽
の洗浄方法において、槽内にアルカリ水溶液を満たし撹
拌洗浄し、統いて更に酢酸エチルを加え再度撹拌するこ
とによって、洗浄と中和を同時に行うことを特徴とする
洗浄方法によって達成される。
乳化槽に残留する本発明に係る洗浄対象物の主たるもの
は乳化液の水相をなすゼラチン、乳化助剤として用いら
れるサポニンその他の界面活性剤、油相をなす高、低沸
点有機溶媒、カプラー等の油溶性物質、更に洗浄に用い
た薬剤である。それらのうちゼラチンおよびカプラー等
の油溶性物質はアルカリで加水分解し洗浄効果を上げる
ことができるが、高沸点溶媒の除去には困難があり、溶
媒洗浄を行う必要がある。しかし写真乳剤に前記したよ
うな原因不明の写真特性に対する不測の支障を避けるに
は、洗浄力にのみ着目した溶媒を選択するのは危険であ
る。
本発明においては、ゼラチンおよびカプラー等の油溶性
物質はアルカリ処理によって加水分解し、易溶性、易洗
浄性とし、溶媒洗浄の溶媒には、酢酸エチルが写真用乳
化液の調製に安全に用いられ、かつ高沸点溶媒の溶解性
のよいこと、しかもその加水分解性からは予想されなか
ったことであるが、30℃、 5 vo(1%程度の水
溶液でもアルカリ中和に実用できるという新たにえた知
見に基づき酢酸エチル(EAと標記する)を採用するも
のである。
以上のように、アルカリによる加水分解、EAによる溶
媒洗浄によって洗浄効果を高め、がっEAによ゛る中和
効果によって排液の低公害性を実現することができた。
また前記洗浄後、乳化槽は内部が乾燥する前に速やかに
純水で仕上げ水洗が行われる。
本発明に用いられるアルカリ液はNaOHが最も実用的
であり、0.05〜5wt%、好ましくは0−1〜3i
t%、温度は50℃以上が好ましくかつ70℃以下で充
分であり、15〜30分間2000〜4000rpmの
撹拌を与えることが好ましい。
またEA量は前記NaOHl gに対し3〜10Q1好
ましくは4〜6Qであり、温度30℃以下、好ましくは
25〜30℃で5〜15分間、1500−300Orp
mの撹拌を与えることが好ましい。
以下本発明をさらに操作的に説明する。
第1図に乳化槽lおよび付属機器を示した。乳化槽lに
は、高速撹拌機2、たとえばディゾルバ型、種型、プロ
ペラ型またはホモミキサ型のものが付設されている。
この乳化槽に、被乳化分散液としての水相溶液Wおよび
油相溶液Oそれぞれの調合タンク(図示せず)から水相
溶液Wおよび油相溶液Oが乳化槽l内に投入される。
投入後、高速撹拌機2の回転により、乳化分散が行われ
る。この乳化分散の際、液の加温もしくは保温のために
加熱ジャケット3が乳化槽lの下部に取付けられ、上部
に冷却ジャケット4が取付けられている。Lは乳化分散
液を示す。
乳化分散終了後、不要な低沸点溶媒を乳化タンク1内の
減圧手段、たとえば乳化槽lに連通している真空ポンプ
5、排気管6を作動させて除去する。7は乳化液取出口
兼排液管である。
上記のように仕上げた乳化分散液を取出し空となった乳
化槽l内の洗浄は、まず乳化タンクl内に好ましくは5
0℃以上のアルカリ溶液を乳化タンクlのほぼ一杯まで
貯め、好ましくは界面活性剤を投入して、撹拌機2を回
転させ20分程度洗浄を行う。
次いで水温を30℃以下に下げEAを投入し、lO分程
度撹拌、洗浄を行う。
洗浄が終了すれば、汚れた洗浄液は、排液管7から排出
される。以上の洗浄操作によって洗浄終了としてもよい
が、タンクl内面に残った洗浄液は、速やかに水で洗い
流す、たとえば水スプレーによって洗浄するのが特に好
ましい。
本発明に係る各種写真材料に用いられる油溶性物質とし
ては、公知の閉鎖ケトメチレン系、ベンゾイルアセトア
ニリド系およびピバロイルアセトアニリド系の黄色発色
カプラー ピラゾロン系、インダシロン系、シアノアセ
チル系のマゼンタ発色カプラー さらにフェノール系、
ナフトール系などのシアン発色カプラー その他力ラー
ドカプラー、DIRカプラー、色素現像薬拡散性色素放
出カプラー(DDRカプラー)、拡散性色素放出還元剤
(DRR化合物)など、更にハイドロキノン誘導体、ア
ミルフェノール誘導体、没食子酸誘導体、アスコルビン
酸誘導体などの色かぶり防止剤、ジヒドロキシベンゼン
誘導体、ジヒドロキシナフタレン誘導体、アミノナフト
ール誘導体、スルフォンアミドフェノール誘導体、スル
フォンアミドナフトール誘導体等の退色防止剤、ベンゾ
トリアゾール化合物、4−チアゾリドン化合物、ベンゾ
フェノン化合物、桂皮酸エステル化合物、ブタジェン化
合物、ベンゾオキシゾール化合物等の紫外線吸収剤、ス
チルベンゼン系、トリアジン系、オキサゾール系あるい
はクマリン系等の増白剤である。
前記有機溶媒は、たとえば写真材料においては高沸点の
ものとして、7タール酸アルキルエステル、燐酸エステ
ル、くえん酸エステル、安息香酸エステル、アルキルア
ミド、脂肪酸エステル類等、沸点が約30〜160℃の
比較的低沸点の有機溶媒としては、低級アルキルアセテ
ート、プロピオン酸エチル、2級ブチルアルコール、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、β−エトキ
シエチルアセテート、メチルセロソルブアセテート等が
ある。
水溶性バインダとしては、ゼラチン、ゼラチン誘導体、
ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー等の蛋白質
、セルロース誘導体、糖誘導体:ポリビニルアルコール
等の単一あるいは共重合体のごとき合成親水性高分子物
質がある。
前記乳化助剤は、写真材料においては、たとえばサポニ
ン(ステロイド系)、アルキレンオキサイド誘導体、グ
リシドール誘導体、非イオン性界面活性剤、アニオン界
面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤がある
〔実施例〕
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1 シアンカプラーとして を7タル酸ジオクチル、酢酸エチルに溶解した油相溶液
と、写真用ゼラチンを水1こ溶解し10%のドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダを加えた水相溶液を、100i
2の乳化タンクで4000rpmで50分間乳化分散し
た後減圧により酢酸エチルを除去し乳化液を得た。
この乳化液を乳化槽から排出した後、乳化槽内の洗浄の
ために、1%NaOH溶液1ooaを乳化槽l内ニ投入
し、60℃、 3000rpmの撹拌を行いながら20
分間洗浄した。その後30℃に温度を下げ、5Qの酢酸
エチルを加えて、30℃。
2000rpm、 IQ分間の撹拌洗浄を行った。その
結果、洗浄液のpH7,6となった。排液後水洗した所
、カプラー、高沸点溶媒等の残留がなく第2図の吸光分
析に示されるように良好に洗浄できた。
比較例(1) 実施例1同様の操作でえた乳化液を排出後、槽に温水を
満し60℃、 3000rpmの撹拌洗浄を行い、排液
後更J、:EAによる流し洗いを行ったが、カプラーl
こよっては残留するものがあり、槽壁に色が残る。
その1例の槽壁残留物の吸光分析結果を第2図に示す。
(比較例2) 実施例1の乳化液排出後、5%NaOH溶液を満し、6
0°CC13000rpの撹拌洗浄を行い、槽壁残留物
の吸光分析を行った所、第2図に示すごとく高沸点溶媒
の残留が認められた。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、洗浄を速かにかつ自動的
に行うことができるばかりでなく、洗浄性がきわめて優
れたものとなり、かつ排液のpHは中性であり低公害性
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は乳化槽および付属機器の概要図である。 第2図は槽壁残留分の吸光分析結果を示すスペクトル図
である。 l・・・乳化槽      2・・・撹拌機3・・・加
熱ジャケット  4・・・冷却ジャケットEA・・・酢
酸エチル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水中油滴型乳化液の撹拌型乳化槽の洗浄方法において、
    槽内にアルカリ水溶液を満たし撹拌洗浄し、続いて更に
    酢酸エチルを加え再度撹拌することによって、洗浄と中
    和を同時に行うことを特徴とする乳化槽の洗浄方法。
JP8191790A 1990-03-29 1990-03-29 乳化槽の洗浄方法 Pending JPH03278876A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5597793A (en) * 1993-06-01 1997-01-28 Ecolab Inc. Adherent foam cleaning compositions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5597793A (en) * 1993-06-01 1997-01-28 Ecolab Inc. Adherent foam cleaning compositions

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