JPH0327740Y2 - - Google Patents

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JPH0327740Y2
JPH0327740Y2 JP1984167441U JP16744184U JPH0327740Y2 JP H0327740 Y2 JPH0327740 Y2 JP H0327740Y2 JP 1984167441 U JP1984167441 U JP 1984167441U JP 16744184 U JP16744184 U JP 16744184U JP H0327740 Y2 JPH0327740 Y2 JP H0327740Y2
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welding
stud
chuck
cylindrical body
fitting hole
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンデンサの放電エネルギを利用し
てスタツドを母材に溶接するコンデンサ放電型ス
タツド溶接に用いられる溶接銃に関するものであ
る。
従来の技術 このようなコンデンサ放電型スタツド溶接には
従来種々の構造の溶接銃が用いられているが、一
般には、図面の第6図や実公昭57−50140公報に
示されるように、従来のコンデンサ放電型スタツ
ド溶接用の溶接銃は、ハウジング内に軸線方向に
沿つて摺動可能にのび先端に溶接すべきスタツド
を受けるチヤツクを備えた筒状本体と、この筒状
本体を常にその先端方向に向つて強制するばね
と、溶接すべきスタツドと母材との間に溶接電流
を流すための溶接電源装置の溶接コンデンサから
の溶接ケーブルを接続する接続通電部材とを有
し、トリガスイツチの作動により上記チヤツクを
介して母材とスタツドとの間に溶接電流を流しス
タツドを母材に押圧して溶接するように構成され
ている。
考案が解決しようとする問題点 上述のような従来構造の溶接銃においては例え
ば第6図に示すようにチヤツクAは筒状本体を成
すスピンドルBの先端に当接して導電性の保持ケ
ーシングC内にピンDによつて固定されておりそ
してチヤツクAに装着される溶接すべきスタツド
には導電性の保持ケーシングCおよびチヤツクA
を介して溶接電流が流れるようにされている。と
ころでチヤツクAは溶接すべきスタツドの寸法に
合わせて取り換えられ、従つて第6図に示すよう
なピンDで止めるような構造のものではピンDを
緩めたり縮めたりするために工具を用いる必要が
あり、操作に手間がかかる。また保持ケーシング
Dの内側面とチヤツクAの外周面との間にすき間
が生じるとスパークの原因となるため、これらの
面を精密に加工する必要がある。
そこで本考案の目的は、この種の溶接機におい
てチヤツクの着脱を工具を用いずに容易に行なう
ことができるようにすると共にチヤツクの係止面
を特別に加工しなくてもスパークの発生を確実に
防止できるようにすることにある。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案によるコ
ンデンサ放電型スタツド溶接用の溶接銃は、ハウ
ジング内に軸線方向に沿つて摺動可能にのびる筒
状体の先端部に外方に向つて拡がつたテーパー状
の嵌合穴を形成し、この嵌合穴のテーパー角に相
応した円錐状外周面をもちかつ一つの縦方向割れ
目を備えたリング状のチヤツク保持部材を上記嵌
合穴内へ締付ナツト部材により締付けることによ
りチヤツクを保持できるように構成したことを特
徴としている。
作 用 このように構成したことによつて、本考案によ
る溶接銃においては、リング状のチヤツク保持部
材をチヤツクと筒状本体との間に介在させたこと
によりチヤツクと筒状本体とは確実に接触保持さ
れ、しかも接触面積を大きく取ることができる。
また締付ナツト部材は好ましくは絶縁性のプラス
チツク材料で構成することができ、これを手で単
に締付けたり緩めたりするだけでチヤツクを着脱
することができる。さらにリング状のチヤツク保
持部材はその外周面が筒状本体の先端部のテーパ
ー状の嵌合穴の内周面に相応ししかも縦方向割れ
目を備えているので、チヤツクの外周接触保持面
を特別に精密加工しなくても、筒状本体に対して
確実に接触保持させることができる。
実施例 以下図面の第1〜5図を参照して本考案の一実
施例について説明する。
第1,2図には本考案による溶接銃の全体構成
を示し、1は円筒状ハウジングでその後端にはキ
ヤツプ2が取外し可能に装着されており、また円
筒状ハウジング1にはハンドル3が装着され、ハ
ンドル3はトリガボタン4を備えている。円筒状
ハウジング1内には同軸に導電体材料の筒状本体
5が軸受6によつて軸線方向に摺動可能に支持さ
れている。筒状本体5の先端部の内周面は符号5
aで示すように外方に向つて拡がつたテーパー状
に形成され、第4,5図に拡大して示すチヤツク
保持部材7を受けるようにされている。このチヤ
ツク保持部材7は導電体材料から成り、第5図に
示すように外周面7aは上記テーパー状の内周面
5aに対応して円錐状に形成され、そして第4図
に示すように一つの縦方向にのびる割れ目7bと
二つの縦方向にのびる細溝7cとが形成されてい
る。このチヤツク保持部材7内にはチヤツク8が
挿入され、第1図に示すように締付ナツトを成す
例えばプラスチツク材料から成り得るキヤツプナ
ツト9を筒状本体5の先端部上に締付けることに
よりチヤツク8は筒状本体5に対してチヤツク保
持部材7を介して比較的広い接触面積で密着保持
される。従つてキヤツプナツト9を手で回すだけ
でチヤツク7は容易に着脱することができる。
軸受6で筒状本体5を摺動可能に支持する構造
について説明すると、第1,3図に示すように筒
状本体5の周囲に絶縁ブツシユ10,11が装着
され、これらの絶縁ブツシユ10,11上に軸受
用内輪1が取付けられている。一方軸受6は保持
部材13,14を三本のボルト15で円筒状ハウ
ジング1の先端面に締付けることによつて円筒状
ハウジング1内に固定されている。このように構
成することによつて軸受用内輪12は筒状本体5
から電気的に絶縁されると共に筒状本体5の滑ら
かで正確な軸方向摺動を保証することができる。
また第1,3図において16は図示してない溶
接電源装置からの溶接ケーブル17の端子17a
を筒状本体5に接続する接続端子部材で、この端
子部材16は、第1,3図に示すように筒状本体
5にねじ係合するねじ穴16aと溶接ケーブル1
7の端子17aをボルト18で固定するねじ穴1
6bとを備えており、また各ねじ穴16a,16
bを横切つてそれぞれスリツト16c,16dが
形成されている。従つて溶接ケーブル17の端子
17aをボルト18で接続端子部材16に締付け
固定することによつてスリツト16dが狭ばまり
一方スリツト16cが拡げられるため、ねじ係止
部に変形が生じ、ゆるみの生じないようにしつか
りと保持され、その結果発熱やスパーク発生が防
止され、良好な通電を保証することができる。
さらに第1図に示すように筒状本体5にはこれ
を先端方向に向つて押圧するばね19が筒状本体
5に取付けられた二つのばね座20,21間に装
着されている。ばね座の一方21は筒状本体5に
沿つて摺動でき、すなわち、このばね座21は円
筒状ハウジング1の後端にねじ込まれるばね調整
ねじ22によつて軸方向に摺動され、ばね19の
反発力すなわちスタツドに対する加圧力を調整で
きるようにされる。このばね調整ねじ22は筒状
本体5の後端に装着された目付盛止め部材23の
外周囲に予定の間隔で設けられたローレツト目盛
りに合わせることによつて所望の加圧力に設定す
ることができる。
筒状本体5の後端に装着された目盛付止め部材
23はまた筒状本体5内にのびるスタツド位置調
整部材24を筒状本体5内に保持している。スタ
ツド位置調整部材24は、互いにねじ係合された
先方のスタツド受けピン24aと中間管状体24
bと後方の調整ピン24cとから成つており、中
間管状体24bは、キイ24dを筒状本体5に設
けたスロツト5bに係合させることによつて回動
しないようにされ、それにより後端のつまみ24
eを回動させることによりスタツド受けピン24
aの位置を調整することができる。なお第1,2
図において25は案内脚部で図示実施例では三本
設けられており、26は絶縁体材料から成るカバ
ーである。また図示実施例において各部の構成要
素の形状や材質は適当に選択することができる。
効 果 以上説明してきたように本考案によれば、筒状
本体の先端部の内周面を外方に拡がつたテーパー
状に形成し、これに嵌合する割り目付きで外周が
円錐形のチヤツク保持部材を用いてチヤツクを保
持するようにしているので、締付ナツト部材によ
つてチヤツク保持部材を筒状本体のテーパー状内
周面に沿つて押し込むだけでチヤツクを筒状本体
に対して確実に保持することができ、しかもチヤ
ツクの着脱を特別な工具を用いずに容易に行なう
ことができる。またテーパー状の面を介して接触
するようにしているので接触面を十分に取ること
ができしかも全周にわたつて確実に密接して保持
され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の溶接銃の正面図、第3図は第1図
の溶接銃の構成要素を示す図、第4図は別の構成
要素を示す断面図、第5図は第4図の矢印V−V
から見た断面図、第6図は従来の溶接銃の一例を
示す縦断面図である。 図中、1……ハウジング、5……筒状本体、5
a……テーパー状の嵌合穴、7……チヤツク保持
部材、8……チヤツク、9……締付ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内に軸線方向に沿つて摺動可能にの
    び先端に溶接すべきスタツドを受けるチヤツクを
    備えた筒状本体と、この筒状本体を常にその先端
    方向に向つて強制するばねと、溶接すべきスタツ
    ドと母材との間に溶接電流を流すため溶接電源装
    置の溶接コンデンサからの溶接ケーブルを接続す
    る接続通電部材とを有し、トリガスイツチの作動
    により上記チヤツクを介して母材とスタツドとの
    間に溶接電流を流しスタツドを母材に押圧して溶
    接するようにしたコンデンサ放電型スタツド溶接
    用の溶接銃において、上記筒状本体の先端部に外
    方に向つて拡がつたテーパー状の嵌合穴を形成
    し、この嵌合穴のテーパー角に相応した円錐状外
    周面をもちかつ一つの縦方向割れ目を備えたリン
    グ状のチヤツク保持部材を上記嵌合穴内へ締付ナ
    ツト部材により締付けることによりチヤツクを保
    持できるように構成したことを特徴とするコンデ
    ンサ放電型スタツド溶接用の溶接銃。
JP1984167441U 1984-11-06 1984-11-06 Expired JPH0327740Y2 (ja)

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JPS6182776U JPS6182776U (ja) 1986-05-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899056A (ja) * 1972-02-28 1973-12-15
JPS5750140U (ja) * 1980-09-09 1982-03-20

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