JPH10223396A - プラズマトーチ - Google Patents

プラズマトーチ

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Publication number
JPH10223396A
JPH10223396A JP9033105A JP3310597A JPH10223396A JP H10223396 A JPH10223396 A JP H10223396A JP 9033105 A JP9033105 A JP 9033105A JP 3310597 A JP3310597 A JP 3310597A JP H10223396 A JPH10223396 A JP H10223396A
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JP
Japan
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torch
cartridge
main body
nozzle
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP9033105A
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English (en)
Inventor
Toshiya Shintani
俊哉 新谷
Yoshitaka Aragaki
淑隆 新垣
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to PCT/JP1998/000341 priority patent/WO1998034441A1/ja
Publication of JPH10223396A publication Critical patent/JPH10223396A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • H05H1/32Plasma torches using an arc
    • H05H1/34Details, e.g. electrodes, nozzles
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • H05H1/32Plasma torches using an arc
    • H05H1/34Details, e.g. electrodes, nozzles
    • H05H1/3478Geometrical details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トーチ本体とカートリッジ側の電極、及びト
ーチノズルとの間の電気的な接続の信頼性を向上させる
ことが可能なプラズマトーチを提供する。 【解決手段】 ソケット部67は、小径部位に形成され
た雌ねじ部69に加えて、大径部位の内周面に金属等の
導電性材料から成るフィン状の板ばね71を更に備え
る。雌ねじ部69は、カートリッジがトーチ本体55に
嵌合されたとき、ボディの雄ねじ部と螺合して外部電源
から供給される電力をカートリッジの電極に与えるため
の第1の通電路を形成する。板ばね71は、カートリッ
ジがトーチ本体55に嵌合されたとき、カートリッジの
プラグ部の外周面を挟み込んだ状態で縮んでプラグ部に
接触することにより、外部電源からの電力を電極に与え
るための第2の通電路を形成する。給電スリーブ61の
内向きフランジ61a、又は、ノズルの外向きフランジ
の先端側の面に、ばね座金が介装される。ばね座金は、
外向きフランジと内向きフランジ61aとが離間して
も、先端部が両者間の電気的な接触を確保するよう作用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーチ本体と、ト
ーチ本体内に挿入されて固定される電極を含むカートリ
ッジとを備えるプラズマトーチの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマアークと作動ガスとを噴
射することにより、ワークの溶接や切断を行うプラズマ
トーチにおいて、カートリッジ式のプラズマトーチが知
られている。これは、トーチノズルや電極等の消耗し易
い部品の交換を容易にするために、これら各部をカート
リッジに組込んで、このカートリッジをトーチ本体に対
して着脱自在に構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ラズマトーチにおいては、カートリッジの基端部に形成
される雄ねじ部を、トーチ本体の基端部に形成される雌
ねじ部に螺合することによってカートリッジのトーチ本
体への組み付けを行っているが、外部電源から電極に対
する給電は、双方のねじ部及びその近傍部位を金属等の
導電性材料で構成し、これらの部位を通電路とすること
によって行っていた。一方、トーチノズルへの給電につ
いては、上記組み付けに際して互いに接触するノズルの
面と、上記雌ねじ部と電気的に絶縁されたトーチ本体に
おける先端側の導電性部材の面との押し付けによって形
成される接触部を通電路とすることによって行ってい
た。
【0004】そのため、上記組み付け時における両ねじ
部間の締め付け不足や、両ねじ部間において緩みが生じ
ると、電気的な接続における信頼性が低下し、導通不良
により両ねじ部間において発熱が生じ、溶損する不具合
があった。また、上記組み付け時における両ねじ部間の
締め付け不足や、両ねじ部間において緩みが生じると、
押し付けによって接触させていたノズル面とトーチ本体
の先端側の導電性部材の面との間に隙間が生じ、導通不
良によって両者の面が溶損する不具合もあった。
【0005】従って本発明の目的は、トーチ本体とカー
トリッジ側の電極、及びトーチノズルとの間の電気的な
接続の信頼性を向上させることができるプラズマトーチ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
うプラズマトーチは、トーチ本体と、トーチ本体内に挿
入されて固定される電極を含んだカートリッジと、トー
チ本体とカートリッジとの間に介在されて両者の間に押
し縮められている弾性部材とを備える。
【0007】上記構成によれば、弾性部材によりトーチ
本体とカートリッジとの間に生じる緩みが規制される。
【0008】本発明の第1の側面に係る好適な実施形態
では、弾性部材が、導電性材料により構成されている。
【0009】上記構成によれば、振動やガタツキにより
トーチ本体とカートリッジとの間に緩みが生じても、弾
性部材により両者間における電気的接触の信頼性を高め
ることができる。
【0010】また、上記構成では、弾性部材を通してト
ーチ本体から電極への通電が可能になっている。
【0011】本発明の第2の側面に従うプラズマトーチ
は、トーチ本体と、トーチ本体内に挿入されて固定され
る先端ノズルを含んだカートリッジと、トーチ本体と先
端ノズルとの間に介在されて両者の間に押し縮められて
いる弾性部材とを備える。
【0012】上記構成によれば、弾性部材によりトーチ
本体と先端ノズルとの間に生じる緩みが規制される。
【0013】本発明の第2の側面に係る好適な実施形態
では、弾性部材が、導電性材料により構成されている。
【0014】上記構成によれば、振動やガタツキにより
トーチ本体と先端ノズルとの間に緩みが生じても、弾性
部材により両者間における電気的接触の信頼性を高める
ことができる。
【0015】また、上記構成では、弾性部材を通してト
ーチ本体から先端ノズルへの通電が可能になっている。
【0016】本発明の第3の側面に従うプラズマトーチ
は、トーチ本体と、トーチ本体内に挿入されて固定され
るカートリッジとを備えるもので、カートリッジが、夫
々別々の電圧が印加されるべき先端ノズル及び中心電極
を有し、トーチ本体が、先端ノズルに電気的に接続され
るべき先端側筒体と、電極に電気的に接続されるべき基
端側筒体とを有し、カートリッジの先端側部分とトーチ
本体の先端側部分との間に介在されて両者の間に押し縮
められている第1の導電性弾性部材と、カートリッジの
基端側部分とトーチ本体の基端側部分との間に介在され
て両者の間に押し縮められている第2の導電性弾性部材
とを有する。
【0017】上記構成によれば、第1の導電性弾性部材
により、カートリッジの先端側部分とトーチ本体の先端
側部分との間の電気的接触の信頼性を高めることがで
き、また、第2の導電性弾性部材により、カートリッジ
の基端側部分とトーチ本体の基端側部分との間の電気的
接触の信頼性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0019】図1及び図2は、本発明の一実施形態に係
るプラズマトーチを構成する各部を夫々示すもので、図
1は、カートリッジの構成を示す断面図、図2は、トー
チ本体の構成を示す断面図である。
【0020】まず、カートリッジの構成を、図1により
詳細に説明する。
【0021】カートリッジ1は、図示のように、トーチ
ノズル(ノズル)3と、ガイド筒(内筒)5と、電極7
と、外筒9と、カートリッジボディ(ボディ)11と、
把手13とを備える。
【0022】ノズル3は、同心状に形成された貫通穴3
aに、電極7を抱持した内筒5の一部を挿脱自在に嵌挿
するための筒状体で導電性材料によって構成されてお
り、カートリッジ1の先端(図1では、左側)に位置し
ている。ノズル3は、その外径が先端側、基端側及びそ
れらの境界領域において相違している。即ち、ノズル3
の外径は、境界領域が小径に、基端側が大径に形成され
ていて、基端側の端部には外向きフランジ3bが設けら
れている。この外向きフランジ3bの外径は、後に詳述
する外筒9の外径よりも小径に設定されている。そし
て、基端側から境界領域にかけての部位は、カートリッ
ジ1をトーチ本体55(図2に示す)に嵌合したとき、
冷却水によるノズル3の冷却効果を大きくするためにテ
ーパ部3cになっている。更に、ノズル3の先端側外周
面及び基端側外周面には、夫々Oリング15、17が取
付けられている。
【0023】内筒5は、上述したように、貫通穴5aに
電極7の先端側の部分を嵌挿した状態でノズル3に嵌挿
するための筒状体で、ノズル3と電極7との間を電気的
に絶縁するために、例えばセラミックや樹脂等の絶縁性
材料によって構成されている。内筒5の基端側の端部に
は、厚肉の外向きフランジ5cが形成されており、外向
きフランジ5cの外周面にはOリング19が取付けられ
ている。この外向きフランジ5cが外筒9に嵌挿される
ことで、内筒5は外筒9によって固定的に支持される。
貫通穴5aの先端側には、作動ガスを吹出すためのガス
ノズル5bが渦巻き状に形成されている。ガスノズル5
bの上流側端部は、外向きフランジ5cの近傍部位、即
ち、内筒5をノズル3に組み付けることにより内筒5と
ノズル3の外向きフランジ3bとの間に形成される環状
の凹部20に開口している。
【0024】なお、この環状の凹部20は、カートリッ
ジ1がトーチ本体55に嵌合されたときに、トーチ本体
55の給電スリーブ61と共にプラズマガス室22を形
成することとなるため、ガスノズル5bの上流側端部
も、このプラズマガス室22に連通することとなる。
【0025】外筒9は、内筒5とボディ11との間に介
在して内筒5をボディ11に固定させるための筒状体で
ある。外筒9は、カートリッジ1が後に詳述するトーチ
本体55に嵌挿されたときに、ボディ11とトーチ本体
55との間を電気的に絶縁するために、内筒5における
と同様に、例えばセラミックや樹脂等の絶縁性材料によ
って構成されている。外筒9内部空間の大部分(図1の
右側)には、ボディ11が嵌挿され、残りの部分(図1
の左側)に、内筒5が嵌挿される。そして、外筒9の基
端側の端部は、僅かに大径になっていてその外周面には
Oリング21が取付けられている。
【0026】ボディ11は、先端側(図1の左側)にお
いて電極7と外筒9とを、また、基端側(図1の右側)
において把手13を、夫々固定的に保持するための筒状
体で導電性材料によって構成されている。ボディ11の
内部には、同心状に貫通穴11aが形成されており、貫
通穴11aの先端側の開口は、電極7の基部(電極台)
39を嵌挿した状態で固定が可能なように基部39の外
径に合せて拡張されている。この拡張された開口に近接
する貫通穴11aの部位には、基部39に形成された雄
ねじ部41と螺合する雌ねじ部43が形成されている。
一方、貫通穴11aの基端側の開口は、把手13の取付
部13aを嵌挿した状態で固定が可能なように取付部1
3aの外径に合せて先端側の開口よりも大幅に拡張され
ている。
【0027】ボディ11の外径は、外筒9に嵌挿される
先端側部分では外筒9の内径に合せて比較的小径に形成
され、トーチ本体55の内壁に当接する中間部分では先
端側部分よりも大径に形成され、更に、トーチ本体55
の内壁に当接する基端側部分では中間部分よりも大径に
形成されている。中間部分には、所定の間隔を置いて夫
々上記貫通穴11aに連通する2個の環状の切欠き溝2
3、25が設けられている。そして、切欠き溝23、2
5には、夫々冷却水注入管27、冷却水排出管29が開
口しており、切欠き溝23、25の近傍には、Oリング
33、35、37が夫々取付けられている。基端側部分
における中間部分寄りの部位は、外周面に、トーチ本体
55のソケット部67の内壁に形成された雌ねじ部69
(図2に示す)と螺合する雄ねじ部31を有している。
基端側部分のテーパ領域から大径領域にかけての部位
は、雄ねじ部31と共に外部電源(図示しない)より給
電を受けるプラグ部30になっている。即ち、このプラ
グ部30は、カートリッジ1がトーチ本体55に嵌合さ
れたとき、外周面がトーチ本体55のソケット部67に
設けられる板ばね71に圧接し、この板ばね71を通じ
て外部電源(図示しない)からの給電を受けるようにな
っている。
【0028】電極7は、外部電源(図示しない)から加
工対象であるワーク(図示しない)との間に印加される
高電圧によってプラズマアークを発生させるためのもの
で、電極本体45と、電極片47とを備える。電極本体
45は、略筒状に形成されており、先端側に向って開口
する比較的短い同心状の凹部49と、基端側に向って開
口する比較的長い同心状の電極冷却室51と、上述した
基部39とを備える。電極冷却室51には、上流側開口
が切欠き溝23を介して冷却水注入管27に連通する冷
却水流入管53の一部が挿入されている。冷却水流入管
53の下流側開口は、電極冷却室51に連通している。
なお、電極冷却室51の基端側は、上述したボディ11
の貫通穴11aに連通している。基部39の外周面に
は、電極冷却室51をシールするために、Oリング55
が取付けられている。一方、電極片47は、凹部49内
にろう付け、又は圧入等により取付固定される。
【0029】把手13は、カートリッジ1のトーチ本体
55への組み付け、及びトーチ本体55からの取外しに
際して用いられるもので、絶縁性材料から成る支持部材
1414´を介して貫通穴11aの基端側の開口に嵌合
されている。把手13は、カートリッジ1をトーチ本体
55に嵌合するとき、例えば正方向に手動で回転させる
ことによって雄ねじ部31を雌ねじ部69に螺合させ、
カートリッジ1をトーチ本体55から取り出すときに
は、逆方向に手動で回転させることによって雄ねじ部3
1と雌ねじ部69との間の螺合を解除させる。
【0030】次に、トーチ本体の構成を、図2により詳
細に説明する。
【0031】トーチ本体55は、図示のように、シール
ドガスキャップ57と、トーチキャップ59と、給電ス
リーブ61と、マイクロスイッチ63と、トーチボディ
(ボディ)65とを備える。
【0032】ボディ65は、例えばセラミックや樹脂等
の絶縁性材料によって構成されていて、内部にはカート
リッジ1を嵌合するためのカートリッジ収容空間部A
と、冷却水漏れ防止用シリンダ部Bと、冷却水・ガス供
給路部Cとが形成されている。空間部Aとシリンダ部B
とは、共に図2の左右方向に延びており、互いに並行に
なるよう形成されている。供給路部Cは、全体として略
L字状に形成されており、空間部A及びシリンダ部Bに
並行な部分と、空間部Aに直交する部分とから成ってい
る。
【0033】空間部Aは、断面が略円形状を呈してお
り、その先端側開口(図2の左端)が最も小径になるよ
う、また、基端部側開口(図2の右端)が最も大径にな
るよう形成されている。空間部Aの先端側開口と基端部
側開口との中間領域においては、図2の左半分では略同
一径に形成され、一方、図2の右半分では基端部側(図
2の右側)に向うに連れて段階的に大径になるよう形成
されている。空間部Aの基端部側開口には、その形状に
合せて段状に形成されたソケット部67が嵌挿されてい
る。
【0034】ソケット部67は、カートリッジ1がトー
チ本体55に嵌合されたときに、外部電源(図示しな
い)から供給される電力を電極7に与えるものである。
【0035】本実施形態では、ソケット部67は、小径
部位に形成された雌ねじ部69に加えて、大径部位の内
周面に金属等の導電性材料から成るフィン状の板ばね7
1を更に備えている。雌ねじ部69は、カートリッジ1
がトーチ本体55に嵌合されたときに、ボディ11の雄
ねじ部31と螺合して外部電源(図示しない)から供給
される電力を電極7に与えるための第1の通電路を形成
する。一方、板ばね71は、カートリッジ1がトーチ本
体55に嵌合されたときに、プラグ部30の外周面を挟
み込んだ状態で縮んでプラグ部30に接触することによ
り、外部電源(図示しない)から供給される電力を電極
7に与えるための第2の通電路を形成する。換言すれ
ば、本実施形態では、板ばね71及びプラグ部30にコ
ネクタとしての機能を付与したものである。
【0036】このように、本実施形態に係るプラズマト
ーチにおいては、カートリッジ1をトーチ本体55に嵌
合することによって、外部電源(図示しない)から電極
7に対して上記第1、第2の2つの通電路を通じて給電
が行われることとなる。そのため、雄ねじ部31と雌ね
じ部69との間が締め付け不足や緩み等によって電気的
に導通不良状態になり、第1の通電路を通した給電が行
われなくなったとしても、板ばね71とプラグ部30と
の上記接触状態による第2の通電路を通した給電が確保
されるから、上記導通不良部において発熱し溶損するこ
とはない。
【0037】空間部Aにおいて、上述した中間領域の右
半分は、内周側も外周側と同様に絶縁性材料から成る部
材によって構成されており、その周面には、カートリッ
ジ1を空間部Aに嵌合したとき、上述した冷却水注入管
27、及び冷却水排出管29に夫々連通し得る位置に2
本のノズル冷却水送入管73、75が開口している。
【0038】一方、上述した中間領域の左半分は、内周
側に給電スリーブ61が挿入されている。
【0039】給電スリーブ61は、カートリッジ1をト
ーチ本体55に嵌合することにより、ノズル3に対して
パイロットアークのための給電を行うもので、筒状に形
成されており、先端側開口に内向きフランジ61aを、
また、基端側開口に外向きフランジ61bを、夫々有す
る。内向きフランジ61aは、カートリッジ1をトーチ
本体55に嵌合するとき、ノズル3の外向きフランジ3
bが当接することにより、ノズル3を含むカートリッジ
1を空間部Aにおいて位置決めするよう機能すると共
に、ノズル3に対するパイロットアークのための給電の
通電路としても機能する。なお、外向きフランジ61b
は、外部電源(図示しない)に電気的に接続されてい
る。
【0040】シールドガスキャップ57は、シールドガ
スを吹出すためのもので筒状に形成されており、空間部
Aの先端側開口に取付けられる。シールドガスキャップ
57の先端側には、シールドガスを旋回させて吹出すシ
ールドガスノズル79の下流端が開口している。シール
ドガスノズル79の上流端は、キャップ57の先端側外
周部に取付けられたトーチキャップ59とキャップ57
の外縁部とによって形成されるシールドガス室77に開
口している。なお、キャップ57、59の軸心と、ノズ
ル3の軸心とは、一致するようになっている。
【0041】冷却水漏れ防止用シリンダ部Bは、シリン
ダ81と、シリンダロッド83と、ばね85と、マイク
ロスイッチ63とを備える。シリンダ81は、その周面
に、上述した2本のノズル冷却水送入管73、75が開
口しており、図2の左端側にはマイクロスイッチ63の
レバー63aが突出している。シリンダロッド83の周
面には、ノズル冷却水送入管73、75に夫々対応して
2個の環状切欠き溝87、89が形成されており、環状
切欠き溝87、89の近傍の外周面には、Oリング9
1、93、95、97が取付けられている。環状切欠き
溝87、89は、カートリッジ1が空間部Aに嵌合され
ることによってシリンダロッド83がシリンダ81の左
端面に圧接されたときに、ノズル冷却水送入管73、7
5に夫々連通する位置に形成される。この状態では、レ
バー63aがマイクロスイッチ63内に没入することと
なるので、これによってスイッチ63から信号処理部
(図示しない)にカートリッジ1が空間部Aに嵌合され
た旨の信号が出力される。なお、ばね85は、シリンダ
ロッド83を基端側に付勢している。
【0042】冷却水・ガス供給路部Cは、上述したノズ
ル冷却水送入管73、75と、環状冷却室99と、冷却
水流入路101と、冷却水戻り路103と、冷却水排水
管105と、作動ガス供給路(図示しない)と、シール
ドガス供給路(図示しない)とを備える。環状冷却室9
9は、カートリッジ1が空間部Aに嵌合されたとき、冷
却室99内に没入するノズル3の外周面をノズル冷却水
送入管75、及び冷却水流入路101を通って流入する
冷却水により冷却するものである。冷却室99からの冷
却水は、冷却水戻り路103、及び冷却水排水管105
を通って外部に排水される。なお、作動ガス供給路(図
示しない)は、上述したプラズマガス室22に連通して
おり、また、シールドガス供給路(図示しない)は、シ
ールドガス室77に連通している。
【0043】図3は、本発明の一実施形態に係るトーチ
ノズル、及びトーチ本体とを示す部分拡大断面図であ
る。
【0044】更に本実施形態では、図示のように、ノズ
ル3の外向きフランジ3bの先端側の面、又は、給電ス
リーブ61の内向きフランジ61aに、矢印F方向に付
勢力を生じるばね座金107を介装している。このばね
座金107は、カートリッジ1の空間部Aに対する組み
込みが緩かったり、或いはプラズマトーチの振動により
外向きフランジ3bと内向きフランジ61aとが離間し
て図示のように隙間dが生じても、上記付勢力によりば
ね座金107の先端部が両者間の電気的な接触を確保す
るよう作用する。そのため、上述した隙間dが生じたこ
とにより、外向きフランジ3bと内向きフランジ61a
との間が導通不良になることはなく、導通不良によって
外向きフランジ3bの端面、及び内向きフランジ61a
の端面が溶損するのを防止できる。
【0045】以上説明したように、本発明の一実施形態
によれば、ソケット部67に、雌ねじ部69に加えて、
金属等の導電性材料から成るフィン状の板ばね71を備
えることとしたので、カートリッジ1を空間部Aに嵌合
すると板ばね71がプラグ部30をその外周面から挟み
込むこととなる。そのため、上記嵌合を行った後は、プ
ラグ部30とソケット部67との間の接続は緩みにく
い。また、ソケット部67とプラグ部30とが金属等の
導電性材料によって構成されているので、両者をトーチ
本体55とカートリッジ1との間の電気的な導通のため
のコネクタとして機能させることもできる。よって、通
電路を2箇所にすることができ、電気的な接続における
信頼性が向上する。この場合、カートリッジ1のトーチ
本体55に対する組み付けや取外しが、カートリッジ1
を回転させることにより行われるため、板ばね71、及
びプラグ部30の双方の接触面が組み付けや取外しの度
に磨かれることとなる。よって、錆やごみ等の付着が生
じ易い環境下でも導通不良が起こり難い。更に、ばね座
金107により、外向きフランジ3bと内向きフランジ
61aとに隙間が生じても両者間の電気的な接触が確保
されるので、外向きフランジ3bと内向きフランジ61
aとの間が導通不良になることはなく、導通不良によっ
て両者の端面が溶損するのを防止できる。
【0046】なお、上述した内容は、あくまで本発明の
一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容の
みに限定されることを意味するものでないのは勿論であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トーチ本体とカートリッジ側の電極、及びトーチノズル
との間の電気的な接続の信頼性を向上させることが可能
なプラズマトーチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカートリッジの構成
を示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係るトーチ本体の構成を
示す断面図。
【図3】本発明の一実施形態に係るトーチノズルとトー
チとを示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 カートリッジ 3 トーチノズル(ノズル) 5 ガイド筒(内筒) 7 電極 9 外筒 11 カートリッジボディ(ボディ) 13 把手 15、17、19、21、33、35、37、55 O
リング 23、25 環状の切欠き溝 27 冷却水注入管 29 冷却水排出管 31 雄ねじ部 39 基部(電極台) 41 雄ねじ部 43 雌ねじ部 45 電極本体 47 電極片 49 凹部 51 電極冷却室 53 冷却水流入管 55 トーチ本体 57 トーチキャップ 59 シールドガスキャップ 61 給電スリーブ 63 冷却水漏れ防止用シリンダ 65 マイクロスイッチ 67 トーチボディ(ボディ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーチ本体と、 前記トーチ本体内に挿入されて固定される電極を含んだ
    カートリッジと、 前記トーチ本体と前記カートリッジとの間に介在されて
    両者の間に押し縮められている弾性部材と、 を備えることを特徴とするプラズマトーチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマトーチにおい
    て、 前記弾性部材が、導電性材料により構成されていること
    を特徴とするプラズマトーチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のプラズマト
    ーチにおいて、 前記弾性部材を通して前記トーチ本体から前記電極への
    通電が可能であることを特徴とするプラズマトーチ。
  4. 【請求項4】 トーチ本体と、 前記トーチ本体内に挿入されて固定される先端ノズルを
    含んだカートリッジと、 前記トーチ本体と前記先端ノズルとの間に介在されて両
    者の間に押し縮められている弾性部材と、 を備えることを特徴とするプラズマトーチ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラズマトーチにおい
    て、 前記弾性部材が、導電性材料により構成されていること
    を特徴とするプラズマトーチ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載のプラズマト
    ーチにおいて、 前記弾性部材を通して前記トーチ本体から前記先端ノズ
    ルへの通電が可能であることを特徴とするプラズマトー
    チ。
  7. 【請求項7】 トーチ本体と、前記トーチ本体内に挿入
    されて固定されるカートリッジとを備えたプラズマトー
    チにおいて、 前記カートリッジが、夫々別々の電圧が印加されるべき
    先端ノズル及び中心電極を有し、 前記トーチ本体が、前記先端ノズルに電気的に接続され
    るべき先端側筒体と、前記電極に電気的に接続されるべ
    き基端側筒体とを有し、 前記カートリッジの先端側部分と前記トーチ本体の先端
    側部分との間に介在されて両者の間に押し縮められてい
    る第1の導電性弾性部材と、 前記カートリッジの基端側部分と前記トーチ本体の基端
    側部分との間に介在されて両者の間に押し縮められてい
    る第2の導電性弾性部材とを有することを特徴とするプ
    ラズマトーチ。
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