JPH0248143Y2 - - Google Patents

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JPH0248143Y2
JPH0248143Y2 JP7224485U JP7224485U JPH0248143Y2 JP H0248143 Y2 JPH0248143 Y2 JP H0248143Y2 JP 7224485 U JP7224485 U JP 7224485U JP 7224485 U JP7224485 U JP 7224485U JP H0248143 Y2 JPH0248143 Y2 JP H0248143Y2
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cylinder
piston
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electrode
conductive cylinder
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トランスの内周に形成したシリンダ
内をピストンが摺動するようなポータブルタイプ
の抵抗溶接機において、前記摺動するピストン側
への給電装置に関する。
〔従来技術〕
トランスの内周に形成したシリンダ内をピスト
ンが摺動するようなポータブルタイプの抵抗溶接
機の一例として米国特許第2269726号明細書記載
のものを第2図によつて説明する。
第2図において、トランス1は一次コイル2と
二次コイルを内蔵したカバー3とからなり、その
内周には二次コイルを内蔵した導電シリンダ4が
設けられている。該導電シリンダ4の一端にはパ
イプ5を取付けたコネクター6が螺着されてい
る。導電シリンダ4内には二つのピストン7,8
が設置され、一方のピストン7はパイプ5から導
電シリンダ内に導入される圧力流体の圧力を受け
るようになつており、また、他方のピストン8の
先端には一方の電極9が取付けられている。両ピ
ストン7,8には、その軸線上に孔10が設けら
れ、該孔10内に一端がピストン8の先端に他端
がコネクター6に取付けられたスプリング11が
張設されている。
電極9,12間に被溶接部材を設置し、パイプ
5から圧力流体を導電シリンダ4内に圧入する
と、両ピストン7,8はスプリング11の引張力
に抗して導電シリンダ4内を摺動前進し、電極9
が被溶接部材に圧接されるようになる。そして、
電極9と12とによつて被溶接部材を挾持して、
その挾持圧が溶接に必要な圧力になつたとき、流
体圧は両ピストン7,8の接触面13,14の作
用により両ピストンを導電シリンダ4の内周面に
密着させるように働く。両ピストン7・8が導電
シリンダと密着することによりトランスの二次側
の回路は導電シリンダ4、両ピストン7,8、電
極9,12、固定アーム15、カバー3と閉路さ
れることになり、両電極9,12間に所望の溶接
電流が流れ溶接作業が行われる。
溶接作業が終了した時点でパイプ5から圧力流
体を抜き出すことによりピストン7への流体によ
る押圧力がなくなり、ピストン7,8はスプリン
グ11の引張力により図示の位置に戻される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような溶接機では、一方の
電極9を他方の電極12に接近させるためにピス
トン7,8が導電シリンダ4の内周を全面的に摺
動するものであり、且つ該摺動面が給電面を構成
しているため、溶接機の長期間の使用により該摺
動面が電気的に犯されて逐にはその表面荒れのた
めピストンの移動がスムーズにできなくなるばか
りでなく溶接に必要な充分な電流が供給できなく
なる、という問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる問題点を解決することを目的
とするものであつて、その構成を第1図を参照し
て説明する。
第1図に示すように、本考案に係る溶接機で
は、トランス1の内周に二次コイルを内蔵した導
電シリンダ4が形成されている。そして、導電シ
リンダ4内には、先方に先細の傾斜面16を有し
後端に導電シリンダ内面を摺動する環状突起17
を形成したシリンダカツプ18と後端に前記シリ
ンダカツプの傾斜面16と接合する傾斜面19を
有し先端に水平面20を形成した分割給電リング
21と後方に前記分割給電リングの水平面20に
接合する水平面22を有し先端に電極9を取付け
たピストン23とが配設されている。また、前記
電極9と対向した他の電極12は固定アーム15
の先端に取付けられている。更に、ピストン23
にはスプリング止め24が形成され導電シリンダ
4内周に形成したスプリング止め25との間にス
プリング26が張設されている。そして、シリン
ダカツプの傾斜面16と環状突起17間の距離は
両電極9,12の最大離間距離よりも大きくして
ある。
〔作 用〕
図示の状態からシリンダカツプ18内に圧力流
体を導入すると、その流体の押圧力によつてシリ
ンダカツプは前進する。この前進力は分割給電リ
ング21を介してピストン23に作用するので、
シリンダカツプ18、分割給電リング21及びピ
ストン23はスプリング26の力に抗して共に前
進して、両電極9,12間に所望の溶接圧力で被
溶接部材が挾持される。このシリンダカツプ18
の前進時、該カツプの先端の先細の傾斜面16は
分割給電リングの傾斜面19に接合するので、分
割給電リング21は軸線方向と円周方向の両方向
に力が加えられることになり、リングの径は拡開
され、リング外周面が導電シリンダ4の内周面を
摺動する状態で分割給電リングは前進することに
なる。そして、ピストン23が前進して両電極
9,12間に所望の溶接圧力で被溶接部材が挾持
されたとき、流体圧による導電シリンダ4と分割
給電リング21、分割給電リング21とピストン
23は完全に密着状態となる。従つて、トランス
1の二次側電気回路は導電シリンダ4、分割給電
リング21、ピストン23、電極9、電極12、
アーム15、カバー3と閉成され、両電極9,1
2間にアークが形成されて所望の溶接作業が行わ
れる。この時ピストンの前進によりスプリング2
6は圧縮された状態にある。
溶接作業が終了すると、シリンダカツプ18内
の流体圧を抜くことにより、ピストン23は圧縮
されているスプリング26の力によつて後退させ
られ、電極9は被溶接部材から離れる。このピス
トン23の後退により分割給電リング21及びシ
リンダカツプ18も後退して図示のような元の位
置に戻される。
ところで、周知の如く、ピストン23の往復動
の範囲は両電極9,12の最大離間距離の範囲内
にある。そして、本考案に係る装置では、分割給
電リングは前述の如くピストンと行動を共にして
導電シリンダ内を往復動する。従つて、導電シリ
ンダ4と分割給電リング21との接触面の長さは
両電極9,12の最大離間距離の範囲内にある。
ところが、シリンダカツプ18の導電シリンダ4
の内周面と摺動する部分である環状突起17は、
分割給電リング21と接合される傾斜面16から
両電極9,12の最大離間距離よりも大きく離れ
た位置にある。それ故、分割給電リングが導電シ
リンダと摺動する個所とシリンダカツプに形成さ
れた環状突起が導電シリンダと摺動する個所とは
別の個所となり一致する個所がない。
〔実施例〕
第1図において、トランス1は一次コイル2と
二次コイルを内蔵したカバー3とからなり、その
内周には二次コイルを内蔵した導電シリンダ4が
形成されている。該導電シリンダ4の一端にはパ
イプ5を取付けたコネクター6が螺着されてい
る。以上の構成は従来例と同様である。
導電シリンダ4内には、先方に先細の傾斜面1
6を有し後端に導電シリンダ内面を摺動する環状
突起17を形成したシリンダカツプ18と後端に
前記シリンダカツプの傾斜面16と接合する傾斜
面19を有し先端に水平面20を形成した分割給
電リング21と後方に前記分割給電リングの水平
面20に接合する水平面22を有し先端に電極9
を取付けたピストン23が配設されている。この
分割給電リングは周知の如く導電片と絶縁片とが
円周上に交互に間隔を置いて設置されたものから
成つている。そして、前記環状突起17には圧力
流体が分割給電リング側へ漏出するのを防止する
ためのOリング32が設けられている。前記電極
9と対向した他の電極12は導電性の固定アーム
15の先端に取付けられている。そして、電極9
のピストン23への取付け及び固定アーム15の
本体への取付け手段は従来例と同様であり、即
ち、電極9は後述するナツト27との間にピスト
ン23の後退を制限するストツパー28を具備し
たソケツト29に螺着され、このソケツトがピス
トン23の先端の螺孔に螺入されている。また、
固定アーム15は、導電シリンダ4の先端に絶縁
部材30を介して嵌入されており、該導電シリン
ダの先端外周に形成した螺子と螺合する前記ナツ
ト27によつて、アームの後端面が二次コイルを
内蔵したカバー3の先端面と導電可能に接触する
よう固定されている。このナツト27と固定アー
ムの面にも前記絶縁部材30は介在しているの
で、導電シリンダ4と固定アーム15との間に直
接の通電はない。前記ピストン23の中間部に
は、外周面が絶縁材で覆われたスプリング止め2
4が形成されており、また導電シリンダ4の先方
内周面には絶縁材からなる他方のスプリング止め
25が設けられ、両スプリング止め24,25間
にはスプリング26が張設される。そして、前記
シリンダカツプの傾斜面16と環状突起17の距
離は前記両電極9,12の最大離間距離よりも大
きくしてある。
図示の状態で、電極9,12間に被溶接部材を
設置し、パイプ5から圧力流体をシリンダカツプ
18内に圧入すると共に一次コイル2に対して導
電線31から電流を送ると、前記作用の欄で説明
した如く、ピストン23は前進して、両電極9,
12間に被溶接部材を溶接圧力に挾持した状態
で、トランス1の二次側電気回路である導電シリ
ンダ4、分割給電リング21、ピストン23、電
極9、電極12、固定アーム15、カバー3とい
う回路が閉成されて、充分な電流が両電極間に供
給されて溶接作業が行われる。溶接作業が終了す
ると、パイプ5を介してシリンダカツプ18内の
圧力流体を抜き出し、導電線31への通電を停止
すると、前記作用の欄で説明した如く、スプリン
グ26の力によつてピストン23、分割給電リン
グ21及びシリンダカツプ18は図示のような元
の状態に戻るが、このピストンの後退はストツパ
ー28がナツト27に当接することによつて制限
されるのである。
〔考案の効果〕
本考案は、トランスの内周に導電シリンダを形
成したコンパクトな溶接機において、分割給電リ
ングをシリンダカツプによつて確実に作動させる
ので、溶接に必要な電流は充分に供給され、ま
た、溶接機の長時間の使用により、仮りに分割給
電リングの摺動する導電シリンダの内周面が電気
的に犯されてその表面荒れをおこしたとしても、
導電シリンダに対してシリンダカツプが摺動する
面は、前記分割給電リングが摺動する面と一致す
るところがなく、全く別個所であるので、シリン
ダカツプの摺動には何ら支障がないばかりか圧力
流体の漏出もないので溶接機は長期間にわたり確
実に作動できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る抵抗溶接機の給電装置の
1実施例の断面図、第2図は従来例の断面図であ
る。 1……トランス、4……導電シリンダ、9……
電極、12……電極、18……シリンダカツプ、
21……分割給電リング、23……ピストン、、
24……スプリング止め、25……スプリング止
め、26……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先方に先細の傾斜面を有し後端に導電シリンダ
    内面を摺動する環状突起を形成したシリンダカツ
    プと後端に前記シリンダカツプの傾斜面に接合す
    る傾斜面を有し先端に水平面を形成した分割給電
    リングと後方に前記分割給電リングの水平面に接
    合する水平面を有し先端に電極を取付けたピスト
    ンとをトランスの内周に形成した前記導電シリン
    ダ内に配設し、前記電極と対向した他の電極を固
    定アームの先端に取付け、ピストンに形成したス
    プリング止めと導電シリンダ内周に形成したスプ
    リング止めとの間にスプリングを張設し、前記シ
    リンダカツプの傾斜面と環状突起間の距離を前記
    両電極の最大離間距離よりも大きくしたことを特
    徴とする抵抗溶接機用給電装置。
JP7224485U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0248143Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7224485U JPH0248143Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JP7224485U JPH0248143Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JP2008119754A (ja) * 2008-02-22 2008-05-29 Obara Corp 溶接機
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