JPH03276610A - 表面再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法 - Google Patents

表面再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法

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JPH03276610A
JPH03276610A JP7639990A JP7639990A JPH03276610A JP H03276610 A JPH03276610 A JP H03276610A JP 7639990 A JP7639990 A JP 7639990A JP 7639990 A JP7639990 A JP 7639990A JP H03276610 A JPH03276610 A JP H03276610A
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Koichiro Tsujiku
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体層と表面酸化層(誘電体層)とを有す
る表面再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法に関す
る。
[従来の技術] 表面再酸化型半導体磁器コンデンサを製造する際に、表
面再酸化層(誘電体層)は半導体層の全表面に形成され
る。従って、表面再酸化層をこのままにして貴金属(非
還元性材料)からなる一対のコンデンサ電極を設けると
、一方のコンデンサ電極と他方のコンデンサ電極との間
に一方の表面再酸化層(誘電体層)と半導体層(導電寄
与層)と他方の表面再酸化層(誘電体層)とが介在する
この結果、実効誘電体層の厚みが2つの表面再酸化層の
和にな・す、静電容量の低下が生じる。
この種の欠点を解決するための方法として、表面再酸化
層の一部を物理的に研摩することによって半導体層を露
出させ、ここに一方の電極を接続する方法、及び卑金属
(還元性金属)ペーストを表面再酸化層の一部に塗布し
、焼付けることによって表面再酸化層を還元して導体化
し、半導体層に対する電気的接続を形成する方法が知ら
れている。これ等の方法によれば、一対の電極間に1つ
の表面再酸化層(誘電体層)のみが介在することになる
ので、実効誘電体厚みが172になり、静電容量が約2
倍になる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、これ等の方法で表面再酸化型半導体磁器コン
デンサを量産すると、次のような問題が生じる。
(1) 前者の物理的研摩で再酸化層を除去する方法の
場合には、磁器素体に機械的力が加わるためにマイクロ
クラックが発生し、コンデンサの特性及び信頼性の低下
が生じる。なお、マイクロクラックを防ぐために研摩時
の機械的力を抑えることは可能であるが、生産効率が大
幅に低下する。
(2) 後者の卑金属ペーストを使用する方法では、卑
金属ペーストが他の磁器素体に接触すると、その部分が
還元されて絶縁性が大幅に低下するので、磁器素体相互
の接触を防ぐことが必要になり、卑金属ペーストの焼付
の効率が悪くなる。
また、焼付炉内に卑金属粉末か漂って磁器素体の表面再
酸化層に付着し、絶縁劣化が生じる。
そこで、本発明の目的は、量産性を向上させることがで
きると共に特性劣化を少なくすることができる表面再酸
化型半導体磁器コンデンサの製造方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、円筒型半導体層と
前記半導体層の表面酸化層とから成る円筒型磁器素体を
用意する工程と、前記円筒型磁器素体の中空部の表面酸
化層の少なくとも一部に接触するように炭素粉末又は炭
素粉末含有物を配置する工程と、前記炭素粉末又は炭素
粉末含有物と前記円筒型磁器素体を加熱し、前記炭素粉
末によって前記表面酸化層を還元すること、前記円筒型
磁器素体の外周面の少なくとも一部における前記表面酸
化層の上に非還元性材料から成る第1の電極層を形成し
、且つ前記円筒型磁器素体の前記中空部の還元された領
域を介して前記半導体層に接続されるように非還元性材
料から成る第2の電極層を形成する工程とを備えた表面
再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法に係わるもの
である。
[作 用] 本発明においては、円筒状磁器素体の中空部は炭素粉末
又はこの含有物(例えばペースト)をここにとじ込める
作用を有する。従って、量産時に複数の磁器素体の外周
面同志が接触しても酸化層の還元による絶縁低下が生じ
ない。また、卑金属を還元物質として使用した場合に、
卑金属が炉内を漂って酸化層に付着することに基づいて
生じる特性劣化に比べ、炭素を還元物質として使用した
場合における上述のような特性劣化は少ない。
[第1の実施例] 次に、第1図(A)〜(C)を参照して本発明の第1の
実施例に係わる表面再酸化型磁器コンデンサの製造方法
を説明する。
まず、高純度(99,5%以上)のチタン酸バリウム(
BaTiOs)を94.5モル%と酸化ネオジム(Nd
203)5モル%と、更に鉱化材として酸化マンガン(
M n O)を0.5モル%秤量し、アルミナボールの
入った樹脂ポットを用いて湿式混合した。次に、この混
合物を脱水及び乾燥した後に、これにセルロース系バイ
ンダを8重量%と、グリセリンを10重量%と、水を加
え、十分に混練し、円筒状に押し出し成形した。
次に、この成形体を大気(酸化性)雰囲気中で1]00
℃、2時間焼成することによって焼結体を得、これを−
度室温まで冷却した後にN290%+H210%の還元
性雰囲気中で1000℃、2時間熱処理し、更に、大気
(酸化性雰囲気)中で900℃、2時間熱処理(再酸化
処理)した。
これにより、第1図(A)に示すように半導体層1と表
面再酸化層(誘電体層)2とから成る円筒型磁器素体3
が得られる。
次に、第1図(B)に示すように磁器素体3の中空部4
の表面再酸化層2の上に、炭素粉末と有機バインダとか
ら成る炭素を10%含有したべ一スト層5を塗布法で形
成した。
次に、多数の磁器素体3をこれ等の外周面が互いに接触
するように加熱炉にまとめて入れて、大気中で800℃
、2時間熱処理することによって炭素粉末含有ペースト
を熱分解させ、表面再酸化層2の中の酸素を炭素で奪い
、その部分を還元した。即ち、表面再酸化層2の一部を
還元することによってその部分を半導体層に戻した。な
お、再酸化処理後の炭素粉末の磁器素体3に対する付着
力は極めて弱いので容易に除去される。
次に、貴金属(非還元性)電極材料である銀(Ag)ペ
ーストを塗布して800℃、15分間焼付けることによ
って、第1図(C)に示す第1及び第2の電極層6.7
を形成した。この銀ベーストの焼付処理は磁器素体をこ
れ等の外周面が互いに接触するように炉に入れた状態で
行った。第1の電極6は外周面の表面再酸化層2の上に
形成され、第2の電極7は、中空部の半導体層1に接触
するように形成されていると共に端面を通って外周面の
一部に延在するように形成されている。
得られた試料(コンデンサ)200個の電気的特性を測
定し、その平均値を求めたところ、容量は675nF/
cm” tanδは2,8%、 絶縁抵抗は]−0100以上、 直流破壊電圧は1.OkVてあった。
比較のために、炭素含有ペーストによる還元処理工程を
設けない他は、本実施例と同一の方法で磁器コンデンサ
を形成し、同一の方法で電気的特性を測定したところ、 容量は350nF/cm2 tanδは2.1%、 絶縁抵抗は1010Ω以上、 直流破壊電圧は1.2kVであった。
この比較例と本実施例の容量の対比から明らかなように
、本実施例において炭素による還元作用が生じているこ
とは明らかである。
比較のために、第1図(B)の炭素含有ペースト層5の
代りに卑金属であるZnのペースト層を設け、外周面に
Agペースト層を設けて焼付けることによって磁器コン
デンサを作り、電気的特性を測定したところ、 容量は680nF/cm2 tanδは3.5%、 絶縁抵抗は107Ω、 直流破壊電圧は0.1]kVであった。
この比較例と本実施例との絶縁抵抗及び破壊電圧の対比
から明らがなように、炭素を使用することによる絶縁抵
抗及び破壊電圧の低下は極めて小さい。
炭素含有ペーストの炭素の含有量の変化による特性変化
を調べるために、炭素含有ペーストノ炭素の含有率を5
0%とし、その他は上述の実施例と同一にして磁器コン
デンサを作り、特性を調べたところ、 容量は680nF/cv” tanδは2.2%、 絶縁抵抗は1010Ω以上、 直流破壊電圧は0.9kVであった。
[第2の実施例] 第1の実施例と同一方法で第2図に示す半導体層1と再
酸化層2とから成る磁器素体3を形成し、この中空部4
に炭素粉末5aを充填し、これを大気中で800℃、2
時間熱処理し、しかる後、第1の実施例と同様にAg焼
付電極から成る第1及び第2の電極を形成し、その電気
的特性を測定したところ、 容量は683nF/cab2 tanδは2.0%、 絶縁抵抗は1010Ω以上、 直流破壊電圧はo、c+kvてあった。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 炭素含有ペースト層5は中空部4の全壁面に設
けずに、一部のみに設けてもよい。
(2) 第2の電極層7を中空部4の全領域に設けても
よい。また、第2の電極層7を外周面に導出しない構成
にすることもできる。また、第Jの電極層6を磁器素体
3の端面上に延在させることができる。
(3) 銀量外の貴金属(非還元性金属)で電極を形成
することができる。
[発明の効果] 上述から明らかなように、本発明は次の効果を有する。
(イ) 磁器素体に中空部を設け、この中空部の酸化層
に炭素又はこれを含有する物質を接触させて酸化層を還
元するので、量産のために複数の磁器素体の外周面同志
が互いに接触したとしても外周面における酸化層の絶縁
低下が生じない。従って、特性の良い表面再酸化型磁器
コンデンサの量産が可能になる。
(ロ) 還元物質が卑金属ではなくて炭素であるので、
所望領域以外に還元物質が付着することによる絶縁低下
が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(B)(C)は本発明の第1の実施例の表
面再酸化型磁器コンデンサを工程順に示す断面図、 第2図は本発明の第2の実施例の表面再酸化型磁器コン
デンサの1つの工程を示す断面図である。 1・・・半導体層、2・・・酸化層、3・・・磁器素体
、4・・・中空部、5・・・炭素含有ペースト層、6・
・・第1の電極層、7・・・第2の電極層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]円筒型半導体層と前記半導体層の表面酸化層とか
    ら成る円筒型磁器素体を用意する工程と、 前記円筒型磁器素体の中空部の表面酸化層の少なくとも
    一部に接触するように炭素粉末又は炭素粉末含有物を配
    置する工程と、 前記炭素粉末又は炭素粉末含有物と前記円筒型磁器素体
    を加熱し、前記炭素粉末によって前記表面酸化層を還元
    すること、 前記円筒型磁器素体の外周面の少なくとも一部における
    前記表面酸化層の上に非還元性材料から成る第1の電極
    層を形成し、且つ前記円筒型磁器素体の前記中空部の還
    元された領域を介して前記半導体層に接続されるように
    非還元性材料から成る第2の電極層を形成する工程と を備えた表面再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法
JP7639990A 1990-03-26 1990-03-26 表面再酸化型半導体磁器コンデンサの製造方法 Granted JPH03276610A (ja)

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