JPH032752A - フィルム一体型カメラの組立方法及びその装置 - Google Patents

フィルム一体型カメラの組立方法及びその装置

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JPH032752A
JPH032752A JP13721789A JP13721789A JPH032752A JP H032752 A JPH032752 A JP H032752A JP 13721789 A JP13721789 A JP 13721789A JP 13721789 A JP13721789 A JP 13721789A JP H032752 A JPH032752 A JP H032752A
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JP
Japan
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film
photographic film
shaft
camera
winding
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JP13721789A
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English (en)
Inventor
Yutaka Teraoka
豊 寺岡
Tadashi Mukasa
武笠 忠
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分計] この発明は、例えば使い捨てカメラのようなメーカー側
によって写真フィルムが装填され、ユーザーは直ちに撮
影を行なえばよいような簡易なフィルム一体型カメラの
組立方法及びその装置に関する。
[従来の技術] 小型カメラとして、例えばフィルム一体型カメラが提案
されており、このものは写真フィルムがカメラの組立工
程で装填され、ユーザーの写真フィルムの装填や巻き戻
し等の操作が不要になり、ユーザーは直ちに撮影を行な
えばよいから、ユーザーがフィルムを入れるカメラと比
べて、操作は容易である。
・〔発明が解決しようとする課題〕 このフィルム一体型カメラでは5カメラボデイの組立時
に予め写真フィルムを巻取軸に巻付けた状態で内蔵し、
撮影で1駒毎にパトローネに巻取り、終了後にカメラボ
ディを分解して、撮影済の写真フィルムを取出すように
しているが、この組立は写真フィルムが露光しないよう
に暗室状態で、しかも複雑な装置でパトローネから巻取
軸に巻取って、その後にカメラボディを光密状態にして
いる。
ところで、このように暗室状態で、写真フィルムの組付
けを行なうと手数がかかると共に、自動的に組立てる場
合には、装置が複雑で、高価であり、生産コストが嵩む
等の不具合がある。
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、カメラボ
ディの組立てが、明室で、簡単に行なうことができるフ
ィルム一体型カメラの組立方法及びその装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、請求項1記載のフィルム一
体型カメラの組立方法の発明は、カメラボディの組立時
に予め写真フィルムを巻取軸に巻付けた状態で内蔵し、
撮影でパトローネに巻取り、終了後にカメラボディを分
解して、撮影済の写真フィルムを取出すフィルム一体型
カメラの組立方法において、前記パトローネから写真フ
ィルムの端部を引き出して巻取軸に規定量巻込み、前記
パトローネから写真フィルムを巻取軸に外部から巻取可
能にしてカメラボディを組立てることを特徴としている
請求項2記載のフィルム一体型カメラの組立装置の発明
は、写真フィルムがセットされるカメラボディを保持す
るカメラボディ保持機構と、前記カメラボディの外部か
らパトローネから引き出された写真フィルムの端部を巻
取軸に規定量巻込むフィルム巻込機構とを有することを
特徴としている。
[作用] この発明のフィルム一体型カメラの組立方法及びその装
置は、明室状態でカメラボディにセットしたパトローネ
から、写真フィルムの端部を引き出して巻取軸に規定量
巻込む、そして、カメラボディを組立て明室状態で光密
にし、外部からパトローネから写真フィルムを巻取軸に
巻取って、カメラボディの組立時に予め写真フィルムを
巻取軸に巻付けた状態で内蔵する。
[実施例] 以下、この発明のフィルム一体型カメラの組立方法及び
その装置に用いられるフィルム一体型カメラの実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。′M1図はフィル
ム一体型カメラの正面図、第2図はその平面図、N3図
はその背面図、第4図はその底面図、第5図は後カバー
の正面図、′!J6図は前カバーを取外した状態の正面
図、′!J7図は前カバーを取外した状態の平面図、第
8図は後カバーを取外した状態を示す正面図、第9図は
カメラの断面図、第10図はカメラの主要部の分解斜視
図、第11図乃至第14図は作動部材を示し、3411
図は平面図、第12図は正面図、第13図は右側面図、
第14図は底面図、第15図乃至第18図は規制部材を
示し、N15図は平面図、第16図は正面図、第17図
は底面図、第18図は第16図のX■−X■断面図、第
19図乃至′!J21図はフィルムカウンタを示し、第
19図は平面図、第20図は第19図77)XX−XX
断面図、21図は底面図である。
このフィルム一体型カメラは写真フィルムが装填された
状態で市販に供される簡易なカメラで、このカメラは写
真フィルムがカメラの組立工程で装填され、ユーザーの
写真フィルムの装填や巻き戻し等の操作が不要になり、
ユーザーは直ちに撮影することができる。
カメラボディ 第1図乃至第10図に示すように、カメラボディは本体
10、前カバー20及び後カバー30で構成され、これ
らはそれぞれ樹脂により形成され、本体10に前カバー
20及び後カバー30が凹凸係合で一体に組付けられる
第6図乃至第10図に示すように、本体10には撮影レ
ンズ40、フィルム巻上げ機構50、フィルムカウンタ
60、レリーズ機構70、シャッタチャージ機構80、
シャッタ機構90等が備えられている。さらに、本体1
0には第8図に示すように画面枠11を挟んで、両側に
未露光フィルム収納部12と露光フィルム収納部13と
が設けられている。未露光フィルム収納部12には巻取
軸1が、露光フィルム収納部13にはパトローネ2が収
納され、これにより写真フィルムFが装填されるように
なっている。未露光フィルム収納部12にはカメラ組立
て時に巻取軸1に写真フィルムが巻撮られ、この実施例
では24枚撮りの写真フィルムが用いられているが、3
6枚撮りにも適用可能な広さ形成されている。
第1図及び342図に示すように、前カバー20の前側
には作業孔21及び撮影レンズカバ一部22が形成され
ている。前カバー20の前側と上側の隅部には対物枠2
3が開口され、後カバー30に設けた接眼枠31とによ
って簡易な直視式ファインダを構成する。また、前カバ
ー20の前面と上面の隅部にはフィルムカウンタ60と
対向する部分に操作窓24が形成され、カメラの組立時
に操作窓24から手で、写真フィルムFをセットすると
き、フィルムカンタ60を回動して撮影開始位置するこ
とができるようになっている。前カバー20の上側には
フィルムカウンタ60の表示窓25が形成され、またレ
リーズボタン26が一体に形成されている。
後カバー30の内側には第5図に示すように、写真フィ
ルムFを本体10の画面枠11に対して平面性を保持す
る圧着板32が一体に形成され、さらに未露光フィルム
収納部12と露光フィルム収納部13に対向する部分3
3.34は写真フィルムFの搬送をガイドするように壁
を内側に屈曲させて設けられている。前カバー20と後
カバー30の底面には露光フィルム収納部13を覆う蓋
3が係合されている。
写真フィルムF 第10図に示すように、写真フィルムFはパトローネ2
に収納されており、この両端部にはパーフォレーション
Pが形成されている。写真フィルムFのカメラへの装填
はカメラを組立てるときに行なわれ、パトローネ2に収
納された状態で露光フィルム収納部13にセットし、写
真フィルムFの先端部を引き出して未露光フィルム収納
部12の巻取軸1に係止し、後記する装置で規定量巻込
み、後カバー30を本体10に係合し、光密状態にする
。この状態で明室において、巻取軸1を回転して写真フ
ィルムFを巻取って、撮影可能状態にセットするように
なっている。
撮影レンズ40 第9図及び第10図に示すように、撮影レンズ40はレ
ンズ受け41に取付けられ、このレンズ受け41は本体
10の前面の凹部42に係合して保持される。この撮影
レンズ40の被写体側には前カバー20に形成したレン
ズ窓43が位置しており、このレンズ窓43の内壁には
乱反射を防止する段部が形成されでいる。撮影レンズ4
0は前カバー20を本体10に取り付けることにより、
レンズ受け41に固定される。
フィルム巻上げ機構50 第6図乃至第10図に示すように、フィルム巻上げ機構
50の巻上げノブ5菫は同軸一体の取付筒部51a%壱
上げ用フォーク51b及び突起Slcとを有している1
巻上げノブ51の取付筒部51aは、本体10の露光フ
ィルム収納部13の土壁に形成された支持筒部52に回
動可能に保持され、この巻上げノブ51の浮上りは突起
51cを前カバー20の内壁に当接することで防止され
、円滑に回転できるようになっている1巻上げ用フォー
ク51bは支持筒部52から露光フィルム収納部13の
内方へ突出しており、カメラの完成に先立って装填され
る写真フィルムFのパトローネ2の巻取軸部2aが係合
される。
巻上げノブ51の一部は後カバー30に形成された窓部
35から後方へ突出しており、指先で容易に回動できる
ようになフている。
後カバー30には第2図、第3図及び第5図に示すよう
に、逆巻き防止ストシバ36が一体に形成されており、
この逆巻き防止ストッパ36は後カバー30を本体及1
0び前カバー20に係合するとぎに、巻上げノブ51の
指かけ部に設けた歯部に係合するようになっている。前
カバー20には逆巻き防止ストッパ36の係合を解除す
るための窓部27が形成され、この窓部2フから工具を
挿入すると、逆巻き防止ストッパ36が押されて外側に
屈曲されて、壱上げノブ51との係合が解除され、パト
ローネ2から写真フィルムFを引出して未露光フィルム
収納部12側へ巻取ることが可能になる。
このフィルム一体型カメラの場合には生産過程において
、逆巻き防止ストッパ36は巻上げノブ51との係合が
解除され、パトローネ2を露光フィルム収納部13に装
填した後、写真フィルムFをパトローネ2から引き出し
て巻取軸1に巻取られ、このときパトローネ2の巻取軸
部2aを介して巻上げノブ51がつられて逆方向へ回転
することを許容している。
このため、写真フィルムFのセットが、本体10に前カ
バー20や後カバー30を取付けた状態で行なうことが
でき、作業者が明室で簡単に写真フィルムの装填が可能
になる。
また、逆巻台防止ストッパ36は後カバー30に一体に
形成されており、部品点数が削減されると共に、本体側
に固定する手段を設けない構成により、後カバー30を
取付ける作業と同時に逆巻き防止ストッパ36を巻上げ
ノブ51に係止することができ、作業が極めて簡単にな
る。
第8図及び第10図に示すように、カメラの画面枠11
の中央上部にはスプロケット歯車54がレール面14に
歯先が露出するように設けられ、このスプロケット歯車
54は写真フィルムFのパーフォレージジンPに係合さ
れ、写真フィルムFの1コマの巻上げで回転する。
第5図に示すように、後カバー30の圧着板32にはス
プロケット歯車54と対向する位置に凹部32aが形成
されており、この凹部32aがスプロケット歯車54の
逃げ部となつて、写真フィルムFのパーフオレーシヨン
Pに確実に係合するようになっている。
フィルムカウンタ60 フィルムカウンタ60は第10図及び第19図乃至第2
1図に示すように、外周に歯部60aを形成した円板部
sob、取付@ 80 c及び突起部60dを有してお
り、取付軸60cを本体10に形成された支持軸15に
挿着し、頭部60eを前カバー20の上面に形成された
孔部20aに支持された状態で、回動可能に取付けられ
ている。
フィルムカウンタ60は規制部材62によって回転し、
規制部材62の軸部82aは本体1oに形成された支持
筒部16に挿通し、この軸部62aをスプロケット歯車
54の軸部54aに係合して、一体に回転するようにな
っている。規制部材62に一体に形成されたカウンタ係
止部62bはフィルムカウンタ60の歯部Boaに係合
して、規制部材62の1回転でli送るようになってお
り、これがフィルムカウンタ60を写真フィルムFの1
コマの巻上げで所定角度回転させるようになっている。
フィルムカウンタ60の円板部60bには第19図に示
すように所定回転角度と等しい角度毎に、S、1,2・
・・24、Eの文字を配置した撮影枚数表示64が付さ
れている。
前カバー20の上面に形成された表示窓部25には第2
図に示すように指針63が形成され、この表示窓部25
からフィルムカウンタ6oの撮影枚数表示64を確認す
ることができるようになフている。スプロケット歯車5
4が写真フィルムFの1コマの巻き上げに伴い回転する
毎に、規制部材62が回転してカウンタ係止部62bで
フィルムカウンタ60を1歯分回転させ、その指針63
の位置が1f#ずらして指示する撮影枚数表示64の数
字を順次増加して、例えば10.11.12・・・と撮
影枚数の指示を行なう。
この実施例ではフィルムカウンタ60の撮影枚数表示6
4は24枚撮りのものが用いられているが5例えば36
枚撮りの写真フィルムの場合には撮影枚数表示を36枚
までの表示にし、これに応じてフィルムカウンタ60の
歯数を変更することが容易に対応することができる。
フィルムカウンタ60の突起部60dは写真フィルムF
の撮影が終了すると、作動部材72のストッパ部72f
と当接してシ豐ツタチャージ位置への復帰を規制し、作
動部材72と巻上げノブ51との係合を規制して巻上げ
ノブ51の回転可能にして撮影終了を知らせるようにな
つている。また、この状態では、巻上げノブ51の回転
が可能で、しかも規制部材62と作動部材72との係合
が規制されているため、写真フィルムFの巻上げを行な
うことができるようになっている。
シャッタチャージ機構80 レリーズ機構70及びシャッタチャージ機構80は第9
図乃至第24図に示すように、レリーズボタン26、規
制部材62、作動部材72及びコイルスプリング73等
から構成されている。レリーズボタン26は前カバー2
0の上面部を切欠いて一体に形成されており、第6図に
示すように、レリーズボタン26の盛り上がり部を押え
ると、屈曲して先端部26aが作動部材72の頭部72
bを押圧し軸方向へ移送させ、レリーズ操作を行なうこ
とができる。
作動部材72は第11図乃至第14図に示すように構成
され、筒軸部72a、レリーズボタン26の先端部26
aに当接する頭部72bと、規制部材62に当接するカ
ム作動部72cと、シャッタ機構90を作動させるシャ
ッタ作動部72dと、巻上げノブ51の下側面に形成さ
れた係止溝51dに係合するストッパ部72aと、フィ
ルムカウンタ60の突起60dと当接するストッパ部7
2fと、軸方向へ移動させ規制部材62との保合を解除
する解除操作部72g、さらにコイルスプリングツ3の
係止部72hとを有している。また、規制部材62は第
15図乃至第18図に示すように、軸部62a、カウン
タカム部62b1カム部62c及び切欠部62dとを有
している。
作動部材72の筒軸部72aは本体10に形成された支
持軸部1フに挿着され、回動可能でかつ軸方向へ移動可
能になっている。コイルスプリングツ3はその−#4部
73aを作動部材72の係止部フ2hに係止し、他端部
73bを本体10の露光フィルム収納1Ils13の側
壁に係止して設けられ、作動部材72を上方へ付勢する
と共に、作動部材72のカム作動部72cを規制部材6
2のカム部62cに当接するように付勢している。露光
フィルム収納部13の土壁にはストッパ74が形成され
、作動部材72の回動範囲を規定している。
作動部材72のシャッタ作動部72dには爪部72iが
形成され、シャッタ作動部72dはリブ72jで補強さ
れて容易に変形することがないようになっている1作動
部材72の爪部72iはリブ初期位置において、本体1
0に取付けられたレンズ受け41の突出部41aに固定
された位置規制部材76に当接している。この位置規制
部材76は作動部材72の軸方向の移動を規制して正負
方向回動を許容するように構成し、シャッタ機構90の
セクター羽根91は作動部材72の正方向回動で光路を
開き、光路を閉じた状態で作動部材72の負方向回動を
許容するように移動可能になっている。
レリーズボタン26の先端部26aが、作動部材72の
頭部72bを押圧可能なシャッタチャージ状態では、カ
ム作動部72cを規制部材62の切欠部82dに係合し
、ストッパ部72eは巻上げノブ51の係止溝51dに
係合し、シャッタ作動部72dの爪部72iはシャッタ
機構90を作動させない位置にある。
シャッタ機構90 シャッタ機構90は第6図及び第10図に示すように構
成され、セクター羽根91は本体10の前面部に形成さ
れた凹部42に配置され、支持軸92に長孔91aを挿
通して、支持軸92を支点として回動可能に支持されて
いる。このセクター羽根91は本体10の支持ビン93
に係止されたバネ94で常に光路を閉じるように付勢さ
れている。この本体10には他に2木の支持ビン93が
準備されており、ロフトによるバネ等の強さが異なるこ
とによって、セクター羽根91の付勢力のバラツキによ
るシャッタ開放時間のバラツキを調整するようになフて
いる。
レリーズ操作が行なわれる前記したように、作動部材7
2はシャッタ作動部72dの爪部721が矢印イの正方
向へ移動し、セクター羽根9!の爪部91bを移動する
ため、セクター羽根91が支持軸92を支点として回転
して光路が開かれる。また、写真フィルムFの巻上げが
行なわれて、シャッタチャージが完了する時には、作動
部材72のシャッタ作動部72dが矢印口の負方向へ移
動し、セクター羽根91の爪部91aを押すため、セク
ター羽根91は長孔91aによって光路を閉じた状態で
、爪部91bの8!l]を許容するように移動する。
このように、作動部材72のシャッタ作動部72dは、
位置規制部材フロで、作動部材72の軸方向の9勅を規
制して正負方向回動が行なわれるため、シャッタ機構9
0のセクター羽根91を常に一定の位置で作動させる。
このため、セクター羽根91の開度が常に一定となり、
確実に光路を開くことができ、また露光時間にバラツキ
がなくなる。また、セクター羽根91でストロボの接点
95mが屈曲して接点95bに接続するようになってい
るが、この接点の作動を確実に行なうことができる。
第22図乃至第25図によりレリーズ作動及びシャッタ
チャージ作動について説明する。
第22図及び第24図はレリーズボタン26、作動部材
72、規制部材62、その他の部材を本体10に取り付
けた状態で、撮影レンズ40側より見た図、第23図及
び第25図は撮影レンズ40側を図の下側として、レリ
ーズボタン26、作動部材72、規制部材62、その他
の部材を上側より見た図である。
第22図及び第23図はレリーズボタン26が作動可能
なシャッタチャージ状態を示している。
この状態では、作動部材72のカム作動部72cは規制
部材62の切欠部62dに係合し、また作動部材フ2の
ストッパ部72eは巻上げノブ51の係止溝51dに係
合して、巻上げノブ51の回転が規制されている。
第24図及び第25図に2点鎖線で示したこのシャッタ
チャージ状態で、レリーズボタン26を押圧し操作する
と、第24図の実線に示すように、作動部材72が下方
へ移動する。このため、作動部材フ2のストッパ部72
aと巻上げノブ51の係止溝51dとの保合が解除され
ると共に、作動部材72のカム作動部72cが切欠部6
2dから下方へ移動し外れる。また、作動部材72のシ
ャッタ作動部72dに形成した爪部72iが位置規制部
材76の先端部から下方へ外れる。
このため、第24図及び第25図の2点鎖線と実線で示
すように、作動部材フ2がコイルスプリング73で軸方
向上側に付勢されながら、カム作動部72cが規制部材
62で、シャッタ作動部72dの爪部フ21が位置規制
部材フロで軸方向の位置規制されて回動する。この回動
で作動部材72のストッパ部72aがストッパ74に当
接し、作動部材72の正方向の回動が停止する。
このとき、作動部材72のシャッタ作動部フ2dの爪部
72iがシャッタ機構90のセクター羽根91を作動さ
せ、撮影が行なわれる。
ついで、巻上げノブ51で写真フィルムFを1コマ巻上
げると、規制部材62は第24図及び第25図に示すよ
うに、スプロケット歯車54歯車に連動して回転し、規
制部材62のカム部62cが作動部材72のカム作動部
72cに押され、コイルスプリングツ3に抗して負方向
へ回動する。
このとき、シャッタ作動部72dの爪部721が位置規
制部材76に軸方向の位置規制がされた状態で負方向へ
移動し、位置規制部材76の先端部から外れる。
また、このとき、規制部材62の回転で、その切欠部6
2dが作動部材72のカム作動部72cの位置に一致す
ると、コイルスプリング73の上方への付勢力で、カム
作動部フ2Cが切欠部62dに係合し、巻上げノブ51
の回転が規制され、写真フィルムFの巻上げの終了を知
らせると共に、再びシャッタチャージ状態になる。
カメラの組立 第26図はフィルム一体型カメラの組立装置の平面図、
第27図は巻取部の拡大図、第28図及び第29図は巻
取状態を示す図である。
第26図及第27図に示すように、組立装置は、写真フ
ィルムFがセットされるカメラボディを保持するカメラ
ボディ保持機構100と、カメラボディの外部よりパト
ローネ2から引き出された写真フィルムFの端部を巻取
軸1に規定量巻込むフィルム巻込機構200とを有して
いる。
カメラボディ保持機構100の台板101にはストッパ
102〜105が設けられ、このストッパ102〜10
5の間に、前カバー20と本体10が組付けられたカメ
ラボディは前カバー20を下方にしてセットされる0合
板101には前カバー20に形成された撮影レンズカバ
ー22の逃げ部Iotmが形成されている。
フィルム巻込機構200の台板201には一対の支持体
202が固定され、この支持体202に回転ノブ203
を設けた作動軸204が回動可能で軸方向へ移動可能に
設けられている9回転ノブ203と作動軸204との間
には図示しないフリクシ日ンが設けられ、写真フィルム
Fに過荷重がかかることを防止している。また、作動軸
204の先端部204aには巻取軸1の係合溝部1aに
係合する係合突部204bが形成され、さらに−対のパ
ー205が対称の位置に設けられている。
この作動軸204の先端部204aの近傍に設けられた
ストッパ105には段部207が一体に形成され、作動
軸204のパー205が段部207の水平部207aに
当接し、パー206が段部207の垂直部207bに当
接し、これで作動軸204の回動範囲を規制するように
なっている。
写真フィルムFの巻取は明室で行なわれ、カメラボディ
保持機構100のストッパ102〜105の間にカメラ
ボディが前カバー20を下方にしてセットする。このカ
メラボディの本体10には露光済フィルム収納室13に
パトローネ2をセットし、写真フィルムFの先端部を未
露光フィルム収納室12にセットされた巻取軸1に引か
ける。
この状態で、フィルム巻込機構200の作動軸204の
パー205は段部207の水平部207mに当接して位
置規制されている。このと台、第28図に示すように、
パトローネ2から引き出された写真フィルムFはたるん
だ状態にあり、写真フィルムFはスプロケット歯車54
の歯に乗り上げたり、或いはパーフォレーションが係合
しないで浮き上がりた状態にある。
そして、手で回転ノブ203を第27図においで右方向
へ回転し、パー206が段部207の垂直面20フbに
当接して位置規制が行なわれ、写真フィルムFの端部を
引き出して巻取軸1に規定量巻込む、これにより、第2
9図に示すように、パトローネ2から引き出された写真
フィルムFが巻取軸1に規定量巻込まれるため、巻取軸
1が外れることを防止する。さらに、パーフォレーショ
ンがスプロケット歯車54の歯に確実に係合された状態
で、後カバー30を取付けることができるので、後カバ
ー30の取付けで写真フィルムFがスプロケット歯車5
4との間で挟まることがない。
このように、カメラの主要機能を組込んだ本体10は、
その前面に前面外枠に相当する前カバー20が取付けら
れ、写真フィルムFを装填した後、後面に背面側外枠に
相当する後カバー30を取付けることにより、カメラと
しての外観を形成すると共に、写真フィルムFを遮光状
態に保つようになっている。
このカメラにセットされた写真フィルムFは、明室にて
、前カバー20の窓部27から工具を挿入して、逆巻上
げ防止ストッパ36を外方へ広げて巻上げノブ51の回
動規制を解除すると共に、窓部28から同時に工具を挿
入して、作動部材72の解除操作部72gを軸方向へ移
動し、作動部材72のカム作動部72cと規制部材62
の切欠部82dとの係合を解除する。そして、巻取軸1
をモータ等で回転して、パトローネ2の写真フィルムF
を巻取軸1に巻取ってセットが終了する。
カメラの使用 このような構成を有するフィルム一体型カメラはコンパ
クトなものであり、フィルム一体型カメラにおいては当
初から画面枠11の位置に写真フィルムFの未露光部分
がセットされているので、ユーザーは侮辱事前の操作を
要せず、直ちに撮影可能の状態を得ることができる。
そして、撮影可能の状態にあるフィルム一体型カメラは
レリーズボタン26を押すことによりて作動部材フ2が
シャッタ機構90を作動して撮影がなされ、巻上げノブ
51を反時計方向にt1t!上げることにより、写真フ
ィルムFの一画面分の給送と、スプロケット歯車S4が
回転してフィルムカウンタ60が回転すると共に、作動
部材72を初期位置へ復帰させ、シャッタチャージ、フ
ィルムカウンタの作動が行なわれ、次のコマについて撮
影可能の状態になるため、撮影者が写真フィルムを巻上
げを行なわないで撮影操作を行なうことが軽減され便利
になる。
そして、レリーズボタン26は最終ti影コマの回転位
置で、写真フィルムFを巻上げても初期位置へ復帰しな
くなり、最終撮影コマ以降ではレリーズボタン26の操
作が不能で撮影が行なわれなくなる。
以上はユーザーの行為であるが、これ以降ユーザーもし
くは処理業者が数回の撮しを続けると、写真フィルムF
は全てパトローネ2の巻取軸部2aに巻き取られ取り出
し可能になる。
処理業者は明室において、ドライバー等によりこじるよ
うにして結合された後カバー30を本体10との係合か
ら外して容易に分離することが可能であフて、露光フィ
ルム収納部13からパトローネ2に収納されて遮光状態
の写真フィルムFを取り出して処理することができる。
[発明の効果] 前記のように、この発明のフィルム一体型カメラの組立
方法及びその装置は、明室状態でカメラボディにセット
したパトローネから、写真フィルムの端部を引き出して
巻取軸に規定量巻込むようになしたから、カメラボディ
を組立て明室状態で光密にし、外部からパトローネから
写真フィルムを巻取軸に巻取って、カメラボディの組立
時に予め写真フィルムを巻取軸に巻付けた状態で内蔵す
ることができ、写真フィルムのセットを、例えば巻取軸
から外れることなく、またたるんだりすることなく、簡
単かつ確実に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィルム一体型カメラの正面図、第2図はその
平面図、第3図はその背面図、第4図はその底面図、第
5図は後カバーの正面図、第6図は前カバーを取外した
状態の正面図、第7図は前カバーを取外した状態の平面
図、第8図は後カバーを取外した状態を示す正面図、第
9図はカメラの断面図、第10図はカメラの主要部の分
解斜視図、第11図乃至第14図は作動部材を示し、第
11図は平面図、第12図は正面図、第13図は右側面
図、′s14図は底面図、第15図乃至第18図は規制
部材を示し、第15図は平面図、第16図は正面図、第
17図は底面図、第18図は第16図のX■−X■断面
図、′s19図乃至第21図はフィルムカウンタを示し
、第19図は平面図、第20図は第19図のxx−xx
断面図、21図は底面図、第22図乃至第25図により
レリーズ作動及びシャッタチャージ作動について説明す
る図、第26図はフィルム一体型カメラの組立装置の平
面図、第27図は巻取部の拡大図、第28図及び第29
図は巻取状態を示す図である。 図中符号1は巻取軸、2はパトローネ、10は本体、2
0は前カバー、26はレリーズボタン、30は後カバー
、50はフィルム巻上げ機構、54はスプロケット歯車
、60はフィルムカウンタ、62は規制部材、フ0はレ
リーズ機構、76は位置規制部材、80はシャッタチャ
ージ機構、90はシャッタ機構、100はカメラボディ
保持機構、200はフィルム巻込機構である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カメラボディの組立時に予め写真フィルムを巻取軸
    に巻付けた状態で内蔵し、撮影でパトローネに巻取り、
    終了後にカメラボディを分解して、撮影済の写真フィル
    ムを取出すフィルム一体型カメラの組立方法において、
    前記パトローネから写真フィルムの端部を引き出して巻
    取軸に規定量巻込み、前記パトローネから写真フィルム
    を巻取軸に外部から巻取可能にしてカメラボディを組立
    てることを特徴とするフィルム一体型カメラの組立方法
    。 2、写真フィルムがセットされるカメラボディを保持す
    るカメラボディ保持機構と、前記カメラボディの外部か
    らパトローネから引き出された写真フィルムの端部を巻
    取軸に規定量巻込むフィルム巻込機構とを有することを
    特徴とするフィルム一体型カメラの組立装置。
JP13721789A 1989-05-30 1989-05-30 フィルム一体型カメラの組立方法及びその装置 Pending JPH032752A (ja)

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