JPH03275027A - 内視鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は鉗子等の処置具を、挿入部に設けた挿通チャン
ネルを通して導出するようにした内視鏡装置に関する。

［従来の技術］ 径内視鏡的に体腔内に処置具を挿入する場合、挿入口か
ら挿通チャンネルを通し、先端部の開口から体腔内に処
置具を導出する。この処置具を体腔内に挿入する操作は
、内視鏡の挿入部を体腔内へ導入し、その先端部を体腔
内の被処置部位の近傍に位置させた後、医者等のオペレ
ータか手操作で行う。

［発明か解決しようとする課題］ 一般に、内視鏡の挿入部は長尺なものてあり、挿通チャ
ンネルも長くなる。このため、これに挿通する際の抵抗
も元々かなり大きいものである。

さらに、挿入部の可撓管部は挿入した体腔の湾曲状況に
追従して複雑に湾曲する。また、挿入部の湾曲管部は体
腔内の被処置部位に先端部を向けるため、強制的に大き
な曲率で湾曲させることが多い。可撓管部が湾曲してお
り、特に湾曲管部が大きく湾曲している場合には、それ
に応じて処置具のシースし湾曲しながら挿通される。し
たかって、挿通抵抗か大きくなる。また、処置に応じた
所用の処置具に頻繁に交換する必要がある場合には、処
置具の迅速交換に支障を生じる虞かある。

このような処置具の挿通に際し、大きな挿通抵抗に抗し
て無理に挿通しようとすると、処置具の座屈、更に場合
によっては挿通チャンネルの内壁が破損する虞がある。

本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、
処置具の挿通を滑らかに行うことができる内視鏡装置を
提供することを目的とする。

［課題を解決するだめの手段］ 本発明は、内視鏡の処置具挿入口から挿通チャンネルを
通じて先端部の開口から外部に処置具を導出するように
した内視鏡装置において、前記処置具のシースを磁性材
料で形成すると共に、処置具のシースに振動を与える起
振コイルを配置したことを特徴とする。

［作用］ 内視鏡に配置された起振コイルは、これに通電されるこ
とにより処置具を挿通チャンネルに挿通する際にシース
を振動させ、挿通抵抗を減少すると共に挿通チャンネル
の曲率変化の大きな箇所でもその引掛かりを防止する。

［実施例コ 第１図及び第２図は本発明の実施例を示す。

第１図に示すように、内視鏡１は操作部２と挿入部３と
ライトガイドケーブル４とを備える。この挿入部３は操
作部２から順次連結した可撓管部５と湾曲管部６と先端
部７とから形成してあり、湾曲管部６は操作部２に配置
したアングルノブ８で自由に湾曲することができる。ま
た、この操作部２には体腔内を肉眼で観察する接眼部９
を配置しである。

この内視鏡１は更に操作部２と挿入部３にわたる挿通チ
ャンネル１０を有する。この挿通チャンネル１０の基端
は操作部に設けた処置具挿入口１１に連通し、先端側は
挿入部３の先端部７に設けた開口１２に連通ずる。

この挿通チャンネル１０に沿って処置具２０を案内する
内視鏡１の案内部位には、磁場を形成する起振コイル１
５が配置しである。この起振コイル１５は、挿通チャン
ネル１０内に露出しないように配置する。なお、この起
振コイル１５は挿通チャンネル１０に沿う案内部位であ
れば、挿入口１１の辺部等適宜の位置に配置することが
可能である。本実施例では湾曲管部６内で挿通チャンネ
ル１０を巻回する状態に配置しである。

第２図に示すように、この起振コイル１５はスイッチ１
６を介装したリード線１７を介して交番電流源装置１８
に接続される。このリード線１７は起振コイル１５から
可撓管部５と操作部２とライドガイド４との内部を延び
、通常の照明装置内に配置した電源装置１８に接続でき
る。このスイッチ１６は、第１図に示すように操作部２
に配置してもよく、あるいは、内視鏡１から離隔させた
フットペダル式としてもよい。

一方、挿通チャンネル１０を介して体腔内に挿入される
例えば鉗子である処置具２０は、第２図に示すようにそ
のシース２１を磁性材料により密巻きコイル状に形成し
である。このシース２１の磁性材料としてはＦｅＡｌ２
．ＦｅＣｏ、ＮｉＴｉ等を用いることができる。

そして、経内視鏡的に処置具２０を体腔内に挿入する場
合は、処置具２０の先端側から挿入口１１を介して挿通
チャンネル１０を挿通させ、その先端側を先端部７の開
口１２から体腔内に導出する。

処置具２０を体腔内に挿入する場合には、内視鏡１の先
端部７を被処置部位の辺部に配置して行うため、湾曲管
部６を大きく湾曲させた状態で行う場合か多い。可撓管
部５の湾曲する曲率は比較的小さいが、可撓管部６は極
めて大きな曲率で湾曲する。このため、処置具２０がこ
の湾曲管部６で大きな抵抗を受け、処置具２０の先端側
か挿通チャンネル１０の内壁に引掛かる虞がある。

この場合には、スイッチ１６をＯＮ操作し、起振コイル
１５に通電する。起振コイル１５に交番電流が印加され
ると、交番磁界を発生する。このため、磁性材料でコイ
ル状に形成した処置具２０のシース２１に超音波振動程
度の高サイクルの振動が発生する。これにより、処置具
２０の全体が振動し、挿通チャンネル１０の内面との摩
擦抵抗を軽減し、処置具２０を容易に進退させることが
できる。更に、処置具２０を体腔内に導出した後、鉗子
等の処置具２０の使用中にこのような振動を発生させる
と、その振動により処置具２０の切れ味が向上する。

なお、第２図は処置具２０のシース２１をコイル状に露
出させであるが、この外周に樹脂製被覆等を配置しても
よいことは明らかである。

第３図及び第４図は開示例を示す。

この開示例は、超音波振動を発生する挿通装置３０を内
視鏡１の挿入口１１に配置したものである。

この挿通装置３０は、段付き円筒状に形成され、先端側
が挿入口１１の挿入孔内に挿入されるホーン３１と、こ
のホーン３１のほぼ中間位置の外周部に装着した圧電素
子３２と、このホーン３１のフランジ部との間に圧電素
子３２を挟み込む後部押付は部材３４と、このホーン３
１の基端側の捩子部３６に螺合され、後部押付は部材３
４を介して圧電素子３２をホーン３１のフランジ部に押
圧するナツト３５とを備える。この圧電素子３２は電極
３３に接続したリード線１７ａを介して電源装置１８ａ
に接続されており、リード線１７ａに介装したスイッチ
１６ａをＯＮ操作することによリホーン３１を超音波振
動する。このスイッチ１６ａは上記と同様に操作部２の
好適な位置に配置し、あるいは、内視鏡１から離隔した
フ・ソトベダル式とすることができる。

挿入口１１の挿入孔内に挿入されるホーン３１の先端側
は第４図に示すように、截頭円錐状の外径を有し、３本
の溝３７を軸線方向に延設しである。したかって、挿入
口１１の挿入孔内に挿通装置３０のホーン３１を装着す
ると、ホーン３１の先端側が弾性変形し、内孔が先端側
で縮径する。

そして、挿入する処置具２０のシース２１と密接するよ
うになる。

処置具２０を体腔内に挿入する場合は、処置具２０の先
端側から挿通装置３０のホーン３１の内孔を経て挿通チ
ャンネル１０内に挿入し、先端部７の開口１２から体腔
内に導出する。処置具２０が挿通チャンネル１０内で大
きな挿通抵抗を受け、あるいは、引っ掛かりを発生した
ときは、スイッチ１６ａをＯＮ操作して圧電素子３２に
よりホーン３１を振動させると、この振動が処置具２０
のシース２１に伝達される。これにより、処置具２０か
挿通チャンネル１０内を滑かに挿通されるようになる。

また、鉗子等の処置具２０の使用中にこのような振動を
発生させると、その振動により処置具２０の切れ味が向
上する。

なお、挿入口１１に挿入装置３０を装着する場合には、
処置具２０のシース２１を上記実施例のように磁性材料
で形成する必要はない。超音波振動を伝達できる材質で
あればどのようなものでもよい。

［発明の効果］ 以上明らかなように、本発明の内視鏡装置によれば、内
視鏡用処置具および処置具を案内する内視鏡の案内部位
を損傷することなく、処置具の挿通を滑かに行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による内視鏡装置の全体説明図
、第２図はその一部の説明図、第３図は開示例の図式的
な断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線に沿う断面図であ
る。 １・・・内視鏡、２・・・操作部、３・・・挿入部、５
・・・可撓管部、６・・・湾曲管部、７・・・先端部、
１ｏ・・・挿通チャンネル、１１・・挿入口、１２・・
・開口、１５・・・起振コイル、２０・処置具、２１・
・・シース。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内視鏡の処置具挿入口から挿通チャンネルを通じて先端
   部の開口から外部に処置具を導出するようにした内視鏡
   装置において、前記処置具のシースを磁性材料で形成す
   ると共に、処置具のシースに振動を与える起振用励磁コ
   イルを配置したことを特徴とする内視鏡装置。