JPH0327400A - B型肝炎ウイルスコア抗原粒子 - Google Patents

B型肝炎ウイルスコア抗原粒子

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JPH0327400A
JPH0327400A JP2033622A JP3362290A JPH0327400A JP H0327400 A JPH0327400 A JP H0327400A JP 2033622 A JP2033622 A JP 2033622A JP 3362290 A JP3362290 A JP 3362290A JP H0327400 A JPH0327400 A JP H0327400A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗原性デターミナントを含有し且つキャリア
ーに結合したポリペプチドからなるコンジュゲート体、
その製造及び抗体誘導に用いるその用途に関する。
目標とすべき望ましいワクチンとは、持続時間が長い免
疫化であって、且つその免疫記憶が十分に長く次のワク
チン接種まであるいは感染性物質の侵入時まで継続する
免疫化を素早く生ぜしめるワクチンである。またワクチ
ン製剤は、容易に投与することができて、安定であって
、その副作用も少なく、接種した者が感染性物質から広
範囲な保護を得られるようなワクチン製剤でなければな
らない。
従来用いられているワクチンの多くはこのような要求を
おおよそ満たしている。しかしながら、感染性物質その
ものを不活性化することによって得られている従来のワ
クチンは多くの問題点を有している。例えば、免疫抗原
の特質が不確定であること、不活性化ワクチンが真に無
害であるかどうかという問題点があり、また感染性物質
を大量に取扱う際の危険性、あるいは安定性、安定性の
問題から生じる投与方法の制限などの問題点がある。
より安定で明確なワクチンを開発する試みの1つとして
、多くの感染性物質に対する免疫応答を詳細に研究して
、保護免疫を提供するのに関与しているエピトープを同
定することが行なわれている。このような試みによって
得られた知識に基づき、より短いペブチドを作威してエ
ピトープの類似体を得、これらをワクチンとして用いる
ことが現在では可能となっている。このようなベプチド
モ用いたワクチンは多くの利点を有している。即ち、こ
れらは化学的に明確なものであって、安定であり、その
製造工程で感染性物質が混入することもない。更には、
免疫応答が適度に促進されるようにデザインすることが
可能であり、また新たなデリバリーシステムを用いて抗
原を目的部位に投与できるようにすることも可能である
。製造の点から見れば、大量生産するためのプラントを
作成する必要性もなくまた複雑な加工工程も必要としな
い。
このような多くの利点があるにもかかわらず、ペブチド
ワクチンに対しても多くの問題点が指摘されている。即
ち、ペブチドワクチンの場合には化学的に不明確なキャ
リアー蛋白を必要とし、またペブチド抗原の免疫原性は
天然の生物抗原の免疫原住と同様になることはないと考
えられている。
また、多くの合成ベプチドはその分子量が比較的小さい
ためにハプテンのように機能し、従ってその免疫原性を
高めるためには大きな外来蛋白キャリアーを結合するこ
とが必要であると一般的に考えられている。このように
キャリアーと結合して得られるコンジュゲート体で免疫
した場合には、そのペブチドとキャリアーとの結合方法
によっては感染性物質あるいは天然蛋白を認識できない
抗ペブチド抗体が産生されることがしばしばある。
またワクチン接種に関連した他の問題としては、キャリ
アーに用いた外来蛋白に対する高感受性の問題、あるい
はコンジュゲート体を製造する際の各バッチ間の再現性
の問題がある。   ′最近、キャリアー蛋白としてB
型肝炎ウィルスコア抗原(HBcAg)を用いることが
検討されているo Clarke at al..Na
ture, 3 0 0,  3 8 1−384.1
987には、口蹄疫ウイルス(FMDV)のvPlカブ
シド蛋白の主要抗原部位をHBcAgのアミノ末端に融
合した融合蛋白が記載されている。この融合蛋白は自己
集合してレギュラー27nmコア様粒子となり、天然ウ
イルス自体と同様にFMDVに関して免疫原性となる。
EP−A−0271302号明細書には、HBcAgが
アミノ酸残基の側鎖を介してポリペプチド免疫原に結合
したポリペプチドコンジュゲート体が開示されている。
また、HBcAg蛋白がペプチド結合により病原性免疫
原に結合した免疫原性融合蛋白も記載されている。T細
胞特異的促進ポリペプチドも記載されている。
本発明者らは、HBcAg粒子にポリペプチドを化学的
に結合することについて研究した。しかしながら満足す
べき結果は得られなかった。
即ち、 1.本発明者らは、HBcAg粒子をスクシンイミジル
−4−(N−マレイミドーメチル)一シクロヘキサン−
1−カルポキシレート(SMCC)で誘導体化してHB
cAg上の側鎖アミノ基を介してB型肝炎ウイルス表面
抗原(HBsAg)をHBcAgに結合することを試み
た。しかしながら、HBcAg粒子の誘導体化はほとん
ど起こらなかった。
2.上記1の試みを、SMCCを用いる代わりにm−マ
レイミドーペンゾイルーN−ヒドロキシスクシンイミド
エステル(MBS)を用いて実施したが、やはりHBc
Ag粒子の誘導体化はほとんど起こらなかった。
38 グルタルアルデヒドを用いてHBcAg粒子にH
BsAgを結合させることを試みた。高濃度のグルタル
アルデヒドを用いた場合には結合させることができた。
しかしながら、高濃度のグルタルアルデヒドを用いた場
合にはHBsAgがダメージを受け、得られるコンプレ
ックスをマウスに投与した場合にHBsAgに対する免
疫応答が著しく減少した。
4.本発明者らは、ビス(マレイミド)メチルエステル
(BMME)を用いて、HBcAgの側鎖アミノ基にC
ys含有FMDV  VP1 141−160ペブチド
を結合させることを試みた。
HBcAg粒子の量は減少したがBMMHによって誘導
体化されペプチドと反応した。結合はしたが、得られる
コンプレックスを投与してもFMDVに対する免疫応答
は極めて低かった。
本発明者らは上記した困難性を克服するために、HBc
Agのアミノ末端にLys含有短鎖配列を融合した融合
蛋白を用いた。この修正HBcAg蛋白に、そのLys
残基の側鎖アミノ基を介してベブチドを結合させた所、
結合がうまく行なわれ、得られるコンジュゲート体は抗
ペプチド抗体及び中和抗体を有効に誘導した。この方法
は簡便であって効果的であり、明確な方法によってペプ
チドを結合させることができる。
従って本発明によれば、Lys残基を含有するN末端延
長鎖を有するHBcAgからなる粒子であって、該Ly
s残基の側鎖アミノ基を介して抗原性エピトープを有す
るポリペプチドが結合された粒子が提供される。
上記の修正HBcAg粒子にはいずれのポリペプチドも
結合することができる。しかしながら、HBcAgのN
末端延長鎖中のLys残基の側鎖アミノ基に結合するこ
とのできる一N H 2、−SHなどの官能基がポリペ
プチド上に存在することが必要である。典型的には、ポ
リペプチドは、外来エピトープ、即ち、HBcAgのエ
ピトープでないエピトープを有することができる。
ポリペプチドは、ウィルス、バクテリア、プロトゾアな
どの感染性物質のエビトーブなどの、中和抗体を誘導す
ることのできる抗原性エピトープを含有している。ある
いは、成長ホルモン断片などの非感染性物質のエピトー
プを含有していてもよい。またポリペプチドは、例えば
エピトープの8あるいは4個9コビーまでのエビトーブ
の複数コピーを含有していてもよい。エビトーブの2個
のコピーが存在していてもよい。2つあるいはそれ以上
の異なるエビトーブ、例えば3あるいは4種類のエピト
ープが存在していてもよい。
エピトープを有するウィルスの例としては、例えば、A
型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、インフルエンザウ
ィルス、口蹄疫ウィルス、狂犬病ウイルス、ヒト免疫不
全ウィルスタイプ1(IIV−1) 、HIV−2、シ
ミアン免疫不全ウィルス(SIv)、ヒトライノウィ/
l/ス(HRV)、デングウィルス、黄熱病ウィルスな
どが挙げられる。修正HBcAgに結合するポリベプチ
ドはHBsAgあるいはFMDV  VPI主要抗原部
位を含むポリペプチドであってもよい。エピトープを有
するプロトゾアとしてはマラリアバラサイ} PIas
mod1os fal iparomが挙げられる。
FMDV  VPI主要抗原部位を含有するペプチドと
しては、FMDVのvP1、例えばいずれかのFMDV
セロタイプの137−142番目のアミノ酸残基からス
タートして160−162番目のアミノ酸残基で終る配
列からなるペプチドを用いることができる。典型的な配
列は、vP1アミノ酸残基140−162、140−1
60,137−162、137−160あるいは141
−160の配列である。このような配列のタンデムリピ
ートを含有するポリペプチドあるいはこのような配列の
混合セロタイプのタンデムリピートを含有するポリペプ
チドを、修正HBcAg粒子に結合することができる。
FMDV  VPI主要抗原部位のタンデムリピートを
含有する適当なペプチドとしては、それぞれが30個以
下のアミノ酸残基からなる配列が連続していてそれぞれ
同じ免疫原性を有している配列から構成されるペプチド
が挙げられる。この免疫原性配列とは、 入FMDVサブタイプ0 のVPIのアミノ酸l 残基137−145からスタートしてアミノ酸残基15
0−162で終る配列;あるいは一〇セロタイプでOの
他のサブタイプあるいは異、なるFMDVセロタイプの
サブタイプの対応するアミノ酸残基からなる配列である
従って、ペプチドは免疫原性配列のタンデムリビートで
あってもよい。あるいは、連続した配列から構成される
ペプチドであって、そのうちの1つあるいはそれ以上の
配列が免疫原性配列の活性部分でない部分を更に付加的
に含んだペブチドであってもよい。このような付加的な
アミノ酸残基はそれぞれの免疫原性配列を連結するのに
用いることができる。このような連結に用いられる配列
としては、6個までのアミノ酸残基、例えば1−3個の
アミノ酸残基からなる配列が挙げられる。
このような連結用配列がなくても、それぞれの免疫原性
配列を直接結合することもできる。
ペプチドは免疫原性配列の任意のリピート数を含有して
いてもよい。例えば、’2−8、より好ましくは2−4
のリピート数が挙げられる。ベプチドは、非天然性のシ
スティン残基を有するC末端及び/又はN末端で終って
も終らなくともよい。
免疫原性FMDV配列を含有する配列は、30個以下の
アミノ酸残基からなる。配列の長さは、付加的な連結用
アミノ酸残基及びN末端及び/又はN末端非天然性シス
ティンが存在していても、免疫原性配列の長に依存する
。しかしながら、連続した配列のそれぞれの配列は26
個以下のアミノ酸残基からなるのが好ましい。・ ペブチドはFMDV  VPI主要免疫原性部位のリピ
ートを有している。FMDV主要エピトープは、vP1
キャプシド蛋白の少なくともアミノ酸残−W142−1
60によって定義される。これは特にセロタイプ01に
適用される。従って、くり返し存在していてもよい免疫
原性配列としては、FMDVセロタイプOlのVPIア
ミノ酸残基142−160であって任意にN末端側のア
ミノ酸残基137及び/又はC末端側のアミノ酸残基1
62まで延びていてもよいアミノ酸配列によって定義さ
れる配列、あるいは他のセロタイプの対応するアミノ酸
配列によって定義される配列が挙げられる。典型的な配
列としては、例えばサブタイプ01及びAl2などのセ
ロタイプ0またはAのVP1アミノ酸残基140−16
2、140−160、137−162または137−1
60が挙げられる。このような典型的配列は例えば2回
くり返し存在していてもよい。1文字コードを用いて有
用なペプチドを挙げれば以下の通りである。
(137{82,O t ) −(137−1(12,
O t )  C ys :(NRNAVPNLRGD
LQVLAQKVARTLPTS) x2C ;(13
7−182.01) − (137−182,Ol) 
−Gly:(NR’NAVPNLRGDLQVLAQK
VARTLPTS) ,2G ; 及ヒ(137−18
2,A,2) 一(137−182,A,2) −Cy
s:(YSASGSGVRGDLGSLAPRVARQ
LPAS) x2C.FMDVエピトープのより少さな
免疫原性配列であってもよい。例えば、セロタイプol
のVP1アミノ酸残基145−150によって定義され
る配列でもよい。従って、くり返し存在していてもよい
FMDV配列は、セロタイプOlのVPIアミノ酸残基
145−150からなるアミノ酸配列であって任意にN
末端側のアミノ酸残基137及び/又はC末端側のアミ
ノ酸残基162まで延びていてもよいアミノ酸配列、あ
るいは他の七ロタイプの対応するアミノ酸配列によって
広く定義することができる。有用な少さな配列は以下の
通りである。
(145−150.0  ) − (145−100.
0, ) −Cys:l RGDLQVRGDLQVLAQKVARTLPC ;
及び(145−150.0  ) − (145−15
0.01)l − (145−160,Ol) −Cys:RGDLQ
VRGDLQVRGDLQVLAQKVARTLPC.
FMDV  VPI主要抗原性部位の混合セロタイプタ
ンデムリピートからなる適当なペプチドは下記式(1)
で表わされる。
C’ −X−Y−Z−C’       (I)ここで
Xは、人FMDVセロタイプOlのVPIのアミノ酸残
基137−142からスタートしてアミノ酸残基160
−162で終るアミノ酸配列、あるいは,tセロタイプ
0の他のサブタイプまたは異なるFMDVセロタイプの
サブタイプの対応するアミノ酸配列を表わし、 Yは直接結合、あるいはアミノ酸残基6個までからなる
連結用配列を表わし、 2は、Xで表わされる配列のセロタイプとは異なるセロ
タイプの配列であってXと同様にして定義される配列を
表わし、 C′及びC′はそれぞれ独立に任意のシステイン残基を
表わす。
X及び2で表わされるそれぞれの免疫原性配列は、FM
DVセロタイプ01のvP1アミノ酸残基142−16
0のアミノ酸配列であって任意にそのN末端側のアミノ
酸残基137及び/又はそのC末端側のアミノ酸残基1
62まで延びていてもよいアミノ酸配列、あるいは七ロ
タイプOの他のサブタイプまたは異なるFMDVセロタ
イプのサブタイプの対応するアミノ酸配列によって定義
される。典型的な配列は、VPIアミノ酸残基140−
162、140−160,137−162又は137−
160である。
X及び2で表わされる免疫原住配列は、それぞれ異なる
セロタイプのアミノ酸配列である。7種類c7) F 
M D V −tr o 9イプ、即ち、0、A,C,
Asla 1、SAT1、SAT2及びSAT3がある
。有用なペプチドは、セロタイプ01のアミノ酸配列及
び七ロタイプAI2のアミノ酸配列をいずれかの順序で
含むペプチドである。免疫原性配列は、6個まで例えば
1〜3個のアミノ酸残基を介して連結することができる
。C末端に非天然性のシステイン残基が存在しているの
が好ましい。1文字コードで好ましいペプチドを表わせ
ば以下の通りである。
(137−IB2.Ol) − (137−182.A
l2) −Cys:NRNAVPNLRGDLQVLA
QKVARTLPTS− YSASGSGVRGDLG
SLAPRVARQLPAS− C .及び(137−
102,Al2) − (137−182.0l) −
Cys:YSASG!9GVRGDLGSLAPRVA
RQLPAS− NRNAVPNLRGDLQVLAQ
KVARTLPTS− C .修正HBcAg粒子に結
合するのに用いる好ましいポリペプチドは、EP−A−
0287395号明細書に記載されたHRV  Nlm
−nエピトープからなるポリベプチドである。このエピ
トープは、HRV2(7)VP217)7ミノ酸残基1
56−164のアミノ酸配列あるいは他の1{PVのそ
れと等価のアミノ酸残基からなるアミノ酸配列によって
定義される。これらの配列におけるアミノ酸残基は、当
該配列の抗原性に影響を与えない他のアミノ酸残基によ
って置換してもよい。HRV 2のNlm−If配列は
以下の通りである。
VKAETRLNP. 他のHRVのこれと等価のアミノ酸残基は、HRV2の
VP27ミノ酸残基156−1641.:対応するVP
2アミノ酸残基である。換言すれば、それらは他のHR
Vセロタイプの対応するVP2アミノ酸残基である。こ
れらは、HRV2のvP2配列と他のHRVのVP2配
列とを並べることによって容易に決定することができる
。このことは、HRVの異なるタイプのVP2配列間に
おいては相同性があるため、容易に行なうことができる
ポリペプチドは、50個まで、例えば4o又は30個ま
でのアミノ酸残基からなる比較的短かいペブチドであっ
てもよい。あるいは、例えば1oO又は200個のアミ
ノ酸残基の長さの長いものであってもよい。それらは蛋
白であってもよい。
それらは化学合成あるいは組換えDNA技術によって得
ることができる。
ポリペプチドが結合する粒子は、Lys残基を含有する
N末端延長鎖を持ったHBcAgから本質的になるもの
である。HBcAgは自己集合することによって直径2
7nmの粒子となる。本発明で用いる修正HBcAgも
自己集合することによってコア状の粒子を形成する。N
末端延長鎖上には1個より多くのLys残基が存在して
いてもよい。6個まで、例えば4個までのLys残基が
存在していてもよい。
N末端延長鎖は、このN末端延長鎖をそなえたHBcA
gが自己集合してコア状の粒子を形成し該延長鎖上のL
ys残基が結合用に用いられるようにさらされていれば
、どのような長さであってもよい。N末端延長鎖は、2
50個まで、例えば200個又は100個までのアミノ
酸残基からなる長さのものでもよい。あるいは、60個
まで、例えば40、20,10又は5個までのアミノ酸
残基からなるような短いものでもよい。
好ましいN末端延長鎖は、SablnまたはMahon
ey株などのポリオウィルスタイプ1 (PV1)株の
VPIキャプシド蛋白のアミノ酸残基95−102、例
えば95−104からなるアミノ酸配列である。これら
を示すと以下の通りである。
Sabln   PVI  VPI  95−102 
 : SASTKNKDSabln   PVI  V
PI  95−104  : SASTKN)[DKL
Mahoney  PVI  VPI  95−102
  : PASTTNKDMahoney  PVI 
 VPI  95−104  : PASTTNKDK
Lこれらは1文字コード(Bur. J.B1oche
m.138.9−37.1984)により示したもので
あってKはLysを表わす。これらの配列は、PVI 
 VPIの主要抗原性部位上に広がる配列である。他の
適当な延長鎖としては、HRV2のVP2キャプシド蛋
白のアミノ酸残基156−164、例えば156−17
0のアミノ酸配列、あるいは他のHRVのそれと等価の
アミノ酸残基からなるアミノ酸配列が挙げられる。HR
V2についてのこれらのアミノ酸配列は以下の通りであ
る。
15B−164 : VKAETRLNP15B−17
0 : VKAETRLNPDLQPTEPVIあるい
はHRV由来の配列のいずれかの末端あるいは両末端に
、例えば5もしくは3個までのアミノ酸残基からなるリ
ンカー配列を設けてもよい。HBcAgのいずれのN末
端延長鎖の場合にも、最初の14個のN末端側のアミノ
酸残基内に少なくとも1つのLys残基が存在している
必要がある。即ち、例えば、最初の5個もしくは12個
のN末端側のアミノ酸残基内に1個のt,yS残基、あ
るいは最初の14個のN末端側のアミノ酸残基内に2個
のLys残基が存在していることが必要である。結合に
用いるポリペプチドとしては、N末端延長鎖自体のN末
端の近くにLys残基を有するN末端延長鎖を備えたH
BcAgを用いるのが望ましい。またN末端延長鎖は親
水性であるのが望ましい。
これらの配列のうちの1つあるいは他の配列からなりL
ys残基を含有するN末端延長鎖を持った修正HBcA
gは、遺伝子工学技術、例えばJP−A−196299
/88号明細書に記載された方法によって得ることがで
きる。より具体的には、このような修正HBcAgは、
この修正HBcAgをコードする遺伝子を適当な発現ベ
クター中に導入し、該ベクターで形質転換した宿主中で
該修正HBcAgを発現することによって得ることがで
きる。
修正HBcAgをコードする遺伝子は、目的とするN末
端延長鎖をコードするDNA配列を合成し、必要に応じ
て適当なリンヵーを用いてこのDNA配列をHBcAg
をコードするDNA配列の5′末端に連結することによ
って調製することができる。かくして得られるDNA配
列を、適当な転写及び翻訳調節配列のコントロール下で
発現ベクター中に導入する。修正HBcAgは、E.c
oll.Salmonel 1aまたは酵母などの適当
な真核または原核宿主中で発現せしめて、粒子として回
収することができる。
HBcAgをコードするDNA配列の5′末端部位に制
限酵素部位が存在する場合には、HBcAgを発現ずる
ことのできるプラスミドなどの発現ベクターを用いるこ
とができる。所望のN末端延長鎖をコードするDNA配
列を、この制限酵素部位に挿入する。N末端延長鎖を有
しHBcAgのアミノ末端に連結した融合蛋白が発現さ
れる。
適当な発現ベクターはプラスミドpBc404である。
このブラスミドを有するE.col1 ( J M 1
01)は、National Collection 
or Industrlaland Mar1ne B
acteria. Aberdeen,C Bに198
9年2月9日に寄託されており、受託番号NCIB40
111が付与されている。このプラスミドは選択マーカ
ーとしてアンビシリナーゼ遺伝子をコードしており、H
BcAg遺伝子の上流に強力バクテリアプロモーターt
acを持っている。また、制限酵素部位EcoR1及び
BamHIを有しているため、所望のN末端延長鎖をコ
ードする合或オリゴヌクレオチドを挿入することが可能
である。
本発明のフンジュゲート体は、抗原性デターミナントを
有するポリペプチドを、修正HBcAgのN末端延長鎖
中のLys残基の側鎖アミノ基を介して、該修正HBc
Agに結合することによって調製することができる。こ
れは、アミノ基及びスルフヒドリル基に結合することの
できる2官能性試薬と修正HBcAgとを反応させるこ
とによって達成することができる。かくして得られる誘
導体化された修正HBcAgを、ポリペプチドであって
フリーのスルフヒドリル基を持っていない場合にはスル
フヒドリル基が導入されたポリペプチドと反応させる。
適当な二官能性試薬としては、例えば、SMCCSMB
SSN−スクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチオ
)プロピオネート(SPDP)などが挙げられる。二官
能性試薬は、一般に、ペプチド結合を形成する官能基と
ジスルフィドもしくはチオエステル結合を形成する官能
基とを有している。スルフヒドリル基はポリペプチド上
に存在していてもよい。この場合には、N末端呼び/又
はC末端のCys残基を介して、あるいはそのアミノ基
と2−イミノチオランまたは3−(3−ジチオビリジル
)プロビオネートもしくはS−アセチルチオグリコール
酸のN−ヒドロキシスクシンイミドエステルと反応する
ことにより、ポリペプチドが修正HgcAgに結合され
る。S−アセチルグリコール酸N−ヒドロキシスクシン
イミドエステル(SATA)との反応後、例えばヒドロ
キシアミンでSATAをデアセチル化することによりー
SH基が得られる。
実際には、修正HBcAg粒子は、pH約7のリン酸バ
ッファーなどの緩衝液中にて得られる。過剰モルの二官
能性試薬をジメチルホルムアミドなどの非プロトン性溶
媒等の不活性溶媒に溶解し、この溶液を加える。これに
よりHBcAg粒子の誘導体化が起こる。次いで過剰の
ポリペプチドを加えて修正HBcAg粒子に結合させる
。カップリングが起こり、修正HBcAg粒子にポリペ
プチドが結合したコンジュゲート体が得られ、これを濾
過などによって回収する。
修正HBcAgコア粒子は使用する前にカルボキシメチ
ル化することができる。これは、コア粒子上に存在する
スルフヒドリル基を誘導体化する前にブロックして、二
官能性試薬を用いてコア粒子上のN末端側鎖アミノ基と
ポリペプチド上の−SH基とを結合せしめる際にコア粒
子蛋白が架橋するのを防ぐためである。カルボキシメチ
ル化は、コア粒子とヨードアセタミドとを反応すること
によって達成される。過剰の試薬はゲル濾過あるいは透
析により分離することができる。
かくして得られるコンジュゲート体は、HBcAg粒子
に結合したポリペプチド上に存在する抗原性デターミナ
ントに対する抗体を誘導するのに極めて有用である。従
って、このコンジュゲート体はヒトまたは動物のワクチ
ンとして用いることができる。このコンジュゲート体の
有効量をヒトあるいは動物に投与することによってワク
チン接種を行なうことができる。経口投与、あるいは皮
下、静脈、筋肉などの非経口投与により投与することが
できる。典型的には、経口あるいは非経口投与により、
1回当り1−1.000μg,好まし<10−100μ
gの投与量で投与される。
コンジュゲート体は、投与用には薬学的に許容し得る担
体もしくは希釈剤とともに製剤化される。
慣用的に用いられている剤形、担体、希釈剤を用いるこ
とができる。これらはもちろん投与ルートによって決定
することができる。適当な担体及び希釈剤としては、例
えば、フロイントの不完全アジュバント(IFA)、水
酸化アルミニウム、サボニン、DEAE−デキストラン
、ムラミルジ.ペプチド、ミネラルオイル、ミグリオー
ルなどの中性オイル、ピーナッツオイルなどのベジタブ
ルオイル、イスコム(lscoa+s) 、リボゾーム
、プルロニック(トレードマーク)ボリオール、Rib
1アジュバント系(CB−A−2189141)などが
挙げられる。
以下の実施例により本発明を説明する。添付した図面に
はプラスミドpBc404が示されている。図面におい
て、BSE及びPはそれぞれBamHI,EcoRI及
びPst1部位を示し、taeはtaeプロモーターを
示し、oriは複製オリジンを示し、baaはβ−ラク
タマーゼを示し、SDはシャインダルガーノ配列を示す
例1 図面に示した親ブラスミドpBc404に基づいて、P
vコア用の発現プラスミドを作成した。
P V I MahoneyのVPI.のアミノ酸残基
95−104をコードする合成オリゴヌクレオチドを、
T4リガーゼを用いてスタンダード法によりpBc40
4に連結した。合或オリゴヌクレオチド、それらのアニ
ール化の仕方、及びN末端延長鎖のコード配列は以下の
通りである。
1. AATrCAOATAATCCGGCTAGTA
(TACCAACAAAGATAAG (39)2. 
GATCCTrAmAGTACTAmATI’ATCT
G (39)−スの透析後、そのまま誘導体化に直接用
いた。
例2 10     20     30     40AT
GAATrCAGATAATCCACX:r’AGTA
CTACCAACAAAGATAAGGATCC. .
 . :l7MN  S DNPASTTNKDKDし
−一一」 リンカー      ポリオウイルス 組換えプラスミドを保持した、バクテリア(E.col
l  JM101)を、イソプロピルーβ−D−チオガ
ラクトビラノシド(I PTG)60μg/mlを用い
て6時間発現誘導させた。細胞を遠心分離により採取し
、リゾチーム及び非イオン性洗浄剤処理により溶解した
。10000rp−で5分間遠心してバクテリア破片を
除去した。
上清サンプルを、20℃で5 0 0 0 0 rp謹
で1時間15分間、15−45%リニアーシュクロース
グラジエントで分画した。2 6 0 nmでの光学密
度により粒子を検出した。粒子を4 0 0 0 0 
rp@で1時間遠心して濃縮した。あるいは、シュクロ
2回の連続したシュクロースを用いた分画により精製し
たpvコアを、pl17.  2の10aMリン酸バッ
ファ一溶液に溶解して5mg/mlの濃度で、セファデ
ックス(トレードマーク)GIOO力ラムに通した。次
いで10叶リン酸バッファ一中にPVコアーが2■/ 
msの濃度で溶解した溶液を用いて、これに、ドライジ
メチルホルムアミドに溶解した1/20容量のSMCC
を加えてPVコアサンプル中でのSMCCの終濃度がP
vコア蛋白に対して50倍モル過剰となーるようにして
、誘導体化を実施した。
室温で30分後、pH7.2の10−Mリン酸バッファ
一中のセファデックスG100に通して濾過してSMC
Cを除去した。新たに溶解したFMDV141−160
Cysをl/10容量で加えて、誘導体化したPvコア
に対して10倍モル過剰となるようにした。室温で2時
間撹拌後、未結合のペプチドを、セファデックスG20
0を用いた濾過により誘導体化したPvコアから分離し
た。ペプチドが結合したPvコアを回収した。
例3 HRV2ペブチドへのPvコアの結合 例2に記載された方法に従って、Nln−nエピトープ
を含有し以下のアミノ酸配列を有するHRV2ベプチド
をRVコアに結合した。
VKAETRLNPDLQPTC HRV2ベブチドが結合したPvコアを回収した。
例4 Pvコアのカルボキシメチル化 シュクロースを透析し、遠心により濃縮後、PVコアを
200μg/mlの量で、暗所中で室温で1時間、pH
8. 0の0. 5M  Trlsに溶解した10sM
ヨードアセトアミドと反応させた。ゲル濾過により過剰
の試薬をカルボキシメチル化Pvコアから除去した。
例5 例4で得られたカルボキシメチル化P■コアを、等モル
量のSMCCを溶解したジメチルホルムアミド(DMF
)溶液で誘導体化した。SMCCの量はDMFのl/2
0の量であった。酵母中で発現L,たHBs+Ag粒子
を2 0 0 pg /mll度で、Sーアセチルチオ
グリコール酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(
SATA)を用いてDMF中で等モル比で誘導体化した
。SATAの量はDMFの量のl/20であった。ヒド
ロキシアミンでSATAをデアセチル化してフリーのー
SH基を得た後、2つの誘導体化粒子の等量(それぞれ
200μg/ml)を混合した,HBsAgが結合した
pvコアを回収した。
例6 FMDVペプチド及びHRV2ペプチドのカルボキシメ
チル化Pvコアへの結合 例5に記載された方法に従って、FMDV141−16
0Cysペプチドをカルボキシメチル化Pvコアに結合
した。別の実験では、例3で記載したHRV2ペプチド
を同様にしてカルボキシメチル化Pvコアに結合した。
しかしながら、両者の場合には、誘導体化は、p117
. 8の50一Mリン酸バッファ一中で行ない、誘導体
化後できるだけ早くマレイミド基を安定化させるために
pH6. 8の50lMリン酸バッファ一中に移した。
例7 例2及び6で得られた、FMDvベブチドが結合したP
vコア、及び例3及び6で得られた、HRV2ペプチド
が結合したPvコアの分析テストを次のようにして実施
した。
(a)ポリアクリルアミドゲル電気泳動これによって、
すべてのコア蛋白は、ペプチ〆の付加により、高分子量
側ヘシフトしたことが示された。
(b)ウエスタンブロッティング ゲル電気泳動後、蛋白をニトロセルロースへ移し、抗コ
ア抗血清あるいは抗ベブチド抗血清と反応させた。得ら
れた結果により、結合後に得られたより高分子量の蛋白
が期待通りに両者の抗血清と反応したことが示された。
(c)ELISA 人EL I SAプレートに結合した抗コア血清を用い
て誘導体化コア粒子をトラップするサンドイッチ法によ
りアッセイを実施した。テスト後抗ペプチド抗血清と反
応させた。これにより、誘導体化拉子はコア抗原性とべ
ブチド抗原性の両者を有していた。
−tHRV2ペプチド配列がコア蛋白のN末端に融合し
た融合コア粒子に対する抗HRV2ペブチド抗血清、及
びHRV2ベプチドが結合したPvコアに対する抗HR
V2ベプチド抗血清の力価をELI SAにより測定し
た所、同じ結果が得られた。このアッセイでは、上記の
2つの粒子については同じ量を用いたため、N末端融合
粒子と化学結合した粒子の抗原性活性は実質的に同じで
あった。抗HRV2ペプチド抗血清は、例3及び6のH
RV2ペプチドに対して誘導された抗血清である。
(d)シュクロース密度グラジエント この分析により、FMDvペプチドがコアに結合して粒
子凝集が起こったことが示された。これらはチューブの
底にペレット化した。HRVペブチドが結合したPvコ
アは、未処理コアと同様の位置に沈降し、EL I S
Aによる分析結果から、コア免疫原住及びペブチド免疫
原性の両者を有していた。
(e)電子顕微鏡 HRV2ペプチドが結合したPvコアを調べた所、規則
正しい粒子が蜆察された。HRV2ペブチドに結合した
Pvコアと抗HRV2ペプチド抗血清との間で形威され
た免疫複合体を電子顕微鏡で調べた所、コア粒子は抗体
によって結合していることが判った。
(f)免疫原性 人コアに結合したFMDV粒子は20μg以下で(ペプ
チドの2μg以下)中和活性を有していた。
JlHRV2ペプチドN末端融合コア粒子及び化学的結
合粒子の免疫原性活性を、それぞれ20μgをギニアビ
ッグに投与して比較した。インジエクション後の各種時
間で、HRV2ペプチドに対する抗血清をEL I S
Aによりテストした。結果は以下の通りである。
口数  化学的結合コア  融合コア 0      <1       <114     
2.9      2.328     3.9   
   3.356     3. 9     4. 
063     4.1      3.970   
  4.1      3.984     4.2 
     3.9不完全フロイントアジュバントに溶解
して筋注投与した。
例8 FMDVタンデムリピートペブチドの調製以下に示すペ
ブチドを固相法により合威した。
より具体的には、Hovgl+ten, Proc. 
Natl.^cad. Sci. USA  82. 
 5131−5135.  1985に記載されたMe
rri r leld法(MerrRIeld.JAC
S 85, 2149−2154. 1963)の応用
法を用いて合成を行なった。それぞれのペプチドは、ペ
プチド199を除いてそのC末端に非天然性システイン
残褪を付加的に有している。ペプチド199はC末端に
非天然性のグリシン残基を有している。
それぞれのべブチドはp−メチルベンズヒドリルアミン
ジビニルベンゼン樹脂上で合成した。それぞれのアミノ
酸のアルファアミノ保2!基は1−プトキシ力ルボニル
(Boc)を用いた。それぞれのカップリング反応サイ
クルは次の通りである。
l.ジクロロメタンにより樹脂の洗浄−10分間265
%ジイソプロビルエチルアミンのジクロロメタン溶液に
よる洗浄−2分間×3 3.ジクロロメタン洗浄−1分間×2 ?t−プトキシ力ルポニルアミノ酸のジクロロメタン溶
液と0.3Mジイソプロビルカルボジイミドを用いたカ
ップリングー60分間5.土記3と同じ 8.50%トリフルオロ酢酸のジクロロメタン溶液を用
いた脱保護−20分間 7.ジクロロメタン洗浄−1分間×6 8.土記2へ戻る。
カップリングサイクルが完了した時に、アニソールスカ
ベンジャ−10%とともに水素化フルオライドを用いて
1時間処理してペブチドを樹脂から解離させた。かくし
て、、カルボキシ末端にアミド基を有するペプチドが得
られた。次いでエーテルで洗浄して乾燥し、15%酢酸
中に溶解して凍結乾燥した。
ウイルス       ペプチド       NaF
MDV    137−182−137−102−Cy
s        1980/O   O10■ 11 (NRNAVPNLRGDLAVLAQKVARTLP
TS) x2 CFMDV O1/O1 FMDV 137−102−137−1[i2−G Iy    
      19 90101 (NRNAVPNLI?GDLQVLAQKVAl?T
LPTS) ,G137−102−137−102−C
ys          315?■/010lO1 (NRNAVPNIJ?GDLQVLAQKVARTL
P′rS) x2C?MDV    137−182−
137−162−Cys         318AB
/ABAA 12    12      12      12(
YSAg:JVRGDLGSLAPRVARQLPAS
) ,■CFMDV    145−150−145−
150−145−180−CysOl/Ol/010l
OlOI RCDLQVRCDI,QVED!,QVI.AQKV
AT?TLPCFMDV    145−150−14
5−IGO−CysO/000 1111 RGDLQVRGDLQVLAQKVAI?TLPC1
12 113 例9 FMDV混合セロタイプタンデムリピートベプチドの調
製 例8に記載した固相法により以下のべブチドを合成した
ウイルス FMDV O1/A12B ベプチド 137−102−137−182−Cys0 t  A
 12 B No. 316 FMDV 137−1[i2−137−102−Cys317 ?12B/0■ Al2B Ol 例10 VP2アミノ酸残基156−170を含む特λ的N末端
HRV2  VP2エピトープをコードするキメラ融合
粒子を構築するために、5′末端にEcoRI及び3′
末端にBamHI用の粘着末端を有する合成オリゴヌク
レオチドをApp1 1edBlosystems  
3 81 A  D N Aシンセサイザーにより調製
した。これらのオリゴヌクレオチドを、EcoRI−B
amHIで消化して1%低融点アガロースでスタンダー
ド法Prancls and Clarke.Meth
. lEnzymology  178,  65.9
−676.  1989)により精製したpBc404
に連結した。
次いでこのDNAをE.colI  JMIOI株に導
入し、小スケールDNA調製品から制限酵素マップを作
成した。合成オリゴヌクレオチド、これらのアニール化
の仕方、及びN末端延長鎖のコード配列は以下に示した
通りである。
GC’[TA111mCC C’rAGATG AAT
 TCA 01丁AAA GcGGAA Ace CG
T TrG AAC CCA GATGO 口”G CAAα刀^CC GAA TGC CGG 
GATの....コア組換えブラスミドを有するバクテ
リアをL−Amp培地中で一晩高細胞密度になるまで成
育せしめて、次の日に新鮮なL−プロース(1:10)
で希釈した。IPTG(終濃度60ug/ml)を添加
して発現を誘導し、更に37℃で6−8時間複製させた
。次いでバクテリアを採取し、N末端ペブチドエピトー
プを有するキメラコア粒子を精製し、公知の方法(Cl
arke et al. Nature330,381
−383,1987 ;Prane1sand Cla
rke.  1 9 8 9 )でその特性を調べた。
例11 HBsAgのHRV2コアへの結合 4. 例10のHRV2コアを等モル量のSMCCを含むDM
F溶液で誘導体化した。SMCCの量はDMFfiのl
/20であった。酵母中で発現されたHBsAgを2 
0 0.ug /mlの濃度で、等モル比のDMF中に
溶解したSATAで誘導体化した。
SATAの量はDMF量のl/20であった。ヒドロキ
シアミンでSATAをデアセチル化してフリーのーSH
基を得た後、等量の2つの誘導体化粒子(それぞれ20
0μg/ml)を混合した。
HBsAgが結合したHRV’:2コアを回収した。
【図面の簡単な説明】
第1図はブラスミドpBc404の構成を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗原性エピトープを有するポリペプチドを保持し
    たB型肝炎ウィルスコア抗原(HBcAg)粒子であっ
    て、該HBcAg粒子はLys残基を有するN末端延長
    鎖を備えたHBcAgから構成されており、該ポリペプ
    チドは該Lys残基の側鎖アミノ基を介して該粒子に結
    合している上記HBcAg粒子。
  2. (2)該ポリペプチドが、中和抗体を誘導できる抗原性
    エピトープを持つポリペプチドである請求項1の粒子。
  3. (3)該エピトープが、ウィルス、バクテリアまたはプ
    ロトゾアのエピトープである請求項2の粒子。
  4. (4)該ポリペプチドが、50個までのアミノ酸残基か
    らなる長さのポリペプチドである請求項1から3のいず
    れかの粒子。
  5. (5)該N末端延長鎖が、60個までのアミノ酸残基か
    らなる長さのものである請求項1から4のいずれかの粒
    子。
  6. (6)該N末端延長鎖が、タイプ1のポリオウイルスの
    VP1キャプシド蛋白のアミノ酸残基95−102のア
    ミノ酸配列、あるいはヒトライノウイルス(HRV)タ
    イプ2のVP2キャプシド蛋白のアミノ酸残基156−
    164のアミノ酸配列もしくは他のHRVのそれと等価
    のアミノ酸残基からなるアミノ酸配列を含む請求項1か
    ら5のいずれかの粒子。
  7. (7)N末端延長鎖を備えたHBcAgがカルボキシメ
    チル化されている請求項1から6のいずれかの粒子。
  8. (8)抗原性エピトープを有するポリペプチドを保持し
    たHBcAg粒子の調製法であって、さらされたLys
    残基を有するN末端延長鎖を備えたHBcAgから構成
    されるHBcAg粒子に、該Lys残基の側鎖アミノ基
    を介して該ポリペプチドを結合させることを特徴とする
    上記調製法。
  9. (9)N末端延長鎖を備えたHBcAgを、該ポリペプ
    チドに結合する前に、カルボキシメチル化する請求項8
    の調製法。
  10. (10)活性成分としての、請求項1から7のいずれか
    のHBcAg粒子あるいは請求項8もしくは9の調製法
    によって得られたHBcAg粒子であって抗原性エピト
    ープを有するポリペプチドを保持したHBcAg粒子、
    及び薬学的に許容し得る担体もしくは希釈剤を含有する
    薬学的組成物。
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