JP2676166B2 - エイズウイルスに対する合成ワクチン - Google Patents

エイズウイルスに対する合成ワクチン

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒト免疫不全性ウイルス(HIV)に対する
ワクチンの一般的な発展に関するものである。更に特別
には、本発明はHIV膜蛋白質を特定的に認識するヘルパ
ーTリンパ球を刺激し、それにより抗体産生を高めるペ
プチド抗原並びにエイズウイルスによる発病及びエイズ
ウイルスにより引き起こされる感染症を抑制する細胞毒
性T細胞を提供することに関するものである。
発明の背景 ヒト免疫不全性ウイルス(HIV)に対するワクチンの
発展は、広まった免疫不全性症候群(AIDS)の更なる拡
散を妨げる決定的な方法である。安全性の理由のため
に、全てのウイルスワクチンをHIVの場合について適用
することはできない。しかしながら、如何なるサブユニ
ットワクチンも、原抗原への暴露に応答してヘルパーT
細胞免疫性を引き出すことができる免疫優性ヘルパーT
細胞サイトを含むべきである。ヘルパーT細胞は、B細
胞増殖及び抗体産生細胞に対する差別化を起こすことに
よるB細胞の活性化のための、並びに細胞毒性T細胞の
誘導の両方のために必要である。ヘルパーT細胞は、人
口の蛋白質抗原よりもむしろ蛋白質分子内の固有サイト
を認識するということを記載すべきである。前記サイト
のうち、2,3のものは通常応答の塊を引き出し、それ
故、“免疫優性”と呼ばれる。これより、有効な細胞毒
性又は免疫性応答を引き出すために、合成抗原は好まし
くは分子内に免疫優性領域を含むべきである。更に、合
成抗原ペプチドは、合成フラグメントワクチンにおいて
しばしば遭遇するMHC制限の問題を克服すべきである。
発明の要約 したがって本発明の目的は、全ての又は大部分のMHC
型のT細胞により認識され、且つ少なくとも一部は、HI
V感染に対して高度のヘルパーT細胞応答性を引き出す
免疫優性サイトからなる合成ペプチド抗原を提供するこ
とである。
本発明の更なる目的は、実質的に、異なった主要組織
適合性型により生じる制限に起因する制約のないHIV感
染に対する合成又は組み換え型フラグメントワクチンを
提供することである。
本発明の別の目的は、AIDSウイルスに対するT細胞免
疫性の特定性及び/又は水準を決定するための試薬を提
供することである。
本発明の他の目的及び利点は、本発明に関する下記の
詳細な記載から明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 本発明の前記及び他の目的、特長及び多くの注目すべ
き利点は、添付図面を参照して考えた場合に下記の詳細
な記載を読むことにより一層良く理解されるであろう。
図1は、HIV膜蛋白質のアミノ酸残基を示す。44種の
重複した合成ペプチドのアミノ酸連鎖部が表わされてい
る。HP-6(R)において、アルギニンはカルボキシ末端
リシンにより置換されている。ペプチドHP-17及び33
は、HIV連鎖において存在しない外部カルボキシ末端シ
ステイン残基を有する。
図2は、T2(HP-5)クラスターの重複したペプチドの
アミノ酸残基を示す。略記したアミノ酸符号が使用され
ている:A=Ala,C=Cys,D=Asp,E=Glu,F=Phe,G=Gly,H
=His,I=Ile,K=Lys,L=Leu,M=Met,N=Asn,P=Pro,Q
=Gln,R=Arg,S=Ser,T=Thr,V=Val,W=Trp,Y=Tyr。
図3は、免疫優性領域HP-52ないし57における重複し
たペプチドのアミノ酸残基を示す。
図4は、B10.BR(H-2k)マウスにおけるHP-52ないし5
7についての投与量応答曲線を示す。B10.BRマウスは、g
p160を用いて免疫化され、そしてリンパ球結節増殖分析
は本文記載の通りに行われた。ペプチドHP-52ないし57
に対する応答は、投与量応答検査により評価された。刺
激指数は、抗原のないバックグラウンド計数を越える実
験計数比を示す。
図5は、B10.D2(H-2d)マウスにおけるHP-52ないし5
7についての投与量応答曲線を示す。B10.D2マウスは、g
p160を用いて免疫化され、そしてリンパ球結節増殖分析
は本文記載の通りに行われた。ペプチドHP-52ないし57
に対する応答は、投与量応答検査により評価された。刺
激指数は、抗原のないバックグラウンド計数を越える実
験計数比を示す。
図6は、B10.S(9R)(H-2t4)マウスにおけるHP-52
ないし57についての投与量応答曲線を示す。B10.S(9
R)マウスは、gp160を用いて免疫化され、そしてリンパ
球結節増殖分析は本文記載の通りに行われた。ペプチド
HP-52ないし57に対する応答は、投与量応答検査により
評価された。刺激指数は、抗原のないバックグラウンド
計数を越える実験計数比を示す。
図7は、B10.A(5R)(H-2i5)マウスにおけるHP-52
ないし57についての投与量応答曲線を示す。B10.A(5
R)マウスは、gp160を用いて免疫化され、そしてリンパ
球結節増殖分析は本文記載の通りに行われた。ペプチド
HP-52ないし57に対する応答は、投与量応答検査により
評価された。刺激指数は、抗原のないバックグラウンド
計数を越える実験計数比を示す。
図8は、指示された範囲内に横たわる幾何学的手段に
よる応答を用いて多数のペプチドを示す棒グラフを表わ
す。前記範囲の下限は、X軸上に示されている(例え
ば、“1.5"は1.5ないし2.0の範囲を示す)。
図9A及び9Bは、リーサス猿1〜4(=RhM1〜RhM4)を
1)群1:完全フロイント助剤(CFA)を用いた乳剤中の
3種のペプチドHP-5,HP-26及びHP-53の各々の39ナノモ
ル;2)群2:CFAを用いて、0及び39日目に処理した結果
を示す。これらの猿は、不完全フロイント助剤(IFA)
中で0.2ナノモルのgp160を用いて47日目に免疫化され
た。抗−gp41抗体は、0,27,52,55,59,62,68及び80日目
に測定された。結果を‘正味cpms'として表わす:ウェ
スターンブロット(Western Blot)のgp41バンド上の抗
体に結合した125-I−蛋白質Aは、バックグラウンドか
ら引く(予め採血した血清:642±187cpm)。
発明の簡単な説明 本発明の上記の及び種々の他の目的及び利点は、多数
の異なったMHC型にわたる制限なしに、HIV膜蛋白質を示
す細胞を認識することが可能なT細胞の増殖を刺激する
ペプチド抗原により達成される。
特記しない限りは、本文中で使用される全ての技術的
及び科学的表現は、本発明が属する技術分野において当
業者により通常理解されるものと同一の意味を有する。
本文中に記載した方法及び材料と同一又は等価な何れの
方法及び材料も本発明の実施例又は試験において使用す
ることができるが、好ましい方法及び材料を下記する。
下記本文中の全ての文献は、参考のために本文中に加え
られている。特記しない限りは、本文中で用いられた技
術は前記技術分野において当業者に公知の標準的な方法
論である。
本文中で使用される表現“多数のMHC類又は型”は、
少なくとも3種又はそれより多くのMHC類又は型を意味
する。
本文中で使用される表現“実質的に純粋”は、標準的
な精製技術により得ることができる可能なかぎり純粋で
あることを意味する。
本文中で使用される表現“合成”ペプチドは、何らか
の適する手段例えば遺伝子組み換え技術等により化学的
に合成されたことを意味する。
材料及び方法 マウス B10.BR/SgSn(H-2k)及びB10.D2/nSn(H-2d)マウス
は、ジャクソン実験室(Jackson Laboratories)〔バー
ハーバ(Bar Harbor),ME)から得た。B10.S(9R)/S
g(H-2t4)及びB10.A(5R)/SgSn(H-2i5)マウスは、
ディ.ジェイ.スティムプフリング(D.J.Stimpfling)
〔グレート フォールス(Great Falls),MT〕から、及
びジャクソン実験室から得た繁殖ペアからNIH繁殖コロ
ニーで繁殖させた。B10.S(9R)及びB10.A(5R)株から
のマウスは、H-2s及びH-2bハプロタイプのI−A及びI
−E分子の両方が前記組み換え株中に発現し、反対にI
−Eは非組み換えH-2b及びH-2sマウス中で発現しないの
で選んだ。
抗原 組み換えgp160は、ラッチェ(Rusche)他,1987,PNAS,
アメリカ合衆国,84:6924に記載された様なHIVのHTLVIII
B単離体のgp160に対して遺伝子を発現する組み換えバク
ロウイルスにより感染させた細胞から調製した。それ
は、標準的なレンズ豆レクチンクロマトグラフィ及びゲ
ル濾過技術により特に精製した。合成ペプチドは、多重
ペプチド合成又はホウテン(Houghten)他,1986,生物技
術(Bio Techniques),4:522に記載された様な“ティー
バック(Tea Bag)法”により作られた。ペプチドは、
“低−高”弗化水素法によりそれらの樹脂から分解され
た。分解ペプチドは、セップ−パック(Sep-pak)〔ウ
ォータース(Waters),ミルフォード(Milford),MA〕
により脱塩され、次いで純度及び濃度が分析的HPLCによ
り決定された。ペプチドが充分に純粋ではない場合は、
それらは標準的な製造的HPLCを用いて再精製された。
リンパ結節T細胞精製分析 マウスは、尾を基準として完全フロイント助剤(CF
A)に対して1:1で組み換えgp160を10-30ug用いて皮下的
に免疫化された。(この投与量は、gp160調製の純度の
基づいて決定された。)8ないし10日後、大動脈周囲の
及び鼠径部のリンパ結節は、バーコワー(Berkower)
他,1984,J.Immunol.,132:1370の方法に従って完全T細
胞媒体中の単細胞懸濁液中で除去及び調製した。穴当た
り4×105細胞のリンパ結節細胞は、平底の96−穴ミク
ロ滴定プレート〔コスター(Costar),ケンブリッジ
(Cambridge),MA〕の各穴に加えられた。44種のペプチ
ドは、溶媒により最終容積0.2mlとするように前記穴に
加えられた。培養40日目に、〔3H〕チミジンluCi〔6.7C
i/mmol;ニュー イングランド ニュークリアー(New E
ngland Nuclear),ボストン(Boston),MA〕が各穴に
加えられた。18時間後、増殖の尺度として、DNAに対す
る〔3H〕チミジン配合比は、液体シンチレーション計数
を使用して決定された。刺激指数は、抗原なしのバック
グラウンド計数に対する実験計数の比を表わす。
実施例 H-2k,H-2d,H-2i5,及びH-2t4ハプロタイプのマウス
は、マウス当たり20-30ugの投与量でCFA中の組み換えgp
160を用いて尾に対して皮下的に免疫化された。8ない
し10日後、このマウスは犠牲にされ、大動脈周囲の及び
鼠径部のリンパ結節が単離され、次いで抗原の存在下又
は不存在下でのリンパ結節細胞の増殖は、上記本文中に
記載された様に決定された。
試験された4種のハプロタイプのマウスのT細胞増殖
分析の結果を表Iに要約する。強い増殖応答が、予め同
定された膜T2サイト(HP-5)(図2)を取り囲んで構成
されたペプチドHP-4ないし8に対して、H-2kマウスで見
られた。最高の応答は、ペプチドHP-5(残基112-124,HE
DIISLWDQSLK)及びHP-6(残基112-124,HEDIISLWDQSLR)
(これは、リシンに対するアルギニンの置換のみが異な
る)を用いて見られた。漸減する応答は、ペプチドHP-4
(残基110-124,QMHEDIISLWDQSLK)、HP-7(残基114-12
8,DIISLWDQSLKPCVK)、及びHP-8(残基119-134,WDQSLKP
CVKLTPLCV)について見られた.正の増殖応答は、ペプ
チドHP-26(残基428-443,KQIINMWQEVGKAMYA)(これ
は、ヘルパーT細胞外膜,膜Tと同一である)について
観察された。この応答は、1uMの投与量において見られ
た。2uMの投与量においては、増殖指数は2より大きか
ったが、しかし統計的に充分なものではなかった。ペプ
チドHP-29(残基437-451,VGKAMYAPPISGQIR)(これは、
6種のアミノ酸がペプチドHP-26と重複する)も正の応
答を引き出した。試験された4種のハプロタイプのマウ
スにおいて、正の増殖応答はgp41分子のCOOH基末端でペ
プチドHP-52ないし57(図3)に重複する群中のペプチ
ドの1種又はそれより多くで認められた。H-2kマウスに
おける前記ペプチドに対する投与応答曲線(図4)は、
ペプチドHP-52(残基828-842,AVAEGTDRVIEVVQG)及びHP
-53(残基834-848,DRVIEVVQGAYRAIR)に対する好ましい
応答を示す。
H-2dハプロタイプのマウスにおける44種のペプチドに
対するT細胞増殖応答を、表Iの第2欄に示す。膜T2
域におけるペプチドHP-3(残基109-123,EQMHEDIISLWDQS
L)に対する充分な増殖応答が観察された。ペプチドHP-
3はHP-5(膜T2)に重複しているが、しかしその分子の
アミノ末端方向において3種のアミノ酸の分だけ長く、
且つその分子のカルボキシ末端方向において1種のアミ
ノ酸の分だけ短い。正の応答は、HP-26に対して認めら
れ且つ重複しているHP-29に対して認められた。初期の
スクリーニングにおいて、正の応答はHP-52ないし57群
のHP-55(残基841-855,QGAYRAIRHIPRRIR)のみに対して
認められた。投与量応答検査を用いたより詳細な研究に
より、正の且つ好ましい応答がHP-55及びHP-56(残基84
6-860,AIRHIPRRIRQGLER)に対して認められた(図
5)。H-2t4ハプロタイプのマウス(ASSk)(表
I)は、膜T2領域においてペプチドHP-3ないし8に対し
て応答しなかった。この株のマウスは、膜T1サイトペプ
チドHP-26、並びに重複しているペプチドHP-28(残基43
2-446,NMWQEVGKAMYAPPI)及びHP-29に対して応答した。
初期のスクリーニングにおいて、正の応答は1uMの投与
量でペプチドHP-55及びHP-56に対して見られた。投与量
応答検査により、HP-55及びHP-56に対する好ましい応答
(図6)を伴う前記見解が確証された。
p値を用いた刺激指数(S.I.)(実施例cpm/対照cpm) マウスの4種の株における各ペプチドに対する(対照と
比較した研究者のt試験実施例)が示されている。ペプ
チドは、特記しない限り2μMの濃度で試験された。p
値が統計的に充分な2よりも大きな刺激指数は、肉太活
字型で示す。a ペプチド濃度1.3μMb ペプチド濃度1μMc ペプチド濃度0.3μMd gp160濃度0.1μMe gp160濃度0.02μMf PPD濃度25μg/ml 各株内で最も強い応答を有する10種のペプチドが同定
された。前記ペプチドは、本表の目的のために、その株
を強く刺激すると言われる(25%最大刺激ペプチド)。
試験された41種のペプチドの各々に対して、我々はその
ペプチドが株のない場合(0)或いは1,2,3,又は4種全
ての株に対して25%最大刺激ペプチドの中にあるかどう
かを決定した。各範疇の多数のペプチドが与えられた多
数の株を強く刺激することが示されている。
H-2i5(Abbk)ハプロタイプのマウスは、H-2d
ハプロタイプのマウスがするようにHP-5よりもむしろ膜
T2領域においてペプチドHP-3に応答する。初期のスクリ
ーニングにおいて、HP-52ないし57群中の全てのペプチ
ドは正の応答を引き出す。しかしながら、投与量応答検
査を用いた更なる研究(図7)により、最大応答がペプ
チドHP-53及びHP-55においてみられた。
T1又はT2サイト及びHP-52ないし57群とは別の領域か
らのペプチドは、試験された株の幾つかに対して正であ
ることが見出された。正の応答は、試験された4種の株
のうちの3種に対して、ペプチドHP-30(残基483-497,R
DNWRSELYKYKVVK)、HP-35(残基560-581,NNLLRAIEAQQHL
LQLTVWGIK)、HP-47(残基787-801,RIVELLGRRGWEAL
K)、HP-50(残基801-815,KYWWNLLQYWSQELK)、及びHP-
51(残基806-820,LLQYWSQELKNSAVS)について見られ
た。ペプチドHP-29及びHP-30は、全ての株について正の
応答を引き出す。前記の免疫化ペプチドの幾つかは重複
する。ペプチドHP-30及びHP-33は、5種の残基において
重複する。H-2i5ハプロタイプのマウスは、HP-30に対し
て応答しなかったが、しかしペプチドHP-33(これは、
その分子のカルボキシ末端方向において9種の残基の分
だけ長い)に対して応答した。同様に、ペプチドHP-26
(膜T1サイト)に対する応答は、H-2i5マウスにおいて
は見られなかったが、しかし応答は重複しているペプチ
ドHP-29(これは、その分子のカルボキシ末端方向にお
いて8種の残基の分だけ長い)に対して見られた。全て
の株についての重複しているペプチドに対する最も顕著
な応答は、群HP-52ないし57中のペプチドに対して見ら
れた応答である。
gp160分子を用いて免疫化された4種のMHCハプロタイ
プのマウス中のgp160膜蛋白質の重複しているペプチド
に対するT細胞増殖応答を反映した前記の結果は、膜T1
及びT2サイトは免疫化領域を表わすということを確証さ
せる。H-2k,H-2d,及びH-2t4ハプロタイプのマウスは、
膜T1サイトに応答する。H-2i5マウスは、重複している
ペプチドHP-29にたいして応答する。膜T2サイト,ペプ
チドHP-5は、H-2kハプロタイプのマウスにより認識さ
れ、一方H-2d及びH-2i5マウスは、重複しているペプチ
ドHP-3を認識する。
それ故、5種のペプチド(HP-30,35,47,50,及び51)
は、試験された4種の株のうちの3種によりT細胞膜と
して認識されて同定され、そして2種のペプチド(HP-2
9及び33)は、試験された全ての株により認識された。
ペプチド47,50,及び51は、重複している外膜の群を形成
する。更に、ペプチドの群(HP-52ないし57)は、gp41
分子(これに、マウスの各株は応答する)のCOOH基領域
中のヘルパーT細胞外膜として同定された。この特徴
は、gp120分子の多数の高度に変わり得る領域に比べて
比較的維持された領域であるgp41分子中に見出されたの
で、ワクチンの製造においては特に充分なものである。
試験された4種のハプロタイプのマウスは、この群中の
異なるペプチドに応答する。
H-2dハプロタイプのマウスは、ペプチドHP-55及びHP-
56に好ましく応答した。この結果は、連鎖部のT細胞外
膜はアミノ酸連鎖部AIRHIPRRI(HP-55及びHP-56の重複
しているアミノ酸を表わす)であってよいことを示唆し
ている(図4)。反対に、2種の固有サイトが2種の重
複しているペプチド中に存在し得る。H-2t4ハプロタイ
プのマウスは、同様な応答を示した;再び、ペプチドHP
-55及びHP-56は好ましく認識された。それ故、H-2t4
プロタイプのT細胞のための認識サイトは、同一の9種
のアミノ酸連鎖部の地図形成をしてよい。対照的に、H-
2kハプロタイプのマウスは、最初にペプチドHP-52及びH
P-53に対して増殖応答を示し、次いでこのサイトを2種
のペプチドにより造形された9種のアミノ酸(DRVIEVVQ
G)に対して地図形成する。H-2i5ハプロタイプのマウス
は、ペプチドHP-53及びHP-55に対して最高に応答する。
前記ペプチドの重複は、T細胞外膜は8種のアミノ酸連
鎖部QGAYRAIRであるが、しかし再び、前記2種のペプチ
ドは反対に2種の固有サイトを表わし得るということを
示唆する。
AIDSウイルスに対して免疫化サイトを構成する4種の
重複している外膜群(ペプチド3−8,26-29,47-51,及び
52-56)の発見は、AIDSウイルスに対するワクチンの発
展のために重要な意味を有する。単一ペプチドは試験さ
れた全てのマウス株において免疫化されないけれども、
幾つかのアミノ酸によるペプチド連鎖部の延長は、HP-
5,26,及び30の場合のように、より多くのハプロタイプ
のマウスからの応答を引き出す。それ故、前記の延長さ
れたペプチドは、人間の様な異部族結婚をする母集団に
対しては更に適切である。AIDS膜の比較的観察された領
域中に位置するペプチドHP-52ないし57の群の発見は、
人間接種用ワクチンのために特に満足できる。ペプチド
のこの群はgp41の細胞内の部分上に存在するけれども、
抗体と異なり、T細胞は原蛋白質が供与又は目的細胞上
に存在することを必要としないので、T細胞認識は損な
われないであろう;それらはMHC分子と結合した加工さ
れたフラグメントを認識することができる。
明らかに、本発明の重要な特徴は大部分のMHCハプロ
タイプにより認識される外膜群の発見であり、そして2,
3の残基により延長されているペプチド外膜は試験され
た全てのハプロタイプの各々により認識される単一ペプ
チドを産生するという観察である。初期のこの発見は、
特にHIV感染に関してT細胞免疫を引き出すことを目的
とするペプチド又はフラグメントワクチンにおけるMHC
制限及びIr遺伝子の困難な問題を克服するための手段を
提供する。
前記のペプチドが霊長類においても免疫化されたかど
うか、及びそれらが試験管内で原HIV膜蛋白質に応答す
る第2抗体を助けるためのヘルパーT細胞を用意するこ
とができるかどうかを評価するため、リーサス猿を前記
群の3種の代表的なもの、換言すればペプチドHP-5,HP-
26,及びHP-53を用いて免疫化した。図9A及び9Bに示され
る様に、グループ1の2匹の猿(RhM1,RhM2;これらは、
原膜蛋白質gp160を用いた免疫化の前に前記3種のペプ
チドの混合物を用いて免疫化された)は、グループ2の
2匹の猿(RhM3,RhM4;これらは、全gp160の前にペプチ
ドを受け取らなかった)に比べて膜蛋白質(gp41部分)
に応答する非常に増強された抗体を産生する。したがっ
て前記ペプチドは、HIVウイルス膜に応答する非常に増
強された抗体を誘導するための最初のヘルパーT細胞に
対して霊長類を免疫化するために使用することができ
る。更に、グループ1の猿はHP-26及びHP-53の両方に対
して良好な末梢血液単核細胞増殖応答を示した。この結
果は、前記ペプチドは試験管内でT細胞ヘルプ並びに増
殖を誘導することができ、そしてそれらはマウスと同様
に霊長類を免疫化するために使用することができるとい
うことを示す。
AIDSのための生きているウイルスワクチン及び全て殺
した又はサブユニットウイルスワクチンは、潜在的な安
全性に対する危険を有するということは、ここで記載す
るのが適切であろう。対照的に、本文中に記載された様
な合成ペプチドは、本来安全なものである。更に、全ウ
イルス蛋白質に相当するがしかし組み換えDNA技術によ
り作られた分子は保護外膜に加えて免疫応答性の抑制を
潜在的に引き出す構造、及び抗体を引き出す構造を含
み、保護的であるよりもむしろウイルスの摂取を増強し
且つそれ故有毒性であり得る。これより、適する免疫型
を引き出し且つ他の有毒な作用を有しない選択されたペ
プチドのみを含むワクチンは、勿論、HIVの様な困難な
ウイルスのためにより望まれるべきである。本発明はそ
の様なワクチンを提供する。
シース(Cease)他,1987,Proc.Natl.Adad.Sci.84:424
9-4253による我々の研究は、AIDSウイルスに対するヘル
パーT細胞免疫性を刺激する2種の合成ペプチドを定義
する。しかしながら、前記ペプチドは組織適合性型のほ
とんど全ての個々のウイルスにおいては見られない。全
母集団を覆うためには、追加のペプチドを必要とするで
あろう。初期における本発明は、試験されたマウス並び
に試験された数種類の猿の全てのMHC型からT細胞によ
り認識されるものを包含するその様な追加のペプチドを
提供する。
診断上の又は予後の使用としては、抗体は一般に測定
される免疫性応答のみである。しかしながら、感染した
個体は抗体を作らないであろうし、且つそれ故負として
検査されるであろうから、感染後週ないし月の範囲の間
隔がある。この期間中、前記の個体は他を感染させるか
又は感染された血液を与える。ヘルパーT細胞は、抗体
よりも免疫性応答においてより早く発現すると信じられ
ており、そしてそれ故ヘルパーT細胞を検出するための
検査は一般に使用される抗体ベースの検査よりも早く感
染を検出することができる。限られた精製蛋白質のみを
ウイルスから得ることができ、そして組み換え分子には
通常、誤った正の結果を与え得るベクターからの他の物
質により汚染されている。これに加えて、前記物質の多
くは有糸分裂誘発性であることが証明され、それ故誤っ
た正の結果を与えるのであろう。対照的に、本文中に記
載された様な合成ペプチドは、高度に精製され且つ有糸
分裂誘発性ではない。更に、本文中に記載された異なる
ペプチドを使用することにより、病気の進行によって変
わり得るT細胞の異なる組を検出することができ、そし
てこれは全蛋白質抗体を使用することを特徴としないで
あろう。それ故、本発明の合成ペプチドは、病気の進行
を決定するために全く有効である。これは、例えばこの
分野の当業者に公知の末梢血液増殖芽細胞転換分析等の
標準的な免疫試験を行うことにより容易に成される。
要約すると、本発明は4種の異なった多数組織適合性
型においてヘルパーT細胞によりAIDSウイルス膜蛋白質
内の多数の認識サイトであることが示された合成ペプチ
ドの組を提供する。前記ペプチドは、上記本文中に記載
されている特定のアミノ酸残基と共にラットナー(Ratn
er)他によりNature 313:277,1985に記載されたAIDSウ
イルス膜連鎖部(BH10単離体)の残基828-860(及びそ
の中で重複しているペプチド)、109-124、432-446、43
7-451、483-497、492-506、560-581、787-801、及び806
-820NI相当する。本発明は、前記サイトを含むために選
択された全ての組み換え又は原ペプチド及び、例えばAI
DSウイルスの他の変性単離体上の同一サイトに相当する
前記連鎖部に重複しているか又は前記連鎖部の変形を含
む全ての合成ペプチド;何らかの運搬体、助剤、施薬の
道における、又はT細胞免疫性を引き出す他の物質と配
合した、免疫化のためのその用途;及びAIDSウイルスに
対するT細胞免疫性の性質及び程度を評価するための診
断上の又は予後の試薬を包含する。勿論、前記ペプチド
は単独で又は本発明の1種より多くのペプチドとの配合
物として使用することができる。免疫応答性性を誘導す
るための方法は、HIV膜蛋白質による感染を許容し得る
ホストに対して、HIV感染に対するヘルパーT細胞免疫
性の増殖を誘導するための本発明の抗原の有効量を与え
ることから成る。HIV膜蛋白質に対する暴露を決定する
ための検査は、血液試料からの末梢血液単核細胞を本発
明のペプチドと共に培養し、次いで増殖、芽細胞転換又
はリンフォカインの生成を慣用の免疫学的技術、例えば
上記技術(正の反応は、固体がHIV膜蛋白質に暴露され
たことを示す)により決定することから成る。
本発明のAIDSのための診断上の又は予後のためのキッ
トは、単独又は混合物の何れかの本発明の抗原性ペプチ
ド、及び検査を行うための指令材料を含む容器から成
る。
本文中に記載された実施例及び態様は単に説明の目的
のためのものであり、そしてその範囲内の種々の改良及
び変化はこの技術分野の当業者に示唆されるであろうし
且つ本願の思想及び範囲及び添付された請求の範囲の範
囲内に含まれているということが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘイル,ポーラ エム. アメリカ合衆国,メリーランド 20852, ロックヴィル,パークローン テラス 5104 アパートメント ナンバー 201 (72)発明者 ホスマリン,アン アメリカ合衆国,メリーランド 20814, ベテスダ ナンバー202,ウェイマウス ストリート 10513 (72)発明者 マーガレット,ハナ アメリカ合衆国,メリーランド 20852, ロックヴィル ナンバー102,コング レッショナル レイン 252 (72)発明者 スポウジ,ジョン エル. アメリカ合衆国,メリーランド 20851, ロックヴィル,ツウィンブロック パー クウェイ 12813 (72)発明者 コーネット,ジェイムス エル. アメリカ合衆国,アイオワ 50010,ア メス,トレイ パインス サークル 2814 (56)参考文献 欧州公開273716(EP,A1) Proc.Natl.Acad.Sc i.USA 第85巻(1988年3月)p p.1932−1936 Nature 第328巻(1987)PP. 721−723

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3種の異なった主要組織適合性
    型の個体中で、HIV膜蛋白質を発現する細胞を認識する
    ことができるT細胞の増殖を刺激する合成ペプチド抗原
    であって、以下の群: EQMHEDIISLWDQSL; HEDIISLWDQSLR; DIISLWDQSLKPCVK; WDQSLKPCVKLTPLCV; NMWQEVGKAMYAPPI; VGKAMYAPPISGQIR; RDNWRSELYKYKVVK; KYKVVKIEPLGVAPT; NNLLRAIEAQQHLLQLTVWGIK; RIVELLGRRGWEALK; KYWWNLLQYWSQELK; LLQYWSQELKNSAVS; AVAEGTDRVIEVVQG; DRVIEVVQGAYRAIR; VIEVVQGAYRAIRHI; QGAYRAIRHIPRRIR から選択されたアミノ酸配列を有する抗原。
  2. 【請求項2】HIV膜蛋白質に対するT細胞応答を引き出
    すのに充分な量の抗原からなるワクチンであって、前記
    抗原は以下の群: EQMHEDIISLWDQSL; HEDIISLWDQSLR; DIISLWDQSLKPCVK; WDQSLKPCVKLTPLCV; NMWQEVGKAMYAPPI; VGKAMYAPPISGQIR; RDNWRSELYKYKVVK; KYKVVKIEPLGVAPT; NNLLRAIEAQQHLLQLTVWGIK; RIVELLGRRGWEALK; KYWWNLLQYWSQELK; LLQYWSQELKNSAVS; AVAEGTDRVIEVVQG; DRVIEVVQGAYRAIR; VIEVVQGAYRAIRHI; QGAYRAIRHIPRRIR; AIRHIPRRIRQGLER から選択されたアミノ酸配列を有するワクチン。
  3. 【請求項3】血液試料からの末梢血液単核細胞を、以下
    の群: EQMHEDIISLWDQSL; HEDIISLWDQSLR; DIISLWDQSLKPCVK; WDQSLKPCVKLTPLCV; NMWQEVGKAMYAPPI; VGKAMYAPPISGQIR; RDNWRSELYKYKVVK; KYKVVKIEPLGVAPT; NNLLRAIEAQQHLLQLTVWGIK; RIVELLGRRGWEALK; KYWWNLLQYWSQELK; LLQYWSQELKNSAVS; AVAEGTDRVIEVVQG; DRVIEVVQGAYRAIR; VIEVVQGAYRAIRHI; QGAYRAIRHIPRRIR; AIRHIPRRIRQGLER から選択されたアミノ酸配列を有するペプチドと共に培
    養し、 次いで増殖、芽細胞転換、又はリンフォカインの生成
    を、何れかの適用し得る慣用の免疫学的技術であって、
    正の反応は血液試料がHIV膜蛋白質に暴露されたことを
    示す免疫学的技術により決定することから成る、 HIV膜蛋白質に対する暴露を決定するための検査方法。
  4. 【請求項4】異なったペプチド抗原を含む少なくとも二
    つの容器から成る、HIV膜蛋白質に対する暴露を決定す
    るためのキットであって、 前記ペプチド抗原は、少なくとも3種の異なった主要組
    織適合性型の個体中で、HIV膜蛋白質を発現する細胞を
    認識することができるT細胞の増殖を刺激するペプチド
    抗原であって、各々、以下の群: EQMHEDIISLWDQSL; HEDIISLWDQSLR; DIISLWDQSLKPCVK; WDQSLKPCVKLTPLCV; NMWQEVGKAMYAPPI; VGKAMYAPPISGQIR; RDNWRSELYKYKVVK; KYKVVKIEPLGVAPT; NNLLRAIEAQQHLLQLTVWGIK; RIVELLGRRGWEALK; KYWWNLLQYWSQELK; LLQYWSQELKNSAVS; AVAEGTDRVIEVVQG; DRVIEVVQGAYRAIR; VIEVVQGAYRAIRHI; QGAYRAIRHIPRRIR; AIRHIPRRIRQGLER から選択されたアミノ酸配列を有する抗原であるキッ
    ト。
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