JPH03274009A - 光ファイバ融着接続部の補強方法 - Google Patents

光ファイバ融着接続部の補強方法

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JPH03274009A
JPH03274009A JP7481290A JP7481290A JPH03274009A JP H03274009 A JPH03274009 A JP H03274009A JP 7481290 A JP7481290 A JP 7481290A JP 7481290 A JP7481290 A JP 7481290A JP H03274009 A JPH03274009 A JP H03274009A
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JP
Japan
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optical fiber
raw material
material gas
hermetic layer
discharge
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Pending
Application number
JP7481290A
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English (en)
Inventor
Kunio Ogura
邦男 小倉
Akira Iino
顕 飯野
Kazuto Hirabayashi
平林 和人
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 r産業上の利用分野」 本発明は光ファイバ融着接続部を補強するための方法に
関する。
r従来の技術」 一般に、光ファイバ相互をスブラシング接続するとき、
放電熱を利用した融着接続方法が広く用いられている。
この接続方法によるときは、被覆除去などの端末処理を
終えた一対または複数対の光ファイバ端部を互いに対向
させて配置した後、これら光ファイバ端部に放電熱を与
え、かつ、光ファイバ端部相互を突き合わせて融着ta
統する。
かかる光ファイバ融着接続部の場合、融着時の光ファイ
バ端部か高温の放電熱を受けた際に強度劣化し、融着前
の端末処理においても、光ファイバ端部の表面に微小傷
が付着するので、強度面での脆性を免れない。
その対策として、樹脂モールド成形手段を介して光ファ
イバ融着接続部の外周に保護用ないし補強用の被m層を
形成している。
1発明が解決しようとする課題」 1−述したように、光ファイバ融着接続部に樹脂被覆層
を設けた場合、その分だけ、機械的特性が向上するとい
える。
しかし、樹脂被覆層の場合は、低強度であるだけでなく
、微視的にみて水分を透過させてしまう難点があり、こ
れに起因した光ファイバ融着接続部の強度劣化が生じる
ので、当該融着接続部の機械的特性について、高度かつ
長期にわたる信頼性を期待することができない。
本発明はこのような技術的課題に鑑み、水分の侵入防止
機能をも含めた高度かつ長期的な機械的特性を光ファイ
バ融着接続部に付与することのできる補強方法を提供し
ようとするものである。
1課題を解決するための手段」 本発明は所期の目的を達成するため、対をなす光ファイ
バ端部に放電熱を与えて、これら光ファイバ端部を相互
に融着接続し、かつ、その融着接続部を補強する方法に
おいて、放電熱をもつ各光ファイバ端部に、ハーメチッ
ク層形成用の原料ガスを接触させて、光ファイバ融着接
続部の外周にハーメチック層を形成することを特徴とす
る。
1作用」 本発明方法において、対をなす光ファイバ端部相互を接
続するとき、放電手段を用いて各光ファイバ端部に放電
熱を与え、各党ファイバ端部が溶融状態にあるうち、こ
れら光ファイバ端部を突き合わせて互いに融着する。
こうして相対接続される光ファイバ端部は、融着接続(
−次放り時に放電熱を受けるほか、融着接続後の仕上げ
加熱(二次放電)時においても放電熱を受ける。
これら−次放電、二次放電に際して放電熱を受ける各光
ファイバ端部は、それぞれの放電開始直後、放電中、放
電終了直後など、これらの範囲内において高温化してい
る。
したがって、上記の範囲内における任意時点で放電熱を
受けた各光ファイバ端部が高温状態にあるとき、これら
光ファイバ端部にハーメチック層形成用の原料ガスを接
触させてその原料ガスを高温で反応させると、光ファイ
バ融着接続部の外周にハーメチック層が形成される。
かかるハーメチック層は、金属質の緻密な組成からなり
、樹脂を格段に上回る高度の機械的特性を発揮し、樹脂
にみられない水分の侵入防止機能を奏する。
ゆえに、上記ハーメチック層を介して補強された光ファ
イバ融着接続部は、そのハーメチック層に依存して長期
にわたる信頼性を確保する。
「実 施 例」 本発明に係る光ファイバ融着接続部の補強方法を図示の
実施例に基づいて説明する。
第1図において、接続すべき一対の被覆光ファイバ11
.12は、公知ないし周知の被覆除去処理、光ファイバ
切断処理により端末処理され、該各被覆光ファイバ11
.12の端部から光ファイ/< 13.14が所定長さ
だけ引き出されている。
第1図において、軸合わせ台21は、その長さ方向の中
央に位置する凹部22と、その長さ方向の両側に位置す
る凸部23.24とを有する。
軸合わせ台21の各凸部23.24には、これらの上面
中央において軸合わせ台21の長さ方向に沿い、かつ、
−直線状に並んで互いに対向するv形の凹溝25.26
がそれぞれ形成されている。
第1図において、電極ホルダ27は、軸合わせ台21に
おける凹部22内の前後方向にわたって取りつけられ、
かつ、前後に相対向する一対の放電電極28.28が電
極ホルダ27の前部、後部により保持されている。
第1図において、反応容器31は、原料ガス供給系32
とシールガス供給系33.34とガス排出系35とを備
えて、軸合わせ台21の四部22内に装備されているが
、この反応容器31内には、両放電電極28゜23の先
端が挿入されており、かつ、両光ファイバ13.14の
端部も挿入できるようになっている。
本発明方法を第1図に例示した手段で実施するとき、以
下のようになる。
はじめ、各被覆光ファイ/\11.12の端部から弓き
出され光ファイバ13.14の端部を軸合わせ台21の
凹溝25.26内に嵌めこみ、かつ、かかる嵌めこみ状
態を保持して、これら光ファイバ端部を互いに対向させ
る。
これに際して、両光ファイバ13.14の端部は。
反応容器31の両側壁に設けられた通孔より反応容器3
1内に挿入される。
つぎに、原料ガス供給系32から反応容器31内にハー
メチック層形成用の原料ガスを供給するとともに、両シ
ールガス供給系33.34から反応容器31の両側壁に
向けてシールガス(不活性ガス)を供給し、かかるガス
供給状態において、一対の放電電極28.28による放
電を開始する。
上記放電開始後1両光ファイバ13.14の端部は放電
熱を受けて軟化ないし溶融するので、この時点で両光フ
ァイバ13.14の端部相互を突き合わせることにより
、これら光ファイバ端部が互いに融着される。
この際、反応容器31内に供給されている原料ガスは、
高温状態の両光ファイバ13.14の端部に接触して所
定の反応を起こし、これがハーメチック層となって光フ
ァイバ端部の外周(融着接続部の外周も含む)にデポジ
ットされる。
すなわち、第2図に示すように、光ファイバ融着接続部
15の外周には、ハーメチック層16が形成される。
なお、上述した実施例のように反応容器31を用いると
き、その雰囲気内に外部の不純物が侵入する虞れがない
ので、品質のよいハーメチック791Bを光ファイ/へ
融着接続部15の外周に形成することができ、しかも、
原料ガスが反応容器31外に逸散して各部を汚染するこ
とがないので都合よい。
本発明方法を実施するための他の手段を第3図に基づい
て説明する。
第3図において、軸合わせ台21.放電電極28゜29
を保持した電極ホルダ27に関する構成は前述した内容
と同じであるが、この図示例では、反応容器31が省略
され、これに代わる態様として、原料ガス供給系32、
シールガス供給系33、ガス排出系35が以下のように
構成されている。
すなわち、第3図において、原料ガス供給系32とシー
ルガス供給系33とは、原料ガス供給系32のガス噴射
管が内側、シールガス供給系33のガス噴射管が外側と
なるように、同心状の二重ノズル構造に組み合わされて
、軸合わせ台21の凹部22内に配置され、かつ、原料
ガス供給系32、シールガス供給系33のガス噴射端と
対向して、ガス排出系35のガス吸引端が軸合わせ台2
1の凹部22内に配置されている。
本発明方法を第3図に例示した手段で実施するとき、第
1図を参照して述べたと同様に両光ファイバ13.14
の端部を相互に融着接続し、かつ、原料ガス供給系32
、シールガス供給系33のガス噴射端(二重ノズル構造
)から両光ファイバ13.14の端部に向けて原料ガス
、シールガスを噴射して、前述したと同様に光ファイバ
融着接続部15の外周にハーメチック層16を形成する
このとき、原料ガス供給系32のガス噴射端から噴射さ
れる原料ガスが、シールガス供給系33のガス噴射端か
ら噴射されるシールガスを介して被包されるので、当該
原料ガスは他所に拡散することなく、光ファイバ融着接
続部15の外周に効率よ〈接触する。
つぎに、本発明方法の具体例1〜6と、その比較例につ
いて、別表をも参照して説明する。
別表に示す具体例1〜6.比較例において、被覆光ファ
イバとしては、シングルモード型光ファイバの外径が1
25g■φ、樹脂被覆層の外径が250■1目φのもの
を用い、これを端末処理して樹脂被覆層の端部から光フ
ァイバを所定長さだけ引き出した。
具体例1〜6の場合は、光ファイバ端部相互の融着接続
に際して、光ファイバ融着接続部の外周にハーメチック
層を形成することとし、比較例の場合は、光ファイバ端
部相互を融着接続するのみとした。
具体例1〜6、比較例の実施条件は別表に示されている
が、表外の条件として、具体例1〜6の場合は、カーボ
ン膜製のハーメチック層を形成すべく、アセチレンガス
を原料ガスとして用い、かつ、ハーメチック層の膜厚が
300〜500人となるように原料ガス供給量を流量制
御し、シールガスとして窒素ガスを使用した。
さらに、具体例1〜6において、原料ガスの供給に際し
ては、下記A、B、C,Dのごとき四つの態様を使い分
けた。
A:光ファイバ端部相互の融着時(放電時)からその放
電後にわたって原料ガスを流し、光ファイバ端部が冷却
されるまで原料ガスを流し続ける。
B:光ファイバ端部相互の融着(放電)直後から原料ガ
スを流し始め、光ファイバが冷却されるまで原料ガスを
流し続ける。
C:光ファイバ端部相互を融着した後の再放電時からそ
の放電後にわたって原料ガスを流し、光ファイバ端部が
冷却されるまで原料ガスを流し続ける。
D=光ファイバ端部相互を融着した後の再放電直後から
原料ガスを流し、光ファイバ端部が冷却されるまで原料
ガスを流し続ける。
比較例で用いた使用設備は、図示例のタイプにおいて1
反応容器、原料ガス供給系、シールガス供給系、ガス排
出系のないものである。
これら具体例1〜6、比較例における光ファイバ融着接
続部の評価として、別表に示したハーメチック層の膜厚
は、電子顕微鏡により測定した値であり、同じく、別表
に示した引張強度は、温度25℃、湿度6oz下におい
て長さ20c+sの試料に引張速度5%/11inの荷
重をかけて測定した平均値(試料数20)であり、同じ
く、別表に示した動疲労は、温度25℃、湿度60%下
において長さ20cmの試料に引張速度0.5$/wi
n、!J/win、 50%/sinの各荷重をかけて
測定した平均値(各引張速度の水準試料数10)である
別表から明らかなように、具体例1〜6、比較例とも、
光ファイバ融着接続部の強度とその分布に大きな差異が
みちれない。
しかし、動疲労特性について、具体例1〜6の場合は、
n値がいずれも100以上と高い値を示したのに対し、
比較例の場合は、n値が21ときわめて低い。
これは1本発明方法により補強された光ファイバ融着接
続部が、長期間放置されても強度劣化しないことを裏づ
けている。
なお、各具体例相互において、反応容器のごとき遮蔽物
のない具体例4は、ハーメチック層の膜厚が大きい割に
、他の具体例よりもn値が低い。
その理由として、外気のごとき多量の酸素を含む雰囲気
中では、ハーメチック層の形成に際して煤(酸化物)が
多く生成され、これがハーメチック層を低密度にすると
いえる。
したがって、ハーメチック層は、酸素の少ない雰囲気、
または、無酸素の雰囲気で形成するのが望ましいといえ
る。
なお1本発明に係る補強方法は、放電手段を介して多心
光ファイバ相互を融着接続する際にも、適用することが
できる。
r発明の効果」 以上説明した通り、本発明に係る光ファイバ融着接続部
の補強方法は、対をなす光ファイ/へ端部に放電熱を与
えて、これら光ファイバ端部を相互に融着接続するとき
、放電熱をもつ各光ファイバ端部にハーメチック層形成
用の原料ガスを接触させて、光ファイバ融着接続部の外
周にハーメチック層を形成するから、光ファイバ融着接
続部の機械的特性について、長期にわたる信頼性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を示したは斜視図、第2
図は本発明方法により補強された光ファイバ融着接続部
の断面図、第3図は本発明方法の信実線側を示したは斜
視図である。 11・・・・・・被覆光ファイバ 12・・・・・・被覆光ファイバ 13・・・・・・光ファイバ 14・・・・・・光ファイ/< 15・・・・・・光ファイバ融着接続部16・・・・・
・ハーメチック層 21・・・・・・軸合わせ台 22・・・・・・軸合わせ台の凹部 23・・・・・・軸合わせ台の凸部 24・・・・・・軸合わせ台の凸部 25・・・・・・凸部の凹溝 26・・・・・・凸部の凹溝 27・・・・・・電極ホルダ 28・・・・・・放電電極 28・・・・・・放電電極 31・・・・・・反応容器 32・・・・・・原料ガス供給系 33・・・・・・シールガス供給系 34・・・・・・シールガス供給系 35・・・・・・ガス排出系 第1図 第2図 6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  対をなす光ファイバ端部に放電熱を与えて、これら光
    ファイバ端部を相互に融着接続し、かつ、その融着接続
    部を補強する方法において、放電熱をもつ各光ファイバ
    端部に、ハーメチック層形成用の原料ガスを接触させて
    、光ファイバ融着接続部の外周にハーメチック層を形成
    することを特徴とする光ファイバ融着接続方法。
JP7481290A 1990-03-23 1990-03-23 光ファイバ融着接続部の補強方法 Pending JPH03274009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102338906A (zh) * 2011-10-11 2012-02-01 上海电信工程有限公司 一种通信光纤的连接方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102338906A (zh) * 2011-10-11 2012-02-01 上海电信工程有限公司 一种通信光纤的连接方法

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