JPH032723A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、液晶表示装置に関する。

〈従来の技術〉 従来の液晶表示装置について第５図を参照しつつ説明す
る。

この種の液晶表示装置は、共通電極１２１が内側に形成
された射出側ガラス基板１２と駆動電極１１１が形成さ
れた入射側ガラス基板１１との間に液晶１３を封止して
なる液晶パネル１０と、この液晶パネル１０の射出側ガ
ラス基板１２に貼付されるカラーフィルタ２０と、偏光
方向が互いに直交するように液晶パネル１０の入射側及
び射出側に設置される一対の入射側、射出側偏光フィル
タ３１．３２とを有している。

共通電極１２１と駆動電極１１１との間に入力されたビ
デオ信号に応じて液晶１３（−５１的にツイスト−ネマ
チックタイプの液晶が用いられる）の配列が変化するい
わゆるシャッタ作用で、光源光りの透過を制御し、画像
を表示する。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述したような従来の液晶表示装置には
、表示された画像を見る角度によって画像のコントラス
トが変化する視角依存性の問題がある。

すなわち、液晶表示装置を見る位置によっては表示され
た画像を全く見ることができないのである。

第６図に視角依存性によるコントラストの変化を示すグ
ラフを示す。この場合、視角０°、つまり表示面に対し
垂直面上から見るとコントラストが大きいことがわかる
。

本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、視角依存
性の問題を解消することができる液晶表示装置を提供す
ることを目的としている。

〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る液晶表示装置は、射出側ガラス基板と入射
側ガラス基板との間に液晶を封止してなる液晶パネルと
、当該液晶パネルの入射側及び射出側に設置される一対
の偏光フィルタと、前記液晶パネルの射出側に設けられ
る光ファイバプレートとを備え、前記光ファイバプレー
トは厚さ方向にのみ光源光を導くべく構成されている。

く作用〉 光源から発せられた光源光は、入射側偏光フィルタを介
して液晶パネルに入射される。液晶パネルから射出され
た光源光は、カラーフィルタ及び光ファイバプレートを
介して射出側偏光フィルタに入射される。光ファイバプ
レートの射出端面は、スリガラス面処理が施されている
ので、無指向性の光源光が射出側偏光フィルタを介して
射出されることになる。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を説明する
。

第１図は本発明の一実施例に係る液晶表示装置の概略的
構成を示す断面図、第２図は光ファイバプレートの概略
的斜視図、第３図は光ファイバプレートを構成する光フ
ァイバの一単位の概略的斜視図、第４図は他の実施例に
係る液晶表示装置の概略的構成を示す断面図である。な
お、従来のものと路間−の部品等には同一の符号を付し
て説明を行う。

本実施例に係る液晶表示装置は、入射側ガラス基板１１
と射出側ガラス基板１２との間に液晶１３を封止してな
る液晶パネル１０と、当該液晶パネル１０の入射側及び
射出側に設置される一対の入射側、射出側偏光フィルタ
３１．３２と、前記液晶パネル１０の射出側に設けられ
る光ファイバプレート４０とを有している。

液晶パネル１０は、透明な入射側ガラス基板１１及び射
出側ガラス基板１２と、これらの両ガラス基板１１．１
２の間に封止される液晶１３とから構成されており、入
射側ガラス基板１１の内側には、画素２１に対応した駆
動電極１１１が透明導電膜（例えば、■Ｔｏ等）で形成
されている。この駆動電極１１１は、駆動電極１１１に
隣合って形成された図示しないＴＰＴ等のスイッチング
素子によって制御される。

一方、射出側ガラス基板１２の内側には、ベタ電極状の
共通電極１２１が透明導電膜で形成されている。

このような２枚のガラス基板１１．１２の間に封止され
る液晶１３には、ツイスト−ネマチックタイプのものが
用いられる。ツイスト−ネマチックタイプとは、電圧が
印加されると光源光りを透過させるツイスト状態から透
過させないネマチック状態に変化するものをいう。従っ
て、駆動電極１１１にビデオ信号を電圧として入力する
と、当該駆動電極１１１に対応する画素２１に相当する
部分が光源光りを透過させないようになるのである。

このような液晶パネル１０の入射側ガラス基板１１の外
側には入射側偏光フィルタ３１が、射出側ガラス基板１
２の外側にはカラーフィルタ２０がそれぞれ貼付されて
いる。カラーフィルタ２０は、Ｒ，Ｇ、Ｂの各画素２１
が多数個形成されたものである。

光ファイバプレート４０は、第３図に示す略直方体状に
形成された光ファイバ４１を複数個束ねてプレート状に
形成したものである（第２図参照）。

かかる光ファイバプレート４０は、複数本の長尺の光フ
ァイバを束ねた光フアイバケーブルを切断することによ
って得ることができる。従って、かかる光ファイバプレ
ート４０は、その厚さ方向にのみ光源光りを導くことが
できるようになっている。

この光ファイバプレート４０は、薄いほうが液晶表示装
置としては好ましいが、現在の技術では約１０ｆｆＩＩ
１１程度の厚さ寸法のものが製造されている。そして、
１画素に対して４つの光ファイバ４１が対応するように
設定されている。さらに、当該光ファイバブレート４０
の射出端面４１１は、射出される光源光りを乱反射させ
るために、スリガラス面処理が施されている。従って、
この光ファイバプレート４０から射出される光源光りは
、指向性を失っている。

かかる光ファイバプレート４０の外側には、前記入射側
偏光フィルタ３１の偏光方向とは直交する方向に光源光
りを偏光させる射出側偏光フィルタ３２が密着貼付され
ている。

次に、上述したように構成された液晶表示装置の作用に
ついて説明する。

図外の光源から発せられた光源光りは、入射側偏光フィ
ルタ３１から液晶パネル１０に入射される。

液晶パネル１０から射出された光源光りは、カラーフィ
ルタ２０及び光ファイバプレート４０を介して射出側偏
光フィルタ３２に入射される。光ファイバプレート４０
の射出端面４１１は、スリガラス面処理が施されている
ので、無指向性の光源光りが射出側偏光フィルタ３２を
介して射出されることになる。

従って、この液晶表示装置から射出される光源光Ｌ、す
なわち画像は指向性を持たないので、従来の液晶表示装
置のように視角によってコントラストが変化するような
ことがない。

なお、上述した実施例では、光ファイバプレート４０を
カラーフィルタ２０と射出側偏光フィルタ３２との間に
設けたが、本発明がこれに限定されるものではない。例
えば、第４図に示すように光ファイバプレート４０を射
出側偏光フィルタ３２の外側に設けてもよい。

また、光ファイバプレート４０を構成する光ファイバ４
１は４つで１つの画素２１に対応するするように設定さ
れていると説明したが、１つの光ファイバ４１で１つの
画素２１に対応したり、それ以上の光ファイバ４１で１
つの画素２１に対応するようにしてもよい。

さらに、光ファイバプレート４０を構成する一単位とし
ての光ファイバ４１の射出端面４１１　は、スリガラス
面処理が施されているとして説明したが、凸字形状のレ
ンズとして形成されていてもよい。

この場合には、指向性が向上するので、液晶表示装置か
ら射出された画像をスクリーン等に投影して、この投影
画像を鑑賞する液晶プロジェクタ等に用いるのに適して
いる。

〈発明の効果〉 本発明に係る液晶表示装置は、厚さ方向にのみ光を導く
光ファイバプレートを射出側に設けたので、従来の液晶
表示装置の欠点であった視角依存性を解消することがで
きるので、より見やすい液晶表示装置とすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る液晶表示装置の概略的
構成を示す断面図、第２図は光ファイバプレートの概略
的斜視図、第３図は光ファイバプレートを構成する光フ
ァイバの一単位の概略的斜視図、第４図は他の実施例に
係る液晶表示装置の概略的構成を示す断面図、第５図は
従来の液晶表示装置の概略的構成を示す断面図、第６図
は視角依存性によるコントラストの変化を示すグラフで
ある。 １０・・・液晶パネル、１１・・・入射側ガラス基板、
１２・・・射出側ガラス基板、１３・・・液晶、３１・
・・入射側偏光フィルタ、３２・・・射出側偏光フィル
タ、４０・・・光ファイバプレート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）射出側ガラス基板と入射側ガラス基板との間に液
   晶を封止し、複数の画素より構成される液晶パネルと、
   当該液晶パネルの入射側及び射出側に設置される一対の
   偏光フィルタと、前記液晶パネルの射出側に設けられる
   光ファイバプレートとを具備しており、前記光ファイバ
   プレートは厚さ方向にのみ光源光を導くべく構成されて
   いることを特徴とする液晶表示装置。