JPH0731222Y2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH0731222Y2 JPH0731222Y2 JP1987093533U JP9353387U JPH0731222Y2 JP H0731222 Y2 JPH0731222 Y2 JP H0731222Y2 JP 1987093533 U JP1987093533 U JP 1987093533U JP 9353387 U JP9353387 U JP 9353387U JP H0731222 Y2 JPH0731222 Y2 JP H0731222Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- light
- polarizing plate
- crystal display
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は光透過型の液晶表示装置に関する。
（ロ）従来の技術 従来の光透過型の液晶表示装置は、例えば実公昭51-216
79号公報、実公昭58-46447号公報に示されるように液晶
パネルの背後にバックライト機構が設けられており、こ
のバックライト機構には光散乱手段が付設されるのが一
般的であった。
79号公報、実公昭58-46447号公報に示されるように液晶
パネルの背後にバックライト機構が設けられており、こ
のバックライト機構には光散乱手段が付設されるのが一
般的であった。
その様な従来装置の一例を第２図に示す。
同図に於て、（Ａ）は基板（11）（21）間に液晶（30）
を狭持した液晶パネル、（Ｂ）は螢光燈（41）をもつバ
ックライト機構である。該パネル（Ａ）の第１のガラス
基板（11）の内面側（液晶（30）側）にはITOからなる
セグメント電極群（12）…、ポリイミドの配向膜（13）
が被着されている。一方パネル（Ａ）の第２のガラス基
板（21）の内面側（液晶（30）側）には赤、青、緑のカ
ラーフィルター群（25）、ITOからなる共通電極（2
2）、配向膜（23）が設けられ、その外面側には偏光膜
（14）が被着されている。
を狭持した液晶パネル、（Ｂ）は螢光燈（41）をもつバ
ックライト機構である。該パネル（Ａ）の第１のガラス
基板（11）の内面側（液晶（30）側）にはITOからなる
セグメント電極群（12）…、ポリイミドの配向膜（13）
が被着されている。一方パネル（Ａ）の第２のガラス基
板（21）の内面側（液晶（30）側）には赤、青、緑のカ
ラーフィルター群（25）、ITOからなる共通電極（2
2）、配向膜（23）が設けられ、その外面側には偏光膜
（14）が被着されている。
バックライト機構（Ｂ）は図示の如く、長手方向の放物
面鏡（42）の焦点に管式の螢光燈（41）を配置したもの
であり、さらにこの放物面鏡（42）から反射放出される
平行光線（Ｐ）を散乱せしめる為の光散乱板（43）が該
機構（Ｂ）の光反射面に設けられている。従って、該散
乱板（43）からの散乱光Ｑが上記液晶パネル（Ａ）の第
１の基板（11）側から第２の基板（21）に向かって透過
する事になり、この透過光がセグメント毎の光シャッタ
作用によって制御され、画像表示が行われる。
面鏡（42）の焦点に管式の螢光燈（41）を配置したもの
であり、さらにこの放物面鏡（42）から反射放出される
平行光線（Ｐ）を散乱せしめる為の光散乱板（43）が該
機構（Ｂ）の光反射面に設けられている。従って、該散
乱板（43）からの散乱光Ｑが上記液晶パネル（Ａ）の第
１の基板（11）側から第２の基板（21）に向かって透過
する事になり、この透過光がセグメント毎の光シャッタ
作用によって制御され、画像表示が行われる。
（ハ）考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第２図の如き液晶表示装置では液晶（3
0）で光の方向性が制限されるので、この液晶（30）に
入射される前の光が散乱光（Ｑ）であったとしても広い
視野角を得ることができない。
0）で光の方向性が制限されるので、この液晶（30）に
入射される前の光が散乱光（Ｑ）であったとしても広い
視野角を得ることができない。
（ニ）問題点を解決するための手段 本考案の液晶表示装置は、第１の光透過電極及び第１の
偏光板を備えた第１の透明基板と第２の光透過性電極及
び第２の偏光板を備えた第２の透明基板とを共に電極側
が相対面する如く対向配置してこれ等両電極間に液晶を
充填してなり、第１の基板から第２の基板に向けて光を
透過する光透過型であって、上記第２の光透過電極と前
記第２の偏光板の間に該第２の偏光板と同一方向の偏光
性を持つ光散乱層を設けた事を特徴とするものである。
偏光板を備えた第１の透明基板と第２の光透過性電極及
び第２の偏光板を備えた第２の透明基板とを共に電極側
が相対面する如く対向配置してこれ等両電極間に液晶を
充填してなり、第１の基板から第２の基板に向けて光を
透過する光透過型であって、上記第２の光透過電極と前
記第２の偏光板の間に該第２の偏光板と同一方向の偏光
性を持つ光散乱層を設けた事を特徴とするものである。
（ホ）作用 本考案の液晶表示装置によれば、液晶を透過してきた光
をあらゆる方向に散乱できるので、最終的にこの散乱光
で画像表示が行われる事となり、視野角が広がる。
をあらゆる方向に散乱できるので、最終的にこの散乱光
で画像表示が行われる事となり、視野角が広がる。
（ヘ）実施例 本考案の液晶表示装置の一実施例を第１図に示す。同図
に於て、第２図の従来装置と同一部分には第２図と同一
符号を付している。即ち、液晶パネル（Ａ）はセグメン
ト電極群（12）…配向膜（13）、第１の偏光板（14）を
有する第１のガラス基板（11）と、カラーフィルタ群
（25）、共通電極（22）、配向膜（23）を有する第２の
ガラス基板（21）と、両基板（11）（21）間の液晶（3
0）とを備えている。これらの構成物は第２図の従来装
置と同じであってよい。
に於て、第２図の従来装置と同一部分には第２図と同一
符号を付している。即ち、液晶パネル（Ａ）はセグメン
ト電極群（12）…配向膜（13）、第１の偏光板（14）を
有する第１のガラス基板（11）と、カラーフィルタ群
（25）、共通電極（22）、配向膜（23）を有する第２の
ガラス基板（21）と、両基板（11）（21）間の液晶（3
0）とを備えている。これらの構成物は第２図の従来装
置と同じであってよい。
同図の本考案実施例の装置が第２図の従来装置と異なる
所は、バックライト機構（Ｂ）の光放射面から光散乱板
（43）を排除して、この代わりに透光性のガラス板（4
4）を設けると共に、液晶パネル（Ａ）の第２の基板（2
1）と第２の偏光板（24）の間にこの第２の偏光板と同
一方向の偏光性を持つ光散乱層（26）を設けた点にあ
る。該偏光性を持つ光散乱層（26）としては、偏光板
（24）の第２の基板側に１μｍ程度の凹凸をつけること
によって得られる。
所は、バックライト機構（Ｂ）の光放射面から光散乱板
（43）を排除して、この代わりに透光性のガラス板（4
4）を設けると共に、液晶パネル（Ａ）の第２の基板（2
1）と第２の偏光板（24）の間にこの第２の偏光板と同
一方向の偏光性を持つ光散乱層（26）を設けた点にあ
る。該偏光性を持つ光散乱層（26）としては、偏光板
（24）の第２の基板側に１μｍ程度の凹凸をつけること
によって得られる。
上述のごとき構成の液晶表示装置においては、バックラ
イト機構（Ｂ）から得られる平行光線Ｐ′が液晶パネル
（Ａ）に照射している。Ｐ′は第１の偏光板（14）によ
って偏光され液晶（30）でセグメント毎に両電極（12）
（22）間の電位差値に応じた偏光面のツイスト作用をな
し、光散乱層（26）にて散乱を受けるが、この光散乱層
（26）は第２の偏光板（24）と同じ材質で同じ偏光軸を
持っているため、これに垂直な偏光面を持つＰ′の成分
は吸収される。例えば、液晶（30）による偏光面のツイ
スト作用により偏光面が偏光板（24）の偏光軸と垂直な
光が入射した場合は光散乱層（26）の凹凸においても散
乱を受けることなく吸収され、又偏光面が偏光板（24）
の偏光軸と平行な光が入射した場合は光散乱層（26）に
よって吸収は受けず散乱のみを受けることになる。従っ
て光散乱（26）によって光の進行方向があらゆる方向に
拡大されるので、液晶TV等で視野角の広いコントラスト
の良好な画像表示を得ることが出来る。
イト機構（Ｂ）から得られる平行光線Ｐ′が液晶パネル
（Ａ）に照射している。Ｐ′は第１の偏光板（14）によ
って偏光され液晶（30）でセグメント毎に両電極（12）
（22）間の電位差値に応じた偏光面のツイスト作用をな
し、光散乱層（26）にて散乱を受けるが、この光散乱層
（26）は第２の偏光板（24）と同じ材質で同じ偏光軸を
持っているため、これに垂直な偏光面を持つＰ′の成分
は吸収される。例えば、液晶（30）による偏光面のツイ
スト作用により偏光面が偏光板（24）の偏光軸と垂直な
光が入射した場合は光散乱層（26）の凹凸においても散
乱を受けることなく吸収され、又偏光面が偏光板（24）
の偏光軸と平行な光が入射した場合は光散乱層（26）に
よって吸収は受けず散乱のみを受けることになる。従っ
て光散乱（26）によって光の進行方向があらゆる方向に
拡大されるので、液晶TV等で視野角の広いコントラスト
の良好な画像表示を得ることが出来る。
上述の実施例では、偏光性の光散乱層（26）及び偏光板
（24）を第２のガラス基板の外側に設けたが、基本的に
は液晶（30）より光の進行方向に設けてあれば本発明の
効果を得ることが出来る。カラーフィルタ群（25）が偏
光板（24）の外側に設けられた場合は、表示面側から侵
入する外光を乱反射する事による表示画像への悪影響を
回避できるが、カラーフィルタ群を設けたガラス基板を
貼り合わせるための行程が必要となる。
（24）を第２のガラス基板の外側に設けたが、基本的に
は液晶（30）より光の進行方向に設けてあれば本発明の
効果を得ることが出来る。カラーフィルタ群（25）が偏
光板（24）の外側に設けられた場合は、表示面側から侵
入する外光を乱反射する事による表示画像への悪影響を
回避できるが、カラーフィルタ群を設けたガラス基板を
貼り合わせるための行程が必要となる。
（ト）考案の効果 本発明の液晶表示装置は、以上の説明から明らかな様
に、２枚の電極付透明基板間に液晶を狭持してなる光透
過型であって、光が出ていく表示面側の基板と偏光板の
間に偏光性を持つ光散乱層を設けているので、液晶を透
過してきた光をあらゆる方向に散乱でき、これによって
表示画像の視野角を大幅に拡大すると共にコントラスト
の良好な画像を得ることが可能となる。
に、２枚の電極付透明基板間に液晶を狭持してなる光透
過型であって、光が出ていく表示面側の基板と偏光板の
間に偏光性を持つ光散乱層を設けているので、液晶を透
過してきた光をあらゆる方向に散乱でき、これによって
表示画像の視野角を大幅に拡大すると共にコントラスト
の良好な画像を得ることが可能となる。
第１図は本考案の液晶表示装置の一実施例の断面図、第
２図は従来装置の断面図を示している。 （Ａ）……液晶パネル、（Ｂ）……バックライト機構、
（11）……第１のガラス基板、（12）……セグメント電
極、（13）……配向膜、（14）……第１の偏光板、（2
1）……第２のガラス基板、（22）……共通電極、（2
3）……配向膜、（24）……第２の偏光板、（25）……
カラーフィルタ群、（26）……偏光性を持つ光散乱層、
（41）……螢光燈、（42）……放物面鏡。
２図は従来装置の断面図を示している。 （Ａ）……液晶パネル、（Ｂ）……バックライト機構、
（11）……第１のガラス基板、（12）……セグメント電
極、（13）……配向膜、（14）……第１の偏光板、（2
1）……第２のガラス基板、（22）……共通電極、（2
3）……配向膜、（24）……第２の偏光板、（25）……
カラーフィルタ群、（26）……偏光性を持つ光散乱層、
（41）……螢光燈、（42）……放物面鏡。
Claims (1)
- 【請求項１】第１の光透過性電極及び第１の偏光板を備
えた第１の透明基板と第２の光透過性電極及び第２の偏
光板を備えた第２の透明基板とを共に電極側が相対面す
る如く対向配置してこれら両電極間に液晶を充填してな
り、第１の基板から第２の基板に向けて光を透過する光
透過型の液晶表示装置において、前記第２の光透過性電
極と前記第２の偏光板との間に該第２の偏光板と同一方
向の偏光性を有する光散乱層を設けたことを特徴とする
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987093533U JPH0731222Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987093533U JPH0731222Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS643825U JPS643825U (ja) | 1989-01-11 |
| JPH0731222Y2 true JPH0731222Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31317997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987093533U Expired - Lifetime JPH0731222Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731222Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1114123C (zh) * | 1997-07-18 | 2003-07-09 | 时至准钟表股份有限公司 | 液晶显示面板 |
| EP0936490A4 (en) | 1997-07-30 | 1999-12-22 | Citizen Watch Co Ltd | LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51121293A (en) * | 1975-04-17 | 1976-10-23 | Seiko Epson Corp | Liquid crystal display device |
| JPS5368597A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-19 | Hitachi Ltd | Liquid crystal display device |
| JPS60100724U (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-09 | シチズン時計株式会社 | 透過型液晶表示素子 |
-
1987
- 1987-06-18 JP JP1987093533U patent/JPH0731222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS643825U (ja) | 1989-01-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2747320B2 (ja) | 表示装置 | |
| JP2516922B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH095739A (ja) | 導光シ−ト及びその製造方法、及び前記導光シ−トを用いたバックライト及び前記バックライトを用いた液晶表示装置 | |
| TW201142422A (en) | Liquid crystal display | |
| JPH11110131A (ja) | 液晶表示装置 | |
| US5315330A (en) | Projection type display apparatus | |
| KR0185188B1 (ko) | 반사형 액정 표시 장치 및 그것을 이용한 표시 장치 | |
| JPH09244018A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH10301109A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH0731222Y2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP3529900B2 (ja) | 反射型液晶表示装置およびそれを用いた表示装置 | |
| JP2004198650A (ja) | 光学補償素子およびその製造方法、液晶表示素子、ならびに液晶表示装置 | |
| JP2004245871A (ja) | 電気光学変調装置及びその製造方法並びにプロジェクタ | |
| US6049410A (en) | Structure of spatial light modulator and lighting system therefor | |
| JP3032084B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
| JPH11109344A (ja) | 液晶表示装置 | |
| KR100293103B1 (ko) | 액정표시장치 | |
| JPH0419528Y2 (ja) | ||
| JPH11295507A (ja) | 光拡散素子及びそれを用いた画像表示システム | |
| JP2884755B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
| JP4388178B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| KR940000591B1 (ko) | 투사형 칼라 영상표시장치 | |
| JP2967067B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
| JP2002090723A (ja) | 液晶装置および電子機器 | |
| EP0438910A2 (en) | A projection type display apparatus |