JPH03271199A - GaAs単結晶ウエハーの熱処理方法 - Google Patents
GaAs単結晶ウエハーの熱処理方法Info
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- JPH03271199A JPH03271199A JP7069490A JP7069490A JPH03271199A JP H03271199 A JPH03271199 A JP H03271199A JP 7069490 A JP7069490 A JP 7069490A JP 7069490 A JP7069490 A JP 7069490A JP H03271199 A JPH03271199 A JP H03271199A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、すべり転位の発生がなく、高均一な抵抗率
分布を有するGaAs単結晶ウェハーの熱処理方法に関
するものである。
分布を有するGaAs単結晶ウェハーの熱処理方法に関
するものである。
従来、引き上げ法により直径:50〜100加程度のG
aAs単結晶インゴットを育威し、この結晶に、インゴ
ットの電気的特性や光学的特性の均一化を図る目的で、
不活性ガス雰囲気またはAs蒸気圧雰囲気で、温度=9
00〜1000℃に5〜18時間程度保持した後、1℃
/ ta i n以下の冷却速度で室温まで徐冷する熱
処理を施すことにより製造されることは良く知られると
ころである。
aAs単結晶インゴットを育威し、この結晶に、インゴ
ットの電気的特性や光学的特性の均一化を図る目的で、
不活性ガス雰囲気またはAs蒸気圧雰囲気で、温度=9
00〜1000℃に5〜18時間程度保持した後、1℃
/ ta i n以下の冷却速度で室温まで徐冷する熱
処理を施すことにより製造されることは良く知られると
ころである。
また、GaAs単結晶中にて浅いアクセプタとなる炭素
濃度が極めて低い結晶に、107Ω・(1)以上の高い
抵抗率を付与する目的で、不活性ガス雰囲気またはAs
蒸気圧雰囲気中、温度=900〜1000℃に5時間程
度保持した後、急冷する熱処理や30〜b する準急冷熱処理を施すことにより製造されることも知
られている(特開平1−104751号公報参照)。
濃度が極めて低い結晶に、107Ω・(1)以上の高い
抵抗率を付与する目的で、不活性ガス雰囲気またはAs
蒸気圧雰囲気中、温度=900〜1000℃に5時間程
度保持した後、急冷する熱処理や30〜b する準急冷熱処理を施すことにより製造されることも知
られている(特開平1−104751号公報参照)。
しかし、上記従来方法のうち、徐冷熱処理を施したGa
As単結晶ウェハーにおいては、電気的特性の一つであ
る抵抗率のウェハー面内における微細分布を測定すると
、測定位置によっては所々にスパイク状に抵抗率が高い
部分が存在する。このことは、GaAs単結晶の特性均
一化熱処理として、徐冷熱処理だけではその効果が不十
分であることを示唆しているものである。
As単結晶ウェハーにおいては、電気的特性の一つであ
る抵抗率のウェハー面内における微細分布を測定すると
、測定位置によっては所々にスパイク状に抵抗率が高い
部分が存在する。このことは、GaAs単結晶の特性均
一化熱処理として、徐冷熱処理だけではその効果が不十
分であることを示唆しているものである。
また実際に上記スパイク状に抵抗率が高い部分の存在す
るGaAs単結晶ウェハーをIC用基板として使用した
場合、ウェハー内に作り込まれたMESFETの閾値電
圧(υth)の標準偏差(συth)が大きくなってし
まうなどの欠陥が生じるので好ましくない。
るGaAs単結晶ウェハーをIC用基板として使用した
場合、ウェハー内に作り込まれたMESFETの閾値電
圧(υth)の標準偏差(συth)が大きくなってし
まうなどの欠陥が生じるので好ましくない。
つぎに、上記従来方法のうち、急冷熱処理や準急冷熱処
理を施したGaAs単結晶ウェハーには、上記スパイク
状に抵抗率が高い部分の内面における存在は少ないが、
GaAs単結晶ウェハーの直径が3インチ以上になると
ウェハー周辺部にすべり転位が発生し、これが原因で割
れが発生することもあり、このすべり転位発生部分は実
用に供することができず、この結果、歩留りが著しく低
いものとなり、コスト高となるのを避けることができな
かった。
理を施したGaAs単結晶ウェハーには、上記スパイク
状に抵抗率が高い部分の内面における存在は少ないが、
GaAs単結晶ウェハーの直径が3インチ以上になると
ウェハー周辺部にすべり転位が発生し、これが原因で割
れが発生することもあり、このすべり転位発生部分は実
用に供することができず、この結果、歩留りが著しく低
いものとなり、コスト高となるのを避けることができな
かった。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、上記従
来方法のもつ問題点を解決すべく熱処理方法の冷却過程
に着目し研究を行った結果、900〜1000℃の均質
化加熱温度に保持する時間を従来方法より長い20時間
以上とし、ついで、上記900〜1000℃の均質化加
熱温度から1℃/main以下の冷却速度で700〜8
00℃の温度に一次徐冷し、上記一次徐冷終了温度から
500〜800℃の温度までを5℃/ va i n以
上30℃/min未満の冷却速度で準徐冷し、 その後、上記準徐冷終了温度から室温までを1℃/■1
0以下の冷却速度で二次徐冷すると、抵抗率の微細均一
化がなされるとともにスパイク状に抵抗率の高い部分が
なく、直径:3インチ以上のGaAs単結晶ウェハーで
あってもウェハー周辺部にすべり転位が発生しないとい
う知見を得たのである。これは、 (1) 上記900〜■000℃の均質化加熱温度の
保持時間を従来方法よりも長くすることにより結晶中に
存在する不純物や欠陥の拡散を十分に活性化させ、もっ
て抵抗率の分布を均一微細化させることができる、 (2)従来方法のように、9(10−1000℃の均質
化温度から1℃/gin以下の冷却速度で室温まで徐冷
しただけでは、スパイク状に抵抗率の高い部分が残留す
るが、上記均質化加熱温度から室温までの徐冷の途中に
、所定の温度範囲内を5℃/gin以上30℃/min
未満の冷却速度で準徐冷すると上記スパイク状に抵抗率
の高い部分が消滅する、ものと考えられる。
来方法のもつ問題点を解決すべく熱処理方法の冷却過程
に着目し研究を行った結果、900〜1000℃の均質
化加熱温度に保持する時間を従来方法より長い20時間
以上とし、ついで、上記900〜1000℃の均質化加
熱温度から1℃/main以下の冷却速度で700〜8
00℃の温度に一次徐冷し、上記一次徐冷終了温度から
500〜800℃の温度までを5℃/ va i n以
上30℃/min未満の冷却速度で準徐冷し、 その後、上記準徐冷終了温度から室温までを1℃/■1
0以下の冷却速度で二次徐冷すると、抵抗率の微細均一
化がなされるとともにスパイク状に抵抗率の高い部分が
なく、直径:3インチ以上のGaAs単結晶ウェハーで
あってもウェハー周辺部にすべり転位が発生しないとい
う知見を得たのである。これは、 (1) 上記900〜■000℃の均質化加熱温度の
保持時間を従来方法よりも長くすることにより結晶中に
存在する不純物や欠陥の拡散を十分に活性化させ、もっ
て抵抗率の分布を均一微細化させることができる、 (2)従来方法のように、9(10−1000℃の均質
化温度から1℃/gin以下の冷却速度で室温まで徐冷
しただけでは、スパイク状に抵抗率の高い部分が残留す
るが、上記均質化加熱温度から室温までの徐冷の途中に
、所定の温度範囲内を5℃/gin以上30℃/min
未満の冷却速度で準徐冷すると上記スパイク状に抵抗率
の高い部分が消滅する、ものと考えられる。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、 900〜1000℃の均質化加熱温度を20時間以上保
持し、 上記均質化加熱温度から700〜800℃までの温度範
囲を1℃/111in以下の冷却速度で一次徐冷し、上
記一次徐冷の終了温度から500〜600℃までの温度
範囲を5℃/ m i n以上30℃/min未満の冷
却速度で準徐冷し、 ついて、上記準徐冷後、室温まてを1℃/min以下の
冷却速度で二次徐冷する、 GaAs単結晶ウェハーの熱処理方法に特徴を有するも
のである。
って、 900〜1000℃の均質化加熱温度を20時間以上保
持し、 上記均質化加熱温度から700〜800℃までの温度範
囲を1℃/111in以下の冷却速度で一次徐冷し、上
記一次徐冷の終了温度から500〜600℃までの温度
範囲を5℃/ m i n以上30℃/min未満の冷
却速度で準徐冷し、 ついて、上記準徐冷後、室温まてを1℃/min以下の
冷却速度で二次徐冷する、 GaAs単結晶ウェハーの熱処理方法に特徴を有するも
のである。
つぎに、この発明の方法において、熱処理条件を上記の
通りに限定した理由を説明する。
通りに限定した理由を説明する。
(a) 均質化加熱処理条件
均質化加熱温度:900〜1000℃における均質化加
熱時間は、20時間未満とした場合、本発明の冷却条件
を用いても抵抗率の微細分布においてスパイク状に高い
抵抗率を有する部分が存在するので好ましくなく、一方
、均質化加熱時間を20時間以上とした場合、本発明の
冷却条件を用いることにより、20時間未満の加熱処理
では実現し得なかった抵抗率の微細分布の高度な均一化
が起こっていることが確認され、均質化加熱時間をさら
に長<30時間としてもその効果は横ばいになることか
ら、均質化加熱時間を20時間以上と定めた。
熱時間は、20時間未満とした場合、本発明の冷却条件
を用いても抵抗率の微細分布においてスパイク状に高い
抵抗率を有する部分が存在するので好ましくなく、一方
、均質化加熱時間を20時間以上とした場合、本発明の
冷却条件を用いることにより、20時間未満の加熱処理
では実現し得なかった抵抗率の微細分布の高度な均一化
が起こっていることが確認され、均質化加熱時間をさら
に長<30時間としてもその効果は横ばいになることか
ら、均質化加熱時間を20時間以上と定めた。
(b) 一次徐冷の条件
800℃を越えた高い温度で徐冷を終了するとウェハー
周辺部にすべり転位が発生してしまうようになり、一方
、700℃未満の温度で徐冷を終了すると、抵抗率の微
細分布においてスパイク状に高い抵抗率を有する部分が
多数存在するようになることから、一次の徐冷終了温度
を700〜800℃の範囲内の所定の温度に定めた。ま
た、この一次徐冷時の冷却速度は、直径:3インチのウ
ェハーにおいてもすべり転位が発生するような内部応力
を導入しない十分遅い冷却速度とする必要があるので1
℃/111n以下と定めた。
周辺部にすべり転位が発生してしまうようになり、一方
、700℃未満の温度で徐冷を終了すると、抵抗率の微
細分布においてスパイク状に高い抵抗率を有する部分が
多数存在するようになることから、一次の徐冷終了温度
を700〜800℃の範囲内の所定の温度に定めた。ま
た、この一次徐冷時の冷却速度は、直径:3インチのウ
ェハーにおいてもすべり転位が発生するような内部応力
を導入しない十分遅い冷却速度とする必要があるので1
℃/111n以下と定めた。
(c) 準徐冷時の冷却条件
一次の徐冷に引き続いて準徐冷を行うが、抵抗率の微細
分布においてスパイク状に高い抵抗率を有する部分を多
数存在させないためには、上記700〜800℃の範囲
内の徐冷終了温度から500〜600℃の範囲内の所定
の温度までに留まる時間を短くする必要があり、冷却速
度として5℃/min以上が必要となった。一方、準徐
冷時に30℃/min以上の冷却速度にすると、直径=
3インチのウェハーにおいて周辺部にすべり転位が発生
するようになることから、その冷却速度を5℃/11i
n以上30℃/min未満と定めた。
分布においてスパイク状に高い抵抗率を有する部分を多
数存在させないためには、上記700〜800℃の範囲
内の徐冷終了温度から500〜600℃の範囲内の所定
の温度までに留まる時間を短くする必要があり、冷却速
度として5℃/min以上が必要となった。一方、準徐
冷時に30℃/min以上の冷却速度にすると、直径=
3インチのウェハーにおいて周辺部にすべり転位が発生
するようになることから、その冷却速度を5℃/11i
n以上30℃/min未満と定めた。
(d) 二次徐冷の条件
準徐冷後の冷却は、むやみに冷却速度を速くしてウェハ
ーに熱歪を与えないように、一次徐冷と同一の冷却速度
を用いればよいので、その冷却速度を1℃/111in
以下と定めた。
ーに熱歪を与えないように、一次徐冷と同一の冷却速度
を用いればよいので、その冷却速度を1℃/111in
以下と定めた。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて具体的に説明す
る。
る。
通常の液体封止引上法により育成した直径=801mX
長さ:150v+sの寸法をもった半絶縁性GaAs単
結晶を研削後、厚さ二650−のウェハーにスライスし
、これらを前処理(有機洗浄、エツチング、超純水洗浄
、乾燥)したのち、石英製ホルダー内に装入し、これら
を内径: 100 mmX長さ: 1000m+eの寸
法をもった石英製炉芯管内に装入し、この炉芯管を内径
: 130 mmX長さ: 600 mmの寸法をもっ
た横型電気炉に装着し、1℃/minの昇温速度で95
0℃の均質化加熱温度に加熱し、1気圧のAs蒸気圧雰
囲気下で第1表に示される条件で本発明法1〜9、比較
法1〜7および従来法1〜2の熱処理を行った。
長さ:150v+sの寸法をもった半絶縁性GaAs単
結晶を研削後、厚さ二650−のウェハーにスライスし
、これらを前処理(有機洗浄、エツチング、超純水洗浄
、乾燥)したのち、石英製ホルダー内に装入し、これら
を内径: 100 mmX長さ: 1000m+eの寸
法をもった石英製炉芯管内に装入し、この炉芯管を内径
: 130 mmX長さ: 600 mmの寸法をもっ
た横型電気炉に装着し、1℃/minの昇温速度で95
0℃の均質化加熱温度に加熱し、1気圧のAs蒸気圧雰
囲気下で第1表に示される条件で本発明法1〜9、比較
法1〜7および従来法1〜2の熱処理を行った。
このように熱処理された各種のウェハーをミラー加工し
たのち、測定間隔二〇0ρピッチとし測定方向を半径方
向とした三端子ガード法にて抵抗率の微細分布測定を行
い、その測定結果から抵抗率の平均値および抵抗率の標
準偏差を求めて第1表に示し、さらに、すべり転位発生
の有無をX線トポグラフにて観察し、その結果もあわせ
て第1表に示した。
たのち、測定間隔二〇0ρピッチとし測定方向を半径方
向とした三端子ガード法にて抵抗率の微細分布測定を行
い、その測定結果から抵抗率の平均値および抵抗率の標
準偏差を求めて第1表に示し、さらに、すべり転位発生
の有無をX線トポグラフにて観察し、その結果もあわせ
て第1表に示した。
第1表の結果から、本発明法1〜9の熱処理を行ったウ
ェハーは、スパイク状に高い抵抗率を有する部分が殆ど
存在しないために抵抗率の標準偏差が8%以下と小さな
値を示し、抵抗率の均一性が向上し、さらにすべり転位
などの欠陥が存在しないけれども、この発明の条件から
外れた条件(第1表において、この発明の条件から外れ
た値に※印を付して示した)て熱処理した比較法1〜7
および従来法1〜2の場合には、抵抗率の標準偏差が大
きいかまたはすへり転位などの欠陥が存在していること
がわかる。
ェハーは、スパイク状に高い抵抗率を有する部分が殆ど
存在しないために抵抗率の標準偏差が8%以下と小さな
値を示し、抵抗率の均一性が向上し、さらにすべり転位
などの欠陥が存在しないけれども、この発明の条件から
外れた条件(第1表において、この発明の条件から外れ
た値に※印を付して示した)て熱処理した比較法1〜7
および従来法1〜2の場合には、抵抗率の標準偏差が大
きいかまたはすへり転位などの欠陥が存在していること
がわかる。
ちなみに、上記三端子ガード法により測定した抵抗率の
微細分布の代表的なものを第1図〜第4図に示した。
微細分布の代表的なものを第1図〜第4図に示した。
第1図は、第1表の本発明法1の条件により熱処理され
た直径3インチのウニl\−の抵抗率の微細分布、 第2図は、第1表の本発明法2の条件により熱処理され
た直径3インチのウエノ1−の抵抗率の微細分布、 第3図は、第1表の従来法1の準急冷処理を含む条件で
熱処理された直径3インチのウエノ\−の抵抗率の微細
分布、 第4図は、第1表の従来法2の均質化加熱温度から室温
まで徐冷した直径3インチのウェハーの抵抗率の微細分
布、 である。
た直径3インチのウニl\−の抵抗率の微細分布、 第2図は、第1表の本発明法2の条件により熱処理され
た直径3インチのウエノ1−の抵抗率の微細分布、 第3図は、第1表の従来法1の準急冷処理を含む条件で
熱処理された直径3インチのウエノ\−の抵抗率の微細
分布、 第4図は、第1表の従来法2の均質化加熱温度から室温
まで徐冷した直径3インチのウェハーの抵抗率の微細分
布、 である。
本発明法1〜2により熱処理されたウェハーの第1図お
よび第2図の抵抗率の微細分布には、スパイク状に高い
抵抗率を有する部分は存在しないのに対し、従来法1の
準急冷したウェハーの第3図には、周辺部に発生したす
べり転位によるとみられるスパイク状に高い抵抗率を有
する部分Sがみられ、また従来法2の均質化加熱温度か
ら室温まで徐冷したウェハーの第4図には、スパイク状
に高い抵抗率を有する部分Sが多数存在しており、抵抗
率は不均一に分布していることがわかる。
よび第2図の抵抗率の微細分布には、スパイク状に高い
抵抗率を有する部分は存在しないのに対し、従来法1の
準急冷したウェハーの第3図には、周辺部に発生したす
べり転位によるとみられるスパイク状に高い抵抗率を有
する部分Sがみられ、また従来法2の均質化加熱温度か
ら室温まで徐冷したウェハーの第4図には、スパイク状
に高い抵抗率を有する部分Sが多数存在しており、抵抗
率は不均一に分布していることがわかる。
上述のように、本発明法の熱処理によれば、すべり転位
の発生もなく、かつスパイク状に高い抵抗率を有する部
分か存在しないために抵抗率標準偏差が小さく、高均一
な半絶縁性GaAs単結晶ウェハーを歩留りよく製造す
ることができる。
の発生もなく、かつスパイク状に高い抵抗率を有する部
分か存在しないために抵抗率標準偏差が小さく、高均一
な半絶縁性GaAs単結晶ウェハーを歩留りよく製造す
ることができる。
第1図および第2図は、本発明法の条件で熱処理された
GaAs単結晶ウェハーの抵抗率の微細分布、 第3図および第4図は、従来広の条件で熱処理されたG
aAs単結晶ウェハーの抵抗率の微細分布、
GaAs単結晶ウェハーの抵抗率の微細分布、 第3図および第4図は、従来広の条件で熱処理されたG
aAs単結晶ウェハーの抵抗率の微細分布、
Claims (1)
- (1)900〜1000℃の均質化加熱温度を20時間
以上保持し、 上記均質化加熱温度から700〜800℃までの温度範
囲を1℃/min以下の冷却速度で一次徐冷し、上記一
次徐冷の終了温度から500〜600℃までの温度範囲
を5℃/min以上30℃/min未満の冷却速度で準
徐冷し、 ついで、上記準徐冷後、室温までを1℃/min以下の
冷却速度で二次徐冷する、 ことを特徴とするGaAs単結晶ウェハーの熱処理方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069490A JPH03271199A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | GaAs単結晶ウエハーの熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069490A JPH03271199A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | GaAs単結晶ウエハーの熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271199A true JPH03271199A (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=13438998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7069490A Pending JPH03271199A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | GaAs単結晶ウエハーの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03271199A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016519642A (ja) * | 2013-03-27 | 2016-07-07 | ベイジン トンメイ クリスタル テクノロジー カンパニー リミテッド | 半導体基板中の制御可能な酸素濃度 |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP7069490A patent/JPH03271199A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016519642A (ja) * | 2013-03-27 | 2016-07-07 | ベイジン トンメイ クリスタル テクノロジー カンパニー リミテッド | 半導体基板中の制御可能な酸素濃度 |
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