JPH01104751A - 単結晶Ga−Asウェハの熱処理方法 - Google Patents
単結晶Ga−Asウェハの熱処理方法Info
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- JPH01104751A JPH01104751A JP25915987A JP25915987A JPH01104751A JP H01104751 A JPH01104751 A JP H01104751A JP 25915987 A JP25915987 A JP 25915987A JP 25915987 A JP25915987 A JP 25915987A JP H01104751 A JPH01104751 A JP H01104751A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、結晶中の炭素濃度に関係なく、高い抵抗率
を有し、かつ辷り転位の発生がない単結晶Ga−Asウ
ェハを製造するための熱処理方法に関するものである。
を有し、かつ辷り転位の発生がない単結晶Ga−Asウ
ェハを製造するための熱処理方法に関するものである。
従来、半導体装置に用いられる単結晶Ga −Asウェ
ハが、まず、例えば液体封止引上法により直径が50〜
75mm程度の単結晶Ga−Asインゴットを形成し、
これを厚さ:約500μmのウェハにスライスし、最終
的に、このウェハに、結晶中の炭素濃度に関係なく、高
い抵抗率を付与する目的で、不活性ガス雰囲気またはA
s蒸気圧雰囲気中、温度:約950℃に2〜5時間保持
後、例えば水あるいはアルコール中に急冷の条件で熱処
理を施すことにより製造されることは良く知られるとこ
ろである。
ハが、まず、例えば液体封止引上法により直径が50〜
75mm程度の単結晶Ga−Asインゴットを形成し、
これを厚さ:約500μmのウェハにスライスし、最終
的に、このウェハに、結晶中の炭素濃度に関係なく、高
い抵抗率を付与する目的で、不活性ガス雰囲気またはA
s蒸気圧雰囲気中、温度:約950℃に2〜5時間保持
後、例えば水あるいはアルコール中に急冷の条件で熱処
理を施すことにより製造されることは良く知られるとこ
ろである。
しかし、上記の従来方法で製造された単結晶Ga−As
ウェハにおいては、上記熱処理における均質化加熱温度
からの冷却速1度が、通常的1000℃/minにも達
することから、特にウェハの外周部に辷り転位が発生し
、これが原因で割れ発生に至る場合もあり、この辷り転
位発生部分は実用に供することができず、この結果歩留
りが著しく低いものとなり、コスト高となるのを避ける
ことができないものである。
ウェハにおいては、上記熱処理における均質化加熱温度
からの冷却速1度が、通常的1000℃/minにも達
することから、特にウェハの外周部に辷り転位が発生し
、これが原因で割れ発生に至る場合もあり、この辷り転
位発生部分は実用に供することができず、この結果歩留
りが著しく低いものとなり、コスト高となるのを避ける
ことができないものである。
C問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、上記の
従来急冷熱処理法のもつ問題点を解決すべく研究を行な
った結果、均質化加熱温度である900〜1000℃の
範囲内の所定温度からの冷却を、700〜800℃の範
囲内の所定温度に至るまでの温度範囲を20℃/min
以下の冷却速度で徐冷し、ついで、前記徐冷終了温度〜
(前記徐冷終了温度−150℃以上)の温度範囲を30
〜bの冷却速度で準急冷する、 冷却パターンで行なうと、結晶中の炭素濃度に関係なく
、高い抵抗率を有し、かつ辷り転位の発生もない単結晶
Ga−Asウェハが得られるようになるという知見を得
たのである。
従来急冷熱処理法のもつ問題点を解決すべく研究を行な
った結果、均質化加熱温度である900〜1000℃の
範囲内の所定温度からの冷却を、700〜800℃の範
囲内の所定温度に至るまでの温度範囲を20℃/min
以下の冷却速度で徐冷し、ついで、前記徐冷終了温度〜
(前記徐冷終了温度−150℃以上)の温度範囲を30
〜bの冷却速度で準急冷する、 冷却パターンで行なうと、結晶中の炭素濃度に関係なく
、高い抵抗率を有し、かつ辷り転位の発生もない単結晶
Ga−Asウェハが得られるようになるという知見を得
たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであ1
て、単結晶Ga−ASウェハの不活性ガス雰囲気中ある
いはAs蒸気圧雰囲気中での熱処理を、 900〜1000℃の均質化加熱温度から700〜80
0℃までの温度範囲を20℃/ll11n以下の冷却速
度で徐冷し、 ついで、前記徐冷終了温度から少なくとも150℃低い
温度までの温度範囲を30〜b 冷却速度で準急冷する、 冷却パターンにて行なう点に特徴を有するものである。
て、単結晶Ga−ASウェハの不活性ガス雰囲気中ある
いはAs蒸気圧雰囲気中での熱処理を、 900〜1000℃の均質化加熱温度から700〜80
0℃までの温度範囲を20℃/ll11n以下の冷却速
度で徐冷し、 ついで、前記徐冷終了温度から少なくとも150℃低い
温度までの温度範囲を30〜b 冷却速度で準急冷する、 冷却パターンにて行なう点に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の方法において、熱処理条件を上記の
通りに限定した理由を説明する。
通りに限定した理由を説明する。
(a) 均質化加熱温度
その温度が900℃未満では均質化に長時間を要し、実
用的でなく、一方その温度が1000℃を越えるとAS
の解離が起るようになることから、その温度を900〜
1000℃と定めた。
用的でなく、一方その温度が1000℃を越えるとAS
の解離が起るようになることから、その温度を900〜
1000℃と定めた。
(b) 徐冷時の冷却速度
20℃/minを越えた相対的に速い冷却速度になると
ウェハ外周部に辷り転位が発生するようになることから
、その冷却速度を20℃/min以下と定めた。
ウェハ外周部に辷り転位が発生するようになることから
、その冷却速度を20℃/min以下と定めた。
(c) 徐冷終了温度
800℃を越えた高い温度で徐冷を終了すると、ウェハ
に辷り転位が発生するようになり、一方徐冷終了温度を
700℃未満の低い温度にすると、抵抗率にバラツキが
生じるようになることから、徐冷終了温度を700〜8
00℃の範囲内の所定温度と定めた。
に辷り転位が発生するようになり、一方徐冷終了温度を
700℃未満の低い温度にすると、抵抗率にバラツキが
生じるようになることから、徐冷終了温度を700〜8
00℃の範囲内の所定温度と定めた。
(d) 準急冷時の冷却速度
徐冷に引続いて準急冷を行なうが、この場合の冷却速度
が30℃/l1in未満では、冷却が相対的に緩慢とな
って抵抗率にバラツキが生じるようになり、一方100
℃/minを越えた速い冷却速度にすると、辷り転位が
発生するようになることから、その冷却速度を30〜b (e) 準急冷終了温度 徐冷終了温度と準急冷終了温度の温度幅が150℃未満
では、準急冷処理が不十分で抵抗率にバラツキが生じる
ようになるので、前記幅を150℃以上とする必要があ
り、かかる点から準急冷終了温度を徐冷終了温度から少
なくとも150℃低い温度とした。
が30℃/l1in未満では、冷却が相対的に緩慢とな
って抵抗率にバラツキが生じるようになり、一方100
℃/minを越えた速い冷却速度にすると、辷り転位が
発生するようになることから、その冷却速度を30〜b (e) 準急冷終了温度 徐冷終了温度と準急冷終了温度の温度幅が150℃未満
では、準急冷処理が不十分で抵抗率にバラツキが生じる
ようになるので、前記幅を150℃以上とする必要があ
り、かかる点から準急冷終了温度を徐冷終了温度から少
なくとも150℃低い温度とした。
つぎに、この発明の熱処理方法を実施例により具体的に
説明する。
説明する。
通常の液体封止引上装置を用いて製造した直径:54關
×長さ: 150 mraの寸法をもった各種の単結晶
Ga−Asインゴットの上端および下端の30關内側部
分から炭素濃度および抵抗率測定用の厚さ=4mrsの
薄板と、辷り転位測定用の厚さ2500μmのウェハを
それぞれ隣接して切り出し、これらの薄板およびウェハ
を、それぞれ内径: 100 mmX長さ: LOOO
mmの寸法をもった石英製炉芯管の先端部に装入し、こ
の炉芯管を、内径: 130 mmX長さ: 8001
0!Iの寸法をもった横型電気炉に装着し、3℃/ m
1 nの昇温速度で均質化加熱温度に加熱し、約1気
圧のAs蒸気圧下で5時間保持した後、第1表に示され
る条件で熱処理を行なうことによって本発明法1〜18
および比較法1〜7をそれぞれ実施した。
×長さ: 150 mraの寸法をもった各種の単結晶
Ga−Asインゴットの上端および下端の30關内側部
分から炭素濃度および抵抗率測定用の厚さ=4mrsの
薄板と、辷り転位測定用の厚さ2500μmのウェハを
それぞれ隣接して切り出し、これらの薄板およびウェハ
を、それぞれ内径: 100 mmX長さ: LOOO
mmの寸法をもった石英製炉芯管の先端部に装入し、こ
の炉芯管を、内径: 130 mmX長さ: 8001
0!Iの寸法をもった横型電気炉に装着し、3℃/ m
1 nの昇温速度で均質化加熱温度に加熱し、約1気
圧のAs蒸気圧下で5時間保持した後、第1表に示され
る条件で熱処理を行なうことによって本発明法1〜18
および比較法1〜7をそれぞれ実施した。
なお、比較法1〜7は、いずれも熱処理条件のうちのい
ずれかの条件がこの発明の範囲から外れたものである。
ずれかの条件がこの発明の範囲から外れたものである。
また、比較の目的で、第1表に示される均質化加熱温度
から水中に浸漬(急冷)の条件で従来法1〜3を行なっ
た。
から水中に浸漬(急冷)の条件で従来法1〜3を行なっ
た。
ついで、このように熱処理された各種の薄板およびウェ
ハを用いて、結晶中の炭素濃度および抵抗率を測定し、
さらに辷り転位の有無を観察した。
ハを用いて、結晶中の炭素濃度および抵抗率を測定し、
さらに辷り転位の有無を観察した。
なお、炭素濃度はフーリエ変換赤外吸収法(P、T、
1.R,)にて、また抵抗率はファン・デア・バラ法に
て面内で5点測定し、さらに辷り転位はX線トポグラフ
にて観察した。これらの結果を第1表に示した。
1.R,)にて、また抵抗率はファン・デア・バラ法に
て面内で5点測定し、さらに辷り転位はX線トポグラフ
にて観察した。これらの結果を第1表に示した。
第1表に示される結果から、本発明法1〜18で熱処理
した場合には、いずれも炭素濃度に関係なく、1×10
7Ω・m以上の高い抵抗率を示し、かつ辷り転位の発生
も全く認められないのに対して、比較法1〜7に見られ
るように、熱処理条件のうちのいずれかの条件でもこの
発明の範囲から外れると、抵抗率にバラツキが生じるよ
うになり、結晶中の炭素濃度によっては、半導体装置の
単結晶Ga−Asチップに要求される1×lo7Ω・a
m以上の抵抗率を示さなくなる場合が生じたり、辷り転
位が発生したりするようになることが明らかである。
した場合には、いずれも炭素濃度に関係なく、1×10
7Ω・m以上の高い抵抗率を示し、かつ辷り転位の発生
も全く認められないのに対して、比較法1〜7に見られ
るように、熱処理条件のうちのいずれかの条件でもこの
発明の範囲から外れると、抵抗率にバラツキが生じるよ
うになり、結晶中の炭素濃度によっては、半導体装置の
単結晶Ga−Asチップに要求される1×lo7Ω・a
m以上の抵抗率を示さなくなる場合が生じたり、辷り転
位が発生したりするようになることが明らかである。
また、従来法1〜3にて熱処理した場合には、いずれも
1×107Ω・m以上の高い抵抗率を示すものの、すべ
てに辷り転位が発生し、実用に供することかできないも
のである。
1×107Ω・m以上の高い抵抗率を示すものの、すべ
てに辷り転位が発生し、実用に供することかできないも
のである。
上述のように、この発明の熱処理方法によれば、結晶中
の炭素濃度に関係なく、1×107Ω・m以上の高い抵
抗率をもち、かつ辷り転位の発生もない単結晶Ga−A
sウェハをきわめて高い歩留りで製造することができる
のである。
の炭素濃度に関係なく、1×107Ω・m以上の高い抵
抗率をもち、かつ辷り転位の発生もない単結晶Ga−A
sウェハをきわめて高い歩留りで製造することができる
のである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 900〜1000℃の均質化加熱温度から700〜80
0℃までの温度範囲を20℃/min以下の冷却速度で
徐冷し、 ついで、前記徐冷終了温度から少なくとも150℃低い
温度までの温度範囲を30〜100℃/minの冷却速
度で準急冷することを特徴とする単結晶Ga−Asウェ
ハの熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25915987A JPH01104751A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 単結晶Ga−Asウェハの熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25915987A JPH01104751A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 単結晶Ga−Asウェハの熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104751A true JPH01104751A (ja) | 1989-04-21 |
Family
ID=17330166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25915987A Pending JPH01104751A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | 単結晶Ga−Asウェハの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01104751A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5137847A (en) * | 1990-12-14 | 1992-08-11 | Nippon Mining Co., Ltd. | Method of producing GaAs single crystal substrate using three stage annealing and interstage etching |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP25915987A patent/JPH01104751A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5137847A (en) * | 1990-12-14 | 1992-08-11 | Nippon Mining Co., Ltd. | Method of producing GaAs single crystal substrate using three stage annealing and interstage etching |
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