JPH03269422A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画
像情報を読み取る装置の部品点数を低減し得るようにし
た放射線画像情報読取装置に関する。

［従来の技術〕 蓄積性蛍光体は、周知のように、これに放射線を照射す
ると、その放射線エネルギを蓄積し、さらにこれに可視
光等の励起光を照射すると、蓄積された放射線エネルギ
に応じて輝尽発光を示すものであり、これをシート状に
したものは、例えば、人体等の被写体の放射線画像情報
を記録し、さらに該画像情報を可視像として得るために
用いられる。この場合、この蓄積性蛍光体シート　（以
下、単にシートという）に蓄積記録された放射線画像情
報は、該シートに上記励起光を照射した時に発生する輝
尽発光光を光電的に読み取ることにより得られる画像信
号に基づいて、写真感光材料等の記録材料やＣＲＴ等上
に可゛視像として再生される。そして、このように放射
線画像情報が読み取られたシートは、これに蛍光灯やタ
ングステンランプ等の消去用光源から消去光を照射する
ことにより該放射線画像情報が消去されて再使用するこ
とが可能となる。

この種の放射線画像情報読取装置の従来例を第３図に示
す。第３図において、参照符号２は放射線画像情報読取
装置であり、この放射線画像情報読取装置２は蓄積性蛍
光体シー）Ａ（以下、シートＡという）を収容可能なカ
セツテ４を着脱自在に保持するカセツテ保持部６と、前
記シー）Ａに蓄積記録された画像情報を読み取る読取部
８と、読取終了後、シー）Ａに残存する画像情報の消去
を行う消去部１０と、カセツテ４から取り出されたシー
）Ａを受は取り、前記読取部８および消去部ｌＯに搬送
する搬送ローラ１４およびエンドレスベルト１６からな
るシート搬送部１８とが設けられている。

前記読取部８は放射線画像情報が蓄積記録されたシー）
Ａに対し光ビームＬを偏向して主走査方向に走査させる
光ビーム走査光学機構収容部２０と、光ビームＬの走査
によってシートＡから発せられる輝尽発光光を読み取る
フォトマルチプライヤ２２を備え、前記光ビーム走査光
学機構収容部２０は、通常、光学定盤といわれ、遮光部
２１を有するケーシング２４内に図示しない光ビーム発
生部と、ポリゴンミラー２６、走査レンズ２８、反射ミ
ラー３０とを収容するものである。

また、前記消去部１０はハロゲンランプ等の棒状の光源
３２と、光源３２から発せられる照射光を反射してシー
）Ａ側に照射する反射板３４を有する。

次に、上記のように構成される従来技術の動作について
説明する。

先ず、画像情報が蓄積記録されたシートＡが収容された
カセツテ４が放射線画像情報読取装置２のカセツテ保持
部６に挿入されることで、搬送ローラ１４、エンドレス
ベルト１６を介してシー）Ａが矢印Ｘ方向（副走査方向
）に搬送され、画像読取工程が遂行される。この画像読
取工程では光ビームＬによってこの副走査方向と直交す
る主走査方向に走査され、この走査によってシー）Ａか
ら発せられる輝尽発光光がフォトマルチプライヤ２２で
光電的に読み取られることで可視像出力用の電気的な画
像信号が得られる。この場合、上記した画像読取工程に
おいては、読み取り前のシートに消去光を照射しないた
めに消去用光源３２は消灯されている。

このようにして画像情報が読み取られた後、消去用光源
３２が点灯される。その後、エンドレスベルト１６、搬
送ローラ１４によって矢印Ｙ方向にシー）Ａが逆搬送さ
れ、このシートＡに消去光が照射されることでシー）Ａ
に残存する画像情報が消去される。

このように、上記従来の放射線画像情報読取装置でもシ
ー）Ａから画像を読み取り、画像が読み取られたシー）
Ａに残存する画像情報を消去することが出来る。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来の放射線画像情報読取装置では
、光ビーム走査光学機構収容部２０と反射板３４とが別
体に構成されているため、ケーシング２４と反射板３４
とを位置決めして取り付けるための組立コストが高くな
るという欠点を有している。

本発明は前記の課題を解決するためになされたものであ
って、光ビーム走査光学機構収容部と反射部とを一体的
に形成したケーシングを使用することにより部品点数を
減少して組立コストの低減化ガ図れる放射線画像情報読
取装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、本発明は放射線画像情報
が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに光ビームを偏向
して該蓄積性蛍光体シートを走査し、前記蓄積性蛍光体
シートに記録された放射線画像情報に応じた輝尽発光光
を得るための光ビーム走査光学系と、該輝尽発光光を光
電的に検出する光電検出手段と、前記蓄積性蛍光体シー
トに消去光を照射し、該シートに残存する放射線画像情
報を消去する消去手段を有する放射線画像情報読取装置
において、前記光ビーム走査光学系を収容する収容部と
、この光ビーム走査光学系収容部に一体的に形成される
前記消去光を照射する光源から発せられるその消去光を
蓄積性蛍光体シート側に反射させる反射部とを有するケ
ーシングを備えたことを特徴とする。

［作用コ 上記のように構成される本発明に係る放射線画像情報読
取装置では、光ビーム走査光学系収容部と消去光の反射
部とを一体的に形成したので、部品点数が少なくなり、
組立コストが低下するという効果を有する。

［実施例］ 次に、本発明に係る放射線画像情報読取装置について実
施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例における放射線画像情報読取
装置の斜視図である。なお、第１図において、第３図と
同一の構成要素には同一の参照符号を付す。

第１図において、参照符号５０は本実施例に係る放射線
画像情報読取装置を示し、この放射線画像情報読取装置
５０は蓄積性蛍光体シートＡ（以下、シー）Ａという）
を収容可能なカセツテ４を着脱自在に保持するカセツテ
保持部６と、前記シー）Ａに蓄積記録された画像情報を
読み取る読取部５１と、残存する画像情報を消去するた
めの消去部５２と、カセツテ４から取り出されたシート
Ａを受は取り、前記読取部５１および消去部５２に搬送
する搬送ローラ１４およびエンドレスベルト１６からな
るシート搬送部１８が設けられている。

前記読取部５１は、光ビーム走査光学系収容Ｒ５４と消
去光の反射面（反射部）５６とを有する光学定盤として
のケーシング５８と、フォトマルチプライヤ２２とを有
している。そして、光ビーム走査光学系収容部５４内に
は光ビームＬを発振するレーザ発振管６４、反射ミラー
６６．６８、光ビームＬを偏向するポリゴンミラー２６
、ｆθレンズ等の走査レンズ２８および反射ミラー３０
からなる光ビーム走査光学系が収容されている。なお、
光ビームＬを偏向するミラーはガルバノメータミラーで
もよい。

前記消去部５２は、光源３２とケーシング５８に一体的
に形成された反射面５６とを有し、この光源３２と反射
面５６は、所謂、放物面反射体を形成するような位置に
形成しておく。すなわち、放物面の焦点に光源３２を配
置することにより反射面５６で反射された消去光は平行
光線としてシートＡに照射されるようにしておく。なお
、ケーシング５８には遮光部６１も一体的に形成されて
いる。

本実施例に係る放射線画像情報読取装置は以上のように
構成されるものであり、次に、シートＡに記録された画
像情報を読み取り、さらに消去する際の動作を説明する
。

人体等の画像情報が記録されたシー）Ａは、前記カセツ
テ４に収納されて保存され、画像情報の読み取りを行う
際には、先ず、前記したようにカセツテ４が前記カセツ
テ保持部６に水平に保持され、この状態で放射線画像情
報読取装置５０が作動される。

そして、放射線画像情報読取装置５０を作動させると、
カセツテ４内のシートＡは、前記したようにシート搬送
部１８によりカセツテ４内から矢印Ｘ方向に搬出され、
さらに消去部５２および遮光部６１を介して順に搬送さ
れて読取部５１内に搬入される。この時、消去部５２の
光源３２は消灯されており、シートＡは、消去部５２内
を単に素通りし、シートＡのカセツテ４側の一端部４ａ
が光ビームＬによる主走査位置Ｐに達するまで読取部５
１内に搬入される。

次いで、シートＡは、シート搬送部１８により上記と逆
に読取部５１内から遮光部６１および消去部５２を順に
介してカセツテ保持部６に向かって矢印Ｙ方向に逆送さ
れ、カセツテ保持部６に保持されているカセツテ４内に
再び戻される。

この時、シー）Ａが読取部５１内から遮光部６１を介し
て消去部５２内に搬出される際には、主走査位置Ｐにお
いてシー）Ａ上に光ビームＬが照射され、この照射はシ
ートＡがカセツテ保持部６に向かって徐々に逆送される
に伴ってシー）Ａのカセツテ４側の一端部４ａから他端
部４ｂにかけて順次行われる。そして、光ビームＬの照
射時には、主走査位置ＰにおいてシートＡからその画像
情報に応じて輝尽発光光が発せられ、さらにこの輝尽発
光光から前記フォトマルチプライヤ２２により画像情報
がシートＡの逆送に伴ってシー）Ａの一端部４ａから他
端部４ｂにかけて順次読み取られる。

一方、かかる読み取りの際には、前記光源３２は点灯さ
れており、この光源３２から発せられる消去光は、シー
）Ａがその画像情報を読み取られた前記一端部４ａから
他端部４ｂにかけて順次読取部５１内から搬出されて消
去部５２内をカセツテ４に向かって逆送されるに伴いシ
ー）Ａ上にその前記一端部４ａから他端部４ｂにかけて
順次照射され、これによって、シートＡのすでに読み取
られた画像情報が徐々に消去されていく。

従って、画像情報の消去は、その読み取りと並行して行
われ、画像情報の読み取りが行われたシー）Ａの前記一
端部４ａから他端部４ｂにかけて順次画像情報の消去が
行われる。この場合、消去用光源３２から発せられる消
去光は、遮光部６１により読取部５１内に対して遮蔽さ
れているため、シー）Ａの読取部５１内にある部分には
、消去光が照射されるようなことはなく、読み取り中あ
るいは読み取り前の画像情報が消去されてしまうような
ことはない。

そして、かかる後に、シー）Ａが消去部５２を通過して
カセツテ４内に戻された時には、画像情報は完全に消去
されており、シー）Ａが再び収納されたカセツテ４をカ
セツテ保持部６から取り外してシートＡをカセツテ４内
に保存しておけば、シー）Ａを再使用することができる
。

このように、上記実施例によれば、反射面５６と光ビー
ム走査光学系収容部５４とを一体的に懲戒しているので
、部品点数が少なくなる。

なお、第１図に示す遮光部６１による遮光作用を一層確
実にするために、第２図５に示すように、遮光部８０に
遮光ローラ８２を滑動自在に保持するための遮光ローラ
保持収容部８４をケーシング５８にさらに一体的に懲戒
するように構成してもよい。

［発明の効果コ 上記実施例から明らかなように、本発明に係る放射線画
像情報読取装置は、光ビーム走査光学系収容部と反射部
とを一体的に形成したケーシングを採用したので、部品
点数が減少し、これによってそれぞれ個別に位置の調整
を行う必要がなくなるので、組立時間が短くなり、その
組立コストが低減するという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る放射線画像情報読取装
置の斜視図、 第２図は本発明に係る放射線画像情報読取装置の他の実
施例に係る断面図、 第３図は従来技術に係る放射線画像情報読取装置の側面
断面図である。 ・・・カセツテ ・・・カセツテ保持部 ８・・・シート搬送部 ２・・・消去用光源 １・・・読取部 ５２・・・消去部 ５４・・・光ビーム走査光学系収容部 ５６・・・反射面（反射部） ５８・・・ケーシング Ａ・・・蓄積性蛍光体シート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
   ートに光ビームを偏向して該蓄積性蛍光体シートを走査
   し、前記蓄積性蛍光体シートに記録された放射線画像情
   報に応じた輝尽発光光を得るための光ビーム走査光学系
   と、該輝尽発光光を光電的に検出する光電検出手段と、
   前記蓄積性蛍光体シートに消去光を照射し、該シートに
   残存する放射線画像情報を消去する消去手段を有する放
   射線画像情報読取装置において、前記光ビーム走査光学
   系を収容する収容部と、この光ビーム走査光学系収容部
   に一体的に形成される前記消去光を照射する光源から発
   せられるその消去光を蓄積性蛍光体シート側に反射させ
   る反射部とを有するケーシングを備えたことを特徴とす
   る放射線画像情報読取装置。