JPH03269104A - 作業用手袋 - Google Patents

作業用手袋

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JPH03269104A
JPH03269104A JP2070297A JP7029790A JPH03269104A JP H03269104 A JPH03269104 A JP H03269104A JP 2070297 A JP2070297 A JP 2070297A JP 7029790 A JP7029790 A JP 7029790A JP H03269104 A JPH03269104 A JP H03269104A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子機器、精密機器、食品、医療機器等の製
造あるいは取扱い現場で極めて好適に使用することがで
きる作業用手袋に関する。
(従来の技術) 近年、IC生産工場等での製造現場では、塵埃や手から
の各種分泌物がIC11品等に付着しないようにするた
めに手袋の着用を義務づけるケースが多く、こうした要
請に対して従来よりポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リウレタン等の合成樹脂製の手袋が多用されてきた。
しかしながら、これら既存の手袋の中でポリエチレン製
のものはコストが安く経済的であるが。
反面、伸縮性に乏しいために手指へのフィツト感が悪く
手先の細かな動きが要求される精密作業には不向きであ
る上、更に肌触りの点でもソフト感に欠けるという間層
を有している。
また、ポリ塩化ビニル製の手袋は、柔軟性をよくするた
めに多量の可塑剤を添加しなければならず、この可塑剤
のブリード物が取り扱う製品に付着して様々なトラブル
を引き起こしているのが現状で、しかもその上耐寒性、
焼却性等にも大きな問題を抱えている。
また更に、ポリウレタン製の手袋は強度が強く耐賃撃性
に優れるものの、他の樹脂に比べてコストが高く使用範
囲が限定されるばかりか、柔軟性の点でも不十分である
ため、着用して手指を曲げたりするとフィルムが突っ張
って長時間にわたる作業では手指に疲労感が残るといっ
た問題も見られるなど、従来より既存の合成樹脂製手袋
はいずれも実用上一長一短があり、必ずしも満足できる
ものでなかったのである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは柔軟性と伸縮性に優れるためにフィツ
ト感が極めてよく、しかもソフトな肌触りで酊寒性、耐
薬品性等の耐久性に優れた作業用手袋を経済的有利に提
供する点にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、作業用手袋に適したフィルムをその素材
面から鋭意検討の結果、特定の熱可塑性ポリオレフィン
系エラストマーと芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロ
ック共重合体とのポリマーアロイによるフィルムが、極
めて柔軟で伸縮性に富み、ソフトな肌触りが得られる点
に着目し、かかるフィルムを用いて作製した作業用手袋
であれば前記した従来の合成樹脂製手袋にみられたよう
なフィツト感、可塑剤のブリードアウト等に関する諸問
題を一挙に解決し得ることを見い出し、本発明に到達し
たものである。
即ち、本発明は熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー
20乃至70重量%と、芳香族ビニル化合物の含量が1
0乃至60重量%の芳香族ビニル化合物−共役ジエンブ
ロック共重合体80乃至30重量%からなる厚さ1o乃
至80μの伸縮性を有する2枚のフィルムを手袋形状に
1!断及び溶着してなる作業用手袋に係わるものである
以下、本発明の作業用手袋について図面に基づきその構
成と作用効果を詳しく説明する。
1i1図は本発明の作業用手袋の一例を示す平面図であ
り、図中の符号1及び2は熱可塑性ポリオレフィン系エ
ラストマーと芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック
共重合体とのポリマーアロイによるフィルム、3は手袋
の周縁溶着部、4は手首開口部をそれぞれ示している。
  また第2図は111図のI−I緑に沿う拡大断面図
である。
本発明で用いる熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー
とは、ポリオレフィン系樹脂とエチレン・、α−オレフ
ィン系共重合体ゴムを必須成分とし、かつその少なくと
も一方が部分的に架橋されて成るものである。
かかる熱可塑性ポリオレフィン系エラストマーの代表的
なものとしては、 (A)ポリオレフィン系樹脂5乃至40tt%(B)エ
チレン・α−オレフィン系共重合体ゴム60乃至95重
量% (C)(A)+ (B)からなる樹脂100重量部に対
して軟化剤40乃至150重量部からなる混合物を、架
橋剤の存在下で動的に熱処理して得られる部分架橋型エ
ラストマーが挙げられる。
ここでポリオレフィン系樹脂(A)としては、エチレン
、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1,4−メチル
−ペンテン−1などから選ばれるα−オレフィンの単独
又は共重合体、あるいは該α−オレフィンと15モル%
以下の他の重合性単量体との共重合体、例えばエチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体
等が例示される。
また、本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン系
共重合体ゴム(B)とは、エチレンとプロピレン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンなどのα−オレフ
ィンとのランダム共重合体であって、1,4−へキサジ
エン、ジシクロペンタジェン、シクロオクタジエン、5
−エチリデン−2−ノルボルネン等のポリエン成分を共
重合させたランダム共重合体でもよい。尚、これらエチ
レン・α−オレフィン系共重合体ゴムは、エチレン含量
60乃至90重量%のものがフィルム成形性及び得られ
るフィルムの柔軟性等の点で好ましい。
かかるポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系共重合体ゴムの配合割合は、前者のポリオレフィン
系樹脂5乃至40重量%に対して、エチレン・α−オレ
フィン系共重合体ゴム60乃至95重量%が好ましく、
ポリオレフィン系樹脂が5重量%未満、すなわちエチレ
ン・α−オレフィン系共重合体ゴムが95重量%より多
くなるとドローダウン性が低下してフィルムの安定成形
が困難になるばかりかゴム臭がひどくなるという問題が
生ずる一方、ポリオレフィン系樹脂が40重量%より多
い場合は柔軟性と伸縮性が共に低下してソフトで肌触り
の良好なものが得られにくくなる。
本発明で用いられる熱可塑性ポリオレフィン系エラスト
マーは、前記ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オ
レフィン系共重合体ゴムに更に軟化剤(C)を加えたも
のが好ましく、ここで言う軟化剤とは、ゴムの軟化、加
工性等の向上のために使用されるプロセスオイル又はエ
クステンダーオイルと呼ばれる鉱物油のうち、芳香族炭
化水素が30%以下のパラフィン系又はナフテン系炭化
水素油である。
軟化剤の配合割合は、前記ポリオレフィン系樹脂とエチ
レン・α−オレフィン系共重合体ゴムからなる樹脂10
0tffi部に対して4o乃至150重量部配合したも
のが好ましく、軟化剤の配合割合が40重量部未満の場
合はソフトな肌触りが得られにくくなる一方、150重
量部より多くなると樹脂中に包含しきれなくなった軟化
剤がブリードアウトしてブロンキングなどの問題を引起
し易くなる。
本発明の作業用手袋を構成するフィルムは、かかる熱可
塑性ポリオレフィン系エラストマー20乃至70重量%
に対して、芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共
重合体80乃至30重量%、好ましくは熱可塑性ポリオ
レフィン系エラストマー30乃至60重量%に芳香族ビ
ニル化合物−共役ジエンブロック共重合体を70乃至4
0重量%添加した組成物からなるものであり、該組成物
100重量%中熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー
の量が20重量%未満の場合は耐薬品性や耐熱性等の耐
久性が低下するほか、滑り性が悪く手袋の着脱が困難に
なる上、ソフトな肌触りが得られず作業用手袋としての
風合いが悪くなる。また、熱可塑性ポリオレフィン系エ
ラストマーの量が70重量%より多いと伸縮性の低下に
加えて得られるフィルムの地合が悪く、この場合もソフ
トな肌触りが得られない。
本発明において芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロッ
ク共重合体としては、少なくとも1つの芳香族ビニル化
合物の重合体ブロックと、少なくとも1つの共役ジエン
化合物の重合体ブロックを含むものであり、その構造は
(A−B)n型、(A−B)n−A型、 (A−B)n
−C型等のいずれでもよく、 (式中人は芳香族ビニル
化合物の重合体ブロック、Bは共役ジエン化合物の重合
体ブロック、Cはカップリング剤残基、nは1以上の整
数を示す)またこれらは直鎖型でもラジアル型であって
もよい。
ここで、芳香族ビニル化合物としてはスチレン、α−メ
チルスチレン、0−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン等が使用できるが、これらの中
では特にスチレンが好ましく。
また共役ジエンとしては1,3−ブタジェン、イソプレ
ン等が用いられ、中でも1,3−ブタジェンが好適であ
る。
尚、本発明で使用する上記芳香族ビニル化合物−共役ジ
エンブロック共重合体は、経済的優位性からyK別とし
て共役ジエン部分が水素添加されていないものを用いる
のであるが、経済性を損なわない範囲であれば一部水素
添加したものを併用してもよく、また他の共重合可能な
化合物を少量共重合したブロック共重合体を使用するこ
とも可能である。
また、かかる芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック
共重合体中の芳香族ビニル化合物の含量は10乃至60
を量%、好ましくは15乃至50重量%であり、芳香族
ビニル化合物の含量が10重量%未満の場合はフィルム
強度が低下するばかりか、得られる手袋の滑り性が悪く
なって手袋の着脱時に破れやすくなる。また、芳香族ビ
ニル化合物の含量が601i量%より多い場合は、伸縮
性が損なわれてフィツト感に優れた手袋が得られない。
本発明の作業用手袋を構成するフィルムは、厚さが10
乃至80μ、好ましくは20乃至60μのものである。
即ち、本発明の作業用手袋は単なる手指の保護具として
のはたらきだけでなく、むしろソフトな肌触りと手指へ
の優れたフィツト感などといった機能性を重視した点に
特徴を有するものであるため、フィルム厚さに係る要件
は前記した熱可塑性ポリオレフィン系エラストマーと芳
香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合体との特
定のポリマーアロイによるフィルムを手袋素材とする点
と併せて必要不可欠のものである。具体的にフィルム厚
さが10μ未満の場合は柔軟性が良すぎるために手袋の
着脱時に手指がフィルムにひっかかって破れやすくなる
一方、フィルム厚さが80μより厚くなるとフィツト感
が悪化する上、手指の動きに対する拘束力が強くなって
長時間にわたる作業では手指の疲労が増大するという問
題が生ずるのである。
また1本発明の作業用手袋を構成するフィルムには石油
系あるいはアマイド系等のワックス及びシリカ、炭酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム等の無機フィラーなどから
選ば九る少なくとも一種の滑材を添加することによって
、該フィルムの滑り性を調整し、手袋の着脱性を向上さ
せることができるほか、着色剤、帯電防止剤、耐候剤、
抗菌剤等の添加剤あるいはポリオレフィン系、ポリ塩化
ビニル系、ポリウレタン系等の樹脂又はエラストマーを
本発明の目的を損なわない範囲内で適宜配合してもよい
尚、本発明において伸縮性のフィルムを製造する方法と
しては、前記した熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーと芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合体
を特定の配合割合で混練した後、Tダイ叉はインフレー
ション等の成型機で厚さが10乃至80μになるようフ
ィルム成型する方法が一般的である。また本発明の作業
用手袋は、かかるフィルムを2枚重ねて手袋形状に裁断
及び溶着して得られるもので、その際の!!断と溶着は
カッター等で裁断した後、ヒートバー 高周波、超音波
等の加熱手段で溶着してもよいが、溶新シール等の方法
で裁断と溶着を同時に行う方がより能率的である。
また、本発明において手袋の形状は、柔軟にして伸縮性
に優tたフィルムを素材とする関係上、手指のサイズよ
り少し小さ目にした方がフィツト性に優れ良好であるが
、特に限定するものでなく、通常の規格化された形状で
もさしつかえない。
(実施例) 以下、本発明の作業用手袋を更に理解しやすくするため
に実施例により詳しく説明するが、本発明はこれら実施
例に限定されるものでない。尚、本発明の作業用手袋に
ついて行った物性の測定法及び評価方法は次の如くであ
る。
(1)100%モジュラス応力(単位:g/am)JI
SK6301に規定する方法で引張試験を行い、100
%伸張時の応力を測定した。尚、この100%モジュラ
ス応力はフィルムの柔軟性の指標となるもので、応力が
小さいほど手指の動きを拘束する力が弱く作業用手袋と
して好ましい。
(2)永久伸び(単位;%) フィルムの伸縮性の指標となるもので、JISK630
1に規定する方法により短冊状のフィルムを100%伸
張状態で1分間保持し、伸びを解放後3分間経過した時
の試験片の長さ(L)を測定した。永久伸びは次式によ
り計算した。
L−試験片の元の長さ 永久伸び(%)= ×100 試験片の元の長さ (3)手装着説性 手袋の着脱がスムーズに行えたものを(0)、フィルム
の滑り性が悪いかあるいは柔軟性が良すぎるために手指
にひっかかって着脱が困難なものを(X)とした。
(4)フィツト性 手袋を着用した時のフィツト感を評価したもので、肌触
りがソフトでしかも優れた伸縮性のために手指の形状に
よくフィツトしたものを(良好)、そうでないものを(
不良)とした。
(5)総合評価 100%モジュラス応力、永久伸び、手装着説性、フィ
ツト性等の副室結果をもとに作業用手袋としての良否を
総合的に評価したもので、良好なものを(○)、不良の
ものを(×)とした。
実施例1〜4、比較例1〜2 下記に示す熱可塑性ポリオレフィン系エラストマーより
なるペレットと芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロッ
ク共重合体よりなるペレットを種々の配合割合でトライ
ブレンドした後、該ブレンド組成物をインフレーション
押出成形機に供給してそれぞれ樹脂温度170乃至19
0℃、押呂量9.1kg/hr、  ブローアツプ比2
.4.引取速度的5 m/ m i nの各条件で厚さ
が40μになるようフィルム成形を行った。
(熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー)アイソタク
チックポリプロピレン25重量%とエチレン含量70重
量%のエチレン−プロピレン−ジシクロペンタジェン三
元共重合体ゴム75重量%からなる樹脂100重量部に
軟化剤としてパラフィン系プロセスオイルを80重量部
添加混練してなる、メルトインデックス2.9g/10
分の熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(芳香族ビ
ニル化合物−共役ジエンブロック共重合体) スチレンと1,3−ブタジェンを40対60の重量比で
共重合させた重量平均分子量的200000、メルトイ
ンデックス24.5g/10分の芳香族ビニル化合物−
共役ジエンブロック共重合体。
引続き得られたフィルムを各々2枚づつ重ね合わせ、手
袋形状に!!新及び溶着することによって作業用手袋を
作製した。これらの手袋の着脱性及びフィツト性と、該
手袋に使用したフィルムの100%モジュラス応力と永
久伸びを第1表に示した。
尚、第1表には参考のために市販のポリエチレン製、ポ
リ塩化ビニル製及びポリウレタン製の手袋についても同
様の測定を行い、その結果を記載した。
I[1表 (注)1.記号の説明 TPO:熱可塑性ポリオレフィン系エ ラストマー SBS:芳香族ビニル化 合物−共役ジエンブロック共重合体。
PE:ポリエチレン、pvc:ポリ塩 化ビニル、TPU:熱可塑性ポリウレ タンエラストマー 2、TPU製手袋については、着脱性、フィツト性は良
好であるが、100% モジュラス応力の値から柔軟性に難が あり、また経済性等の理由も加味して 総合評価を(×)とした。
実施例5〜7、比較例3〜4 芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合体中の
スチレンとブタジェンの共重合比率を種々変える以外は
実施例3と同様の方法によって、厚さ50μのフィルム
を成形した。
次に、得られたフィルムを各々2枚づつ重ね合わせ手袋
形状に溶断シールすることによって作業用手袋を作製し
た。これら手袋の着脱性及びフィツト性と、該手袋に用
いたフィルムの100%モジュラス応力並びに永久伸び
を12表に示した。
第2表 第3表 実施例8〜11、比較例5〜6 インフレーシヨン押呂成形時のブローアツプ比を2.0
乃至3.2、引取速度を3乃至8 m / minの範
囲で変える以外は実施例3と同様の方法によって8μか
ら90μの厚さの種々異なるフィルムを成形した。
引続き、これらフィルムを各々2枚づつ重ね合わせ手袋
形状に溶断シールすることによって作業用手袋を作製し
た。得られた手袋の着脱性及びフィツト性と、該手袋に
用いたフィルムの100%モジュラス応力及び永久伸び
を第3表に示した。
(以下余白) これら各実施例及び比較例に関するデータから、熱可塑
性ポリオレフィン系エラストマーと芳香族ビニル化合物
−共役ジエンブロック共重合体の配合割合、及び該芳香
族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重合体中の芳香
族ビニル化合物の含量と更にフィルム厚さ等が本発明の
範囲にあるものは、いずれもソフトな肌触りで、着脱性
とフィツト性に優れ作業用手袋として極めて好適である
ことが確認された。
(発明の効果) 以上の如く本発明の作業用手袋は、特定の熱可塑性ポリ
オレフィン系エラストマーと芳香族ビニル化合物−共役
ジエンブロック共重合体とのポリマーアロイによって得
ら九る柔軟性、伸縮性、耐久性、経済性等に優れたフィ
ルムで構成したものであるので、従来のポリエチレンや
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製手袋には見られなかった
ソフトな肌触りと優れたフィツト感が得られるほか、可
塑剤等のブリードの問題もないといった数多くの特徴を
有するものである。
また、かかる本発明の作業用手袋は、柔軟性と伸縮性に
優れるために手指の動きに対する拘束力が/lXさく、
長時間にわたる作業でも疲労感が残らないという利点に
加えフィツト性にも優れることから手先の細かな動きが
要求さ九る各種食品製造工場、IC生産工場、精密機器
製造工場などでの作業用手袋あるいは医!I1.現場で
の手術用手袋などにとりわけ好適で、作業能率の向上に
も大きく寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第15図は本発明に係わる作業用手袋の一例を示す平面
図、第2図は第1図のI−I線に沿う拡大断面図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー20乃至7
    0重量%と、芳香族ビニル化合物の含量が10乃至60
    重量%の芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重
    合体80乃至30重量%からなる厚さ10乃至80μの
    伸縮性を有する2枚のフィルムを手袋形状に裁断及び溶
    着してなる作業用手袋。 2、請求項1記載の熱可塑性ポリオレフィン系エラスト
    マーが、ポリオレフィン系樹脂5乃至40重量%とエチ
    レン・α−オレフィン系共重合体ゴム95乃至60重量
    %とからなる樹脂100重量部に対して、軟化剤を40
    乃至150重量部配合したものである作業用手袋。
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