JPH03268680A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像を符号化してメモリに蓄積するファクシ
ミリ装置に関する。

［従来の技術］ 従来より、原稿から読取った画像を符号化して一旦メモ
リに蓄積した後、送信を行なうファクシミリ装置が知ら
れている。

また、このようなファクシミリ装置における画像の符号
化方式としては、相手ファクシミリ装置が対応できる方
式を選択するために複数の方式を有するのが一般的とな
っている。

ところで、近年のファクシミリ装置においては、白黒２
階調の画像だけでなく、中間調の画像を送信できるもの
が提供されている。

一方、画像の符号化方式は、専ら文字原稿を送信する処
理に重点が置かれている。したがって、上述のように複
数種類の符号化方式を有するファクシミリ装置において
も、原則として白黒２階調画像に最も有利な方式を選択
するようになっており、中間調画像を読取って送信する
場合にも、文字原稿を送信する場合と同様の符号化方式
により符号化していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来技術のように、２階調画像に有
利な符号化方式により中間調画像の複雑なパターンを符
号化すると、かえって情報量が多くなり、メモリの使用
効率が低下するという不都合が生じる。

本発明は、文字原稿と中間調画像原稿の双方に対し、最
も適した方法で画像データの蓄積を行なうことができ、
メモリの使用効率を向上できるファクシミリ装置を提供
することを目的とする。

［課題を解決する手段］ 本発明は１画像蓄積用のメモリと、このメモリに蓄積す
る画像を符号化する符号化手段とを備え、上記符号化手
段は、蓄積する画像の階調数に応じて符号化を行なうこ
とを特徴とする。

［作用］ 本発明は、蓄積する画像の階調数に応じて符号化するこ
とにより、２階調画像データと多階調画像データとの双
方について、それぞれに適した状態でメモリに蓄積を行
なうことができる０例えば、２階調画像データについて
は、ＭＲやＭＭＲ等の方式により高圧縮率の符号化を行
ない、多階調画像データについては、ＭＨ等の方式によ
り符号化を行なうか、あるいは符号化を行なわないこと
により、実質的にメモリの使用効率を向上することがで
きる。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例によるファクシミリ装置の
要部を示すブロック図である。

このファクシミリ装置は、キー人力部ｌと、制御部２と
、読取部３と、符号化部４と、画像メモリ５とを有して
いる。

キー人力部ｌは、オペレータが各種入力を行なうための
多数のキー並びに表示部を有するものであるが、特にこ
の実施例では、読取部３で読取る原稿が文字原稿（２値
画像）か中間調画像原稿（多値画像）かによって選択さ
れる読取モードの選択キーを有し、さらに、原稿の読取
り開始を指示するキー（すなわち送信キーやコピーキー
等）を有している。

制御部２は、内部にＣＰＵ、ＲＯＭおよびＲＡＭ等を有
し、本装置全体の制御を行なうものである。

読取部３は、ＣＣＤ等よりなり、原稿の読取を行なうも
のであるが、上記読取モードに応じて２値画像の読取モ
ードと多値画像の読取モードとに選択され、それぞれに
応じた読み取りを行なう。

符号化部４は、読取部３で読み取った画像データを画像
メモリ５に蓄積する際、画像データの圧縮を行なうもの
であるが、この実施例では、上述した読取モードに対応
して、ＭＨ（モディファイド・ハフマン）方式による符
号化と、ＭＭＲ（モディファイド・モディファイド・リ
ード）方式による符号化とを選択して符号化するもので
ある。

すなわち、上述した２値画像の読取モードにおいては、
２値画像に対して高い圧縮率を得ることができるＭＭＲ
方式を選択して符号化を行ない、反対に多値画像の読取
モードにおいては、単純なＭＨ方式を選択して符号化を
行なう。

なお、２値画像データの送信時に、相手ファクシミリ装
置との関係で、符号化方式がＭＨ方式に制約される場合
には、ＭＭＲ方式で蓄積したデータをＭＨ方式に直して
送信を行なう。

画像メモリ５は、上述のように符号化部４にて符号化さ
れた画像データを蓄積する。

また、このファクシミリ装置には、上記構成以外にも、
相手ファクシミリ装置との通信動作を制御する通信制御
部や、受信画像の復号を行なう復号化部等が設けられて
いるが、これらは本発明と直接関係しないので省略する
。

第２図は、このようなファクシミリ装置のメモリ蓄積動
作を示すフローチャートである。

まず、上記キー人力部１から読取モードを選択して、蓄
積開始を指示すると（Ｓｌ）、読取部３が原稿の存在を
確認して読取りを開始する（Ｓ２）、制御部２は、読取
部３におけるｌライフ分の画像データを符号化部４に送
る（Ｓ３）。

符号化部４では、読取モードが１２値画像であれば（Ｓ
４）、その画像データをＭＭＲ方式で符号化しくＳ５）
、多値画像であれば、ＭＨ方式で符号化する（Ｓ６）、
そして、この符号化後、符号化データを画像メモリ５に
蓄積する（Ｓ７）。

以上の動作を繰り返し、読取部３における全てのライン
が終了すると（Ｓ８）、この蓄積処理を終了する。

このようにして、中間調画像については、ＭＨ方式で符
号化することにより、これをＭＭＲＭＨ方式号化した場
合に比べて実質的にデータ量を低減でき、画像メモリ５
の使用効率を向上することができる。

なお、上記実施例では、中間調画像についてＭＨ方式で
符号化したが、中間調画像の場合は、符号化を行なわず
、読取部３からの生のデータをそのまま蓄積するように
してもよい。

また、符号化方式は、他の組合わせであってもよい。

［発明の効果ゴ 以上説明したように、本発明によれば、蓄積する画像の
階調数に応じて符号化することにより、２階調画像デー
タと多階調画像データとの双方について、それぞれに適
した状態でメモリに蓄積を行なうことができ、メモリの
使用効率を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるファクシミリ装置の
要部を示すブロック図である。 第２図は、同実施例によるファクシミリ装置のメモリ蓄
積動作を示すフローチャートである。 ｌ・・・キー人力部、 ２・・・制御部、 ３・・・読取部、 ４・・・符号化部、 ５・・・画像メモリ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 画像蓄積用のメモリと、このメモリに蓄積する画像を符
   号化する符号化手段とを備え、 上記符号化手段は、蓄積する画像の階調数に応じて符号
   化を行なうことを特徴とするファクシミリ装置。