JPH03268599A

JPH03268599A - 音響装置

Info

Publication number: JPH03268599A
Application number: JP2067930A
Authority: JP
Inventors: Teizou Ichiba; 市場　鼎三
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-03-16
Filing date: 1990-03-16
Publication date: 1991-11-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、テレビジョン受像機、ラジオ受信機、カラ
オケ装置等の音響装置に関し、特にスピーカの再生音を
適切に残響させることができるようにした音響装置に関
する。

（従来の技術）最近、カラオケハウスやスナック等において、カラオケ
装置を用いて歌を歌うことがブームになっている。

かかるカラオケ装置では、従来より、初めて歌う人や歌
の上手くない人が歌っても、上手く聞こえて快く歌える
ように、エコー装置を設けてスピーカの再生音を残響さ
せるようにしている。

（発明が解決しようとする課題）しかるに、従来のこの種のカラオケ装置では、音信号を
波形処理してスピーカの再生音を残響させるようにして
いるので、大きな歌声等、高レベルの音信号を再生する
場合に、音信号の波形が潰れ、いわゆるエコーの効きす
ぎ状態になってスピーカから明瞭な音が再生されず、わ
れた音になり、これを解消するためにはエコー装置をこ
まめに調整する必要があるという問題があった。

この発明は、かかる問題点に鑑み、こまめに調整を行う
ことなく、適切でかつ快い残響効果を発揮させることの
できる音響装置を提供することを課題とする。

（課題を解決するための手段）そこで本願の第１の発明に係る音響装置は、［音信号を
出力する音信号源と、音信号を入力として音を再生する第１、第２のスピーカ
と、第１スピーカからの再生音を第２スピーカからの再生音
に対して遅延させる遅延回路と、遅延回路の遅延時間を
設定するだめの設定手段とから構成するようにした」こ
とを要旨とするものである。

ここで本発明の音響装置はカラオケ装置に適用すればそ
の効果が大きいが、勿論、テレビジョン受像機、ラジオ
受信機、その他の音響装置にも適用でき、その場合には
スピーカの再生音を残響させて臨場感をより一層出すこ
とができ、テレビジョン受像機やラジオ受信機等の商品
性を大きく向上できる。

また、音の再生はモノラル方式であってもよく、又ステ
レオ方式であってもよく、ステレオ方式の場合には左側
及び右側の音信号を再生する際に各々本発明の音響装置
を設けるのが望ましい。

また、スピーカは少なくとも２つ設ければよく、例えば
３つ以上設ける場合には順次再生音を遅らせるようにす
ればよい。

また、本願の第２の発明に係る音響装置は、［音信号を
出力する音信号源と、異なる場所に設置され、音信号を入力として音を再生す
る第１、第２のスピーカと、音信号源に対して第１、第２のスピーカを切替え接続す
る切替え手段と、切替え手段を連続的に切替え作動させる駆動手段と、切替え手段の切替え作動時間を設定する設定手段とから
構成するようにした」ことを要旨とするものである。

ここでスピーカは音を順次再生できるように３つ以上設
けるのが望ましく、その場合には駆動手段を例えばモー
タで構成して切替え手段を順次連続的に切替え作動させ
るのがよい。

（作用）本願の第１の発明においては、音信号源から音信号が出
力されると、この音信号はそのまま第１スピーカに入力
されるとともに、遅延回路で設定時間遅延されて第２ス
ピーカに入力され、第１スピーカからの再生音と第２ス
ピーカからの再生音との間に時間遅れが生じることによ
って再生音が残響され、こうして機構的な方法で残響効
果が発揮される結果、高レベルの音信号に対しても残響
によって信号波形が潰れることがなく、明瞭な音が再生
されるものである。

また、本願の第２の発明においては、駆動手段が作動さ
れると、切替え手段によって第１、第２のスピーカの一
方が選択されるとともに、設定手段で設定された時間が
経過すると他方のスピーカが選択され、こうしてスピー
カの一つが連続的に交互に選択され、音信号源から音信
号が出力されると、該音信号は選択されたスピーカで音
に再生され、設定時間毎に異なる場所から、即ち再生音
がグルグル回っているように聞こえることによって再生
音が残響され、こうして機構的な方法で残響効果が発揮
される結果、高レベルの音信号に対しても残響によって
信号波形が潰れることがなく、明瞭な音が再生されるも
のである。

（実施例）以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明
する。

第１回及び第２図は本願の第１の発明の一実施例による
音響装置を示し、これはカラオケ装置に適用した例であ
る。第１図において、カラオケ装置１はＣＲＴ装置２、
カラオケディスク再生装置３及び左右の第１、第２、第
３スピーカ４０〜４５から構成され、カラオケディスク
再生装置３にはカラオケディスク５のセット部６が設け
られるとともに、左右の再生音調整用のツマミ７０．７
１、残＠調整用のツマミ８及びマイク接続コネクタ９が
設けられ、コネクタ９にはマイクロフォン１０が接続さ
れている。また、第１〜第３スピーカ４０〜４５にはカ
ラオケディスク再生装置３から延びる信号ケーブル１１
が接続されている。

また、第２図において、２０は音信号及びビデオ信号が
記録されたカラオケディスク５から音信号を再生する音
信号再生回路、２１は再生された音信号とマイクロフォ
ン１０からの音信号とを混合する混合回路、２２は再生
音調整用ツマミ７０．７１によって増幅率が設定可能に
設けられ、混合された音信号を増幅する増幅回路であり
、このようにして音信号を出力する音信号源２３が構成
されている。

また、２４．２５は残ｇ調整用ツマミ８によって遅延時
間が設定可能に設けられ、第１〜第３のスピーカ４０〜
４５の再生音に時間遅れを与える遅延回路、２６はカラ
オケディスク５からビデオ信号を再生するビデオ信号再
生回路である。

次に動作について説明する。

本カラオケ装置１を使用して歌を歌う場合、カラオケデ
ィスク５をカラオケディスク再生装置３のセット部６に
入れてセットし、再生装置３をスタートさせると、ディ
スク５のビデオ信号が再生回路２６で再生され、ＣＲＴ
装Ｎ２の画面には歌に応した絵が写し出される。また、
ディスク５の音信号は一再生回路２０で再生され、この
音信号は混合回路２１を経て増幅回路に入力され、増幅
回路でツマミ７０．７１によって設定された増幅率でも
って増幅されてスピーカ４０〜４５に入力され、スピー
カ４０〜４５からは歌の伴奏音が再生されるので、この
伴奏音に合わせてマイクロフォン１０を手にもって歌を
歌うと、歌声がマイクロフォン１０で音信号に変換され
、この音信号は混合回路２１で伴奏音の音信号と混合さ
れ、スピーカ４０〜４５からこの歌声が伴奏音とともに
再生される。

その際、増幅回路２２からの音信号は遅延回路２４．２
５でツマミ８によって設定された時間だけ遅延されて第
２、第３スピーカ４１．４４．４２．４５に入力され、
第２、第３スピーカ４１．４４．４２．４５で第１スピ
ーカ４０．４３の再生音よりも遅れて再生されるので、
左右の第１〜第３スピーカ４０〜４５を上手く配置し、
スピーカ４０〜４５の中央に立つようにすると、歌声と
伴奏音とが少しずつ遅れて自分の周りをぐるりと回り、
快い残響となる。

以上のような本実施例のカラオケ装置では、スピーカ４
０〜４５からの再生音を適宜遅延させるという機構的な
方法で再生音を残響させるようにしたので、−度、残９
調整用ツマミ８を調整しておけば、従来のエコー装置の
ように音信号レベルが大きい場合に再生音がつぶれると
いうことはなく、最適な残響とすることができ、カラオ
ケで快適に歌うことができる。

また、第３図は本願の第２の発明の一実施例による音響
装置を示す。図において、第１図及び第２図と同一符号
は同−又は相当部分を示し、１１０・−１１５は異なる
場所に設置され、音信号を入力として音を再生する左右
の第１〜第６のスピーカ（但し、左右の一方しか図示し
ていない〕、１２０は音信号源２３に対して第１〜第６
のスピーカ１１０〜１１５を切替え接続する切替え機構
で、該切替え機構１２０は回転可能な切片１２１と等間
隔で配設された６つのスピーカ側接点１２２とから構成
され、切片１２１は増幅回路２２の出力に電気的に接続
され、接点１２２は第１〜第６のスピーカ１１０〜１１
５に接続され、切片１２］が回転して接点１２２のいず
れかと常時接続されることによって音信号源２３と第１
〜第６のスピーカ１１０〜】１５とが切替え接続される
ようになっている。ここで各スピーカ側接点１２２は表
面に突起を設けて切片１２１との接続性を向上させるの
が望ましく、又切片１２１はスポンジやゴム等の弾性部
材でもって外側に押圧してスビ左側接点１２２との接続
性を高めるのがよい。

また、１３０は切替え機構１２０を連続的に切替え作動
させる駆動モータ、１３１は切替え機構１２９の切替え
作動時間を設定する設定ツマミである。

次に動作について説明する。

本装置が作動されると、駆動モータ１３０が切替え機構
１２０の切片１２１を回転させ、切片１２１は連続的に
接点１２２の一つと接続され、増幅回路２２の信号は第
１〜第６のいずれかのスピーカ１１０〜１１５に連続的
に入力されて再生され、これによって異なる場所から、
即ち再生音がグルグル回っているように聞こえることに
よって再生音が残響される。この時、設定ツマミ１３１
によって切片１２１の回転速度を設定することによって
、例えば３秒／回転の早回り、５秒／回転の中回り、８
秒／回転の遅回りと自由に選択でき、残響の程度を調整
できる。なお、その他の動作は第１実施例と同様である
ので、詳細な説明は省略する。

（発明の効果）以上のように、本発明に係る音響装置によれば、音信号
源からの音信号を第１スピーカに入力して再生する一方
、音信号を遅延回路で遅延し、あるいは切替え手段で切
替えて第２のスピーカに入力して再生し、第１スピーカ
からの再生音を第２スピーカからの再生音に対して遅延
させ、あるいは第１スピーカからの再生音と第２スピー
カからの再生音とを異なる場所から聞こえるようにした
ので、こまめな調整を行うことなく、適切で快い残響効
果を発揮させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による音＠装置を示す概略構
成図、第２図は上記音響装置の回路構成を示すブロック
図、第３図は本発明の他の実施例による音響装置の回路
構成を示すブロック図である。８−−−一残響調整用ツマミ（設定手段）、２３音信号
源、２４−ｍ−遅延回路、４０〜４５スピーカ、１１０
−１１５−−−スピーカ、１２０切替え機構、１３０設定ツマミ。駆動モータ、１３１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）音信号を出力する音信号源２３と、音信号を入力として音を再生する第１、第２のスピーカ
４０、４３、４１、４４と、第１スピーカ４０、４３からの再生音を第２スピーカ４
１、４４からの再生音に対して遅延させる遅延回路２４
と、遅延回路２４の遅延時間を設定するための設定手段８と
を備えたことを特徴とする音響装置。
（２）音信号を出力する音信号源２３と、異なる場所に設置され、音信号を入力として音を再生す
る第１、第２のスピーカ１１０〜１１５と、音信号源２３に対して第１、第２のスピーカ１１０〜１
１５を切替え接続する切替え手段１２０と、切替え手段１２０を連続的に切替え作動させる駆動手段
１３０と、切替え手段１２０の切替え作動時間を設定する設定手段
１３１とを備えたことを特徴とする音響装置。