JPH03268469A - 熱電対 - Google Patents

熱電対

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JPH03268469A
JPH03268469A JP2068777A JP6877790A JPH03268469A JP H03268469 A JPH03268469 A JP H03268469A JP 2068777 A JP2068777 A JP 2068777A JP 6877790 A JP6877790 A JP 6877790A JP H03268469 A JPH03268469 A JP H03268469A
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JP
Japan
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wire
thermocouple
wire rod
points
wiring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2068777A
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English (en)
Inventor
Masashi Komabayashi
正士 駒林
Kenichi Hijikata
土方 研一
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は網目状に配設した複数の測定点を有し、面内の
温度分布の測定に用いて好適な熱電対に関する。
〈従来の技術〉 体表面等の温度分布を測定といった面内の温度分布測定
には、一般に赤外線検出器を利用したサーモグラフィ装
置が用いられている。
しかしながら、撮影用カメラが必要となる等して装置が
大がかり且つ高価なものとなっていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 サーモグラフィ装置に代えて、第8図に示すように、多
数の熱電対11を基板12の面内に網目状に配設し、こ
れを被測定物に接触させて面内の温度分布を測定するよ
うにすれば、簡便に測定を行うことができる。
しかしながら、単に多数の熱電対11を配設するだけて
は、各々の熱電対11から端子11a、11bを引き出
し、各々の端子に対して測定用の計器11cを接続しな
ければならない。このため、構造が複雑となって、装置
の組立が困難となるばかりか、測定作業も極めて煩雑と
なるという問題があった。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、構造簡
単にして取り扱いが容易である面内測定用の熱電対を提
供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る熱電対は、熱電対を構成する第1の物質か
ら成る複数の第り線材と第2の物質から成る1本の第2
線材とを櫛形に配設した絶縁基板を、第1線材と第2線
材との交点が基板間で互いにずれるように複数枚重ね合
わせ、測定点となる第1線材と第2線材との交点を網目
状に復数配したことを特徴とする。
また、上記の発明において、第1線材と第2線材とをp
型FeSi2、n型FeSi2の薄膜から形成したこと
を特徴とする。
また、上記の発明において、第1線材と第2線材とを、
Bi、Te、Sb、Pbの単体あるいは化合物の内から
選択して形成したことを特徴とする。
また、上記の発明において、絶縁基板を可接性を有する
ものとしたことを特徴とする。
〈作用〉 櫛形に配設した複数の第1線材と1本の第2線材との各
交点が測定点となり、これら測定点からの計測は第1線
材から各々引き出した端子と第2線材から引き出した1
本の端子から行う。すなわち、各測定点て第2線材側の
端子を共用する。
また、上記の発明において、第1線材と第2線材とをp
型FeSi2、n型FeSi2の薄膜から形成し、ある
いは、Bi、Te、Sb、Pbの単体若しくは化合物の
内から選択して形成し、感度及び応答性の高い計測を実
現する。
また、上記の発明において、絶縁基板を可接性を有する
ものとし、曲面内の温度分布測定を容易とする。
〈実施例〉 本発明に係る熱電対を実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、本発明の一実施例に係
る熱電対は、複数の第1線材と1本の第2線材とを櫛形
に配設した絶縁基板を複数枚重ねた積層構造となってい
る。すなわち、絶縁基板3上に熱電対を構成する第1の
物質から成る複数の第1線材1と第2の物質から成る1
本の第2線材2とを櫛形に配設し、この絶縁基板3を第
1線材1と第2線材2との交点4が基板間で互いにずれ
るように複数枚重ね合わせ、第1線材と第2線材との交
点4を網目状に復数配した構造となっている。従って、
網目状に配設された第1線材と第2線材との交点4が熱
電対としての測定点となっており、この測定点4が加熱
されることにより当該交点4て交わっている第1線材1
と第2線材2とに熱起電力が発生する。
そして、各基板3において、第1線材1の交点4から遠
い側の端部を一方の電極B、  C,D。
・・ BZC′、Dt、  ・・・、・・とじ、第2線
材2の交点4から遠い側の端部を他方の電極A。
A’ 、・・・とじである。従って、これら電極から各
熱電対の起電力を測定することができる。
次に、本実施例の熱電対について、製法及び更に詳しい
構造を第3図〜第5図を参照して説明する。
まず、第3図゛に示すように、絶縁基板3上に熱電対を
成す第1の物質から成る第1線材1を複数本間隔を隔て
て平行に配設し、更に、第2の物質から成る1本の第2
線材2を第1の線材1の一端に交差させて設け、これら
線材を全体として櫛形に配設する。熱電対を構成する物
質としては、例えば、p型FeSi2とn型FeSi2
との緒合せ、あるいは、B1、Te、SbS Pbの単
体若しくは化合物の内から選択した組合せ等を用いる。
また、線材を薄膜で形成する場合にはスパッタリング、
真空蒸着等を用い、厚膜で形成する場合にはスクリーン
印刷等を用いる。
次いて、第4図に示すように、第1線材1と第2線材2
の電極となる端部な除いて、絶縁基板3上に2N目の絶
縁基板となる絶縁膜3′を形成する。絶縁膜3′はSi
3N4.5i02等を用いて成膜するが、十分な絶縁性
を有すればその材料に特に限定はない。
次いて、絶縁膜3′上に上記と同様にして第1線材1と
第2線材2とを櫛形に配設する。ここて、この第2線材
2は前記第1層目の第2線材2に対して平行な方向へず
れて配設され、第2層目となるこれら線材1.2の交点
4は第1層目の線材の交点4とずれている。ここで、第
1線材1も前記第1層目の第1線材1に対して平行な方
向へ線材の幅程度ずれて配設され、電極部が各層間で横
方向にずれるようにしてリード線の接続の便宜を図フて
いる。尚、リード線の接続が可能であれば各層間で第1
線材をずらせる必要はなく、第7図に示すように、各層
の第1線材1が絶縁基板3を挟んで重なるようにしても
よい。
次いで、これら線材の電極となる端部を除いてこの上に
第3N目の絶縁基板となる絶縁膜を上記と同様にして形
成し、更に、第3N目の第1線材と第2線材とをその交
点が第2層目の線材の交点4とずれるように櫛形に配設
する。そして、上記のような工程を繰り返し行って幾層
も重ね、平面視した状態で線材の交点が網目状に配設さ
れた積層構造とする。
次いで、第1線材1と第2線材2とを結晶化させるため
にアニールを行い、網目状熱電対を完成させる。例えば
、線材をFeSi2で形成し・た場合には、600℃で
30分間のアニールを行う。
このようにして得られた網目状熱電対に対し、各々の線
材の電極部にリード線5をハンダ付けする(第5図参照
)。そして、これらリート線を電圧測定器に接続し、そ
の測定値をインターフェイスを介してコンピュータに入
力すれば、面内の温度分布を画像として捉えることがで
きる。
すなわち、説明を明確化するため簡単な構造の網目状熱
電対を示している第6図において、測定器6て、AB間
の起電力を測定すると交点(測定点)aの温度が判り、
AC間の起電力を測定すると交点すの温度が判り、A’
B’間の起電力を測定すると交点a′の温度が判り、A
’C’間の起電力を測定すると交点b′の温度が判る。
そして、この操作を短時間で行うことにより温度分布を
画像化して捉えることができる。尚、第6図において、
各櫛形の線材は符号にダッシュ(′)を付すか否かで区
別し、また、図中で線材が重なる部分*は線材間で互い
に導通がないものとする。
次に、本発明を適用して作製した熱電対の具体例を説明
する。
〈具体例1 〉 縦X横が300mmX 200mm、厚さ2mmのガラ
ス基板(絶縁基板)上にスパッタリング法により幅1m
m、長さ180mmのF e 0.90M n 0.1
0S i 2薄膜(第1線材)を10mm間隔て互いに
平行に20本成膜した。このスパッタリング条件は、A
r圧3X 10−3T o r r、電圧DCIKVで
あり、膜厚を3μmであった。そして、上記薄膜列と直
角に幅1mm、 長さ260mmのF e 0.97C
o O,035i 2薄膜(第2線材)を同様なスパッ
タリングにより成膜して第1N目の櫛形線材を形成した
次いて、各線材の電極部を除いてガラス基板上にSi3
N4薄膜(第2N目の絶縁基板)を成膜した。そして、
この5i3N4i膜上において第1N目の第1線材に対
して0. 5mmの間隔を隔てた位置に、上記と同様な
スパッタリング法により幅1mm、長さ174mmのF
 e 0.90M n 0.10S i 2薄膜(第1
線材)を10mm間隔で互いに平行に20本成膜した。
そして、第1N目の第2線材に対して10mmずらした
位置に、上記薄膜列と直角に幅1mm。
長さ260mmのF eo、97c oO,03s i
 2Wj膜(第2線材)を同様なスパッタリングにより
成膜して第2N目の櫛形線材を形成した。
このように下層の線材に対してずらしながら櫛形線材を
積層するという工程を更に14回繰り返して行い、線材
の交点(測定点)が10mm角の網目状に分布した構造
とした。そして、上記のようにして形成したFeSi2
系薄膜からなる線材はこのままではアモルファスであり
、熱起電力も数10μV/degと低いものであるので
、成膜後にAr中において600°Cて30分間アニー
ルすることにより結晶化させて、熱起電力を数100μ
V/degに向上させた。
次いて、各線材の電極部に超音波ハンダごてを用いてイ
ンジウムハンダでリード線を接続し、起電力測定器、更
にはインターフェイスを介してパーソナルコンピュータ
を接続した。
上記のようにして製作した熱電対で、室温(25℃)下
において測定点の配設部分を指で触ったところ、触った
部分の熱電対から1mV程度の出力が得られ、面内温度
分布の計測が十分に可能なことを確認した。
〈具体例2〉 厚さ50μmのプラスチックフィルム(可撓性を有する
絶縁基板)上に蒸着法によって幅0. 2mm。
長さ180mmのBii膜(第1線材)を10mm間隔
て互いに平行に20本成膜した。そして、上記薄膜列と
直角に幅0. 2mm、長さ260 mmのsb薄M(
第2線材)を蒸着法により成膜してプラスチックフィル
ム上に櫛形線材を形成した。
上記のように櫛形線材を形成したプラスチックフィルム
を複数枚用意し、上記した具体例1と同じように、線材
の交点(測定点)が10mm角の網目状に分布した構造
となるように下層の線材に対してずらしながらプラスチ
ックフィルムをずらしながら重ね合わせて貼着した。尚
、フィルムを重ね合わせる際、上層のフィルムによって
下層側の線材の電極部が隠れてしまわないように、フィ
ルムには下層側の電極部に対応した位置に予め孔を形成
しておいた。
このようにして製作した網目状熱電対に、上記具体例1
と同様にして測定器、パーソナルコンピュータを接続し
、室温(25℃)下において測定点の配役部分を指て触
ったところ、触った部分の熱電対から0.5mV程度の
出力が得られ、面内温度分布の計測が十分に可能なこと
を確認した。
尚、上記の説明において、第1線材と第2線材とを直交
させて形成した例を示したが、第1線材と第2線材との
交差のさせ方は特に限定はない。
また、上記の説明において、第1線材と第2線材とを直
線状に形成した例を示したが、これら線材は曲線状や折
れ線状等の種々の形状とすることもてきる。
〈効果〉 以上説明したように、本発明は、熱電対を構成する複数
の第1線材と1本の第2線材とを櫛形に配設した絶縁基
板を、第1線材と第2線材との交点が基板間で互いにず
れるように複数枚重ね合わせ、網目状に複数の測定点を
配した板状の熱電対としたため、サーモグラフィ等の大
がかりな装置を使用せずとも、1枚の板状の熱電対を被
測定物に接触させることで簡便に面内の温度分布の測定
を行うことができる。そして、従来からある熱電対を単
に面内に多数配設する場合に較べ、第2線材が複数の第
1線材に対して共用される分、電極端子の数が減少し、
構造が簡単となってH置の朝立が容易となり、測定作業
も極めて簡単となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る熱電対の正面図、第2
図はその平面図、第3図はその絶縁基板を示す斜視図、
第4図はその絶縁基板を示す斜視図、第5図はその端子
部分を示す斜視図、第6図はその作用の説明図、第7図
は本発明の他の一実施例に係る熱電対の端子部分を示す
斜視図、第8図は従来の熱電対を用いた装置の斜視図で
ある。 図中、1は第1線材、2は第2線材、3.3′は絶縁基
板、4は交点く測定点)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱電対を構成する第1の物質から成る複数の第1
    線材と第2の物質から成る1本の第2線材とを櫛形に配
    設した絶縁基板を、第1線材と第2線材との交点が基板
    間で互いにずれるように複数枚重ね合わせ、測定点とな
    る第1線材と第2線材との交点を網目状に復数配したこ
    とを特徴とする熱電対。
  2. (2)第1線材と第2線材とをp型FeSi2、n型F
    eSi2の薄膜から形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の熱電対。
  3. (3)第1線材と第2線材とを、Bi、Te、Sb、P
    bの単体あるいは化合物の内から選択して形成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱電対。
  4. (4)絶縁基板を可撓性を有するものとしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載
    の熱電対。
JP2068777A 1990-03-19 1990-03-19 熱電対 Pending JPH03268469A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014553A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Denso Corp 温度センサおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003014553A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Denso Corp 温度センサおよびその製造方法
JP4599767B2 (ja) * 2001-06-27 2010-12-15 株式会社デンソー 温度センサの製造方法

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